※この作品はR-18です。

ダンジョンで犯されるのは間違っているだろうか ~アイズ・ヴァレンシュタイン編~   作:天舞蜜

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【剣姫】興奮劇

 静寂が耳を貫いてきた。

 あまりにも静謐が過ぎて、心臓の音が目を覚ます起因となる。

 牢獄の暗澹(あんたん)たる闇が、大の字で仰向けに横たわるアイズ・ヴァレンシュタインを包み込んでいた。

 

 唯一の光源は、ブロックを積み上げて作られた壁面に置かれた蝋燭(ろうそく)の炎だけだった。

 僅かな明かりを頼りに辺りを見渡すと、5M四方の壁アダマンタイトで作られており、入り口はたった一つ、錠のついた『扉』。おそらくは最硬金属(オリハルコン)製。そして見上げれば先が目視できないほど高い天井。

 

 まるでダンジョンの深淵たる『深層』のようだと、アイズは感想を抱いた。

 だが超硬金属(アダマンタイト)製の壁で覆われている、とい点がダンジョンとは異質な空間だと認識させる。

 

「ここは……牢屋?」

 

 動こうとすると、手首と足首に強い違和感を感じた。

 見れば最上質の超硬金属(アダマンタイト)製の手枷と足枷が両手両足につながれている。足枷からは同じく超硬金属(アダマンタイト)製の鎖が伸びており、向かう先はアイズの寝かされているベッドの手すりだった。

 つまり、アイズは身動きできない状態で囚われの身となっているのだ。

 そのことに気づいたアイズは即座にこれを危機的状況であると判断し、

 

「『目覚めよ(テンペスト)』」

 

 詠唱式を口にした。

 アイズの身体を中心に噴き出た強力な風魔法が拘束具へと移り、拘束具を損耗させようとする。

 ところがアイズの思惑が外れた。

 

 ブアアァッ、と。

 

 編み上げたはずの付加魔法(エンチャント)が拡散してしまったのだ。

「えっ!?」

 アイズにはこの現象に覚えがあった。

 それは『白』を纏い、『二頭』の首を持っていた。

『幻竜』という言葉を彷彿させる巨大な体躯で、しかし中身は狂暴凶悪の化身そのものだった。

 

 27階層、『迷宮の孤王(モンスターレックス)』。

 

「『双頭竜(アンフィス・バエナ)』の『紅霧(ミスト)』。それを高濃度に凝縮させ、改良した香を焚いている。つまりこの部屋では魔法の威力が半減する」

 いつの間にか、部屋の入り口には眼鏡(ゴーグル)の男と獣人、2人の男が立っていた。

 

 片方の眼鏡(ゴーグル)の男はアイズを誘拐するときにいた、小隊の頭目らしき人物と同一だ。

 魔法に集中していて扉の開く気配に気づけなかったため、突如響いた彼の声に驚いたが、それよりも……。

(そんな怪物(モンスター)まで、利用しているの!?)

 アイズはこの組織の内情のほうにより一層驚愕する。

 

 純粋な戦闘能力はLv.5に達し、第一級冒険者でも単独での撃破は滅多にすることのない、現在確認されている唯一の移動型階層主だ。

 それを調教(テイム)したのか、それとも何らかの方法で操っているのか。どちらにせよ目の前の男たちが所属する【ファミリア】では、とんでもないことが秘密裏に行われていることだけは確かだった。

 

 男たちはアイズの拘束されている部屋の中に入ると、分厚い扉を閉めた。

 彼らは手に何も武器を持っていなかったが、代わりに獣人は分厚い大判書籍が何冊か収まりそうな木箱を一つ持っていた。歩くたびに中身がガチャガチャと音を立てるが、それが何なのかアイズには皆目見当もつかない。

 

「な、なあ、ディックス、いいか?」

 

「ああ?」

 

 獣人の男はアイズの目の前までくると振り返って、ディックスと呼んだ眼鏡(ゴーグル)の男に目を合わせる。

 ディックスはアイズの逃亡を警戒しているのか、相変わらず入り口付近で佇んだままだ。

 

 獣人の男は、どこかディックスに怯えた様子でありながらも、卑屈な笑みを浮かべて要望を伝えた。

 

「きょ、今日は例(・)の(・)魔(・)法(・)道(・)具(・)の様子見だけだって言ったけどさ、やっぱ『味見』くらいはしてみてもいいか?」

 

「……」

 

「他の連中が嫉妬するっつーのは分かるけどよ、時間がたてば弱っていくし……ほ、ほら、もったいねえだろ?」

 

