※この作品はR-18です。

アマダレ   作:赤坂見附

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第13話 ミツケタ

 

 

 

 

 ここまでするとは……、しでかすとはさすが馬鹿ザルである。

 

 アクセルはあってもブレーキがない。

 

 生徒にイカされぐったりしている麻耶の拘束役を、佐川と入れ替わった西谷はしどけなく開かれた太腿、その最奥にある中心を穿つように一気に腰を押し進めた。

 

「ああッ……ああああッ!!」

 

 卑しい欲望で滾っているペニスが根元まで、ひくついている熟れた媚粘膜にズブリと挿し込まれる。

 

 教え子の皮を被ったサルに無理やり貫かれて、教師というアイデンティティまで犯された女体が弓なりに仰け反った。

 

 それだけでまたあっさり軽い絶頂に達したらしく、汗でぬめる剥きだしの乳房を揺らして麻耶はぶるぶる震える。

 

「はああッ、だ、ダメッ、ダメッ、だ、ああああッ!!」

 

 同年代のクラスメイトから奪った初々しいモノとは、やはり一味も二味も違うのだろう。

 

 担任のアダルトな粘膜の具合に薄ら笑いを浮かべながら、しばらく動かなかった西谷が腰を激しく振りはじめると、麻耶は口先だけは抗うものの若く力強いピストンに屈して牝の悦びを叫んでいた。

 

 と。

 

「――え? あ、やめ、あヒィイイイイッ!!」

 

 サルに群がられ貪られる麻耶のモノとは異なる嬌声が、危険な熱を孕んだ冷たすぎる放課後の空き教室に響く。

 

 尻を高く掲げたままの薫にズボンをパンツごと膝まで下げて、目を血走らせ息遣いを荒くさせた安村が背後から圧し掛かっていた。

 

 青い劣情でパンパンに張り詰めている勃起を、少しも初々しさを失わない秘裂に、なんの断りもなくいきなり深々と突き挿す。

 

 恥垢まみれの見るからに汚らしいペニスが、穢れを知らないかのような淡いピンクの粘膜を、余すところなくぎっちり満たし隅々まで犯した。

 

 もちろん詞くらいの経験で、断定はできないがたぶん童貞。

 

 間を置かず壊そうとでもするみたいに、安村は己の獣欲に従って腰を前後させる。

 

 その動きは乱暴でぎこちなかった。

 

「へ、へへ、これが、これがセックスかぁ……、棚町が初めての相手なんて、こりゃもう自慢してもいい武勇伝ってやつだよなぁ」

 

 卒業してテンションが爆上がりしてるからなのか、誰に聞かれてるわけでもないのに語り、詞の望まない経験則から導かれた推定を確定させる。

 

 もとから低い品というか格を下げるだけのセリフを口にしながら、安村は初めてになるオンナの味を入り口から奥まで満喫していた。

 

 極度の興奮で上ずり裏返りそうになっている声が、例外なく教室に居る女性陣の嫌悪を掻き立てる。

 

 衆人環視の中でのレイプという女にとって、最大の屈辱を味合わされている薫にしてもそれは例外ではない。

 

 ないがその恥辱がセックスを覚えて間もない身体を、どうしょもなく昂らせているのもまた事実だった。

 

「んくぅああッ、あンッ、ひぅッ、ああンッ!!」

 

 こうして犯されているのにこうして淫らな声をあげさせられるのは、セックスが被虐とイコールで結ばれている少女には抗いようがない。

 

 そのことをそれこそ経験として、身に深く刻まれた詞はよく知っていた。

 

 望まぬ強姦であってさえ牝の粘膜は、哀しいことに不快ではない感覚を生み出してしまう。

 

 荒っぽく躾けられた身体は、荒っぽいだけのピストンにも、

 

「いやぁぁッ、やンッ、あ、あはぁぁッ、やめ、ンッ、ンッ、ンッ、んンッ、ああッ、ひンッ、ぅ、やはぁああああッ!!」

 

 あっさり応えて快楽を、効率よく吐き出していた。

 

 妙に居心地が悪い。

 

 すぐ傍に居てもソレを眺めていることしかできない詞は、身体を落ち着きなくゆらゆら揺らしながら、トイレを我慢するみたいに内股になってただ呆然と立ち尽くしていた。

 

 犯される薫の媚態が自分の姿と重なって、熱っぽい雫をショーツにしっとり染み込ませる。

 

「あ、クソ、それオレのだかんなッ、安村オマエそれ、貸しイチだかんなッ」

 

 抑えられない喘ぎ声を上げる麻耶の手は教え子の、西谷の胸板に当てられているが、抵抗の意思を示しているようにはとても見えなかった。

 

 もう必要のなくなった拘束をやめると、自分に許可なく自分の玩具で遊ばれた佐川は、それこそ公園にいる子供みたいに唇を尖らせる。

 

 だがそんなちっとも可愛くないアダルトチルドレン予備軍に、

 

「キャッ!?」

 

 注目した者は居なかった。

 

 ややこしい。

 

 田中が恵子に襲いかかっている。

 

 西田も加勢してふたりがかりで床に押し倒した。

 

 創設祭を前にしてついにこの、放課後の空き教室で性の狂宴が開幕される。

 

 すでにお馴染みになりつつあるざわっとした空気が流れたのは一瞬で、

 

