東方淫魔伝 作:スイセン
赤い霧漂う不気味な洋館、紅魔館の地下室にて開かれた聖夜のパーティは7人中、4人が脱落するという名探偵が出てきそうなレベルの事態となってしまった。
とは言っても、脱落した4人はすやすやと心地良さそうな寝顔を見せているのだが。……出来れば俺も脱落したくなってきた。
横に目をやれば、なにを使うかを嬉々として吟味している瀟洒なメイド、十六夜咲夜の姿。
「全く、お嬢様の我儘にも困ったものね」
レミリアには聞こえないように小さい声でそんなことを言いつつ、随分とノリノリなご様子で大人な玩具を観察している。……さては興味あったな。
レミリアとの際には使ったことはあるが、他の人との時には使うことのない玩具だ。パチュリーも気になっていたみたいだし、やはり気になるものなのだろうか?
命令を出したレミリアと言えば、服を着るのが面倒なのか、素っ裸のまま尊大な態度で椅子に座って、俺たちの様子を見ていた。
「ほら、ライカ。ぼーっと突っ立ってないで、早く始めなさい」
立ちあぐねていた俺を、見かねたレミリアが急かすように指示を出す。
早く始めなさいと言われてもな……。
「咲夜、お嬢様が早く始めて欲しいそうだぞ」
「ええ。わかってるわ。けど、どれからしようかと迷ってしまって……」
「全部一気に使うか?」
「それもいいわね」
言ったのは俺だが、まさか同意されるとは思わなかった……。
悩むようにして咲夜が一個の道具を手に持った。
「なんとなく使い方がわかるものもあるけど……、これは何に使うの?」
それは筒状の物体で穴が空いている。所謂オナホールと呼ばらる男性の自慰道具。
不思議そうに、その空いた穴に咲夜が指を入れている絵面は、その道具が何か知っている身からしたらやばい。
……説明しないとダメなんですか? けど、オナホールなんて言ったって伝わるのか。
「それは男性用の自慰道具。その穴に性器を挿れて気持ちよくなるのよ」
なんて答えたものかと悩んでいたら、レミリアが先に答えてしまった。
レミリアと一度使ったことあったからなぁ。相互オナニーとかいうシチュエーションで。実際に身体を重ねた方が楽しいという理由でレミリアは速攻で飽きていたけど。
それを聞いて咲夜がふむと頷く。
「男性用のものもあるのね。他に男性用のものってあるの?」
「いや、それだけだな」
他のは女性用、もしくはどちらも使えるものだ。
「なら、これから使いましょうか」
「……マジか。わかったよ」
最初から自慰か……なんて思って、咲夜の持ってるオナホに右手を伸ばしたら、俺の手を避けるように彼女は手を上げた。
そのまま空いた手で腕を引かれて、一気に咲夜と距離が接近する。
ふわりと甘い香りがした。長いまつ毛に、綺麗な肌、まるで宝石のような青い瞳が眼前に広がる。
その瞳が赤く光ったかと思うと、彼女の姿が消えた。
「ダメよ。お嬢様の命令は私が使うことなのだから」
「うおっ!?」
背後からそんな声がしたかと思うと、俺の脚が払われた。
支えがなくなった身体はそのまま床へと背中から倒れ込む。
衝撃を覚悟したら、柔らかい感触に受け止められた。
いつの間にか床に布団が移動している。ついでに咲夜に膝枕されていた。
「……もっと優しく膝枕出来ないのか」
「怪我はさせてないと思ったけど……?」
コテンと首を傾げる咲夜。
うーん。怪我とかそういうことじゃなかったんだけどな……。
「んで、どうするんだ? 私が使うって言ってもそれは男性用だぞ」
「こうするのよ」
咲夜は身体を傾けると、顔を肉棒を上へと持ってきた。そして、口を開き、そこから唾液を垂らす。
それが肉棒にかかって、その微妙な冷たさにピクンと反応してしまう。
「なにを……?」
「こんなところかしら」
俺に質問には答えずに、咲夜は唾液で肉棒を濡らすと、オナホを右手に持ち、亀頭の先端をオナホの穴に当てた。
にゅる、にゅぶ、にゅぶぶっ……!
肉棒がオナホに包まれ、内側についたヒダが肉棒を擦り上げる。
「ぐっ、ぅぁっ……」
「手でするよりは簡単だけど、少し面白みにかけるわね……」
そんなことを言いつつ、咲夜は手に持つオナホを上下させて、肉棒に刺激を与えてきた。
女性器とは違い、温もりを感じられはしないが、自慰をするために作られたそれは、的確に男性器の刺激してくる。
咲夜に膝枕されながらオナホコキされるってどんな状況だよ……!
しかも、手コキなどで慣れてるからか、咲夜のオナホの動かし方が絶妙で上手く、かなり気持ち良い。
我慢しきれずに声が漏れてしまいそうになる。
そんな俺の様子にクスリと笑みを溢した咲夜は左手を胸元にもっていくと、器用に片手だけで服のリボンやボタンを外していった。
「貴方ばかり気持ち良くなるのもずるいわ。私のことも……、ね」
白いシャツの下に、下着を着けていなかったのか、咲夜の2つのマシュマロのような柔らかな膨らみが眼前に広がった。
「んぐっ……!?」
咲夜によって双丘を顔に押し付けられる。
柔らかい……、それに咲夜の甘くエッチな匂いが……。
胸の鼓動が一気に速くなってしまった。耐えきれずにむしゃぶりつくように、咲夜の胸の蕾を口に含んで、吸い付く。
「んっ……、ふぅっ……、そんなに熱心に吸い付いて、ぁっ、本当におっぱいが好きね……、んんっ……♡」
子供にでも言うかのように優しい声色を使い、左手では俺の頭を撫でてきた。
まるで子供扱いだ。それが恥ずかしく感じるというのに、この心地よさから抜け出せそうになかった。
咲夜の乳首を吸い付き、舐めながら、空いた右手を伸ばして、もう片方の胸を揉み始めた。
指の第一関節ぐらいまでが沈み込み、それを跳ね返そうとしてくる程よい弾力。当たるコリッとした感触と合わさって、堪らなく気持ち良い。
自然と彼女の胸をより強く、より激しく愛撫してしまう。
「あっ、はぁ……♡ んぁっ……、もう、落ち着いて。ふぁっ……、はぁっ、はぁっ……、そんなにされたら私も我慢できなく……!」
咲夜の手の動きが徐々に早くなっていった。肉棒をオナホのヒダがより強く擦り上げてくる。
「ふぁくや……、んあっ……、もうっ……」
「ふふっ、おちんちん、びくびくってしてきたわね……んぁっ♡ んんっ……、びゅーってしちゃいそうなのかしら?」
焦らすようにオナホの動きがゆっくりになり、射精をギリギリのところで止めてきた。そして、押し付けていた胸を離される。
「はぁ、はぁ……、咲夜……?」
「出ちゃいそうでしょ? でも、ダメよ」
優しく俺の頭を撫でていた咲夜の左手が俺の頭を少し浮かすと、彼女は膝枕をやめて立ち上がった。
布団の上に横になる俺から咲夜のスカートの中が見えそうになる。それに気づいたのか、彼女がスカートを押さえて中身を隠した。
しかし、それでも内腿を伝う透明な液体は目につく。
「……ここで、お預けか?」
そうだとすれば、随分と意地悪だなと思ったが、咲夜は首を横に振った。
「いいえ。そういうわけじゃないわ。ライカも何度も射精して限界が近いみたいだから、無駄撃ちなんてさせられないでしょ? お嬢様にも怒られてしまうわ」
言って、彼女は俺の肉棒を刺激していたオナホを外すと、彼女の唾液やら先走り汁やらでドロドロになった肉棒が外気に晒される。
その肉棒の上に彼女が跨った。
「こんな道具じゃなくて……、射精するなら、ここでね」
ここって言うのはつまり……。
咲夜は左手でスカートを捲り、先程は隠した中身をはっきりと見せつける。
割れ目から溢れる愛液で既にトロトロになっていたそこを、肉棒の上へと近づけると、右手では肉棒を掴んで位置を固定し、ゆっくりと腰を落としていく。
「んっ……、ふぁっ……はっ……、うっ……♡ いい、わ……♡ とっても気持ちいい……♡」
びしょびしょに濡れていた咲夜の蜜壺は抵抗なく肉棒を咥え込んでいった。
「あっ、がぁっ……、咲夜、もっと、ゆっくり……!」
敏感になった肉棒が咲夜の蜜壺に挿れて、膣肉に擦られるというだけで射精してしまいそうだ。
歯を食い縛りギリギリで射精を耐えると、彼女の中で当たるものがあった。そこが亀頭の先端に吸い付いてくる。
「んん……、はぁ♡ 良いわよ……我慢なんてしなくて……、いっぱい私の
ぎゅうぅぅっと膣肉が一気に締め上げてきた。痛いくらいの一切容赦ない締め付け。
「ぐっ……、出るッ……!」
それには我慢なんて無意味で、咲夜の膣内に搾られるままに熱濁を吐き出す。
どっぷぅ! びゅる、びゅるるるっ!
