東方淫魔伝 作:スイセン
睨み合う2人の視線がこちらに向く。
どちらかを選べと目で語ってきていた。
……そう言われてもなぁ。
例えば、アリスを選んだとしよう。その場合、確実に小悪魔から後日盛大な嫌がらせを受ける。咲夜あたりに俺の変態ぶりを吹聴すること間違いない。それはそれで興奮するので問題ない気がしてきた。変態だな。
例えば、小悪魔を選ぶ。その場合、アリスにちょっと嫌われる。無理。却下。
脳内で考えた結果、アリスを選ぶという選択肢しかない気がしてきた。
アリスの顔を見つめると恥ずかしいのか、顔を赤くして逸らされた。そういう反応も可愛らしい。
対して、小悪魔を見つめると、不思議そうにコテンと首を傾げれる。これはこれで反応としてはあざと可愛い。
やばい。考えれば考えるほどどっちを選んでも後悔する気がしてならない。
「やっぱり、仲良く」
「無理です」
「無理ね」
「……お前らほんとに仲悪いの?」
息ぴったりに否定してくる二人にげんなりしつつ、なんて答えるかを思案する。
どちらを選んでも後悔する。そして両方は選べない。だとするならば……。
「じゃあ、フランで」
どちらも選ばないという選択肢をとってみた。
俺が名前を口にした瞬間、二人の表情が笑顔で固まる。瞬間冷凍されたようだ。あの氷の妖精みたいだな。
先に再起動したのは小悪魔だった。ぷるぷると震えて大きく叫ぶ。
「最低ですッ!」
耳にキーンときた。頭の中で最低という言葉が反響する。
「……うるさい」
「知りませんよ! やっぱりあなたのこと嫌いです!」
わーわーと騒ぐ小悪魔に対して、アリスは顔を俯かせた。
少しだけ見えたその口元は深い笑みを讃えていたのが見える。
え、怖い……。
嫌な予感がすると同時に、脱衣所から高速で2体の人形が飛んできた。
「会わない間に随分と性格が曲がったみたいね? 少しばかり直してあげるわ」
1体の人形が俺に体当たりをして、俺を床に押し倒す。それと同時にもう1体の人形が1本の瓶をアリスに手渡した。
……なんか見覚えあるんだけど、その瓶。
「……なんで持ってきてるんだよ」
「どうしてだと思う?」
瓶の蓋を開けて中に入っていた液体を口に含んだアリスはそのまま、倒れ込んだ俺に顔を近づけて口づけをする。
「んちゅ、んむっ、んくっ、ぷはぁ……」
口移しで無理矢理に液体を飲まされると、身体の芯から熱くなる感覚に襲われた。
「やっぱり、あの媚薬かよ……」
「魔法薬よ。それに、ちゃんと改良を重ねたんだから」
「なにをだよ……」
「人間が飲んだら身体が麻痺するようにしてみたわ」
「……どうして?」
なにをどう思ったらそんな方向に改良を重ねることになるというのだろうか。
くっ……、たしかに、腕や脚が痺れてまともに動かせない。
「私の家に盗みに入る不届な輩への罰として思いつきで作ってみたんだけど、こんな場面で使うことになるとは思わなかったわ」
冷たい目で見下ろすアリスは視線を俺の下腹部へと移す。
そこでは既に媚薬の効果によって、痛いほど膨れ上がった肉棒が立っていた。
「……へぇ、今、あなたは動けないんですかぁ」
怪しい笑みを浮かべた小悪魔が楽しそうに笑うと、屈んで俺の肉棒に触れる。
それだけで、下腹部から一気に全身に刺激が駆け巡った。
「がっ……! これ刺激が……ッ!?」
この前の媚薬とは比べ物にならないほどの快感。
「試作型だからどれくらいの効果が出るかわかってなかったんだけど、ちょっと効果が強すぎたかしら?」
観察するように見ていたアリスが舌を伸ばして、乳首を舐めてきた。
柔らかいアリスの舌が肌の上を這う。
「あっ……、くっ……」
なんだこれ……、全身が性感帯にでもなったかのような気持ちよさだ。
「女の子みたいに乳首舐められて声出しちゃって、可愛い♡」
馬鹿にする小悪魔の言葉にも返事できない。
「ふふ、今のこの状態で、ここ、舐めたらどんな反応するんでしょうねー?」
肉棒の先端を指で小さく弄りながら悪魔的な笑みを浮かべる。
「やめ……」
「ダメでーす。少しは反省してください。んちゅ」
小悪魔の舌が肉棒に触れた瞬間、頭が真っ白になりそうなほどの快楽が押し寄せてきた。
ビリビリとした電流が体に流れたかのように一気にそれが駆け巡る。
「あがぁ……、あっ……」