「やンッ」

 

「だ、ダメッ」

 

「許してぇ……」

 

 言葉でこそ拒絶を表してるがまったく抵抗しない獲物の群れを、ケダモノどもは次々にあちこちで毒牙にかけ蹂躙していった。

 

 信憑性については甚だ疑わしいものの、一説には中二で初体験を済ませるらしい。

 

 すると輝日東高校の2年A組は、男子も女子も奥手なのだろう。

 

 チェリーボーイやヴァージンを卒業する生徒が続出した。

 

 クリスマスイブを目前に控えてひと足先に、神聖なはずの学び舎で催されるワルプルギスの夜。

 

 男女で能動的と受動的な差はあるものの、双方合意の凌辱の淫花が咲いていた。

 

 凄絶な輪姦劇。

 

 そしてその卑猥なチケットは、当然のように詞にも送られた。

 

 所在なく立ち尽くすだけの、壁の花になることを許さない。

 

 痛いくらいのチカラで手を引っ張られる。

 

 抱きすくめられた。

 

 剥きだしになったままの股間の隆起が、スカートの布地に粘液を擦りつけながら、恥ずかしいほど濡らし疼いていた少女の秘裂に喰い込む。

 

 布地越しに伝わってくる牡の勃起の脈動に、羞恥と興奮でますます頬に血を昇らせた。

 

「オレ、ホントは棚町みたいなガサツで生意気なのより、詞みたいな優等生なオンナがタイプなんだぜ」

 

 特別視しているということでも伝えたいのか、それで優越感に浸れとでも言いたいのか、他の女子を下げて詞を持ち上げたつもりになってる。

 

 こんな風に比べられるだけでも気分が良くないのに、馴れ馴れしくファーストネームを呼びながら顔を寄せてきた。

 

 ふざけた横っ面をぶん殴りたい。

 

 油断し切っている佐川に、握り締めた拳を叩きつけるのは容易だろう。

 

 だが、

 

「絢辻さんっ!!」

 

 クラスメイトを案じての心配からというよりも、自分のモノにという嫉妬の乗った叫び声に、食らわせようとした詞の動きは封じられた。

 

 ……わたしの身体はアンタのモノじゃないっ!!

 

 だらしない顔で肉迫する佐川への怒りを、純一のジェラシーでイッパイの声が塗り潰す。

 

「んンッ」

 

 唇に触れた三人目であり、異性で触れた一人目はサルだった。

 

 ぷるぷるした同性の果実みたいな感触とはまるで異なる、ナメクジのように暗く湿った気色の悪い感触に怖気が走った。

 

 佐川は顔をよじって押しつけながら、けっして従順ではないものの、逆らわない桜色の唇をこじ開け、荒い呼吸と生臭い臭気を流し込んでくる。

 

 挿し込まれた舌が口内にある無抵抗な舌を嬲り、不自然に甘いハチミツのような粘つく唾液で詞の心まで犯した。

 

「ン、ン、ンッ」

 

 鼻にかかった呻き声を漏らすと、それを歓迎してるとでも勝手に捉えたらしい。

 

 獲物の舌を吸引し唾液を啜るバキューム音はあきらかに大きくなっていく。

 

 悠子や弥生のような巧みさはない。

 

 ふたりは無理やり唇を奪った略奪者でありながら、如何にも女のコらしい柔らかさと繊細さがあった。

 

 けれど佐川のキスにはそういったモノは欠片もない。

 

 経験人数が三人であってもわかってしまう、自己中で独りよがりな、オナニーと変わらない稚拙なモノだった。

 

「んむぅううッ!!」

 

 しかしだからこそ昂らせる。

 

 お手軽なマスターベーションの道具のように、こうして存外に扱われ貶められていることが、ず~っと被虐を渇望していた心と身体を狂わせた。

 

 テクニックのテの字もないヘタクソなキスのサポートをするみたいに、詞からも顔を傾けて唇と唇の密着度をさらに高める。

 

 よりディープなところにまで舌を挿し入れ易いように、息が苦しくなるほど奥まで犯し易いようにリードしてやった。

 

「そ、そんな、な、なんで、ど、どうして……どうしてなんだよ……あ、絢辻さん……」

 

 また純一のショックを受けたNTRオトコみたいな涙声が、積極性に拍車を掛けて痴女のような行為に踏み切るのも厭わせない。

 

 長い黒髪を梳くみたいに背中から滑り降りた手に、尻肉をグニグニと揉みしだかれながら、

 

「んッ……むッ……んーッ……」

 

 牡なら誰しもが持つ獣性を煽る悩ましい声を漏らしつつ、不正確な円を描くよう腰を揺らめかせ互いの卑猥な欲望をチャージしていく。

 

 恋人みたいに親しげに細い腕を廻し、慎ましく控え目な乳房まで押しつけ、とことん煽りに煽って淫らなダンスを踊っていた。

 

 ハァ……。

 

 息が続かなくなりふたりの唇は離れたが、それでもきらめく唾液の糸で結ばれている。

 

 そしてその未練がましい糸がプツッと切れたとき、身体をずらし寄り添うようにしながら詞は、さらに大胆でハレンチな行為を取っていた。

 

「あふッ」

 

 佐川が馬鹿なエテ公に、お似合いの声を漏らす。

 

