…秋が暮れ、冬となった。紅魔館では、普段の暮らしをしつつも咲夜と寄り添いつつ、共に寒さを乗り越えてた。そして、もはや冬も超え、春を迎えようと言う心算でいる。そんな頃であった。
「…さむぅぅい!!」
レミリア嬢の叫びが聞こえる。
皆、おしくらまんじゅう的に一部屋に集まっている。理由は単純明快。普段なら春先といったところで春眠暁を覚えずとあるように、春の陽光が差し込み、ぽかぽかとなってくるはず。…なのだが、今年はどう言うことか、空は曇り、空からは雪が降っている。積もった雪で周りの木々には雪化粧。
まさに、真冬のような気候になっていた。
吾は寒さには強い方だ。だが、いくら鈍感な吾でもこれはおかしいと思う。…異常気象だ。
「うぅ…寒っ。なんで、皆んなで一緒の部屋なのにこんなに寒いのかしら。」
「暖炉の火も焚いてるんですがね。私は暖かいですけど。」
「…当たり前よ。咲夜は愈咫郎の腕の中にいるのだから。」
…外は寒い。咲夜は暖かい。
だから、吾はベッドに座り、その膝の上に咲夜を乗せ、肩からおぶさるように抱きしめる。苦しくない程度で。…小さな頃、山内様がやってくれていた。正直、男のゴツい腕より咲夜の柔肌の方が気持ちいい。それに軽い。湯たんぽではこうはいかない。
「これだと暖かいですから。それに、私たちには触れ合う時間が必要なので。」
困ったように笑い、吾とレミリアの両方を見た。…恋人とは大変なのだな。
「愈咫郎はポカンとしてるけど。…まったく、うちのバカップルには困るわね。いつの間にかくっついちゃって。うちの咲夜を草鞋扱いしないでくれるかしらッ!?」
「しておらぬ。」
…どこの武将だ。
流石にこの場ではそこまでのことはしない。フランもいるし、若気の至りでは終わりたくない。
「本で読んだが、こう言うのはあれだな。こんな言葉があるそうだ。」
「あっ。私知ってる。」
「「”恋はいつでもハリケーン”!!」」
「…やばい。コイツら、恋で頭がぱぁーになってやがる…!!」
…レミリア嬢が頭を抱え始めた。あの本、なんだっけ…。
しかし、こう見ると咲夜がいっそう犬のように感じる。後ろから白い体毛のような…銀の髪がサワサワと揺れて、いい匂いで酔いそうになる。
「さて、バカップルは置いといて。咲夜、愈咫郎。この寒さをなんとかしてちょうだい。」
「なんとか…とは?」
吾々は神ではない。日本晴れも出来なければ、雪を溶かすこともできない。…となると、異変か?
「そう。こういう世にも奇妙な気候変動は異変の可能性が高いわ。貴方達、二人で解決してきなさい!!家でイチャイチャされてても暑苦しいだけよッ!!ヤる前にやることしてきなさい!!」
「ヤる…っ!?やらしいですよッ!!お嬢様ッ!!」
「うるさぁぁぁいッ!!人間の交尾は繁殖の為、妖怪の交尾は食事のためって決まってるのよッ!!どうせ、付き合ったらヤることやるんでしょッ!!早く行ってきなさいッ!!」
…寒さでトリップしてらっしゃる。真夏もこうなるのか…?しかし、ヤる…か。なんの話かはさっぱりだが、猥談…なのだろうか。まだ、そういう目では見ていない。…お、男なのだから、そう言うことに興味がないわけではないが…。無理やり襲う気もない。案外、小心者なのだな。吾は。
…そんなことはどうでも良い。館の主人の命令なのだ。この寒さの元凶を突き止めるため…外へ。
「…あ、ユタ。」
「なんだ?」
「お外、寒いでしょ。これ、使って。」
…これは。毛糸で編まれた布だ。タオル…ともまた違う。質感的には、毛布などに近いかもしれない。赤い布。
「マフラーよ。ついでに編んでみたの。」
「ふむ。」
防寒ということなら、外套もあるが…。首に巻くだけで数段違う。良いものだ。
「ありがとう。」
「…うんっ。」
少し顔を赤らめて、微笑む咲夜。なんといっただろうか、普段、吾は笑わないので時折、見せる笑顔に咲夜は耐性がないらしい。ぎゃっぷ萌え?だったか。
「…早く行ってこい、バカップル。」
「ふふっ。では、行ってきますね。お嬢様。」
「…行ってきます。」
今日は咲夜もいる。普段なら笠を飾るところだが、赤い唐傘をさして、行くことにしよう。
「うっ…。結構、外は寒いわね…。」
…吐いた息が白くなる。中は暖炉に火を焚いていたからな。気休めでもアレは有効だったということだ。外は別格。寒さが肌を刺す。…極寒というほどではないが、自然の猛威に襲われる。
「…咲夜、寄れ。少しはマシだ。」
「わかったわ。」
咲夜を傘の中に入れる。
多少は近寄った方がマシだ。しかも、吾は飛べないので歩くことになる。この寒さで体力を失ってはダメだ。
さて、先ずはこの異常な寒さをなんとかしなければならないが…。
「なにか、当てはあるのか?」
「ん〜と、そうね。近くに氷精はいるけれど、あの子に此処までの力はないと思うし…。異変のことなら博麗神社ね。道は覚えてるわよね?」
「あぁ。」
記憶力には自信がある。
それに、そこまで昔のことではない。覚えられぬ程度ではないが、何せ視界が開けてなく、下も雪で足元がわからない。…気をつけて進まなければ。
「咲夜、手を。」
「ええ。このままじゃ、進むに進めないもの。」
とりあえず、博麗神社まで歩いて行こう。
迷走中ですw
因みにそろそろ僕が書きたかった闘いが書けます。両方とも、弾幕を使わないので新鮮かと思われます。
ハーレムって何人まで許容範囲?
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10人以下でおなしゃす!!
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まぁ、ちょっと多いけど20人?
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ハーレム好きだから30人以上でしょっ!!