東方淫魔伝 作:スイセン
大図書館までやってきた俺と小悪魔をパチュリーは怒ったように険しい顔で迎えてくれた。
何かしたのか? 思い当たる節はちょうど今ある。遅れたからだ。しかし、そのせいであるとは思いたくない。
「小悪魔、お前、パチュリーに悪戯とかしただろ」
「してませんよ。あなたのせいで遅れたからですよ」
こそっと耳打ちし合いながら互いに罪をなすりつけようとする。
「いいや、お前だな。俺は普段は清く正しいんだ。普段の行いがあるからこの程度じゃ怒られない」
「そんな人は朝から身体を求めてきたりしません」
「お前だって結構ノリノリだったろ」
言い合いを始めそうな俺たちにパチュリーが小さく口を開いた。
「…………うるさい」
底冷えするような冷たい声だった。部屋の温度が一気に5℃くらい下がった気がする。
恐ろしすぎるその声色に二人して口をつぐみ、姿勢を正す。
「……小悪魔、また身体を重ねたわね」
ぼそぼそっと小さく呟かれた言葉に、小悪魔がしまったという顔になるのがわかった。
「言ったわよね。私の小悪魔への魔力供給のパスは繋がっているんだから、不用意に身体を重ねて魔力を使用するのはやめなさいって」
「……いやー、でも、悪魔の性には敵わなかったと言いますか」
言い訳を口にした小悪魔に躾けるように厳しい目を向けるパチュリーに、小悪魔があははと乾いた誤魔化しの笑みを浮かべる。
「それから、あなたもよ。小悪魔に手玉に取られて性欲の自制が効かないなら使い魔にするなんてやめなさい」
「……はい。ごめんなさい」
本気で叱られてた。そんなのいつ以来だろうか。
縮こまった俺を見て小悪魔が馬鹿にしたように小さく笑ったのが聞こえた。後で恥ずかしい思いをさせてやる。
「……あなた達のおかげで私の中の魔力の消費が最近激しいのよ」
「で、でもでも! パチュリー様は普段は動きませんし、魔力の持ち腐れみたいなところも」
あ、馬鹿。怒られているのにそういうことを言うな。
見ろ、パチュリーの顔があからさまに不機嫌そうなものになったろ。
「……そうね。普段、動いてないから魔力を使用してないものね」
言って、パチュリーが鋭い視線を向けてきた。
「なら、今日は調子も良いし、少しは動こうかしら」
ゆっくりとした動作で魔導書を手に立ち上がって浮かび上がったパチュリーは詠唱を始める。
不味い事態だと気づいたのか小悪魔が慌てたように口を開いた。
「パ、パチュリー様? その、冗談ですよね」
「……俺は知らんからな。小悪魔がなんとかしてくれ」
ここは使い魔に任せて逃げるとしよう。巻き込まれるなんてまっぴらごめんだ。
「逃しませんよ! 使い魔と主は一蓮托生です!」
「今すぐ契約を切る」
「そうやってあなたは女を簡単に捨てるんですね!」
「人聞きの悪いことを言うな!」
「……随分と元気が有り余ってるわね。的にちょうどいいわ」
パチュリーを中心に魔法陣が浮かび上がった。顔を引き攣らせた小悪魔が逃げ出すように飛び上がった。
「……フレア」
「ひっ、いやああああっ!」
その小悪魔が高速の火球によって叩き落とされる。寸分違わぬ完璧な射撃だ。
撃墜された小悪魔の服は焦げ、少し破けている。威力はそこまでもないが、今のは牽制みたいなものだろう。
はぁ……冗談だろ。あんなの避けれる気がしない。
「今回はサービスよ。楽しみなさい。金&水符『マーキュリーポイズン』」
水色と金色の魔弾が大量に生成される。
見た目は綺麗だが、それが絶望的な光景であることは疑う余地がない。
「スペルカードって本気ですか!?」
