※この作品はR-18です。

東方淫魔伝   作:スイセン

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[第25話]天狗との遊戯(R)

「遅い」

 

 地下室に着いた俺たちをフランは不機嫌そうな顔で出迎えた。

 

「別に来る約束なんてしてなかっただろ」

「してなくても従者なら来るものでしょ?」

 

 機嫌悪そうなその様子に文が少し引き攣った笑みを浮かべる。

 わかるわかる。俺もフランが不機嫌とか生きた心地がしない。今すぐ逃げ出したい。

 

「道に迷ってたんだよ。許せ」

「地下室に来るなら、床でも壊せばよかったじゃない」

「建物は大事にしろってお姉さまに習わなかったのか?」

「あいつに教わることなんてないわ」

 

 座っていたベッドからピョンと飛び降りると、フランはトテトテと近づいてきた。

 見た目通りの中身だったら可愛らしい動きだ。ただ中身は俺を瞬殺できる吸血鬼なので可愛いというよりも恐怖が上にくる。

 

「それで? なんで天狗がいるの?」

「俺のストーカー」

「ちょっと! なんでそうなるんですか!?」

「密着取材してるんだから別に間違ったことは言ってないだろ」

「密着取材……?」

 

 小さく呟いたフランは文を睨みつけた。

 

「人の従者に変なことしてないでしょうね?」

「……従者ですか?」

 

 フランの言ったことを飲み込めてないように文は不思議そうな顔で呟くと、目を見開いた。

 

「え、あなた、この吸血鬼の従者なんですか!?」

「まぁ、なんか色々とあって」

「なんですか色々って! 何を間違えたらこんな吸血鬼の従者になるんですか!」

「……こんな?」

 

 あ、やばい……。フランちゃん、今日は不機嫌だから簡単な言葉で爆発しかねない。

 実際、手に魔力を溜め始めていた。

 それに気づいたのか文が顔を青くする。

 

「……いいわ。ここに来たってことは遊んでくれるんでしょう? 今すぐ始めましょうか」

「え、いや、ちょっと、待ってくださいやあぁああ!」

 

 フランが文に対して唐突に魔弾を発射した。それを寸前のところで飛んで回避する文。

 

「危ないじゃないですか!」

「残念、外したわ」

「弾幕勝負でもするつもりですか? おあつらえ向きにお部屋を広くなさったようですし」

 

 そういえばこの部屋、前に来た時よりやけに広い気がする。前はこんなに広くなかった筈だ。体感でも2回り以上は広くなっている。

 しかし、こんな短期間で部屋を広くするなんてどんな原理だ? 

 

「そのつもりだったんだけど……、あんたがいるせいで興が削がれたわ」

 

 言って、フランはつまらなそうにベッドに戻るとこちらを見て告げた。

 

「私は見てるから、ライカが相手をしなさい」

 

 ライカ? 誰? ……え、俺? 

 

「ライカってなに?」

「あなたの名前をつけるって言ったでしょ?」

「それがライカなのか……?」

「そう。望月ライカ。それがあなたの名前よ」

 

 望月ライカ……? なんか女の子にでもつけれそうな名前だ。

 ……何を思ってフランはこの名前をつけたんだ。フランの考えることは俺には理解できない。

 いや、それよりも今はもっと重大なことがある。

 

「……俺が相手するのか?」

「聞こえなかったの? そう言ったんだけど」

「いや、そうじゃなくて。えっと、誰と?」

「あいつとよ」

 

 フランが視線を向ける先には文しかいない。

 

「……どうやって戦えと!?」

 

 逃走すら失敗する相手とまともに勝負になるわけがない。

 

「小悪魔に勝てたんでしょ? 同じ方法を使えばいいじゃない」

「……よく知ってるな」

「従者のことで知らないことはないのよ」

「……それは勘弁してくれ」

 

 がっくりと項垂れながら文に向き直る。

 

「……なんか戦わないといけないらしい」

「いけないらしいって……。私には戦う理由ないんですけど」

「戦ってくれないともしかしたら取材対象が死んじゃうぞ」

「あやや。それは困りますね……」

 

 空に飛んでいた文が床に着地した。風に乗ってふわりとスカートが一瞬浮く。

 

「外の人間と戦うのかぁ……」

「悪いな」

「別にいいですけど、カード何枚でやります?」

 

