東方淫魔伝 作:スイセン
目が覚めると、見覚えのある天井だった。
というより、アリスの部屋の天井だ。それはそうだ。あの後、あのまま寝たのだから。
起き上がり、部屋の中を観察するが特段変な部分はなく、アリスの姿もない。ただ、俺の身体が服を一切なにも纏っておらず、ベットの横に畳まれた新しい服が置いてあった。
今回は俺が起きたことを知らせる人形も配置されていないようなので、とりあえず立ち上がって、服に袖を通す。
服からはふわりとアリスと同じような匂いが漂い、鼻孔をくすぐる。
まるでアリスに包まれているかのような香りに、アリスとの交わりが強く想起されてしまった。
『大好きよ』
アリスの最後の言葉を思い出すだけで顔が赤くなりそうだ。
多分、あの扉の奥にはアリスがいるのだろう。
恐る恐ると、扉を開けると廊下に繋がっていて、そこを歩いていくとリビングと呼ばそうな場所へとたどり着いた。
俺の予想とは違いリビングには誰もおらず、テーブルの上には食パンに、ベーコンとスクランブルエッグが置かれていて、俺がテーブルに近づくと、一体の人形がトコトコとコーヒーの入ったカップを持って歩いてきてくれた。
どうやら、俺へのご飯らしい。窓の外から差し込む光を見る限り、今は朝か、昼前といったところだろうか。
「ありがとう。いただきます」
人形からコーヒーを受け取り、椅子に座って朝食を食べ始める。
そこまで凝った味付けというわけでもないのに、疲れた後のせいかかなり美味しく感じる。
アリスの作ってくれた朝食に舌鼓を打ちつつ、コーヒーを飲んでいると、不意に誰かが家の中に入ってくる音が聞こえた。
「ただいまー」
見ると、玄関の扉からアリスが帰ってくるのが見えた。
今日のアリスはあの時とは違う服に身を包んでいる。
長いスカートなのは変わらないあたり、こういうスカートが好きなのだろうか。ただ、前回はスカートの下から白い肌が覗かれていたのに対して、今は黒いタイツに覆われている。
「……あら? 起きていたのね。おはよう」
俺が朝食を食べていることに気づいたアリスは出会った時のような気軽さで俺に挨拶をした。
「……ああ、おはよう」
ついつい顔を逸らしながら挨拶を返すと、アリスが不思議そうな顔になるのが視界の端に映った。
まずい。アリスのことを見ると、あの時のことがフラッシュバックしてめちゃめちゃに緊張する!
あの唇も、胸も、隠された大事な部分でさえも、俺がめちゃくちゃにしたというのが信じられない。
「どうかしたの?」
「い、いや、なんでもない」
俺の返答を不審に思ったのか、じっと見透かすように見つめられてしまう。
内心の動揺を悟られないように俺はコーヒーを啜ると、アリスが思いついたように言った。
「もしかして、緊張してる?」
「んぁっ!?」
一発で当てられてつい変な声が出てしまった。
「い、いや、そんなこと……」
「あんなに私のことめちゃくちゃにしたのに?」
「んぐっ……」
ジトっとした目になったアリスはお腹に手を当てて、悩ましげな声を出す。
「ダメだって言うのに中出しまでして……」
「うっ……」
「しかも、あんなにたくさん。そんなに、私の中は気持ちよかったのかしら?」
「……まぁ、はい」
そうだ。俺は危険日のアリスに思いっきり中出しをしたのだ。
アリスの中から溢れ出した精液の量は、間違いなくアリスが妊娠したであろう量だった。
そうだとすれば責任は取らなければならないだろう。
そんなことを考えていたら、アリスに小瓶を投げられた。それを慌ててキャッチする。その中には丸い錠剤が何錠も入っていた。
「さっきまで永遠亭に行ってたの。外の世界には妊娠を止める薬があるらしいから。永琳なら作れると思って」
アリスが言っているのは、アフターピルという奴だろう。
その存在にほっとしたような、ちょっと残念なような複雑な気持ちになりながらコーヒーをすする。
「どうしたの? 残念そうな顔をして。もしかして、私に孕んでほしかった?」
「ぶっ!」
コーヒーを吹き出した。その口元を人形達が拭ってくれる。
「い、いや、そういうわけじゃ」
「あら? そうなの?」
意外そうに目を瞬かせるアリス。
「あなたがそれを望むならその薬飲まないつもりだったんだけど」
「……え」
衝撃すぎる発言に動きが止まる。
つまり、俺がここでアリスに薬を飲まないでくれと言ったら、アリスは妊娠してくれるというのか。
しかし、それは……。
思考が纏まらず、本気で悩み出しそうな俺にアリスは笑いかける。
「冗談よ。流石に薬は飲むわ」
「……冗談の種類が悪いと思う」
少しムッとして答えると、俺の周りに人形が集まり出した。
「もうそんなに拗ねないで。いいことしてあげるから」
「いいこと?」
「ええ。気持ちいいこと」
艶っぽく笑ったアリスはゆっくりと俺に近づいてくる。
「折角、避妊の薬を飲むんだから、いっぱい楽しんだ方がお得でしょ?」
アリスの逃がさないと言わんばかりの目に背筋から汗が出てきた。
「そ、そうか? てか、あの、俺結構疲れて」
「あら? そんなに下半身は元気そうなのに?」
揶揄うようにアリスが言うと、人形の一体が俺の下半身をつんつんしだした。
こ、こら! やめなさい。恥ずかしいから!
