東方淫魔伝 作:スイセン
あったかもしれないクリスマスの1日。所謂、特別編、ifルート。
けど、ifルートだからって本編に一切関係ないとは言ってない。
クリスマス。
12月25日にサンタ共に訪れるイベントだ。所謂、鶏肉大虐殺日でもあり、聖なる夜を性なる夜にするなんていう蛮行が当たり前のように行われる外の世界にとっての記念日。
ただ、この幻想郷にはそんな文化なんて存在しないと思っていたが……。
朝起きたら枕元に赤い靴下が置かれていた。
最初はまた小悪魔の悪戯か何かなのかと警戒していたが、特に何も起こらなかったのでどうやら違うらしい。
しかも何やら中に一枚の封筒が入っていた。
恐る恐る開けて確認すると、
『貴方を聖なる夜の晩餐へとご招待』
やけに綺麗な文字と、リーフなどをモチーフにした装飾がされたカードが封入されていた。
朝起きた段階ではこのイベントのことなんて覚えてすらいなかった。しかし、このカードの模様などを見れば嫌でもわかってしまう。
「……これは、クリスマスパーティってやつか?」
一人、誰もいない部屋で呟いてみたが答えは返ってこない。
カードの裏には開催場所や日程などが記されていた。
開催日時は今日の深夜0時。そして、場所はフランの地下室……?
これフランが企画したのか?
だとしたら、わざわざこんな赤い靴下を用意するなんて手の込んだことをした理由がわからない。
フランに聞きに行こうにもこの時間帯は既に寝てしまっているだろう。無理に起こして機嫌を損ねると俺の命に関わる。
まぁ、招待されたというなら行ってやろう。これがもし誰かの悪戯だったとしたらそいつにはフランから破壊という天罰が下される筈だ。
……ん? 下の方に小さくなんか書かれてるな。
『このカードを読んだものは新たに5名以上誘ってください。誘わなかった場合、貴方には死よりも恐ろしい厄災が降りかかることでしょう』
無言でカードを真っ二つに破いた上に、靴下ごと魔弾で消し飛ばした。
中学校とかで流行りそうなチェーンメールだ。下らない。二度寝しよ。
二度寝をした俺が起きたら枕元に再び靴下が置いてあった。しかも20足ほど。
……地味な嫌がらせだな。
中身を確認したところ全て先程と同じく晩餐に招待するという趣旨と、誰か5人以上誘えというものだった。
とりあえず、ここで屈したら負けな気がしたので靴下を纏めてスキマにぶち込んでおいた。
大量の物品の処理には便利である。
咲夜のところに行って朝ご飯でも貰ってくるか……。
……部屋に戻ってきて扉を開けたら、靴下が土砂崩れのように部屋の外に飛び出してきました。
「馬鹿なのかッ!?」
流石に叫んだ。
後々の片付けを考えたら頭が痛い。
部屋の中はベッドすら見えないほど山積みになった靴下たち。
これ、俺が誘わない限り靴下が増え続けるとかないよな。このペースで増えたら夜までに紅魔館が赤い靴下だらけになるぞ。
そして、その原因が俺にあるとわかれば咲夜が容赦しない。
土砂崩れしてきた靴下の一足を手に取り、中から見覚えのある封筒を手に取る。
はぁぁ……、誰だか知らんがこんな下らんことをするやつは許してはおけない。
癪だがこの晩餐とやらに参加してやろう。
そしたら、この下らない真似をしたやつの正体が割れるかもしれない。
とりあえず、あと5人は誘えってことだったよな……。
「てことで、小悪魔、参加してくれ」
大図書館にて俺の言葉に怪訝そうな表情をする小悪魔。
「何がどういうことなのか全くわからないんですが……」
「それは俺もだから諦めてくれ」
「……怪しくありません? 参加するの危険ですよ」
小悪魔の言うことは最もだ。俺もこんな怪しい催しには参加したくない。
「いや、けどな、場所がフランの地下室になってるんだよ。罠を仕掛けるにしたって変なことするにしたってわざわざあんな危険地帯は選ばないだろ」
「まぁ、それは確かに……」
この開催場所が魔法の森のどこかだったりとかしたら、もっと慎重に行動したが、フランの地下室だとすればこの差出人も変なことはそうそう出来ないだろう。