「あっ……、熱いのきてるぅ……♡ ああっ……、はぁ、はぁ……でも、もっと……!」
「うぁっ、さ、咲夜……ッ!?」
こちらが射精をしていることなどお構いなしに彼女が腰を上下に動かし始めた。内側のヒダヒダが肉棒に絡みつき、精液を全部搾り出そうとしてくるような刺激に襲われる。
「あっ、あっ……、凄い……♡ ん、あっ、精液が膣内で擦り付けられて……♡」
ばちゅん、ばちゅんと卑猥な音を立てながら咲夜は何度も腰を上げては落とす。
時折、前後にも動かして、膣内全体を使って肉棒を刺激してきた。
これはダメだ……! 刺激が強すぎる……っ!
「ふふっ、ライカ……、凄い顔よ。んっ、はぁ……、折角だから、これも……」
咲夜が服のポケットから取り出したのは、いつの間に持ってきていたのか、フランにも使ったローション。
腰を動かしながら、彼女はそれを手に出すと、俺の胸板に塗りつけ始めた。
咲夜の細い指が俺の乳首を弄りながら、ローションを塗りつけていく。
「あっ、ああっ……!」
「んんっ……、んふっ……、こんなものかしら……? それじゃあ、私にも……、んっ、冷たい……」
咲夜は自らの胸の上にローションを垂らすと、それを広げるように伸ばしていった。咲夜の肌がローションでぬるぬるになり、テカテカと光る。
胸から垂れたローションが彼女のシャツを濡らしているせいで、より艶かしく見えてしまう。
そうして、彼女は抱きつくように密着してきた。お尻を上下させて肉棒に刺激をあたえながら、柔らかい乳房を胸板に押し付けて擦り付けてくる。
「あん♡ はぁっ♡ ぬるぬるして、気持ちいいわね♡ ああっ、んあっ♡」
ローションのぬるぬるした感触に、彼女の柔らかい感触、互いの乳首がぶつかり合う硬い感触、一気に三つの感触が襲ってきていた。
「んっ、おちんちん、またビクビクしてきたわね……♡ 何回も射精してるのに固くて……、腰、止まらない……っ♡ ふぁっ、あっ、んあっ……」
ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゃぶっ!
一定のリズムを刻みながら彼女がお尻を動かして肉棒を擦り上げる。
「や……、ばい……、咲夜……っ!」
自然と彼女の背中に手を回して、こちらからも抱きつくような姿勢になった。
押し潰される胸の柔らかさがより強く感じられる。
「んっ、はっ……♡ はぁ……♡ わ、私もぉっ……、もうっ……♡ んんっ、はぁぁっ♡」
腕の中で身体を震わせる咲夜は舌を出して、顔を近づけてきた。
その咲夜の舌に合わせるようにして、俺も舌を出して重ねる。
「はぁっ、んんっ、んあっ♡ ちゅる、れろ、あっ……、んんっ、ちゅうっ、ちゅ、れろ、るろ……♡」
互いの口元を唾液で汚しながら、舌を絡め合った。
咲夜の瞳がトロンとし始め、頬が蒸気する。膣内の締め付けが一層強くなってきた。
「んぁっ、はぁ、ああっ……♡ らひてぇ……、また、いっふぁい……♡」
「ぐぅっ……、だ、出す……ぞっ!」
俺の言葉に咲夜は一気にお尻を下ろすと、子宮の入口を亀頭で蓋をするかの如く押し付けてくる。
その刺激に、俺は再び彼女の中に子種を吐き出した。
びゅくっ、どびゅるっ……ぶぴゃぶぱああぁぁっ!
「ふぁ、で、出てる……♡ また、中に、たくさん……♡ ああっ、あああっ♡ こんなの、貰っちゃったら……♡ んあっ、いく、いくぅっ♡♡♡」
子宮の中に吐き出された精液が彼女の中で波打つ。
舌と涎を垂らしながら咲夜は光悦の涙を流して、快楽を全身で受け止めた。
彼女のスカートで隠されているから結合部がどうなっているかの確認は出来ない。しかし、間違いなく精液やら愛液やらで大変なことになっていることだろう。
「あっ、あっ……、ああっ……♡ はぁ、はぁ……」
快楽が徐々に引いていき、荒くなった息が少し落ち着いてきた。
「ライカ……、んむっ、んちゅ」
再び顔を近づけてきた咲夜と唇を合わせて、舌を絡めた。
「ちゅぷ、れろ、れろ、るれろ……」
恋人同士でする甘い濃厚なキス。
彼女の顔がとてつもなく近く、それだけでドキドキしてしまう。
「ちゅぱっ……、気持ち、よかった? 聞くまでもなさそうだけど」
咲夜はクスリと微笑む。
「……はぁ、気持ちよすぎた。ハマったらどうするんだ」
「そうしたらまた相手をするだけよ。それとも私じゃ不満? あの道具の方が気持ちよかった……なんて言わないわよね?」
「わかってること聞くなよ……」
悪戯っぽく笑った彼女はゆっくりと蜜壺から肉棒を引き抜いた。
「んっ、溢れてきてる……」
ポタリと俺の下腹部に咲夜から垂れた白っぽい液体が落ちる。
その感覚に小さく身体を震わせた咲夜を背中から抱き締める手が伸びた。
「……そりゃあ、それだけ中に出したらね。全く、また2人だけの世界に入っちゃって」
「お、お嬢様っ!?」
驚いたように咲夜が振り向く。
いつの間にかレミリアがこちらに来ていた。全然気づかなかった……。
「私は玩具を使いなさいって言ったのに……。命令違反よ、命令違反」
ちょっと不満げなご様子のお嬢様は頬を膨らませていた。
「一応、オナホとローションは使っただろ……」
「たった2つでしょ? このペースであんたらに任せたら、全部の道具使う前に夜が明けちゃうわ。あと何回中出しするつもりなのよ」
「申し訳ありません……」
ジトっとした目をレミリアに向けられて、少し気まずそうに咲夜が謝罪する。
今の射精でもう11回も咲夜に中出しをしてしまっている。妖怪ですら妊娠してしまうんじゃないかというぐらいの量だ。
「……まさか、2人の時はいつもこれだけしてるの?」
訝しむような視線で俺と咲夜を交互に見た。
「はは……、まさかな」
「ええ。そんなことありませんわ」
嘘は吐いてない。2人の時はこれだけどころか、もっとしているだけだ。2人とも体力が尽きるまで、身体中を色んな体液でドロドロにしながら、まぐわうなんてよくあることだ。
人間相手の咲夜なら魔力を吸い取っても死ぬことはないので気にせずに出来るとはいえ、もう少し自制した方がいいと自分でも思う。
乾いた笑いを浮かべる俺に白々しく同意した咲夜。そんな俺らをレミリアは怪しむように見つめて、ため息を吐いた。
「……全く、大した絶倫ね。咲夜もよく相手してるわ」
レミリアの中で俺らがやってることをやってると確定したらしい。間違ってないから訂正できない。