退かそうとする俺の手の邪魔をする様に、人形達が俺の手足を纏わりついてくる。
まるで、魔法の森での出来事の再現のような状況だ。
「あ、アリス?」
アリスらしからぬ行動に何かあったのかと、名前を呼ぶと、彼女はふふっと意味ありげに笑う。
「思ったのよね。私、あなたに責められっぱなしって」
アリスが手を挙げると、人形の一体が俺のズボンを下ろさせて、肉棒をあらわにさせた。
あ、あの、アリスさん、もしかして、いっぱいイカされたことにちょっと恨んでらっしゃる?
「そんなの、私のプライドが許さないわ。だから、ね……?」
「ひっ……」
やばい。これはとことん搾り取られる流れだ。
逃げ出そうかと考えたが人形達は俺のことを掴んで離さない。
「でも、そうね、あなたが疲れているというなら……」
少し考えるようにしてアリスは棚へと足を運び、そこから一つの小瓶を取り出した。その中にはピンクがかった液体が入っている。
それを口に含んだアリスは俺のもとまで来ると、口付けをした。
「んっ、んちゅ、んちゅる。れろっ、れろ。ちゅ、ちゅっ」
そして、その際に口に含んだ液体を俺の口の中へと移していく。
前に飲まされた薬とはまた違う、今度は身体の中から熱くなるような味だった。
俺に液体を飲み終えさせるとアリスは離れて俺の様子を観察する。
「ふぅ……、効いてきたみたいね」
「んぁ…… 、……あ、アリス、こ、これは……」
薬を飲んでから身体が凄く熱い。そして、その熱が一点に集中していってる。
薬の効果によってか、俺の肉棒は痛いくらいに膨れ上がっていた。
その肉棒を人形たちがつんつんと刺激し始めた。
「がぁっ……! ぐっ……」
大したことないはずの刺激だと言うのにそれだけで射精してしまいそうなほどの快楽が押し寄せてくる。
「あなたが飲んだのはいわゆる媚薬よ。私が調合した特別製だからもっと強力なものなんだけど」
「な、なんで……」
「なんでっていうのは、なんで私がそんなものを調合したのかってこと? それとも、なんでこんなことをするのか?」
首を傾げながらもアリスは人形での刺激を止めてくれないので、俺はその質問に返事をする余裕はなかった。
「前者なら、興味本位よ。魔理沙が変なキノコをくれたから作ってみたの。試しに自分で飲んだ日は大変だったんだから。それで、後者なら、それは……理由なんて必要かしら?」
妖艶に笑うアリスは人形達の手を止め、肉棒へと顔を近づける。
「強いて言うなら、さっき言ったけど、私のプライドが許さないからっていうぐらいかしらね。はむっ」
そして、唐突に肉棒を咥え込む。
「ん、ちゅうぅ……れるちゅっ……れるれるれるれるれるれる……」
最初から本気の舌使いに先程から限界に近かった俺は耐えらない刺激だった。
やばい……、これはすぐ、イク……!
