~生徒会予備室~
生徒会室の隣に位置する4畳程の部屋であり、生徒会関連の資料や備品などを収納する倉庫として、また、流し台があるため電気ケトルなどを使い簡易の給湯室としても使われている部屋である。
出入りは生徒会室の会長用デスク横のドアからとなっている。
花咲川学園生徒会長の白金燐子は、生徒会のボランティア活動の活動計画書試案作成のため、前年度までの資料を確認しようと早めに昼食を切り上げ、ここ生徒会室の予備室に来ていた。
放課後の生徒会活動時でも良いのだが、燐子の所属するガールズバンド≪Roselia≫の練習時間を少しでも確保するため、空き時間を活用していたのだった。
「うーん、だいたい例年通りで良さそうですね。あとは生徒会の皆さんに確認していただいて……」
特に問題になりそうなこともなく、あとは放課後で良いだろうと考えていたところ、隣の生徒会室から何やら物音と人の話し声がきこえてきた。
「あら?…どなたでしょうか?」
隣の部屋から聞こえてきた話し声に少し驚きながらも、誰が来たのだろうとドアを開くと………そこには熱い抱擁と口づけを交わす男女の姿が……
(へっっ?)
突然の光景にそのまま音もなくドアを閉め、目にした光景を思い返す。
(いっ、今のは市ヶ谷さん?……と、市ヶ谷さんのクラス…A組の学級委員長さん?)
ドアの向こうには男子の背中があり、その向こうに女生徒…陰になっていて顔は見えなかったが、あの亜麻色の髪とツインテールは間違いなく市ヶ谷有咲だ。
学級委員長の彼も生徒会長として面識があるため後ろ姿といえどほぼ間違いない。
(お二人が恋人同士なのはわかりますが…なぜここで?……… え、ええと…そ、そうです…こ、これは見なかったことに…)
そんなパニック気味な燐子をよそに盛り上がっていく外の二人。
[…ぁんっ…]
(……!え?)
(……ななな、何ですか? 『あんっ』 て、えぇぇ~! 一体なにが! なにをしてるんですか~~!)
ドア越しに聞こえてきたセンシティブな声に狼狽える燐子。
進展していく外の状況に頭の処理が追いつかず、ドアの前にぺたりと座りこんだまま手で顔を覆いながらきゃぁきゃぁと頭をふる。
(と、とりあえず落ち着きましょう、今出ていくわけにはいきませんし…… そ、そうです…まずは深呼吸……スゥ~~~ハァ~~~)
目を閉じ胸に手を当て、静かに息を吸い、そして吐く。漏れ聞こえる有咲の喘ぎ声…と、なにやら湿った音……
(ひぇぇ~~~!)
かえって隣の音に意識が向いてしまった。正に聴覚全集中
(お二人共~、生徒会室でそんなことしてはダメです~、いぃぇそもそも学校でしないでぇ~~)
一人悶える燐子をよそにドアの向こうで盛り上がる二人。
そうこうしているうちに有咲の喘ぎがリズミカルなものになり、あわせて粘りのあるようなにちゃにちゃという音が聞こえてくる。
(……?!)
(こここ、これはもしかして……せっ、せっ、せっ…k…す……?!)
