※この作品はR-18です。

人斬り武者の幻想歌   作:紳爾零士

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お久しぶりです。
ようやく自分のことが終わりまして、これからは投稿頻度は割と早くなるかと思います。まぁ、ネタに困り始めてきたというのもありますけど…。お待たせしてすみませんでした。本編、どうぞ。


七十杯『メイド長』

「…さて。」

 

…本日の鍛錬は終了。基本的に腕立てや腹筋、素振りなどで2、3時間は過ぎてしまう。不死身になったやら、神がうんたらやら関係ない。人としての力の限界を求める。…それの為に流す汗が清々しい。

 

「…お疲れ様。ユタ。」

 

「あぁ。」

 

…そして、いつものように咲夜が時間を見計らって、タオルを持って立っている。…吾はそれを貰い、身体中から滴る汗を拭う。

 

「ほんと、毎日飽きないわね。」

 

「まぁな。昔からの癖だからな。」

 

吾は咲夜にタオルを返し、シャワーを浴びに風呂へと行く。…いつもの日課である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わった?」

 

「あぁ。」

 

…そうすると大抵の場合、咲夜が着替えを用意して立っている。…ちゃんと着替えやすいものを用意してくれているあたり、咲夜の真面目さと優しさがうかがえる。

 

「ありがとう。」

 

そう言って微笑むと咲夜がはにかむように笑う。

吾はその服を着替え、咲夜と共に部屋へ行く。…レミリア嬢が昼食と夕食の間は仕事がなければ一緒にいても良いと言ってくれた。本当にいい上司だ。

 

「…ん?」

 

道中、ギュッと吾の腕を抱く咲夜。

…汗臭いとも言おうかと思ったが、シャワーを浴びたのを忘れていた。

 

「久々に二人で何処か行きたいわね。」

 

「真新しい場所なんてあるのか?」

 

…人里、玄武の沢、それに霧の湖。何がどうとは言わないがいい感じのところは二人で回ったはずだ。新鮮味はないが…。

 

「この時期なら、妖怪の山の紅葉がいい感じに色づいてるかしら。そろそろ見頃のはずよ。今度、見に行かない?」

 

「…ふむ。紅葉か。」

 

「皆んなでピクニックってのもいいんじゃない?」

 

…なるほど。…だが。

 

「偶には二人で…ってのも乙じゃないか?」

 

「もちろん。そのつもりよ。」

 

そう言ってニコッと笑う咲夜。

吾は抱かれていない方の手で咲夜の頭を撫でる。すると満足げに目を細めて笑う。

 

「…後は、今日のおゆはんよねぇ…。何にしましょうか。」

 

「なんでもいい。咲夜の飯は何だって美味いからな。」

 

「むっ。そういうのが、一番困るのだけれど…。まぁ良いわ。何かしら考える。」

 

そう言って、咲夜が吾の部屋の扉を開ける。吾は部屋に入ると咲夜と共に自身の寝具に座る。一緒にいる時は決まって定位置だ。

 

「ふぅ…。」

 

「咲夜、仕事はもう終わってるのか?」

 

「ええ、もちろん。そうしなきゃ、レミリアお嬢様に叱られますもの。おゆはんも献立さえ考えればすぐよ。」

 

そう言って、少し自慢げに胸を張って微笑む咲夜。

 

「…そうか。」

 

「うふふ。なぁに?疑ってたの?…私、自分で言うのもなんだけど真面目なのよ?」

 

「知ってるよ。別に疑っちゃいない。」

 

「…それとも、悪い子の方がユタの好み?」

 

…そう言って、吾の顔の近くに顔を持ってくる咲夜。…吾は迷わず、その唇に唇を重ねる。

 

「…ぷはっ。…ふふ。もしかして、恋しくなっちゃった?人肌。」

 

「馬鹿。こんな明るいうちから、やることじゃねえよ。」

 

「ふふ。それもそうね。」

 

…悪戯に笑う咲夜。こう言う子どもっぽいところに…ドキッと来てしまう自分が心底彼女にご執心なんだなと言うことに改めて気づく。だからなんだと言う話だが、こうやって一緒にいるだけで好きだと思うんだから、恋なんてものは不思議だと感じた…ってだけの話だ。

 

「…ユタって髪長いわよね?」

 

「…ん?手入れ、大変か?」

 

「いえ、全然だけれど…。」

 

此処に来て…と言っても付き合い始めてからだが、風呂に入った後や朝起きた時の髪の手入れは咲夜がやってくれている。吾の髪は妹紅と同程度、紅魔館勢なら美鈴と大差ないくらいの長さなので、自分でも櫛で溶かすくらいの手入れしかしていないので、助かっている。

 

「貴方がここに来るまで誰が手入れしてたのかなぁって。…意外と枝毛とか少なかったから。」

 

「まぁ、清潔には保ってたしな。自分でやってたよ。咲夜だって、毎回結び直してんだろ?それ。」

 

「あぁ。これ?」

 

咲夜がおさげの部分の三つ編みを手に乗っけて言う。…髪に気を使う女性はいつの時代も同じか。まぁ、そう言うところもいいっちゃ良いが。

 

「ふふ。もっと違う髪型も…見てみたい?」

 

「まぁ、見ては見たいが…。」

 

「見たいが?」

 

「そのまんまのお前が結局、一番綺麗なんだろ?…多分、そう言うよ。」

 

…キョトンとした顔でこちらを見る咲夜。次第に顔が真っ赤になっていき、咲夜は吾から顔を晒した。

 

「どうした?」

 

「い、いやっ…!!そんなこと…言うとは思わなかったから…っ!!」

 

顔は背けてはいるが、耳のあたりが真っ赤だ。

 

「…まぁ、着飾らなくてもそのままでも綺麗だっつう…ッ。」

 

…言おうとしたら咲夜の手に口を塞がれた。少し目に涙を浮かべ、此方を刺すように睨んできた。顔はリンゴのように真っ赤で、手から感じる温度は少し熱いくらいだ。

 

「…それ以上言わないで…っ。変になるから…っ。いじわる…。」

 

「ぷはっ…。」

 

…なんだか、わからんが地雷を踏み抜いたようだ。…咲夜の顔の赤みが徐々に下がってくる。冷静になってきたようだ。

 

「…そろそろね。おゆはんの準備、してくるわ。」

 

「あぁ。」

 

そう言って吾の頬に一つ、唇を落として咲夜は立ち去った。…夕飯まで時間があるな。とりあえず、読み進めていた…本でも読むことにするか。




もみもみと早苗ばっか出しまくっても…ねぇ?あと、エロ回も書きたいのよねぇ…。藍様か、妖夢ちゃんの予定。後はまぁ、緋想天関係の話もやりたい…かな?では次回。ではでは。
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