※この作品はR-18です。

東方淫魔伝   作:スイセン

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明けましてメリークリスマス。正月終わってもクリスマス回を書く羽目になるとは……。タイトルを特別編に変更しました。
今回も約2万字。


[特別編・後編2]聖なる夜に性なる遊戯を(R)

「さぁ、残った面子でゲームを再開するわよ」

「まだやるのかよ……」

 

 今の段階で結構な損害が発生しているからな? 

 フランがすやすやと眠っているが、もしあれでキレて暴れ出しでもしてたらもっとやばい事態に発展していた。……まぁ、その原因作ったの俺だけど。

 

「当たり前じゃない。私がまだ王様になってないもの。咲夜、準備をしなさい」

「かしこまりました。では、クジを一枚減らしまして……」

 

 咲夜が6番のカードを捨て、再び王様ゲームが再開された。

 さっきの咲夜とフランの件があったせいか、美鈴と小悪魔の顔は恐怖で強張っている。

 頼むから王様こい! そしてこのゲームを王様権限で強制的に終わらせる! 

 願って開いた番号は2番。

 くっ! ならせめて、王様は美鈴か、小悪魔に……! 

 

「……今回の王様は私ね」

「今度はパチェか……」

「悪いわね。レミィ」

 

 パチュリーかよ……。

 俺の中で、この面子で危険な命令を出してきそうな人物上位の奴だぞ。

 

「そうね。それじゃあ……」

 

 考えるようにして立ち上がったパチュリーは、咲夜の持ってきたアダルトグッズを手に取る。それは男の肉棒を模したもので、先程フランに使ったバイブとは違って基本的には動かない。ただ、こっちの方が形としてはリアリティがある。

 

「このディルドを1番に使ってもらおうかしら」

 

 嫌な笑みを浮かべたパチュリーに対して、冷や汗を浮かべたのが小悪魔。

 ……小悪魔には悪いが当たらなくてよかった。なんで男なのにディルドを使わなきゃならんのだ。たしかにそういうプレイがあるのも知っているし、否定はしないが、俺にそういう趣味はないし、開拓もしたくない。

 

「ほっ……」

 

 隣の美鈴も安堵のため息を吐いていた。なんで王様ゲームでこんなに心臓に悪い思いをしなくちゃいけないんでしょうね。

 

「小悪魔か……。つまらないわね。あ、普通にするだけじゃ面白くないから、これを飲んで貰うわね」

 

 おい、なんか怪しい瓶に入った液体が出てきたぞ。

 パチュリーが取り出したのは、なんかピンク色でいかにもな液体。多分魔法薬だろう

 お前いっつも怪しい薬作ってんな。……これを前本人に言ったらぶっ飛ばされた。曰く、基本的には魔法の研究物しか作ってない。あんたが来てから変なものを作る機会が増えただけだそうだ。

 それ八つ当たり、または逆ギレって言うんですよ。

 

「えっと、これは……」

「レミィに頼まれて作らされたのよ。飲んだらわかるわ。副作用の心配は……妖怪だから大丈夫ね」

 

 原因はお前かレミリア。未だに王様にならずにちょっと不機嫌気味にワインを飲んでいるレミリアに耳打ちする。

 

「あれ、なんの薬だ?」

「単純な感度増強剤よ」

「……おい、どうしてそんなものをパチュリーに作らさせたのか聞いておこうか」

「聞きたい?」

「……ごめんなさい。やっぱりいいです」

 

 含みのある笑みを見せられてすごすごと引き下がる。君子危うきに近寄らず、危険な場所に近づいたら死にかねない。

 

「貴方に飲ませて縛って楽しむためよ」

「聞いてねぇよ! てか、何やろうとしてんだ! 逆に飲ませてやる!」

 

 完全なるレミリアの加虐趣味じゃねぇか! 

 

「そう。残念ね。咲夜にも飲ませたら面白そうだと思ったんだけど……」

「……いや、やめておけよ」

「今、少し迷ったわね」

「誤解だ」

 

 そんなことで迷うわけない。ちょっと咲夜を見たけど、迷ってない。

 こちらの会話を聞いていたのか、咲夜がジロリと冷たい視線を向けてきたが、気づかないふりをする。

 

「……そ、それじゃあ飲みますね」

 

 そんな話をしている間に小悪魔がパチュリーから薬を受け取って、飲む寸前だった。

 目を瞑り、一気に瓶の中身を口に入れ飲み干す。

 数秒、待ってみたが、特段変化はない。

 

「どうかしら?」

「……? 今のところ特に変なところは……」

「おかしいわね……」

「少し身体がポカポカするぐらいですかね……?」

 

 首を捻ったパチュリーが様子を確認するために、小悪魔に近づいて顔を覗き込む。

 

「……確かに変化はないわね。失敗したのかしら?」

「珍しいな。パチュリーが失敗するのは」

 

 いや、違った。失敗は珍しくない。何にも副作用が出ないのが珍しい。

 

「まぁ、魔法なんてその場での運が一番重要なものだから。でも、手応えはあったんだけど……」

 

 そう言って何の気なしにパチュリーが小悪魔の胸に触れた。

 

「ひぐぅっ!?」

 

 ビクンと大きく反応した小悪魔だが、自分でもなんでそんな反応をしたのか理解出来ていないようで、困惑したような顔になっている。

 

「パ、パチュリー様……? 今のは……」

「…………」

「ひやぁんっ!!」

 

 再びパチュリーが無言で小悪魔の胸に触れると、ビクンと再び大きく反応する小悪魔。

 

「え? ……え?」

「どうやら成功してたみたいね。よかったわ」

 

 状況が理解出来ていないようで小悪魔がヘタリと座り込む。

 良かったって……、なんかちょっと胸触っただけなのに小悪魔の反応が凄いんだけど、本当に大丈夫かよ……。

 

「なぁ、あれ効果がどう考えても強すぎないか?」

「そう? 頼んだ通りよ? 流石はパチェね」

「……ちなみにどういう内容で頼んだ?」

「触れただけでイキそうになるぐらい強力なやつ」

 

 さらっととんでもないことを言われた気がするが気のせいだと思っておこう。それを俺に使うつもりだったと考えただけで冷や汗が出てくる。

 

「予定通りの効果も取れたみたいで満足よ。それじゃあお願いね」

「お、お願いって……、こ、こんな状態でこれ使うんですか!?」

 

 泣きそうな声で小悪魔が叫ぶ。あの感度でディルドなんて中に挿入したら大変なことになることは目に見えていた。

 

「さ、咲夜さん……」

「諦めなさい。王様の命令は絶対よ」

 

 この光景、どっかで見たことある気がする……。

 がっくりと項垂れた小悪魔が、服に手をかけてボタンを外し始めた。

 

「んっ……、ふっ……」

 

 布の擦れる刺激だけで感じるのか、小悪魔が小さく吐息を漏らす。

 ゆっくりとしたペースで少しずつ服を脱いでいく小悪魔。

 ……フランの時は巻き込まれたとはいえ、こういう場合に男の俺がマジマジと見ているのはどうなんだ? 

