迷いの竹林から紅魔館に戻ってきた。日はもう沈み、空はとっくに暗く、闇に染まっている。吸血鬼の館ともなれば、夜はないのかと思われるが、そんなことはない。二人のお嬢は完全に日光に耐性があり、自ら望んで咲夜や美鈴たちと同じ時間を過ごされておられる。
「あっ、おかえりなさい。」
「おう。美鈴。…少し遅くなった。」
「はい。ちょうど良かった。咲夜さんがお夕飯ができたとおっしゃってましたので。咲夜さん、愈咫郎さんがお夕飯、召し上がらないと機嫌損ねますので。」
…ふむ。確かに腹が空いたな。
これは好都合だ。
「ただいま。」
「お帰りなさい。ユタ。」
館内に入るといつもの格好の咲夜がお出迎えしてくれた。…吾に微笑み、吾の黒い外套を脱がし、玄関の服掛けにかけた。
「ご飯できてるわよ。」
「あぁ。もう腹ぺこだ。」
「ふふ。…今日はどこに行ってたの?」
咲夜と歩いて、食堂へと向かう。その道中、咲夜と今日のことについて全て話した。吾と咲夜の間には隠し事は無しという条件があるからだ。
「…その、妹紅が彼女になるのは良いけれど、不死身になったってどういうこと?」
咲夜が小首を傾げた。当然だ。不死身になったという言葉だけじゃ不確かではない。俄かに信じがたいのは当たり前。
「…すまぬな。そうせねば、全員殺されていた状況だった故、相談無しに…。」
「ううん。ユタが無事で良かったわ。…でも、不死身か。死ぬ時まで一緒っていうの少し憧れていたんだけどね。」
…笑顔でなかなか怖いことを言う。
しかし、そうか。咲夜が先に逝ってしまうのか。それは…結構、悲しいな。
「…死なぬだけのただの人間ではあるが、流石になりたくはないだろう?」
「ふふ。そうね。…大丈夫。生きている間は一緒にいるわ。」
咲夜が優しい声でそう言う。
指を互い違いに手を握り、彼女の笑顔を見て、吾も少し口元を緩めた。
「おっそーい!!愈咫郎っ!!咲夜の料理が冷めちゃうじゃないッ!!」
「むっ。それは勿体ない。」
「うふふ。そう焦らずとも、冷めたらまた温め直しますわ。」
いつものパチュリー殿の隣に腰掛ける。今日の晩飯は白い…黄色い?麺のようなものだ。真ん中には卵黄が乗っていて、周りには黒胡椒がまぶしてある。
「…なんだこれは。」
「カルボナーラ。食べたことない?」
咲夜がそう聞く。
…ふむ。見たことのない料理だが、月見うどんのようなものか?…まぁ、咲夜の料理だ。美味くないはずがない。フォークで卵黄を割り、麺に絡める。牛乳とチーズの液につけて、口に頬張る。
「…ん。美味い。」
「ふふっ。そんなに焦って食べなくても。」
「初めてのものだ。…いっぱい食べたいだろう?」
「焦らなくってもまだいっぱいありますよ。」
…なんというか、まろやかな中にも香辛料の味がして、しっかりと食べ応えがある。…やはり咲夜の料理にハズレはないな。
「…で?今日、愈咫郎は何をしていたのかしら。」
…レミリア嬢が話を切り出した。吾は食べながら、咲夜にも話した今日会ったことを全て話した。
「不死身!?」
「はい。…なったようなのだが、イマイチ実感がいきませぬ。身体も普通のようだし…。」
「…確かに0に近かった妖力が微増しているような…。まぁいいわ。昨夜が容認しているなら、私は貴方に文句は言わない。けど、間違っても咲夜を悲しませないこと。いい?」
吾は静かにうなづいた。
「そんなつもりはないし、それをするなら自分を斬る。」
「ふふ。貴方ならそう言うと思ったわ。それでこそ、咲夜を任せた甲斐があるわね。…さて。」
皆で手を合わせ、「ごちそうさま」を声を合わせて言う。…十分、腹は膨れた。風呂でも入ってから咲夜が来るのを吾の部屋で待つか。
「…ふむ。」
不死身の身体。…体つきも何も変わらない。不死身とはいえ、やはりただの人間か…。いや、不死身の時点でただ…というのはおかしいか。…そんなことを考えているとコンコンと扉がノックされた。
「ユタ、入るわよ。」
「あぁ。」
カチャリ。
扉が開き、咲夜が入ってくる。いつものメイド姿ではなく、水色の寝巻きと濡れた髪が印象をガラリと変える。静かに横に座る咲夜。彼女のシャンプーの匂いが鼻に通る。
「ふぅ。あら、今日はキスしてくれないの?」
「いつもお前からやってくるくせに。」
口では憎まれ口を叩くも、顔は笑顔だ。微笑む彼女の唇に優しく唇を重ねる。彼女の唇は…とても柔らかい。
「ぷはっ…。」
