羞恥に怯える理香子が玄関の扉の前でいつまでも立ち尽くしていると、再び玄関のチャイムが鳴り響き、続いて外から扉をノックする音が聞こえた。
「は、はい・・・」
思わず扉のすぐ外にいるご近所さん達に向かって声を出してしまった理香子は、もう完全に逃げ場を失い、ノブに手を掛けるとゆっくり扉を開いていった。
「キャッー」
扉が開かれると、理香子の姿を目撃したご近所さん達の間から一斉に悲鳴が響いた。
「あぁん、こ、こんな恰好でごめんなさい・・・ど、どうぞ中へ入って下さい」
理香子は羞恥に声を震わせながら、乳房も恥毛も剥き出しにしたまま、驚いた表情のご近所さん達に向かって呼び掛けた。
マンションの中で噂の美人妻のおもいがけない姿での登場に、近所の主婦達は戸惑いながらも、互いに顔を見合わせると意味深な笑みを浮かべ、興奮した様子で若い美人妻の暮らす部屋の奥へ侵入していくのだった。
丸裸の美人妻に案内されて部屋の奥へ入って来た六人の主婦達。彼女達は同じマンションに住むご近所さん達で、たまにマンションの廊下やエントランス、近くのスーパーなどですれ違い挨拶する顔見知りであった。
全員、二十九歳の理香子よりも歳上の女性ばかりで、一番上が五十代、一番歳の近い女性でも理香子より五歳以上離れていた。
そして、若妻の暮らす部屋に初めて入って来た彼女達は、壁に掛けられてある絵画から棚に置かれている小物まで、まるで犯行現場の現場検証をする警察官のように好奇に満ちた眼差しで部屋中をくまなく観察するのだった。ただ、彼女達が一番そのギラギラした視線を向けていたのは、部屋の中に置かれている家具や小物ではなく、やはり若妻の剥き出しの体であった。
先に理香子の部屋にやって来て待っていた菅原が、理香子はいつも家の中にいる時には服も下着も身につけない全裸生活をしているらしいわよと伝えると、六人のご近所さん達は皆唖然としながらも、乳房もお尻も股間もまったく手で隠そうともしない若妻の体を舐め回すように見つめ、批評し合った。
「理香子さんて、とっても素敵な体をしているのねぇ。オッパイも大きいのに全然垂れていないし、お腹は引き締まっていて、お尻へかけてのこの曲線もとっても綺麗だわ」
中野という五十代後半で一番最年長の主婦はそう言って、理香子の体を褒め千切ると、その手を理香子の腰に伸ばし、ウエストからヒップにかけての曲線を撫で上げたのだった。
「あぁん」
剥き出しの肌を撫でられた理香子は思わず小さな喘ぎ声を漏らし、その若妻の恥じらう姿を見たご近所さん達の加虐心に火を付けることになった。