東方淫魔伝 作:スイセン
クリスマスが年明けそうで心配。
日が沈み始め、紅魔館の主人レミリアお嬢様の活動時間となった。
予定通り、レミリアにあのパーティのお誘いをと思っていたのだが……。
「あのレミリアお嬢様……」
「喋ることを許可したかしら」
「……はい。ごめんなさい」
レミリアの前で正座させられた。
客人などとレミリアが謁見する部屋にて、椅子に肘をつきながら座るレミリアは射殺すような視線を向けてくる。
……い、胃がいてぇ。キリキリする。
おかしい。レミリアの機嫌をとるために俺がパーティの誘いをするという話だったのに、何故レミリアはここまで不機嫌になってしまったというんだ。
「それでどうしてライカは寝ている私に悪戯をしたのかしら」
「いや、悪戯というか……」
言い訳を口にしようとした瞬間、目の前の床が真っ黒に焦げた。
プスプスと焦げた匂いが鼻につく。
「すみませんでした!」
速攻で平伏土下座に移行した。選択を間違えれば俺の未来は真っ黒だ。それも物理的に。
いやね、そろそろ起きたかなと思ってレミリアの部屋にお邪魔したらまだ寝てたからね、しかも少し触っても起きないくらいに。
それでついつい日頃の無茶振りや我儘に対する鬱憤を晴らすために、少しばかり嫌がらせしちゃったよね。
具体的にはスキマを使ってレミリアの部屋の天井とキッチンの蛇口を繋げて水でも落としてやろうかとした。一応、目論見は成功し、唐突な水に驚いたレミリアは「ギャァアアアッ!?」と悲鳴をあげて跳ね起きた。ついでに俺の首を刎ねられかけた。
この嫌がらせ、少しばかり予想外だったのはスキマを紅魔館の蛇口に繋げる予定だったのが何を間違ったのか霧の湖の底に繋がったらしく、あり得ない量の水が降ってレミリアの部屋を浸水させたこと。そして、俺がすっかり忘れていたのだが吸血鬼は流水が苦手だったこと。
レミリア曰く、「吸血鬼ハンターでも襲ってきたのかと思った」とのこと。
件の首謀者が俺だと気づいたレミリアは矛先を一時的に収めはしてくれたものの、未だに怒りは収まらず部屋を変えて説教されていた。
今のレミリアの部屋は妖精メイド達が片付けてはいるが、ベッドばビショビショだし、床には水が大量に溜まっているわで、吸血鬼でなくとも暫くは住めそうにない。
うん。怒られて当然だわ。殺されてないだけありがたく思おう。
「謝るだけなら妖精でも出来るんだけど」
嫌な上司みたいなこと言われた。
しかし、文句を言うと間違いなくさらにレミリアの機嫌が悪くなる。
「えっと、何をすれば……」
こういう時は相手の要求を飲むに限る。ただ、クソ野郎の場合、そんなことも考えられないの? って言うから注意。もし言われたら首を掻っ切ってやろう。
我儘で忘却無人なお嬢様ではあるが、意外と器の大きいレミリアのことだ。案外これで許してくれるかもしれない。
俺の問いかけに「へぇ……」と少し嫌な笑みを浮かべたレミリアが少し悩んで答える。
「そうねぇ……。暫くの間、私の吸血タンクにでもなって貰おうか」
給水じゃなくて吸血タンクか。
つまり、いついかなる時でもレミリアが望めば血を差し出せということだ。鉄分不足になりそう……。
まぁ、案外優しい処置なのかもしれない。普通の人間ならレミリアに毎日吸われたら貧血で死ぬだろうけど。
「それと、部屋が元に戻るまでの間はライカの部屋のベッドを使うわ」
「は? いやいや、ほかの部屋にもベッドは」
「私、枕変わると寝れないの」
初めて聞いたぞそんなの。てか、俺の部屋にもレミリアの枕なんか……。
「だからライカの腕で我慢してあげるわ」
……え?