 気乗りしない様子で文は紙切れを取り出す。

 

「……あー、スペルカードルールってやつか」

「……え?」

 

 俺の言いたいことがわかったのか唖然とした文に、頭を掻いて愛想笑いを返した。

 

「ルール知らないんだ。違う方法で頼む」

「え、でも、さっき小悪魔に勝ったって」

「まぁ、なんとか特殊ルールでな」

「特殊ルールですか」

「ああ。俺が触れたら勝ちってルール」

 

 それだけ聞くと俺が圧倒的に有利なルールだ。ただ実際は飛ぶことが出来ない俺はかなり不利だったが。

 俺の言葉を聞いて考えるように顎に手を添えた文は困ったように呟く。

 

「……なるほど。ただそれだと勝負になりませんね」

「そうか? やってみなきゃわからないだろ」

「やらなくてもわかりますよ」

 

 瞬間、文が目の前から消えた。

 は? あれ? どこ行った……? 

 

「フランさん、私が勝ったら彼、ライカさんの密着取材を許可してくれますね?」

「……仕方ないわね」

 

 振り返ると文はベッドに腰掛けるフランの近くに立っていた。

 

「決まりですね。それじゃあ始めましょうか。ルールは先程言ったものでいいですよ。ライカさんが私に触れたら勝ちです。あ、魔弾とかも当たった判定にしてあげますよ」

「随分と舐められてるな。いいのか? 外ならともかくこの部屋だと俺が有利だぞ」

 

 飛ぶ高さに上限がない外ならあれだが、この地下室という部屋の中では文の飛ぶ高さには制限がかかる。とは言っても、限界スレスレまで飛ばれたら俺がジャンプしても文には届かない。

 ただ、魔弾でも良いとなると話は別だ。広いとは言っても部屋の中、魔弾を撃つにしても、鬼ごっこをするにしてもこちらが有利だろう。

 

「はい。構いませんよ」

「ライカ。みっともなく負けたら承知しないから」

「……善処する」

 

 ニコニコと笑顔を向けてくる文はゆっくりと空に浮かんだ。

 さてどうやって捕まえるか。ただ前回の小悪魔戦とは違い今回は魔力を使って魔弾を撃てる。

 とりあえず、一発。

 

「随分と遅いですね。当てる気ありますか?」

「……っ!」

 

 手に魔力を溜めて魔弾を撃った瞬間、背後から文の声が聞こえた。

 虚空に向かって飛んだ魔弾は壁に激突するが傷一つ付かない。

 振り返ると先程と同じく笑顔を向けてくる文。

 

「壁や家具は魔法で保護をかけてるみたいですね。気にせずガンガン撃ってきていいですよ?」

「……ああ。お望み通り撃ってやるよ」

 

 今度は両手に魔力を溜める。

 小悪魔みたく魔弾を展開するなんて芸当はできないが一発より二発だ。それに一撃当てれば俺の勝ちだ。

 しかも文は攻撃してくる様子はない。ならば勝負も時間の問題のはずだ。

 

 そんな甘い考えは数分後には打ち消された。

 

「ぐっ……、追えない……!」

「ほらほら、こっちですよ?」

 

 声をした方を振り向くがそこに文はもういない。

 魔弾を当てるどころじゃない。視界にすら捕らえられない。

 あまりにも速いスピード。室内を文が高速で飛び回り、俺の魔弾を躱し続けていた。

 

 更に数分後、魔弾を放とうとした俺の手が下がる。

 

「はぁ、はぁ……」

 

 限界まで全力疾走した後のような酷い疲労感。立っているのも辛く、その場に座り込んでしまう。

 

「魔力切れ、か……」

 

 そんな俺に文がやっと止まり、視界に映った。

 

「呆気ないですが、私の勝ちですかね?」

 

 余裕そうな笑みを浮かべる文に残っていた少ない魔力で魔弾を放つ。

 

「おっと、危ない危ない」

 

 それも当たり前のように軽く避けられた。

 

「やはり勝負にもなりませんでしたねぇ」

 

 全然当たる気がしなかった。

 勝ち目が一切見えない。速すぎる。

 

「……情けないわね」

 

 ゾッと底冷えするような声がした。ベッドに腰掛けたフランが感情の伺えない目で俺を見ている。

 

