ちょっと間が空きすぎましたよね。
「やっ、やめてください! 人を呼びますよ!」
震える声で告げながらわずかに後じさる。
「いいですよ、できるならばね。 だけど警察沙汰になったりしたら、お母さんなんて言うかなぁ…」
「そ…それは…」
薄く笑いながら言ってのける麻弥を睨むように見つめる。
だが、多少騒いだところでここは防音個室だ、意味がないことくらいわかっている。
インターホンはドア脇にあるが、麻弥に塞がれている。
上手く誘い込まれたとも知らず、お気楽な気持ちでここまで来てしまったと唇を噛む俺に、麻弥はわざとらしく肩をすくめてみせる。
「あなたも本当は興味があるはずですよねぇ? お互いの人格をある程度共有した間柄なんですから、わかりますよ?」
そう言って麻弥は手を伸ばしてきた
「ま、待っ… あっ!」
相手を押し止めるよう両手を出した途端に、それをまとめて片手で掴まれ、そのまま頭の上で万歳するようにしながら床のマットに押し倒された。
麻弥は耳元に顔を寄せて囁く。
「その身体の本来の持ち主は良いと言ってるんですよ」
声と共に吹きかかる息で背筋にぞくりと震えが走る。
「こんなふうに組敷かれて無理やり奪われるというのもなかなか興奮するシチュエーションでしょう? 」
耳たぶを甘噛みしながら言うと身体を起こし、空いている左手の人差し指で俺の唇を撫でる。
「まさかジブンが男になって女のジブンを犯すことになるとは思いませんでしたけどね… 、フへへ… いいですねぇその不安げな表情、すごく興奮します! 」
思い切り抵抗すれば振りほどくこともできるかもしれない。
しかし相手が本気になったら、今の体力差ではその先どうするすべもない。
薄笑いを浮かべながら見下ろす本来の自分の顔を、唇を噛みながら見上げる。
麻弥は空いている片手をTシャツの裾から滑り込ませ、中のブラトップのインナーに指をかけて首元までせりあげた。
「……!」
『ぷるん』とかたちの良い乳房があらわになり、思わず身を固くする。
麻弥は舌を伸ばしながらそっと顔を近づけると、ひょいと首を捻りそのまま脇下をねっとりと舐め上げた。
「ひぁぁっ!、んんっ!、んぁっ!」
背から首筋にゾクゾクと震えが走り思わず声が漏れた。
熱い舌先がぬるぬると執拗に脇下を這い回る。
「んぁ…やめ…っ…」
口では拒否するものの、次第に身体が反応していく。
「はぁっ…あぁっ…」
気付けば上気した乳房の先端には、ピンク色の乳首が固くたちあがっている。
「どうですか?」
『ぺろり』と濡れた舌先が乳首を撫でた。
「ひゃぁっ!」
『じぃん』と腰に響くような痺れが走る。
「ふふっ、気持ち良いでしょう? もともとジブンの身体ですからねぇ… どうして欲しいかも解りますよ」
そう言って麻弥は左右の乳首を舌で弾くように転がし始めた。
「んっ…んんっ…ふぅっっ…」
必死に喘ぎを抑えようとするが、乳首を弾かれる度に下腹に響くような痺れが走り、声を抑えられない。
薄っすら涙目になりながら堪えていると、麻弥は『ぱくり』と唇で乳首を挟むと『ちゅるちゅる』と吸いながら舌で乳首の先端を弾きはじめた。
「はぁっ…あぁっ…だめっ…」
じんじんと痺れるような快感に堪らず仰け反る。
腰の奥が熱く切ない。
もじもじと太ももを擦る内股の付け根が湿ってきているのが自分でもわかった。
(うそ… 濡れて…)
認めたくはない気持ちとは裏腹に確かに感じてしまっていた。
麻弥によってひとつ、またひとつと快感のスイッチが入れられてゆく。