ここで腕枕っ!? なんて慌てたりはしない。
それよりも問題なのはレミリアの生活習慣だ。レミリアの生活習慣は基本的に俺とは真逆。昼間に寝て夜起きる夜行性だ。つまりレミリアが寝ている間は俺は起きているというのに、レミリアに腕を枕代わりにされているので動けないのだ。
なにより、腕枕は腕の血流が悪くなって痺れるし、レミリアが寝ぼけて攻撃してきたらそれだけで俺は大怪我を負ってしまう。
「流石にそれは……」
「文句なんてないだろうな?」
「……はい。ありません」
凄い圧力に一瞬で負けた。この館における俺の立場は妖精メイドより少し上程度だ。場合によっては下になる。
「それと……」
「待て待て! いくつあるんだ!」
「えっと、ひのふの」
数えるようにレミリアが指を折っていく。片手で足りなくて両手すら使い始めた。
「俺が悪かったから勘弁してくれ……」
情けない声でお願いするとレミリアは、はぁと呆れたようにため息を吐いた。
「妖怪相手に安請け合いするものじゃないわよ」
「今ものすごく実感している」
先程のパチュリーとの約束も大丈夫だろうな……?
本当に小悪魔が言ったように内臓摘出とかされそうで今更怖くなってきた。
「……それで、わざわざ私の部屋に来たのは悪戯する為だったの?」
「もしそうだとしたら」
「少しばかり首と胴体がお別れすることになる」
ぶわっと凶悪な魔力がレミリアから溢れ出す。
少しばかりってそれ人間だと即死案件だからッ!
慌てて首を振って本来の要件を伝えた。
「いや、そのパーティのお誘いをと……」
「パーティ?」
怪訝そうな顔をするレミリアに招待状を渡す。さっきの出来事のせいでビショビショになって字が歪んでしまっているが。
「……ふーん。面白そうじゃない。これライカが考えて開催したわけじゃないんでしょ?」
「ああ。起きたらその招待状が枕元にあった」
「罠か何かは知らないけど、この紅魔の屋敷で勝手にできるとは思わないことね」
クックックッと小さく笑うレミリア。
自分の屋敷で変な催しが勝手に開催されるというのに随分と楽しそうだ。
「時間は0時からか」
「ああ。参加するのか?」
「当たり前じゃない」
やっぱりな。レミリアがノリノリで参加するのは予想通りだ。
「そうか。わかった。じゃあ、俺はとりあえずフランにもこの話を」
「待ちなさい」
フランにもこのパーティの話をしに行くために、立ち上がりかけた俺をレミリアが制する。
そのままこっちに来いというジェスチャーをされた。
「誰かさんが余計なことをしてくれたせいで起きてから紅茶すら飲めてないの」
「えっと、だから……?」
「ほら、首を差し出しなさい」
「その言い方だと切り落とされそうで怖いんだが」
早くしろと言われたので抵抗することなくレミリアに近づく。
ついでに、右肩部分を裸させて肌を露出させ噛みつきやすくしてやった。
「ほらよ。これでいいか?」
「ええ。従順で何よりよ」
言ってレミリアがカプリと首筋に噛み付く。
チクリと注射に打たれた時のような痛みが首筋にした。
「んくっ……、んっ……んっ……」
首から血を吸い取られる感覚がする。
何回かレミリアに吸血をされたことはあるが、この感覚は何とも慣れない。気持ち良いような気がしなくもないが、それよりも自分の中から血液が失われていくという喪失感が上に来てしまう。
数十秒がやけに長く感じる。
「……ぷはぁっ、こんなところかしら」
レミリアが口元から血を滴らせながら離れた。その服には溢れた俺の血がべっとりと付着している。
「相変わらず溢しすぎだろ。もっと血は大切にしてくれ」
