ダンジョンで犯されるのは間違っているだろうか ~アイズ・ヴァレンシュタイン編~ 作:天舞蜜
「
「ぅぐっ、ああぁ……が……ッ!?」
加えて魔力消費も普段と比べて圧倒的に激しい。
それでも発動させなければ……否、発動させずにはいられなかった。
————『風の鎧』。
それがアイズに残された、最後の砦だったからだ。
「おおーっと! 【剣姫】、ここにきてまだ魔法を試みたああッ!」
けれど司会者は、まるでこれを待っていたかのように仮面の下で笑みを浮かべて、しかし口調はあくまで想定外の事態に直面しているかのように取り繕っていた。
管状の触手の先端から、蛇口から水が流れ出るように体液がアイズの股めがけて落下するが、一滴残らず寸での所で辺りに弾き飛ばされてしまう。
アイズに残された
(……いけ、る。この程度の量の体液、なら……!)
アイズが両腕両脚に力を込めて脱出を試みようとする。
まさにその時、
「さあ、【剣姫】が触手を引きちぎろうとしています! ああ、このままではいたいけな
司会者が
「しかーしっ! 皆様の投資、即ち『魔石』があれば結末は変わってくるでしょう」
舞台上の
「さあ、あの
どこまでも守銭奴の司会者は、会場への参加費だけでなく、ショーを盛り上げる射倖にみせかけた追加料金を求める。
当然、熱に浮かされた観客たちの脳裏からは資金源を惜しむ理性が外れている。
魔石を懐に多く持っている者たちほど、惜しむことなく我先にと場内へ放り込んだ。
魔力に反応する
それが10回ほど繰り返されたとき、管状の触手の先端から出る体液の量に変化があった。
突如として、勢いが倍増したのだ。
「くっ⁉」
パタパタッ、と数滴の体液が風の鎧を貫通してアイズの膣壁に付着する。
「ッッッ⁉」
媚薬の原液が繊細な膣肌に吸収される。たったそれだけ、ごく少量で、アイズの上体がビクンッ、と仰け反った。
(まず、い……。これは、本当に、まずい……!)
アイズは慌ててエアリエルの出力を
実際より僅かでも多くの体液が付着していれば、
だがそんなアイズの反応を見て観客たちは沸いた。
「オイ、いける。いけるぞ!」「あの【剣姫】が破られるんじゃないか?」「さすがの第一級冒険者でもこの闘技場では形無しか!?」
好き勝手に叫び、悦び、期待を胸に一人、また一人と魔石を投じる者が増えていく。
それに比例して
対するアイズは絶望的だ。
「やっ、やめ、て……ッ、やめて、やめて!」
初めは蛇口から出る水流程度だった体液も、気がつけば滝が流れ落ちるかのようにアイズの膣穴めがけて噴射されていた。
必死で
大勢の観客が持つ魔石という名の強化素材に底はなく、それが一人の少女を堕とさんと一斉に舞台上へ投げ込まれ続ける。
(負け、ない! 私は、こんな、ところで……)
時折
「くっ、あっ……あうっ……!」
かき乱される集中力。
すり減らされる
終わりの見えない絶望感。
「あ、あ、ああ、うあああ!」
それらを一心に背負わされた
そして、
「————あ」
心よりも先に、
風の鎧が砕け散り、媚薬の鉾が牙をむく。
ドボボボボボブババババババババババババッッ‼
「いぎああああああぁぁぁぁあああああああああああッッッ‼‼⁉」
絶叫か悲鳴か、あるいは嬌声か。
放出された体液は、幾本もの細い触手によってぱっくりと開かれた膣口へと、凄まじい勢いで流し込まれていく。
体液の奔流が膣壁の穴へうねるように侵入して、子宮口にぶつかった。
媚薬はあっという間に膣内を満たし、行き場を失った液体が膣口から噴水のように溢れ出ていく。
「がッ、ああっ! あうっ、ひぎッッ⁉」
あまりの量に、催淫効果は即座に出た。
水流に刺激された膣壁がキュンキュン蜜穴を絞めつけようと、膣口を拡げようと抑えつける触手を跳ね除けんばかりの淫靡な反応を示す。
触手に完全拘束されているはずのアイズ。彼女の身体が、軋むような勢いで仰け反った。
手足の指先はピンと伸ばされ、雷撃でも受けたかのように痙攣している。
同時に、かつて凌辱されたときのような熱い炎の感覚が、下腹部から一気に押し寄せてきた。
プシュッ! プシュプシュッ! ブシュウウウゥゥゥゥウ‼
「ふあぁあん、あっ、ひぃっ……ふぅぁあああああああああ〰〰〰〰ッ‼⁉」
突如として押し寄せた壮絶なまでの快感の渦に、アイズは嘆くように喘ぎながらも、マンぐり返しされた股間から、透明の汁を勢いよく噴射させる。
「いひぃゃああああっ⁉ いや、いやぁっ、と、止まってぇッ! こ、こんなぁ、こんなのぉおおおっ……‼」