ドア一枚隔てた向こう側で行われているであろう行為、しかもどちらも自分の良く知る人物。
その姿を想像するだけで燐子の鼓動が速まる。
普段生徒会で見せる有咲の姿からは想像もできない艶めかしい声、ドア越しにも伝わってくる二人の熱気にあてられ頭の中がぼーっとしてくる。
(ど、どんなことをしているんでしょうか…)
清楚なお嬢様といえどもちろん年相応な性の知識や興味はある。
インターネットでそういった映像を目にしたこともあるが、通常は他人の行為を直接目にすることなどない。
今、ドアの向こうで繰り広げられているのはまさにその行為、しかも自分の後輩たち…
(ここを開ければ…)
息苦しいほどに胸が高鳴り、震える手がドアに近づく。『イケナイ』という気持ち…『ミテミタイ』という気持ち…ドアノブに触れるまでの時間が永遠のように感じられたが、迷っていたのは一瞬。
うっすらと開かれたドアの向こうには、絡み合う二人がいた。
下半身は何も履いていない彼に片足を巻き付けるように絡めた有咲。
彼の背後から見ている燐子の目線の先には、有咲の体液でぬめぬめと濡れた彼の睾丸が、二人の腰の動きに合わせて有咲の内股を叩いているところだった。
(す…すごい…)
初めて直接目にする他人の性行為、その迫力に圧倒される燐子は瞬きも忘れその光景を目に焼き付ける。
やがて激しい動きが一瞬止まり二人が絶頂を迎える。
(こんな格好でするのって……どんな感じなんでしょう…)
自分があのようにされていたら……そんな想像をしてしまうと腰の奥がきゅっと切なくなる。
制服の胸のリボンを両手で握りしめ、今まで感じたことのない昂ぶりに戸惑う。
ドアの向こうでは、彼が有咲をデスクの上に乗せて再び行為を始めていた。
ほんの2メートル程の距離、先ほどと違いデスクの上に乗せられ大きく開脚している有咲と、少しつま先立ちで覆いかぶさる彼、有咲の愛液と彼の精液でべっとりと濡れた結合部がひくひくと蠢いている。
クロッチをずらして履いたままのショーツも、じゅぷじゅぷと聞こえてくる音も、あまりに卑猥で燐子の思考を麻痺させる。
(…はぁ…はぁ…)
二人の交わりから目を離さぬまま、燐子の手は無意識にスカートの中へ伸びる。
既にショーツに染みをつくるほど濡れた燐子の秘所は指先が触れただけで頭の中が真っ白になりそうなほどに感度が高まっていた。
(んんっ~~~~~っ‼)
有咲と彼の動きに合わせ、声を漏らさぬよう必死に堪えながら夢中で指を動かす。
(…んっ…私の中にもアレが…はぁ…あっ…)
目の前の有咲の姿に自身を重ね、この身体の中に彼の肉棒が突き入れられている姿を想像しながら激しく自分を慰める。
やがて今まで経験したことのない快感が燐子に押し寄せ……彼らとともに絶頂した。
うっすらと開いていたドアを閉じその場で暫し放心していた燐子だったが、二人が生徒会室を出ていくと慌てて身なりを整えて部屋を出る。
二人が交わっていた場所、つい先ほどの光景を思い出すだけでまた鼓動が早まる。
再び悶々とした気分になってきたところで昼休み終了の予鈴が鳴り、我に返った燐子は辺りを気にしつつ生徒会室を後にした。
~その日の放課後~
燐子はつい数時間前にとんでもない行為が行われていたデスクに着き、他の生徒会メンバーとボランティア活動計画案の確認を行っていた。
「それでは、基本的な内容は前年度と変わりなく、参加人数によって若干の調整のみということで進めましょう。副会長さん、人数の把握はどのようになっていますか?」
「はい、参加人数は各クラス今週末までに取りまとめて各学級委員長が名簿を上げてくることになっています」
「わかりました、集計できしだい最終調整としましょう。他に何か話し合うことはありますか?」
他のメンバーからの発言も無さそうだと確認し燐子は会議を閉じる。
「では本日の話し合いは以上とします。皆さんお疲れ様でした」
思っていたより早く終わったと思いつつ帰り支度をしている燐子に有咲が声をかける。
「あ、燐子先輩」
「ひゃいっ!」
思わず素っ頓狂な声をあげてしまう燐子に?を浮かべる面々。
「なな、なんでしょう?」