「彼がいつも勝手に襲ってきますから」
「おい、待て。いつもってなんだ。時止めて押し倒された記憶があるんだが?」
「掃除中の私に抱きついてキスをしてきたわよね?」
「それを言うなら寝てる俺の布団に潜り込んで」
「はぁ、もういいわよ……頭痛くなりそう……」
心底呆れたようなレミリア。
「本当に最近、ご無沙汰だったのかすら怪しいわね……」
「お嬢様、ご無沙汰というのは?」
「ライカの血の味が悪くてね。聞いたら数週間はしてないって言うから」
レミリアの言葉に咲夜はコテンと首を傾げる。
「4日ほど前にしましたが……」
「……ねぇ、ライカ。申し開きはある?」
ちょっと待て。なぜこんな咲夜との諸事情で怒られなきゃいけないんだ。
てか、咲夜はレミリアに対してはこういうのオープンすぎる。気にしないのか。気にしてないんだろうな。レミリア、咲夜の2人といっぺんにすることあるくらいだし。
てか、4日前……? 思い返そうとするが記憶は真っ白だ。
「……悪い。記憶にない」
気づいてなかったが、また記憶が消えていたみたいだ。
日記をつけるなんて面倒くさいことはしないので、記憶が消えてても気づかないんだよな……。
「嘘……って、わけじゃなさそうね。パチュリーに薬増やしてもらった方がいいんじゃないの?」
「耐性ついてきて、最近は効いてないんだよ」
「難儀な体質ねぇ……」
困ったように眉を寄せるレミリアは気を取り直すように首を振った。
「まぁ、いいわ。そのことは後で考えるとして……、はい、これ」
レミリアが手に持っていた道具を俺に手渡す。
「……これは、拘束具ですか?」
「そう、だな……」
渡されたのは目隠しに、脚と腕を拘束するもの。
「あんた達のを見ていたらいつまで経っても終わらなさそうだから私が選んであげたわ。次はこれを使いなさい」
使いなさいって……、拘束プレイか。咲夜とはそういうのはしたことはなかった筈だ。
てか、レミリアともした覚えないぞ。そもそもレミリアが縛られる側になんてなってくれるわけもなく、やったとしても俺が縛られる側だ。もしかして、記憶にないだけで昔やったとかないよな……?
チラリと横目でレミリアを見たら意味ありげに薄く笑みを浮かべたらた。……余計なことは考えないようにしよう。
「……承知しました。ライカ、お願いできる?」
「やったばかりなのに大丈夫なのか?」
「ええ。どうすれば良いかしら?」
「こういうのはあんまり詳しくないだが……、縛るためにベッドとか必要なんじゃなかったか?」
確かベッドとかに拘束具を固定して、そこに腕とか脚とかを縛っていた筈だ。
「ただ、ベッドはフランが使ってるからな……」
今なおすやすやと眠っているフランに目をやれば、レミリアが小さく笑った。
「それなら問題ないわ」
「それはどういう」
「だって、起きてるもの。……ねぇ、フラン?」
「は……?」
レミリアの呼びかけに、ベッドですやすやと眠っていたと思われたフランがビクンと震えた。
「ライカとセックスして魔力を奪われたパチェとかと違って、フランはただ寝ていただけ。あれだけ大きな音を立てていれば目を覚ましてもおかしくないわ」
そう言われればそうなのだが、しかし、だとしたらなぜフランは寝たふりなんてしていたのかわからない。
レミリアといえば、ニヤリと最高に嫌な笑みを浮かべていた。
「残念ね。全員が脱落した後にライカを独り占めするつもりだったでしょうに。王様ゲームの勝者は貴女には渡せないわ」
レミリアが言ってることが合ってるなら、なんてこと考えてんだこの悪魔の妹。全員とやって疲れ果てたところをまだ搾るつもりだったのかよ。
てか、何度も言うが王様ゲームは脱落を競うゲームじゃない。
ベッドの中のフランがもぞもぞと動き、悪戯に失敗した子供のように拗ねた顔でベッドから下りる。レミリアに言われ狸寝入りは諦めたらしい。
「お姉様、おはよう。偶然にも、今、ちょうど起きたわ」
……諦めたかと思ったが、変なところで諦めが悪かった。
「おはようフラン。それは偶然ね」
狸寝入りを見破ったという勝者の余裕か、随分と機嫌が良さそうなレミリア。対して、フランはだいぶ不機嫌そうだった。
「ところで、レミリアはなんで気づいたんだ?」
「貴方達は行為に夢中で気づいてなかったみたいだけど……、この子、我慢できなかったのか布団に篭りながら声漏らしてたのよ」
……なんの声を漏らしていたなんて無粋なことは尋ねない。てか、尋ねたら顔を真っ赤にしているフランが襲ってきそうだ。
「と、ともかく、これでベッド使えるな」
身の危険しか感じないので慌てて話題を元に戻すと、フランは不満そうに声を上げた。
「ベッドを使っていいなんて言ってない」
うわー、この子完全に拗ねちゃってますよ。まぁ、拗ねてなかったとしても自分のベッドで拘束プレイされるとか嫌だろうけど。
「……と妹が言っているが、こういう時はお姉様の出番では?」
「何言ってんのよ。こういう時はフランの玩具のあんたの出番でしょ」
「誰が玩具だ!」
「……妹様、少しよろしいですか?」
醜い擦りつけ合いをしていると、咲夜がこそりとフランに耳打ちした。
何を話しているのかは聞き取れないが、フランの顔が邪悪な笑みに染まっている感じからして、良い内容では無さそうだ。
こういう表情は本当に姉妹そっくりだ。本人に言ったら凄い微妙そうな顔されるけど。
「いいわ。特別にベッドを貸してあげる」
「……どういう心境の変化なのか一応聞いても良いか?」
「ふふっ、もちろん秘密よ」
不安でならない。出来ることなら俺に被害がこないことを願おう。
「……それじゃあ始めるか」
あまり乗り気には慣れないが、環境が整ってしまったからには始めるしかない。
ベッドの拘束を固定して、咲夜をそこに縛り付ける。体勢とかは詳しくないので、一般的な仰向けにして腕を頭の上にし、脚とかを開かせたやつ。
抵抗することなく咲夜は縛られてくれたが……、これ凄い絵面だな。
腕とか脚が縛られてるせいで、咲夜の胸とか大事な部分が一切隠すことが出来ない。
ついでとばかりに、目隠しもしたせいで、ちょっと犯罪臭すらしてきそうだった。
「これは……、中々に恥ずかしいわね……」
頬を赤らめた咲夜の秘裂から先程注いだ精液が垂れ落ちる。太腿とかは愛液やら精液やらで既にどろどろだ。
「ふふ、いい眺めよ。咲夜」