「あはっ、すごいですね。少し触れただけなのにこんなに反応して……。もっと楽しませてくださいね」
言って、小悪魔が本格的に肉棒を舐め始めた。
「ちゅぱ、れろ、ちゅ、ちゅ、ちゅる、ちゅる、れろ、れろ」
「あっ、あっ……」
やばい。なにも考えられない。
肉棒を舐められているだけだというのに有り得ないほど気持ちいい。
感覚が敏感になっているのか、小悪魔の舌が肉棒のどこを舐めているのかが鮮明にわかってしまう。
「……あんまりやり過ぎるとすぐにイッちゃうわよ?」
「わかってますよー。ちゃんと加減してます。んちゅ、れろ……れろ」
「ほんとかしら……」
呆れたように小悪魔を見るアリスは乳首を舐めるのをやめて、顔を近づけてきた。
口を開けて舌を出して、そのまま唇を合わせてくる。
「あー、んちゅ、れろ、ちゅぱ……、ちゅず、るれ、んれ……」
舌を絡ませたり、マッサージするように歯茎を押したりと口の中をアリスの舌が犯し回る。
「んくっ、ちゅる……、ちゅ、ちゅ……、んちゅ」
唾液を流し込みながら、アリスは執拗に舌を絡めてきた。
肉棒と口の中を同時に責められる感覚。魔法薬の効果で感度が上がっているとはいえ、あまりにも強すぎる快楽だった。
2人とも先程のことを根に持っているのか最初から全力で責めてきている。
「んちゅ、ちゅる、ちゅぱ、おちんちん、ピクピクってなってますね。イッちゃいそうなんですか?」
舐めるのを中断して、指先で軽く肉棒に触れながら小悪魔が尋ねてきた。
しかし、アリスに口を塞がれているのもあり、なによりも快楽が強すぎて答える余裕すらない。
それを見て、小悪魔が意地悪そうに笑う。
「ふふふ、答える余裕すらなさそうですねー?」
すっごい楽しそうな様子だ。こいつ性格悪いだろ……!
「アリスさーん。それ以上したらこの人イッちゃいますよー」
「ちゅる、れろ、ちゅぱ、……仕方ないわね」
小悪魔の言葉にアリスは不服そうに唇を離した。
アリスの唾液が顔に少し垂れて落ちる。
「はぁ、はぁ……、うっ……はぁ……」
荒い息を吐く俺の耳元に小悪魔が近づいた。
吐息すら聞こえるほどの距離で、甘い声色で小さく囁かれる。
「イキたいですよねー。こんなところで止められてツライですよねー。でも、あなたが悪いんですからね。もう少し反省してもらいます」
最後にふーっと息を吹きかけられた。ゾクゾクとした感覚が背筋を通る。
このまま放置されるとか地獄以外のなにものでもない。
楽しそうな小悪魔の様子にちょっと引いた視線を向けているアリス。
「というわけで、アリスさん」
「……なにかしら?」
そんなアリスにやけに良い笑顔を向けてきた小悪魔を警戒したように少し身を引く。
「嫌だなー。そんなに警戒しなくても……。ちょっと良いことするだけですよ」
「良いことって……きゃあっ!」
唐突に小悪魔がアリスに覆い被さるようにして押し倒した。
「な、なにすんのよ!」
「なにって、言ったじゃないですか。良いことですよ」
「やっ、ちょ、やめっ……、んっ」
アリスに覆い被さった小悪魔の手がアリスの胸部に伸ばされて、そのまま胸を揉み始める。
「さっき、あんなにキスもして。ズルイですよねー」
「そんなのどうでも、んむっ、んんっ!?」
小悪魔とアリスの唇が合わさった。そのまま小悪魔はアリスの口内に舌を侵入させる。
「んちゅ、れろ、るれ、れろ……ちゅぱ、ちゅ、ちゅ」
濃厚なキスをする音が浴場内に響き、2人の身体が絡み合う。
「ちゅぷ、ぷはぁ……、どうでしたか?」
小悪魔が唇を離すと2人の間に唾液で出来た糸が垂れた。
「どうって、なに考えてんのよ……」
恥ずかしそうに顔を赤くしたアリスに小悪魔はにっこりと笑いかける。
「もちろん、あの人への嫌がらせですよ?」
そう言って俺を指差した。
「……はぁ、はぁ、お前、ほんと性格悪いな……」
「ふふ、悪魔にとっては褒め言葉ですよ? こんなにパンパンにしちゃって……、私達の見て興奮しちゃったんですよね?」
指摘された通り、俺の肉棒は先程までよりも膨れ上がり、もはや痛いくらいだった。
イク直前での寸止めに加えて、興奮を掻き立てる小悪魔とアリスの絡み合う様に理性が蒸発しそうだ。
「あんなに大きく……」
アリスが小さく呟き肉棒に手を伸ばそうとすると、それを止めるように小悪魔が腕を掴んだ。