実は先刻の事があり、燐子はこの部屋に来た時からまともに有咲を見ることができない。
成績優秀でしっかり者の努力家。
人付き合いが少し苦手だったり、バンドではキーボード担当だったりと、似ているところもある後輩。
そんな有咲の生々しい【女】を見てしまった。
秘密を知ってしまった覗いてしまった、優越感罪悪感、羨ましいズルイ、羨望嫉妬、自分でも良くわからない感情がぐるぐると頭を巡り収拾が付かないのだ。
(燐子先輩大丈夫か?目が泳いでるしなんか変だぞ)「あの~、もし良かったら途中まで一緒に帰りませんか?」
自分が原因だとはつゆ知らず、会議中も少し様子が変だった燐子を気遣い声をかける。
「ご、ごめんなさい。今日はこの後バンドの練習があるので、氷川さんとスタジオへ向かうことになってるんです。」
「そうでしたか、それなら仕方ないですね。練習、頑張ってくださいね!」
「はい、ありがとうございます」
今日が練習日で良かったと思いつつ生徒会室を後にする燐子だった。
~それから半月ほど経ったある日の昼休み~
その日も燐子は生徒会予備室にいた。
目的は…あの二人の行為を覗くため…あの時の快感が忘れられず、特に用事の無い日でもほぼ毎日通っていた。
大体週に1-2回位で有咲たちが現れたのだが…
その日やってきたのは彼一人。
彼は生徒会室に入るとそのまま奥の予備室までやってくる。
「失礼します」
返事も待たずドアを開けると、そこには燐子がいた。
「ひっ」
突然のことに驚きの声を上げ、彼を認めると静かに目をそらす。
彼はそんな燐子に問いかけた。
「白金先輩、少し聞きたいことがあるんですが」
「な、なんでしょう?」
出来るだけ平静を装って答える。
「見てました?」
ドクン!と心臓が跳ねる。
「な、何を…ですか?」
顔から血の気が引いていくのを感じながら聞き返す。
彼は少し考えるそぶりを見せてから、シャツの胸ポケットから小さなケースを取り出す。
よく見ればそれはマイクロSDカードだった。
「これ、なんだと思います?」
「……?」
なんのことだかわからないという様子でいる燐子に彼が告げる。
「この部屋に定点カメラを置いてありました」
「え?」
燐子はあまりの衝撃に言葉を失う。
撮影されていた?なんで?カメラなんてどこに?いつのまに?
そんな…どうしよう…どうしよう…
彼がもう一度問いかける。
「見てたんですよね?」
「……ごめん…なさい」
消え入るような声で答える燐子。
それを聞いた彼は意外にも軽い調子で言った。
「あ~、やっぱり見られちゃってましたか~。ちなみにいつからですか?」
「えっ?…あの……2週間ほど前から」
もう隠しようもないと諦め、素直に答える。
「あぁ、有咲が燐子先輩の様子が変だって言ってた頃か、じゃあ合計で4回見てたってことか」
「はい…」
「ちなみに僕は2回目で何となく気付いてましたよ、白金先輩だって確信したのはその次でしたけど」
まさか見つかっていたとは思わなかった。
いや、冷静に考えればあの状況でバレないほうが珍しい。
「有咲は全然気付いてなかったけど、白金先輩結構声が出てましたよ。まさか僕らのヤってるの見ながらオナニーしてるとは思いませんでした」
(うぇぇ~!い、言わないでぇ~!)
自分の痴態を撮影された。
そんなものをもって自分のところに来た以上、何かを求めてくるのだろうか?
「どうしたらいいですか?」
羞恥に頬を染めながら燐子は覚悟を決め問いかける。
「秘密にしといてください」
「え?」
「そもそも僕らが生徒会室であんなことしてたのが悪いんですけど、白金先輩がそれを黙っていてくれれば、僕も先輩が実は覗き魔で僕らのエッチをオカズにオナニーしてたこと黙ってますから」
俯きながらやや涙目でふるふると震える燐子。
(うぅぅ…やっていたことは確かにその通りなんですが、言葉で直接表現されるととても恥ずかしいです~)
「や、約束すればそのマイクロSDを渡して頂けますか?」
「え?あぁ、これ?中は空ですよ?」
あっさりと答える彼の言葉に一瞬戸惑い、そして納得する。
(そう、マスターデータは別にしてあるということですか、恐ろしい子!)
