玄関で夫を見送り、部屋に一人になった理香子は、もう別に裸でいる必要もないように思えたが、神経質な夫は各部屋に監視用のカメラを設置し、カメラの映像を自分のスマホで不定期にチェックしていたため、理香子は勝手に服や下着を身につける事はできなかった。
そして、ベランダに出て洗濯物を干す時も、夫の仕掛けた監視カメラに見られているため、外の様子を気にしながら素っ裸でベランダに出て、なるべく外から見えないように屈んで洗濯物を干すしかなかった。こんな姿をもし外を歩いている人に見られてしまったらと思うと、洗濯物を干したり取り込んだりする作業は、理香子にとってゴミ出しと同じくらい緊張感を強いられた。
ただ、理香子が部屋にいる時にそれ以上に緊張感を強いられ、激しい羞恥に襲われる出来事があった。それは、玄関のチャイムが鳴り誰かが訪れた時だった。そういった時は、玄関にも監視カメラが設置されていたため、常に家の中では裸でいるよう義務付けられている理香子は、両手で胸と股間を隠した恰好で玄関の扉を開けなければならなかった。
普段、部屋に訪れるのは宅配業者で、初めてやって来た宅配業者の男性は、玄関から現れた素っ裸の美女に驚き、その体を暫くボッーと見つめた後、慌てて荷物を渡して帰っていたが、何度も荷物を持って訪れるようになると、だんだん宅配業者の男性も慣れて来るのか、露骨な視線を理香子の剥き出しの体の隅々にまで向け、厭らしい笑みを浮かべるようになっていた。
そんな時、理香子は恥ずかしくて顔を真っ赤に染め上げ、必死に体を隠そうとするのだが、印鑑を押したりサインを書いたり荷物を受け取る時には、片手または場合によっては両手を体から離さなければならず、その際に胸や股間、お尻が宅配業者の男性の前で丸出しになってしまうのは避けられなかった。
理香子の部屋を訪れる宅配業者の男性は数人いて、五十代くらいの男性はすっかり理香子の住んでいる部屋と名前を覚えたのか、玄関のチャイムが鳴り、理香子が部屋の中からインターホンのモニター画面を覗いた時にはすでに厭らしい笑みを浮かべ、恐る恐る玄関の扉を開けると開口一番に「今日も奥さんの綺麗な裸を見られて嬉しいよ」と馴れ馴れしく声を掛けてくるのだった。
また、三十代くらいの宅配業者の男性は、最初の頃は照れた様子で、なるべく理香子の裸を見ないようにしていたが、こちらもだんだん慣れて来たのか、理香子が玄関の扉を開けた瞬間から、ほとんど理香子の体ばかりを見つめ、隅々まで鑑賞するようになっていたのだ。
あぁん、恥ずかしい・・・。理香子は宅配業者の男達を玄関に迎える度に羞恥に悶え、名も知らぬ男達に至近距離から裸を見られる度に秘部を濡らした。そして、あろうことか玄関のチャイムが部屋に鳴り響くだけで、条件反射のように下半身が勝手に疼きだすまでになっていた。