 

「……お手洗いに行ってくる」

 

 とりあえず離席しよう。そう思ったら腕を掴まれた。

 

「……なんのつもりだ?」

「ダメじゃない。そうやって目を逸らしたら。彼女に失礼よ」

「物凄く良いように言っているのはわかったけど、それを決めるのは俺の勝手だ」

「ふん。まぁ、いいわ。……ところで喉が乾いたの、吸血タンクさん」

「お手洗いから戻ってからで」

「貴方はいついかなる時も私に血を提供しないといけないのよ」

「漏らしちゃったらどうするんだ」

「……そういうプレイ?」

「そんな変なプレイはしたことないっ!」

 

 なんでこいつはそれはそれで悪くないと言わんばかりの顔してるんだ!? 

 

「いいから早くしなさい。貴方は遅いのよ」

「……ちっ」

 

 どうやら逃すつもりはないようだ。

 諦めて席に戻る。

 

「ワイングラスに注げばいいのか?」

 

 ナイフを手に取り尋ねると、レミリアは少し考えて首を振った。

 

「たまには直接飲むわ」

 

 そう言ってレミリアは右手をとって、人差し指に噛み付いた。

 手から吸血するのは珍しい。多分、その方が小悪魔の様子が見やすいからだろう。

 噛み付いたレミリアが顔を顰めた。

 

「……飲みすぎたかしら? 少し渋みが出てきたわね」

「なら、飲むのを遠慮してくれ。少食なんだろ?」

 

 今日だけで随分と血を取られてる気がする。そのせいか、身体が少し重い。

 

「……ん。仕方ないわね」

 

 少し考えるようにしてからレミリアはあっさりと口を離した。

 指を見ると、レミリアの唾液がついて、テカテカと光っているのが分かる。

 

「流石にそれを舐めようとするのはどうかと思うわよ」

「お前は俺をなんだと思ってるんだ」

 

 そんなこと流石にしない。好きな子のリコーダーを舐める小学生かよ。

 小さくため息を吐いて、視線を前に戻すと、小悪魔が服を脱いで下着だけの状態になって震えていた。

 その視線の先にはディルド。あの感度で入れたら間違いなく大変なことになるからな……。

 黒いブラジャーで隠されているとはいえ、フランよりは確実に大きいと思われる膨らみに、すらっとした手足。

 一般的に美少女と言えるべき顔立ちをしている小悪魔のこういう姿は何度も見てるというのに、どうしまうなく興奮してしまう。

 

「うぅ……、本当にやるんですか……」

 

 泣きかけている小悪魔。

 流石に可哀想に思えてきた。フランの時は自業自得と思ったが、今回、小悪魔は悪戯をしたわけでもなく、巻き込まれただけだ。

 堪えきれなくなったのか小悪魔が叫ぶ。

 

「パチュリー様! せめて、ディルドじゃなくてライカさんのを使わせてください!」

 

 ……おい、待てや。同情しかけていた俺の気持ちを全て返せ。なに人のこと巻き込もうとしてくれてんだ。

 

「クク……、呼ばれているわよ」

「……人違いだ」

 

 嫌な笑みを浮かべるレミリアに、引き攣った笑みを返しておく。

 よし。お手洗いに行こう。さっき行けなかったし、そうしよう。

 

「咲夜」

「はい」

「グェッ……!」

 

 立ち上がった俺を咲夜が一瞬で取り押さえて、床に押しつけられた。

 

「潰れた蛙の声みたいね」

「パ、パチュリー……」

 

 つかつかと歩み寄ってきたパチュリーの手には先程とは違う液体。

 こいつ、その薬を俺で試す気かっ!? 

 

「俺がそれを飲む義理はないはずだぞ……!」

「……それもそうね。それなら、今ここで対価を払って貰うわ」

 

 パーティに参加させる時の約束をここで使うかっ!? こんな伏線回収はいらない! 

 

「これだけで対価にしてあげるのよ。良心的じゃない。ほら、グイッと」

「い、嫌だ! 死にたくない!」

「死なないわよ。失礼ね……」

 

 俺の言葉にパチュリーが口を尖らせる。

 

「そこまで言うなら先に飲んであげるわよ」

 

 言って、パチュリーは液体を口に含んだ。自分でも飲むということ副作用の心配はほとんどないと言ってもいい。ただ、基本的に人間の薬は妖怪にとって毒だし、妖怪の薬は人間にとって毒なんですが……、大丈夫なんですかね。

 

「ほら、口を開けなさい」

「失礼しますね」

「あっ、この……!」

 

 咲夜が無理矢理気味に俺の身体を起こさせ、口を開かせる。

 

「んっ」

 

 そこにパチュリーが口づけをする形で液体を流し込んできた。吐き出さないように長い長いキス。

 俺の喉が上下に動くのを確認してから、パチュリーが口を離す。

 

「はぁ、はぁ……、そこまでして飲ませたいのかよ」

「どうなるか見ものね」

「……ちなみに効果は?」

「効いてきてからのお楽しみ」

「くっ……、ど、どうせ感度増強とか精力剤だろ……」

「どうかしらねぇ」

 

 クスクスと笑うパチュリーの顔が歪んだ。……いや、違う。これは俺の視界がぼやけている。

 目の焦点が合わない。

 混ぜられたコーヒーとミルクのようにぐるぐると視界が回転していく。

 

「おぇっ……、気持ち悪い……」

 

 乗り物酔いにあったような気持ち悪さだ。

 

「大丈夫? 飲み物を持ってきましょうか?」

 

 俺のそんな様子に押さえつけていた咲夜が離れ、かがみ込んで顔色を伺おうとする。

 スカートから長い脚が見えた。先程舐めた綺麗な脚。

 

「……いや、大丈夫だ」

 

 フラフラと立ち上がって、おぼつかない足取りで小悪魔のもとに向かう。

 

「パチュリー様、ライカさんの様子が……」

 

 美鈴の声が反響して聞こえる。

 視線を前に向けると、パチュリーがじっとこちらを見つめてきていた。

 薬の経過を観察しているようだ。……まぁ、どうでもいい。それよりも今はしたいことがある。

 

「……小悪魔」

「え、あ、はい……!」

 

 唐突に名前を呼ばれたことに戸惑う小悪魔に近づいて、右手でその素肌に触れた。

 

「んっ……!」

 

 やはり触れるだけで感じるのか声を漏らして眉を顰められる。

 そんな様子に自然と笑みが浮かんできた。

 

「ライカ、さん……?」

 