「ではどうすればデータを頂けますか?」
燐子の問いかけに少し困ったように彼は答える。
「いや、データとか無いんです、本当は撮影もしてません。カメラもブラフなんですよ実は、ハハハ」
「なるほど…つまりデータを渡すつもりはない…と」
「い、いえ、先輩から直接確認取れれば良かったので、ちょっとカマかけただけなんですよ、本当にオナニー映像とかありませんから」
最後の言葉にピクリと反応する燐子。
撮影していないのでデータもないと彼は言うが本当だろうか?実はあるんじゃないか?何かの機会にその画像を使って脅迫とかしてくるのでは?疑心暗鬼になる燐子。
(あれ、先輩なんか様子が変だ)
「あの~、ホントにありませんよ~」
もはや彼の声など燐子には届いていない。
嘘だ!あるに違いない!そしてその画像をアダルト動画投稿サイトとか、X●IDEOSとかに【#女子高生オナニー盗撮】でアップしちゃうつもりなんだ!なぜ燐子がそんなサイト名を知っているのかは別としてどんどん最悪の想像を膨らませていく。
(画像が流出して顔バレしちゃって、Roseliaのみんなに迷惑かけちゃって、Roseliaやめなきゃならなくて…友希那さん怒るかな?氷川さん軽蔑するだろうな、今井さんなんて言うかな、あこちゃんごめんね…)『シロカネセンパイ?オーイ』(生徒会長だってやめて、学校にも来れなくなって、不登校になって、NFOに入り浸って、廃課金者になって、サービス終了時にゲームの世界に転生して…最後の日にあこちゃん会いに来てくれるかな…)
「せんぱい!し・ろ・か・ね・せん・ぱい!!」
わけのわからないところまでトリップしていた燐子は、彼の叫びで現実の世界に引き戻される。
「ひぃーー~~~~~~ん…がぞうりゅうしゅつしないでぇ~~~~~~!」
突然我に返り、
そして理解する、ああこれはダメなやーつだと。
燐子の中では画像の存在は今確定してしまったのだ、彼女自身が完全消去を確認できなければ納得できないのだろう。
いや、むしろこの状況ではいくらでもコピーできる電子データであれば、削除したといっても一度でも存在した時点で彼女の中では残り続けるのだろう。
(めんどくせぇ…)
シクシクと泣き続ける燐子を前にどうしたものかと考えを巡らせる。
(もはやデータの有無を説明しても無駄だ、ならばデータが利用できないようにするとか?俺がデータをもっているけれど、それを表には出せない状況…)
(白金先輩に俺の弱みを握らせる…とか)
かなり強引だが、混乱している今の燐子ならいけるのでは?そんなふうに結論付けて彼は燐子に言った。
「わかりました、データを封印する代わりに条件があります」
「グスッ、じょうけん…?」
奈落の底で何やら一筋の光明が見えたかと思ったが。
「先輩のことを好きにさせてください」
(!…わ…私を……?)
突然の爆弾発言に再び混乱する燐子に続けて彼が言う。
「それで、そのことは有咲には秘密にしてください」
「ふぇ?」
「浮気がばれたら僕が有咲に殺されます。剪定鋏でチンポ切り落としてやる~!って」
「ぷふっ…」
盆栽が趣味の有咲が剪定鋏を振り上げて彼を追いかけている姿を想像し思わず吹き出す。
少しだけ気持ちが楽になった燐子は答える。
「わ、わかりました、それでお願いします」
~放課後の体育館~
人気のない体育館の隅にある用具倉庫、あたりを気にしながら燐子はその中へ入っていった。
今は期末考査前の家庭学習期間のため部活動も休止となっており、放課後は校舎内はもとより体育館にも人影は無い。
あの後彼が、さすがに生徒会室は無理だろうからと指定したのがこの用具倉庫だった。
燐子が入ると少し奥の跳び箱の陰から声がかかる。
「白金先輩こっちです」
呼ばれた方へ行くと体操マットが重ねられている横に彼が立っていた。
彼の顔を見た途端恥ずかしさがこみ上げてくる。
あの後教室へ帰ってからも、緊張しっぱなしで午後の授業は上の空だった。
混乱で正常な判断ができていないのかもしれない。
そんな気もするが、今の状況は嫌いではないと思う。
そんなことを考えながら彼の前に立つ。
胸のあたりで両手を握っている燐子が彼を見上げると…
(んんっ⁈)
彼はいきなり燐子の肩を抱き、唇を奪う。
そっと唇を重ねるだけの優しいキス。
突然のことに固まる燐子に続けて唇を重ねていく。
優しく、何度も、何度も。
5回、6回と繰り返すうちに燐子からも唇を寄せてくる。
8回、9回と互いの唇を吸いあい、どちらからともなく舌を絡めていく。
いつの間にか燐子の身体からは力が抜け、握っていた手は彼の背中に回されていた。
たっぷりと唇を愛撫しあってからそっと二人の顔が離れる。
「はぁ…はぁ……」
彼を見つめる燐子の瞳は潤み、うっすらと開いた小さな唇からは熱く甘い息が吹きかけられる。
(うわ、可愛い…)
サラサラの黒髪に透き通った白い肌、薔薇色に濡れる小さな唇、頬を上気させ自分を見つめる菫色の瞳…
このひとを自分の物に!!
