皆さんのおかげで色がつきましたっ!!メイン作品初の赤でございますっ!!めっちゃくちゃ嬉しいですっ!!今のこの上がりまくっているモチベの状態で書き上げたいと思いますっ!!では、本編どうぞっ!!
中を幽香と一緒に走る。異様なまでに廊下が長い。
「この廊下、おかしくない?…なんか、ずっとおんなじところをぐるぐる回っているような…。」
「…。」
…咲夜のように空間を広げているのか、はたまた…。
「…幻…洗脳…?」
「ん?」
「…これが幻であるならば、説明がつかないか?本当にさっきからグルグルと回っていて、だが、進んでいると思っている。」
「なるほどねぇ…。居てもおかしくないわ。そんなやつ。」
…となれば、近くにいるはずだ。遠隔で頭を狂わすのは難しいはず。催眠術なんてものはそう便利にゃ出来ていないはずだ。
「ならば、闇雲でいいな。…朱智一刀流『鼠軍乱撃』ッ!!」
吾はとにかく闇雲に刀で斬りつける。鼠軍乱撃の大きな特徴は気づかれないほど小さな斬撃も一緒に出すこと。大振りの攻撃ばかりに意識を取られていたら、気づかぬに傷だらけである。
「…辻斬り?」
「いいや、人斬り。」
「うぅ〜…なんなの…今日は…!?」
…なんだ?
周りが紙っぺらのように飛ばされ、投影が剥がれる。廊下ではなく、部屋であったか。するとそこには刀の軌跡をなんとか避けたようで、部屋の隅で半泣きになりながら、震えている兎…兎?
「おい。」
「ひえぇぇ…!!命だけはお覚悟をぉぉ…!!」
「斬らねえよ。」
「嘘だぁぁ…!!兎鍋にされるぅぅ…!!食べられるぅぅ…!!」
…ひどく怯えている。
スカートの裾や髪の毛先、腕の袖が焼け焦げている。
「食べねえよ。人を食う趣味はない。」
「へ?ほんとですか…?」
「別の意味で食べられるわよ。」
「うわぁぁぁんっ!!」
…余計なこと言わなくてよろしい。
吾は幽香を睨むと幽香はニコッと笑った。…ニコッじゃないんだよ。全く。
「うぅ…。本当に…何もしないんですか…?」
「あぁ。情報だけ渡して欲しい。先ず、お前は一体、何者だ。」
「私?私は…鈴仙・優曇華院・イナバって言います。この永遠亭のウサギです。」
「ふむ。」
…見たところ、敵意は無いようだ。
此処は咲夜達の情報を貰わないと…。ここは思ったより広すぎる。
「単刀直入に聞くが、此処に巫女達が来なかったか?それと、お前らは何をしたい…。」
「巫女…。あぁ…私を倒すや否や、耳を掴んで脅してきた…あの紅白の…。」
…なにされたんだよ。一体…。
また、震え出す鈴仙。耳が垂れて、少し面白いが、コイツがこれでは話にならん。
「で?その巫女は何処へ行った?」
「た、多分、お師匠様…八意永琳様とた、闘ってると思います…。でも、流石にあの人数で押し掛けられたら…お師匠様も…。ぐすん、一人相手に8人はずるいですよ〜…!!」
「…泣くな、泣くな。」
…地獄か、そこは。
「それで…なんで、お前らは月を偽物にすり替えたんだ。」
出来るだけ、声色を優しくして聞く。
…怯えてる女子の対処法は大体わかる。斬って確かめるわけにはいかないしな。
「んえぇ?…えっと、それは…。」
「ん?話せないのか、なら、斬るしか…。」
「わぁぁッ!!話します、話しますからッ!!…ぐすん、なんでこんなぁ…。」
…半ば、脅しじみているが…。まぁ、必要な情報を得るためだ。
「…私たちは月から逃げてきました。」
「…月から?」
「…はい。姫様は月で罪人となり、私は月から逃げてきました。それで…満月の夜、月の使者が現れる…。そのことを私は匿ってくれたお師匠様方に教えました。…そこで、月を偽物にすり替えることで使者が来れないようにしたんです。」
…ふむ。つまり、幻想郷を隠れ蓑にしていた永琳とその…姫様とやらの元に鈴仙は現れた。そこで、鈴仙から聞いた話を非常事態だと受け止めた永琳が月を偽物にすり替えた…ってことか。
「なんともはた迷惑な話ね。」
「…だな。それで、ここまでボコボコにやられたんだから忙しない。」
「うぅ…。あんなに大所帯になるとは思わなかったんですよぉ〜…!!狂気の目を発動する前に…。」
「はいはい。その話は後で聞いてやる。」
「ほんとですかッ!!ほんとですねッ!!じゃあ、私も付いてきますッ!!もう人は信じられませんッ!!」
…ほんと、何があったんだよ。
「面倒なのが付いてきたわね。」
「…旅は道連れ、世は情け。兎の一匹ぐらい、増えたところでどうと言うことでもない。それに…。」
襖を開ければ、星空のような空間を模倣した部屋に出た。周りには見慣れたもの達が闘っている。前方に見える黄金の満月。その前にいるのが永琳なる人物…。手には弓を持っている。
「これで終わりよ。幻想郷の人妖達…っ!!」
引かれた弓から、光の矢が射出される。
「ユタ…。」
「…ふん。」
タッタッタッ…。
上下、何もない空間に臆することなく、飛び出す。
「なっ!?」
「あれって…まさか…。」
走りながら腰の刀に手を当てて、その矢を居合い抜きで横に裂く。
「な、何者…ッ!!」
「…これは失敬。名乗るほどのものではござらぬが、月の頭脳様ともあろうお方にそのような不躾な態度はなさりませぬ。」
…周りがざわめきだした。咲夜の姿もレミリア嬢の姿も見えた。だが、今は侍『朱智愈咫郎』だ。咲夜の恋人ではなく、紅魔館の懐刀。今は目の前の相手のみを。
「元より幻想郷は人と妖、神など人ならざるものの住む場所。この祭りに人間一人、妖一人、参加したく、茂る竹林を越えてはるばる参りました。さて、偽物の月に吠える妖。肴が偽物とは宴会の酒も不味くなります。此度は真の満つ月を取り戻すため、死の淵より参りましたしぶとい侍にござります。某は…紅魔館が懐刀、『朱智愈咫郎』と申し仕ります。」
「…ユタッ!!」
咲夜の方へふっと微笑みかける。募る話は後でいい。まずはこの人を倒さねばならぬ。
「ほう?その侍さんが、異変解決に乗り出した…と?」
「…然り。我が主、レミリア・スカーレットある所、吾、朱智愈咫郎あり。守りたいものも多くある故、ここは…目立たせて頂きます。」
「…全く。なら、やるしかないわね。」
「では…。」
2本目の刀を左手に持って、構える。かなりの力量の差だ。だが、後ろには仲間がいる。なんとでも…なるだろう。
「朱智愈咫郎、いざ、参るッ!!」
ハーレムって何人まで許容範囲?
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10人以下でおなしゃす!!
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まぁ、ちょっと多いけど20人?
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ハーレム好きだから30人以上でしょっ!!