それは、夫の章が意図した通りに理香子が身も心も奴隷化している事の表れであった。名も知らぬ男達に至近距離から自らの裸を鑑賞され、体が勝手に疼いてしまう。理香子はそんな自分に戸惑いながらも、宅配業者の男達が帰った後、一人きりの部屋で疼く体を自分の手で慰めた。
いつも部屋の中では丸裸で生活するようにという夫の命令は、こうして理香子の中に新たな性癖を開花させようとしていた。ただ、玄関のチャイムが鳴る時は、いつも宅配業者の男達ばかりとは限らず、たまに、同じマンションに住むご近所の主婦が訪ねてやって来る事もあったのだ。
全裸生活を始めてまもない頃に、隣の部屋に住む菅原優子という四十代の主婦が、旅行のお土産を持ってやって来た事があった。理香子はインターホンのモニターに映る彼女の姿を見て戸惑った。
こんな恰好で彼女の前に出て行かなきゃいけないなんて・・・。理香子はこのマンションに引っ越してきた当初から、隣の部屋に住む菅原とは親しくさせてもらっていて、気さくな性格の菅原は、年下で美人な理香子の事を何かと気にかけてくれていた。そして、理香子も菅原の事を慕い、マンションの生活などで何か困った事があれば良く菅原に相談に行ったりしていたのだ。
そんな本当の姉妹かのような付き合いをしている隣人の前に、家の中とはいえ丸裸で出て行かなければいけない時の理香子の羞恥は尋常なものではなかった。
理香子が恥ずかしさのあまり、部屋の中で立ち尽くしていると、何度も玄関のチャイムが鳴り響き、心配した菅原が玄関の扉をドンドンと叩きながら「理香子ちゃん、どうしたの?大丈夫?」と大きな声で呼び掛けてきて、理香子は仕方なく脚をガクガク震わせながら玄関の前まで辿り着くと、ゆっくりと玄関の扉を開けたのだった。
「キャッ、理香子ちゃんどうしたの?もしかしてお風呂に入っている所だった?」
菅原は、扉の向こうから丸裸で現れた理香子にビックリした様子で、見てはいけないものを見てしまったように慌てたが、初めて見る理香子の想像以上に美しく、そして卑猥な体つきにすぐに魅了されてしまったのか、玄関の中へ強引に入って来ると、理香子の裸をまじまじと眺めたのだった。
「あぁっ、そんなに見ないで下さい・・・」
理香子は、乳房や下腹部に向けられる菅原の露骨な視線から体を隠したかったが、玄関に設置された監視カメラに捉えられているせいで、両手で体を隠す事ができず、形良い豊満な乳房も下腹部の黒い茂みも、菅原に晒し続けた。