「出来の悪い使い魔は躾けないとね」
あれがスペルカード……。幻想郷の弾幕勝負で使うというのは聞いていたが、実際に見るのは初めてだ。
「……ちなみに、あれどうやって避けるんだ。魔弾で打ち消すか?」
「試してみてください」
手に魔力を生成して弾幕の一つに打ち込んでみた。変化は特にない。
「……あれ?」
「あなたの魔力じゃパチュリー様の魔法を打ち消すことなんて出来ませんよ」
「おい。待て。じゃあ、どうやって」
「私は飛んで避けます」
「ふざけんな! 俺はどうするんだ!」
叫ぶ俺を無視して小悪魔は宙に浮く。
「今までありがとうございました」
一切感謝してなさそうな顔でそんなことを言われた。
「主を簡単に見捨てるな!」
「よわっちぃのがいけないんです」
「お前らの常識に合わせたら超人なんだよ!」
「随分と余裕だけど、大丈夫かしら?」
「えっ……」
「あっ……」
小悪魔と言い合って、気づけば、目の前に迫る弾幕はもう既にどうしようと避けようがない距離だった。
大図書館に二人の悲鳴が響いた。
目を覚ますと、天井と二つの山が見えた。
え……、どういう状況……?
「あら、起きたのね」
「うおっ!」
「きゃっ!」
上から覗き込むようにして現れた咲夜の顔に驚いて勢いよく跳ね起きたせいで、咲夜の顔と衝突しそうになってしまった。
起きたら咲夜の顔が間近にあったものだから驚いてしまったが、一体どういう状況なんだ……?
「急に起き上がるから驚いたわ」
「驚いたのはこっちなんだが……」
「そうなの?」
理解してなそうにコテンと首を傾げられる。
どうやら咲夜の膝の上で寝かされていたらしい。……そう思うと跳ね起きたのは勿体無く感じなくもない。
「……っ!」
唐突に全身に刺すような痛みを感じて顔を歪ませる。
そうだ。咲夜の大量のナイフ喰らったんだったな。分身とはいえかなり痛い。だいぶ身体に突き刺さったのだろう。服はぼろぼろで、ところどころが血で赤く染まっていた。
「……ごめんなさい」
少ししょんぼりした様子の咲夜が頭を下げる。
「楽しくなっちゃって、つい手加減を忘れたわ」
「……あー、いや、いい。別に分身だからな」
それに手加減を少し忘れた程度で大怪我を負ってしまった俺の実力不足だ。フランが咲夜よりも強いと考えるとまだまだ勝てる気がしないし、一矢報いることすら厳しそうだ。
「悪いな。心配かけたみたいで」
「いえ。大丈夫よ。心配はしてなかったから」
「そ、そうか……」
そこは嘘でも心配してたって言って欲しかった……。
「服は破けてボロボロだし、血はついてるけど、傷はもう塞がっているみたいだったから特に応急処置はしてないわ。浴場を使っていいから、身体を洗うのと服を着替えてもらってもいい?」
「ああ。了解した」
浴場か。ここまで大きい屋敷なのだから随分と広いんだろう。
日本人の性なのか、大きな浴場を考えるだけで少しテンションが上がる。
それに、俺の仕事はなんとか有耶無耶になったみたいだしな。
「上がったら、さっき言った仕事をやってもらうから。次は逃げないでね。今度はもっと手加減を忘れそう」
……有耶無耶になってなかった。わざわざナイフを見せつけて脅してくるせいで生命の危機をひしひしの感じる。ここで逃げたら本体にすら被害が行きかねない。
抵抗するにしても先程ボロ負けしたばかりな上に、傷の修復に魔力を使用したせいか、魔力残量も芳しくない。
紅魔館の雑務を行うぐらいなら可能だが、魔弾の生成などを行おうとしても残り数発が限度だろう。それで魔力が枯渇する。