男の身体だった時、普段は何とも思わない股間のモノが、勃起した途端に自身の分身のように感じられたように…
身体のそこかしこが熱を帯び、『性感帯』として目覚めてゆく。
「ひぃんっ!」
『ちゅぱっ!』と音を立てて麻弥が乳首を離すと、『きゅうっ』と下腹が切なくなる。
麻弥は乳首を責めながら手早く俺のベルトを緩めてジッパーを下ろすと、へそのあたりから撫で下ろすように手を差し込んできた。
麻弥の指先がショーツに伸び…
「ここもしてほしいですよね?」
そう言うとショーツの上から『つぅっ』と割れ目を撫でる。
「んんっ…」
すっかり敏感になったソコから、じわりと溢れるのがはっきり判る。
きっと割れ目に沿ってシミをつくっているだろう。
自分で触れた時とは比較にならないほどの快感。
布越しに触れる指先がもどかしい。
すでに火の入った肉体が、無意識に快楽を求めてしまう。
「や、やめてください…あぁっ」
口では言うものの、麻弥の指に撫でられるだけで閉じている内股の力が抜けてゆく。
腕を抑えつけていた麻弥の手にはもう力が入っていなかった。
振りほどいて抵抗することもできるのに… それなのに麻弥の言った通り、抑えつけられ嬲られるこの状況を望み、受け入れてしまう自分がいた。
「んぅっ…ふぅっ…うっ…ぁ…はぁっ… 」
麻弥は再び乳首にしゃぶりつくと、しっとりと湿ったショーツの上から割れ目をなぞり、焦らすように触れながら、身をよじり悶える姿を確かめるようにちらちらとこちらを見ていた。
繰り返される乳首への刺激が下腹の奥に響く…
(うぅ…お腹の奥が切ない… …あぁ、子宮がキュンってしてる…)
あらためて女性の身体の中心ともいえるその場所を意識した。
薄布一枚挟んだその下の秘裂は、入り口を探るようにすべる指先を迎えようと、蜜に濡れながら今かと待ち望んでいる。
女性の身心に馴染んできている自分がいる。
本能的に『男を受け入れたい』という思いがどこかに生まれているようだ。
「こんなに濡れちゃって…すごくいやらしい音がしてますよ」
麻弥が指先に軽く力を込めると、愛液をたっぷりと含んだショーツと割れ目は、『にちゅっ』と湿った音を立ててそれを包み込む。
「あぁっ…」
思わず声が漏れる。
「ほら、見てください… 下着越しなのにこんなに…」
麻弥がてらてらと濡れ光る指先を目の前にかざし、人差し指と親指を擦り合わせて開くと指の間には透明な粘液が糸を引いた。
「さてさて、どんなふうになっているのか覗いてみましょうか?」
麻弥は指先の愛液をぺろりと舐め、既に抵抗をやめた俺の腕を解放すると、そのまま両手でカーゴパンツごとショーツを剥ぎ取るようにずり下ろした。
「あなたも見たいでしょう?」
言いながら尻に手を掛けると、開脚させながら持ち上げて仰向けの顔の上に股がくるような姿勢にされてしまった。
目の前の割れ目からは、上気して愛液に濡れたクリトリスや小陰唇の肉ビラが僅かに覗き、その向こうには俺の顔をしている麻弥が口角を上げて見下ろしている。
元の自分とはいえ、他人に間近で秘部を眺められ辱められることでますます昂ぶっていくのがわかる。
こんな状況なのに… 鏡の前でオナニーしていた時より興奮していた。
「フヘヘ…、男になったおかげで見慣れた自分のおまんこなのにすごく興奮します…」
頭上のシーツを握り締めてされるがままになっていると、麻弥は両手の親指を割れ目の左右にあてて『くぱぁ』と押しひろげた。