レミリアといえば、そんな咲夜の痴態を、まるで芸術品でも見るかのように、うっとりとした表情で眺めていた。
「ライカを縛った時も良い反応をしてたけど……、やっぱりこの道具は良いわねぇ」
「……聞きたくない言葉が聞こえた気がした」
「あら? ……もしかして記憶にないの? なら、後でじっくりと話してあげるわよ?」
「遠慮しておく。恥ずかしさで死にたくなりそう」
なんなら想像するだけで軽く死にかけてる。
この殺傷能力は幽々子もびっくりなことだろう。黒歴史は蓬莱人すら殺せるかもしれない。
「へぇ、ライカにも使ったんだ……。それは楽しそうね。呼んで欲しかったわ」
「フランは居なかったのか。それはよかった」
「……ねぇ、それどういう意味?」
冷たい声で凄むフラン。
言葉通りの意味だよ。だってお前いたらどう考えても酷いことになるのが目に見えてるし。ただ、レミリアとやった時に酷いことになってないかは不明だが。
レミリアは咲夜に近づくと、そっと彼女の太腿へと指を這わせた。
「んっ……」
「視界が奪われていると、どこが触られるかわからなくて怖いでしょう? それに肌の感覚も鋭くなって……」
つぅっと太腿から彼女の指が滑り、秘裂の周囲を焦らすように動かす。
「あっ……、んっ……」
ピクンと反応した咲夜が小さく声を漏らした。
このシチュエーションが楽しいのかものすごくレミリアは生き生きとしている。
「……さて、ライカ。貴方の感想は?」
「変な無茶振りするな」
感想なんて言われても困る。
まぁ、一言で表すなら、エロいって言葉で足りるのだけど。
「拘束をすれば咲夜の時を止める能力を使っても逃げられない……。今なら咲夜の身体を好き放題に出来るのよ?」
「やめろ。悪魔の囁きなんかに耳は貸さない」
「そう言ってる割にはアソコは正直に反応してるけどね」
面白そうにフランがクスクスと笑った。
くそ、ちょっと想像しちゃったじゃねぇか。
こいつらの人が悶える姿を見て楽しむとかいう趣味は早くなんとかしたほうが良い。誰だこいつらにそんな趣味与えたの。俺としか身体を重ねてないんだから俺ですね……。
「……それで、お姉様、これで終わりなわけじゃないわよね?」
「ええ。もちろんよ。残った玩具も使っちゃいましょう。ほら、ライカ、そこの玩具を持ってこっちに来なさい。命令よ」
「……わかったよ」
落ちてる玩具を拾って、咲夜の拘束されているベッドに近づく。
なんかこういう光景は慣れないせいか、直視しづらい……。
「どんな玩具が残ってるのかしら?」
「振動で刺激を与えるやつとかだな」
「その数珠みたいなやつは? 使ったことなかったわよね?」
「……お尻の穴に入れるやつだな」
所謂アナルビーズとかいうやつ。
お尻の穴に入れると言った瞬間、咲夜がピクンと反応をした気がした。
「ふーん。外の人間はこんなの使って楽しむのね」
「大抵の奴は使わない気がするけどな」
「まぁ、いいわ。じゃあ、ライカ、お願いね」
「お願いって……、挿れるの俺なのかよ」
「当たり前でしょ。貴方と咲夜に出した命令なんだから」
これを咲夜のお尻に俺が入れるのか……。
「ふふ、私も手伝ってあげよっか?」
「やめろ。フランは手を出さないでくれ」
「ええー。つまらないー!」
不満そうに頬を膨らませたフラン。
小さくため息を吐いたレミリアがアナルビーズとは違う道具を手に取る。
「……わかったわ。フラン。なら、これなんてどうかしら?」
不満げなフランを宥めるためにレミリアが持ち出したのはピンク色で楕円形の器具と、そのスイッチ。所謂ピンクローター。
「へぇ、スイッチを押したらこっちの小っちゃいのが振動するのね」
こういうものを始めて見るからか、興味津々といった様子で楽しそうなフラン。
と思っていたら、一転、俺に鋭い視線を投げかけた。
「……ところで、私に使ったあの長い玩具。あれも似たような振動してたわよね」
「……なんの話だ?」
やばい。余計なことに勘付かれた。
冷や汗をだらだらと流しながら、誤魔化そうとする俺にフランが近づき、下から赤い瞳で覗き込む。
「ねぇ、ライカ。あの玩具、また出せるわよね?」
冷たい声色。喉元にナイフを突きつけられたかのような恐怖。
「い、いや、取り出すにはスキマを使ったりする必要があるし……」
幻想郷の結界の揺らぎが発生している場所まで行ってから、境界を操作して、やっと俺は外の世界とのやり取りが出来るのだ。
今回の玩具は紫に頼み込んで、弱み握られた上に、数日間いいように扱われた上で入手したものだ。出来ることなら取ってきたくない。
なにより、取ってきたら咲夜に恨まれそうなんだが……。
とはいえ、命には変えられないので、本気で殺意込められたら速攻でスキマ作って紫に頼みに行くけど。流石にそこまではしないと……思いたいけど、ここの住人たちは信用ならないからなぁ……。
どう切り抜けるべきかと悩んでいたら、ごとっと絨毯に何かが落ちる音がした。
「……なんだ。やっぱり出来るじゃない」
視線をやると、そこにはフランに対して使ったものとは形状自体は違うが、間違いなくバイブと呼べるものが落ちていた。
フランはご機嫌そうにそれを拾う。
一方、レミリアはそっと俺に目配せをした。もちろん俺は能力なんて使ってない。
「悪趣味な覗き魔がいるみたいね……」
その悪趣味な覗き魔さんは出てくるつもりがないのか、室内に変化はない。
「……ちっ、今度会ったら文句言ってやる」
ちょっと不機嫌そうにレミリアは舌打ちをする。
「……お嬢様、一体、なにが……?」
目隠しをされて状況を理解できない咲夜が困惑するような声を上げた。
「なんでもないわ。ライカも咲夜をあんまり待たせるんじゃないわよ」
「続けるのかよ……」
「当たり前でしょ。ここで辞めたら気にしてるみたいで癪じゃない」
覗かれてるってわかってるなら辞めてもいいとは思うんですけど……。まぁ、いつから覗かれてるかなんてわかったものじゃないし、手遅れだと思うけど。
「……触るぞ」
「え、ええ……。ひゃぅっ……!」
一声かけてから咲夜の太腿に触れただけだというのに、なんとも可愛らしい反応をされた。なんか小動物みたいだ。
さて、このアナルビーズを咲夜の菊門に入れる必要があるわけなのだが……。
とりあえず、入れやすいようにほぐした方が良いよな。
「ふぁっ……! ら、ライカ……、なにを……」
「あんまり力むなよ。ちょっと指入れるだけだから」