 不安そうにこちらを見つめる小悪魔。

 視線を少し下すと彼女の双丘。黒いレースの入った下着に隠されたそこに、唐突に右手で鷲掴みにした。

 

「ひやぁっ!?」

 

 驚いたように声を上げて、瞬時に離れようとする小悪魔を逃さないように左腕を彼女の背中に回して抱き寄せる。

 

「ひぐぅっ! あがっ、や、やめ……んむうっ!」

 

 口を塞がれたことに目を大きく見開いた。

 無理矢理に舌を侵入させ、吸い付くようにして彼女の舌を出させる。

 

「ちゅる。れろ、んあぁぁ……」

 

 胸を揉みながら舌を絡ませているとガクガクと彼女の膝が震えてきた。小さく何度も身体を痙攣させる。

 

「あ、ああ……っ! さっきから気持ちいいのが続いて……んああっ!」

 

 ビクンと身体を仰け反らせて小悪魔が絶頂した。

 身体から力が抜け、俺に寄りかかるようにして荒い息を吐く。

 

「はぁ、はぁ……、こ、これ、ダメ……」

「……何がダメなんだ?」

 

 小悪魔の胸を揉んでいた右手を彼女のショーツの上へと移動させた。

 しっとりと湿っているそこを指で擦るようにして刺激してやる。

 

「ひぁっ! ま、待ってくださ……、んああっ!」

 

 再びの絶頂。薬の効果で絶頂後の感度も凄いことになっているらしい。

 ショーツで吸収してきれなかった愛液が彼女の太腿を伝っていった。

 

「……パチュリー様、彼に何を飲ませたのですか?」

「理性を少しばかり溶かす薬よ」

 

 咲夜とパチュリーの会話が聞こえてくる。

 ああ……。だから、こんなにも小悪魔をめちゃくちゃにしたくて堪らないのか。

 快楽の余韻に震える小悪魔を床に座らせてやった。そのついでにある物を取ってくる。

 一気に2回も達してぐったりと座り込んだ小悪魔だが、俺が持った物に顔を恐怖に歪ませた。

 

「ら、ライカさん……、何を……?」

「何って……、これを使うんだろ?」

 

 見せつけるようにディルドを目の前に持っていってやる。

 

「だ、ダメですっ、今は本当に……!」

 

 逃げ出そうとするが身体に力が入らないのか、その動きは遅い。

 そんな小悪魔の太ももを掴み、無理矢理に脚を広げさせた。

 

「んあっ!」

 

 その行為だけで感じてしまったのか小悪魔が声を上げる。

 

「本当に薬の効果は凄いみたいだな」

「は、はい……、だからぁ……」

 

 瞳に涙を溜める彼女を無視して、ショーツへと手を伸ばした。

 濡れて少し肌に貼りついたショーツを少しずらす。すると、雌の香りが強く漂ってきた。

 

「嫌がってる割には随分と物欲しそうにヒクついてるな」

「それは、薬のせいで……」

「ふーん。まぁ、どうでもいいが」

 

 俺の言葉に恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女の秘部にディルドを押し付ける。

 

「あ……っ! ほ、本当に挿れるんですかぁ……」

「そういう命令だからな。王様の命令は絶対だろ」

「な、なら、せめて、ゆっくり……」

「……ああ。わかった」

 

 頷いて、手に持つディルドを一気に小悪魔の秘部の奥へと押し込んだ。

 

「ふぁああああああんっ!? んあああああああっ!」

 

 強烈な刺激に刺激に小悪魔は脚をピンと伸ばして、身体を仰け反らせる。

 薬の影響で秘部がぐちょぐちょになってるからか、抵抗なくディルドを動かせた。

 ディルドを持つ手を前後に動かして、小悪魔の秘部にディルドを出し入れする。

 

「ひぁっ! ひぐぅ……! えぶっ、あっ、えぁっ、かはっ……、ゆ、ゆっくりって、ンくうぅぅぅぅ……!」

 

 続く絶頂に鳴きながら文句を言う小悪魔に、一度手を止めてやった。

 

「……ゆっくり? 悪い、聞いてなかった」

「はー……、はー……、さ、最低です! 絶対に嘘です! ひぐっ!? ま、また、動かして……、ふぁああっ!」

 

 再び手を動かし始める。

 何度も何度もディルドを出し入れすると、小悪魔の愛液でぶちゅぶちゅと卑猥な水音が響くようになった。

 

「あ、あ、ああああっ!」

 

 何度もイッているせいか絶叫にも近い声を上げる小悪魔。

 そんな俺と小悪魔の様子を見て、テーブルに座るレミリアが顔を顰めて言う。

 

「……ねぇ、パチェ、ライカに飲ませた薬の効果強すぎたんじゃない?」

「そう? でも、ちょうどいいじゃない。ああいうの好きでしょ」

「無理矢理にされるのも悪くはないけどねぇ……。あ、ワインが切れたわね。咲夜」

「はい。新しいのをお持ちしますね」

 

 ほんとに人の痴態を酒の肴にしている奴らだ。まぁ、別にどうでもいいが。それよりも、今は小悪魔だ。

 口から涎を垂らしながら、彼女はディルドの動きに合わせて叫ぶ。

 

「ンあっ……、ンあっあっあふっ……、あ、頭、おかしくなるぅぅ……」

「……そろそろか」

 

 ピタリとディルドを止めた。

 

「はー……、はー……、……お、終わりですか……?」

 

 顔を涙と涎でぐしゃぐしゃにした小悪魔が急に止まった刺激に戸惑ったような表情になる。

 

「ああ。抜くぞ」

「んあ、あ、あっ……」

 

 ゆっくりと引き抜いてやると、小さく声を漏らして小悪魔の身体が弛緩した。

 床の絨毯の上にはいつの間にか愛液で大きくシミが出来ており、小悪魔が何度も絶対に導かれたことを物語っている。

 

「はぁ……はぁ……、パチュリー様、私ももう王様ゲームには……」

「ええ。貴重なデータをありがとう。ゆっくり休みなさい」

 

 パチュリーの許しを得てほっとしたような小悪魔。

 

「……何言ってるんだ?」

「え……? んぐっ!?」

 

 怪訝そうな表情をした小悪魔の唇を奪い、のし掛かるようにして床に押し付けた。

 

「ぷはぁっ、な、何を……!?」

「言ってたよな。俺のを使いたいって」

 

 俺の言葉に小悪魔が顔を引き攣らせた。

 後ろの面子はこの展開について行けてないようで、呆然とこちらを見ている。

 

「じょ、冗談ですよね……?」

「わざわざ名指ししてくれたんだ。しっかりと役目は果たしてやるよ」

「け、結構ですっ! これ以上は本当に無理ですからぁ!」

 