「きれいなピンク色ですねぇ…愛液が溢れて…ほら、濡れて糸を引きますよ… ふふ…なんてエロいおまんこなんでしょうか… あぁ…もうこんなにメスの匂いをさせて…」
顔を近づけスンスンと匂いを嗅ぎながら伸ばした舌先が、愛液の滲む膣口にそっと当てられる。
「はぁっ…」
『ちゅくっ』と熱いものが女の入口に触れ、思わずシーツを握る手に力がこもる。
麻弥の舌はそのまま割れ目に沿ってちろちろと這っていき、少し先端を覗かせるクリトリスを舐め上げた。
「あ、あっ、はぁっ…ひゃぅっ…」
麻弥はニヤリと笑う。
「良い声が出せるじゃあないですか、もっとたくさん聞かせてくださいよ」
麻弥の舌がヌルヌルと陰裂をまさぐるように這い回り、ちろちろとクリトリスを撫でるようにころがす。
「わぁ、愛液がどんどん溢れて… んぢゅっ… 」
そう言って唇を押し付けてから、さらに吸うように舌を這わせる。
「ぅぁっ…だ…だめ…ダメ……んっ!」
軟体動物のようにうねうねと動きながら敏感な部分を撫で、温かく濡れた粘膜どうしが『にちゃにちゃ』と卑猥な音を立てる。
「んんっ…んうっ…」
(なにこれ…すごく気持ちいい…)
必死に声を抑えようとするが、麻弥は追い打ちをかけるように割れ目を押さえていた親指を少しずらし、わずかに顔を出していたクリトリスの皮を剥くと舌先ではじくようにころがす。
「いぃぁぁっ!…だめっ…あぁっ…そんなのっ…あぁっ…」
ただでさえ感度が上がっているところなのに、特に敏感なところをむき出しで責められたのではもう抑えなどきかなかった。
「まっ…て…あっ…ああっ…やぁっ…だめっ…」
自分にこんな喘ぎ声が出せるのかと思うほど艶っぽい嬌声をあげながら悶える。
クリトリスに触れられるたびにピクンピクンと快感に震えてしまう。
まだ固く勃ったままの乳首もじんわりと切なく、自分でつまんでこね回したい衝動を堪えた。
目の前の股越しには滲み出る愛液にまみれ、夢中で舌を這わせる男の顔があった。
(あぁ、有咲や燐子先輩もこんな気持ちだったのかな…)
快感で白くなりそうな意識の中で、秘部に顔をうずめる姿に愛おしさすら感じていた。
「だいぶいい顔になってきましたねぇ」
麻弥は『ぢゅるり』と愛液を啜ってから顔を離すと、持ち上げていた尻をベッドに降ろした。
「なかもほぐしてあげないとね?」
そう言って再び覆いかぶさるように左の乳房に吸い付き、右手で秘裂を撫でながら指先に愛液を絡ませると、中指をゆっくりと膣穴に挿し込んできた。
「んんっ…」
他人の指が身体に侵入することに思わず身を固くするのも束の間、膣壁越しに恥骨の裏を撫でながら指先が滑り込んでくると、それを受け入れるように力が抜けていく。
「あぁ…はぁっ…」
麻弥は中指の腹がGスポットに触れると挟むように親指の腹でクリトリスを押さえ、互いの指をゆっくりと捏ねるように押さえる。
「ひんっ!…あっっ…そんっ…ぁ…だ…あぁっ…」
乳首と膣とクリトリスの同時責め… 今まで責める側だったのがまさか受ける立場になるとは思わなかった。
繰り返される愛撫でじんじんと響くような快感が身体中を駆け抜け、つま先をついて反り返るようにしながらピクピクと腰を震わせる。
膣穴に挿し込まれた麻弥の指もとから溢れ出る粘度の高い透明な愛液が、緩んだ尻穴にも流れ込んでいた。
「ふぁぁっ…あっ…はぁっ…あぁ…あぁっ…」
ひたすら押し寄せる快感の波にのまれながら徐々に絶頂へ向かう。
「んぁっ…あっ…ぁ…ぁ…ぁっ……んくぅぅっ!……」