フランの機嫌を損ねれば確実にきゅっとしてドカーンだ。
「うーん……、パチュリー様はどう思いますー?」
「……別にいいんじゃない? 参加しなさい」
「えー、そんな適当な……」
主人であるパチュリーの適当な言葉にげんなりとした様子の小悪魔。
「パチュリーは参加するか?」
「私はいいわ。そんな怪しい催しに関わりたくないもの」
「ちょっとパチュリー様!? 私に参加させておいてですか!?」
小悪魔の文句を本を読みながら華麗にスルーするパチュリー。
「パチュリーは不参加か……」
まぁ、小悪魔1人獲得しただけでも良しとしよう。
さて、お次は誰に聞くかなと考えながら大図書館から出ようとしたところでパチュリーに呼び止められた。
「ちょっと待ちなさい」
「どうかしたのか?」
「その封筒、魔力が込められているわね」
「魔力?」
「ええ。恐らく、封筒を開けた相手に対して呪いを発動するタイプの何か」
「……マジで?」
「マジ」
つまり、この厄災が降りかかるというのは比喩ではなく本当に起きる可能性があるってことか。
「……パチュリー、予定変更だ。お前にも参加してもらう」
俺の交友関係だとパチュリーが不参加になった場合、5人集めるのは厳しい。さっきまでは集まらなかったら集まらなかった時考えよう程度の認識だったが実害がある可能性が出てきたとならば話は別だ。
「嫌よ」
「そんなこと言わずに参加しましょうよー。意外と楽しいかもしれませんよ?」
「面倒臭いもの」
全く取り合う余地のないパチュリー。
「よし。なら交換条件だ。パチュリーがこれに参加してくれるなら、お前に何かしらの対価を払おう」
「……対価? 何を払うつもりかしら」
「俺にできる範囲であればなんでもいい」
「ちょ、ダメですよ。魔女相手になんでもなんて……!」
俺の言葉に慌てたように忠告する小悪魔。
対してパチュリーは何か考えるようにブツブツと呟いて、ニヤリと笑みを深めた。
「それなら参加してもいいわ。今の約束忘れないことね」
「問題ない。俺が約束を破ったことがあったか?」
「18回ほど」
「……数えてるのかよ」
18回も約束を破ったことなんてあったか……? 記憶にないとか言ったら魔法ぶっ放される可能性があるので黙っておく。
「小悪魔、折角だから人手集め手伝ってあげなさい」
「ええー……」
小悪魔は物凄く嫌そうに渋々と頷いた。
そんなに嫌なら別に手伝わなくてもいいんだけどな……。
大図書館から出て紅魔館を歩く中で隣の小悪魔が心配するように尋ねてきた。
「本当に大丈夫なんですか? 魔女相手に安請け合いはしない方が身のためですよ?」
「そうか? 例えば何を言われると思う?」
「そうですね。例えば、新しい魔法薬の人体実験やら、魔法に使うための道具の収集、あ、内臓取られちゃったりして!」
「おい。なんで後半はちょっとイキイキしてるんだよ」
「よく考えたら貴方の心配を私がする必要ありませんし」
可愛げがないぞこの悪魔。見た目は美少女のくせに。
「それで次は誰を誘うんですか?」
「考えたんだが、フランの部屋でやるとなると、フランって誘う相手に含まれるのかと思ってな」
「うーん。どうなんでしょうね。まぁ、5人以上ってなっているので多めに誘えばいいんですよ」
俺の手に持つカードを覗き込みながら小悪魔が言う。
「となるとだ。紅魔館主要メンバー全員誘わないといけないんだよなぁ……」
「あー、確かにそうですね。けど、お嬢様はこういう怪しい催し好きそうですし、お嬢様が参加するなら咲夜さんも参加しますよ」
「そうだな。ただレミリアは寝ているだろうし、咲夜の場所はわからん。てことで、とりあえず美鈴とこに行こう」
美鈴はこの時間は紅魔館の門前にいる筈だ。
「そうですね。頑張ってください」
「……お前も行くんだぞ?」
やけに他人事のような言い方の小悪魔に怪訝に思って言うと、嫌だと言わんばかりに首を振られた。
「いえ。私、寒いの嫌いなので。ほら、外雪積もってますし」