 硬く熱い露骨なまでの欲情の証であるガチガチのペニスが、スクールカーストの頂から堕ちた繊手に柔らかく握られていた。

 

 縦割れの唇からニュルリとカウパー腺液をにじませた牡器官に、指先を優しく絡めて緩急をつけつつゆっくり上下にシゴいて刺激する。

 

 汚らしい屹立はニチュニチュと鳥肌の立つような音を立てながら、擦るごとに発火しそうな熱と硬さを増していった。

 

「詞、オレ、もう我慢できねぇよ」

 

 よく考えたら自分も同じ名前だったりするのだが、女子をファーストネームで呼ぶのにも酔ってるらしい。

 

 勃起を起点にした昂ぶりが全身に伝播しているみたいで、佐川は顔を興奮で真っ赤にさせながら己の欲望をストレートに告げた。

 

 時と場合による。

 

 素直が必ずしも美徳であるとは限らないと、思い知った詞のスラリとした太腿を撫でながら、膝の裏に手を差し入れそのままリフトアップした。

 

 牝犬がオシッコするときみたいに、クラス委員兼創設祭実行委員の右足が持ち上がる。

 

 スカートが捲れ濡れたショーツが露わになった。

 

 こんもりした恥丘にぴったり張りついて、もしかしたら髪よりも美しい黒い翳りと、綻んでいる秘裂のフォルムまで透かしている。

 

 もちろん妖しく膨らんでいるクリトリスもしっかり浮かびあがっていた。

 

 詞はびくっと小さかったが鋭く震えて一瞬だけ身体を堅くさせたが、抗うことはないどころか欲望に忠実な馬鹿ザルの首にそっと腕を廻す。

 

 ニヤリと笑いながら佐川はスカートの中に手を突っ込んだ。

 

 水分を含んだスポンジみたいに重くなったショーツ。

 

 そのクロッチに器用に親指を引っかけると、ネチャリと下品で粘つく音をさせて隙間をつくった。

 

 少し膝を折って屈み込む。

 

 泥濘のようにぐっしょりぬかるんでいる媚粘膜に、やはりひくひくひくつきヌラついている勃起の先端を宛がった。

 

 ぴくんッ。

 

 ぬちゃりとした感触に、期せずしてふたりの身体が同時に震える。

 

 背にした黒板に押しつけられるようにして、

 

「んあッ!!」

 

 受け入れる二本目となった牡ペニスに、疼きっぱなしで潤みっぱなしの粘膜を掻き分けられ串挿しにされた。

 

 想像してたよりも凄まじい官能の衝撃に、わかっていたつもりになっていた衝撃に、詞の背筋が仰け反りゴンッと後頭部を打ちつける。

 

 太幹に居場所を奪われた華蜜がジュププッと溢れだし、ついこの間処女でなくなったばかりの膣壁がいっせいにざわついた。

 

 詞は片足を上げた恥ずかしくはしたない立位のポーズで、まだまだヴァージンのように初々しい粘膜をずっぽりと犯されてしまう。

 

 またしても肉の凶器を、詞は力強く叩き込まれてしまった。

 

「へ、へへ、へへへ」

 

 頬を歪ませ気色悪く佐川が嗤う。

 

 ヴァージンコレクター。

 

 当の昔に元であるが2年A組のツートップを、こうして貪り犯して味わえたことに、飢えたケダモノとしての卑しい悦びを覚えているようだ。

 

 そしてそれは慣れることはなくても、セックスの愉悦に馴染まされてる詞の、甘く甲高い鳴き声でさらにブーストされる。

 

「ひっ!?」

 

 佐川としても経験のない体位だったのが、詞にとっては不幸だったのかもしれない。

 

 ゆっくりとしたスローペースのピストンは、穏やかに打ち寄せる波のようなリズムで、奥まった柔らかな肉壁から入り口付近のやや硬く窄まったコリコリの箇所まで、鋭角に張りだした釣り針の返しのような笠でじっくりと掻き毟られる。

 

 すでに牝であるという自覚のある身体の持ち主が、その暴力的な圧迫と摩擦を快感として捉えられないわけがない。

 

「ハッ……、……あ……は……、はぁッ……」

 

 膣壁が歪むほどのうねり蕩けるような感覚に、勃起を甘噛みする詞はだらしなく貌も声も蕩けさせていた。

 

 ぎこちなかった腰遣いが段々と調子づいていくのに従って、雁首に擦られた襞の数だけ享受する快楽も段違いに増していく。

 

 色づきめいた呻きとともに、愉悦の火花が飛んでいた。

 

「やッ……やンッ……やはぁッ!! ダメ……、ン……や……あぁッ……」

 

 自分の喉が奏で教室に響かせている嬌声が、太腿に愛液を滴らせる少女の羞恥心を掻き立てる。

 

 だからというわけではない。

 

 再び近づいてきた顔に、

 

「……うンンッ……ンむううッ……」

 

 首に巻きつけていた腕にグッと力を込め、ケダモノに捧げる供物として詞は唇を重ねていた。

 

 上の唇も下の唇も同時にメチャクチャにされる。

 

 くり返し。

 

 変化のないループ。

 

 またしても舌を絡め捕られて唾液を啜り飲まれたかと思うと、反対にとろみのある唾液を口移しで流し込まれて嚥下させられた。

 