麻弥の触れているところから下腹全体に『きゅんっ』と痺れるような感覚が広がり、無意識に足先に力が入り内股が緩む。
ゾクゾクとくすぐったいような震えが波のように繰り返され、絶頂の多幸感に酔った。
男の時のような射精に向かって一気に駆け上り、ぺニスから精液を絞り出すときの絶頂感とは全く違う快感だった。
今の女性の身体の方が絶頂の持続時間が長く、余韻も長い。
そして射精後の賢者時間のようなクールタイムもなく、連続してイケるのだ。
実際、今だにこの身体の火照りはおさまらない…
(もっと…もっと続けて…)
身体がさらなる快楽を求めてしまう。
荒く息をつきながら麻弥に視線を向けると、彼は足元に立ち上がるところだった。
今まで自分が責めていた秘穴をギラギラとした目で見つめながら、着ているものを脱いでゆく。
「ジブンももう限界です…」
そう言いながらカチャカチャとベルトを外し、インナーごとスラックスをずり下ろすと『ぶるん』と勢いよく男根が反り返った。
全体に血管が浮き出て亀頭までパンパンに張りつめている。
鼓動に合わせてビクンビクンと脈打つように震え、先端からは透明な先走りが滲んでいた。
ついこの間まで自分の股間にあって見慣れているはずなのに、こうして他人の目線で見るとなかなかそれなりのサイズだ。
当然、愛用のバイブなど比較にならない大きさだった。
『アレが突き挿れられる』そう思ったたけで子宮がきゅんと切なくなった。
全て脱ぎ捨てた麻弥は膝立ちになってにじり寄ってくる。
「フへへ…市ヶ谷さんや白金さんも満足してくれましたから、コレの扱いはバッチリですよ… きっとあなたにも満足していただけます」
俺の身体を使って他人が有咲や燐子先輩とセックスしていた…
複雑な気持ちの俺に構わず、麻弥は薄笑いを浮かべながらこちらの股の間に腰を割り込ませるように近づくと、堅く反り返った肉棒を掴み、先走りを垂らす亀頭の鈴口でクリトリスを咥えるように押し付けた。
「あぁっ…」
腰に響く快感と共に『じゅん』と愛液が滲む。
麻弥は押し付けた亀頭で数回割れ目をなぞるようにして愛液をなじませると、膣口を確かめるように先端を合わせ、そのまま押し込むようにゆっくりと膣内に入ってきた。
「ふくぅっ…んんっ……んぅぅっ……」
それでも一息に突き挿れるようなことはしなかった。
あくまで優しく、亀頭が入りきったところで少し引いて更に押し込む。
『あっ…ぁっ…ぁっ……』
膣内に侵入してくる異物感と圧迫感。
思わず自分の腰の両脇にあった麻弥の腕にすがる。
視線の先では、張り詰めた肉棒が奥へ奥へと小刻みに引き抜き挿し込まれていた。
ほどなくして愛液を絡めながら強直が根元まで膣内に挿し込まれ、二人の下腹部が合わさるとお腹の奥でカタイものがコツンとぶつかりあった。
「ぁはっ……はっ…」
そういうふうに出来ているとは言うものの、それなりの体積のモノが身体に挿し込まれるというのはやはり違和感を感じる。
使い慣れたバイブとはけた違いの大きさだった。
(うぅ…大きい…)
ぎゅっと瞑っていた目を開くと麻弥と目が合う。
深く結合したままじっと見つめあうと、なんだか少し安心できるような気がしてしまう。
自分の膣内と麻弥の男根が徐々に馴染んでくると、ドクンドクンという脈動が感じられて、麻弥の滾りが伝わってくるようだった。
(あぁ…わたし…ホントに女になったんだ…)
今この瞬間、女の悦びを教えられてしまった。
男の時の記憶のせいかもしれないが、女であることを認めたくない気持ちがどこかにあったのだろう。