 ジタバタと暴れる小悪魔のショーツに手を伸ばして、今度は下にずらして無理矢理脱がせた。

 ついでにブラジャーも上にずらし、乳首を露出させる。

 履いているズボンを下ろして肉棒を露出させると、先程の小悪魔の痴態を見て、そして薬の効果によってか、このパーティ前にレミリアと何度も行為を及んだとは思えないほど硬く大きくなっていた。

 

「ひぅっ……」

 

 怯えたような視線を向ける小悪魔の身体が強張る。

 その秘裂に肉棒を当てがい、先っぽだけを内部に挿入した。

 

「うぐっ……、お、大きい……、はぁ、はぁ……」

 

 小悪魔は身体を震わせ、秘裂が肉棒に吸い付いてくる。

 

「まだ先端だけだぞ」

「そ、そんなこと言われたって……、全身が性感帯みたいになってるのに、こんな……」

 

 まぁ、そういう薬を飲まされたのだからそうなっていてもおかしくはない。

 肉棒をゆっくりと小悪魔の内部へと侵入させていった。ディルドを使ったおかげか、抵抗感なく受け入れてくれる。

 

「ふぐ……、あっ……あっ……、やっぱり、だめぇ……」

 

 挿れているだけなのに小悪魔の膣内が何度も収縮してきた。軽くイッてしまっているようだ。

 奥まで進めると簡単に子宮口にぶつかった。そこにグリグリと肉棒の先端を押し付ける。

 

「ふぁ……、ああっ! ぐりぐりしないれぇ……!」

「……わかった。なら、思いっきり打ちつける」

「えっ……?」

 

 俺の言葉を理解できなかったのか、不思議そうな顔をした小悪魔に、一気に腰を引いた。

 

「ああっ! こ、擦れて……!」

 

 もう何をしても小悪魔はめちゃくちゃに感じてしまっている。

 その奥に向けて、思いっきり腰を打ちつけた。

 

「あああああああっ♡」

 

 ビクンと体を震わせた小悪魔の大きな嬌声が地下室に響く。

 それでも止めることなくもう一度腰を引いて打ちつけた。

 

「はあああああっ♡ い、イッてるからぁぁ♡」

 

 小悪魔が大きな刺激に耐えれずにビクビクと身体を震わせて潮を吹いた。

 それでも止めない。何度も腰を動かして肉棒を彼女の子宮口に強く押し付ける。

 

「あ、あたま、おかしくなりゅうぅぅっ♡ や、やめれくらさいぃぃっ♡」

 

 呂律が回らなくなってきた小悪魔に一度動きを止め、彼女を無理矢理四つん這いにさせた。

 そして、背中を向けた彼女にまた行為を再開する。

 

「ひぐうぅぅぅう♡ 奥におもいっきりあたってぇぇぇ♡」

 

 激しく乱れる小悪魔から愛液が大量に溢れてきた。

 それが潤滑液となって更にピストンを加速させる。

 

「ひゃあああああっ! す、すごいのきひゃううっ!」

「ほら、思いっきりイケよ」

 

 彼女の口元に指を突っ込み、舌を引っ張りだす。

 涎を垂らしながら叫ぶ彼女の膣内が一際強く収縮した。

 

「イグッ、イギますッ! イ、イクゥゥッッッッッ♡」

 

 ぎゅうぅぅと強く長く肉棒を締め付けてくる。

 

「あっ……、あっ……♡」

 

 肉棒を引き抜くと、四つん這いになっていた小悪魔の身体から力が抜けて、どさりと床に倒れ込む。

 力が抜けきった身体では我慢できなかったのか、愛液とは違うアンモニア臭のする液体が彼女の秘裂から漏れてカーペットに水溜まりを作った。

 

「……何勝手に気絶してるんだ?」

 

 反応のない小悪魔の秘部に肉棒を当てがう。

 

「パ、パチュリー様! ライカさんのあの様子、不味くないですか!?」

 

 そんな俺の様子を見たのか、呆然としていた美鈴が慌てた様子でパチュリーを見る。

 

「理性がちょっとどころか完全に崩壊してますよ!」

「そ、そうね……。ライカ、待ちなさい! 私はディルドを使えという命令をしただけよ!」

 

 流石に不味いと判断したのかパチュリーが止めに入ろうとしてきた。

 

「でも、終わった後はこっちの勝手だろ? そもそもこいつが俺のを使いたいって言ったのを聞いて、お前が俺に薬を飲ませたじゃないか」

 

 薬のせいか、辞めようという気持ちが湧いてこない。理性という歯止めが完全に外れてしまっている。

 

「それに俺がまだイケてないんだよ。……ああ、それとも、主人であるお前が変わるか?」

「この……っ!」

 

 パチュリーの顔が真っ赤に染まるが、冷静になろうとしてか頭を振って小さく息を吐く。

 

「……わかったわ。そもそも、私の魔法薬が原因だもの」

「意外だな。見捨てるかと思った」

「それもいいんだけどね……」

 

 つかつかと歩いてきたパチュリーが服の裾を摘み持ち上げた。

 紫色のパチュリーのショーツが見える。それは服の影で暗い中でもはっきりとわかるくらいには濡れていた。

 

「あんたに薬を飲ませちゃった時に私も少し飲んじゃったのよ。その後にあんなの見せられて、……我慢できるわけないでしょ」

 

 少し拗ねたような顔で言ったパチュリーは摘んでいた服を離す。

 

「……まぁ、俺はどっちでもいいけどな」

 

 別に小悪魔とヤリたかったわけでもない。誰かにこの渦巻く感情をぶつけれればよかった。

 

「相手してくれるんだな?」

「ええ。けど、私は小悪魔と違って感度を増す方は飲んでない。小悪魔みたいには簡単にはいかないわよ?」

「……くく」

 

 小さく笑ってしまった俺にパチュリーは怪訝そうな表情になる。

 

「何がおかしいの……?」

「それはどうかなって思っただけだよ」

「どういう、んっ……、ちゅ……ちゅる」

 

 眉を顰めた彼女の唇に唇を重ねたを

 舌を伸ばし、彼女の口の中に侵入させる。それと同時に唾液を流し込んだ。

 

「んんっ!?」

 

 途端に、パチュリーが目を見開き、身体を震わせた。

 離れようとする彼女の背中に手を回して口づけを続行する。しかしパチュリーはこれ以上唾液を流し込まれないようにか、唇を固く閉ざしてしまう。

 なので、背中に回した手をそのまま下に移動させ、お尻を鷲掴みにした。

 

「ふうぅ……っ!」

 

 唐突なことにびっくりしたのかパチュリーが小さく息を吐く。そんな反応をする彼女の可愛さにゆっくりとお尻を揉み始めた。

 柔らかく沈み込むような感触を堪能しつつ、何度もその行為を繰り返すと彼女の口から小さく声が漏れ始める。

 

「はっ……、あっ……」

 