少食だからそんなに飲まなくていいとは言うものの、溢すせいで結局はそこそこの量を吸い取られてしまう。
人間に優しくない吸血鬼である。ただ、妹であるフランに吸われた人間を見たことがあるが、一瞬にして乾涸びた死体に変わって消滅してしまっていたのを考えると、レミリアの吸血は優しいのかもしれない。
「ご馳走様。……前に比べて少し渋みが強いわよ。最近、ご無沙汰だったかしら?」
「まぁ、ここ数週間ほどな」
能力によるものなのか、レミリア曰く、俺の血は複雑に絡み合った味がするそうだ。
「全く、私の吸血タンクとして最高の品質を用意しなさい」
「罰として吸血されるのは受け入れるが、お前の吸血タンクなわけじゃない。ちなみにお前の妹の玩具でもない」
「だとしたらただの居候ね」
「パチュリーの話か?」
「あれは知識人。無駄な知識しかないけど」
「酷い言われようだ……」
本当にレミリアとパチュリーは友人なのかよ……。まぁ、一緒にお茶してる時とかもあるし、仲は悪くないようだが。
友達に対する軽口的なものだと捉えておこう。
それよりもと、視線を下に向ける。
「……ところで、お嬢様? どうして俺のズボンへと手を伸ばしているんだ?」
「ご無沙汰だったんでしょう? 相手でもしてあげるわよ?」
「そんなの頼んだ覚えはない」
慣れた手つきでズボンをベルトを外したレミリアの右腕を取って止める。
「油断も隙もあったものじゃないな」
「ライカが隙だらけなのよ。それにこんなに渋いのばっかり飲んでられないでしょ?」
「それなら違う奴のを飲めよ。好きだろ、怖がってる人間。それもB型の」
「ええ。大好物。けど……」
頷いたレミリアだが、俺を見て妖艶に笑う。
ゾクリとする心の底すら見透かすような視線。
「お前のように恐怖を押し殺して正常を装ってる人間はもっと好きよ」
すっとレミリアの左手が俺の心臓のある上に重ねられた。
ぎゅっと心臓を掴まれたかのような錯覚に陥る。
「……性格悪いぞ、蝙蝠野郎」
「言葉の端が震えているわよ? 顔も真っ青」
「それはお前が血を飲んだせいでの貧血だ」
レミリアの右腕を掴んだ右手が震えてきた。
これだからこいつは苦手なんだ……。
「この程度で貧血ねぇ……。そろそろ限界なんじゃない? どれだけ拒んでも貴方の身体は」
「言わなくていい。わかってる。だからここにいるんだろ」
じっとレミリアと視線を交差させる。
互いに見つめ合い、一言も喋らないまま数十秒近く経過したんじゃないかと思うほど濃密な時間が過ぎ去った後にレミリアはつまらなそうに息を吐いた。
「……まぁ、乗り気じゃないって言うならいいわ」
そう言ってレミリアは俺の胸に重ねた左手を下ろす。ほっと一息つくと同時に大量の冷や汗が背筋に流れた。
そんな俺を見透かしたようにレミリアが小さく口元に笑みを讃える。
「それで、いつまで掴んでいるつもり?」
そういえば右腕を掴んだままだった。早く離さなければと思うのに石化したかのように手が動かない。
……レミリアに気圧されていることが自分でわかる。膝が震える。情けない。
大きく息を吐いて、気持ちを落ち着かせる。恐怖に呑まれそうになる心を無理矢理に奮い立たせた。
ぐっとレミリアの右腕を掴む手を上に引き寄せた。
「きゃッ!?」
驚いたようにレミリアが小さく声をあげ、引っ張られるように少しだけ背伸びする。
俺と顔の距離が近くなる。
幼さを残すものの、今の時点で十分可憐と言うに相応しい顔立ち。その口元、俺の血で赤く染まった唇の部分へと自らの唇を重ねた。
「んっ……」
目を見開いたレミリアだが抵抗することなく口づけを受け入れる。
