東方淫魔伝 作:スイセン
望月ライカと小悪魔が地下室へと向かった後の大図書館で、パチュリーとレミリアは未だにお茶会を続けていた。
「それで、どうして彼に伝えることを遮ったの」
小悪魔と瞳の感覚共有をして、ライカの様子を伺いながら、パチュリーはレミリアへと尋ねる。
わざとらしく遮られたことについての文句と、その意図を問うと、レミリアは鈴が鳴るように笑った。
「だって、つまらないじゃない。それに、その方が面白い運命が見えるもの」
「それはレミィにとって? それとも、彼にとって?」
「もちろん。両方よ」
即答する友人の姿にパチュリーはため息を吐く。
「……それは苦労しそうね。ご愁傷様」
フランと対面した彼に届かない言葉を口にしたパチュリーは、頭痛でもするように頭を抑えた。
それにしても、面白い運命が見えるというのなら……、この友人は果たして、妹とその従者が地下で今まさに交わろうとすることは見えていたのだろうか。
優雅に紅茶を飲むレミリアの様子を伺いつつ、パチュリーは小悪魔との感覚共有を切る。
扉の陰でこっそりと覗き見する小悪魔の興奮まで、感覚の共有で伝わってきてしまうし、なによりそういうのを嬉々として覗き見る趣味はない。
先々のことを考えると体調が悪化しそうだと思いながら、パチュリーは紅茶を飲んだ。
今日の紅茶はやけに甘い。それにパチュリーは再び顔を顰めた。
血だらけの惨状が広がっている地下室の中で、フランの体温を、肌の柔らかさを、鼓動を、息づかいを感じる。
自分の体格が小さくなっているせいか、フランがいつもより大きく見えた。
「んっ、ちゅ……、ちゅぅ……ちゅっ、んちゅ」
柔らかで弾力のあるフランの艶やかな唇の感触。
普段よりずっと優しいキス。
「……なんか、変な感じがする」
むずむずと言うのだろうか。優しくされることが違和感でしかない。
これが飴と鞭での調教というならものすごく上手くいってしまっていることになるので、そんな意図がないことを願うしかない。
「甘いのはお嫌いかしら?」
「辛いのよりは好きだよ。……髪、触ってもいいか?」
「……うん」
返り血で少しだけ赤くなった帽子をフランは外した。
彼女の黄色い艶やかな髪の毛に触れる。サラサラで、こんなに血だらけの部屋の中に居たというのに、その髪からは花のような良い匂いがした。
フランの柔らかでシルクのような髪を撫でながら、再びキスをする。
間近で見る彼女の顔はシミひとつなく、怖いくらいに整っていた。
宝石のように耀く大きな紅い瞳は、見ていると吸い込まれて戻ってこれなくなりそうなほどに美しい。
「ちゅ……、んっ、舌……」
唇を割開いて舌を侵入させると、フランがピクンと震えたが、抵抗などせずに唾液で粘ついた舌を擦り合わせてくる。
「んっ……ふっ……、ちゅっ、ちゅるる……、ふふっ、随分と熱いキスね」
艶っぽく笑うフラン。
その表情につい見惚れそうになった。
外の世界ではこんな小学生のような体型の少女に発情するような性癖なんて持ってなかったはずだ。それなのに、今はこうしてフランのキスをしていると胸の鼓動は早くなって、体が熱くなる。
「……なぁ、本当にいいのか?」
「なぁに? 今さらそんなこと言って。初めてでもないんだし」
フランの言う通りだ。今更躊躇っていることがおかしい。
そんなことはわかっていても、目の前のフランがいつも以上に愛らしく見えるせいか、触れてしまうことすら怖くなってしまう。
「この身体だと初めてなんだよ」
誤魔化すようにそんな言葉を吐くと、フランは小さく笑う。
「そう。なら、優しくしないとね」
フランの手が俺の手を取ると、胸元へと持っていった。
薄いけれども微かに服越しに感じる柔らかい膨らみ。
「……成長した?」
「さぁ、どうかしら。貴方がいっぱい揉むから」
「そんな揉んだ記憶ねぇよ」
そもそも揉むほどの胸は無い、そんな神をも恐れぬ考えがよぎったが急いで滅却する。
きっと自分の手が小さいからいつもより大きく感じるだけだろう。
