「あぁん、もうダメぇ」
理香子が狭い玄関で悶え狂い始めると、ついに湧き上がる欲望を抑えきれなくなった若い男はズボンをずり下げブリーフの奥からイチモツを取り出し、それを理香子の秘部に埋め込もうとしたのだった。
「いやぁぁっ、やめてぇ!」
理香子の悲鳴が部屋の奥まで響き渡ると、離れた場所から玄関の様子を覗いていたご近所さん達もこれはさすがにまずいと思ったのか、どうするべきか相談し合った。
玄関で男がイチモツを強引に理香子の秘部に挿入しようとしていたその時、ついに中野と菅原の二人が部屋の奥から出てきて、男に向かって怒鳴りつけた。
「あなた何やってるの!いい加減にしなさい!」
「これ以上変なマネすると警察を呼ぶわよ!」
部屋に誰もいないと思い込んでいた若い男は、いきなり現れた年輩の女性達に驚き、慌ててイチモツを理香子の秘部から離すと、ずり下げたブリーフとズボンを元に戻した。
「失礼しましたぁ!」
オバサン二人の怒声に怖気づいた男は頭を下げて謝ると、慌てて玄関から飛び出し帰っていった。
玄関に残された理香子は、男に弄られた快感の余韻が体にまだ残っているのか、虚ろな表情でその場に座り込み、体を僅かに震わせていた。
「理香子さん、大丈夫だった?」
「あんな大きな声で叫んだら、みんなビックリするじゃない」
中野と菅原は心配そうに理香子に声を掛けたが、その顔はどこか笑っているようにも見えた。
男がいなくなると、他のご近所さん達も部屋の奥からやって来て、快感にまだボッーとしている理香子を見下ろした。
「理香子さん、危うく男の人のアレを入れられてしまうところだったわね」
「もしかして、その方が嬉しかったかしら」
「確かに喜んでいるようにも見えたわね」
「な~んだ。心配して損しちゃった」
見知らぬ男に危うく犯されそうになった理香子は、彼女達の囃し立てる言葉さえ耳に入ってこない様子で、じっと一点を見つめていた。
再び食卓に戻った理香子は、届いたばかりのピザをご近所さん達と一緒に食べたが、見知らぬ男に体を弄り倒されたショックが大きかったのか、あまり食は進まなかった。そして隣に座る菅原を横目でチラッと見ながら、かつて慕っていたこの女の恐ろしさを身に沁みて感じ、この後彼女は何を仕掛けてくるつもりなのだろうかと戦々恐々としていた。
そうして三箱あったピザがちょうど無くなりかけた頃、なんとまた部屋にチャイムの音が鳴り響いたのだった。
「あら、今度は何かしら?」
幹事の菅原がそう言ってインターホンのモニターに目を向けると、そこにはまた新たなデリバリーの男が映っていた。
「あぁそうだ。私、お寿司も注文していたんだった」
菅原はまたもわざとらしくそう言うと、モニター越しに応答し、エントランスのオートロックの扉を解錠した。