ここでも大活躍のローションで咲夜の菊門辺りをほぐして、少しずつ指を入れていく。
「指を入れるだけって……、そこは……! んっ、あっ……」
抵抗するように咲夜が脚を動かそうとするが、拘束されているせいでまともに動かせてない。
「咲夜ってば、そこでもしっかり感じれるのね。ライカに調教でもされた?」
ニヤニヤとした顔でフランが咲夜の顔の横に座って尋ねる。
「調教って言い方やめろ」
「ちょ、調教なんてされてません! 」
「ふーん。まぁ、どっちでもいいけど……。でも、既に捧げてはいるみたいね」
……まぁ、やったことないとは言わないが数回しかしてない。咲夜に突然禁止された。
理由を尋ねるとナイフを向けられるから、何故なのかは未だに不明のままだ。
「ちゃんと、お嬢様の許可は貰って、ます、から……。んっ、はぁ……」
「へ? ……そうなのか?」
初めて知ったんだが。レミリアを見ると、頷かれた。
「驚いたわよ。ライカに処女を捧げていいかなんて、突然に尋ねられるんだもの」
「咲夜も真面目ねぇ……」
それは真面目って言うのか……。
じゃあ、レミリアには咲夜と俺がしている行為の内容とかは最初から全部筒抜けだったのかよ。
……なんか複雑な気分だ。
わざわざレミリアに尋ねるということは、俺に捧げても良いと思ってくれたということで、それは非常に喜ばしいことなのだが、レミリアにそういう事情が全部知られているというのが恥ずかしいというか、なんとも言えない微妙な気持ちになる。
「……ライカ?」
菊門に侵入していた指の動きが止まったことで、不安に思ったのか咲夜が名前を呼んだ。
胸の内に沈み込んだタールのような感情を誤魔化すように、彼女と唇を重ねる。
「んっ、んむっ……、んちゅ、れろ、ちゅっ、ちゅぷ、ちゅぱっ……」
唐突な口づけに驚いたのか咲夜の体が少し強張るが、舌を口に入れてやると、すぐにその動きに舌を合わせてきた。
菊門に入れていた指を引き抜いて、彼女の胸を揉む。お椀型で程よいハリのある彼女の胸が指の圧力で変形して、指を跳ね返そうとしてきて、心地よい。
「んちゅ、ちゅぷ……、ちゅ、れろ、あっ、はぁ……、んちゅ……」
唾液の糸を垂らしながら口を離すと、フランがクスクスと小さく声を漏らす。
「ライカってば、随分と強欲なのね」
「……なんの話だ?」
「気づいていないのが、いい証拠よ」
目を細めたフランが、口から凶悪な牙を覗かせながら、あどけない笑みを浮かべた。
身震いしそうな狂気のオーラ。
フランの言ってることは偶に理解できないことがある。そういう時はこちらに理解させるつもりなんてないというのは分かりきっているので、気にしないようにするしかない。
ただ、いつもそうだが、後になってフランの言っていた意味がわかってしまうのだ。彼女の言葉は凶悪な棘となって胸元に突き刺さった時には既に手遅れになってしまっている。
「ふふっ、咲夜ってば、ライカとキスしただけで、またこんなにトロトロにしちゃうのね」
まるで今の一幕が幻であったかのように感じるほど、フランはもう先程のぞっとするような雰囲気は収め、咲夜の痴態を楽しんでいた。
そうなれば、俺一人で考えていても虚しく、切り替えるしかない。
「……入れるか」
アナルビーズを咲夜の菊門に当てがう。
「ま、待って……! それを入れるつもりなの……?」
当たる無機物の感覚に咲夜が不安そうに声を漏らした。
「お嬢様からの命令だからな。諦めてくれ」
先端の球体を押し込み、咲夜の中へと挿入していく。
「ひぐっぅっ! あっ、あがっ……! な、中に……!」
体内に侵入する先程よりも大きい異物の感触に、咲夜は身体を大きく痙攣させた。
凄い反応だ。これ全部入れて振動させたらヤバいことになるんじゃないだろうか。
「ああっ、だ、だめ……、それ以上は、ふぐぅっ! んはあああっ!」
また一個、また一個と数珠を入れ込んでいき、最後の一個が入った瞬間、咲夜が仰け反り、盛大に潮を吹いた。フランの布団に大きなシミが出来る。
イッたのか……? 目が隠されて感覚が敏感になっているにしても、流石に感じすぎじゃないだろうか。
「あっ……、はぁ……、はぁ……」
「……咲夜って、お尻弱かったんだな」
「……っ!!」
目隠しされた咲夜の頬が真っ赤に染まる。
もしやと思って口にしたら大正解だったようだ。だから禁止にしたのかよ……。
横で見ていたフランがニヤニヤとした笑みで咲夜に囁いた。
「咲夜、もっともっと、壊れるぐらい気持ちよくしてあげるからね」
「い、妹様、待ってくだ……んあっ、ああっ!」
フランが持っていたローターを振動させて、咲夜の胸の突起へと押し当てる。
イッたばかりの咲夜はそれだけの刺激で嬌声を上げた。
「これは……、うん。これでいいわね」
ピンクローターを両方の乳首に押し当てたフランはローターから手を離す。
テープとか使っていないのに、何故かローターは固定されて落ちたりしない。魔法でも使って無理矢理浮かしているのだろうか。なんていう魔法の無駄遣い……。
「はっ、うぁっ……、あぁっ、だ、だめ……」
「それじゃあ、こっちも……」
次にフランが手に取ったのはバイブ。
「……全部使う気か? 鬼かお前」
「吸血鬼よ。ふふふ、楽しそう……!」
「お姉様、貴女の妹の性癖が歪んでそうなんですけど」
「知らないわよ。もしそうだとしたら貴方の責任」
レミリアに冷ややかな視線を投げかけられる。
目を爛々と光らせてフランが咲夜の蜜壺の入り口を指で開いた。
脚も開いているせいで精液や愛液でドロドロになった中の様子が奥まではっきりと確認出来てしまっている。
「あっ、んあっ、あっ、妹様……、これ以上は……!」
「これ以上は何かしら? 無理? でも、だーめ」
悪魔的な笑みを浮かべるフランが手に持ったバイブを一気に咲夜の膣奥へと差し込んだ。
「んあああっ!? あっ、ああっ……!」
ビクンと身体を跳ねさせて絶頂する咲夜。
しかし、フランはそれだけで終わらず、バイブのスイッチをオンにして振動を最大にした。
「ああああっ♡ ひぐぅっうっ♡ あぐぅっ♡」
再び咲夜が絶頂する。
「うぁっ♡ んああっ♡ あひっ♡ んぎぃっ♡」
口から涎を垂らし、逃れられない快楽によって全身を何度も痙攣させる咲夜。
秘裂から溢れる愛液がバイブの振動であちこちに飛び散っていた。
だ、大丈夫なのか、これ……!?