「ライカ。1週間よ。1週間以内にあの天狗に勝ちなさい」

「……勝てなかったら?」

「そんな使えない従者はきゅっとしてドカーンね」

 

 心臓を掴まれたと錯覚するような明確な殺気。

 これは冗談じゃない。勝てなければフランは俺を殺す。

 

「……それは流石に絶望的過ぎませんか? スペルカードルールならともかく、このルールは純粋な力の勝負。ただの人間に勝ち目はありませんよ」

 

 見かねた文が助け舟を出そうとするが、フランはくだらなそうに鼻を鳴らした。

 

「吸血鬼の従者にただの人間は要らないの」

「……それは手厳しい」

 

 困ったように文はため息を吐くと、俺を見て申し訳なさそうな顔で口を開いた。

 

「あと一週間の命ですが、一応、密着取材はさせていただきますね。何か記事にはなるかもしれませんし」

「……死ぬこと確定かよ」

 

 しかし、現状なら間違いなくそうなるだろう。

 小悪魔から今回は限界近くまで魔力を貰っているはずなのにこの差だ。普通の手段を使って、たった1週間でこの差が埋まるとは到底思えない。

 わざと負けて貰うか……? いや、そんなことでフランが納得するわけはない。つまり俺は1週間以内に文を捕らえられるようにならなければいけないのだ。

 

「……フラン。頼みがある」

 

 フランの魔力さえあれば勝てるかもしれない。そんな淡い期待を抱いて頼もうとした瞬間、フランの手が赤く光った。

 

「なっ!? なにをして……!」

 

 慌てた文の声がやけに遠くで聞こえる。

 右肩から先の感覚がない。ゆっくりと顔を向けると、カーペットの上に壊れたように落とされた右腕が落ちていた。

 

「あっ……がっ……!」

 

 左手で右肩から出血を止めるように押さえるが、その程度で止まる筈はなく血がどんどんと抜けていく感覚がある。

 痛みはない。ただ自分の中の大切なものが少しずつ消えていくという恐怖心に襲われていた。

 心が冷え切っていく感覚がある。死んでもおかしくない状況なのに、やけに冷静な自分がいた。

 

「これで何回目かしら? ライカも成長しないわね」

「なにがだよ……」

「…………あれ? こっちのあなたは初めてだったかしら? それじゃあ改めて、私はフランドール・スカーレット。あなたの主よ。私のことはフラン様と呼びなさい」

 

 フラン様……。ああ。そういうことか。それだけのことで俺は腕を落とされたのか……。

 納得なんて出来ない。けれど、俺にはそれに歯向かう力も無くて、ただ、ぼやけた景色の中でやけにはっきりとフランの姿が映った。

 

「……フラン様って呼ばせたいなら主人らしくもっと寛容な心を持てよ。お姉さまみたいだぞ」

「……こっちのあなたは随分と生意気なのね」

 

 不満そうにこちらを見るフランに俺は落ちた右腕を拾って投げつけた。

 左手で投げたから勢いはないものの、フランの元には届く。それをキャッチしたフランは首を傾げた。

 

「なに?」

「折角切り落としたのに血が勿体ないだろ。食べ物は無駄にしたら駄目って習わなかったのか?」

「…………。あーん」

 

 くぱっと口を開いて俺の右腕に齧り付く。瞬間、俺の右腕が弾け飛んだ。

 血、一滴残らず消え去る。

 

「相変わらず血は美味しいのね。すぐに壊れるのは難点だけど」

 

 口元についた血を拭ったフランは足りなさそうな目でこちらを見た。

 

「もっと手加減して吸えよ。それで本体吸ったら速攻で死んじゃうだろ」

「あいつと似たようなこと言うのね。仕方ないじゃない。人の襲い方なんて知らないんだから」

 

 そういえば495年間部屋から出たことがなかったなんてことを以前に言ってた気がする。

 

「そうかよ。はぁ、……あー、血が足りなくなってきた」

「ずっと出血してるものね」

 

 観察するように俺を見るフランは動かない。

 このまま死んだとしてもフランにはなんの感情の揺らめきなく終わるのだろうか。

 

「フラン、俺の能力わかってるだろ」

「……相変わらず様は付けないのね」

「主って認めたら付けてやるよ。そういうゲームだ」

「ふーん……つまらなそう」

 

 興味なさそうな返事とは裏腹にフランの目が怪しく光るのを見逃さなかった。

 

