※この作品はR-18です。

美人妻調教   作:海老沢 薫

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第1話

平日の夜十時過ぎ、仕事から帰って来た理香子は、玄関に入るなり身に纏っていたカッチリしたスーツを脱ぎ始めた。

 

そして、下着まで脱ぎ捨て素っ裸になると、疲れ切った様子で誰もいない真っ暗なリビングへと向かい、明かりを付けた後、暫しソファに横たわり寛いだ。

 

 それは理香子が一日の中で唯一安らぐ事のできる束の間のひと時であった。

何も考えることなく、誰の目も気にすることなく、丸裸のまま部屋の中に一人佇む、そうすると縛られた心がほんの僅か解放される気がして、理香子はボッーと部屋の一点を見つめていた。

 

 大野理香子は二十九歳の人妻だった。

端麗な容姿と抜群のスタイルの良さから大学生時代に有名雑誌の読者モデルを始め、都内にある有名大学を卒業してからは一度一般企業に就職したが、一年足らずで退職して、それからは小さな事務所に所属し、イベントの司会業や読者モデルの仕事をして働いていた。

 

総合病院に勤める内科医で十三歳年上の夫の章とは、四年ほど前に医療関係のイベントで知り合い、章の熱烈なアプローチによって交際が始まり、三年前に結婚したのだった。

 

勤務医の章は仕事に忙殺され、そのためこの一、二年は夫婦で会話したり、顔を合わせる股間も少なくなり、まだ子供のいない二人の夫婦関係はすっかり冷えきっていた。

 

そんな夫婦関係の倦怠期を過ごす中、今から一年程前に理香子の人生に事件とも呼べる運命的な出会いがあった。

その相手は、とある会社のパーティーで理香子が司会を務めた際に知り合った武田勇三という男性だった。

 

武田は理香子の三歳年上の会社員で幼い娘もいる既婚者であったが、理香子と武田は出逢った瞬間から互いに恋に堕ちてしまい、人知れず許されぬ関係を続けていた。

 

厳格な家庭に生まれ育ち、幼稚園から大学までずっと女子校に通い、男性経験も少なく、どちらかと言えば恋愛には消極的だった理香子が、まさか結婚して人妻になってから不倫をするなど、理香子自身まったく思ってもいなかった。

 

私は人としていけない事をしているのかも知れない・・・。

 

そう頭の中では分かっていても、胸の奥からどうしようもなく湧き上がる武田に対する恋愛感情は抑える事ができなかった。

 

そして、武田と会う回数が増えるにつれてますますその思いは強くなり、次第に夫に対する罪悪感も、人としての背徳感も薄れていき、人生で初めて味わう幸福感を満喫していたのだった。

 

しかし、そんな理香子の幸せな秘密の生活はある日突然音を立てて崩れていくことになった。

 

何者かが理香子と武田の密会現場を撮影した写真や動画を、匿名で夫の章の職場のパソコンにメールで送りつけてきたのだ。それを見た夫の章は激昂し、人一倍プライドが高く支配欲の強い彼は、理香子を責め立てた。

 

自らの過ちを夫に知られてしまった理香子は、その罪を素直に認め、夫を裏切った事を謝ると同時に、その代償として理香子は章に対し離婚を申し出た。

 

しかし、章はそれを頑なに拒み続け、膠着した夫婦関係が数カ月程続いた後に、突然、夫の章は思いがけない提案を理香子にしたのだった。

 

武田との不倫を黙認する代わりに、これからの人生において自分のどんな命令にでも従う奴隷になりなさいというのが、章が理香子に下した提案だったのだ。

 

夫のあまりに衝撃的な提案に最初は戸惑う理香子であったが、武田と過ごした濃密な時間の記憶が心と体から離れない理香子は、武田とこれからも二人の許されぬ関係を続けていくために、夫と屈辱の奴隷契約を結ぶ道を選んだのだった。

 

そうして、夫の章は年の離れた美人妻の精神を支配するべく、次々と屈辱の命令を与えるようになり・・・。

 

つづく

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