人間でフランぐらいの見た目の年なら成長期だから短期間でも成長することは考えられるが、妖怪は人間に比べて時間の流れがゆっくりだ。
だから、人間の寿命一回分程度じゃフランが少し大きくなった程度の変化しかしないはずだ。
それは仕方ないことで、人間が生きてる時間なんて、妖怪からしたら一瞬にしか過ぎないのだから。そんなことはわかりきっている。
ただ。
「……どうかしたの? そんな顔をして」
「いや、フランは成長したら美人になるんだろうなって」
フランは成長すれば間違いなく、とびっきりの美人になる。今の時点でもこんなに整った顔立ちをしているのだから。
ただ俺はそれを見ることができないことが、少しだけ残念に思えてしまった。
ついつい漏れてしまった言葉にフランは目を丸くする。
「驚いた。貴方がそんなことを言うなんて……誰の影響?」
「……そんなに変だったかよ」
「ええ。とっても。好意の色を向けられるのは少し気持ち悪いわね」
酷い言われようだ。
それに誰が好意の色を向けたと言うんだ。これは好意なんかじゃない。ただ、人間の寿命の短さを儚く思ったにすぎない。
「ふふっ、貴方はやっぱりそういう苦虫を噛み潰したみたいな顔が似合うわね」
「……趣味悪いぞ。もっとドキドキするとかしろよ」
満足そうに微笑んだフランは俺の背中に手を回して引き寄せた。
「あんまり力加えるなよ。背骨折れるとか笑えない」
「最近人形で力加減の練習をしてたもの。この程度じゃ壊れないでしょ?」
フランがぎゅっと力を込める。
少し痛いが確かに壊れないように加減はされていた。
フランの身体の柔らかさと、血生臭さの中にある薔薇のような匂いに包まれていたら、首元にチクリとした痛みが襲う。
「ふ、フラン……?」
「んっ……ちゅぅ、ちゅう……ちゅぅ……」
身体の中から何かが抜けていく感覚共に、ゾワゾワとした快感が背中を駆け上がった。
血を吸われている。その事実に気がついた時には、フランは既に口を離していた。
「ぷはっ……、直接飲むのも悪くはないわね」
溢れたであろう血がフランの口元を伝う。
絶句して言葉が出ないでいると、体重をかけられて、ベッドの上へと押し倒された。
プロレスでいうマウントの体勢へと強制的に変えられる。
「お望み通りの、吸血鬼のイチャイチャよ。ドキドキした?」
「おま、急に」
文句を言おうとして、目の前にあるフランの顔がやけに赤いことに気がついた。
血を飲んだからだろうか。
それとも……、もしフランの言う吸血鬼のイチャイチャが先程の行動だとして、それをして顔が赤くなったということは──。
辿り着いた答えはあまりにもフランらしくなくて馬鹿らしかった。
けれど、今の彼女の赤い頬に、不安げに揺れる瞳、少しだけ荒い呼吸と、見れば見るほどそうとしか思えなくなってしまう。
ぎゅっと心臓が締め付けられるように一瞬苦しくなった。
やばい。顔が赤くなってる気がする。
「……ねぇ、なんで黙ってるのかしら」
動揺して黙り込んでしまった俺にフランがおずおずと言った様子で尋ねてきた。
言おうとしていたいくつもの文句なんてとっくに忘れてしまっている。
必死に言葉を探して、平静を装った。
「出来れば人間のイチャイチャが良かったな」
少しだけ上擦ってしまった声だったがフランは気に留めなかったようで、クスリと安心したように笑う。
「それはこれからね」
血がついたままの唇が俺の口元に押し付けられた。
そのまま唇の隙間を割り裂いて、舌を潜り込まされる。
先程は俺から唇を開けたが、今度はフランの番のようだ。
フランの舌の動きに合わせるように、俺も舌を絡み合わせる。
「んちゅ……、ちゅうっ、れろ……るれろ、ちゅるる……んんっ……んはぁ……」
鉄の味がするキスというのは変な感じだ。
そして、先程までのキスよりも格段に気持ちよく感じてしまっている自分がいた。
そんな自分を誤魔化すためにも、貪るような深く濃いキスを繰り返していると、脳の奥が痺れるように甘く蕩けていって、理性なんてものは溶けていく気がする。
密着するように身体を重ね合わせたフランの太ももに手を伸ばし、上質な絹のようになめられかな素肌にそっと触れた。