ちょうど近くにあった、紅魔館では少ない窓から見える外の景色は真っ白に染められていた。
「……ちっ、わかったよ」
仕方ない。一人で行くか。もともと小悪魔は居なくてもそこまで問題はなかったんだ。
玄関まで行ってもいいが面倒臭いので、壁と窓のスキマを広げて外に出る。
外は思ったよりも大雪だった。
「さっむ……!」
防寒具着て出てくるべきだった……。
震えながら門前まで飛ぶと、いつもより着込んでいる美鈴が立っていた。
何やらスコップを持っていて雪を門前から退けていた。
雪かきをしているのか? いや、今はそんなことはどうでもいい。
「美鈴!」
名前を呼んで降り立つと美鈴がこちらを向く。
「ああ、ライカさん。そんな格好でどうかされたんですか?」
「いや、ちょっと美鈴に用事が……うっ、さっむ……」
早く中に戻りたい。めちゃくちゃ寒い。
「大丈夫ですか? 上着着ますか?」
「い、いや、流石に悪いから大丈夫だ。それよりも今日の夜ってなんか予定でもあるか?」
「いえ、ありませんけど……」
「なら、今日の深夜0時にフランの部屋に来てくれ! じゃっ!」
ダメだ! 限界だ! 寒すぎる!
美鈴に言いたいことだけ言って紅魔館の中に駆け込む。
困惑した美鈴が後ろで呼んでいた気がするが答える余裕はなかった。とりあえずこれで美鈴も参加してくれるだろう。
紅魔館の中に入って、雪からは解放されたが未だに寒い。
「うぅ……、ミスった……。さみぃ……」
「もう、横着して外に出るからですよ」
暖かい場所を探そうとしたところで目の前に小悪魔が着地する。
「ほら、炎魔法と風魔法応用して暖気作ってあげますから」
そう言うと、小悪魔から暖かい風が吹いてきた。おお、凄い便利だ。
「すまん。助かる」
「どういたしまして。……あの、ところでなんで抱きつかれたんでしょうか?」
ぎゅっと抱きついた俺に困惑したように小悪魔が尋ねる。
「抱きついた方が早く暖かくなるだろ」
暖かい風が小悪魔から吹いてくるので凄い心地よいし、抱き心地も抜群だ。柔らかい感覚があるし、なんかちょっと良い匂いもする。
「……まぁ、ライカさんがそれでいいならそれで別に構わないですけど」
少し困ったような小悪魔だが、仕方がないといった表情で更に身体を密着させるようにぎゅっと抱きついてくれた。
「あー、暖かい……」
「私はちょっと暑いぐらいですけどね」
「そうなのか? 服でも脱げばイテテッ!」
思いっきり抓られた。
「なに馬鹿なこと言ってるんですか……」
呆れたようにジトッとした視線を向けてきた小悪魔が抱きつくのをやめて俺から離れる。
「もう十分暖まりましたよね。次の人に向かいましょうか」
「……まだちょっと寒い」
「終わったら暖めてあげますから。ご希望なら人肌でも」
「……それ誰かの死体を持ってくるとかっていうオチじゃないだろうな?」
「……もちろん。そんなことは」
「おい。こっちを見て答えろ」
あまりにも魅力的すぎる提案に乗りそうになったが、相手は小悪魔だ。気を抜いたらどんな悪戯をされるかわかったものじゃない。
「はいはい。わかりましたよ。仕方ないですね。私が人肌であっためればいいんでしょ。本当にえっちなんですから」
「いや、そこまで言ってないだろ。語弊がある」
「あれ? じゃあ要りませんでした?」
「……まぁ、応相談で」
ニヤリと勝ち誇ったような笑みを浮かべられた。
くっ、別に負けてないし、なんなら嬉しい展開の筈なのだが無性に悔しい。
「それで次はお嬢様は寝ているので咲夜さんですね」
「ああ。とは言っても咲夜ってこの時間帯はどこにいるんだ?」
「咲夜さんはこの時間帯ならどこにでも居ますからね。妖精メイドに聞いた方が早いですよ」
「それもそうか」
近くで作業していた妖精メイドに尋ねると、咲夜は今は朝食の片付けをするためにキッチンにいるという情報が手に入った。
妖精メイド達は料理などは好きで手伝ってくれるが、皿洗いなどの楽しくない作業は嫌いで逃げ出したり遊び出したりするらしい。
そのため、そういう作業は咲夜がやることが多いみたいな話を前に本人から聞いた。