そう考えただけで彼の中に劣情がふつふつと湧き上がってくるのを感じた。
彼は少し微笑むと燐子の肩に添えた手をするりと下ろし、両側から彼女のスカートの裾をはね上げた。
(え?)
燐子が突然の展開に硬直している間、自分も屈みながら返す手を器用に使ってショーツを膝下までずりおろし、さらに腰に手を添えて後ろの体操マットに仰向けに押し倒した。
そして呆然とする燐子の足からショーツを外すと、膝の裏に手を添えて両足をいっぱいに持ち上げ、Mの字に開脚させる。
先ほどの甘くとろけるようなシーンから一転、一瞬で自分の秘部をさらけ出す体勢に変えられてしまう。
(は、恥ずかしいぃ…)
顔を真っ赤にして彼を見れば、その目はじっくりと燐子の秘所を見つめている。
雪のように白い肌、すらりとしなやかな太ももの付け根には形のいい尻、腰から上はきゅっとくびれ、視線を落としていくと、髪の色と同じ茂みが綺麗に整えられている。
そのさらに下のまだぴたりと閉じられている部分にじっと視線を送り、やがて彼はおもむろに手を伸ばし両手の親指を合わせ目の左右にあてる。
くぱっ…と押し広げられたそこはきれいなピンク色で、両側の形のいいヒダの中心には可愛らしい蕾がのぞいていた。
(ああっ、見られてる…私のだいじなところを…あんなに近くで…)
燐子は羞恥に頬を染めながらも目を離すことができない、彼が自分の秘部をどうするのか、どうされてしまうのか…そう考えるだけで身体が熱くなった。
彼は燐子の割れ目をぱくぱくと何度かこねると静かに顔を近づけてきた。
「?…うそっ!…だめぇぇ!…嗅がないでぇ…」
静かに息を吸い込み、ぱっくりとひらいた燐子の割れ目の匂いを確かめる。
燐子の甘い女の香りと、ほんの微かな尿の匂いが彼の鼻腔に広がる。
「ぃやぁぁ…だめなのにぃ…」
そんな抗議に耳もかさず、彼はそのまま舌を伸ばす。
(そんな…やだっ)「はぁっんっ!」
舌先がクリトリスの先端に触れ、突然の刺激に燐子の腰がびくりと跳ねる。
彼は親指で彼女の秘部を開いたまま手のひらでしっかりと尻を抱き、執拗にクリトリスを責める。
「…んっ…んっ…んっ…」
ちろちろと蕾の先端に軽く触れるたび、小さな喘ぎとともにピクリピクリと身体が反応する。
やがて舌先はつう…と蕾を包む花びらへすすむ。
「はぁっ…!」
左右の花びらを上から下へ、下から蕾へと交互に何度もなぞる。
やがて舌先はヒダ全体を這うように上下する。
軽く触れるだけだった舌先には少し力がこもり、舐め上げ、蕾をこねるように動きを増していく。
(…ふぅぅっ…すごぃ…すごぃよぉ…)
高まる快感に腰の奥がきゅんと熱くなり、いつの間にか膣口から透明な粘液がとろりとあふれていた。
彼はその粘液を舌ですくい、そのままクリトリスとともにすする。
繰り返しじゅるじゅるという卑猥な音を立て、舌先をストローのように使ってクリトリスを引っ張ると、燐子はたまらず彼の頭を押さえてのけ反る。
「はあっっ!…だめっ…だめっ……あぁ…ぁ…」
彼は燐子のクリトリスに唇を押し付けながら舌先でこね回し、吸う。
逃れようとする彼女の動きに合わせながら夢中で燐子を味わう。
溢れる愛液の甘い女の香りに頭の奥が痺れるようだ。
彼はそのまま右手の人差し指をヒダの中心ほどに当て、少し押さえながらつう…と降ろしていく、と、つぷり…指先が沈み込む。
ぴちりと閉じたその穴を確かめるようにゆっくりと指を挿し込むと、熱く濡れた膣ヒダが蠢きながらきゅうきゅうと締め付けてくる。