「このまま俺が死ねばお前の負けだ。俺はお前を主と認めてない」

「随分と安っぽい挑発をするのね」

 

 安っぽい挑発だと分かっていてもフランの性格上、俺に負けるというのは許されない筈だ。

 そして、それを回避するには方法が一つしかない。

 

「……はぁ、しょうがないなぁ」

 

 諦めたようにため息を吐いてベッドから降りたフランは、俺に近づくとそのまま少し屈んで口付けを交わす。

 

「んちゅ、れろ、るろ。ちゅ……、れろれろ。ぷはぁっ……」

 

 同時に舌を侵入させられ唾液を流し込まれた。口内に侵入してきたフランの唾液を嚥下するだけで右肩からの出血が止まった。

 相変わらず凄い魔力だ。

 

「ここまでさせて負けたら本当に跡形もなく壊すから」

「……一週間あるんだ。それまでに勝つさ。それよりここでいいのか? ベッドに行かなくて」

「ベッドを汚すと咲夜がうるさいのよ」

 

 それならカーペットを汚したらもっとうるさいと思うんだが。まぁ、フランがここで良いというなら別に俺も構わない。

 フランはスカートと下ろし、上着を脱ぐと下着だけの一糸纏わぬ姿になって俺に寄りかかる。

 子供のようなきめ細かい綺麗で柔らかい肌の感触だ。

 

「……そのお子ちゃま体型でもブラって着けるんだな」

「お姉さまよりは発達してるわよ?」

「要らない情報を知った。忘れておく」

 

 ちょっと茶化したら危険な情報を知ってしまった。本人にバレたら殺されかねない。

 フランがブラジャーも外すと、そこから小さい膨らみとピンク色の突起が顔を覗かせる。

 

「これで2回目ね」

「1回目は終わった記憶はないけどな」

「途中であなたが壊れちゃったから」

「壊したの間違いだろ」

 

 苦笑すると、フランは力を込めて俺を押し倒した。加減が効いてないのか、床に叩きつけられるような痛みが背中に加わり顔を歪めてしまう。

 

「背骨折れた……慰謝料を請求していいか?」

「仕方ないから右腕と一緒に治してあげる」

「俺の治癒力で治すだけだろ」

「私の治癒力」

 

 言ってフランは俺のズボンへと手を伸ばすと引き裂くようにして無理矢理に肉棒を露出させる。

 

「……ああ。一張羅なのに」

「ライカのじゃないでしょ」

 

 最もすぎるツッコミだ。フランは肉棒に小さい手を包むように被せるとゆっくりと上下に動かし始めた。

 

「……え、え? ええ!?」

 

 不意に文の声が響いた。

 視界の端で文の混乱した顔が映る。

 

「ああ……、あなたまだ居たのね」

「それは居ますよ。密着取材中ですから……って、そうじゃなくて!」

「……言いたいことはわかるが落ち着け。話したろ。俺の能力」

 

 俺の言葉に文は一回大きく深呼吸をした。

 それで幾分か落ち着いたのかコホンと小さく咳払いしてから文は口を開く。

 

「ええ。聞きましたけど……、まさかフランさんとそういうことをするなんて」

「ふふっ、気持ちいいの? 大きくなってきた」

「あの、行為続けるんですか……?」

 

 文が居ることを無視して手コキを続けるフランに、おずおずと文が尋ねるが返事はない。

 

「……いや、だってしないと俺が死ぬからな」

「まぁ、そうかもしれませんけど……」

 

 納得のいってない様子で文がチラチラとフランが手コキをしている俺の下腹部に視線を向けていた。

 流石に恥ずかしいのか顔が少し紅潮している。

 

「恥ずかしいなら外出ればいいだろ」

「そ、そうなんですけど……、こんなスクープを逃していいのかっていうジャーナリストとのしての葛藤が……!」

 

 人の性事情に踏み込むとかジャーナリストとして三流な気がしなくもないが……。

 

「それにライカさんの能力を見るいい機会ではありますし……!」

 

 たしかに俺の能力を確認するには俺が誰かとSEXをして魔力を貰ってるところを確認しないといけない。

 

「あーむ。んちゅ、ちゅ、ちゅる、れろれろ」

 

 文と話している間にフランはいつの間にか体勢を変えて、手コキからフェラへと移行していた。

 フランの小さい口で肉棒を咥え込み、口内で舌を這わせてくる。

 裏筋から沿うようにして先端まで丁寧に舐め回してきて、俺の弱いところを探っているようだった。

 ぐっ……、前よりも上手くなってる。

 フランの舌使いに加え、見た目はこんな小さな子にやらせているという背徳感が更に興奮を煽ってきた。

 

「ふぅ……れろ、れろ、ちゅぱ、ちゅ……」

 

 やばい。もうイカされる……! 