 そうしている間もペニスを休むことなく抜き差しされて、オシッコを漏らしそうな愉悦を容赦なく浴びせ続けられる。

 

「ンッ……ンッ……はンンッ!!」

 

 肉体は確実に快楽に溺れ切り、精神までもが完全に蝕まれていた。

 

 卑しい欲望のカタマリを根元まで押し込まれ、股間と股間を密着されながら腰をグリグリまわされる。

 

 すると亀頭の先端が降りてきた子宮口に到達して、大きく張りだした雁首で膣壁をしつこいくらいに抉られた。

 

「ぅ、んふぁッ……うふぅッ……、むぅ……んッ……んぅッ……、ふ……くんッ……んッ……」

 

 詞からも舌を伸ばしてアクティブでディープなキスをくり返し、DNAに刻み込まれた本能のまま無意識に腰をしゃくり上げている。

 

 食い千切ろうと噛みつくみたいに、キュゥウウッとキツく勃起を締めつけていた。

 

 と。

 

 そうやってもうどうしょもなく理性を浸食されながら、詞の視界にソレが映り込んだのは偶然だったのか必然だったのか……。

 

「あンッ!? ま、んッ!! 久瀬、久瀬さ、ンっ、ま、久瀬、んぅッ!!」

 

 目撃したその痴態に詞は愕然とする。

 

 さっきまでは絢辻さん絢辻さんと泣きそうな、気持ちの悪い声で仕切りに連呼していたくせに、そんな妄執じみた想いのすべてを消去したかのように、性の肉体言語であっさり淫魔に篭絡されて、詞の処女を奪い詞で童貞を卒業した男子生徒は息も絶え絶え身悶えていた。

 

 初めて牝の媚味を覚えた女子生徒はもう眼中にない。

 

 その濁った瞳はバックから犯す、弥生しか映ってないようだった。

 

「……くぅんッ……んンッ……ん………、んぅッ……はぁ……んぁッ……、……ふぅ……ぅあッ……は……ぁ……ああ……」

 

 年齢相応にこなれた媚粘膜に、うっとりとした恍惚の呻きを漏らしている。

 

 スカートが捲れてお尻が剥きだしのくびれた細い腰を掴み、たっぷりの愛液のサポートも受けつつ、アンケートを取れば思春期の男子がしてみた

 

い体位、おそらくぶっちぎりでナンバーワンだろう初めての後背位に夢中になっていた。

 

 慣れてくると意外なほど楽な体位であり、セックスの主導権を握れるのもあって、動物じみた行為は牡の興奮を煽り立てずにはいられない。

 

「どう? 弥生の味は?」

 

「絢辻さんより気持ちイイ?」

 

 身体を擦りつけながら耳に囁く悠子と美雪の、失礼極まりない質問にもわけもわからずカクカク頷いてる。

 

「くぁああ……く、久瀬さんの、久瀬さんのオマンコ、す、凄く……あ、ああ、キツくって……」

 

「橘くんのも、んンッ、硬くって、熱くって、ああンッ、なかなかイイよ、だからもっと、ハぁああんッ、もっとも~っとズンズンしてぇ!!」

 

 盛り上がっているというより盛っているふたりは、思っていることを感情のまま喚き散らしてケダモノの交尾に耽っていた。

 

 呼吸を合わせ夢中になって腰を打ちつけている。

 

「……どうやらけっこうイイみたいだねぇ」

 

「やっぱりヴァージンっていう、初回特典しかないアソコよりも、経験を積んだアソコの方がイイんじゃない?」

 

 悠子と美雪はほくそ笑みながら、意地悪くチラッと詞に視線を送った。

 

 男子がアソコが小さいと言われるようなものかもしれない。

 

 アソコの締まりがイマイチだと女子が評されるのは。

 

 むしろそれ以上だろう。

 

 カチンとキタ。

 

 たとえ見え透いた挑発であったとしても、オンナとして乗らないわけにはいかない。

 

「くぉおおッ!?」

 

 激しいが単調な腰の動きがストップさせられる。

 

 抱え上げられている脚を絡めると、佐川だけでなく周囲にも向けて、搾汁作業のレベルの高さを大胆に周知させる。

 

 アナルを締めて媚粘膜を蠢かせることで、快感に呻く声を絞り獲り過激にアピールさせた。

 

 妖しくうねる粘膜は勃起をコントロール下に置こうと、目には映らない静かな蠕動でねっとり責め立てる。

 

「……あ……んぁッ……ふぁッ……くぅんッ……んンッ……ん……んぅッ……、はぁ……んぁッ……、ふぅ……ぅあッ……は……ぅああッ!!」

 

 しかしそれは発情期の牡のリビドーを甘く見積もり過ぎた行為であり、どちらが主でどちらが従なのかを改めて教育する場を設けただけだった。

 

 絡みついている右足だけでなく、左足もふわりと浮き上がり床から離れる。

 

 重くはないがそれなりに軽くもないウエイトが、引き裂こうとでもするかのようにズッシリ身体の一点に圧し掛かった。

 

 所謂駅弁ファックというやつである。

 

 品行方正な才色兼備の呼称に相応しかったはずの優等生が、美脚を大きく開いてしがみつく光景は視線を集めずにいられなかった。

 