「んっ……、我慢できなくなったの?」
触れられた瞬間、フランがくすぐったそうに吐息を漏らして唇を離した。
フランと俺の唇を繋ぐ透明な糸が垂れる。
はっきり言うと、今すぐに俺がフランのことを押し倒したい。
その可憐な身体に抱きつきたい。もっとフランと繋がりたい。
けど、そんなことを口にするのは恥ずかしくて、なによりそんな風に思ってしまっている自分が信じられなかった。
「……そりゃあ、ずっとご馳走が目の前にあったらな」
だから誤魔化すような言葉で濁してしまう。
「ふふっ、今日はやけに素直ね」
どこが素直なのだろうか。これで素直ならいつもの俺はどれだけ捻くれているというんだ。
抗議の視線を向けると、フランの手が俺の頬に触れた。
「その言葉はいつも通りだけど、表情が押し倒したいって言ってるわよ?」
その言葉を聞いて、隠しようもないほど一気に頬が熱くなる。
可笑しそうに指摘してきたフランは俺の上から身体を退けると、服のリボンに手を伸ばす。
「どうする? 脱がせたい?」
「……いや、大丈夫だ」
間違いなく脱がせてる途中で我慢が限界を迎えるのがわかっていた。
フランは慣れた手つきで服を脱いでいく。
透明な肌や、胸の上の綺麗な桜色。その小さな体格も相まって、見てはいけないものを見てしまっているという背徳感が凄い。
「……貴方は脱がないの?」
「あ、ああ、そうだな」
ついついフランが服を脱ぐ様子をまじまじと見ていたら、見咎めるように口を尖らせて言われた。
慌てて俺も服を脱ぎ始める。
そういえばこの服……、白玉楼から蓮が外に出た時のものとは別だな。
刀に貫かれたなんてパチュリーが言っていたし、服はダメになってしまったのかもしれない。
それは仕方ない。それよりも。
「……まじまじと見るなよ」
服を脱ぎ終わったフランが興味深そうにこちらを見ているので、脱ぎにくい。
大事な部分を隠そうともせずに四つん這い気味にこちらを見るフランに苦言を呈すると、彼女は俺の言葉を無視したように近づいて、脱ぎかけの上着から露出した胸板に触れた。
「この傷……」
「傷?」
言われて、自分の胸、心臓の真上の位置に傷が出来ていた。
大きく真新しいその傷は、治りきっていないのか、それとも傷がまた開いたのか、血は流れてはいないが、真っ赤に充血していて、なんともグロテスクだ。
「……これ、刀でできた傷か」
「貴方はいつも傷ついているわね」
その原因の半分ぐらいはお前だけどな。
けれど、4日も経っているのに傷が治っていないのは珍しい。腕の再生すら一晩あれば出来たというのに。
「……が、…………ね」
目を細めてじっと傷を見たフランが小さく何かを呟いた。
「この傷がどうかしたのか?」
「それは別に気にしなくていいわ。見えている傷だもの」
「まぁ、確かに大した傷じゃないけど……」
パチュリーが治療をしてくれたと言っていたし、この傷も少ししたら治るだろう。治りが遅いのもきっと魔力不足が原因だろうし。
「それより服脱いだら?」
「見られてるせいで脱ぎづらいんだよ」
フランの視線を感じながら、服をベッドの脱ぎ捨てる。
俺が下着を脱ぐと、フランは口の端を上げた。
「やっぱり言葉以外は正直ね」
期待で大きくなった俺の下腹部を見て笑う彼女の言葉に恥ずかしくなる。
仕方ないだろ。血を吸われた後から身体の中が熱くて仕方ないんだから。
そんな言い訳はあまりにも情けなくて、返す言葉を探していたらフランが俺の手を引いてベッドに倒れ込む。
先程とは逆の、俺が上となったマウントの体勢。
「……押し倒させてくれないのかよ」
「ふふっ、100年早いわ」
100年でいいなんて随分と甘い言葉だ。
フランの腕が俺の顔の後ろに回されて、引き寄せられる。
そのまま、身体ごと重なるようにして唇を重ねあった。
「んっ……、ちゅっ……ちゅぅ、ちゅう、れろ、ちゅう……」
どちらともなく舌を出して、唾液を交換し合う。
「んちゅ、んちゅ、ちゅっ……れろ、るれろ……」
熱心に舌を絡めてくるフラン。
