お互い裸で抱き合い、膝の上にメルルの躰を乗せながらするキスは、とても興奮した。
初めは優しい口づけだった。
けれど、少しずつそれが情熱的なものに変わっていく。
ポップは驚いていた。
メルルとのキスのあまりの心地よさに。
マァムとの初めてのキスも良かったが、それよりもメルルの口づけは巧みだった。
優しく唇を啄みあっていると、メルルが少しだけ動きに緩急を付けてきた。
それが心地良いので陶酔していると、今度は舌を使ってこちらの唇を刺激してくるのだ。
こちらも負けていられないとポップは思い、その動きを参考にして、メルルの唇を堪能する。
彼女のキスを真似する度に、どんどんポップはキスに陶酔していった。
お互いの舌の先端が絡み合い、唇だけでなく舌の感触を味わいながら、唾液を交換し合う。
男女の違いなのか分からないが、メルルのそれはとても甘露に思え、ポップはそれを貪った。
「ふふっ、気持ちよさそうね、二人共」
マァムは、貪るようなキスを続ける二人を微笑ましげに見ると、豊満な胸をスポンジのように使い、ポップの腕を谷間に挟んで、綺麗に洗っていく。
唇には極上の口づけが。体の前方部分にはメルルの幸せな温かさと甘く優しい香りが。そして腕には柔らかくて弾力のあるマァムの乳房の感触が伝わってくる。
こんな夢のようなことがあっていいのだろうか?
ポップはそう思いながらも、ただただ快楽に陶酔する。
やがて腕の乳房による洗浄が終わると、マァムは苦笑して、キスを続けるメルルの肩を軽く叩く。
「あっ……。すみません、マァムさん……」
メルルは慌ててポップの口から自分のそれを離す。
ポップからの反応が返って来なくなっても、メルルは夢中になってポップへの奉仕に陶酔してしまっていたのだ。
ポップはもう快楽で頭がぼぉーっとしてしまっている。
「もう。そんなに我を忘れるほど、ポップとのキスは良かったの?」
マァムの呆れ半分の笑顔での質問に、メルルは恥ずかしそうに「はい」と答えて頷いた。
「そうよね。大好きな人とのキスは、堪らないわよね」
マァムはそう言うと、ポップの体を背中から抱える。
メルルはマアムの行動の意図を察し、ポップの膝から降りる。
「あっ、メルル……」
ポップはまだ半分夢見心地で、離れていってしまうメルルの手を伸ばそうとする。
「大丈夫ですよ。私はどこにも行きませんから」
メルルは優しくポップに微笑みかける。
「あっ……マァム……」
ポップの鼻孔を甘い香りが擽る。けれど、これはメルルの匂いではなくマァムのだ。
足から腰まではマァムとメルルが着ていた湯着が引かれていて、自分はその上に足を伸ばして座らされている。
そして、ポップの腰から上は、マァムの体によしかかる形で固定されていた。
とくに、頭は胸に、おっぱいに挟まれ、柔らかな感触がとても心地良い。
「ポップ。まだ、貴方のいちばん大切な所を洗っていないから、これからメルルに洗って貰うわね」
マァムのその言葉に、ポップは頷きそうになったが、「あっ、その……」と難色を示す。
度重なる愛撫と気持ちいいキスで、ポップの下半身の怒張は、もう我慢の限界を迎えていた。
「分かっているわ。もうそろそろ、出したいのよね? 今まで出さないように頑張ってくれていたものね」
マァムは優しく言い、ポップの頭を撫でる。
「出してしまうのが嫌? でも、これから更に気持ちよくメルルがしてくれるから、一度気持ちよく射精をしておきましょう。大丈夫よ。夜はまだ始まったばかりだから……」
幼子に言い聞かせるような慈愛のこもった声でマァムは言うと、メルルに目で合図を送る。
「はい、マァムさん。ですが、私がこんな役得を……」
「ふふっ。私は、ポップに最高に気持のいい射精をしてもらいたいの。だから、私よりも上手な貴女にお願いしたいわ」
「ですが、きっと、ポップさんは……」
メルルは申し訳無さそうな顔をするが、マァムは微笑み、「それじゃあ、直接聞いてみましょう」と口にし、ポップに話しかける。
「ねぇ、ポップ。これから、ポップのペニスを、おちんちんを、メルルが洗ってくれるの。でも、手だけではないわ。あの小さな口で、舌で、綺麗にしてくれるのよ」
「めっ、メルルが、口で……」
ぼーっとした夢見心地だったポップだが、その言葉に覚醒する。
「めっ、メルルが、その、俺のものを……」
ポップの顔が真っ赤に染まる。
「もちろん、ポップがメルルではなく私のほうが良いのであれば私がするわ。でも、さっきのキスで分かったでしょう? メルルの奉仕の方が私よりも上手だと思うの。少し悔しいけれど、きっとすごく気持ちいいわよ」
マァムは耳元で艶っぽく囁く。
「けど、その、俺の汚い所を、メルルに舐めさせるなんて……」
ポップは頷きそうになったが、最後の理性で踏みとどまる。
「優しいわね。でも、違うの。誤解しているわ。私達はポップにご奉仕したいの。貴方の大切な所を口に含んで、気持ちよくなってもらいたいのよ」
「……そんなこと、本気で……」
「ええ。それに、その言葉で確信したわ。ポップ。貴方、今までペニスを女の子に咥えさせたことがないわよね?」
マァムの問に、ポップは赤面する。
「あっ、当たり前だ! そっ、そもそも、こんな風に裸の女をじっくり見たのも、触ったのも、はっ、初めてだ……」
男として情けないと思う部分もあるが、事実は事実なので、ポップは正直に真実を口にする。
「ふふっ、やっぱりそうなのね」
「なっ、なんだよ! どうせ俺は……」
「怒らないで。違うの。嬉しいのよ。貴方の最初の相手に私達がなれることが、本当に嬉しいの。大丈夫、私達に任せて。最高の初体験にして見せるから」
マァムはまたポップの頭を撫でてくる。
「メルル。ポップの初めてを貴方のものにしたくない? これからポップが沢山の女と関係を持っても、貴女が初めてポップのものを奉仕した事実は絶対になくならないわよ」
「わっ、私が、ポップさんのものに、最初にご奉仕をする女に……」
「めっ、メルル……」
メルルの顔を見ると、彼女は微笑んでいた。
顔を真っ赤に染め、普段の清楚な彼女とは違う淫靡な笑みを浮かべていた。
「ポップさん。お願いします。私に、ポップさんの初めてを一つ下さい。精一杯ご奉仕をして、気持ちよく射精をして頂けるように頑張りますから。どうか、お願いします……」
メルルは全裸で土下座をし、ペニスをしゃぶらせて欲しいと懇願してくる。
それはとても背徳的で、ポップの中にある男としての嗜虐性を刺激するのに十分だった。
「そっ、それじゃあ、たっ、頼もうかな……」
ポップはなんとも言えない頼み方を口にしたが、メルルは土下座したまま動こうとしない。
「ポップ……。あのね……」
困るポップに、背後からマァムが囁く。
その内容に戸惑いながらも、ポップは意を決してマァムに言われた言葉をなぞる。
「メルル。俺のモノをしゃぶって、奉仕してくれ」
言っているこっちのほうが恥ずかしいことを口にすると、ようやくメルルは「はい」と応え、顔を上げたのだった。