「ちゅ……、んちゅ……、ちゅる……」
少し血の味がするレミリアとの口づけはどちらともなく舌を伸ばし始めた。
レミリアの小さい口元を喰らうかのように唇を重ねながら、その中では舌を絡め合う。
「ちゅぷ、れろ……、ぷはぁ……」
唇を離すと、レミリアの舌との間に少し赤い糸が垂れた。
唐突な口づけにレミリアは怒るわけでもなく、ニヤリと口元に嫌な笑みを作った。
「乗り気じゃないんじゃなかったのかしら?」
「……そんなこと言った覚えはねぇよ」
「フランにさっきの話を伝えに行くつもりだったでしょ?」
「まだ0時までは時間があるだろ。それに、誘われたのにこんな良い女を抱かなかったら損だ」
俺の言葉にレミリアは楽しそうに笑う。
「ククク……、やっぱり貴方は面白いわね。けど、こんなベッドもないような部屋で抱こうとするのはどうかと思うわよ」
「誘ってきたのはお前だろ。それにこういう部屋でやる方が興奮する」
「変態ねぇ……」
わざとらしく呆れた表情を浮かべたレミリアの口を再びキスで塞いだ。
「んむっ、ちゅう、ちゅる、れろれろ……」
今度は最初から舌を絡めてレミリアと粘液の交換を行う。
脳の奥が甘く蕩けるような濃厚なキスを行なっていると、レミリアの手が俺の下腹部へと伸びた。
今度はそれを止めることなどせずに成されるままにしていると、レミリアが俺の肉棒を露出される。
「ちゅぷ……、ちゅぱ……、ふふ、こんなに膨らませて……。どうして欲しい?」
怪しげに微笑む彼女は手で肉棒の先端を刺激しながら尋ねてきた。
「じゃあ口で頼む」
「全く、主人をこんな風に使うなんて……、んっ、ちゅる、れろ、ちゅ」
口では文句を言いつつ、一切躊躇うことなくレミリアは膝をつくと肉棒をその小さな口に含んだ。
狭い口内の中でレミリアの舌が肉棒に纏わりついてくる。
「んぶっ、んじゅ、じゅぼっ……、じゅるる、じゅぶ、じゅずず……」
ジョリジョリとした柔らかい感触を這わせながら、唾液で肉棒を濡らす。
「くっ……、相変わらず上手いな」
「ちゅる……、ちゅぷ……、ふふ、あなたのふるえてきたわよ?」」
肉棒を口に咥えながら上目遣い気味にそう言ったレミリアは射精を促すように動きを速くした。
「あっ、ぐぁ……」
あまりの気持ちよさに腰が震え、声が漏れてしまう。
「ほら、だふぃなさい。どうせいっふぁいじゃたりないんれひょ?」
喋る度に気持ち良い刺激が肉棒に伝わってくる。
俺の弱いところを知り尽くしたレミリアの舌の動きに俺の我慢はすぐに限界を迎えた。
「うぁ……、出るッ!」
「んぐッ……!? んじゅ、じゅるる、じゅる、んぐっ……」
容赦なく責め続けるレミリアの口内に俺は簡単に達してしまう。
吐き出さられた欲望をレミリアはそのまま受け止めてくれた。
「ぐっ……うっ……」
「んっ……、んっ……」
彼女の口の中に全て吐き出して射精が収まると、レミリアは肉棒を離した。
「んくっ……、んはぁ……」
そして、わざわざ見せびらかすように吐き出された精液を飲み込みも吐き出しもせずに口を開いて見せつけてから、ゆっくり咀嚼して精液を飲み込む。
「んっ……、相変わらず濃厚で粘っこい精液ね。飲むのが大変じゃない」
「……それなら飲まなければいいだろ」
「あら、意外ね。貴方は自分の精液で女性が汚れる様が好きなのかと思ってたけど」
「酷い偏見だ」
別にそんな変なフェチは抱いていない……と思いたい。うん。まぁ、ただ、美少女達がよがる様というのはどうしようもなく興奮するものではあるのだが、それは多分俺以外の男性なら同じ感想を持つはずだ。持つよね?