「ひぁっ!…はいって…くる…」
第二関節をすぎたところまで挿し込むと手のひらを上向きに返し、きつく締め付けられる指をそっと曲げた。
そしてクリトリスを吸いながら人差し指の腹で、ぞりぞりとした膣内を押さえるような動きで撫でる。
「なあぁぁっ!…ああっ…ああっ…」
強烈な快感に再びのけ反りながら彼の頭を押さえるが、彼の手は止まることなく燐子を責め続けていった。
かき回される膣穴はぐちゅりぐちゅりと音を立て、そこから溢れる大量の愛液がマットに染みをつくっていく。
快感が高まっていくにつれカクカクと腰が震え、彼女の手に力がこもり彼に訴える。
「だめっ!…だめなのっ…でちゃう……でちゃうからぁぁ!………っあ…っあ…」
燐子の叫びとともにクリトリスの少し下から、ぷしゅうっと愛液が噴出した。
尿とは違う潮吹きだが、彼女の感覚ではおもらしのように感じられることが余計に羞恥心をあおる。
彼はそのさらりとした愛液を舐め、燐子の秘所から顔を上げて意地悪に彼女に言う。
「あ~あ、おもらししちゃいましたねぇ」
「…やぁぁ……スン…スン…」
彼に抗議の視線を向ける瞳には涙が浮かんで、彼の嗜虐心を煽る。
「これはお仕置きですね」
そう言うと膣内に挿し込んであった指を引き抜き、人差し指に中指を重ねて再び挿し込んだ。
「…んうっ…ぁぁ…」
「ほら、ちゃんと見ていてください」
奥まで挿し込んだ指を互いにこすり合わせるように交互に抜き差しし、親指でクリトリスをこね回す。
燐子は自分の秘所で蠢く彼の手を見つめながら湧き上がる快感に腰をくねらせる。
「…うっっ…あっ…んんっ!」
燐子の膣穴からとろとろと溢れる愛液が彼の手を濡らす。
そうして彼自身の手の動きに反応してうねうねと腰をくねらせる燐子の扇情的な姿が、彼の昂ぶりを限界まで押し上げた。
燐子を責める手はそのままに、左手でベルトを外し、手早く履いているものを脱ぎ捨てると彼の股間には、ゴツゴツと血管の浮き出た肉棒が反り返っていた。
(す、すごい…私のなかにアレが入るんだ…)
ビクンビクンと脈を打つその男根に燐子は息をのむ。
彼は燐子の膣内から指を引き抜くと、その指にねっとりとまとわりついた彼女の愛液を自身の肉棒に塗り付けた。
二本の指でほぐされて、ヒクヒクと少しだけ口を開けている燐子の膣口に亀頭の先端をあてがい、ゆっくりと止まることなく根元まで沈めていった。
「ふぅ…うっっ…くっ…んんっ…」
切ない喘ぎ声を漏らしながら燐子が彼を受け入れる。
彼は燐子の左右の脇の辺りに手をつき、彼女はその腕を巻き込むように自分の膝を抱えて大きく足を開き、ぴったりと下腹部を合わせたまま少しの間お互いのカタチを感じあう。
互いに見つめあったままゆっくり彼が動き始める。
引き抜かれる肉棒を逃がすまいとするかのように燐子のヒダがまとわりつき、突き入れるたび捲れかえる。
「…は…………は…………」
膣ヒダは彼の亀頭をざらざらと擦り締め付けて快感を与え続け、吐息のような喘ぎを漏らしながら彼を受け止める燐子の結合部からは彼の肉棒で掻き出された愛液が溢れ、ひくひくと震える尻の穴を伝ってマットを濡らし続ける。
規則正しいじゅぷじゅぷと湿った音と燐子の吐息が少しづつ速くなり、二人は昂まっていく。
「しろかねせんぱ…」
彼の唇に人差し指を当て言葉を遮る。
「りんこ って呼んで…」
柔らかく微笑みながら彼女が言う。
その瞬間彼の中で何かが弾けた。
(いややややっべぇ~~~!こここ、こんなん、ほれてまうやろがい!)