容赦が無さすぎるフランにドン引きしていると、満足そうな表情で咲夜を見ていたフランがレミリアへと顔を向ける。
「お姉様、これで命令は終わりよね?」
「え、ええ……。そうね。ここまでするなんて思ってなかったけど」
ちょっとレミリアも引いている様子で頷く。
命令が終わりなら止めても……。
バイブの電源に向けて伸ばそうとした俺の腕をフランが掴む。
「ライカ、なにをしようとしているのかしら?」
ミシッと音がしそうなほど強く掴まれた腕に顔を顰めつつ、フランを見ると彼女の目が赤く光った。
「あっ、おい!」
止める間もなく、身体が麻痺し、思考が霧がかかったように鈍る感覚に襲われる。
「ふ、ら……ん…………」
「ふふふ、何かしら?」
妖艶に笑う彼女が腕を離した。
思考が纏まらない中で、フランの肩を掴み押し倒す。そのまま彼女の唇を奪った。
「んちゅ、れろ……、ちゅぷっ、ちゅぱ……」
舌を絡めながら、フランの柔らかい身体を触り堪能する。
徐々に思考が溶けていく。何も考えられない。ドロドロに溶けた理性に従うように彼女の下腹部へと手を伸ばした。
「……魔眼を使ったわね」
レミリアは突如豹変したライカの様子に呟く。
「んちゅ、ちゅぱっ、ぷはっ……、ちょっと、素直になってもらっただけよ」
一切悪びれる様子なくそんなこと言うフランに、レミリアは呆れたため息を吐いた。
座っていた椅子から立ち上がり、ベッド上でまぐわう2人に近づく。
「あら、お姉様も混ざりたいの?」
ニヤリと笑みを深めるフラン。レミリアは顰めっ面で答えた。
「元々は私の番。魔眼なんて使って割り込まれるのが気に入らないのよ」
チラリと横目で咲夜の様子を伺えば、フランからの魔力供給が止まったからか、振動していた玩具のうち、胸に取り付けられていたものは動きを止めている。
ただ、咲夜の膣内に入っているバイブは魔力で動いていたわけじゃないのか、まだ振動を続けてはいるようだった。
「あっ……♡ はぁ……、ああっ……♡」
小さい喘ぎ声を漏らし、身体を震わせている咲夜を見ていると、甘痒い感覚が下腹に渦巻く。
(……咲夜は大丈夫そうね。なら……)
もう我慢できない。もとより我慢なんてするつもりなんてなかった。
レミリアはライカの背中から体重を預けるように抱きついて、その耳に口を近づけると、舌を伸ばして耳の中を犯し始める。
「んちゅ、れろ、るろ……、ねぇ、ライカ。そんなお子様より私としたいわよね?」
「あっ、ぐっ……」
お子様と言われてむっとした様子のフランは、先程よりも強くライカの唇に吸い付いた。
「れろ、ちゅぷ、ちゅぱぁっ、ぴちゅ、ちゅ、ちゅ……、んはぁ、お姉様より私の方が気持ち良くしてあげれるわよ?」
誘うようにフランはその手を肉棒へと伸ばして、亀頭の先端を弄り始める。
負けじとレミリアはライカの耳の中を執拗に、ねちっこく舐め回した。
吸血鬼姉妹2人に同時に責められるライカは、体勢を立て直すようにレミリアへと向き直ると、布団へと押し倒す。
すぐ上にライカの顔があった。フランの魔眼を喰らったせいか、目が血走ったように充血している。
「……相変わらず、好き勝手しやがって!」
ライカの腕がレミリアの秘部に伸びた。
「んはあっ、ああっ……」
ライカの指が中に侵入してくる。
一度イカされている上に、咲夜の痴態を見て興奮していたレミリアの膣内は簡単に咥え込んだ。
「んっ……」
膣内に甘くて鋭い感覚が走る。電流が走るような刺激。
(弱いところ……、的確にぃ……)
ライカの指は一瞬でレミリアのGスポットを探し当て、圧を与えてくる。
ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅっ……ぬちゅ、にちゅっ、ぐちゅうぅっ!
「んっ……くっ……うぅ……!」
だらしなく喘ぎ声を上げることはプライド的に許されず、声をなんとか押し殺す。
しかし、それを許さないようにライカが唇を重ね、空いた隙間から舌をねじ込まれた。
「あっ……、ちゅ、れろ、るれろ、はぁ……、んはぁ……」
無理矢理に舌を吸い出され、口を開かさせる。
唾液が流し込まれ、その体質による媚薬の効果か、体内から溢れる淫熱が更に強まってしまった。
徐々に強まるライカの指先の動き。
「んっ、はぁ、んちゅ、ちゅぷ……、れろ、んあっ……」
堪えきれない刺激にレミリアの瞳が蕩け始める。
このパーティが始まってからレミリアはまだ一度も貰ってない。
(欲しい……!)
その欲求が高まって抑えきれない。
両手を伸ばし、ライカの顔を掴む。
フランの魔眼によって魅了されているライカ。それを上書きさせるようにレミリアは目を紅く光らせた。
「あっ……、がっ……! くそっ……、頭が割れるみたいに……っ!」
無理矢理の上書きにライカが苦悶するように表情を歪ませる。
レミリアは顔を上げ、ライカの耳にそっと囁いた。
「……我慢しなくていいわ。欲望の全てをぶつけなさい」
この言葉がトリガーとなったのか、ライカはレミリアの両脚を抱えてその小さい身体ごと持ち上げる。外の世界では駅弁と呼ばれる体位。
「……じゃあ、期待通りにめちゃくちゃにしてやるよ」
その宣言にレミリアは肩を震わせた。
「ちょっ、私は、期待なんか──」
「嘘つくなよ。こんなに濡らしておいて」
「…………」
否定の言葉をつまらせる。
「そうよ。お姉様。わざわざ魔眼なんて、使っちゃってさぁ」
いつの間にか服を脱いでいたフランが近寄ってきた。
「本当は欲しくて堪らないんでしょ?」
見透かしたようなフランの言葉が腹立つ。それを認めるなんて出来るわけない。
フランを睨みつけたレミリアの割れ目に、肉棒の先端が擦られた。
「んっ……、くっ……」
「まぁ、お嬢様が別にいいって言うならフランとするまでだけどな」
「私は構わないわよ。お姉様のついでみたいな感じなのは癪だけど」
「……っ!」
レミリアは絶句する。
(ここまでして、今更、そんなこと言うつもりなの……!?)
ここまでされて、お預けされるなんて耐えられるわけがなかった。
「い、いいから……、早く挿れなさいよ」
頬を紅潮させながらレミリアが命令する。
それにライカは嫌な笑みを返した。
「して欲しかったらおねだりしてみろよ」
「なっ……!」
(お、おねだりって……!?)
生まれてから支配する側であったレミリアにとって、誰かにしかも従者である人間なんかに、ねだるなど経験したことがなかった。
羞恥、それに、怒りすら湧いてくる命令。
(こ、この、調子に乗って……!)
こんな状況じゃなきゃ八つ裂きにしてやったかもしれない。
しかし、この状況を招いたのが自らの魔眼であることなんて判り切っていた。
ライカの肉棒の先端が秘裂の入り口に押し当てられる。
(だ、だめなのに……、それを……)
それを、そのまま突き放して欲しい。
自らの欲望が溢れてきて止まらない。フランなんかにあげたくない。
荒い息を吐いたレミリアは、唇を震わせてゆっくりと懇願する。
「ちょ……ちょうだい……ライカの……」
ライカが動く気配はない。
レミリアは恥ずかしさで顔を真っ赤にさせながらも、初めての感覚に秘裂から小噴水を上げてしまう。
まだ、足りないと言うのなら……。
「お願い……、私の身体の中を……貴方のおちんちんで、めちゃくちゃにして……ください……!」
おねだりを口にしたレミリアは恥ずかしさでか泣き出しそうな表情になっていた。
「……ああ。お嬢様のお望みのままに」
入り口に押し当てられていた肉棒が動き出し、肉の扉を左右に開いていく。
ぬちょっ……、ぐちゅ……。
「あっ、ああっ……、ひぅっ……」
熱した鉄の棒が腹の中を通過していく感覚。何度味わっても飽きることない快感に集中するようにレミリアは、ライカの背中へ腕や脚を回して強く抱きつき、目を閉じる。
「ぐっ、すごいキツイな……。そんなに待ってたのかよ」
「はぁ……、はぁ……、早く……」
問いに答える余裕なんてなかった。早く、もっと奥まで突いて欲しい。
ライカは抱えたレミリアを上下左右に揺すり出した。
「あっ……、あっ……、奥に当たって……!」
お腹の中で暴れる肉棒の感触に、愛液が溢れ出し、膣肉がピクピクと蠢き始める。
「お姉様ってば、そんなに顔を蕩けさせちゃって……。いいなぁ……」
ボソリと呟いたフランが自らの秘部に手を伸ばして慰め始めた。しかし、それでも物足りないのか、視線を彷徨わせて、咲夜の秘部に入っているバイブに目をつける。
「咲夜、借りるわね」
「んあっ、い、妹様……! ああっ!」
容赦なく引き抜かれる感覚に愛液を噴き出す咲夜。
咲夜の愛液でトロトロになったバイブをフランは自らの秘部へと挿入する。
掻き分けられる肉の感触に身体を震わせ、電源を作動させた。
「あっ……、はぁ……、これ、やっぱり、凄い……!」
膣内を振動するバイブの感触を楽しみながら、指で乳首を摘む。
フランは目の前の姉と従者の痴態を眺めつつ、自慰に没頭し始めるのだった。
レミリアはそんな妹の様子に気づかないほどライカとの行為に夢中になっていた。
(この体勢……、いつもより奥に来るから、子宮が潰されて……!)