「ダメですよー。まだまだあの人には苦しんで欲しいので」
「……あんたほんとに彼の使い魔なの?」
「ええ。もちろん。とても有能で可愛らしい彼の使い魔です♡」
ウィンクをした小悪魔は、アリスに抱きつく。
「ほんとにするの……?」
「アリスさんだって、さっきのあの人の発言にはムカついたでしょ? その仕返しだと思えばいいんですよ」
「……はぁ、悪魔の誘いね」
呆れたようにため息を吐いたアリスがチラリとこちらに視線を送った。
「……聞きたいんだけど、あんたと彼って何回したの?」
心臓が跳ねる。別に悪いことをしたわけでもないと思うのだが、冷や汗が止まらない。
誤魔化すようにアイコンタクトを送ろうとすると、それに気づいたのか小悪魔が小さく頷いた。
「5回くらいですかねー。けど、あの人、私以外にも手を出してるっぽいので2桁ぐらいはいってるんじゃないんですか」
なんで頷いたんだよ……。余計な情報を付け加えてるあたり、絶対にわざとだ。アリスの視線が一層冷たくなって怖い。
「……そう。わかったわ。癪だけどあんたの誘いに乗ってあげる」
「ふふ、嬉しいです。契約成立ですね」
「本気か……?」
目の前でどんどんと悪い方向に進んでいってるのに、麻痺のせいで身体を動かせない。
「自業自得ですよ」
「……おっしゃる通りで」
まさか悪魔に正論を吐かれて、言い返せないとは……。
小悪魔がそっとアリスの胸に手を置く。
「アリスさんの肌、綺麗ですよね。まるで人形みたい。羨ましいです」
「ありがと。お世辞として受け取っておくわ」
「お世辞じゃないです。だって、ほら、舐めたいくらいに……」
「ちょっ……! んっ」
首元を舐め始めた小悪魔にアリスはくすぐっそうに瞼を瞑り、小さく吐息を漏らした。
「ん、くすぐったい……」
「ふふ、可愛らしい反応ですね」
小さく笑った小悪魔はゆっくりとアリスの胸を揉み始める。
「んっ……、はぁ……、ん……」
「ハリがあって綺麗なおっぱい。見られて興奮しているですか? 乳首も立っちゃってますよ」
「そ、そんなことッ、言わなくて、いい、から……」
漏れでそうになる嬌声を我慢しながらアリスが文句を言う。それを見てか、小悪魔は更に強い刺激を与えようと指でアリスの胸の突起を摘んだ。
「んぁっ……」
「ふふっ、いい反応ですね」
アリスの反応が良かったことに小悪魔は喜びの声を上げる。
そして、右手でアリスの胸の突起を弄りながら、口でもう片方の胸に吸い付いた。
「んんっ……! はぁ、それ、ダメッ……」
強い刺激に耐えられなくなったのか、アリスが口を小さく開けて喘ぎ声を漏らし始める。
「ちゅぅ、れろ、るれろ、れろ」
小悪魔は綺麗に舐めとるかのように舌を這わせながら上目遣い気味にアリスを見た。
「ふぅ、んっ……、ちょっと、聞いて……、んんっ……!」
「あはっ……!」
光悦した声を漏らした彼女の瞳がルビーのように真っ赤に光る。
アリスの乱れる姿に興奮したのか、小悪魔の中での加虐心に火が付いてしまったようだ。
「はぁ、あっ……、んっ」
「ちゅ、ちゅる、れろ、れろ……、んっ、ここも……」
「あっ……、そこは……!」
そっと小悪魔の手がアリスの下腹部に伸びた。アリスがそれに気づいて止めようとした瞬間、小悪魔の2本の指ががアリスの秘部の中に侵入する。
「ああっ!」
ばっと口を塞いだアリスだが、間に合わなかった声が浴場に響いた。
「随分と感度が良いんですね。こんなに濡れちゃって」
「んんっ、んっ、ん゛!」
アリスの具合を確かめるように小悪魔が挿れた指を細かく動かして出し入れする。その動きに合わせるようにアリスが口を押さえながら鳴く。
「アリスさんのここ、卑猥な音立てちゃってますよ?」
「んー、んー!」
辱めるように、わざとぴちゃぴちゃと音を立てながら小悪魔が弄ると、アリスは嫌々と言うように首を横に振った。
そんな様子に小悪魔が笑みを深める。
「ふふっ、折角だから、あの人にも見てもらいましょうか」
そう言った小悪魔はアリスの後ろに回り込み、俺の顔の正面にアリスが来るような体勢を変えた。
アリスの秘部に小悪魔の指が入っている様が先程よりもはっきりと見える。
「や、やめて……!」
顔を真っ赤に染めたアリスは抵抗の言葉を口にする。
逃げ出せばいいのだが、快楽によって力が入らないのかもしれない。