分身体だから魔力が枯渇すれば本体から供給されるはずなのだが、分身魔法に慣れてないからか本体とのパスも繋がってないせいで、魔力不足になればそのまま消失するだろう。
「……わかった。働くよ」
「助かるわ。この屋敷には働かない人が多いから」
本当に人手が足りてないのだろう。心底嬉しそうに微笑まれた。
いつも思ってはいるが、幻想郷に住んでる奴は本当に美少女が多い。この十六夜咲夜も例外ではなくて、美しい銀色の髪に、整った顔立ち、加えて、すらっとした体型と、外の世界ならばモテること間違いない容姿だ。
そんな人物に微笑まれたら男子として軽く心に来るものがあるわけで……。
「……大丈夫? 顔、赤いけど? 傷で発熱でもしてるのかしら」
「い、いや、大丈夫だ。とりあえず、身体洗ってくる」
耐えきれなくなって逃げ出すように立ち上がって浴場に向けて歩き出す。
「浴場はこっちよ?」
後ろで方向違いを指摘された。普通に恥ずかしい。
大図書館でパチュリーによって痛い目に遭わされた後、俺は紅魔館の門前までやって来た。
本来なら浴場に行って身体を洗いたいところだったのだが、既に使用者が居たらしく出直すことにした。
こんな時間に風呂入るとか、よっぽど風呂が好きなのかもしれない。こんな時間から風呂とか良い身分だな。ふざけんな。ちゃんと働け。舐めんな。
小悪魔はというと、今はきっと大図書館でこき使われてるところだろう。浴場までの案内をしてくれたのも小悪魔なわけだが、浴場が使用中であることがわかった時に後で一緒に入ると約束させられた。
先程怒られたばかりなのに、性欲を搾り取る満々だ。後でまたパチュリーに怒られるだろうが俺の知ったことではない。
浴場が使えなかったということで、先に用事を済ませてしまおうということで門前まで来たのだが、お目当ての相手は門の外か。
久しぶりに紅魔館の門の外に出ると、その門の柱に寄りかかるようにして紅美鈴が寝息を立てていた。
……こいつ、いつも寝てないか?
「……あー、ちょっと、いいか?」
「……はっ! いいえ、寝てません。寝てませんよ!」
「誰に向かって言い訳してるんだ。そして、どう考えても寝てただろ」
ジトっとした視線を向けてやると、美鈴は誤魔化すように笑みを浮かべる。
「えっと、お名前は……ないんでしたね」
「……ライカだ。望月ライカ。この前、フランがつけた」
「そうだったんですか。ライカさんですね。聞きましたよ。フラン様の従者になられたとか」
「まぁ、色々とあってな」
「未だに生きていたことが驚きです」
「……そうか」
笑顔で言ってるあたり悪気はないんだろうが、どうしてここの奴らはフランの従者だというだけで死んでて当然みたいな扱いをしてくるのか。
……うん。まぁ、フランに死んでて当然な扱いされてるけど。
「それで、ライカさんはどうしてここに?」
「いや、ちょっと聞きたいことがあったんだが……、美鈴って拳法とか得意か?」
俺の質問に美鈴は不思議そうな顔をしたが頷いてくれる。
「拳法というより、武道ではありますけど」
「いや、どっちでもいいんだが、やっぱ得意なのか。それはよかった」
見たて通りだ。こんな中華風の格好をしているものだからそういうのに精通していると考えたが、当たっていたようだ。
「それがどうかしましたか?」
「お願いがあるんだが、俺に武道を教えてくれないか?」
頭を下げると、美鈴は困惑した様子で首を傾げた。
「それは、どうしてですか?」
「今の俺の実力だとフランの攻撃すら避けられない。それを改善するために」
用意していたセリフを口にする。そんな俺を見て美鈴は目を細めた。