ライカのピストンにレミリアは蜜飛沫を散らして絶頂に追い込まれていく。
「はぁ♡ ああっ、これ、だめ……、気持ち、良すぎて……! あああっ、はあぁっ♡」
子宮が唸りを上げて、膣肉がキツく締め上げる。
太く固い肉棒の形をはっきりと感じる。
(中で膨らんできたぁ……!)
もうすぐライカもイキそうなのだ。それを理解し、レミリアもライカの抽送に合わせて、刺激を強めようと、自らも腰を振り始める。
「ぐっ……、イクぞ!」
「え、ええ! 出して! また、いっぱい……! あっ♡ あっ♡ ああぁああっ♡」
最後の一突と同時に共に子宮に押し込み、大量の熱濁を吐き出される。
「いくっ……♡ いくうぅぅぅうううっ♡」
ライカの同時に絶頂するレミリア。
あまりにも強く抱きつくものだから、ライカの背中からレミリアの爪でできた傷から血が少しだけ出た。
子宮内に溜まる白濁液の感覚にレミリアは身体を震わせ、だらしなく舌を出しながら荒い息を吐く。
(こんなに、貰ったのに……、まだ、欲しいなんて……)
その心内で湧く、際限ない欲求に任せるように、レミリアは首を伸ばしてライカと口づけをした。
(身体が……熱い……!)
咲夜は、ライカやフランに入れられた玩具のほとんどは外され、拘束されたまま放置されているだけだった。
それだというのに、玩具を入れられていた時よりも強い下腹の疼きに苦悩していた。
濃厚すぎる匂い。ライカの精液に、レミリアやフランの愛液、それらが混ざり合った強い匂いが漂ってきている。
そして、先程から近くで響く淫らな音。
ぐちゅ、ぐちゅ、ずぷっ……、れろ、れろれろ、ちゅっ、ちゅっ♡ ぬぷぬぷぬぷっ! ずちゅ……♡ ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……、びゅる、びるるるっ♡
「あっ……、はぁ……」
目を隠しているからか、聴覚が過敏となり、その淫らな音に集中してしまう。
息が荒くなり、自らもライカの肉棒を望むかのように蜜肉が蠢いてしまっていた。
(これ……、私は耐えれるのかしら……?)
他人事のような感想を抱きつつ、再び聞こえてきた嬌声に咲夜は身体を小さく震わせた。
「んっ、はぁ……、なんで、こんな体勢……」
少し恥ずかしそうにフランは文句を言う。
レミリアが一度絶頂したことで、次は自分の番だと思ったのに、なぜか再び行為を始めそうな2人を無理矢理に引き剥がした。そしたら、なぜか布団の上に押し倒されたのだ。しかも、姉であるレミリアに。
「偶には姉妹仲良く、一緒に気持ちよくなりましょう」
目を蕩けさせたレミリアがフランの身体の上に跨り、手を繋いで動きを封じる。
レミリアに注がれたばかりの精液が溢れ出して、フランの秘部の上に垂れた。
「姉妹いっぺんにか……。絶景だな」
重ねられた姉妹の割れ目を眺めて、ライカの剛直は限界など忘れたかのようにそり立っていた。
精液やレミリアの愛液で濡れた肉棒をフランの秘部へと当てる。
「あっ……んっ……」
少しずつ沈み込んでくる肉棒の感触にフランが声を漏らす。
(玩具と、全然違う……!)
蜜肉を掻き分ける熱い肉の塊の感触は、バイブとは比べ物にならない快感で、フランは大きく身体を震わせた。
ライカが咲夜や、レミリアとやっている間に繰り返しされた自慰によってフランの膣内は既にトロトロで愛液が大洪水を起こしていた。
「動くからな」
フランの膣内の様子に遠慮はいらないと判断したのか、ライカは最初から容赦なく激しいピストンを開始する。
「はっ、んあっ、ふぁっ……、ああっ♡ そこっ、気持ち、いいっ……♡」
膣内を擦られながら、深くへ強く、奥へ奥へと突かれる感覚。
ぐぼちゅ、すぼっ! ぶちゅっ! ぐちゅっ! じゅぼっ!
「はぁ、ひぐうっ♡ は、激しい……♡」
その激しさにフランから大量の愛液が溢れ出した。
それが潤滑液となって更に抽送の勢いが増す。
(こ、これ、壊れちゃう……っ!)
あまりにも強い快楽にフランの頭の中は、電流でも走ったかのように点滅していた。
「ふふっ、いい顔よ、フラン。乳首もこんなに勃たせて……」
レミリアが汗ばんだ素肌を重ね合わせて、小さく身体を揺らす。
「お、お姉様、だめ……! ひぐっ、あっ、はぁっ……♡」
「だらしなく口も開けちゃって……、んむっ」
フランの口をレミリアが塞ぐ。舌を入れ込まれ、レミリアの舌がフランの口内を蹂躙する。
ちゅ、れろ、るれろ、れろ……、ちゅぷ、ちゅぱ……、れろ、るれろ……。
(お姉様とキス……)
命令された訳でもない、ただ快楽のためだけのキス。
肉棒によって膣内を何度も突かれながら、濃厚なキスを交わす。めくるめく快楽の激流にフランは呑み込まれ、溺れかけていた。
何も考えられず、姉の舌に合わせるように自分も舌を動かし始める。
「ちゅ、ちゅぷ、ちゅっ、ちゅっ、んあっ♡ はぁ、ああっ♡」
「んちゅ、れろ……あっ、はぁ……♡」
ライカはフランに挿れられていた肉棒を一度引き抜くと、今度はレミリアへと肉棒が挿入させた。
一度射精してぬるぬるになったレミリアの膣内は容易く肉棒を受け入れ、一気に奥まで突かれる。
「んああっ♡ 一気に奥にっ♡」
そして、それを引き抜いたと思えば再びフランの膣内へと肉棒を潜らせる。
「あっ、んんっ、んんっ♡」
入れ替わり立ち替わり、上下に何度も往復させ、腰を打ちつける。
ぐぼちゅ、ぐちゅ、ずぼっ! ぼちゅぷっ! じゅぽっ! すぼぉっ!
「ひぁっ、ああっ、ライカぁ……、もっとぉ……!」
「ああっ、やっぱり気持ちいい……!」
二人の淫らな喘ぎ声が重なり合い、地下室に大きく響く。
レミリアの膣内では先程出された精液が掻き出され、混ぜられて泡立ち、フランの膣内ではレミリアに比べて粘度が高い愛液が噴き出し、ベッドの上にシミを作っていた。
「ああぁっ♡ はぁ、はぁん♡ んはぁあっ♡」
「ひぐぅぅっ♡ はぁ、ひうっ♡ んあああっ♡」
「くっ、そろそろ限界だ……っ! 出すぞ!」
レミリアへと狙いを定めたライカは思いっきり腰を叩きつけて、熱いスペルマを吐き出す。
どぷっ、どぷぅっ! びゅるるるるるぅっ!
