「んっ、いっ、いやっ、そんなところを舐めないで……」
薙切えりなは懇願するが、その声は誰の耳にも入らない。
女の、えりなの香りがする。
おそらくは彼女の一番濃い匂いがする場所を、彼女の秘部を、プッシーを、オマンコを小早川悠斗は無我夢中で舐めている。
美しい肌色の中にある、少し盛り上がった肉付きのいい割れ目を開くと、そこには美しいサーモンピンクの肉が隠されていた。
醜い男の排泄器とは異なる、あまりにも美しいえりなのその部分は、卑猥な粘性のある透明な液体を溢れさせていて、悠斗の本能を刺激した。
それは暴力的なまでの生殖本能。
悠斗は何のためらいもなく、えりなの秘所に、女の急所を舐めて、その淫裂に舌を挿れ、音を立てて彼女の欲望の液体を啜る。
しょっぱさと酸味のあるその味は、決して美味しいものではない。
けれど、あの薙切えりなの愛液だと思うと、それはこの上なく美味に思えた。
クンニリングスを行う悠斗の頭に、不意に、スカートが被せられてしまったが、すぐにそれは再び持ち上げられた。
それは、秘部への刺激があまりにも強くなってきたため、たくし上げている手を離してしまった、えりなと、それを代わって持ち上げた新戸緋沙子の行動によるものだ。
けれど、悠斗はそんな事を気にしている暇はない。
ただ、どんな美酒よりも美味で、陶酔させてくる、芳しい女の香りが漂う液体を舐め取ることに心を奪われていた。
(あれっ?)
舌への刺激が少なくなってきたことを、悠斗は怪訝に思う。けれど、嫌ではない。むしろ、甘いような気さえする。
「あっ、あああっ! だっ、駄目! 駄目ぇぇぇっ!」
切羽詰まったえりなの声が聞こえたかと思った瞬間だった。
えりなの躰がビクンビクンと小刻みに震えだしたのは。
悠斗は慌てて、えりなの女の部分から口を離す。
「あっ、ああ……」
えりなは躰を痙攣させながら、天井を見上げて、荒い呼吸を懸命に整えている。
「ふふっ。悠斗様、お上手ですね。えりな、今、間違いなく絶頂を迎えました」
えりなのスカートを両手で持ち上げていた緋沙子が、嬉しそうに悠斗に話しかけてきた。
「えっ? それって……」
「イッたと言い換えたほうが分かりやすいでしょうか? ふふっ。処女をイかせるなんて、悠斗様には、女を骨抜きにする才能があるのかもしれませんね」
緋沙子はえりなのスカートから手を離し、いつの間にか手近に置いていた濡れタオルを使って、「失礼します」と言って悠斗の顔を優しく拭いてくれる。
「あっ、ありがとう、緋沙子」
少し気恥ずかしかったが、口周りを綺麗にしてくれたお礼を言うと、緋沙子は嬉しそうに微笑んだ。
「さて、悠斗様。この躾のなっていない雌は、自分だけが快楽を甘受し、悠斗様への気遣いをまるでしていません。これは、罰を与えるべきだと思います」
「ばっ、罰?」
緋沙子の提案に、悠斗は驚くしかない。
「ええ。先に申し上げましたとおり、心を入れ替えさせるために調教をしましよう。こんな身勝手な女に、幸せな初体験なんて必要ありませんから。思いっきり惨めな記憶にしてあげましょう」
緋沙子はそう言って笑みを浮かべる。
その笑顔は綺麗だったが、同時にゾクッとする怖さがあった。
「ふふっ、随分と深くイッたみたいですね、えりなは。まだ意識が虚ろ……。服を脱がせるのも時間がかかりますので、私が脱がしてしまいますね」
緋沙子はベッドで荒い呼吸を続けているえりなに近づき、服を、遠月學園の制服を脱がせていく。
「ほら、えりな。雌奴隷ならまだしも、雌豚には服なんて必要ありませんから、脱いでしまいましょう。そして、自分の立場を理解しましょうね」
優しい口調で、けれどとんでもない侮蔑を口にしながら、緋沙子は手慣れた様子で、えりなを裸にしていく。
白いシャツが脱がされると、みずみずしい果実を彷彿とさせる胸部の膨らみが顕になり、悠斗は思わず生唾を飲み込む。
「もう、悠斗様。私の裸よりも、えりなの胸の方が魅力的ですか?」
「あっ、その、そんなことは……」
緋沙子に少し拗ねたように言われ、悠斗はしどろもどろになってしまう。
「ふふふっ。冗談です。えりなの胸は私のより大きいですから、男の人であればつい目が行ってしまうでしょうね。でも、物欲しそうな顔はなさらないで下さい。すぐにこの躰も、悠斗様だけのものになるのですから」
緋沙子はそう言い、えりなの豊満な乳房を支えていたブラのフロントホックを外す。
すると、柔らかくも弾力がありそうな蠱惑的なふくらみが顕になる。