 その際に空いた隙間に舌を潜り込ませた。

 

「んぐっ、ちゅる、れろ、れる、ちゅぶ……」

 

 パチュリーの舌が侵入してきた俺の舌を押し返そうとしてくるが、逆にそれによって絡み合いその刺激が心地よい。

 再びパチュリーの口内に唾液を流し込みながら舌を絡める。

 

「ん、ふぅ……、ちゅ、ちゅぱ、ちゅぷぅ……」

 

 舌を絡め、お尻を揉む度にパチュリーの身体が震えるようになってきた。

 

「ぷはっ……、どうだ気分は?」

 

 口を離して尋ねると、キッと睨みつけられる。

 

「はぁ……、はぁ……、な、何をしたの……!?」

「……何って、俺の能力は忘れたのか?」

 

 パチュリーなら俺の能力のことはよく知っている筈だ。それなのにこんな単純なことに気づかないとは……。

 いや、薬の効果で理性が溶かされていたからか。

 

「そういうこと……、しくじったわね……」

 

 悔しそうに歯噛みした彼女の服に手をかける。

 その手を払い除けられた。

 

「……自分で脱ぐわ」

 

 言って、パチュリーは背中を向け、少し離れるように壁際に移動して自ら服のリボンを外していく。

 

「お嬢様、ライカさんの能力って何なんですか?」

 

 後ろで美鈴のこそっと耳打ちする声が聞こえてきた。それに答えてやる。

 

「別に大したことじゃない。エッチなことをした女の子の魔力を貰うだけだよ」

「それでパチュリー様に何を……」

「小悪魔の飲んだ薬の効果を吸収した。それだけの話、でしょ?」

「ご名答。便利な能力……とは言えないが、面白い能力だろ?」

 

 俺の能力は相手の魔力を奪うことが出来る。そして、現在小悪魔の身体に巡っている魔法薬の魔力すらも吸収することは可能だ。

 とはいえ、その効果は本来よりもずっと弱い。それでもあれほど強力な感度増強薬だ。薄まってたとしても、十分な効果が見込める。

 それを体液に混ぜてパチュリーに飲ませた。それだけだ。しかし、流石は魔法使いだな。唾液に含んだ魔力に気がついて口を閉ざすとは。

 

「な、なるほど……。そんなことが……」

 

 理解しているのかしてないのかよくわからない顔で美鈴が頷く。

 種明かしが終わったところでそういえば咲夜は……? と思ったら、気絶した小悪魔を壁際まで運んでシーツをかけていた。いつの間にかベッドの上で身体を投げ出すように寝ていたフランもベッドの布団の中に潜り込んでいる。きっと咲夜がやったのだろう。

 相変わらず、誰にも気づかれることなく後処理を行おうとするんだな。

 

「ふぅ……、これで良い……?」

 

 その声に視線を戻すと、手で上着を引っ張り胸を隠しつつ、パチュリーが振り向いた。

 その横に畳まれた服たちがあることで上着の下にはショーツ以外は着けていないことが察せられる。

 

「……なんで上着だけ着直したんだ?」

「あんたはこっちの方が好みでしょ?」

「いや、まぁ、嫌いじゃないが」

「それに……」

 

 ボソボソっと呟かれて聞こえなかった。

 普段から声が大きいわけでなく、どちらかというと小さいというのに更に小さく喋られると流石に聞こえない。

 パチュリーの口元に耳を近づけて聞き直す。

 

「なんて言ったんだ?」

「……さ、流石にレミィ達の前だと恥ずかしいのよ」

 

 顔を赤く染めて不機嫌そうに言われた。意外な言葉に唖然としてしまう。

 

「……可愛いな」

「……ッ! んんっ……」

 

 ついつい漏れ出た俺の言葉にパチュリーがピクンと反応するのと同時に、彼女を壁に押しつけて唇を奪った。

 服を抑えていた手が下がり、密着するようにキスをするとパチュリーの身体の感触が服越しに伝わってくる。普段動いていないとはいえ、無駄な肉がついているわけでもなく、マシュマロのように柔らかな肌。

 

「ちゅぅ、ちゅる……ちゅぷ、ちゅぱ……、れろ……れろ……」

 

 粘液を交換するようにキスを続けていると、パチュリーの手が肉棒に触れてきた。

 包み込むようにして肉棒に手を被せると、先端部に擦り付けるようにして刺激を与えてくる。

 

「小悪魔の愛液でぬるぬるね……」

「ぐっ……」

「ふふ、さっきイケてなかったから、あんたも敏感になってるじゃない」

 

 ニヤリと笑ったパチュリーが服の布地も巻き込んで手を前後に動かしてきた。

 パチュリーの細い手の布の感触が気持ち良くて、自然で腰が曲がってしまう。

 

「うっ……、あっ……、上手すぎるだろ……ッ!」

 

 しかも、的確に俺の感じるポイントを責めくるッ! 

 

「誰があの実験の時にあんたの射精をさせてやってたと思ってるの。効率的に精液を回収するためにあんたの弱い部分は全部覚えてるわ」

 

 少し得意げにパチュリーはそう告げて、手の動きを速くした。

 不味い……! このままだとイかされる……ッ! 

 

「くぅ……、はぁ……」

「ツラそうね。めちゃくちゃにしてくれるんじゃなかったの?」

 

 そう言うと舌を出してキスをしろと伝えてくる。

 

「くっ……、れろ……」

「れる、れろ……、ちゅる、れろ……、おちんちん……、ビクビクしてきたわよ」

 

 クスクスと笑みを浮かべたパチュリーは、手を止めてかがみ込んだ。

 

「ほら、口に出したいでしょ? あーん」

 

 わざわざ自ら咥えることなく、口を大きく開けた。

 

「はぁはぁ……」

 

 開かれた口に向けてゆっくりと肉棒を近づけると、パチュリーは舌で肉棒を迎える。

 

「んっ……、れろ……るれろ……」

「ぐがぁ……」

 

 そのままパチュリーの口の奥へとゆっくりと肉棒を挿れ込む。

 

「ちゅぅ、ちゅ、くちゅぴっ、ふちゅる、れるれろ……」

 

 小さな口にすっぽりと肉棒が入り切ると、パチュリーは前後に頭を動かして肉棒を刺激してくる。それと同時に徐々に舌の動きが激しくしていき、上目遣い気味に射精しろと訴えかけてきた。

 

「ちゅうぅぅ……、ちゅうぅぅ、ちゅうぅぅ」

 

 強く吸い付き精液を搾り取ろうとしてくる。

 ぐっ……、限界だ……ッ! 

