「はぁ~。ようやく人心地ついた……」
ポップは湯船に体を委ね、大きく息を吐く。
「申し訳ありませんでした、ポップさん」
「ごめんなさい、ポップ」
ポップの両隣には、本当に申し訳無さそうな表情をするメルルとマァムが同じ様に湯に使っている。
「勘弁してくれよ。正直、本気で死んじまうかと思ったぜ」
ポップはそう言いながらも、鼻の下を伸ばしながら、メルルとマァムの背中に腕を回して二人を手繰り寄せ、彼女達の乳房を手で握ってその弾力性のある柔らかさを楽しむ。
緊張感がようやく和らぎ、自分の欲望のままに二人の裸体を楽しむことができるのだから、多少顔が崩れるのは仕方のないことだろう。
「あっ、んんっ……。ポップさんの触り方、とっても嫌らしいです」
メルルは言葉とは裏腹に、お湯から出ているポップの肩に頬を寄せて、幸せそうに微笑む。
「んっ、あ……。本当にエッチなんだから、もう」
マァムも同じ様にポップにしなだれかかり、嬉しそうに微笑む。
「だって、二人のおっぱいを自由に触っていいなんて、こんな幸せなことはめったに無いだろうからな」
ポップは緩みきった顔で二人の少女の乳首を指でコリコリといじる。
「……ポップさん。わっ、私で良ければ、いつでも触って下さい……。その、胸だけではなくて、どこでも構いませんから。それに、これからはポップさんに進んでご奉仕をさせて頂きたいです」
メルルはそう言って、ポップの肩に頬を擦りつけて甘える。
「ごめんなさい、ポップ。今まで貴方が私達にこうしたいと思ってくれていた気持ちに気がつけなくて。辛かったわよね? その、あんなに性欲が、その、強いと……」
「あっ、いや、その、そうだな、大変だったぜ。ははははっ」
本当は、こんなに絶倫になったのは今日からなのだが、ポップは笑ってごまかす。
「メルルと同じ様に、私の躰も好きなだけ触ってね。だって、これから私達は貴方だけの女になるんだから。貴方だけを愛して、貴方にだけ欲情し、貴方にだけに奉仕をする。そんな女に躾けてほしいわ」
マァムの重い愛情に怖いものを感じながらも、ポップは愛おしくて、マァムの額にキスをする。
「嬉しいよ、そこまで言ってくれて。……でも、どうして二人共、いきなり俺にここまでしてくれるんだ? 昨日までとは別人のように……」
ポップの声には不安な響きがあった。
一日にして変わった思いは、また何気ないきっかけで変わってしまうのではないかという恐れがその言葉には含まれていた。
「今日になってようやく、昨日までの私は身の程知らずの最低最悪の自己中心的な女だったことにようやく気がつけたの。そして、ずっとポップに酷いことばかりをしてきたことを後悔して、変わろうと思ったのよ」
「えっ? まっ、マァム……」
「本当に、今までごめんなさい。貴方が優しいからそれに甘えて、私は貴方の気持ちをまるで考えようとしなかった。その思いを傷つけていたわ。
……反省をしました。心から、過去の過ちを悔いました。それと同時に、貴方がどれだけこんな私なんかを好きでいてくれたのか、愛してくれているのかを理解して、私は嬉しくなったんです。貴方の事を自分も好きだということに、愛しているということに気がつくことが出来たんです」
マァムはそこまで言うと、微笑んだ。
その笑みはこの上なく美しくて、ポップはドキッとしてしまう。
その笑顔は真実だと理解できた。心にやましい思いがあるものはこんな笑顔は出来ないはずだ。
「ポップさん。私も、自分の至らなさを痛感しました。ポップさんがつらい思いをしているのに、マァムさんに対する劣等感と申し訳無さから、私は何もポップさんにしようとはしませんでした。
ポップさんも健康的な男性であることは分かっていたのです。女二人との旅でその、いろいろ無理をしたり、溜め込んでいるものもあると分かっていたのに」
「…………」
ポップは黙って、俯くメルルの額にもキスをする。
「マァムさんと話し合いをして、私だけでも少しでもポップさんの辛さを分けて頂けば……。ずっと貴方のことを好きだと言いながら、私は物怖じして何もしようとはしませんでした。こんな怠惰な私には、ポップさんを好きでいる資格はなかったのです」
「メルル。俺は……」
「はい。ですが、反省して、少しだけ勇気を持って前に進んだ今日からの私のことを、ポップさんは好きだと言って下さいました。ですから、私はこれからも頑張ります。ポップさんに好きでいてもらうために。愛してもらえる女であるために努力をし続けます。ですから、どうかお側に置いて下さい。それだけが、私の望む全てです」
「…………」
ポップの瞳から涙がこぼれ落ちた。
分かったから。
メルルも本気なのだと。こんな自分のような男の側にずっと居たいと心から願っていてくれる。
「ポップ。今まで心配させてごめんなさい。私は、貴方をかけがえのない一人の男性として愛しています。ですから、どうか私に証を下さい。貴方のものだという証をこの躰に刻んで欲しいの」
マァムは中腰になり、涙をこぼすポップの頭を豊かな胸で包み込む。
「私も、ポップさんを愛しています。マァムさんの後に、私にも印をつけて下さい。身も心もポップさんのものだという印が欲しいんです」
メルルもマァムと同じ体勢になり、ポップの頭を胸に抱え、抱きしめる。優しく、慈しみながら。
二人の宣言を聞き、ポップは愛しい二人の少女を抱きしめる。
狂おしいほどの思いが溢れてくる。
この二人を自分のものにする。その思いに、ポップの全身は熱くなり、彼女らを自分の物にするための箇所が、ペニスがはちきれんばかりに固くなる。
けれど、躰の変化が起こっていたのは彼だけではない。
マァムも、メルルも、自らの女の部分が湿り、淫液を垂らし始めているのを理解していた。
早く、この逞しいもので、自らの躰を、秘部を貫かれたい。純血を捧げたい。
その一心で、お腹の奥が燃えるように熱くなる。
きっと、焼けるような夜になる。
ポップ達は三人ともそれを理解し、寝所に場所を移すことにするのだった。