久しく潮を吹いてしまったことに、しかし過去の凌辱とは違い、群衆の前での痴態にアイズは堪らず泣き声を上げていた。
しかし、その恥ずかしい姿を忌むべき
「はっ、はふぁあっ、ぁふっ、あっ……あああぁ……」
絶頂から覚めかけているアイズは、腰を震わせながら胸を上下させて荒い息を吐く。視界がぼやけ、会場の熱気が遠ざかるような酩酊状態に陥りかけるも、全身が性感帯にでもなってしまったのかと錯覚してしまうほどに、身体が火照って肌がピリピリと熱を帯びる。
だが本当の地獄はここからだ。
凌辱された過去があるからこそ、アイズには分かる。
たかが超高濃度の媚薬を投与されて、無様にも絶頂を迎えた程度で『彼ら』が満足するはずがない。必ずその先がある。
(今度、は……触手、本体が……)
意思に反して高揚する身体を理性でねじ伏せながら、アイズは眼前の管状の触手を見やる。
まず間違いなく、これを
最悪、他の触手も一斉に襲い掛かってくるかもしれない。
「……やるなら、やれば、いい」
覚悟を決めたアイズは、鋭い眼光を司会者に向けて睨みつける。
それに気づいた司会者もまた、挑戦的な笑みを浮かべて叫ぶ。
「おやぁ⁉ どうやら【剣姫】は、触手に犯される覚悟がおありのようです!」
司会者がパチンッと指を鳴らす。それに伴って触手が動き出し、アイズめがけて…………襲ってこなかった。
「……え?」
それどころかアイズを拘束する触手だけを残し、他の幾本もの触手がどこへともなく姿を消していく。
予想外の動きにアイズは思わず目を丸くする。
コツ、コツ、と司会者は靴を鳴らしてアイズのいるステージ中央へと歩み寄ってきた。
そしてマイクを通さず仮面越しに、周囲の観客にギリギリ聞こえない声量でアイズ本人に語りかける。
「(どうやら【剣姫】さんは、このショーの本質を理解されていないようですねぇ。予想のできた
ゴガァアアアアアンッッッ‼‼ と。
轟音が観客席を含めて闘技場全体を震撼させた。
足元が揺れる中、いつの間にか司会者は元の壇上に戻って進行役を務めていた。
「さあさあ、本日最後のメインイベント。皆様の期待に応えるのはどちら様なのか⁉」
天井が、大口を開ける。
それは空より胎児が産み落とされるかのように。
それは天が罰を落とすように。
それは、重力に逆らうことなく闘技場の半分を埋め尽くさんばかりの巨躯をもってして降臨した。
「あれ、は……⁉」
以前、アイズが遠征において【ロキ・ファミリア】最大戦力をもってしても苦戦を強いられた『
ダンジョンに出現した
だが、いくら似ていても
「ご紹介しましょう! 我が一団、
会場が揺れた。
これから行われるファイナルステージへの期待が収束した、観客たちの喝采だ。
足元に無数の触手を生やした芋虫を彷彿とさせる下半身と、上級冒険者の筋骨隆々を彷彿させる人の上体を模した上半身。そのちょうど境目に、男性生殖器らしき肉棒が生えていた。
(大き、すぎる……っ⁉)
アイズは以前、ミノタウロスの強化種に犯されたことがある。
人間よりも大きな体格を誇るミノタウロスのペニスは、
甘く見積もってもアイズの細腕の太さの倍はある。
それが今まさに、アイズの秘所めがけて這い寄ってきていた。
「ッッッ‼⁉」
かつてに蹂躙された忌まわしい過去が、アイズの脳裏に蘇る。
『————————ッ‼』
本能に支配された
巨大なペニスがアイズの愛液を嗅ぎつけたのか、ピクピクと震えては大量の先走り汁を涎のごとく溢れさせる。
その汁に濡れて小刻みに揺れる亀頭を、
「い、やっ! や、やめてっ。無理……無理、無理! こんなの、
思わずアイズは、怪物に対する嫌悪感よりもじんわりと心を侵食する恐怖がゆえに、身を捩らせて触手から逃れようとする。
心配しているのはアイズだけではない。
観客の中にも、少女の体が破壊されて見たくもない惨劇を見せられるのではないか、と心配する者が現れ始めている。
『ご安心ください! かの【剣姫】は現在レベル6。耐久値は申し分なく! この程度のショーで身体が四散するなんてグロテスクな展開はございません!』
「な、何を、言って……! こんな、無理だって、私っ……ッ⁉」
『————————ッッ‼』
「んぐぅうううっ⁉ ま、待って……誰、かッ! この
もうこれ以上は我慢の限界である、と。
アイズの股にある、よく引き締まった小さな膣穴に、巨大な亀頭がねじ込まれ始めて、
「は、
そして————。