小悪魔は秘部から、指を引き抜く。
そして、小さく笑って、アリスの秘部を大きく広げた。
くちゅという音を立てながら、ピンク色のそこが奥まで露わになる。
「ほら、見てください。アリスさんの大事なとってもえっちな部分。あなたの挿れたいってこんなに濡れちゃってますよ?」
「やぁ……、見ないでぇ……」
泣き出しそうな声でアリスがこちらを見ながら懇願するが、その視線を動かすことは出来なかった。
「はぁ……、はぁ……」
呼吸が荒くなり、鼓動が早くなる。全身の血流が下半身の一部に集まるような感覚さえある。
アリスを犯したい。
そんな衝動に駆られるのに、麻痺のせいでまともに動くことすら出来ない。
「も、もう、いいでしょ……!」
早く解放されたいのかアリスがそんなことを言うと、小悪魔はおかしそうに笑った。
「ふふ、ダメですよ。もっともっと、楽しむんですから……!」
「ひゃっ!?」
アリスの可愛らしい悲鳴があがる。
小悪魔の指が再び秘部に侵入していた。それと同時にアリスの乳首も同時に愛撫を始める。
「んんっ! あぁ、はぁ……、んっ!」
「どうですか? 気持ちいいですか?」
「そんなの……、んんっ!」
「ああ。聞くまでもなかったですね」
乱れるアリスは口から涎を垂らして、快楽に耐えられないようだった。
そんなアリスに、そっと耳元の近くに唇を添えた小悪魔はまるで暗示でもかけるように小さく囁いていく。
「想像してください。彼のおちんちんを。アリスさんの中をぐちゃぐちゃにかき回して、いっぱいいっぱい気持ちいいのを注いでくれるんです」
「はぁ、はぁ……、んっ、はぁ、はぁ……」
小悪魔の言葉にアリスは小さく肩を震わせた。その視線が、二人の行為を見て膨れ上がった俺の肉棒に釘付けになる。
その様子に小悪魔は更に言葉を紡ぐ。
「今、彼の麻痺が解けたらどうなるんでしょう。きっとアリスさんに襲いかかって、何度も何度も中出しをしちゃうんでしょうね。精液が子宮でいっぱいになっても、アリスさんが気絶しても、それでも止まらないぐらいにめちゃくちゃに犯されるんです」
「ふぅ、はぁ……、んんっ……、はぁ……」
もどかしそうにアリスが脚を小さく動かし始めた。
「アリスさんの身体中に精液の匂いを染み込ませるぐらいに精液を出されるんです。そんなに犯されたら妖怪だったとしても、危険日じゃなくても、妊娠しちゃうかも」
「んっ……、はぁ……はぁ……」
並べられる卑猥な言葉に興奮を煽られたアリスは荒い息を吐きながら、遂には自らの手で胸を揉み始める。
「あはっ……♡ アリスさんの中、ぎゅ、ぎゅ、って搾り取ろうとしてきます。すっごく熱い……! こんなに興奮するなんて、すっごく淫乱ですね」
「そ、そんなこと……、んっ!」
「そんなことありますよ。だってほら……」
小悪魔はゆっくりと秘部に挿れていた指を引き抜いた。べっとりと付着したアリスの愛液が小悪魔の指の間で糸を引く。それと同時に栓を抜かれた秘部から愛液が溢れ出して床に垂れた。
「んっ、美味し……」
小悪魔は手についた愛液を舐めとると、そっと自らの秘部にも触れる。
「あっ……、私も興奮してきちゃったみたい……」
新たについた愛液を確認して、小悪魔は小さく吐息を漏らした。
その瞳はアリス同様に蕩けきっている。
「……それじゃあ」
小悪魔は四つん這いになってお尻をこちらに向けると、濡れた秘部を差し出してきた。
「そろそろ、動けますよね……?」
小悪魔の言われた通り、麻痺が抜けてきたのか身体が少し動くようになっていたことに気づく。
もう立ち上がるぐらいなら問題ない。
……結局、行き着くのはそこなのか。
立ち上がる俺をじっと見つめていた二人は、どちらともなく、自らの秘部に手を添えた。
「んっ……」
小さく声を漏らして小悪魔が秘部を開く。そして、物欲しそうにこちらを見つめてきた。待ちきれないのか、息が荒い。
「あっ……」
アリスもまた、同じように、座ったままM字に脚を開く。そして、大きく見せつけるようにして秘部を広げた。
小悪魔との行為で蕩けきったそこは見てすぐにわかるほど濡れており、ヒクヒクと小さく動いている。
互いにこちらの興奮を煽ってくるような姿勢をとった二人は、ゆっくりと口を開いた。
「ちゃんと、決めてくださいね」
「どっちに、するの……?」