気持ち良すぎる。
フランの柔らかな身体に触れ合いながらするキスはどうしようもないくらい幸せな気分になってしまって、辞めるタイミングすら掴めない。
息の続く限りキスをして、一瞬唇を離して呼吸をしたら、また唇を重ねる。
永遠に続けられそうな快感に飲み込まれてると、フランがクスリと笑った。
「夢中になりすぎじゃないかしら?」
「──っ!」
フランの指摘に首の裏が一気に熱くなる。
反論の言葉も出ない。
呻くように口を開閉させた後に、ボソボソと呟く。
「悪かったな……」
肉体も子供なせいで、側から見たら完全に拗ねた子供にしかみえないことだろう。
そんな俺の様子が面白かったのか、フランはクスクスと口角を緩める。
「貴方のこういう反応が見れるなら、こういう形だけのものも悪くないわね」
「うっ……」
これ以上なにを言っても恥ずかしい想いをする未来しか見えない。
だから、見つめてくるフランの瞳から逃げるように身体を起き上がらせようとすると、フランの腕が首に絡みついた。
「もうキスはいいの?」
「……これ以上してたら変になる」
きっと子供化した影響だ。そんな風に自分に言い訳をしながら、フランから離れようとするが、その手は俺を逃さない。
それどころか、押し込めるように顔を近づけられる。
真っ赤なフランの瞳の奥に子供化した自分の姿が映っていた。
「それじゃあ折角だから、もっと変にしてあげる」
フランが顔を上げて、ぎゅっと唇が押し付けられる。
顔を押さえ込まれてるから逃げ場がない。されるがままにフランからの熱い口付けを甘受してしまう。
「んっ……、ふっ……ちゅっ、んんっ……」
唇を重ねるだけの長い長いキス。
フランの息づかいと唇の柔らかさだけを感じさせられる。
息が続くギリギリを見計らったかのようにフランは唇を離した。
「ふふっ、満更でも無さそうね」
顔を赤くして荒い息を吐いている俺を、彼女はしてやったりとほくそ笑む。
「……ちゃんと責任取れよ」
早くなった鼓動に押されるように、馬鹿らしい言葉を口にすると、フランは余裕そうに笑った。
「言われるまでもないわ。だって、貴方は私の従者なんだから」
その紅い瞳に見つめられて、魅入られて、もう辛抱なんて出来なくて。
今度はこちらから唇を合わせる。
「んっ、ちゅ……、ちゅっ……ふっ……、ふふっ、キス、だけでいいの?」
誘うように笑うフランの腕が俺の下腹部に伸びた。
小さくて柔らかい手が俺の肉棒の先に触れる。
「こんなに大きくして、したいことあるんでしょ?」
亀頭を撫でるようして、焦らすように鈍い刺激を与えてくる。
期待で大きく膨らんだ肉棒を弄ぶフランは心底楽しそうな笑みを浮かべていた。
「……ああ。でも、今回はイチャイチャだからな」
「だから?」
「フランばっかりに主導権握られてたら情けないだろ」
訳のわからない理屈を口にして、フランから離れると、ベッドに横になったフランの太腿に触れる。
「んっ……、手つきいやらしいわよ」
「いやらしいことするんだから当たり前だろ」
ピクンと反応したフランの太腿をそのまま開かせた。
小ぶりで毛すら生えていないフランの性器。
俺の血を吸ったからか、それともキスの影響か、少しだけ濡れていたそこに顔を近づけて舌を這わせる。
「んぁっ……あっ……!」
柔らかな肉筋と、淫靡な熱気にやられそうになりながら、フランの恥裂を舌で愛撫する。
「んっ……ふっ……、はぁ……、んんっ!」
まつ毛を震わせて、刺激に耐えるようなフランの様子が可愛らしい。
俺の唾液とは別の液体が垂れてくる。しかし、サラサラなそれは本気汁には程遠い。
小陰唇を指で抑えて広げてやると、フランの身体が小さく震えた。
綺麗な桜色の小さく膨らんだ陰核を舐め上げる。
「んあっ……! やぁ、あっ、ああっ……!」
丁寧にねちっこくねぶると、我慢できなようにフランの内腿がぷるぷると震え出した。
陰核に舌を押し付けるようにしたり、吸い付いたりして刺激を与えていく。
徐々に刺激を我慢できなくなったのか、フランの口から甘い声が響くようになった。