乳輪の大きさもバランスが良く、緋沙子に勝るとも劣らない美乳だ。
「……すごい、大きい……それに、すごく綺麗だ……」
「もう少しだけお待ち下さい。後は、スカートを脱がせれば終わりですから」
緋沙子は苦笑し、えりなの最後に残ったスカートを取り払う。
「はい、もう準備が整いましたよ。お好きなようになさって下さい」
「いっ、いいの?」
「はい、もちろんです。ご自分の体に触れる時に、誰の許可も取りませんよね? それと同じです。この卑猥な躰も、もちろん私の躰も、どちらも悠斗様のものですから」
えりなの意識がまだはっきりしないのをいいことに、緋沙子は勝手なことを言い切る。
「いきなり挿れてもいいですが、まずは胸はどうですか?」
蠱惑的な笑みを浮かべ、悠斗に股間を向けてベッドに伏せたままのえりなの胸が、緋沙子の手で優しく揉まれる。その弾力と柔らかさを目にした優斗は、えりなの上に覆いかぶさるようにし、彼女の形の良い胸を、乳房を、おっぱいを、二つとも鷲掴みにする。
その柔らかさと弾むような弾力を堪能する優斗は、その素晴らしい触り心地に鼻息を荒くする。
(こんなに柔らかくて気持ちがいいんだ、女の子の胸って……)
思い返してみると、緋沙子の胸を触っていなかったことに悠斗は気づく。
勿体ないことをしたと思って緋沙子に目線を向けると、彼女はにっこり微笑み、えりなよりは小さいものの、美しい乳房を悠斗の顔の前に差し出した。
「えりなばかりずるいですよ。えりなよりは小さいですが、私も少しは……っ、あっ、んっ……」
両手がふさがっていたため、悠斗は緋沙子の乳房を口で堪能することにした。
えりなのものよりも弾力が強い乳房は、口に含んでいるだけで心地いい。
それに、舌でコリコリと感じる乳首の感触が楽しくて仕方がない。
「……んっ、んんっ……。えっ? ……なっ! どうして、小早川くんに胸を揉まれて……。って、私、服を着ていないの?」
ようやく朦朧とした状態から回復したえりなが、パニック気味に口を開く。
「残念でしたね、えりな。せっかくわざわざ脱がせやすいようにと選んだ、フロントフックのブラも、選びに選びぬいたショーツも、みんな台無しになって」
緋沙子は、えりなが正気を取り戻したことから、慌ててえりなの胸から手を離し、自らの乳房からも口を離した悠斗の頭を優しく胸に抱えて、白々しいことを言う。
「えっ? えっ? どういうこと?」
えりなの顔が不安に包まれる。
「貴女を裸にしたのは私です。悠斗様に貴女の躰を少しでも早くに楽しんで貰うためには邪魔だったので」
対象的に、緋沙子はにっこりと微笑んだ。
「楽しそうに私に言っていましたよね。悠斗様に優しく服を脱がしてもらって、夢のような初体験を経験したいって。でも、そんな幸せなんて、貴女のような雌豚には似合わない。だから、台無しにしてあげました」
緋沙子は笑顔のまま残酷なことを口にする。
「そっ、そんな……。緋沙子……」
えりなは信じられないと言った表情で、緋沙子を見つめる。
絶望の表情を浮かべるえりなに、悠斗は確かに可愛そうだと思った。
その気持ちに嘘はない。
だが、それ以上に、興奮した。
あのプライドが高いえりなが、全裸でこんな表情を浮かべていることに。
「それにしても、ご主人様が楽しんでいる最中に、それに水を差すとは……。これは、許せない大罪です。……悠斗様も、そう思いますよね?」
「うっ、あっ……」
緋沙子は悠斗の顔を抱きしめたまま、空いた方の手で、悠斗の怒張を、魔羅を優しくマッサージする。
「ひっ、緋沙子……」
「ふふっ。悠斗様も、もう準備は万全のようですから、始めましょう。薙切えりなの調教を。最低の処女喪失と一緒に……」
「いやっ、嫌よ……。緋沙子、冷静になって……」
えりなは震えだし、逃げようとするが、躰にまだ力が入らないのか、ベッドの上で座ったまま後ずさりをすることしかできない。
「こっ、小早川くん! 緋沙子を、緋沙子を止め……。ひっ!」
悠斗はゴクリと喉を鳴らし、天を突かんばかりに勃起したペニスを顕にしながら、後ずさるえりなに近づいていく。
「いやっ、待って。お願いだから、待って……」
部屋の壁に突き当たってしまったえりなは、完全に逃げ道をなくす。
「さぁ、まずは、土下座をしてお詫びするところから始めましょう。えりな」
緋沙子の提案に、えりなが首を横に振った瞬間だった。
パンッ! という乾いた音が、部屋に鳴り響いたのは。