メルルは右の手首に撒いていたゴムの輪を使い、長い髪を後ろで纏めていく。
裸でいる彼女はそれだけで魅力的なのだが、普段見ない髪型になったことで、より一層ドキドキするのは何故だろうとポップは不思議に思う。
「はい、メルル」
「ありがとうございます」
髪が短い分、先に髪をまとめたマァムが、小さな小瓶をメルルに手渡す。
メルルに見とれている間に、マァムはいつの間にか桶にお湯を汲んでいたようで、それを並び膝をつく自分とメルルの間に置いている。
ポップはマァムがお湯を汲む所を見逃したことを後悔する。
もしも見逃さなければ、もっとマァムの美しい裸身が動く所を、そして座っている体制では見えない部分も、おしりや未知の部分も確認できたのに。
けれど、メルルの裸も魅力的で、こちらを見ていなければ、それはそれで後悔していただろう。
「ポップ、寒くない? 私達も実践は初めてだから、手際が悪くてごめんなさい」
マァムは申し訳無さそうに言うが、それは杞憂というものだった。
二人の美しい裸身を見ているだけで、体も顔も熱を持って暑いくらいだ。
それに、二人が甲斐甲斐しく準備をしてくれているのは、これから自分を楽しませてくれるためだと思うと、なんとも言えない気持ちが溢れてくる。
こんな美少女二人に奉仕をさせるということには、たまらない征服感があるのだ。
「はい。ちょうどいい感じですよ、マァムさん」
メルルは瓶の中身をお湯が入った桶に入れてかき混ぜ、それを手に取ってしなやかな指を優しくこすり合わせる。すると、石鹸以上の白い泡が出来上がる。
「ふふっ、分かったわ」
マァムも笑顔で桶に手を入れ、両手に大量の泡を作り出す。
そして、まずメルルがマァムの背後に周り、マァムの豊満な乳房に、その泡を馴染ませるように付けていく。
メルルの細い指が、優しくマァムの胸を愛撫する。
マァムは恥ずかしそうにしながらも、ポップの視線が自分の胸に集中していることに微笑みを浮かべる。
「ポップさん……。マァムさんの胸は、本当に大きくて触り心地が良いんですよ」
メルルはマァムの胸を愛撫しながら、その感触をポップに伝える。
穏やかだった指の動きは、泡が馴染んでくると掌全体を使ったものに変わり、右の乳房だけを軽く持ち上げてみたり、左右の乳房を外側から力を加えて密着させて動かし、その柔らかさと変化を、大きさと張りをポップに見せつける。
「……」
そのあまりにも卑猥な乳房の変化に、ポップは言葉を失う。気がつくと、口の端から涎が垂れてしまっていた。
たまらず、その乳房を触りたいと思い、椅子から腰を浮かして手を伸ばそうとするが、その瞬間、マァムはスルッとメルルの背後に移動してしまう。
「ふふっ、ポップ。慌てないで。次は、メルルの胸をしっかり見てあげてね」
心底残念そうなポップにそう言って、マァムはメルルの胸を両手で愛撫し、泡を馴染ませていく。
マァムのそれと比べるとやや小ぶりだが、メルルの形の良い美乳が、マァムの指に合わせて変形する。お椀状の張りのある乳房は、柔らかくも弾力にあふれていそうだ。
それに、マァムよりも白い乳房は先端の突起が美しいピンクで、見るからに美味しそうだと、またその突起を口に含みたいと思ってしまう。
「んっ、あっ……マァムさん、もう……」
「ふふっ。このくらいにしておかないとね。ねぇ、ポップ。メルルって、すごく感じやすいの。特にこの果物みたいな綺麗な胸は。それに、すごくぷにぷにと柔らかいのに弾力があるのよ」
「あっ、ああ……」
ポップはそう答えたが、ポタポタと自分の鼻から赤い液体が垂れていることに気づく。
どうやら興奮しすぎて、鼻血が出てしまったようだ。
「ふふっ、とってもエッチよね、メルルってば」
