ヤンデレ化するオペレーターを選択肢で回避してハーレムを作る 作:黒縫
今回は少し話をするためにこの場を作りました。
あと私の誕生日ですのでそれも記念にね。
まぁ、それは後半話すので先に時間なくて構想練るのが少なかった駄文でもお読みください。ではどうぞ。
ロドスアイランド 通路の一角
ここの通路のある一角には、配置図にさえ描かれていない空間が存在する。
はじめから配置図に描く気がなかったから?
いいや、ここを設計するときにはそんな空間など存在してはない。そして今も存在してはいない。
存在すると存在しないの狭間。
不可侵の空間と行ってもいい。そしてそこには一人のクセ者が存在する。間違いなく彼女は存在する。
人との俗世を絶ち、ただ一つの『絵』で現世を否定する。しかし、紛れもなく現世を好んでいる。
陰と陽のように、白と黒。
二律背反しているが彼女らしい。
彼女は誰に聞いても変人だと答える。生まれ育ったときのことを知るニェンだって
『妹はな、変わり者さ。気難しい性格なんだ。ドクター、たまにでもいいから話の相手でもしてあげてくれねぇか?姉としちゃ、心配なんだよ。』
とまで彼女の立場を心配する。
まぁ、いい。そんなことは特にどうでもいいんだ。
長々と話したが、ニェンが私に言った通り彼女と話をしに来たんだ。単純にニェンから催促されたからとかそんな理由じゃない。
今から友人に会いにいくんだ。
彼女のために用意した手土産、お酒とアート美術雑誌は忘れてないか?
よし。
友人の家にチャイムを鳴らして遊びに上がるように、目の前の非現実的な扉のドアノブをひねってあがる。
そして、私はその空間の主にこう言う。
「お久しぶり、シー。」
扉を開けた先には大きな墨を垂らしたように黒い川と霞がかった山脈、そしてポツンと小さな舟があった。そこから水の波紋が広がり、その上で彼女は自前の筆で何かを描いていた。
そして、私のことに気づいたのかこちらの方に目線が合う。
「言ったでしょう、ノックしても返事がなければ入ってこないでって…。」
絶賛、彼女に嫌われていた。
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シーの幻覚の狭間
私は彼女の前で四つん這いで落ち込んでいた。
えっ…?だって入った瞬間、拒絶だよ?
今までそんなことなかったのに、確かに勝手に入ったのは悪いけどさ…。
私悲しい…。
「ほーら、ドクター。些細なことで落ち込むなんてメンタルがまた一段と弱くなったんじゃない?さっさと持ち直してくれないとこの部屋から追い出すわよ?」
そう喋る彼女は何もない場所に鼓楼のような小さな歴史を感じる建物を描き出す。描きながら私に目を向けさえせず、罵ってくる。
えっ…何か怒らせたのかな…。前回来たときは機嫌よくして帰らせてくれたのに。
「いや、めっちゃ辛辣じゃん。」
「あら?貴方、私との間仲でしょう。むしろ優しくしてるわよ。だって、私と長く会わない間に他の女にうつつを抜かしていたじゃない。」
「えぇぇ…、それが何で機嫌を損ねてんのさ。全く持って分からないんだけど…。」
「これだけ言っても分からないなんて本当、唐変木よね…」
なんで、ヤレヤレと言わんばかりの呆れ具合なの。
本当にわからない。
「とりあえず、ほら会話しに来たんでしょう?部屋ができたから、そこで話しましょう。持ってきたモノを頂きながらいつものように、ね。」
と、彼女はその建物の扉を開けながら後ろを振り向き私の顔を見て話しかけてくる。翡翠の目は私を捉え、その瞳は幻覚でできた偽物の陽光を反射して輝いている。私を虜にしようとしているのだろうか。
やっぱり、いつ見てもシーの目は綺麗だな。
そう思いながら、
「おう。今日は君が以前好きだって言っていたお酒も持ってきたんだ。一緒に呑もう。」
と私は返した。
目の前の彼女は流れるように扉を開けてその先に歩いていたが、横顔から僅かだが笑みがこぼれていた。
なんだ、別に嫌ってないんだな。
そう安堵した私は彼女の後を追いかけた。
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シー視点
彼がいつもどおり、ノックせずに私の空間に入ってきた。
久しぶりの会合だ。突然のことで驚いたし動揺した。そして何より嬉しかった。
友人のように当たり前に、話しかけてくるやつなんて数少ない。私がそうするように無愛想で接しているせいでもあるが、彼にはそんなの効かない。
なんども突っぱねたが、私のほうが根負けしてしまうぐらいしつこかった。
ただ、何だかんだ絡んでくるこいつのことだけは気を許していた。
しかし、すぐに彼に対して怒りが湧く。
何で2ヶ月も私のことを放置していたの…?そんな仕事が忙しかったのかしら…。
どうせ、彼を好んでいる害虫共はたくさんいる。
それが私のところに訪れるのが遅くなった理由だろうか…。
…いつか…一掃してやろうかしら…。
……………………。
まぁ、いいわ。少し棘のある言い方をしたら落ち込んでるし、その可愛らしい顔を見れただけ許してあげましょう。
今は目の前で座って話してかけてくれている彼の話でも聞いて楽しみましょうか。
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ドクター視点
私とシーは回転テーブルに手土産として持ってきた淡白な味付けの料理を並べてお酒を注ぎ、談笑しながら食事をしている。
勿論、彼女に合わせた味付けなので彼女の箸は止まらない。
