東方淫魔伝 作:スイセン
こんなに簡単に手を斬り落とされるなんて、ここでの俺の人権はどうなってるんだ! 無いのか無いな。
「全く、おもしろ……面倒な事態になったものね」
本心が隠しきれてないレミリアお嬢様からの一言。確かに面白いな。当人としては全く笑えないけど。
あれからアリスが止血と痛み止めをしてくれた。そして、色々と試した結果わかったことがいくつかある。
まず、俺と咲夜が離れられるのは数cm。それ以上は離れられないし、数秒以上は離れることは出来なかった。
また、触れ合うのは手同士じゃないといけないというわけではなさそうだ。恐らくある程度の面積が触れ合っていれば良いみたいだった。
というわけで、咲夜が俺の肩に手で触れるという形で隣り合って椅子に座る。
「これ、パチュリーの薬が原因だろ」
「そうと決まったわけじゃないでしょ。そんな変な効果の薬なんて作ったことないもの」
俺の指摘に、パチュリーは心外だとばかりに不機嫌そうに言葉を返した。
「咲夜がライカから離れられないから、紅茶すらすぐに淹れることが出来ないのは不便極まりないわね」
紅茶 > 俺、のようだ。
この館での俺の地位、飲み物以下かよ。
「時間止めてどうにかならないんですかー?」
「ダメね。試したけど、時を止めた状態でも一定以上は彼から離れられないわ」
この接触していないといけないルールのせいで、ずっと咲夜の手が肩に乗っかっているから凄い違和感を感じる。
「原因がなんなのかわからないけれど、治るまで一緒に生活するしかないんじゃないかしら〜?」
「冗談だろ」
「じゃあ、細切れにでもしてみる〜?」
「それこそ冗談だよね? なんで今、舌舐めずりしたの!?」
確かに細切れにすれば咲夜が生活する上では支障がないが、俺には問題大有りだ。その問題とは簡単。死ぬ。
「一定以上接触しないといけないなら、細切れになった肉片が咲夜にくっつくことになるわよ? 間違いなく面倒なことになるでしょ」
「そもそも、俺が死んじゃうんですが、そこは議論されないんですか……?」
「え、ご主人様って細切れになった程度で死ぬんですか!?」
「死ぬわッ!!」
意外そうな目で見る者が数人。
え? もしかして死なないの? それ人間じゃなくね?
「……仕方ないわね。原因はこっちで調べておいてあげるから、とりあえずはそのまま生活しなさい」
冗談と言いたいが、解決策が見つからない今、それをパチュリーが調べてくれるとなれば、任せるしかないのかもしれない。
「なんとかなりそうか?」
「知らないわよ。それが呪いであれば解呪はできるでしょうけど、そうでない、例えば貴方の能力の効果とかであれば、それが切れるのを待つしかない」
「俺の能力……」
そうだ。なんでその可能性を忘れていた。
この接触しないといけないのは肉体的接触行為を行うことで魔力回復をできる俺の能力である可能性が1番高いのだ。
「けど、自分で能力制御なんて出来ないしなぁ……」
「へぇ……」
俺の言葉に意味ありげにパチュリーが目を細める。
何か引っ掛かることでもあったのかと聞こうとしたら、咲夜が立ち上がった。
「さて、話していてもどうしようもありませんし、お茶の準備をしましょうか」
「そうね。お願いするわ。これ以上、ティータイムが遅れるのは嫌だもの」
「ほら、ライカも立って。貴方が来てくれないと準備すら出来ないんだから。それに服も着替えたいでしょ?」
「……そうだな」
確かに咲夜の言う通りだ。
これ以上は進展がない。ならば、今できることをした方がいい。とりあえず、このパツパツの服を脱ぎたいです。
立ち上がって、咲夜に続くように歩いて大図書館から出た。
咲夜が俺の腕に触れながら紅魔館の廊下を進む。
「どこに向かってるんだ?」
「私の部屋よ。貴方の血でこの服、汚れてしまったから」
「……それは悪いな」
俺は全く悪く無いと思うけど。悪いの間違いなくあのお嬢様。
てか、咲夜の部屋か。当たり前といえば当たり前だが、初めて入るな。
ちょっとドキドキしていたが、目の当たりにした部屋の内装は至ってシンプルだった。
必要最低限の装飾と言った感じ。リュックとか、ナイフとか、キャンプ好きなのかな、みたいな私物以外は大したものが置いてない。俺の部屋に少しだけ生活感と趣味を足した感じだろうか。
「さてと、まずは私から着替えた方がいいかしら」
言って、咲夜がリボンを外し、メイド服のボタンに手が触れて、
「って、おい! なに、普通に着替え始めてるんだッ!?」
「え? だって着替えるためにこの部屋に来たんでしょ?」
いや、そうだけど、そうなんだけど!