 気持ち良すぎて腰が浮きそうになる。

 そんな俺を見てフランがニヤリと笑った。

 

「んちゅ、あー……ちゅぱ、ふちゅる、ちゅずず、んちゅる……ちゅう、ちゅう、れろれろ」

 

 俺が射精しそうなことを察知してか更に勢いよく舌を動かす。

 

「くっ……!」

 

 咄嗟にフランの頭を左手で掴んでしまった。そして、そのままフランの口内の奥深く、喉元目掛けて一気に白い欲望を吐き出す。

 

「んむっ……!? んんんんっ……! ぢゅるるるる、んぢゅ、んむっ、こく……こく……」

 

 頭を押さえつけられて射精されたことに驚いたのかフランは目を見開き身体を震わせた。そして、喉奥に出される精液を飲み込んでいく。

 射精が収まり、俺が手を離すと、フランは口内から肉棒を引き抜き、憎たらしげな顔で肉棒を掴んだ。

 

「けほっ……けほっ……、ねぇ、いったい、どういうつもり……?」

 

 頭を押さえつけられての射精にだいぶご立腹のようで肉棒を掴む力が強くだいぶ痛い。

 

「いや、ついな」

「……じゃあ、私がつい力加えてこれ折ってもいい?」

「悪かった。謝るからやめてくれ」

「むー……」

 

 頬を膨らませる仕草自体は可愛いが、力が強くて本当に折れそうなので可愛くない。

 痛む背中を堪えて上半身を起こす。

 

「じゃあ、お詫びに気持ちよくしてやるよ」

「なにを言って……」

 

 不満そうな顔のフランを左手で抱き寄せて、あすなろ抱きをするような配置にした。そのついでに文の方向へと体勢を変え、そのまま左手でフランの突起を弄り始める。

 

「…………っ。ふぅ、……お詫びって、これだけなの?」

 

 触られた瞬間にピクッと反応したフランだが声を漏らすことなく余裕そうな表情を浮かべて俺を見た。

 

「……いいや、ここからだ。なぁ、文。カメラあるよな」

「え……? あ、はい」

 

 未だに葛藤していた文が唐突に自分の名前を呼ばれて我に帰った。

 

「……っ! ちょっと……」

 

 俺のしようとしていることに気づいたのかフランが非難の目を向けてくるが気にしたことではない。

 勝手に逃げ出せばいいのだが、吸血鬼という上位種としてのプライド的にそれもしないだろうと踏んではいた。

 

「折角、カメラマンがいるんだから撮って貰った方がいいだろ」

「え、ええっ!?」

 

 文も俺の言わんとしていることが理解できたのか驚愕の表情を浮かべる。

 フランは俺に乳首を摘むように刺激をされて、少しだけ顔が赤い。

 

「んっ……、はぁ……撮ったら、許さないから……」

「ほら、絶好のスクープチャンスだぞ。あのフランドール・スカーレットの痴態」

「え、ええと……」

 

 困ったようにカメラを手に持つ文に、フランは身体を強張らせる。

 撮られることを想像したのかもしれない。流石に撮られることには抵抗があるらしい。

 ただ、今の状態だとそんなに面白くない。

 俺はフランの胸から手を離し、ショーツの中へと指を潜り込ませた。

 少しだけ濡れ始めている秘部のあるポイントに指を這わせる。

 

「ん────っ!?」

 

 瞬間、フランが大きく身体を跳ねさせた。




フランの背中の羽はつきっぱなしでも、具現化できるでも、取り外しできるでもお好きな想像でどうぞ。
今回で主人公の名前が決定。望月ライカ。幻想郷向けに女の子みたいな名前にしておきました……というわけはもちろんなく。

東方淫魔録その9
主人公は小悪魔から魔力を大量に貰ってましたが、今回の場合は大部分を背中の治療に当てていたので実際に残った魔力量自体はそこまで多くはない。
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