「燐子!…」
「は、んむっ…」
返事も待たずに唇を重ね舌を絡め、腰を激しく打ち付ける。
「むぅ…んんっ…んっ…んっ…」
溢れ出る愛液が白く泡立ち糸を引く。
二人は夢中で求めあい絡みあい、いつの間にかお互いの手のひらをあわせてしっかりと握りあう。
「燐子っ…燐子っ…燐子っ…!」
彼は奥へ、もっと奥へと燐子を貫き、彼女は熱い吐息とともに受け止める。
「「はっ…はっ…はっ…はっ…」」
だんだんと二人の息が重なっていき、最後にひときわ力強く彼が突き入れ…二人は絶頂を迎えた。
快感の波で尻の穴をヒクヒクと弛緩させ目も虚ろな燐子の膣の奥深くで、彼の肉棒が脈打ち先端から大量の精液を注ぎ込む。
「ああ…私のなかで…出てる…」
たっぷりの時間をかけ射精し燐子の中で余韻に浸った後、彼はずるりと肉棒を引き抜いた。
「あん…」
彼に押し広げられた彼女の膣からは、二人の混ざり合った体液が溢れ出す。
燐子は上体を起こした彼の肩に手を添えて、自分のいた場所へと横たわらせる。
困惑する彼に妖しい笑みを浮かべて彼女が言った。
「こんなエッチな女の子にしちゃった責任…とってくださいね」
そういうと燐子は立ち上がりながらスカートをはらりと脱ぎ捨て彼をまたぐように立つ。
いまだに固く反り返ったままの肉棒をぬらぬらと濡れた自身の膣穴にあてがうと、そのまま一気にしゃがみ込んで挿入した。
彼女の奥で亀頭の先端がコツンと固いものにあたる。
「くふぅっ!…おなかの中がジンジンする…」
新しい刺激に目覚めたかのように彼の上で腰をグラインドさせ始めた。
燐子は腰を動かしたまま、着ていた夏服のセーラーを脱ぎ捨て、後ろ手でホックを外したブラをはらりと落とし全てを脱ぎ去り、彼のシャツのボタンに手をかける。
全裸になった彼女の雪のように白い肌は上気してしっとりと汗ばみ、揺れる豊満な乳房にはツンと立ち上がったピンク色の乳首が上を向いていた。
「触って…ください…」
そう言って彼の手を自分の胸へと誘うと、彼はそのたっぷりとした膨らみを下から押し上げるように掴み、指の間からこぼれた乳首を挟みながら彼女の動きに合わせて揉み上げる。
「もっと…つよく…して…」
燐子は彼の肩に手を載せ互いの秘部をこすりつけるように腰を振る。
突然燐子に主導を取られた彼は戸惑う、更には彼女の動きで膣の奥深くの亀頭の先端に子宮口を押し付けられてこね回されているのだ、ただでさえ射精直後で敏感な亀頭にこれまでと違った刺激は強烈だった。
「うぁ…ちょっ…りん…燐子…まって…これ…ヤバ…」
ぐんぐんと昂まっていく快感に仰向けのままカクカクと膝がわらい、情けない声をあげる彼に少し意地悪そうな笑みを浮かべながら言う。
「んっ…まだ…これから…なんですから…がまん……してください…」
彼の肉棒は燐子の膣にしっかりと締め付けられ、腰をスライドさせるたびに亀頭の先と子宮口がにちゃりにちゃりと擦れあうのがはっきりわかった。
彼女は目を瞑り子宮までキュンキュンと響いてくる快感を楽しむ。
(ヤバいヤバいヤバい出る出る出る)
(くっ…それなら俺だって…)
押し寄せる射精感を意識しないようにしながら彼は燐子の秘部に手を伸ばし、押し付けられた自分の下腹部との間に親指を挿し込む。
「んぁっ!……すごいっ…あっっ!」
かえって逆効果だった。
クリトリスを押さえるようににゅるりと滑り込んだ指に、燐子のほうから擦り付けるように更に激しく腰を振ってきた。
そして彼は一瞬で果てる。
亀頭の先端から迸る精液が子宮口に浴びせられ、かき混ぜられる。
射精中の敏感すぎる亀頭を刺激され続けヒクヒクしている彼をよそに未だに動きを止めない彼女に懇願するように言う。
「うあっ!…まっ…てっ…出してるとき…うごかれると…ダメっ…」
「ふふっ、おもらししちゃった人にはお仕置きです」
そう言って彼の悶える様子を一頻り眺めたあと、燐子は膝をついて覆い被さるように彼にもたれかかり、互いの鼻先の触れる距離で言う。
「まだ、終わりじゃないですよ?」