 アイズには、獣人の男が何を言っているのか分からなかった。だが自分の意思とは反して背中からドッと冷や汗が噴き出す。

 

 何か……。

 何か、よくないことが起ころうとしている。起こされようとしている。

 

「……好きにしろ。ただし後始末は自分でやれ」

 

 獣人の男と、そして硬直するアイズを一瞥したディックスは、ため息交じりに『許可』を出した。

 

 ディックスの嘆息が引き金(トリガー)となって、獣人の顔が醜悪に歪む。

 

「へ、へへっ、暴れるんじゃねえぞ?」

 

「――――ッ!?」

 

 アイズへと向き直った獣人は荒い呼吸に下卑た笑みを浮かべる。

 白い肌を舐め回すかのようなねっとりとした視線が、少女の肢体の方々に向けられる。

 瞬間、アイズの脳裏にあ(・)の(・)ミ(・)ノ(・)タ(・)ウ(・)ロ(・)ス(・)の顔が蘇った。

 

(同じ、だ……)

 

 同じだった。

 

 アイズを襲った規格外の怪物(モンスター)、ミノタウロス。それに向けられた眼差しと同じ尾籠(びろう)な目を、この獣人はしている。

 その事実がすべてを物語っていた。

 

『強姦趣味』の男だ。

 

 人間の女、とりわけ自分に嫌悪感を抱いている女に欲情する異常性癖者。

 冒険者の間では『怪物趣味』と並んで最大級の蔑称とされ、忌避されているある種の人格破綻者。

 

 彼は汚(けが)すつもりだ。

 

 獣を野に放ち、襲わせ、傷つかせるに飽き足らず、今度は誘拐して自分たちの手で、アイズの尊厳を踏みにじろうという。

 

 いや、だからこそディックスは告白したのだ。

 あのミノタウロスを嗾(けしか)けたのは自分たちであると。そうやって、アイズに忌み嫌われることで嫌悪感を増長させ、『強姦趣味』の部下に最大限の報酬を与えようとしていたのだ。

 

「や、やめてっ……また、こんなの……!」

 

 取り乱したように語気を荒げるアイズは腕を振り回そうとするが、ハッキリ言って無意味だ。

 傷ついた体に加え、枯渇しかかっている精神力(マインド)。ミノタウロスの精液を浴びて麻痺状態に陥っている、という幾多もの状態異常(デバフ)がアイズの身体を蝕んでいる上で、四肢には上質なアダマンタイト製の枷が食い込んでいるのだ。

 

 何もできないアイズはせめてもの抵抗とばかりに、下卑た笑みを浮かべる獣人を睨むが、それが逆に男の嗜虐心をそそった。

 

「ううっ……!?」

 ベロリ、と。獣人の粘ついた長い舌がアイズの頬を舐める。

 吐き気を催す獣人の所業にアイズは思わず身震いするが、その嫌悪感から逃れることは許されない。

 

 獣人がアイズの上に馬乗りになると、彼女の豊満な胸に手を伸ばし、服の上から人差し指で布地をなぞる。

 

「……んっ」

 

 服の上からでもうっすらと分かる、ぷっくりと膨れた局部。男の指が乳房のある部分にまで届くと、そこを執拗に攻めたてる。

 男は布の内側に秘されている乳頭を、指でグイグイと圧し潰すように刺激してきた。

 

「んっ……んくっ……!」

 

 柔らかな膨らみは男の強い指圧に耐えられず、胸そのものが乳首周りを中心に変形する。

 常人なら痛みを伴うほどの強い刺激だが、ことアイズが相手となれば話は違ってくる。

 冒険慣れしていて普段から傷を負っては戦うという痛い思いをしているLv.6の第一級冒険者の耐久力を鑑みれば、それ相応の触り方が求めらえる。

 

「んんっ、フゥッ!? んくっ!?」

 

 やがてアイズの身体に明らかな反応に変化があった。

 それまで平坦だった白い布地にぷっくりとした確かな膨らみが姿を現し、胸が熱く昂ぶる。

 触れるだけで倒れるような乳首がしっかりと自立し、摘まめば新鮮な豆のような弾力がある。

 

(なん、でっ……私の胸が……!?)

