※この作品はR-18です。

東方淫魔伝   作:スイセン

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[第16話]その悪夢は現実のように(GR)

 見覚えのある部屋にいた。

 カーテンが閉められて薄暗い室内に、シングルベッドと、破られて中身が溢れ出したクッション、割れたテレビ、生臭い匂いのするキッチン。部屋の中は空き巣にでも入られた後のように散らかっていた。

 

 ここは……。

 

 ふらふらとシングルベッドに近付いて、その布団を剥ぐと真っ赤な染まったシーツと、その上に乗っている人間だった何かが現れた。

 もうその原形などほとんど残っておらず、肉塊となったそれが人間のものだとわかるのはそれが俺の恋人だった誰かということを俺が知っているからだ。

 気づけば、俺の身体は全身が真っ赤に血で染まっていた。

 

「うぷっ……おぇっ」

 

 堪えきれない気持ち悪さだった。

 胃の中どころか胃全てを出しそうな吐き気に襲われてうずくまるが、胃の中には何も入ってなかったのか、胃液だけが床に撒き散らかされる。

 それでも吐き気は収まらない。全身から悪いものを出そうとするように喉元に胃液が逆流してくる、

 

「うっ……げほ、げほっ」

「……何を観たのか知りませんが酷い有り様ですね」

 

 隣の声に相手を見ると小悪魔が馬鹿にするように俺を見下ろしていた。

 そうだ。ここは大図書館。俺の格好も先程までと変わらない執事服のようなもの。真っ赤に染まってなどもちろんいない。

 

「少しトラウマを刺激する幻覚を見せただけでそんな反応なんて。よっぽど幻覚耐性が低いんですね……」

 

 ……ああ、なんだ。さっきのは幻覚か。

 手についた生暖かい血の温度も、顔を覆いたくなるような酷い腐臭も、全て幻覚だったのだ。

 

「……そんなわけないだろ」

「どうしました?」

 

 首を傾げる小悪魔に俺は素早く立ち上がると首に手をかける。

 

「なっ!?」

 

 驚いたように離れようとするが俺の手が繋がっているため離れることも出来ず、そのまま壁際へと押し付けられてくれた。

 小悪魔を壁に押し付けた衝撃で本棚から何冊か本が落ちて床に散らばる。

 

「うっ……、くぅ……」

 

 片手で首を締め上げて小悪魔の身体を浮かすと、小悪魔は苦しそうに顔を歪めて脚をばたつかせた。必死に逃れようと右手で俺の左手を首から引き離そうとしているが、その力もそこまで強くない。

 さて、こいつはどうするべきだ? 

 一瞬の思考の後、俺は小悪魔の左手とパチュリーの魔法によって繋がれていた右手を離す。

 

「……っ!? な、なんで……」

 

 驚いたように呟いた小悪魔の鳩尾を思い切り殴りつけた。

 

「がぁっ……!」

「……妖怪でも急所は同じなんだな」

 

 念のためもう一発殴ってやると、小さく呻いた後に暴れていた脚も止まり、身体から力が抜ける。

 それを確認して首を絞めていた左手を離してやると、どさりと崩れるように床に落ちた。

 そんな小悪魔の髪を掴み、俯いた顔を無理矢理上げさせる。

 

「ひっ……」

 

 その瞳は恐怖で染まっていた。

 それはそうだろう。先程まで馬鹿にしていた虫けらのような存在が急に反撃してきたんだ。俺でも驚くし、恐怖するだろう。

 このままめちゃくちゃに壊してしまってもいいかもしれない。

 そんな考えが頭によぎるが、それだとパチュリーにバレるかもしれない。小悪魔はパチュリーの使い魔だ。

 もしかしたら今既にパチュリーに連絡がいってるかもしれない。そう考えると無理矢理パチュリーの魔法を無効化したのは失敗だった。

 ……反省なんてしていたって意味ないな。やれることだけやろう。

 それに頭がひどく痛い。割れそうな痛みだ。余計なことは考えるだけ無駄だ。

 俺が顔を近づけると小悪魔は顔を強張らせた。

 

「いや、やめてくだ、んむっ!? んー……! ん、んん」

 

 叫び出しそうな小悪魔の口に唇を合わせて舌を入れることで無理矢理塞ぎ、空いた右手で小悪魔の胸を揉み始める。

 

「んぁっ、んんっ! んー、んー」

 

 驚いたように目を見開いた小悪魔が暴れ出しそうだったので、先程殴ってやった鳩尾にそっと触れてやった。

 

「……っ!」

 

 それだけで小悪魔はビクッと身体を震わせて俺のすることに無抵抗になったので、欲望に身を任せるように彼女の身体を弄った。

 服を脱がせて肌を露出させると、形のいい胸が露わになった。

 その胸の先端の突起を口で転がしてみたり、スカートの中のショーツの上から彼女の秘部をなぞる。

 

「んっ……、ぁ……、んぁ……」

 

 無理矢理されてるというのに彼女は小さく声を漏らし始めたので、今度はショーツの内側へと手を入れてやる。

 

「あっ……、やめて……」

 

 泣き出しそうな声でそんなことを言われたが、うるさいと言わんばかりに口付けをして黙らせて彼女の秘部へと指を侵入させた。

 

「ん──!」

 

 小悪魔がビクンと肩を振るわせたと思うと、膣内が指を締めつけるのがわかった。

 ……なんだ、これだけでイッたのか。

 そういえば1回目の時はどこまで犯したんだったかな。

 あまり記憶にはないが、彼女の秘裂の内側や口内は犯さなかった筈だ。

 悪魔に処女なんて概念があるのかなんて知らないが、彼女に経験があるのかなんとなく気になった。

 塞いでいた口を離して尋ねる。

 