「ああっ、またいくぅ……、いくうぅぅぅうっ♡」
レミリアを昇天させたライカは肉棒を引き抜く。
引き抜いた際にまだ射精が収まっていなかった肉棒から精液が飛び散り、レミリアの身体へと白濁の雨を降らせた。
動きを止まることなく、そのまま肉棒を今度はフランの最奥へと押し込んで、再び精液を吐射。
「あああああっ♡ 頭の中、真っ白になっちゃうっ! ふぁっ、ああっ♡ いく、いく、いくっ、いくいくいくっ」
びゅるぶぶっ、どぷぷぷっ! ごぷごぷっ、ごぷうぅぅっ!
レミリア、フランと続け様に絶頂し、溢れ出る精液が身体を伝って流れ落ちる。
身体を痙攣させ、秘裂からこぷこぷっと精液を湧き出させる姉妹は互いに快楽が限界に及んだのか、それとも魔力を奪われて疲れたのか、片手は繋いだまま仲良く横になり寝音を立て始めた。
もう、限界だっ……。
今日で何度も射精し過ぎている。しかもレミリアとフランに、魔眼まで使われたせいで頭が痛い。
俺も寝ないと……。
そう思ったところで、ギシッとベッドの軋む音がした。
見ると、咲夜が荒い息を吐いて、身体を震わせている。
どう見たって普通じゃない。
「大丈夫かっ!?」
慌てて、咲夜の右手を縛っていた拘束具を外した。
瞬間、視界が天井に向けられる。
押し倒された……?
見ると、拘束具に加えて、目隠し、そしてお尻に入っていたアナルビーズまで外した咲夜が、全裸となって俺の下腹部に跨っていた。
秘裂を押し倒した肉棒に押し付けている。
「お嬢様たちは眠ってしまったのね……」
冷静であろうとしてか、周りの観察する咲夜だが、意識せずに自らの手を胸に伸ばして揉み、腰を小さく動かして、勃起した陰核を擦り付けていた。
荒い息を吐きながら、咲夜がおずおずと切り出す。
「……ねえ、ライカ。もう何度も射精してツライでしょうけど……、最後にもう一回だけ……、お願い出来ないかしら」
そう言った咲夜の秘部からは大量の愛液が溢れていて、先程から擦り付けられていた肉豆は赤く充血し、その頭を包皮から飛び出させてひくつかせていた。
なぜ咲夜がこんなことになっているのかわからない。
しかし、咲夜が今、限界まで発情してしまっていることだけは理解できた。
「お願い……」
懇願する咲夜。
しかし、俺はこれ以上出せる気がしなかった。体質や精力剤を用いても、人間には限界がある。肉棒を硬くさせることすら出来ない。
「……咲夜」
身体を起き上がらせて、彼女の右腕を取る。
「血……、少し貰うぞ」
「……ええ」
彼女の人差し指に噛みつき、その血の飲む。これだけじゃ足りない。
だから、境界を弄った。
俺に弄れる境界なんて限られている。
紫みたくチートじみた行為なんてほとんど出来ない。
出来ることなんて、距離の境界を弄って違う場所と繋げること、スキマを開くこと、そして──。
「貴方……」
咲夜が驚いたように目を見開いた。
俺の髪が黒から色味が抜けていき、白色へと変色する。瞳や肌の色も少し白っぽく変化した。
人間と妖怪の境界。
大量の魔力を消費すれば、自分自身に関係する境界ぐらいは操れる。ただ、欠点も多くあり、例えば、魂が妖怪に近づけば、それに引きずられて器の形が変わってしまうこととかだ。
「そんなこと出来たのね」
「白黒みたいで嫌なんだけどな」
しかも、髪まで白くなるから、白黒というよりは、白いペンキ被ったようで、脱色したと言っても納得できる。
「そう? レトロな感じでカッコいいわよ」
「それって人に対する褒め言葉なのか……?」
あまり好きではない姿。なにより、これを使うと自分が曖昧になりすぎる。
嫌な考えを誤魔化すように咲夜へと口づけをした。
「んむっ、ちゅ、ちゅぷ、れろ……、ちゅぅ……、ちゅっ……」
何度も身体を重ねている咲夜だからだろうか。俺のそんな誤魔化しの心を読み取ったように、舌を絡ませ、両手で俺の耳を塞いでくれた。唾液を混ぜ合わせる音だけが頭蓋に響き、余計なことを考えないで済む。
長い長いキスをして、互いにぷはぁっと息を継いだ。
「貴方の、ちょうだい……」
「ああ」
少し潤んだ瞳でおねだりする咲夜は四つん這いになって尻を突き出した。妖怪に近づいたお陰で、肉棒は十分な硬さを取り戻しており、問題なく行為を始められる。
ヒクつく淫花を広げ、一気に肉棒で奥まで捻じ込む。
「んんっ! ああっ、はぁ……、これが、欲しかったの……っ!」
今日、何度も交わった肉棒の感覚に咲夜は悦びに身体を震わせた。
そんな彼女の腕を取り、上半身を引き寄せ、後ろから抱き締めるようにして突き上げる。
ぐぷぅっ、じゅぷっ、じゅぽっ、じゅぶっ!
肉棒を突き上げるたびに、注がれていた精液と愛液が混じったような液体が溢れ、布団にシミを作った。
「あああっ♡ 気持ち、いいっ……♡ ひあああっ♡」
「そんなに叫んだらレミリア達が起きちゃうぞ」
「そ、そんなこと言われたって……ああっ♡ んあっ♡」
そんなことを言いつつ、もっと叫ばせようと、揺れる咲夜のおっぱいを後ろから揉みしだく。
「はぐっ、はぁ、これ、だめぇ……♡ おかひく、なっちゃう……♡」
上半身を固定されているせいで快楽の衝動を逃すことも出来ず、なされるままの咲夜の膣内がぎゅううぅっと締め付けてくる。
既に出来上がっていたのもあって、達するのも早い。
突き立てた肉棒の先端を力を込めて揺さぶる。
「ふぁっ♡ ひあっ、ああっ♡ いく、いくぅ♡ いくうぅううっ♡」
咲夜が達するのと同時に肉棒を引き抜くと、噴き出された愛液が肉棒に大量にかかる。
その刺激で布団の上に精液を吐き出してしまった。
ぶるぶると身体を震わせた咲夜が、緩んだ顔で振り向く。
「はぁ……はぁ……、中に出してくれて良かったのに……」
「まぁ、出したかったところなんだが……。それより、満足したか?」
「ええ……。ありがとう。疲れたでしょう? 布団を準備するから寝るといいわ」
「ああ。悪いな」
咲夜の身体を解放すると、一瞬で咲夜はメイド服へと着替え直し、床に布団を敷いてくれた。
もう本当に限界だ。起きていることすらツライ。布団に潜り込んだら一瞬で寝れる自信がある。
フラフラと布団に近づき、倒れるようにして横になる。
「おやすみなさい。ライカ」
眠気が酷いせいか、咲夜の声が遠くで聞こえる。小さくおやすみと聞こえてるかどうかすら怪しい声を返すと、咲夜は微笑み視界から消えた。
咲夜も寝るのだろうか。いや、メイド服に着替えたということはこれから片付けるのかもしれない。
手伝いたいところだが、そんな余裕はもちろんなく、思考することも放棄して俺は深い深い眠りについた。
──こうして、永遠に紅い幼き悪魔の館で起きた、聖なる夜の晩餐は終わりを迎えました……なんて、ね。
おつかれさまライカ。
けど、まだ終わりの挨拶が済んでないわ。
それまで、ゆっくりとおやすみなさい。
近いうちにエピローグを上げて特別編は終わりです。お疲れ様でした。