 

「うぐっああぁっ……!」

「んんん……、んぐっ、んくっ、こく……、んっ……」

 

 パチュリーの口の中に溜めていた精液を一気に吐き出した。

 

「こくっ……ごくごくっ……、ん、ちゅず、ちゅっ……」

 

 口を離すことなく喉に吐き出される精液を飲み込んでいくパチュリー。

 

「んっ、ちゅずぅ、ちゅうぅぅううぅぅぅ……」

 

 それどころか尿道に残っている分まで搾り尽くそうと吸い付いてきて離さない。

 

「……はぁ、くぅ……っ」

「ちゅずず……、ちゅる、れろ、ぺろぺろ……、ちゅる、ちゅぱ……、ちゅくちゅくっ……」

 

 最後まで出し切り、射精が完全に止まると舌で肉棒についた精液を舐めとってくれた。

 

「ちゅぱ……、ほんと、凄い量……。子宮に出されたら妊娠しそうね」

「妊娠……な。したら良かったな」

「ふふ、そういう薬でも作ってみる?」

「冗談はやめてくれ……」

 

 立っているのがツラく、座り込む。

 一度の射精だというのにドッと疲れが出てきた。

 レミリアともこのパーティ前にもやってたからか? 

 

「薬の効果も切れてきたみたいね」

「……ああ。お陰様でな。理性の溶け方が酷い。制御出来る程度に改良してくれ」

「考えておくわ。それに、そもそもこれは失敗作。本来の目的とは違うものよ」

「失敗作を飲ませたのかよ……」

「失敗したけど、面白い効果だったから使ってみただけよ。ところで……」

 

 座り込んだ俺にパチュリーが寄りかかる。

 

「流石ね。まだ大きいまま……」

「疲れたんだが……。俺も休憩させてくれよ……」

「それを許してくれる面子だと思ってるの?」

 

 首を曲げて後ろを見ると、レミリアがダメと言わんばかりに首を横に振った。

 横暴な主人だな……。

 

「それに、なに自分だけ満足して終わろうとしているのかしら?」

 

 言ってパチュリーが俺の手を取って無理矢理、ショーツの上から秘部に触れさせた。

 行為を始める前よりも確実に濡れているのがわかる。

 

「あんたが体液に媚薬の効果つけたせいで、精液飲んでから更に疼いて仕方ないのよ。ちゃんと責任取りなさい」

「……大元の原因は俺に薬を飲ませたお前なん痛い痛い」

 

 右手を掴むパチュリーの手に握力が篭る。にっこりと笑う顔が何故か怖い。

 まぁ、痛いとは言ったが、魔法使いは基本的に肉体が弱いので実際は全然痛くはない。一応痛がってるふりはしつつ、パチュリーの胸元に右手を移動させた。

 

「……その気になったの?」

「まぁ、めちゃくちゃにするって言ったのにやられただけってのもな」

 

 別に続きをしたくないわけではない。疲れは出てきたが、どうせ行為をすれば魔力で回復するしな。

 またパチュリーと身体を絡め合おうとした瞬間、割り込むように声が響く。

 

「待ちなさい」

 

 幼いながらも偉そうな声に邪魔されて、パチュリーが顔を不満そう変えた。

 

「……レミィ、どういうつもり?」

「ライカを止めるためということで、パチェの行為は黙認したけれど、それ以上はルール違反よ」

 

 ルール違反? 王様ゲームの話か? 

 この王様ゲームにまともにルールなんて機能してたんだな……。

 レミリアの言葉にむっとしたようなパチュリーは、ぎゅっと俺を胸元に抱き寄せた。

 

「……王様ゲームならレミィ達で進めればいいじゃない。私はこいつと続きをさせてもらうわ」

「別に構わないんだが、俺の意思って存在してる?」

「こんなに硬くしておいて、する気はないなんて言わないわよね?」

 

 ……うん、予期せぬところでの胸ハグの再来と、顔に当たる柔らかい圧力のせいでね、生理現象的にね。

 

「クク……、まぁ、そう言うな。うちの咲夜が大分溜まってるみたいなんだ」

「お嬢様っ!?」

 

 唐突に名前を出された咲夜が驚いたような声を上げる。

 大分、溜まってる……? 

 自然に顔を咲夜の方に向けたら、笑顔で咲夜がナイフを手に持ったので無言で顔を戻した。こっわ! 

 

「咲夜さん、溜まってるって何ですか?」

 

 あ、純粋な美鈴が地雷踏んだ声が聞こえた。

 

「ふふ、貴女へ向けるナイフの本数かしら?」

「な、 なんでそうなるんですか!?」

 

 美鈴の悲鳴にも近い声が聞こえてくるが、パチュリーに抱き寄せられているので見えない。てか、見たらナイフ投げられかねない。パチュリーいないから投げない……と思いたいけど、投げる可能性が普通にあるからなぁ。

 

「……レミィ、例えそうだとしても、それがどうして王様ゲームを再開することに繋がるのかしら?」

「さっきから人の命令ばっかり見ていて退屈してきたところなの。人数も減ってきたし、そろそろルールを変更しようじゃないか」

 

 ニヤリと嫌な笑みを浮かべたレミリアが咲夜の用意した箱から紙を取り出すと、4番と5番の紙を破り去った。

 1枚は小悪魔が離脱した分としてなんでもう1枚……? 

 

「咲夜、王様ゲームを再開するわよ。ライカ以外に紙を配りなさい」

「俺以外?」

 

 参加を免除されたのか? いや、そんなわけはない。さっき抜けるのはダメだとジェスチャーで伝えられたばかりだ。

 

「かしこまりました……?」

 

 咲夜も理解できていないのか疑問符を浮かべながら、レミリアから箱を受け取り全員に引かせていく。

 パチュリーも渋々といった様子で一枚引いた。

 それでパチュリーの胸ハグから解放されたので、肉棒を露出させたままだとあれなので一旦ズボンを履き直して立ち上がる。

 さっきは立ってられないほど疲れたけどあれ薬の影響か? もうなんてことはないな……。

 

「……さて、王様は誰かしらねぇ」

 

 レミリアに言われて俺以外の全員が紙を開く。

 

「私でした」

 

 今回の王様は美鈴か。この中でら一番まともな命令をしそうな人だ。人じゃなくて妖怪だけど。

 

「……また私じゃないのね。じゃあ、美鈴。命令を出しなさい」

 

 やっぱりちょっと不機嫌になるレミリア。てか、俺も王様になれなかったな……。王様一回ぐらいやりたかった。

 そして、ここまでは普通の王様ゲームと同じらしい。

 

「えっと、1番から3番までしかないんですよね。なら、1番が……」

 

 美鈴が命令を口にしようとした瞬間、レミリアが遮った。

 

「ああ。あと、命令はエッチな内容限定ね」

「ええっ!?」

 

 は? エッチな内容限定? それが変更されたルールか? 