「……こういうのは初めてか?」

 

 俺の問いかけに小悪魔は顔を俯かせて答えない。

 イッた衝撃でそれどころじゃないのかもしれないが、それじゃあ興が乗らないな。

 彼女の顔を上げさせようと再び髪を掴んで持ち上げると、小悪魔は小さく笑みを浮かべていた。その瞳は赤く歪んでいる。

 ……またそれか。芸が無いな。

 幻覚がそんなに好きならこいつにも見せてやろう。

 赤く歪んだ瞳を見返すようにじっと見つめると、小悪魔が身体を硬直させた。

 

「……あ」

 

 少しして呆然とした小悪魔の呟きと共に生暖かい液体が彼女のショーツを濡らし始める。

 

「……漏らすなよ。本が汚れたらどうするんだ」

 

 俺のぼやきに対して答えることはなく、小悪魔は顔を青ざめさせて瞳には涙を溜めている。

 まるで化け物を見るような視線だ。

 酷い話だ。なんでお前ら妖怪に俺が化け物扱いされないといけないんだ。

 それに、触手で身体中犯される程度の幻覚で漏らすとか悪魔の中でも下級の小悪魔というだけはある。

 しかし、まだやり返す気力があるとは思わなかった。ただその気力も今の幻覚で消失してしまったようだが。

 ショーツに手を伸ばしてそれを下ろすと、小悪魔の秘部が露わになった。

 先程漏らしたせいか少しアンモニアのような臭いがする。

 さて、反抗するような奴には躾が必要だよな。

 俺はズボンを下ろして肉棒を露出させると、躊躇いなく小悪魔の秘部に向けて肉棒を挿入した。

 

「んあああああ!」

 

 小悪魔が甲高い声を上げる。

 結合部から赤い血が見えた。どうやら経験は無かったようだ。

 

「……あんまり叫ぶな。バレるだろ」

 

 既にバレてる気がしなくもないが、一応小悪魔の口を手で塞ぐ。

 そして、欲望に身を任せるようにして腰を打ちつけ始める。

 

「んんっ! んー! ん! んんー!」

 

 口を塞がれながら小悪魔は涙を流して叫んでいた。

 初めてだから痛いのかもしれないが別に知ったことではない。

 小悪魔の膣内は小悪魔の反応とは対照的に具合が良く俺の肉棒を締め付けてくる。

 その快楽を楽しみながら俺は一度目の射精を当たり前のように小悪魔の中で行う。

 

「んー! んー!」

 

 射精された勢いで一度イッたのか小悪魔が身体を跳ねさせた。

 ただ、この程度で満足できるはずもなく、再び腰を動かし始める。

 何度も腰を振り中出しをすると、小悪魔の反応はどんどんと薄くなっていった。

 

「あっ……、あ……」

 

 腰を打ちつける度に小さく呻くだけで特に何の反応を示さなくなってしまっても俺は飽きずに小悪魔の中を楽しむ。

 何度も中出しをされて結合部からは収まりきらなくなった精液が溢れ出していて、白く泡立っていた。

 気持ちいいけど、反応がないというのはつまらないな。

 仕方ないから終わりにするかと小悪魔の首に手をかけようとしたところで、その手を止めるように横から手が伸ばされて俺の腕を掴む。

 

「そこまでにしておいた方がいいわよ?」

 

 伸ばされた手とは別方向。俺の背後からそんな声が聞こえた。

 伸ばされた手の先は変な空間に繋がっておりその先は見えない。

 声の主の方向に振り返ると、やけに胡散臭そうな妖怪が変な空間から上半身を出して立っていた。

 

「……八雲紫か」

「あら、覚えてくれていたのね。嬉しいわ」

 

 特段嬉しそうでも無さそうに彼女は言い、俺の腕を掴んでいた手を離す。

 

「何のようだ? 俺のことを殺しにきたのか」

「愛しの人を殺すわけないでしょ?」

「そうか。面白い冗談だな」

「ふふっ、そうね。つまらない冗談ね」

 

 立ち上がって八雲紫と視線を交わすと彼女は見透かすように俺を見てきた。

 その視線を真っ直ぐに見返しながら尋ねる。

 

「それでなんで止めた」

「随分とお楽しみだったから妬いたのよ」

 

 あまりにも嘘っぽい物言いをするものだから、俺もわざとらしく笑って彼女に近づいた。

 

「じゃあ、お前も参加するか?」

 

 そう言って彼女の胸部に手を伸ばすと彼女は避ける素振りすらせずにその大きな胸を鷲掴みにされる。

 

「ん、相変わらず強引ね……」

「……まるで経験があるみたいな物言いだな」

「ええ、そうね。数百回ほど」

 

 ……どういうつもりだ。数百回……? 

 記憶にない間の出来事か? いや、それだとしても明らかに数が多すぎる。

 その一瞬の逡巡を見透かしたようにニヤリと笑った彼女に気づいた瞬間、俺は後ろから頭を押されていた。

 前のめりになった俺に紫は少し背を伸ばして口を合わせる。

 

「んちゅ、ちゅる。ちゅ、れろ、れろ、んっ」

 

 舌を入れて少しの間唇を重ね合わせていた彼女は、それを終わらせると優しい声で告げた。

 

「今はまだ寝ているといいわ。その日まで」

 

 こいつはなにを言って……。

 その先の考えさえも纏まらないうちに俺は昏倒するように床に倒れ込んだ。

 




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