「……わかりました」
「教えてくれるのか?」
「いえ。あなたが嘘をついているのがわかりました」
美鈴の言葉に心臓の鼓動が早くなる。背中に嫌な汗が流れた。
「事情があるのでしょうけど、簡単に嘘を吐く人間を信用はできない」
「……思ったより鋭いんだな。ただ嘘はついてない」
「けど、それが全てではないですよね」
言って、構えをとる美鈴。戦闘態勢だ。
「拳で語るとかいうやつか?」
「喋らないというなら、殴って吐かせます!」
「脳筋かよ!」
叫ぶと同時に美鈴の拳が飛んできた。ありえない速さだ。
鳩尾に重い一撃を当てられ、吹き飛ばされる。
「がっ! ……っ!!!」
内臓が潰れたような感覚に、湧き上がる吐き気。肋骨が何本か折れた可能性もある。
地面に打ち付けられて、顔を上げた瞬間、そこに美鈴は既にいた。
「はぁっ!」
目の前に拳が振り下され、その衝撃で地面が大きく抉れた。馬鹿みたいな威力だ。
「……これが、私とあなたの力量の差です。今なら痛い目を見ずに終わりますよ?」
見下ろすように美鈴が俺の目の前に立つ。相変わらず圧倒的な差だ。
幻想郷に来てからこんなのばっかだな。
「……既に痛い目にあってるっての」
ヨロヨロとした動作で立ち上がって、身体の損傷を確認する。
撃ち込まれたのは一撃だけ。しかし、その一撃で普通なら全治に3週間はかかるであろう怪我を負わされた。
鳩尾を殴られたせいか、吐き気が酷い。
「まだ続けますか?」
「冗談。始めてもいない」
「……そうですか」
再び構えをとる美鈴。次撃ち込まれたら問答無用で意識を刈り取られるだろう、最悪死だ。
全く、こんなんなら大学までの間に柔道とか剣道を習っておくんだった。
こんな至近距離で魔弾を生成したところで先に殴られるのが関の山だ。
ならば俺が取るべき行動は一つしかない。
……今回が触れたら終了のルールじゃなくて良かったよ。お前が飛んでいない。
ぎゅっと拳を握りしめた。
「……きゅっとしてどかーんだったな」
俺の動作と共に、構えを取っていた美鈴の姿勢が崩れる。
「っ!? どうして……!?」
何が起こったのかわからない様子だ。その視線が地面に向く。
先程美鈴が抉ったせいで出来た大穴。そこから地面が崩壊していた。
そのせいで足元が不安定になり、美鈴が隙を作る。
ここで、魔弾を撃ち込もうが、殴り掛かろうが多分通用しない。美鈴もそれは意識している筈だ。
だから、美鈴が予想していない手段を取る。姿勢が崩れた美鈴を押し倒すように抱きついた。
「……っ!」
瞬間、美鈴の顔が歪んだ。理由はわからない。けど、その一瞬で俺は狙っていた行動を行う。
「んむっ……!」
美鈴に顔を近づけ、その唇を無理矢理奪い、舌を入れて唾液を絡め取る。
「んんっ!? れろ、るれ」
驚いた様子の美鈴が拳を脇腹に繰り出してきた。それをなんとか手で受け止めて、更に激しく舌を絡ませる。
「ん、れろ、るれろ」
美鈴の口内を犯しつくすように舌を動かすと、美鈴がそれから逃れようと暴れ出した。
今、地面に押し倒された美鈴に俺が乗り唇を重ねている状況だ。
状況的には圧倒的に美鈴が不利。それでも本気で暴れられたら一瞬だって保たない。
美鈴から唇を離すと、一気に飛び引いて距離を取る。
「……はぁ、はぁ、流石に驚かされました」
ついた唾液を拭うように腕で口元を擦ると、美鈴が真剣な眼差しでこちらを見据えた。
……唇を奪われたってのに動揺なしか。これで顔を赤らめたりして動きが硬くなってくれたりしたら楽だったんだが。
「いきます。はぁっ!」