しかし今、わかった… わからせられてしまった。
このまま麻弥の全てを受け入れたい… わたしがこの身体の全てを受け入れそして俺の身体に乗り移った麻弥の欲望の全てを受け止めたい。
身体に精神が引っ張られているのかもしれないが、もうどうにもならない。
わたしは麻弥に女にされてしまった。
あぁ…孕みたい。
異物のように感じていた麻弥のぺニスはもう、わたしの膣に馴染んでぴったりと収まっている。
違和感どころか少しの脈動ですら声を漏らしそうになるほど気持ちいい。
めちゃくちゃにされたい… そんな風にすら思える。
少し落ち着いたとみると、麻弥はゆっくりと動き始めた。
「ふぁっ…あぁ…ぁぁっ…」
肉棒が引き抜かれていく。
ねっとりと濃い愛液のぬるぬるとした感覚と共に、竿に浮き出た血管が膣口からぷりぷりと抜けてゆく。
広く張り出したカリが愛液を掻き出すようにわたしの膣壁を震わせる。
「うぁぁっ…すごぃ…あぁっ…」
じんじんと痺れるような強烈な快感が押し寄せる。
麻弥は止まることなく引き抜いた肉棒を再び奥まで挿し込んでは引き抜く。
ゆっくりと…何度も…
「はぁぁっ…ぁぁっ…ぁぁっ…」
胸の谷間越しに麻弥の肉棒が入っているのが見える。
ゆっくり長いストロークで膣粘膜と愛液をかき混ぜ、『ぶちゅりぶちゅり』と卑猥な音が響く。
「うぁ… すごく気持ちいいですよ… くぅっ…吸い付くようにまとわりついて… これ…すぐに出ちゃいそうです」
麻弥も時折ピクリと震えながらわたしの膣内を堪能しているのが伝わってくる。
「あぁ…っ…あっ…あっ……」
カリの張り出しが膣奥から入り口までをゴリゴリと刺激して、膣全体がうねるように気持ちいい。
もっと…もっと深く… もっと奥まで来て欲しい… 昂まるほど求めずにいられない。
いつの間にか麻弥の首に縋るように手をかけていた。
そっと引き寄せるように力をこめると、応えるように上体を預けながら抱きしめてくれる。
お互いぴったりと抱き合うと、麻弥は更に力強く腰をうねらせ、二人は高みへ向かっていった。
「んぁぁっ…あっ…あぁ……ぁぁ……」
奥まで突かれるたびに亀頭が子宮に当たってぐいぐいと揺らされる。
繰り返される力強い波動で、お腹の奥がじわぁっと痺れるような快感に満たされ、内股の全ての穴はヒクヒクと痙攣していた。
「ぃひぃ…くぅ… ひぃくぅっっ~~~~~~!!」
迫る快感にたまらず叫ぶように絶頂し、麻弥に縋る腕には力がこもる。
「ジブンも… 出るっ…」
麻弥の動きもカクカクとぎこちなくなってゆき、最後にひときわ力強く下腹部が押し付けられた。
「くぅっ…うっ…うくっ…くっ…」
麻弥の呻くような声にあわせ、膣内のぺニスが『ぐっ、ぐっ、』と力強く震える。
(あぁ………胎内《なか》に入ってきてる……)
弛んだ子宮口に押し付けられた亀頭の先端から、ぺニスの脈動とともに繰り返し勢いよく『ぢゅぅっ』と精液が注ぎ込まれるのを感じる。
子宮で味わう快感… 意識が飛びそうなほどのエクスタシーだった…
それもつかの間、さらなる昂りの波が押し寄せる。
膣内の麻弥の肉棒まだ堅いまま… 自分の身体だったのだからこれだけで終わるはずはないと分かっている。
そこからは欲望に任せたオスとメスの交わりだった。
「はむっ…んちゅっ… んっ…んむっ……」
どちらからともなく唇を合わせ、舌を絡めながら唾液を吸いあう。
「んんっ!…んぁっ… ん~っ……」