隣に男がいるのに、当たり前のように服を脱ごうとするなよ。俺がおかしいのこれ?
「中まで貴方の血が染みちゃってるわね。取り替えないと」
「と、とりあえず、俺は背中向けておくから! 背中に触れておいてくれ!」
「そう。ありがとう」
小悪魔とかアリス、フランや妖夢、幽々子の着替えは何度か見ているが、こう見慣れない人物の着替えとなると流石に緊張する。
俺の背中に手を触れながら、咲夜は片手で服を脱いでいるのだろう。
後ろから布が擦れる音が聞こえてくる。
めっちゃ気になるけど、見たら負けだ。背中を向けて目を閉じておく。
「ねぇ」
待っていたら、声をかけられた。
「終わったのか、うわッ!?」
安易に振り返るべきじゃなかった。
振り返った時の咲夜の格好は、下は短めドロワーズだけで、上は何も身に纏っておらず、胸を片腕で隠しているだけだった。
「なっ、おまっ!」
咲夜、ドロワーズなんだな。そんな感想を抱きつつ、慌てて顔を背ける。
「なんの用だよ!」
「下着取りたいから移動したいのよ」
「……ッ。わ、わかった。目を瞑ってるから腕を引いてくれ」
咲夜に腕を引かれて部屋の中を移動させられた。
その後、後ろでゴソゴソやってるのが聞こえたのできっと無事に下着を取れたのだろう。
「片手だとやっぱり着替えにくいわね」
独り言なのか、俺に話しかけてきているのかわからないので答えに困る。
「少しリボンが歪だけど仕方ないわね。終わったわよ」
「あ、ああ……」
やっと緊張から解放された。
振り返ると、いつものメイド服の咲夜。けど、その下の裸体を今はほとんど想像できてしまう。
「……俺も着替えるか」
煩悩が振り払える気がしなかったが、とりあえず着替えるしかない。
「それじゃあ、今度は私が背中を向けていればいい?」
「ああ。頼む」
「はい。服」
咲夜に服を渡され、それを受け取って……受け取って……、
「両手ないから着れないじゃん!」
両手無いせいで脱ぐことも着ることもできない。
上手くやれば出来るのだろうか? いやでも、咲夜に接触してもらわないといけないという、ただでさえ面倒な状況のおまけ付きじゃ無理だ。
どうすればいいんだ……、まさかこんな小さい子供のコスプレしようとして、失敗したみたいな格好で生活を続けろと?
「……私が着替えさせてあげましょうか?」
「え?」
「両手が無くて着替えれないんでしょ?」
「そうだけど……、頼む」
どう考えたって今の俺が自分の力で着替えるのは無理だ。咲夜にお願いするのが1番だろう。
「それじゃあまずは服を脱がせるわね。とは言っても、これは切った方が早そうね」
「切る?」
「動かないでね。一瞬で終わるから」
その言葉と同時に咲夜がナイフを手に持ったかと思うと、パラパラと服が床に落ちる。まるでジグソーパズルのようにバラバラになって。上着とズボンも、果てや下着さえも。
一瞬で全裸にされた。
流石に脳の処理が追いつかない。
「まずはパンツからね。脚上げて貰える」
「え、いや、ちょっ!?」
着替えさせてもらうということは、咲夜に裸を見られるということではあったのだが、パンツぐらいは自分でなんとかしようと思っていたし、やってもらうにしても心の準備が全く……!
「間近で見たのは初めてだけど、生きてる男の人のここってこんな風になってるのね」
少しだけ頬を赤くした咲夜が、俺の肉棒を見ながらそんなことを呟き、それに対して俺が女のような悲鳴を上げることになった。
* * *
「……次はもっと順序を踏んでくれよ」
「順序……?」
「いや、なんでもない」
なんとか着替えさせて貰った後で、ちょっと心に傷を負いかけた俺の言葉に、咲夜は首を捻る。
「それにしても、貴方の両手が無いのは不便ね。どれくらいで再生するの?」
「……んなこと言われてもな。多分2日もかからないと思うけど」
先程アリスとエッチしたばかりだし、恐らく再生は早いと思われる。
「2日ね……。今みたいなのを繰り返すとなると、少し時間が勿体無いわね」
「俺はもう2度と繰り返したくないけどな……」
少し考えるようにした咲夜が俺の腕を引いて、ベッドまで移動すると縁に腰掛けた。
「貴方の能力って性行為した相手から魔力を吸い取って、それを肉体再生に当てるってことで、あっているわよね?」
「再生だけじゃないけど、そうらしいな」
全然実感ないからよくわからんけど。
「なら、今ここで私と性行為をすれば、もっと早く回復するかしら?」
「は? はあああッ!?」
私と性行為すればって……、え、ええッ!?