 

「へへへっ、どれだけ【剣姫】と恐れられても、所詮は女だったか」

 

 男はアイズの身体の変化にいち早く気がつき、人差し指で乳首をこねくり回すように弄びながら、執拗に胸を揉みしだいてくる。

 

「んんっ、やめっ! いじらない、で……」

 

 男の触れる指の先から、乳首の先から、甘美な疼きが流れ込んできた。

 

(いやな感触のはず、なのに……)

 

 アイズの情緒に反して、身体はいうことを聞いてくれない。

 熱く火照りだし、淫靡な呼気が荒くなることで胸の上下動が大きくなっていく。

 

「あくぅっ!? んんっ……は、放してっ……!」

 

「へへへ、あんたみたいな一級冒険者が網にかかって本当に良かったぜ。なんせ多少乱暴にしても壊れないんだからな」

 

 碌(ろく)な手入れもされていない爪と骨ばった男の指先が両の乳首に絡みつき、興奮して汗ばんだ手のひらが、グニグニと乳房の形が変わるほど強く揉みしだいてくる。

 

「いやっ! そんな、強くっ……指を、食い込ませ……ないでっ!」

 

 根っからのサディストなのか、男の手は柔らかな美乳を己が握力に任せてめいいっぱい歪ませる。指先が白い肌に食い込み、今にも血がにじみ出しそうだ。

 

 だがアイズに痛みはない。神から受けた『恩恵』が、アイズの身体を頑強な肉体へ変貌させ、多少の衝撃では痛覚に至らないのだ。

 そのおかげでアイズの不快感は薄れ、代わりに体の奥底から味わったことのない未知の感覚が頭をのぞかせようとしている。

 

「くぅっ、ふぅっ……んんっ……」

 

 アイズは生理的にその感覚を嫌悪し、遮断しようと、固く奥歯を噛んで興奮を抑えるべく必死になる。

 

「ははーん? どうやら何(・)か(・)我(・)慢(・)し(・)て(・)い(・)る(・)よ(・)う(・)だ(・)な(・)、【剣姫】。けどなぁ、無駄なんだよ。俺が、俺たちが、いったいどれだけの雌の身体を弄り回してきたと思っているんだ?」

 

 アイズが口を噤んで苦痛に耐える構えをみせると、男は布地から浮き出た乳首をグリグリとこねくり回し、指先で摘まみ上げた部分を、もう一方の手の指で弾いた。

 

「っああああっ……!?」

 

 掴まれた乳頭がジンジンと熱くなり、乳房の先端から波紋のように全身へ、得体のしれない淫猥な感覚が広がっていく。

 

「さてと、いつまでも布越しってのも味気ないよなぁ」

 

 言うやいなや、獣人の男はアイズのワンピースの胸元の縁に手をかけた。

 

「――ッ!?」

 

 その途端、アイズの身体中を鳥肌が走った。

 唯一身に纏っていた紺色に縁どられた白いワンピース。その胸元の布を男はアイズの胸の中央へ寄せて、両の乳房を露出させる。

 

 ぶるんっ、と豊満でたわわに実った少女の胸の膨らみが揺れた。

 

 ただ一度として異性の目につかせたことのない綺麗な薄紅色の乳輪と乳首が、獣人の男の眼球に反射する。下着を着ていないにもかかわらず清潔感が保たれていて、16歳の少女に相応しく、女神像のように美しい形をした乳首がそこにはあった。

 

「いやっ、いやっ、見ないで! 見ない、で……!」

 

「おや? そういえばあのミノタウロスは、雌の胸には興味を示さないんだっけか。ならお前の乳首を生で初めて見たのは俺ってことになるなぁ」

 

「ち、違う。前に……水浴で、男の子に見られたことが、あるもの……」

 

「ふぅん? まあ、そんなことはどうでもいいんだが……」

 男はアイズの話にあまり関心を持たず、再び魔の手を伸ばす。

 

「あうっ、ああっ……!?」

 

 汚れ一つない磨き上げられた美しい鏡に、泥を塗りたくるように。

 男の指先がアイズの乳首を、今度は布越しではなく直接ひねり上げ、グリグリと刺激する。

 

【挿絵表示】

 

「ひぃいっ‼ いあっ、あああっ!?」

 

 布の上からとは打って変わって、伝わる感覚の密度が違う。それまで靄がかかっていた感覚が、ダイレクトに頭の中へ響いてくる。

 ピンクの淫靡な豆を摘まれて親指の腹でつぶされたうえで、引きちぎるかのような勢いで引っ張られ、刹那アイズは声を失った。

 

「〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰ッ‼!?」

 

 四肢を拘束された身体がのけぞり、男一人がのしかかっているにも関わらず、一瞬だけ彼女の背中がベッドから宙に浮いた。

 

「あっ、がっ……ああっ、あひぃっ!?」

 

 言葉にならない悲鳴を上げたアイズの腰がガクガクと震え、やがて力が抜けたかと思うと――

 