 教室に充満している粘つくような蒸し暑さと、2年A組の淫靡な空気がどんどんヒートアップしていく。

 

 たとえスクールカーストのトップから堕ちたとしても、カリスマ性というやつはなくならないのかもしれない。

 

「うッ!! ……、うぅうッ!! ……んぐぅッ!?」

 

 ユッサユッサとシェイクされる詞の身体が、クラス全体のリズムをリードしているかのようだった。

 

 正常位やバックだけではない。

 

 それぞれがそれぞれ初々しくも怪しい性知識を総動員して、セックスという未知のカリキュラムに積極的にトライしている。

 

 これまでの教師生活でどれだけの熱意で取り組んでも、ここまで教え子たちが意欲を見せたことはなかったろう。

 

 湯気を立てそうなほど火照っているぬかるみからは、西谷の吐き出したザーメンが垂れているが、さして気にする風もなく西田は勃起を麻耶の秘裂に宛がった。

 

 若者らしいダイレクトで即物的な欲望は、やはり若者らしい潔癖さ程度では勝てないらしい。

 

 女教師の熟れた身体を貪るタイミングを逸した佐川を尻目に、

 

「んぁッ!!」

 

 熱く硬い童貞ペニスを妖しく蠢く媚粘膜の奥深くまでズブリと突き入れた。

 

 するとどれだけ技術が進歩してみても、玩具のホールにはないナマの生々しい感触に、

 

「……うお……おおッ……、き、気持ちイイ……」

 

 美味いモノを食べたら四の五の小難しい言葉で飾らず、ありのままを口にするのがけっきょくイチバンかもしれない。

 

 語彙力ゼロはだったがそれだけに、西田の情感が余すところなく伝わってくる。

 

 背徳感や罪悪感を官能の火にくべて懊悩する麻耶を見下ろしながら、

 

「お!? おおおおッ!!」

 

 いくら毎日毎夜こまめに処理しても溜まり続ける青い欲望を、デリケートでナイーブな生殖器官は僅かひと擦りで即座に吐き出していた。

 

 恥垢塗れのペニスが恩師となるはずだった女性の、大人のオンナの粘膜に抱擁されながらびくんびくん暴れる。

 

「はひッ!?」

 

 それは十代の少年でもあり青年でもある男子にしかないパワフルさで、その力強さを初めて味わう女教師の身体を容赦なくねじ伏せ蹂躙した。

 

 もともと形式だけの師弟関係を完全にぶち壊し、犯す牡と犯される牝の関係をわからせて屈服させる。

 

 厳しくも優しく生徒を叱り飛ばしていた声は、

 

「……やっ……ンッ……やはぁッ……、あ……んぅッ……あ、ンぁッ……んぁッ……、はふぁ……ぅあッ……は……んぅッ!!」

 

 もう悦びを奏で響かせることしかできなくなっていた。

 

 卑しい欲望を放ったばかりなのに、弛緩する間もなくそのまま抜かずの再ピストン。

 

 担当は日本史であって音楽ではない。

 

 けれど生徒たちによがり声のレクチャーでもするかのように、鳴りやまない麻耶の嬌声は教室にいる全員の耳に明瞭に届いていた。

 

 だとするならヤリサー。

 

 まるでその分野を専攻して修めたことがみたいに、どこまでも淫らがましく麻耶のビブラートはよく効いている。

 

「きひぃいいッ!?」

 

 そしてそんな女教師にもけっして負けない金切り声を上げているのは、背後から幼女がオシッコするみたいなポーズで抱えられている薫だった。

 

 興奮が作用して2年A組の男子は常にはない腕力を発揮しており、クラスのムードメーカーを軽々と持ち上げ下劣な嗤いを浮かべている。

 

 あられもない羞恥のM字開脚。

 

 がっちり拘束されている左右の太腿の中心。

 

 クラスメイトの濃いザーメンをたっぷり垂らしてる秘裂が、ぱっくり開き切って余韻に浸るかのようにひくひく痙攣していた。

 

 物欲しそうに収縮する奥の奥まで覗けてしまっている。

 

 荒療治で開発された粘膜は、乱暴にされれば乱暴にされるほど蕩けた。

 

 そのホールはヴァージンみたいにキツく、可憐な佇まいを欠片も失ってないが、太くて硬いモノを楽々と咥え込めるよう作り変えられている。

 

「ひ、ヒィイイイイッ!!」

 

 なので薫が甲高く金属質な悲鳴を上げているのは、まだ未開発の穴を無理やり犯されているからだった。

 

 指や舌を受け入れたことはあっても、猛るペニスをアナルに嵌められたのは初めてである。

 

 やはりクラスで新しいことを、まずするのは棚町薫みたいだ。

 

 肛門にペニスをズップリ突き挿さしたまま、のっしのっしと安村は示威行為のように教室を練り歩く。

 

「ホントに痛いのっ、お、お願い、お願いします、あくっううッ、あ、はぁああ、お、お尻の穴ひろがっちゃうからぁ!!」

 

 スローペースではあるがそれでも一歩一歩が、直腸の粘膜をズンッと抉るみたいに擦り、死んだみたいにぐったりしている薫の身体を、びくんびくんと痙攣させ身悶えさせる。

 

 ピンクの秘孔から白濁液を垂らしアナルを犯される姿は、凄惨な光景ではあったがそれ以上にそそられる情景でもあった。

 