キスをした後ににっこりと笑う咲夜。頭を撫でると何故か、少し不服そうに頬を膨らました。
「ん?どうした?」
「ユタって、私のこと、子供扱いしてない?」
「…してるわけないだろ?していたら、キスすらしてない。」
子どもに対してはあんなことはできない。
「頭ナデナデは不服か?」
「…今日の私はそういう気分じゃないの。」
頭の吾の手を取り、自身の胸に触れさせる咲夜。力を入れなくても柔らかいのがわかる。とくっ…とくっ…と心臓の脈打つ音が手から感じ取れる。
「幽香とはしたんでしょ?…私もしてみたいの。」
…いつもとは違って、ほんのりと頬が赤く染まる咲夜。
「…いいのか。咲夜。」
「もうっ。女の子に聞かないで?…私は貴方なら大丈夫だから。それとも…私とエッチ…したくない?」
耳元で囁く魔性の声。
「…後には戻れないぞ?」
そう言いながら、彼女の寝巻きをゆっくりと脱がしていく。…風呂上がりで少し赤くなった白い肌。白い下着が彼女の少し大きめの双乳を支える。
「…ちょっと恥ずかしいわ…///」
「…誰でも最初はそんなものだ。」
お互い、生まれたままの姿になる。甚平を脱ぐのにそこまで時間は要しない。
「…綺麗だよ。」
「ふふっ。お世辞でも嬉しい。」
上品に笑う咲夜。
吾は咲夜の膣口へと指を這わす。
「んっ…♡ちょっとくすぐったいわ…。」
可愛らしい声が咲夜から漏れる。彼女の割れ目はすでに濡れている。少しではあるが…。
「おや…もう濡れてるじゃないか。」
「あっ…言わないで…よ…♡意地悪っ♡」
…咲夜に不服そうな顔をされた。真面目な彼女だ。自分の違う一面を知られるのは少し嫌なんだろう。指が一本ズブズブと入っていく。動かすとくちゅっと水音が聞こえ、咲夜の体がビクッと跳ねた。
「…うん。もう大丈夫かな。」
「むぅ…。なんか、ユタにやられっぱなしは嫌だし…。えーい!!」
「うおっ…。」
油断した。咲夜に肩を押され、仰向けにベッドに倒れる。
「…おい、咲夜。」
「…わ、おっきい。ふふ。こんなの、私に入るかしら。」
咲夜が腰を浮かし、吾のモノの上に腰を持っていく。
「怖いか?」
咲夜の動きが止まった。彼女は初めてだと聞いている。最初は痛いはずだ…。すると、彼女は微笑んで…。
「うん。…だから、手、握ってて。」
彼女の小さな手を指を互い違いにして握る。
「…いくわよ。」
ゆっくりと…慎重に。腰を下ろす。咲夜の口から息が漏れる。すると何かがブチッと切れたような音がした。
「〜〜ッ…!!」
「…痛いか?」
咲夜は顔を顰め、目に涙を浮かべ、握っている手をギュッと…強く握り返してくる。…しかし、咲夜は少し経った後、下まで腰を下ろした。
「んふっ♡気持ちよく…♡なってきたぁ…♡」
「…ッ。」
咲夜の顔がだんだんと蕩けてくる。自分から、抜き差しと。キツい…だが、彼女の膣の中が吾のモノを強く絡めて離さない。
「あんっ♡いいっ♡太くてっ♡気持ちいっ♡んっ♡」
「ぐっ…。」
「やだっ♡なにか来るっ♡ユタっ♡私これ知らないっ♡んっ♡」
「だい…じょうぶだ…♡吾がいる…♡」
「んんぁぁぁあぁぁ〜〜〜っ!!」
…ギュゥゥゥっと締め付けてくる彼女の膣。彼女がイッたのがわかる。ハァ…ハァ…と息を漏らし、吾の上で余韻に浸る咲夜。…だが、吾はまだイっていない。
「んあっ♡」
「…キツかったらいつでも言えよ…?」
「待ってっ♡んっ♡今、敏感でぇ〜っ♡はうっ♡」
咲夜の膣に奥へ奥へとノックする。
その度に彼女は目に涙を浮かべ、喘ぐ。幽香の時同様、少し胸元がざわつく。吾は上半身を浮かせ、彼女を抱きしめる。
「…ぐっ…そろそろいくぞ…っ!!」
「あぁぁぁあ゛あ゛ッ♡中ぁ〜出てるぅ〜っ♡」
…股間部が僅かに暖かくなる。出した瞬間、彼女の身体が山形に跳ね、今も少し涙を浮かべている。…少し可哀想なことをしたな。
「はぁ…はぁ…ユタ…まだ出てる…♡」
「…立てるか?」
「ううん…多分むりぃ…。ねぇ、ユタ…。元気な赤ちゃん…産むからもっとしよ?…ユタとなら、いっぱい楽しめると思うのっ…。」
…そんなこと言われたら…断るなんてできない。吾は咲夜の頭を撫でて、次はもっといじらしく、ゆっくりと楽しむことにした。…気がつけば二人とも裸で眠っていて、夜が明けていたのだが、まぁ、良いだろう。
苦手だわぁ…。ほんっと苦手。次で書こうかとも思ったんだけどね。もっと前戯を練習しなきゃね…。戦闘と同様。