叫んだ俺に咲夜は眉を顰める。
「そんなに驚くこと?」
「驚くだろ! 言ってる意味わかってんのか!?」
「当たり前でしょ。それに、貴方って小悪魔との幻覚の中で私を選ぶくらいだし、私のこと嫌いではないでしょ?」
「それは、そうだが……」
美人なお姉さんメイドといった感じの咲夜だ。これが嫌いなわけがない。
「なら、決まりね。それで、どうすればいいの?」
「ほ、本当にするのか?」
「本番はしないわよ。貴方の能力が発動さえすればいいんだから」
だとしてもだ。
前の経験から胸を揉んだ程度じゃ能力は発動しないことがわかっている。最低でもキスをするなどしないといけないんだ。
「ほら、貴方も立っていないで座って。貴方に触れるために手を上げていないといけないから疲れるの」
「……ああ。わかった」
咲夜の隣に腰掛ける。
すると、咲夜は俺に身体を寄せるようにして密着してきた。
右腕に咲夜の身体が当たる。
「知識でしか知らないんだけど……、男の人のをこうやって、触ればいいのよね?」
恐る恐るといった感じで咲夜の右手が俺の下腹部に伸びて、ズボン越しに肉棒に触れた。
そのまま、撫でるように手がズボンの上で動かさせる。
「……これで、合ってる?」
「間違ってはいないが……」
間違ってはいないが、合ってもいない。
この状況にドキドキするし、擦られる感触は多少は気持ちいいが、それだけだ。これじゃあいつまで経っても終わらないだろうし、能力が発動してる感じなんてしない。
「……なあ、本当にいいんだな?」
「どうしたの。改まって?」
「確認だよ。咲夜が本当にいいなら、やってほしいことを言う」
「それは……」
一瞬、咲夜の目が泳いだ。それから、ゆっくりと頷く。
「ええ。私は知識でしか知らないからちゃんと教えてくれると助かるわ」
ゾクッと心の中がざわめき立った気がした。
やばい。なんだこれ。
アリスとも、フランとも、幽々子の時とも違う。
訳が分からないスイッチが入った気がする。
「なら、ズボンとパンツを下ろして貰ってもいいか」
「わかったわ」
俺の指示に従って、咲夜が俺のズボンとパンツを下ろす。
露出された肉棒。
「これに触ればいいの?」
「いや、その前に……、咲夜も服を脱いでくれ」
「私も? どうして?」
「小悪魔との見たことあるだろ。興奮しないとああいう風に大きくならないんだよ」
半分本当で半分嘘だ。
興奮しないと大きくならないのは本当だが、別に咲夜が脱ぐ必要性なんてない。他にも方法なんていくらでもある。
「……わかったわ」
少し躊躇うようにしていたが、咲夜がゆっくりと服に手をかける。
「別に全部脱がなくてもいい。上だけ肌蹴させてくれ」
俺の言葉に頷いて、メイド服の上のボタンを外して、肌蹴させる。
透明感のある肌と、黒色のブラジャーが見えた。
「下着も外した方がいいのよね?」
「そうだな」
ふぅと小さく息を吐いた咲夜は、背中に腕を回して、ブラジャーのホックを外す。
大きいというわけではないが、小さすぎるというわけでもなく、形の良いおっぱいが露わになった。
流石に恥ずかしいのか、咲夜の顔が赤くなる。
「さっきも見られたのに、なんで今回はそんなに恥ずかしがるんだ?」
「さっきは腕でちゃんと隠してたでしょ。いいから、次を教えて」
もっとじっくりと見ていたかったが、それは咲夜が耐えられなさそうだった。
「じゃあ、胸を俺の腕に押し当てながら、さっきみたいに触ってくれ」
俺の言葉に咲夜がおずおずと密着するようにして、股間に右腕を伸ばす。
腕に柔らかい膨らみが当たるのがわかった。
「こ、こう……?」
撫でるように肉棒の竿の辺りに触れてきた。
「ああ。今度はその部分を優しく握って」
「握るの……?」
不安そうにしながら、咲夜が肉棒の竿の部分を握る。
「そのまま、根本から先端まで擦ってくれ」
「……ええ」
咲夜の右手がゆっくりと竿の根本から、亀頭の先端までを往復する。
慣れない手つきだが、その初々しさが逆に気持ちいい。