 とはいえソレもまともに、見ている者が居ればである。

 

 ほとんどのクラスメイトは自分が犯し、自分が犯されることに夢中であり、残念ながら安村の期待するほど視線は集まらなかった。

 

「……ああ……、か、薫……オマエ、お尻が、そ、そんなに……」

 

 恋多きというよりは、優柔不断なだけだろう。

 

 本人も気づいていなかったが純一が、恋愛シミュレーションゲームみたいに、攻略してみたい願望があった女子は複数存在した。

 

 腐れ縁。

 

 どうやらこれまでただの異性の友だち、アクユウとしてしか認識してなかったはずの薫も、その密かな攻略対象キャラのひとりみたいだった。

 

 腰をカクカク振りながらも傲慢な独占欲を刺激され、排泄器官をレイプされる友人を醜い貌で見つめている。

 

 羨ましさと悔しさと、倒錯した恍惚が滲んでいた。

 

 心を痛めていることそれ自体に嘘はない。

 

 しかしソレは自分が犯すまでそのアナルを壊さないでくれという、下劣極まり下品極まるエゴイスティックな願望が篭められたモノである。

 

 ギラつく血走った眼は危険であり、アブノーマルな興奮で濁り切っていた。

 

「興味あるの?」

 

「お尻はハマっちゃったらヤバいぞ~」

 

 純一の耳に淫魔が囁く。

 

 けれど純度100パーセントの悪意に満ちたその視線は、恥じらいつつもヒップをくねらせる詞に向けられていた。

 

「イイよ……あンッ……やはぁンッ……あふぁ……、い、イイ……やッ……んンッ……やはぁッ……!!」

 

 けっこう本気になって喘いでいる弥生はそれどころではなさそうだが、悠子と美雪の視線が申し合わせたようにスイッと意味深に、まるで包丁を片手にして、街をうろつく不審者みたいな西田にポイントされる。

 

 かなりのお人好しらしかった。

 

 田中が抵抗する恵子を押し倒すのに協力し、獲物が競合すれば譲るということを、くり返している間にあぶれてしまったらしい。

 

 だがそんな人の好さもさすがに我慢の限界を迎えたようで、次の獲物は必ず自分で挿すとその危ない眼差しが語っていた。

 

 ただ未だに選り好みしているみたいで、無差別な通り魔というわけではなさそうである。

 

 ターゲットを吟味してた。

 

 焦らしたおかげなのか焦らしたせいなのか、肉の凶器は恐ろしいほど膨張してる。

 

 柔らかな媚粘膜に、挿す気満々で物色していた。

 

「後ろでファックできちゃうコは、前のシマりもバツグンだったりするんよ」

 

「やっぱりサンドイッチって素敵やん?」

 

 理性をとうに浸食されて判断力をロストしてる詞には、何度目かの天啓のように脳に浸透し汚染し蝕んでいく。

 

 アナルセックスというフィクションでしか味わえないと、諦めていたアブノーマルな快楽への期待で肛門を妖しく疼かせた。

 

 気づいたときにはもう、少女の震える唇は言葉を紡いでいる。

 

 叫んでいた。

 

「わたしのお尻の穴も、つ、詞のお尻の穴も、ず、ズボズボ、ズボズボしてぇええええ~ッ!!」

 

 つっかえつっかえではあったものの、その知能指数の低さを疑われそうな、扇情的ではあるがおバカなリクエストは、熱い視線に射抜かれた西田だけでなく、周囲で女子生徒を襲っていた男子生徒たちの息も弾ませた。

 

 剥奪されていたはずの優等生のキャラというか、ブランドがこういうときだけ復活して、青いケダモノどもの血潮を否応なく滾らせる。

 

 さらに相乗効果で、

 

「いやぁンッ!!」

 

「あ、ああッ、も、もっと……」

 

「ダメェ、ヤメちゃ、ヤメちゃダメェ~」

 

 組み敷かれた獲物の控え目だった痴態も加熱させた。

 

 自分以外のオンナに関心を寄せられての凌辱は、ドンキで売られているようなオナホ扱いも同然である。

 

 反転現象が起こっていた。

 

 振り幅が違う。

 

 スクールカーストのトップから堕ちたはずの詞ではあったが、深く深く沈んでいくことでこの狂乱の宴でまたしてもトップに返り咲いた。

 

 薫にも言えることだがスペックが段違い。

 

 そうしたメインとモブの埋まらないキャラ格差を、少しでも埋めようとするのならば、よりセンシティブでよりアクティブな痴態が要求される。

 

 教室のあちらでもこちらでも至るところで、甘くって瑞々しい背徳の花が咲こうとしていた。

 

 興奮と緊張で胃の底からサルベージされた酸っぱくて、ねっとり生臭い吐息が首筋にピンポイントで吹きかけられる。

 

 朝の混雑を大義名分にして、JKに擦り寄る痴漢常習者みたいに、詞の熱くなっている背中に西田は密着してきた。

 

 露わになっているショーツをふんどしのように引き絞り、グイッと脇に寄せると排泄器官であるのに――美しいと表現したくなる固い蕾のような肛門を剥きだしにする。

 

「ほ、ホントに、いいんだよね?」

 