俺が腰を浮かせると、アリスはチラッと俺を上目遣い気味に一瞬見てから更に勢いよく上下に口を動かし始めた。
「がっ……! も、いっ……く……!」
「ん! んんんんっ!」
俺の言葉と同時に大量の白濁液がアリスの口内に吐き出される。
「んっ、ぢゅず、ぢゅるるる。んぢゅ。ん……、んちゅ。ちゅずずず、くちゅ。ちゅ」
イカされた。こんなにすぐに。
肉棒から勢いよく飛び出す白濁液をアリスは最後まで口で受け止めると、ゆっくりと口を開く。
「ん、はぁ……、いっふぁいめね……。こんふぁにたくふぁん……」
くぱぁっと嫌らしい音を立てながら開けられたアリスの口内には、俺が射精した精液が残っていた。
アリスの口元から精液がぽたぽたとこぼれ落ちる様が、こんな美少女を、アリスを汚しているという感覚にさせてきて、どこまでも背徳的で最高に興奮さてくる。
「んっ、ふっ、ふっ、んんっ……!」
ごくんと苦いはずの精液を当たり前のように飲んだアリスは、未だ全く萎えることの無さそうな肉棒に再び目を向けて、満足げに吐息を漏らす。
これは、まだ続くよな……。
俺自身も薬の効果のせいか一度の射精ごときでは全然満足出来そうになかった。
そして再び、俺の下半身に人形達が纏わりついてきた。今度は先程までと違い人形の手が俺の肉棒を挟み込んで上下に動き始める。
イッたばかりで敏感な状態なので、それだけですぐに射精してしまいそうになるが、俺がイキそうになる直前で人形達は動きを止めた。
「アリス……?」
「すぐに射精させたらつまらないでしょ? それに、私もこんなに……」
言って、アリスがスカートをたくし上げると黒いタイツの全てがあらわになった。そして、アリスの秘部の付近のタイツからは吸収しきれなかったであろう液体がぽたぽたと垂れている。
俺はまだ何もしていないというのに、アリスの秘部は既にびしょ濡れの状態だった。
もしかして、アリス、俺に媚薬を飲ませた時に自分も少し飲んだのか……?
「今すぐ、あなたのを挿れたいけど……」
でも、とアリスは服を脱ぎ始める。下着も全部脱ぎ捨て、生まれたままの姿になったアリスは、俺の前に椅子を人形達に持ってこさせて、そこに脚を広げて座った。
そして、自らの手で秘部や胸を触り始めた。
最初、なにをしているのか一瞬理解できなかった。
しかし、それがアリスの自慰であることにすぐに気づく。
「あなたには、んんっ! もっと、興奮して、んぁっ……、私のこと、はぁはぁ、んっ、めちゃくちゃに、ふぅ……、んっ……! して欲しい、から……んぁ!」
アリスは自らの自慰を俺に見せつけながら、時たま人形を動かして俺の肉棒へと刺激を与えてくる。
ぐっ……、イケない……!
人形たちは手加減してきるのか、その刺激はどこから物足りない。
「んぁっ! いやぁ……! 見られてると、ん〜っ! いつも、より、おっおっ、こ、興奮、んはぁっ! しちゃ、んんっ……!」
アリスは右手で乳首を摘み、左手は陰核を撫でては喘ぎ声をあげる。
椅子の上に水溜りが出来てしまうほど、アリスの秘部からは愛液が溢れ出している。
今すぐ犯したい……!
そんな光景を見せられて、俺の肉棒は今までにないぐらいに膨れ上がり、先端からは先走りの汁が垂れ始めた。
「はぁ……、はぁ……。もっろ、ん、興奮して……。んああっ! あなただけに、あんっ! 見せる、私を……、あっあっ……、もっと、見て……」
今すぐにでもめちゃくちゃにしてやりたいようなアリスの痴態を見せられ、それでも俺は射精させて貰えないという地獄のような状況だった。
アリスは秘部の中に指を入れ始めて、更に強い刺激を求め始める。
「ん〜〜っ! んんっ! んあっ、おっおっお……、や、これ、すごっ……〜〜〜っ! 〜〜〜〜〜っ!」
アリスの秘部から大量の愛液が弧を描くように放出され、アリスはビクンとつま先から全身を伸ばして脱力した。
俺に見られながら絶頂するアリス。そんなアリスを見る俺はもう限界だった。
アリスが絶頂した拍子に人形達の拘束が緩まったのを感じた俺は、押さえつけられていた椅子から無理矢理立ち上がり、アリスに近づく。
そんな俺に気づいたアリスは嬉しそうに、秘部を手で大きく広げた。
「……きて」
くちゅりと卑猥な音を立てて広げられたそこに、俺は容赦なく肉棒を差し込む。
途端、膣の中がぎゅっと締まり、それに呼応するかのように俺の肉棒が躍動した。
「うぁっ………………!」
「んああああぁぁあああっ! ああああああぁぁぁ!」
甲高い嬌声。俺とアリスは挿入した瞬間にそれぞれイッてしまった。
二度目の射精だというのにも関わらず、一度目よりも多く出たんではないかと錯覚するほど大量の精液がアリスの中に吐き出される。
ごぷっと収まりきらなかった白濁液が結合部から溢れ出てきた。
「はぁ……、はぁ……、2回目……、でも、もっと……」
荒い息をつきながらも、アリスは光悦な表情を浮かべる。
それはこれから起きることへの期待によるもので間違いないだろう。
俺はアリスへの期待に応えるべく、アリスの中から肉棒を抜かず、そのままピストンを開始した。