しっかりと抱き合い、濃厚な口づけを交わしたまま、麻弥は力強く腰を波打たせて肉棒を突き挿れる。
「うっ!…んっ…あっ…あぁっ……」
全身に響く快感。
堅く張りつめた肉棒が膣肉を震わせるたびに、押し出されるように漏れる喘ぎ。
抱き合い頬を合わせた相手に聞かせるよう、熱い吐息とともに耳元に届ける。
部屋には荒い息遣いと切なく濡れた喘ぎ声、そして粘り気のある水音が響いていた。
麻弥の休みない責めに何度か絶頂を繰り返し、やがて膣内でひくひくと震え始める肉棒に再び射精のときを感じとると、わたしは彼の腰に足を回してしっかりと引きつけた。
「~~~~~~っ!」
膣奥まで突き挿れられた亀頭の先からは、力強い脈動と共に子宮に向けて熱い精液が注がれる。
(あぁ…おまんこ気持ちいぃ…)
時間をかけた射精を絶頂と共に受け入れたあとも、互いに繋がったまましばし余韻に浸った。
静寂のなか、荒い息づかいがやや落ち着いてくると、麻弥は身体を離しごろりと隣に仰向けになる。
「んっ…』
ぬるりと肉棒が引き抜かれると、いまだ火照りの収まらない股間の秘穴からは、呼吸に合わせて精液がとろとろと溢れ、尻穴を濡らしながら滴っているのがわかる。
隣を見ると、麻弥は目をつむって息を整えている。
視線を下げると肉棒もくたりと横たわり、半勃ち程になっていた。
「……」
無言のまましばらく見つめ、わたしはゆっくりと上体を起こすとドキドキと鼓動が早まるのを感じながら、堅さを失っている肉棒に手を伸ばした。
指先でつまむように持ち上げようとすると、混ざり合った二人の粘液でぬるりと滑り上手く持てない。
先ほどまで自分を貫いていた剛直とは思えないほどフニフニと柔らかな男根を、こんどは手のひらで包むように掴んだ。
(おちんちん…)
女の子だったらこう呼ぶのだろうか?
そう… わたしはもう… 女の子だ…
そっと握ったおちんちんに顔を近づける。
ふわりと精液の匂いがする。
今まで、自分のおまんこのなかで泡立つほど混ざり合った愛液と精液にまみれ、てらてらと濡れ光るおちんちんの先へ、おそるおそるだが吸い寄せられるように舌先をのばす。
カリに沿って先端まで舌を這わせると、ねっとりとした粘液がまとわりついて、口の中にふわりと精液の香りが広がった。
(……)
お世辞にも美味しいとは言えないが、なぜか特に不快とも感じない。
そのまま迷うことなく亀頭を口に含み、舌で撫でるようにたっぷり唾液を絡めながら舐め取ってゆく。
「んむっ…ちゅ……」
唇で絞るように扱き上げ、先端にキスするような状態になったところで舌先を尿道口に差し込み、ちろちろと震わせながら残っている精液を吸い出した。
「んちゅっ…ちゅば…… んくっ… はぁ…」
舐めとった粘液を飲み込んで息をつき、ふと横を向くと少し驚いたような顔の麻弥『彼』と目が合った。
(ふふっ)
目で笑いかけながら再び肉棒を咥える。
人差し指と親指で作った輪で根本を支え、いっぱいまで口に含んで中で舌を添え、吸い込むように口内をぴったり張り付かせてからゆっくり扱くように引き抜いてゆく。
抜ききる前に唇を絞り、カリを引っ掛けるのを忘れない。
「うっ…うぁっ… くぅっ…」
溢れる唾液を愛液のように絡めながら五回十回と繰り返すうちに、『彼』は声を漏らしながら時折ぴくぴくと震え、咥えている肉棒はぐんぐんと漲ってきた。
愛液で濡れたままの玉袋をさわさわと優しく揉みほぐしながら、根本に添えていた指の輪で竿をしごき、鈴口に舌を挿したまま亀頭を咥えて唇でカリを弾く