美鈴が一瞬で距離を詰め、俺の鳩尾に向けて拳を突き出してきた。
随分と速い動作だ。いつもの俺なら避けられない。……いつもの俺ならだが。
突き出された拳を左腕でガードする。
「なっ……!」
美鈴の顔が驚愕に変わった。止められるのは思ってなかったのだろう。
「つぅ……! 止めても内臓まで来そうな威力って馬鹿げてるな」
吹き飛ばされそうなのをギリギリで堪え、カウンターを狙うように美鈴に拳を放つ。
女性を殴る趣味はないが、戦闘となるなら話は別だ。それに小悪魔に対しては殴るどころかその後レイプまでしているので今更だ。
「やりますね……!」
完璧に決まったと思ったカウンターの拳は美鈴が身体を捻り、空を切る。その右腕を美鈴に掴まれ、柔道の背負い投げのように飛ばされた。
「がっ……!」
受け身はとったが思いっきり地面に叩きつけられた。呼吸が一瞬出来なくなる。
けれど、それを待ってくれるわけもなく美鈴が地面に倒れる俺に拳を打ち込んできた。
しかし、その拳は何故か先程よりも遅い。見ると、美鈴が苦痛の表情をしていた。身体を回転させてギリギリ拳を避けて立ち上がって距離をとる。
俺が倒れていた場所には新たに穴が空いていた。喰らったら本当に洒落にならない。
「……調子悪いなら無理はしないほうがいいぞ」
「そうしたいんですけどね……」
ふぅと呼吸を落ち着かせるように美鈴が息を吐くと、再び構えを取った。まだまだやる気のようだ。
「どういうことですか? 先程までとは大違いですね」
「ありがとよ。けど、手品のタネは明かさない主義なんだ」
「それは残念ですね」
互いに相手の出方を見るように動き出さない。その距離は約10メートルほどだろうか。美鈴なら一瞬で詰めてこれる距離だ。気は一切抜けない。
「……ここらで終わらせた方が良くないか」
「そうですね。次で終わらせます」
言って美鈴は小さく息を吐くと目を閉じた。
……簡単には終わらないか。何かしてくる。そうはっきりとわかるが、俺に取れる手段はない。相手の行動に対してカウンターを決めるのが精一杯だ。
「すぅ……、はぁっ!」
裂帛の気合いと共に美鈴が拳を繰り出す。しかし、俺と美鈴の距離は絶対に拳が届かない距離だ。当たるわけない。
そう思った瞬間、打ち出された拳から気弾のようなものがとてつもない速度で放出された。
「嘘だろっ……!」
ギリギリ両腕でガードしたが、その威力は先程までの美鈴の拳と遜色はない。腕が痺れる感覚に襲われる。
この腕じゃ次の一撃は防げない……!
俺の考えを読んだかのように美鈴は既に距離を詰めており、蹴りを放ってきた。
「くっ……!」
蹴りがギリギリ届かない距離まで飛び引いた俺の視界の中で、空を切った筈の美鈴の脚の先から大量の弾幕が放出された。
不味い……!
気づいてもどうすることも出来ない。蹴りの衝撃波のように放出された弾幕を避ける手段も身を護る手段もない。
「ぐああああぁっ!!」
受け身すらとれずに思いっきり吹き飛ばされる。地面に何度も打ち付けられた挙句、水の中に落ちた。
そういえば紅魔館は湖の近くに立っていたな。だとしてもどれだけ吹き飛ばされたんだよ……。
そんな思考と共に湖の底へと沈んでいく。その水は凍えるほど冷たかった。
戦闘回2連!書くの疲れた!難しい!
分身が咲夜にボコボコにされたのち、本体も美鈴にボコボコにされていた。
東方淫魔録その12
主人公の分身魔法は現在は感覚共有されていないので、本体と離れた分身の居場所や動きなどを把握することは出来ない。また、分身が消えたら、分身が見聞きした情報などは本体に入る。