マァムはそう言うと、にっこり微笑んで手をポップの方に向けてくる。
するとメルルのときと同様に、また優しい光がポップの体を包み、鼻血があっという間に止まった。
「すっ、すげぇ……」
回復呪文は相手の体に触らなければ発動できないはずだ。それなのに……。
「こんなことよりも、もっとすごいことをこれからしてあげるわね。さぁ、メルル」
「はい……」
マァムとメルルは桶に残った液体を手早くお腹や足などに塗ると、二人でポップの体を挟んで、前と後ろに立つ。
マァムが後ろ。メルルが前だ。
「ポップさん、失礼します……」
「なっ‼」
メルルは、椅子に座るポップの膝にまたがり、正面から抱きついてきた。
柔らかな感触、特におしりの柔肉が太ももに当たるのと、ぷるんとした乳房の感触が胸にあたり、ポップは驚きのあまり、後方に倒れてしまいそうになる。だが、そこで……。
背後からもマァムに抱きつかれ、彼女が支えとなってくれたので、ポップは転倒せずに済んだ。けれど、背中に当たる大きな柔らかな塊二つの感触に、ポップはまた鼻血が出そうになってしまう。
「それでは、ご奉仕させて頂きます……」
ポップがしっかりと体制を立て直したのを確認し、彼の右肩に顔をやり、耳元でメルルが呟く。
「背中も、綺麗にするわね。私の胸……。おっ・ぱ・いで……」
マァムは背後からポップの左肩の方に顔をやり、耳元で淫靡に囁く。
「わっ、うわっ……」
胸板にメルルのぷるんとした胸が当たり、それが彼女が動くことで形を変えてこすりつけられてくる。
もしもこれより力加減が弱ければくすぐったいだろうし、強ければ一辺倒の感触しか味わえないだろう。
ものすごく巧みな力加減だった。
「逞しいです、ポップさんの胸……。それに、その……おしりに当たっているポップさんの大切なところも……とっても逞しくて……素敵です……」
メルルは顔を真っ赤にしながら、そうポップの体を褒めて、奉仕を続けてくれる。
メルルのその愛らしい姿に目を奪われるが、ポップは彼女だけに集中できない。
それは、背中を暴力的な快楽を与えてくる、大きな肉の感触が彼を魅了して止まないからだ。
「大きな背中……。とても魅力的よ、ポップ」
マァムはポップの背中を、泡のついた乳房で洗う。更に泡まみれの腕や手、お腹や太もももこすりつけてくるのだ。
そのどれもが違う感触で、どれもが気持ちいい。
「すげぇ気持ちいい。こんなことをしてくれるなんて……。それに、メルルまで……」
ポップは快楽に身を委ねる。
「メルルの気持ちは、知っているでしょう? ずっとメルルも貴方とこうなりたいと思っていたのよ」
「……メルル……」
マァムに指摘され、ポップは愛しげにメルルを見る。
「ポップさん……。私……」
あまりに突然のことに驚き、欲望に流されて気づく暇がなかった。
けれど、引っ込み事案なところのあるメルルが、どうしてこんな積極的になったのかをようやく理解する。
「マァム。悪い……。俺はその、メルルのことも……」
ポップは自分の気持ちに嘘をつけず、マァムに謝罪する。
けれど、それを聞いたマァムは、
「ふふっ、ポップ。どうして、私が背中で、メルルが前か分かるかしら? きちんと、貴方の気持ちを伝えてあげて」
全てを理解しているとばかりに、優しい声で言う。
「……ありがとう」
ポップはそう短い感謝の言葉を口にし、奉仕を続けるメルルの顎に手をやる。
「ポップさん……」
メルルはポップの名前を呼び、静かに目を閉じた。
「順番をめちゃくちゃにさせてしまってごめんな。メルル。俺は、お前のことが好きだ」
ポップはしっかりとそう口にし、メルルの唇を自分のそれで優しく塞ぐのだった。