ダンジョンで犯されるのは間違っているだろうか ~アイズ・ヴァレンシュタイン編~ 作:天舞蜜
【剣姫】逡巡劇
かくしてアイズ・ヴァレンシュタインは、辛うじて一命を取り留めた。
だが、生き延びたとはいえダンジョン内。それも階層は中層の入り口『
加えて装備のほとんどを、さきのミノタウロスに襲われた際に剥ぎ取られてしまった。
「んんっ、くっ、はぁっ、はぁっ……」
強引にイチモツをねじ込まれたことで、アイズの下半身はズタボロだった。目を覚ましてからすぐに周囲への警戒に目を光らせようと立ち上がって、けれどすぐには起き上がれなかった。
それでも身体を奮い立たせ、生まれたての小鹿のように足を震わせながら立ち上がる。
股の間からは、未だに白濁液がゴポッと音を立てながら、太ももを伝って地面に垂れ続けている。その不快感に身震いしながら、アイズは辺りを見回そうとした。
そこで再び、地面に手をついて転びかける。
どうやら
周囲に散らばった自身の装備は、そのほとんどが使い物にならなくなっていた。
アイズは防具を装備することを諦め、手持ちの
しかしこれも装備を奪われた際に、周囲に投げ出されて容器が破損。中身はとっくの昔にダンジョンの壁や床に吸い込まれていた。
唯一残されたのは、共に数々の死闘を潜り抜けてきた
肝心の剣そのものはいったいどこへ行ってしまったのか。周囲に目を配ると、少し離れた場所に下層へ繋がる人一人がようやく通れそうな縦穴があることに気がついた。
どうやら戦闘でミノタウロスに吹き飛ばされたとき、手放してしまった剣はそのまま空を舞い、縦穴から下層へ落ちてしまったようだ。
「……なんて、こと」
アイズは愕然とする。
現状は最悪に近かった。
ミノタウロスの蹂躙劇によってズタズタにされた下半身。
股が痛いのは言うまでもないが、犯されている間、常に強く持ち上げられていた右脚がズキズキと痛む。骨折とまではいかずとも、下手をすれば骨に
(18階層到達は……無理……かな……)
18階層。通称『
モンスターが
また、『
もし仮にアイズがそこまでたどり着くことができれば、休息がとれるのは間違いないだろう。
食べ物にありつけなくとも、アイズは念のために少なからずお金を持ってきている。
18階層内部には、リヴィラの街という冒険者たちの手で独自に構築された『
そこにはアイテムや武器等が売られており、法外な値段とはいえ今のアイズなら、ミノタウロスと遭遇する前に集めていた魔石を足せば、
だからもし仮に、3つ下の階層まで降りることができれば、アイズの実力ならあとは安全に地上へ帰還できるだろう。
問題は、その手前に待ち受ける17階層だ。
ダンジョンに潜り始めて最初に出会う『
階層主の名は『ゴライアス』。
ギルドの推定ではLv.4に相当する。
全長は7Mにも及び、体表は灰褐色の体毛に覆われている。出現場所は18階層へ直通する洞穴の手前、『嘆きの大壁』と呼ばれる一面真っ白で真っ平な、氷の崖のようなところ。
Lv.6に到達した万全のアイズなら全力を出せば瞬殺できる相手だが、今は状況が悪すぎる。
愛剣であるデスぺレートを失い、下半身にはまともに力が入らず、片足には鈍痛が今もなお響いている。加えて万が一の時身体を守ってくれる防具は一つも残っていない。
こんな状態でゴライアスに立ち向かえば、甘く見積もっても相打ち。最悪の場合、一撃も与えることのできぬまま虐殺されるというオチが待っている。
となれば18階層への侵攻は諦めて、地上を目指すのが最も安全な選択肢だろう。
(いける、かな……)
ボタリ、と。膣内に残っていた白濁液が、再び地面に滴る。
アイズは震える下半身に目を背ける。
弱気になってはいけない。もうあんな無様な痴態を晒すようなことがあってはいけない。
そう自分に言い聞かせて、アイズは剣の鞘を片手にゆっくりと歩み始める。
ここは冒険者として適正Lv.2の中層だ。
体力と気力を削られ、本来の半分の力も発揮できない不調に陥ったとはいえ、Lv.6のアイズなら。第一級冒険者なら、十分に無事地上へたどり着ける可能性が残されている。
ときおり壁に手をつきながらも着実に一歩一歩前へ進み、アイズは上層を目指す。
股の間から白濁液を垂れ流し、不快感に見舞われながらもアイズは一人、通路を後にした。
今作の続編を執筆するとしたら、どのキャラクターがいいでしょうか?(ただし、ジャンルはR18の凌辱モノ系統になるとおもいます)
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引き続きアイズ・ヴァレンシュタイン
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リヴェリア・リヨス・アールヴ
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リュー・リオン