「ふふ、やっぱりまだ大きいまま」
「そりゃ、ご無沙汰だったからな」
一度の射精程度では萎える様子を見せない肉棒にレミリアが楽しげに笑った。
彼女の手が服のボタンに伸びて、一つずつゆっくりとボタンを外していく。
パサリと床に彼女の肌を隠していて衣類が落ちた。
一切身体を隠すものを失くしたレミリアは優雅な微笑みを讃える。
日に当たらないせいか、病的とすら思えるほど白い肌。しかし、シミ一つなくそれは絹のように滑らかで美しかった。
「何回も見ているのに毎回見惚れてくれるのね」
「……見惚れない方が無理がある」
何度見てもレミリアのその姿は美しい。
まるで芸術作品のような美しさを誇るその姿はきっと一生見ていたとしても飽きることなんてないのだろう。
「相変わらずこういう時の反応は可愛らしいのよねぇ……。気分がいいから特別に咲夜も呼んであげましょうか?」
「魅力的な提案だがやめておく。2人を前にしたら自分を抑える自信がない」
「また失神する咲夜が見れると思ったのに……」
「やめてくれ。あの時はやりすぎて咲夜に暫く恨まれたんぞ」
前に一度、レミリアと咲夜を同時に相手をした時は2人をぐっちゃぐちゃにするまで終わらなかった。日が昇る直前まで行為を続け、最終的にはレミリアは眠気が限界に来て、そして咲夜は快楽で失神した。
俺も疲れでそのまま寝てしまい、その様子を発見した妖精メイドが紅魔館中に吹聴したせいで結構な騒ぎとなってしまったのだ。
「その割には咲夜は結構、ハマってるみたいだけど……」
「……え、なにその情報。初耳なんだが」
あの行為にハマってたの?
普段や2人での行為中にはそんな面影は一切見せてないんだが。そりゃあ多少は乱れるが基本的にはいつもの瀟洒な態度のままだ。
「今度本人に聞いてみればいいじゃない」
「それナイフ飛んでくるやつじゃないよな?」
俺の問いに笑って答えるレミリア。
確実に飛んでくるだろうなぁ。それもきっと下腹部の急所に向かって。あの人、そういうとこだけ何故か遠慮なしにやってくるから怖い。
「ふふ、まぁ、今は貴方が私だけとしたいらしいから我慢してあげるわ」
「そこまでは言ってないが……」
「私の寵愛を一身で受けれることを感謝しなさい」
言ってレミリアが抱きつくようにして俺を押し倒した。
床に少々勢いよく背中をぶつけて痛い。
「ベッドじゃないんだぞ。少しは気をつけてくれ」
「貴方がここがいいと言ったんでしょ?」
「いや、まぁ、そうだが……」
話しながらレミリアが俺の上着のボタンを外していき、肌を露出させた。
それをまじまじと見つめてくる。
「中々に筋肉質ね。私の魔力を貰っているんだから当然だけど」
「本当にな。俺のお腹とは思えない」
「折角だから味見してあげるわ。ちゅ、れろれろ」
レミリアが俺のお腹から胸に向かって舌を這わせた。くすぐったいような気持ちよさが身体を駆け巡る。
それと同時にレミリアの右手が肉棒へと伸びてゆっくりと上下に動かし始めた。
「ちゅる、れろれろ……、ちゅう」
手を上下に動かしながら、レミリアは肌に吸い付く。
「くぁっ……あっ……」
耐えきれずに声を漏らす俺を見て満足そうな表情をするレミリアが、そっと首元に噛み付いてきた。
「くっ……、さっき、飲んだばっかりだろ」
「さっき精液を飲んで口の中が苦いから口直しよ」