 

「それで、その相手はライカ確定」

「おい待て。聞き捨てならないことが聞こえたぞ」

 

 俺が相手確定だからクジ引かされなかっただけかよ。

 

「あら、誰が当たっても貴方は気持ち良い思いが出来る。何が問題なのかしら?」

 

 何も問題ないわよね? と言わんばかりの表情をされた。

 確かにそう言われればそうなんだが……。

 

「……レミィ、どういうつもり?」

「こうすれば全員、平等にあいつと身体を重ねられる可能性がある。そして、私たちはそのプレイ内容を考えられる。良い案でしょ?」

「……はぁ。なんて」

 

 パチュリーは馬鹿馬鹿しいと言おうとしたのだろうが、途中でやめて諦めてため息を吐いた。

 その横では美鈴が困ったように眉を八の字にしていた。

 

「エッチな内容って言われても……」

 

 そういう命令なんて考えてなかったのであろう。てか、そういう内容の命令ばっかなさっきまでがおかしいんだよ。

 

「つまらない命令はしないでよね。興が削がれるわ」

「む、難しいですよぉ……」

「もう、仕方ないわね。咲夜」

「はい。……美鈴、これを」

 

 呼ばれた咲夜が次の瞬間には新たな箱を持って現れた。

 

「何だそれ?」

「色んなプレイを書いてある箱よ。この中から引いた内容を命令すればいいわ」

 

 咲夜が説明してくれる。

 それしたらもう王様ゲームじゃなくて、ほぼ運ゲーになるんだが。いや、そもそも、もう本来の王様ゲームから逸脱しまくってるしいいか……。

 

「今回だけの特別だからね。次から考えて貰うわよ」

「あ、ありがとうございます……」

 

 考えなくて済んだことにほっとしたように美鈴が箱から一枚の紙を取った。

 チラッと見えたが箱に満杯まで紙が入っていたな。

 

「やけにたくさん入ってるな。どんな内容書いてあるんだ?」

「私の知ってる限りのものを書いてあるわ。体位から、プレイ内容まで。例えば、バックとか、メイドプレイとか……、後はペットプレイ、赤ちゃんプレイ……、時間停止も入れたわね」

「なんでそんなの知っているんだよ……。変なプレイ入ってるし」

「そう? 後は、男の人のあそこにディルドを挿れ」

「待て待て! それはダメだ! 美鈴、開くなっ!」

 

 なんでそんなやばいのも入ってるんだよ! 知っている限りってほんとそんな知識どこで得たんだ!? 

 そんなの当てられたら堪ったもんじゃない! 

 

「えっ……? もう開いちゃいました」

 

 静止も虚しく、美鈴は紙を既に開いていた。

 がっくりと項垂れる。最悪、お尻が酷いことになるんだが……。

 

「だ、大丈夫でしたよ! 普通のプレイです! ……多分?」

「頼むから最後まで自信を持ってくれ……」

「それでプレイは何かしら。番号付きで言ってちょうだい」

「では……、1番がライカさんとイチャイチャセックスですね」

 

 お、おお……。本当に普通だ。流石は美鈴。クジ運も一般的で助かる。

 見せてきたクジには確かにイチャイチャセックスと書いてあった。

 ……ん? 

 

「待て。その下に……」

 

 なんか文字が書かれているような……。

 俺の尋ねた内容にギクッとした顔をした美鈴はその下の部分を読み始めた。

 

「はい。えっと……、イチャイチャセックスで中出し5回以上ですね」

「……おい待てや。何が普通なんだ。だいぶハードじゃねぇか」

 

 射精5回以上しかも中出しオンリーとか結構大変だぞ。

 しかも俺はパーティ前にレミリアとやっているから、序盤で枯渇してもおかしくはない。

 

「ライカ、精力剤いる?」

「……強力なやつ頼む。パチュリーが1番か?」

 

 精力剤を取り出したパチュリーからありがたく受け取っておくと、首を振られた。

 

「私は2番よ。私の番までに枯れたら魔法使ってでも無理矢理に勃たせるから」

「こいつら全体的に優しさが足りない……」

「つまらないわね。また、今回も見学か」

「レミリアでもないのか……、ん……?」

 

 パチュリーでもレミリアでもなく、もちろん王様の美鈴でもない。

 つまり、残るのは……。

 そういえば、やけに静かだと。

 

「咲夜か……?」

「……ええ。私が1番です」

 

 顔を赤くした咲夜が1番の紙を見せる。

 因果応報と思うべきなのか、用意した咲夜が一番最初に選ばれるとは……。

 

「中出し5回となると時間かかりそうね」

「本当にやるの確定なのかよ……」

 

 パーティ始めてから結構経っているだろうし、そんなことしている間に朝に……と思って時計を見たら、時刻はまだ2時だった。

 パーティ始めたのは0時なのに、明らかに時間の進みがおかしくないか? 

 1時間普通にパーティやって、その後に王様ゲームを始めたとしても、このゲームが1時間しかやってないとは思えない。

 

「咲夜、時間って操ってるか?」

「いいえ? 特には」

「じゃあ、なんで……」

 

 不思議だ……。時計が壊れているとかか? 

 まぁ、その可能性が一番高いだろう。フランすぐになんでも壊すし。

 けど、部屋の中の物とか意外と気に入ってるのか、よっぽど気に入らないことがない限りそうそう破壊したりしないんだけどなぁ。そもそも、フランの能力使ったらあの時計、原型無くなってそうだし。

 

「……ライカ?」

 

 少し考えていたらいつの間にか咲夜が目の前にやってきていた。

 座り込んでいたままではあれなので立ち上がる。

 

「なんでもない。……始まるか」

「そうね。大変かもしれないけど……」

「精力剤飲むから大丈夫だ。多分」

 

 パチュリーから貰った精力剤を一息に呷った。

 瞬間、身体の芯から発熱したかのような熱さが襲ってくる。……相変わらず、効果が強すぎるぞ。

 飲んだだけで肉棒が今まで以上に硬くなってしまう。

 ズボンを履き直していたせいで、中で大きくなってちょっと痛い。

 痛みを誤魔化すように咲夜の肩に触れて軽く口づけを行う。

 

「ちゅ……、ちゅう……」

 

 ゼリーのように柔らかな唇と接吻をした後、咲夜はちょっと困ったように口を開いた。

 

「ところで……、イチャイチャって何をすればいいのかしら」

「お前が入れたんだろ……」

 

 しかもついでに中出し5回以上とかいうそこそこ鬼畜ルールをつけて。

 今日1日で一体何回射精させられることになるんだ。

 

「普段通りにやっても……お嬢様たちは満足しないわよね」

「……あんま気にしなくていいと思うぞ」

「ダメよ。ゲームとはいえ、お嬢様の期待には応えないと」

 

 多分、レミリアの場合だと咲夜がよがる姿だけでだいぶ楽しむと思うけどな。

 

「わかった。わかった。善処する」

「善処って何を……?」

 