「んっ、ふっ、ああっ! そんなに、しつこくぅ……!」
敏感な部分を執拗に責める俺に、フランは咎めるような言葉を漏らすが、その声は蕩けていて、止める素振りは一切ない。
彼女の蜜を舐めていると、頭の中がモヤがかかったように思考が奪われていって、フランを求めることしか考えられなくなる。
「はぁ……はぁ……くぅぅんっ!」
女性の体の最も敏感な部分を何度も舌で舐め、吸い付く。
乱れていくフランの姿が愛おしくて、股間に熱が集まってしまう。
「ん、あっ……、そんなに、ぺろぺろして、あっ……んあっ、はぁ、んっ、犬……みたいね」
少しだけ心にグサリとくる言葉を、フランは小さく嘲笑しながら口にした。
こんな状況でも優位を取りたいと思うのは吸血鬼として支配する側としてのサガなのか。
「犬だったら、こんな風には……しないだろ」
反論の意を込めて、舌を伸ばして彼女の中をこじ開ける。
膣の内側から彼女のGスポットを探るように、掻き回した。
「んんっ! そうね……あっ、はっ、んっ……でも、ふぁっ! 獣には変わりないと、んぁっ……思うけど?」
身体を震わせながらペットを可愛がるような視線を向けてくるフラン。
そこまで言うなら、もっと獣らしく本能のままにしてやろうと、彼女の膣内から舌を引き抜き、そのまま白い肌に舌を這わせる。
「あっ、ちょっと、くすぐった、んっ……」
太ももの付け根から上に右に、左にと、縦横無尽に、本当に犬が舐めるかのように、彼女の肌を蹂躙する。
その感触のくすぐったさを感じて、身体が震えるフランの小ぶりで未発達な左の胸元の先っぽに、唐突に吸いついた。
「あっ……はぁ、んっ、ふふっ、今度は、おっぱい……?」
一瞬驚いた様子の彼女の様子を見つつ、返事をすることなく、彼女の突起を舌先で舐め上げる。
それと同時に手を彼女の秘裂に伸ばした。
しっとりと唾液と愛液で濡れたそこに右手の人差し指を添えて、擦り上げる。
「あ……、ん、どっちも、なんて欲張り、ね……んんっ……」
なるべく表面では平静を保とうとしているようだったが、刺激の逃げ場を探すようにその身体が左右に揺れていた。
それを崩してやろうと、入り口を擦っていた指を膣内に潜り込ませる。
「んっ、ふぅぅぅ……あっ、うぅぅ……!」
途端にフランの顔が歪む。
胸と膣の同時愛撫に余裕がだいぶ無くなってきているようだった。
止めることなく、人差し指だけでなく薬指すらも膣内に挿れて、2本の指で中をぐちゃぐちゃに掻き回してやる。
「ひぁっ! ん、んくぅぅぅうっ!」
ベッドの上で小さく悲鳴が上がった。
フランの顔を見ると、悲鳴を上げたことを恥じるように赤くなっている。
無意識にか、刺激を逃がそうと太ももを挟むようにして擦り合わせていた。
それを許さないように足で彼女の左の太腿を挟み込み押さえつける。
「あぅっ……、あっ、んぅぅぅ……、い、いい加減に……」
荒い息を吐きながら、フランは快楽の逃げ場を探すように身体を震わしていた。
あと一押しと、何度も愛撫されてぷっくりと膨らんだ彼女のクリトリスを、膣内を掻き回す手のひらで押し込んだ。
「〜〜〜〜〜っ! あっ……んあっ、かはっ……!」
ビクンと一際身体を跳ねさせて、腰を突き出したフランは、襲ってきた刺激の大きさに対処しきれなかったのか、声にならない嬌声をあげて脱力すると、そのまま身体を痙攣させながら悶えている。
口から透明な唾液をベッドに垂らし、頬を赤く染めたフランの扇情的な光景に股間に更に熱が集まるのを感じた。
ゆっくりと膣内から指を引き抜くと、彼女の愛液によって暗い部屋の中でもわかるぐらいに濡れていた。
はやる気持ちを抑えるように、大きく深呼吸する。
フランの蕩けた瞳がこちらを期待するように見ていた。
彼女の秘裂に亀頭の先を押し当てる。
「あっ……はぁ、ふぅ……」
挿入される瞬間を待ち侘びるように、目を細めてじっと見つめてくるフラン。
「挿れるぞ……」
小さく呟いて、彼女の狭い膣内に狙いをしっかりと定めて腰を打ちつけた。
次はもっと早く書けるように努力します。