人の血を口直しに使わないで欲しい。そんな不満を言ったところで無駄なので大人しくレミリアに血を吸い取られる。
「ぷはっ……、少しは味に濃厚さが出てきたかしら?」
口を離したレミリアの牙からポタポタと血が滴って俺の胸の上に落ちた。
「そんなにすぐに変わるものか?」
「気になるなら飲んでみる?」
誰が自分の血なんか飲みたがるんだ。そもそもどうやって飲めと? 自分で指でも切れとでも言うつもりかよ。
なんて思っていたら、レミリアが顔を近づけてきた。
「はい、あーん」
言われるがままに口を開けたら、レミリアが口づけをしてくる。そして、そのまま口の中へと涎を流し込んでくる。
「んむっ……、ちゅる、ちゅ……」
少しだけ舌を絡めて唇を離す。
「どうだったかしら?」
「……どうだったと言っても」
唐突なことすぎて味を気にする余裕なんてほとんどなかった。
俺の回答に不服そうな顔をしたレミリアは仕方ないわねと顔を真上へと持ってきた。
「今度はちゃんと味わいなさい」
そう言って今度は口づけすることなく、つぅーっと口元から涎を垂らす。
俺の血が混じっているのか少し赤みがかった粘液が舌の上に落ちた。
「……甘い味だな」
「貴方にぴったりね」
「……それと、レミリアの味だ」
俺の感想に、クックックと肩を揺らして笑ったレミリアが優雅な笑みを浮かべて尋ねる。
「それは、どんな味なのかしら」
レミリアの右手がそっと俺の頬に触れた。
見つめ合うように視線を交わしながら思いついたままの答えを告げる。
「赤い薔薇の蜜の味だよ」
薔薇のように可憐で美しく、俺を一瞬で殺すことが出来る強大な棘を持つ彼女らしい味だ。
「……ふーん。まぁ、その表現力は甘くつけて30点ってところね」
「存外に厳しいな」
苦笑した俺に合わせてレミリアも頬を綻ばせた。
その視線が俺の下腹部へと向かう。
「さっきよりも大きくなってるわね。私の唾液を飲んで興奮てもしたの?」
「悪かったな。変態で」
わかっている癖にわざわざ尋ねてくるあたりに性格の悪さを感じる。
レミリアはゆっくりと身体を起こすと、肉棒の上へと跨った。
「さっきから貴方ばっかり楽しんでいるわね。そろそろ本番、しましょうか」
そう言ってレミリアが腰を落としていく。
毛すら生えていないレミリアの小さい秘部の入り口はキツく閉じられていた。その膣肉を掻き分けるようにして肉棒が少しずつ侵入していく。
「んっ、ふぅ……、んんっ……、んはぁ……」
まだ挿れているだけだというのに侵入を拒むようにレミリアの秘部が縮小するせいで、膣壁に擦れて既に気持ち良い。
気を抜いたらすぐにイッてしまいそうな刺激、それを歯を食いしばりながら耐えると肉棒の先端が壁に当たる感覚があった。
「ああっ……、んぁっ……、入ったぁ……」
秘部に肉棒を咥え込んだレミリアが身体を震わせながら言葉を漏らす。
挿れる直前まではほとんど濡れていなかった膣内だが、肉棒を挿れた瞬間、愛液が溢れ始めた。
「はぁはぁ……、それじゃあ動くわよ」
ゆっくりとレミリアが腰を上下に動かし出す。
キツく締め付けてくるレミリアの膣肉に擦られる感触に直ぐに射精してしまいそうになった。
「んんっ……、おちんちん、ビクビクしてるわね……。まだ出しちゃダメよ。ちゃんと主人を楽しませなさい」
「くっ、はぁ……、わかってる……くぅ……!」
言葉とは裏腹に直ぐにでも達してしまいそうな快楽だ。
跨って腰を振る彼女の胸に手を伸ばす。