「あっ……、本当に大きくなってきた……」
驚きが混じった声で咲夜が呟く。
もし両手があれば、咲夜の胸を揉んだりとか出来たのだが、今は切断されてしまったのでどうしようもない。
「これを続ければいいのね」
胸を俺の腕に押し付けながら、咲夜は一定のリズムで肉棒を擦る。
最初は慣れない感じだったのに、すぐにコツを掴んだようで、初めてとは思えないほどスムーズな動作だった。
「どう? 気持ちいい?」
「ああ。すごく気持ちいい」
徐々に射精感が高まっていく。
このまま咲夜の手の中に出したい。そんな欲望が出てくる。
「咲夜、もっと早く……」
「もっと、早く……? こうかしら?」
俺の言葉に従って、手コキの速度を上げる咲夜。
それによって一気に精液が上ってくる。
「くっ、イクッ……!」
「えっ、きゃっ!」
そのまま肉棒から精液を吐き出した。
肉棒から出た精液が咲夜の部屋の飛び散り、床と咲夜の手を汚す。
驚いたような反応をした咲夜だが、手コキを止めることなく、最後まで射精を促してくれた。
そして、精液が止まると、肉棒から手を離して、自らの手についた精液を眺める。
「これが、精液……。貴方の部屋の中を片付けた時と似たような匂いするわね」
「……それは小悪魔のせいだ」
あいつのせいで部屋の中で何回もセックスしてるし。
ぼーっとした様子で精液を眺めていた咲夜だが、ハッとしたように目を見開いてから、俺を睨みつけた。
「ところで、床を汚すなんて聞いてなかったわよ」
「……それは俺のせいですね。本当にごめんなさい」
止まらなくなってしまったから仕方ないよね。なんて言って許されるわけもなく、ちゃんと謝罪しておく。
「はぁ、まあいいわ。これで、一応いいのよね?」
「ああ。そうだな」
恐らく魔力供給はされたはずだ。わからないけど。
だから、目的は達成した。
「けど……」
「けど……?」
「性行為なら片方が気持ち良くなるだけじゃダメだろ」
「えっ?」
腕だけで、咲夜のことをベッドに押し倒す。
「ねぇ、どういうつもり?」
「気持ち良くさせて貰ったんだから、お返ししないとだろ?」
「別にいらな、んっ、ちょっと……!」
腕で咲夜を押さえつけながら、露出された彼女の胸の桜色の突起を舐める。
「いや、だめ……! んんっ!」
刺激に咲夜から小さく声が漏れた。
乳首を優しく甘噛みするようにすると、ピクンと身体が震える。
「あっ、はぁ、だめっ……! んあっ……!」
抵抗するように彼女の手が俺を抑えようとするが、力が入ってない。
そのまま咲夜の胸を舌で愛撫し続ける。
「あっ、ふぁっ……、お願い、やめ……ああっ!」
随分と感度がいい。
いや、違う。なんとなく分かるんだ。
咲夜がどこをどのように舐められたらどんな反応をするのか。
それが見える。
胸に這わせるように舌を動かすと、身体を震わせて、それが収まるよりも早く、乳首に吸い付く。
「あっ、あっ……、んああっ、だ、だめ、いっ、イク……イク、イク、イクゥゥゥッ!!」
身体を仰け反らせた咲夜は簡単に達してしまった。
本人も胸だけでこんなに早くイッてしまうとは思ってもいなかったのだろう。混乱と、イッた衝撃で、荒い息を吐いてぐったりとしている。
そんな咲夜のスカートの中に腕を入れて、ドロワーズを脱がせた。
腕だけでもドロワーズを脱がせるぐらい出来る。
ドロワーズを下ろしたら、むわっと雌の匂いと籠っていた熱が放出された。
「え、ちょっと、待って!」
静止しようする咲夜の声を聞かず、その秘部を隠そうとする脚を腕を使って広げる。
そこには、一度の絶頂によって噴き出した淫液によって湿って発情した、綺麗な割れ目が広がっていた。
「いや、見ないで……!」
必死に隠そうと脚を暴れさせるが、そのせいで割れ目が誘うようにヒクヒクと動く。
そこに向かって顔を突き出して、舌を伸ばした。
「ひあっ!? う、嘘……、舐められ……! ああっ、あぅっ、んああああっ!」
驚きともつかない声を漏らした直後、咲夜は身体を跳ねさせた。