横目で様子を見ながら、これまでの仕返しとばかりに責めまくる。
「ううっ…だ…ダメですっ…そんなにしたら… くぁっ…」
『彼』が元の身体の事を知っているように、『わたし』も男だったときのツボはわかっているのだ。
堅さを増していく肉棒の先から、苦味のある粘液が滲み出てくる。
舌先にまとわりつく先走りを舐めとりながら、『きゅうっ』と上がってきた睾丸を手のひらで包むようにやんわりと引き下げる。
(ふふっ… まだ射精させないから)
はちきれんばかりに勃起した肉棒は、限界と言わんばかりに力強く脈打っていた。
悶える『彼』をちらりと見やり、その剛直を先ほどよりも深く咥えこむ。
「んっ…んもっ…ぢゅぼっ…」
喉奥ギリギリまで呑み込んで絞るように引き抜く。
繰り返しているうち肉棒はさらに堅さを増し、快感のあまり『彼』は無意識に腰を突きだしてきた。
「んむッ?…んぐっ!…おエっ!…げほっ…」
わたしはいきなり喉奥を突かれて思わずえずいてしまった。
「ああっ、すみません… 気持ち良すぎて思わず…」
申し訳なさそうに謝る『彼』に涙目で微笑み、そのまま覆い被さるように身体を重ねると、堅く反り返った肉棒の先へ雌穴を合わせて、ゆっくりと飲み込んでいった。
「んぁっ…」
熱く漲った逸物は、まさに元の鞘に収まるように膣内を満たし、先端は子宮口まで届いてくる。
「あなたから始めたんですから、責任とってくださいね。 んむ… ちゅっ… んふ…」
唾液をたっぷり含ませて『彼』と唇を重ね、ねっとりと舌を絡ませた。
互いの舌先から糸引きながら上体を起こすと、横たわっている『彼』の腰辺りに手を添えてしゃがみこむように秘部を合わせていく。
「あぁ…すごくカタい……」
ゆっくりと腰を持ち上げると、膣穴から引き抜かれる肉棒は愛液で濡れ光り、浮き出る血管がぷりぷりと膣口を震わせ、カリが膣壁を擦る。
再び腰を落として目を瞑り、膣でそのカタチをはっきりと感じながら腰をグラインドさせる。
「んぁっ… こう…すると… んっ… きもち…いいでしょ? 」
亀頭の先に子宮口を擦り付けるように動く。
「うぅっ… それは…ヤバイですっ…」
ぐちゅりぐちゅりとお腹の奥で粘液がかき混ぜられるいやらしい音を聞きながら、膣肉を使って夢中で肉棒をしごき上げた。
すでに限界寸前だった『彼』は
「あぅっ… 出るっ…うぅっ…」
そう言ってわたしの腰を掴み、ビクビクと震えて射精しながら必死に動きを抑えようとする。
「うくっ…少し…動かないでっ…」
「ダメ…もっと…もっと…」
そんな『彼』にかまわず腰を波打たせ続ける。
膣穴から押し出された精液が二人の結合部で泡立ち、糸を引く。
「んんっ…んっ…」
細かく絶頂を繰り返しながら、夢中で膣内の肉棒を堪能していると、ようやく落ち着いた『彼』が下から胸を包むように掴んで捏ねるように揉みしだき、ゆっくりと腰を波打たせ始めた。
「ふぁっ!?…」
『彼』は腰を持ち上げずに、尻を使って骨盤を前後に揺らすようにして肉棒を突きあげる。
ほんの短いストロークのピストンだが、ちょうど亀頭の先に乗っているような状態の子宮がゆさゆさと揺らされた。
乳房を揉む指の間からピンと勃ち上がった乳首を、指に挟んで引っ張るようにこね回す。
「ああっ…しゅ…しゅご…ぃぃ……」
乳首への刺激が子宮に響き、そこをさらに肉棒で揺らされて、立て続けに波のように押し寄せる快感でおかしくなりそうだった。
「うぁ ぁ… おま こ が おまん… こ… とけちゃ… うぅ…」