 怪訝そうな顔をする彼女を前に大きく息を吐くと、なるべく感情を込めてその言葉を口にした。

 

「咲夜、好きだぞ」

「ッ!!?」

「……へぇ」

 

 唐突な告白に驚いたような咲夜に、レミリアが興味深そうな声を漏らす。

 

「どういうつも、んっ……ちょっと……」

 

 理解できてない咲夜の胸に手を置き、服の上からそっと揉んだ。

 服の上からでもわかる、若いハリのある双丘の感触を楽しみつつ答える。

 

「どういうつもりも何もイチャイチャしないといけないんだろ。まぁ、よくわからないから、素直にいくことにした」

「素直にって……、ん、はぁ……あっ……」

「服の上からでもいいんだが……」

 

 そっと視線を服へとずらすと咲夜が俺の言わんとすることを理解したのか、こくんと小さく頷いた。

 次の瞬間には咲夜の着ている服は床に綺麗に畳まれ、黒い上下の下着を纏った姿になる。

 

「相変わらず、脱ぐところは見せてくれないんだな」

「見たいの? 面白いものでもないと思うんだけど……」

「そうかもしれないが……」

 

 服を脱いでいくという姿にはそれはそれで興奮するものもあると思うんだが、咲夜にはそういう感覚はあんまりわからないらしい。

 下着姿となった咲夜は抜群のプロポーションを惜しげもなく晒している。

 綺麗な素肌に、すらっとしたお腹まわり、長い脚、特段大きいというわけではないものの形の良い胸元。外の世界でもこれだけのスタイルと美貌を持つ女性はそうそういないだろう。

 着ている黒い下着も花柄の白い刺繍とあまりにも派手すぎず、それでいて落ち着いた大人な印象を受けさせる。

 

「相変わらず綺麗だな」

「そ、そう……」

 

 俺の賛辞に咲夜が少し恥ずかしそうに身を捩った。

 

「ところで、下着変えたのか?」

 

 俺が咲夜の脚舐めをした時は白い下着だった筈なのに、今は黒い下着を身につけている。

 

「ええ……。ちょっとね……」

「ちょっと? なんかあったのか?」

 

 歯切れの悪い回答に首を捻ると、咲夜が小さく答えた。

 

「……妹様の時に、濡れちゃったから履き替えたのよ。貴方のせいでね」

「ああ……、それは、なんていうか……」

 

 ジトっとした視線を向けてくる咲夜。

 そういえば、脚舐めの時の刺激で軽くイッてたことを思い出した。

 聞かなきゃよかったと軽く後悔する。なんて返事すればいいかわからないんだが。

 悪かったと言うのはおかしいし、どんまいなんてふざけた回答返したらこの至近距離でナイフを突き付けられるのは目に見えてた。

 答えあぐねているとそんな俺の様子を見て咲夜がクスッと笑う。

 

「気にしなくていいわ。どっちにしろ、着替えることになってたから」

 

 どっちにしろ着替えることになっていた……どういうことなのだろうか?

 そう思ったら咲夜が少し背伸びして耳打ちしてきた。

 

「だって、好きな人とえっちするなら、一番自信のある下着にしたいじゃない?」

 

 甘い蕩けるような囁きに、顔が赤くなってしまう。

 

「……不意打ちはズルイだろ」

「ふふ、素直にいくことにしたって話だったと思うんだけど?」

「そうは言ったが……」

 

 なるほど。さっきまでの俺への意趣返しも込めてるな。

 クスクスと笑った咲夜は俺の首へと腕を回した。

 

「それじゃあ本当に始めましょうか。ライカ……?」

 

 咲夜は俺の名前を呼んで少し首を傾げる。

 

「……こういう時はダーリンって呼んだ方がいいのかしら?」

「いや、名前でいいだろ。流石に恥ずかしい」

「あなたって選択肢もあるわよ?」

「そういうのは結婚したらな」

「あら? 結婚なんて考えてくれていたのね」

「……俺が悪かったからこれ以上の会話はやめてくれ。藪蛇になりかねない」

 

 後ろにレミリア達いるんだぞ。

 その顔は見えないが、ニヤついてこっちを見ているのは間違いない。

 会話の流れを断ち切るように俺も咲夜の背中に手を回した。

 見つめ合うようにして、そっと唇を近づけていく。

 

「んちゅ……、ちゅう……、ちゅ、ちゅ……」

 

 柔らかい感触と共に一気に興奮が高まっていくのを理解できた。

 彼女の口内にゆっくりと舌を侵入される。

 

「んんっ……あっ……んちゅっ、れろっ……」

 

 舌の侵入を歓迎するかのように彼女の舌が迎えてくれた。入念に彼女の口内を舐め尽くしながら、粘液の交換を行う。

 自然と背中に回した右手を咲夜の胸の膨らみに伸ばしていた。

 

「んぁっ……」

 

 小さく声を漏らした咲夜は更に執拗に舌を絡めてくる。

 

「ちゅる、れろ、れろっ……、んむぅ、ちゅうぅ……」

 

 答えるように舌を動かしながら、彼女の胸を揉みしだくと指の沈む感覚があって、咲夜は肩を震わせた。

 何度も舌を絡めて胸を揉むうちに、気づけば、彼女の瞳はとろんと蕩けており、上気した顔がより一層の色気を醸し出している。

 我慢できずに胸を揉んでいた右手を離して、彼女のショーツの中に滑り込ませると、驚いたように彼女は口を離した。

 

「きゅ、急に、そんなところに手入れたら……、やぁっ……!」

 

 その中でぷっくりと膨らんだ突起を発見した。

 そこを摘むと、同時にもう一度唇で彼女の口を塞ぐ。

 

「んんんんんっ!!!?」

 

 口を塞がれながらも咲夜が声を上げて、身体を大きく震わせた。

 ショーツに湿り気が帯びる。

 中に入れた手を引き抜くと、愛液で濡れていた。

 

「はぁ……、はぁ……」

 

 少し荒い息をついた咲夜が首に回していた手を離して、それを俺の下腹部に這わせる。

 

「……ねぇ、ライカ……」

 

 蕩けた瞳をこちらに向けながら、指でズボンの上からすぅっとなぞった。

 

「ずっと我慢してたの……、だから、いいでしょ……?」

 

 ズボンの中で痛いくらいに怒張したモノを撫でながら、彼女はそっと囁く。

 完全にスイッチが入ったらしい咲夜にこんな誘い方をされて断れるわけがない。

 

「……ああ」

 

 短い返答をして、彼女と一度唇を重ねる。

 

「ちゅ、ちゅう……」

 

 やけに嬉しそうにキスを交わした彼女が、ズボンへと手を掛けて、肉棒を露出させた。




後編2で終わらないという悲劇。あと何万字書けば終わるんですか……?
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