自分の中で堅さを保った彼の肉棒を確かめ、腰を上下させる。
「ぁぁ……気持ちいい……気持ちいいです…」
ぺちゃぺちゃと音をたてながら彼女が下腹部を打ち付けてくる。
膣穴からは精液と愛液の泡立った液が彼の肉棒を伝って睾丸まで流れ、マットにぽたぽたと垂れている。
ボーッとする中でもまた快感は昂まりつつあった。
「んちゅっ…はむっ…」
燐子が舌を伸ばしてくると迎えるように舌を絡め頭を抱き寄せ唇を吸う。
腰の動きは全て彼女に任せ、ひたすらに唇を味わう。
ぴたりと合わせた身体は柔らかく弾力があり、男性より女性のほうが体温が低いためややひんやりと心地良い。
このまま二人で混ざり合って溶けてしまうのではないかと思うほど燐子の身体に溺れる。
まるで媚薬だ。
鼻をくすぐる髪の香りも、自分を見つめる潤んだ瞳も、薔薇色の唇から吹きかけられる吐息も、汗も体液も全て混ざり合って彼を昂らせる。
「…んんっちゅぱっ………はぁぁ…」
燐子は唇を離すと彼の首へ腕を回し頬を合わせて更に身体を密着させて激しく腰を振る。
「…ぁぁ…はぁぁ…」
頬をよせた燐子の唇は、彼の耳元に切ない喘ぎとともに熱い吐息を吹きかける…
ドクン!心臓が跳ねる。
そして突然…彼の中のオスが目覚める!『この女の奥深くに、オマエの精を注ぎ込め!』
そうだ!この女を俺のものにする!俺のものに!俺のものに!
彼は両手で乱暴に燐子の尻を掴む、そして彼女が打ち下ろす腰に合わせ下から突き上げる。
肉棒の先端は膣穴の最奥で子宮口を突き、結合部からは愛液が溢れ続ける。
用具倉庫の中では肉を打ち付ける音と、オスとメスの荒い息遣いが響いていた。
そして…何十回目か、彼はひときわ強く燐子の尻を掴み、自身に押し付け突き上げた。
(!!~~~~~~~~~~~~~~~~)
二人は同時に絶頂を迎える。
すさまじい快感が彼を襲う。
腰の奥が痺れ、肉棒は破裂するかと思うほど漲っている。
尻の穴がきゅうっとすぼまり、身体の中心から何かがはじける。
そして彼は燐子の膣穴の奥深くで、亀頭の先端を子宮口にぴったりと押し付けてたっぷりと精液を注ぎ込む。
二人は荒い呼吸を整えながら、身体を合わせたまま絶頂の余韻に浸りながら長い時間をかけて射精する。
やがて燐子は彼の上から身体をずらして隣に横たわる。肉棒を引き抜かれた彼女の膣からは、溢れかえった彼の精液が流れ出ていた。
三回の射精でようやく力をなくした肉棒を残念そうにちらりと眺めたあと、燐子は彼を見て微笑む。
下腹部の茂みのあたりに手を添えながら彼女は言う。
「ふふっ…たくさん…出しちゃいましたね、……赤ちゃん…できちゃうかもしれませんね…」
彼女はそう言うと茂みに添えてあった手を口元にあてると、その手についた二人の混ざり合った体液に舌を伸ばし艶めかしい仕草でぺろりと舐める。
その光景を見ながら賢者となった彼は思う。
(サキュバスだ…)
(俺は大変なものを呼び覚ましてしまったかもしれない…)
二人は身なりを整えると、燐子が先に用具倉庫を出ていった。
最後に振り向いて微笑みながら『またしましょうね!』と言った彼女に、ひきつった笑いで答えた彼は一人あと片づけを始めた。
「わっすれ~もの~、わっすれ~もの~」
口ずさみながら、サラサラのロングボブを風になびかせたしなやかな体つきの少女が駆けてくる。
彼女が体育館の横に差し掛かると、ちょうど反対側あたりから出てきた人影があった。
「およ?燐子先輩?なんだろこんな時間に?」
家庭学習期間ですでに下校時刻も過ぎているため校内にはほとんど生徒はいないはず、まして体育館など。
少しばかり気になった彼女は体育館の中を覗き込む。
中には誰もおらず、何だったんだろうと思いながら去ろうとした時、隅の用具倉庫の扉が半分開いているのに気が付いた。
「ん~~?」
少し考えてから、彼女は燐子の出てきた出入口まで行き、体育館内に入りそのままするすると走って用具倉庫へ向かった。
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