「ひぁっ、勝手に……」
胸を触られて顔を顰めるレミリアだが、手を払い除けようとはしない。
未発達の身体に相応しく、ほぼ無いような胸だが、触ると確かに少し違う柔らかさがあった。
レミリアの胸の先端の突起を指で摘む。
「んふぅ……! あんっ、それ、ダメ……!」
感度が良いレミリアの乳首を弄り、彼女に刺激を与えていくと、それに答えるように膣肉の締め付けが更に強くなった。
「うぁっ……、レミリア、ヤバい……!」
もうイッてしまいそうだ。
そんな俺の言葉を聞いてレミリアは嫌な笑みを浮かべた。
「私より先に絶頂したら暫くは私の言うことを聞いてもらうわよ」
「無茶苦茶だ……!」
「んんっ! ほら、ちゃんと我慢しなさい」
そう言いながら腰をふるペースを上げるレミリア。
我慢させる気が全くない。絶対に俺に言うことを聞かせたいだけだ。
レミリアの子宮の入り口に肉棒の先端が叩きつけられるたびに、その中に白濁液を吐き出したい衝動に駆られる。
「はぁはぁ、こんの……!」
こうなればやけだ。先にレミリアをイカせてやる!
レミリアの腰を掴んだ。
「ちょっ、なにを……! ひぐぅっ!?」
一気に奥深くまで肉棒を打ちつけると、レミリアが驚いたように鳴いた。
「こ、こら、やめな、ふぐぅッ! あっ、あっ、……ちょっと、まっ、あああっ!」
レミリアの言葉を無視してひたすらに腰を打ちつける。
勢いよく打ちつけてる分、こちらの快楽も凄いので気を抜いた瞬間に達してしまう。
しかし、レミリアにも余裕がなくなってきた筈だ。先程から漏れ出る声がどんどんと甲高いものへと変わっていっている。
「ひぁああっ! んああっ! ああっ! い、いい加減に……!」
打ちつけられる腰を止めようと俺の腕に手を伸ばすレミリア。
ぐっ、もう限界だ……!
レミリアが腕に触れる直前、今までで一番強くレミリアの子宮に肉棒の打ちつける。
「んはあぁぁああっ!」
大きく叫ぶレミリア。その膣内に耐えきれなくなった精液を吐き出した。
その小さな身体では収まりきらない大量の精液をレミリアの子宮へと叩きつける。
それと同時にレミリアの膣肉がキュウと伸縮して大量の愛液を噴射した。
俺の胸元まで届くぐらい勢いよく潮を吹いたレミリアは快楽に大きく身体を震わせる。
収まりきらなかった精液が逆流して結合部から溢れてきた。
「はぁ、はぁ……」
荒い息を吐いてこちらを睨んでくるレミリア。
ただ涙目のせいで全然怖くない。
「……これはイーブンだな」
「な、なに言ってんのよ! あんたの方が先にイッたでしょ!」
「お前の方が盛大に絶頂しただろ。潮まで吹いて」
俺の言葉に顔を赤くしたレミリアが悔しそうに歯軋りをさせると、顔を俯かせた。
「……も、もう一度よ」
「は?」
小さい声で呟いたレミリアが顔を上げてキッとこちらを睨みつける。
「もう一度やりなさい!」
そうしてムキになったレミリアが肉棒を引き抜くことなく、再び抽送を開始したのだった。
ちなみに、決着は結局着かずに約束のパーティの時間となった。
……やっべ、フランに伝えるの忘れてた。
今回はレミリア様とのエッチなシーンでした。最初は主人公リードで書いていたんですけど、やっぱりレミリア様リードに書き直したら少々遅くなったのと長くなった。
今回約1万字。これ次2万字とかいかないよね?
次回こそ本当に性なる遊戯。具体的に言うと、なんでもありな王様ゲーム。