※この作品はR-18です。

人斬り武者の幻想歌   作:紳爾零士

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『姉たちと一緒に奏でられるなら、私は嬉しい』リリカ・プリズムリバー


二十一杯『真実』

…鳥の声が聞こえる。もう朝か。昨日は…少し欲情に流されすぎた。今、咲夜が目の前にいたら、八つ裂きにされても仕方あるまい。

 

「ユタぁ?…んふふ。おはよっ♡」

 

ベッドの横で起きた彼女が少し恥ずかしそうに笑う。緑色の髪が朝から目に生える。…とりあえず、着替えるか。昨日のままなので、服は着ていない。お互いに。このままではもう一杯、おっぱじめそうだ。

 

「あっ、ご飯、作るわね。ユタは適当に寛いでて。」

 

「あぁ。」

 

そう言うといつもの赤いチェック柄の服に着替えた幽香が台所に立つ。…しかし、吾の頭の中では重要なことでいっぱいである。咲夜よりも先に肉体関係を持った女性がいること、幽香よりも先に交際を申し込まれた女性がいること、そのどちらもが彼女らにとって周知の事実ではない。

 

「…はぁ…。」

 

…胸が痛い。

何方も正室というわけでもないが、そんなことは言い訳にはならない。とはいえ、やってしまったことは水にも流せない。…介錯ぐらいは頼もうか。いや、ここで消し炭にされる可能性もあるな。

 

「ユタ〜?ご飯出来たわよ。」

 

「あ、あぁ。」

 

…腹を括るか。

 

吾はベッドから立ち上がり、近くの椅子に座る。そこには茶碗によそわれた真っ白なご飯とだし巻き、焼き鮭に味噌汁という。腹が減った吾に食べてくれと訴えかけてくるようで。

 

「「いただきます。」」

 

手を合わせ、二人で言う。

…しかし、本当に美味そうだ。卵は焦げ一つない、金色と言っていい。それを箸で割り、摘んで食べる。

 

「ど、どう?」

 

「…美味い。」

 

…程よい塩味と甘めな卵の味が心地よい。優しい家庭の味だ。

 

「…良かった。」

 

…静かに微笑む幽香。胸の中には罪悪感しかない。…言うか。箸を置いて、幽香を見る。

 

「え、え?どうしたの…?もしかして、お腹いっぱいだったっ?」

 

わかりやすくワタワタしだす幽香。出会った頃とは全く違う。

 

「いや、腹は空いている。…ただ、話があるんだ。」

 

「ん?なぁに?」

 

「焦らず、ゆっくり聞いて欲しい。」

 

「な、なんなのよ。改まって。」

 

…さて、まずは何から話したものか…。吾は死にかけたこと、今まであった全てを幽香に話した。吾に咲夜という恋人がいることも。幽香は終始うなづきながら、静かに聞いていた。

 

「…つまり、私はアンタにとって二人目になるわけね。」

 

「そう…なるな。」

 

「しかも、その二人目の私と最初にしちゃったと。」

 

「…そうなるな。」

 

「なるほどね…。つまり私は練習ってことになるのかしら?」

 

「それは違う。」

 

…たしかに咲夜とすることはあると思う。しかし、幽香とのアレに愛がなかったかと言われると(1回目以降は)違う。

 

「…今の吾はお前に感謝してる。欲望に駆られて、傷モノにしたのは吾だ。それが練習などという都合の良いことは言わない。ここまでした以上ケジメはつける。煮るなり焼くなり…好きにしろ。」

 

「…あ、そう。…それなら良いわ。アンタ、馬鹿正直すぎて、怒る気もなれないわ。それに…。」

 

「それに?」

 

…うっとりとした顔で吾を見つめる彼女。

 

「もう私はアンタの形、覚えちゃったもの…♡アンタを失うことなんて考えられないわ…♡」

 

「…朝から…。いや、この場合はありがとうと言った方がいいな。」

 

…半ば救われた形となった。幽香が傘でも向けてきた時は半ば諦めようと思ったが、恋は盲目などとよく言ったものだ。…心の底から彼女に感謝している。本心である。

 

「…言い訳ぐらいは一緒に考えてあげる。もし捨てられたら私が貰ってあげるわ。」

 

「それは…出来れば勘弁したいな。」

 

贅沢は言えないが、咲夜にも返せないほどの恩がある。決別するなら、殺されるくらいの方がいい。…吾も十分毒されたな。

 

「うふふ。それは残念。…さて、食べたらいくわよ。」

 

「…何処に?」

 

「知り合いの鍛冶場よ。アンタ、いつまでもステゴロってわけにはいかないでしょ?刀身も長いし、お金はアンタが向こうに戻った時に払えばいいわ。」

 

「…2本分もあったろうか。」

 

…元々、吾は二刀流。それで鍛えた筋力を一刀でやるとコントロールが効かない。紫御前の長さには助けられたが、一度亡くなった以上、あれが何度甦っても『紫御前』は戻らないのだ。

 

「やけに2本に拘るのね。」

 

「…一本折られてももう一本あれば対抗できる。」

 

「…戦闘脳ね。」

 

「守りたいものが多いだけだ。」

 

紅魔館の面々、咲夜は個人的に。霊夢と魔理沙は守らなくてもやれるが、それでも吾は守りたい。何があろうと、自身が後悔しないように。

 

「それに私は入ってるのかしら。」

 

「お前は守らなくても良いだろう?」

 

「ふふっ。つれないわねぇ…。私だって、アンタに守られてみたいわ?」

 

「んぐっ…。」

 

不覚にもときめいてしまった。

この前の敵意剥き出しも困るが、今の好意剥き出しも心臓に悪い。

 

「「ごちそうさまでした。」」

 

家庭的な味だ。

咲夜の料理とためを張る。

 

「さて、いきましょうか。」

 

「あぁ。」




今日はちょっと短めで。

虹龍洞のキャラもゆくゆくは入れたいっすねぇ。龍ちゃん可愛い。天狗入れたことないから入れよかな?そうなると何人増えることやら…。

ハーレムって何人まで許容範囲?

  • 10人以下でおなしゃす!!
  • まぁ、ちょっと多いけど20人?
  • ハーレム好きだから30人以上でしょっ!!
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