 プシュッ、ブシュウウウウウ‼‼

 

 温かな透明の液体が股の割れ目上部から漏れ出し、スカートにシミを作って太ももつたいにベッドのシーツへ流れ落ちていくのが分かった。

 

「いい声で鳴くじゃねえか、【剣姫】。正直、乳首を捻ったくらいで『潮』まで吹かせてくれるとは思わなかったぜ」

 

「し……お……?」

 

 軽い絶頂の余韻で、焦点の定まらないアイズは、うまく呂律の回らない口を動かして問う。

 

「なんだ、潮も知らねえのか。どんな箱庭で育ってきたんだお前は」

 

 男は片方の手を胸から放して、アイズの股間の方へ伸ばす。

 

 ワンピースのミニスカートを捲ると、いつも穿いているはずの青いスパッツは当然ない。代わりに曝(さら)されたのは陰毛一つ生えていない、滑々している恥丘。

 

 途端に男の目が獲物を目の前にした獣のごとく獰猛に見開かれるが、それも一瞬のこと。

 股の間に手を添えると、ずぶぬれになった花弁に沿うようにグチュグチュと指をなぞり下ろしていった。

 

「んっ!? くうぅぅうううんんっ!?」

 

「このは(・)し(・)た(・)ね(・)え(・)汁(・)。お前の股どころか太ももまで濡らしたこの体液が、『潮』ってやつだよ。ションベンと違うのは、快楽を得ると出ちまうって点だな」

 

「だ、誰……が……、気持ち、よくなんか……」

 

「そうか? ならこれはどうだ」

 

 男はアイズにハッキリと聞こえるように、膣穴の入り口をニチャニチャと撫でては卑猥な音を鳴らす。

 

「お前はな、乳首を弄られたていどで、愛液と潮を漏らすような淫乱女なんだよ。ほーら見ろ、俺の指がお前のまんこを擦るたびにネチャネチャとうるさく響いてくるじゃねえか」

 

「あ、ああぁっ、あああああっ!? や、やめ、やめてぇっ! それ以上……んくっ……刺激しないでっ‼ ああぁ、こすっちゃ……いやぁ、ああっ、あああああっ……!?」

 

 獣人の男の愛撫でに悶えるアイズは、いくら堪えようともブシュウッ、ブシュブシュッと潮を際限なく垂れ流し、彼の手を愛液まみれにした。

 

「ミノタウロスに襲われたときは絶望しただろう。そりゃあアイツにできるのはせいぜい純潔を奪って中出しするくらいだ。……けど俺はちがう」

 

 男は獰猛な笑みを浮かべて前歯を覗かせる。

 アイズから手を離すと、ベッドの上でカチャカチャと音を立ててベルトの金具を外す。

 

 ボロン、と。

 

 太い青筋が何本も浮かび上がった赤黒い肉棒が、アイズの眼前に姿を現した。

 獣人のソレは亀頭が拳のように球状に膨れ上がっており、そこから陰茎が伸びている。

 

「ひ、い……」

 

 思い起こされるのはミノタウロスの蹂躙劇。

 あのとき自分を貫いた絶望の象徴。

 怪物(モンスター)のモノと比べてしまえば大きさは遥かに小さいが、それでもトラウマを植えつけられたアイズにとって、見るだけで青ざめるには十(・)分(・)な(・)モ(・)ノ(・)だった。

 

「そう怯えられちゃあ堪んねえな。けど安心しな。優しくじっくり犯してやるからよぉ」

 

 獣人の男はアイズの股の方まで移動すると、腰に手をかけて亀頭を秘裂に圧しつけた。

 

 それだけで痺れるような、熱すぎる快楽の波動が、背骨の中を駆け上がってくる。

 

 そそり立つ肉棒を目の当たりにして、充血した乙女の秘裂がまだかまだかと、ご馳走を前によだれを垂らすように愛液を滴らせる。

 そうして男は身動きの取れないアイズの腰を手繰り寄せながら、彼女の耳元で囁くように口を歪めて宣告した。

 

「恐怖と絶望による蹂躙劇(モンスターショー)ではなく、快楽と支配による狂乱劇(レイプ)を教えてやるよ。【剣姫】……いや、ア(・)イ(・)ズ(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)?」

 

 

今作の続編を執筆するとしたら、どのキャラクターがいいでしょうか?(ただし、ジャンルはR18の凌辱モノ系統になるとおもいます)

  • 引き続きアイズ・ヴァレンシュタイン
  • リヴェリア・リヨス・アールヴ
  • リュー・リオン
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