「すごい綺麗だと思いますけど・・・」
出前の男はしばらく沈黙した後、ようやくポツリと呟いたのだった。
「あ、ありがとうございます」
男が言葉を返してくれたことにホッとし、さらに自分の裸を褒められた理香子は、恥ずかしそうに声を震わせながらお礼を言った。
「でも、なんか凄いエッチな体つきしてるよな。ずっとアンタの体を見ているとムラムラしてくるぜ」
急にタメ口になった男は、完全に上から目線で美人妻の裸を批評した。
「あぁん、ごめんなさい」
男に自分の体つきを注意されたように感じた理香子は思わず頭を下げて謝った。
別に理香子が謝る筋合いなど全くなかったのだが、その様子を見た男はますます調子に乗り出し、目の前で恥ずかしそうに怯える素っ裸の美人妻の体をさらに批評し続けた。
「アンタ、乳首がビンビンじゃねぇか。俺に裸を見られて感じてるんだろ。本当にスケベな女だぜ。わざわざ出前を呼んで、自分の裸を見せつけるのが趣味なのかい?」
男は、俯く理香子の顔を下から覗き込みながら意地悪な問いかけをした。
「ち、違います・・・そんなんじゃないです」
出前の男の突然の豹変ぶりに理香子は戸惑いを隠せなかった。このままじゃ、調子に乗った男に何をされるか分からない怖さがあり、理香子は思わず後ずさりした。
「正直に答えなきゃダメだよ。昼間っから男に裸を見せつけておいて、アンタ露出狂なんだろ?」
男は、後ずさりする理香子を追い詰めるように近づいていった。
「さぁ、どうなんだ。ちゃんとその口で正直に答えないなら、この部屋にはド淫乱な女が住んでいるって、言いふらしてもいいんだぞ」
男は不敵な笑みを浮かべながら裸の美人妻を脅した。
「そんな・・・」
出前の男にまで脅された理香子は素っ裸の体を晒したまま茫然自失となった。
さっきのピザの宅配の男の時の様に、また菅原達が部屋の奥から助けに来てくれるのを待つか、それともここで男が満足するような返事をして、男に何とか帰ってもらうべきか、理香子は悩んだ挙句、ここは恥を堪えて男の望む返事をすることに決めたのだった。
「私は・・・人に、は、裸を見られるのが大好きな、ろ、露出狂です・・・あぁん」
理香子がついに屈辱の告白をすると、男はニタッと微笑んだ。
「もっと大きな声で言いな」
自分が圧倒的優位な立場にいる事を悟った男は、素っ裸の美人妻をさらに追い詰めた。
「そんな・・・」
男の執拗な責めに理香子はたじろいだ。まさか出前に来た男がここまで卑劣だったとは思わず、理香子は思わず部屋の奥の方を振り返り、こちらを監視しているはずの菅原達に助けを求めようとした。