 涎でぬるぬるしてるペニスの先端は、すでにアナルに嵌まり込もうとしていた。

 

 ここまでシテおきながら西田は、さらに言質を取ろうとしてくる。

 

 いや、というよりもこっちが理由なのだろう。

 

 自分だけのために卑猥なセリフを口にさせようとしていた。

 

「……うん。西田くんの、お、オチンチンで、詞の、詞のお尻の、あ、穴、ズボズボし、あヒィイイッ!?」

 

 だがセリフの最後まで待つことはできず、うぶなアナルをミシミシと音がしそうなほど、反射的に窄まる括約筋を物ともせず押し入っていく。

 

 頭にズンッと響く重たい衝撃。

 

 肉が裂けるかもしれないという恐怖と強烈な圧迫感、そして得も言われぬ愉悦が全身の細胞という細胞を震えあがらせていた。

 

 本来なら出すためにある道を無理やり逆走される羞恥。

 

 それらが瞬時にドロドロに蕩け合って、明晰だったはずの少女の頭脳を馬鹿な牝に作り変える。

 

 ケダモノに貶める。

 

「く、くぅおおおおッ!! や、やりぃ!! オレが絢辻さんの、つ、詞のアナルヴァージンをゲットしたぜぇ!!」

 

 誇らしげで高らかにする西田の宣言さえも、怒りでなく奪われた悲哀を客観的に感じられ、歓喜を倍増させるためのファクターにしかならない。

 

 クラスメイトの何度味わっても新鮮だが、馴染んできた驚愕や侮蔑の視線も、ずっと発情期のままの若い身体を昂らせる。

 

「ひッ、いやンッ……あ、あひッ!?」

 

 直腸の粘膜を太幹で擦られるたび、悲鳴にも似た甲高い喘ぎ声が漏れた。

 

 いつしか肉を抉るような鋭く鈍い痛みは消え去り、陶酔してしまう淫らな甘さだけが大きくなっていく。

 

 限界まで放射状に広げられた肛門は、妖しい疼きを排泄する器官になっていた。

 

「あひいッ!? やっ、お尻だけじゃねくって、あ、アソコも、ひッ……すご、あ、ああッ……どっちもだなんて……あぅううううッ!!」

 

 膣と直腸。

 

 粘膜越しに二本のペニスが争うように擦れ合う。

 

 佐川と西田は仲が悪いわけではなかったが、友だちというには微妙な距離で、教室でもこれといって親しくしているわけではない。

 

「ひっ、あひッ、い、いいッ、ひああッ、お尻、お尻も、アソコも、オマンコもダメ、も、もうわたし、わたしのアソコがダメになっちゃうッ!!」

 

 だが今は息を合わせた絶妙なサンドイッチで、詞からうねるような快楽と喘ぎ声を絞り出していた。

 

 まるで合唱でもするみたいにその他大勢の、モブキャラたちのよがり声が一斉に続く。

 

 それぞれ様々な体位で繋がり、覚えたばかりの快楽を貪っていた。

 

 理性などありはしない。

 

 どこにも。

 

 ソドムの悪徳さながらの淫らな光景が、放課後の教室内で所狭しと繰り広げられ、初々しいオルガスムスの叫びがあちこちで上がっていた。

 

 立ち込める濃密な性臭が肺を一杯にされて、息苦しささえあるがそれすらも快楽に変換される。

 

「ダメ、ホントにダメ、ダメなんだから、お尻の穴も、オマンコ灼けちゃうッ、灼けちゃうからぁッ。ひいッ、ひいッ、きひいいィィィッ!?」

 

 さっきまでクラスをリードし煽っていたはずの詞も、その狂った宴の淫気に逆に煽られ、卑劣なケダモノの身体にしがみつきながら悶え泣いた。

 

 獣性をそそりまくる痴態に佐川は猛烈な勢いで膝を揺すり、アナルを犯す西谷も負けてなるものかと抜き挿しのスピードを速めていく。

 

「も、もうオレ、出ちゃいそうッ、くぁッ、だ、出すぞ、思いっ切りぶっかけてやんぞッ!!」

 

「こっちももう、くぅううううッ、こっちも、で、出るぅうううううッ!!」

 

「アヒィィイイッ!?」

 

 いらない告白されると前後の穴に、同時に煮え滾った粘液を注ぎ込まれ、詞の身体は高圧電流をさらされたようにガクガク痙攣した。

 

 媚粘膜に纏わりつかれた勃起ペニスは、スペルマを撃ちだすのに合わせて、執拗に何度も何度もしつこくしゃくりあげる。

 

 ドクッ・ドクッ・ドクンッ……。

 

 貪欲な秘裂はそれを歓迎するかのように、脈打つシャフトをキツく締めつけていた。

 

「……そん、んンッ……、そんなに……はぁ……だ……ッ……、め……ハ……うくッ……、ふぅ……ううッ……ああああッ!!」

 

 出てる……いっぱい……オマ〇コにも……お尻にも……いっぱい出されてる……いっぱい……。

 

 熱い迸りを子宮と肛門に浴びせられ、身体の奥の奥まで凌辱され尽くした詞は、快感と屈辱の入り交じった陶酔の中、知性も理性も白濁の海へ蕩け切った貌で、ゆっくり沈んでいこうとしている。

 

 友情が芽生えた瞬間というには、美しくないどころか醜くすらあった。

 