「キッチンか。早く移動しないとすぐに居なくなりそうだな」
「咲夜さん早いですからねー」
時間を止めて家事をやるなんて能力の無駄づかいといった感じがしてならない。まぁ、俺は人のことを言えないんだろうが。
小悪魔とキッチンに急いで向かうと、ちょうど咲夜がキッチンから出てくるところだった。
「咲夜ー!」
「あら?」
呼びかけると咲夜がこちらに気づく。
危ない、ギリギリだった。咲夜の能力だと一瞬でどこにでも移動しちゃうからな。
「ライカに小悪魔……珍しい組み合わせね」
「そうか? まぁ、大図書館外では珍しいか」
「そうですねー。私はパチュリー様の手伝いで大図書館にいることが多いですし」
「それで、何のよう?」
咲夜に促され本題を切り出す。
「いや、今日、フランの部屋でクリスマスパーティを開催するみたいなんだが、咲夜も参加しないかと思ってな」
「クリスマスパーティ?」
怪訝そうな顔を咲夜。やっぱり何も聞いてないか……。
「ああ。なんか今日起きたら枕元に招待状が入ってた」
言って、咲夜に招待状のカードを見せる。
それを見て咲夜は眉を顰める。
「おかしいわね。そんな話は何も……」
「怪しい催しですよね。何かの罠かもって言ってるんですが、パチュリー様も参加することになってしまって」
「それは意外ね。こういう怪しいものは生贄を差し出すタイプだと思っていたけど」
その認識は間違ってない。実際、生贄として小悪魔差し出そうとしていたし。
「まぁ、パチュリーはちょっとばかしの交換条件でな」
「交換条件?」
「ライカさんがパーティなら参加してくれたらなんでもしてくれるらしいですよ」
「あら、それはとっても助かるわね」
良いことを聞いたとばかりに喜ぶ咲夜。
「いや、パチュリーだけの話のつもりだったんだが……」
「あら? 私とは約束してくれないの?」
「いや、だって咲夜の言うことって絶対にキツい……いえ、なんでもないです」
断ろうとしたら笑顔でナイフを向けられた。この人、怖い。
「まぁ、出来る範囲ならな」
「ええ。それで構わないわ。最近、誰かさんのせいで仕事が滞ることも多いから」
「……はーん。それは大変だな」
にっこりと笑う咲夜と視線を合わせないように全力で顔を逸らす。
そんな俺を小悪魔が呆れたように見てた。
「……ああ、あと、レミリアも誘おうと思っていたんだが」
「ええ。それはいいわね」
「それでそれは咲夜から」
「それは自分で誘った方がいいわよ」
レミリアには咲夜から誘ってもらおうと思っていたら、それを言い切る前に断られてしまった。
なんでと理由を聞くとしたら、咲夜が言葉を続ける。
「お嬢様はきっと自分だけライカから誘われなかったら少し不機嫌になるから」
……考えてみたら、不機嫌になるレミリアが容易に想像できた。
レミリア不機嫌になるとさらに我儘になるからなぁ。前は不機嫌になった時、今まで誰も食べたことがない料理を作れなんて言われて偉く苦労したものだ。
「……ああ。そうだな。わかった。レミリアが起きたら自分から誘う」
「そうした方がいいわね。それで、要件はそれだけかしら」
「ああ。開催日時は今日の0時からだからな」
「ええ。分かってるわ。それまでに仕事を全部終わらせないと……」
この後の仕事の算段を立てているのか、咲夜が顎に手を添えて考え始めた。
「……ライカさん、この後ってどうするんですか?」
「一応一通り誘ったからな。後はレミリアとフランが起きてくるのを待つだけだ」
「じゃあ仕事はこれで一旦終わりですね!」
やったーと伸びをする小悪魔。
「どうしますか? 部屋にでも行きます?」
あ、さっきの約束、一応守る気あったのね。そんなことを思ったら咲夜が口を開いた。
「……あら、ライカと小悪魔、暇なの?」
げっ……、不味い。咲夜に目をつけられた。
「……あ、私はパチュリー様の元に戻って片付けをしないといけないので」
思い出したように、取ってつけてすぐさま小悪魔が身を翻して飛んでいく。
ずるいぞ! 置いてかれた!