今まで感じたことのないほどの快感が身体を突き抜け、弛緩した穴がひくひくと痙攣する。
そしてそんなわたしを、『彼』は虚ろな目で無言のまま責め続けた。
「あぁぁ~ んぁ~ ……」
けして激しくはないが、止まることなく力強く繰り返される結合。
もう言葉もまともに発せられず、快感で頭の中は真っ白になっている。
どれほどの間動き続けたのだろうか、突然ガクンと彼が震えて肉棒が押し上げられた。
「ひっ」
ぐいっと子宮に押し付けられた亀頭の先端から、脈打つように精液が溢れ、ドクドクとわたしの胎内に注がれていく。
(っ~~~!!…………)
仰け反るように震え、目の奥がちかちかとするような激しい絶頂感の中、わたしの意識は途絶えた。
どれくらいの時間が経ったのか…
目を開けると白い天井が目に入った。
頭の中にぼんやりと霞がかかったような、はっきりしない記憶を辿っていくと、ここがネットカフェの一室だったことを思い出す。
(あぁ、そうだ… ここで麻弥と…)
徐々に意思が覚醒していくとともに、凄まじい疲労と倦怠感が襲ってきた。
「うぅ、身体が…… ?…」
思わず発した自分の声にドキリとする。
同時に肩に触れている暖かいものに気づき、顔を傾けると目の前には大和麻弥の顔があった。
全裸の美少女が俺の肩に頬を寄せ、すうすうと安らかな寝息を立てている。
「元に…戻ったのか…」
望んでいたはずなのに、なぜかほっとするよりも残念な気持ちのほうが大きかった。
この身体になっていた麻弥が『このままでもいい』と言っていたように、あの時自分は、女であることを完全に受け入れていた。
実際、戻りたいなんて思えないほどに、男の麻弥によってオンナにされてしまったのだ。
あの熱く激しい交わりを思い返すと、鼓動が早まり股間が……
「い、痛い…… 」
股間のモノが…特に睾丸に重苦しい痛みがある。
やりすぎた後に痛んだことはあったが、そんなレベルではなかった。
そして先ほどから感じている異常な怠さも何かおかしい。
「どうなっているんだ…」
いまだにはっきりとしない頭で考えると、入れ替わっていた間の記憶が少しづつ共有され、思い出されてゆく。
「ああ… マジか… 」
遡ること1か月以上前…… 思い返せば来る日も来る日もセックスしまくりの日々。
1日最低でも5発… 多ければ10発… ただの1日も欠かすことなくヤリ続けていた。
男の性欲に慣れていないことと、相手には事欠かないのもあってか、股間のイチモツの指し示すままに勃起=挿入を続けていたのだ。
こんな状態になってでも勃つ俺の身体もどうかと思うが、これでセックスしようと思うやつもたいがいだ。
他人の身体で無茶しよって……
「もっと大事に使ってくれ…」
もしも、これがあと1週間も続いていたら……
昔見たディスカバチャンネルのアイベックスが脳裏に浮かび、背筋が寒くなる。
俺がその身体でどんだけ気を使っていたと思ってんだ… いやまぁ、ちょっとくらいはイタズラしましたけども…
「ふぅ、…… 暫くの間はおとなしくしてないと… マシで死ぬわ」
もう一度、隣で眠る麻弥を見る。
まだ起きる気配の無い彼女の横で、俺もまた目を閉じた。
中途半端で放置してあったので、
少しばかり無理やり終わらせてしまいました。
ほんとは元に戻らないで終えるつもりだったんですが、まあそっちはそっちで書くかも
しれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。