 だがそんな歪な仲だからこそ、通じ合うモノがあったらしい。

 

「おっとと」

 

「そっとだぞそっと」

 

 まずは西田が肛門からペニスを引き抜くと佐川と協力して、死んだようにぐったりしたクラスメイトを床に下ろした。

 

 ふたりも出すモノを出してちょっとだけよろけていたが、ソレはソレで思春期らしい激しく青い欲望は簡単には満足してくれない。

 

 足元はふらついても股間の勃起はびんびんのままで、穴を交姦してふたりは第二ラウンドに臨もうとしていた。

 

「どけ」

 

 だがそんなふたりの隙を見逃さずすぐさまハイエナのように、他の男子生徒たちが憐れで淫らな極上の獲物へと群がってくる。

 

 佐川と西谷のモノではない勃起が、ふたたび秘裂と肛門にねじ込まれた。

 

「はひッ!?」

 

 忘我の境地に達しかけていた意識が、強制的に刹那で覚醒させられる。

 

 やはり詞は大人気だった。

 

「……ッ……ぁんッ……あッ、あッ、ああッ……ぁっ、あ……ん……、あ……ッ……ぁ、ああ……」

 

 口唇も。

 

 秘裂も。

 

 肛門も。

 

 穴という穴が次々と休む間もなく犯される。

 

 慎ましい乳房も揉みくちゃにされ、尖り硬くなって出番を待っていた乳首は、期待通り舐め転がされ幾度も咬みつかれた。

 

 放課後の教室での人気スポットとなってるのは主に三つ。

 

 四月にスタートしてから最もスムーズに回っているかもしれない。

 

 担任。

 

 優等生。

 

 ムードメーカー。

 

 このトリニティによって2年A組というコミュニティは卑猥で完璧な循環をしていた。

 

「あッ、あッ、ああ、あァ――ッ!!」

 

「――ぁぁぁうぁッああ!!」

 

 輪姦のサークルはいつの間にか狭まってきており、薫も麻耶もすぐ近くで組み敷かれ這い蹲って犯されてる。

 

 当然のようにふたりの口唇も秘裂も、もちろん肛門も勃起を咥え込まされ、クラスの人気者であることを身を持って証明していた。

 

 三人をレイプする順番を待ち切れずにあぶれた男子が、レイプを心待ちにして身体を疼かせている女子を犯す構図ができてる。

 

「いや~こりゃ降参降参」

 

「悔しいけどホンモノとの格の違いをわからされたわ」

 

「絢辻さんにも、ンッ、棚町さん、あンッ、た、高橋先生も、ああッ、さすが、んンッ、だ、だよね、橘くんも、んクゥ、そ、思うでしょ?」

 

「ンあぁッ……はぅッ……んンッ……は……んンッ、ひッ、あ…あぁんッ……ふぁッ、あ、ああッ……んぅふううッ!!」

 

 弥生だけでなく悠子にまで絞られ、今も美雪に馬乗りになられ、女のコより女のコみたいに、女々しく悶え喘ぐだけの純一はもうどうでもいい。

 

 2年A組の一部――モブキャラでしかない。

 

 詞を。

 

 薫を。

 

 そして麻耶を犯しているその他大勢の、スタッフロールにABCとしか明記されないキャラと同じだ。

 

 好きも嫌いもない。

 

「はッ、ぁ、ンゥ、んンッ」

 

 この犯される愉悦の邪魔さえしてくれなければそれで良かった。

 

 きっと同じ気持ちだろう。

 

 クラスの全員が虚ろな瞳をしながら快楽を求め、蕩けた貌で互いを貪り合うこの教室に、スクールカーストなどというモノは存在しなかった。

 

 憧憬や羨望や暗い嫉妬がなくなったわけでもなく、優越感や劣等感にしても残ったままである。

 

 むしろこうして剥きだしにされたおかげで、より鮮明になってしまったかもしれない。

 

「もっと……もっとして……もっと……もっとわたしをメチャクチャにしてッ!! もっとみんなのオチンチンで本当の私を汚してよッ!!」

 

 しかしすべては甘い蜜になってトロトロ垂れてくる。

 

 輝日東高校2年A組に所属してる少年少女は、全員が友だちでないしこれからもそうならないだろう。

 

 不特定多数の子供が大人の理屈で、不思議とすら感じられず閉じ込められただけだ。

 

 反りが合わないヤツも居れば、集団が円滑に機能するために、犠牲の祭壇に捧げられる者すら必要とされる。

 

「ああンッ!!」

 

 でも2年A組の少年少女は仲間だった。

 

 欲望を求める同志。

 

 誰の貌にも美しいとも映れば、醜いとすら感じる笑みが浮かんでいる。

 

 みんながハッピーな愉しいパーティーは夜が耽るまで続き、精液や愛液で汚し尽くされた教室を全員で掃除してその日は帰宅した。

 

「詞ちゃん、ナニか学校でイイことでもあった?」

 

 心配よりも驚きが先にくる。

 

「……べつに」

 

 玄関で迎えた姉への対応はいつも通りで相変わらず素っ気ない。

 

 けれど探していた自分をやっと見つけた詞の微笑は、優等生の仮面の呪縛から解放された蠱惑的な少女のモノだった。

 

 

 

 

 

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