「お、俺も、パチュリーとの交換条件の約束が……」
「それは私もあるわよね?」
逃げようとして振り向いた俺の目の前に咲夜が現れ、ナイフを突きつけられた。
「さ、咲夜は何がお望みで?」
「そうねぇ……。優秀な雑用係かしら?」
つまり手伝えということですね……。
遠くの小悪魔から憐憫の視線を投げかけられる。
そう思うなら助けてほしい。酷い裏切りだ。
「……わかったよ。レミリアとフランが起きるまで手伝う」
降参のポーズを取って屈服する。暴力には人間は勝てないのだ。
「助かるわ。……ところで、さっき小悪魔と何か約束でもしてたの? 逃げられたみたいですけど」
「ん? ああ。いや、なんでもない。ちょっと人肌が恋しくなっただけだ」
流石に馬鹿正直に答えるわけにもいかず、それっぽいことを言っておくときょとんとしたような表情に咲夜がなった。
流石に意味わからんこと言いすぎたか?
「……仕方ないわね」
「おわっ!?」
唐突に咲夜の腕が伸びて俺を抱き寄せる。
ふわりと花の良い香りがした。
「……えっと、咲夜さん、何を?」
「人肌が恋しかったんじゃないの?」
……いや、こういう意味じゃなかったんだけど。気持ち良いからいいけど。
咲夜に抱きしめられると謎の安心感がある。これがメイドのオーラというやつなのだろうか。
「満足した?」
「……もう少しだけ」
「仕方ないですね」
苦笑した咲夜は良い子良い子と言わんばかりに頭も撫でてきた。
まるっきり子供扱いだ。どう考えても咲夜の方が年下だと思われるというのに……!
くそ……! けれど抗いようのないこの幸福感がある。ずっと抱きついていて欲しい。
「はい、終わり」
けれど、無情にも咲夜はそう告げてぱっと離れてしまう。
「わ、悪いな」
堪能してしまっていたことにちょっと恥ずかしさを覚えて顔が赤くなってしまっている気がする。
そんな俺に気づいたのか咲夜がクスクスと笑った。
「これぐらい別に構わないわ。もっとして欲しかったみたいでしたけど」
「うっ……」
完全に見透かされている……。
「……そうね。仕事頑張ってくれる優秀な従業員にはご褒美を考えなくもないわ」
ご褒美で釣るとか俺は子供じゃないんだぞ!
……ちなみに、その後の仕事はめっちゃ頑張った。仕事がしたい気分だっただけ。特に他意はない。ないったらない。
咲夜やレミリア、パチュリー、美鈴のエッチなシーンを書きたいけど、ストーリーの都合上まだ書けない……。
そうだ!特別編で書けばいいや!という軽いノリで書き始めたこの話。まさかの書き終わらない。
次回、後半。性なる遊戯編。えっちシーンあり。