モグモグと彼女が食べながら私が一方的に話して、それを相槌をうちながら微笑む。
先程の機嫌は良くなり、今は興に乗っているのか空いた片手で鯉の絵を宙で描き、幻想的な風景が広がる。あ、小自在いたんだ。
「そういえば、何で今日はここに来たのかしら?」
シーは食事している手を止めて、世間話を話すように何も気兼ねなくそう質問してきた。
そういえば、今日会いに来たのは普通に話に来ただけではなくもう一つ理由があったんだった。
「そうだった、実はさ。そろそろ私の誕生日なんだ。」
「ん?貴方記憶喪失なのに誕生日は覚えているのかしら。」
「いいや、記憶喪失前の資料で私の誕生日が書かれていてね。せっかくの行事だしお祝いしようとなってバースデーパーティーを開くことになったんだよ。」
彼女は、別に興味ないわと言う表情で
「へぇー。」
と言葉を出す。
そんなことだと分かってたいたが、仕方ない。
無理だと一か八かで誘いに来たが、断られるなと思い話を続ける。
「本当は誘いに来たんだけど、その様子じゃ興味ないよな。やっぱり、忘れてく「……いいわよ。別に。」
は?」
驚いた。自他ともに認めるほどの引きこもりを続けている彼女がここを離れて、ましてや人混みや顔見知りでも関わりを作ろうとしないのに。
「いいのか…?」
「だから、言ってるでしょ。別に出てもいいわよ。誕生日オメデトウ。」モグモグ
箸で目の前の刺し身を口に含み、咀嚼しながら棒読みで私の誕生日を祝ってくれてる。目線は下の皿に向けられていたが、出会った当初は会話ができる状態じゃなかったのに、今は祝われるほどの関係性を築けていたらしい。
それが、嬉しくて私は笑顔で喜んだ。
「そうだわ、一応誕生日祝いなんだし欲しいものはあるかしら?」
あの…他人の事など興味すら微塵もないシーが私のためにお祝いの品をくれる…?ここと同じで幻覚なのか…?もしかしたらシーに化けた小自在…!?
「シー、熱でもあるのか…?」
「何でそうなるのよ、貴方は私のことをどう思ってるのかしら」ハァ
「捻くれ才人」
「ジザイの餌にでもなりなさい。願い事はそれでいいわよね…?」
冷たい声音で眉をひそめゴミを見るような目で見てくる。
包み隠さず思ったことを言っただけなのに…()
とりあえず、すぐにケルシーとの喧嘩の際に身に着けた私のスキルと言ってもいい無敵の『土下座』を繰り広げたことによって難を逃れた。
効果時間は退場するまで継続。
私の勝ちだ。
「なんか今変なことを考えなかった…?」
ジト目でシーが睨んでくる。
「いいや、何も考えてないよ…。」ガブガブ
何で小自在は私の頭を噛んでくるのかな。
数時間後。
「そろそろ、戻るよ。久しぶりに話せて嬉しかった。」
「えぇ…分かったわ。バースデーパーティーには出席するからまたお会いしましょうね。」
「あぁ。」
シーは私に別れの言葉を言い、私は来たときの扉のドアノブに手をかける。
直後、世界は一変して現実に引き戻された。
―――――――――――――――――――――――――――――
あれから数日後 誕生日会場にて
ドクター視点
今日は誕生日だ。資料内の情報だから当時の私が偽造していない限り合ってるはず。
目の前には様々な料理が取り置いてあり、目立つ場所には大きめのケーキが置いてある。一つだけではなく、人数が多いためその分複数作ってもらっていた。ガヤガヤと様々なオペレーター達が集い、仲の良いグループを作り喋っている。
すると、グムが私に近づき
「ドクター!お誕生日おめでとう〜!!腕によりをかけて作ったから食べてくれると嬉しいな!」
と目を細めて満面の笑顔で話しかけてくれる彼女。
その様子を見るだけで心がポカポカする。
そんな彼女の頭を右手で整えられた髪をボサボサにしないようにゆっくり髪の間をとかすように撫でる。
次は、身体にしがみついて頭を擦ってきた。
「グム、恥ずかしいよ。」
「もうちょっとだけこのままじゃだめ…?」
と上目遣いで言ってくるものだから断れず始まる直前までくっついてお話をしていた。
「それじゃあ、ドクター司会をお願いします。」
とアーミヤはマイクを渡して、ステージ上に案内する。壇上から見るオペレーター達は優しい顔をして祝福してくれる。シルバーアッシュとプラマニクスに関しては頭にコーンを乗せて手にはクラッカー。
後ろにドデカイ誕生日プレゼントのような箱があるのは違和感しかなくて、むしろ怖い。
なんで、そんなドヤ顔しているの。
「今日は集まってくれてありがとう。―――――――――。」
私は笑顔で皆に話しかける。静聴してくれてありがたい。いつも通り、皆が仲を深めてくれれば私の誕生日などどうでも良いのだが。
そんな心配は杞憂だった。
これから始まるパーティのため気の利いた事を最後に話そう。
「話は長くなったが、これから始まるパーティのためを楽しんでほしい。では、グラスを持って。」
皆が手元にジュースやお酒が入ったグラスを持ったことを確認して音頭をとる。
よし。
「では、かんぱぁ――――」
自分のグラスを上に掲げて言葉にしようと続ける。
しかし、次に出てきた言葉は私でさえ耳を疑う言葉だった。
「―――――――【写意攻苦】」
そう言葉にした瞬間、目の前の会場内に小自在がたくさん現れた。あたり一面小自在とオペレーター達。数十匹いるであろうソレは、すぐさま近くのオペレーター達に襲い掛かる。
阿鼻叫喚の声。突如現れた小自在に反応できず多くの戦闘歴の短い奴は血を流して倒れていく。
「どうして…。」
グムはフライパンで小自在を投げ飛ばし、私の方に質問してくる。
それに対して、私は答える。
「どうしてって…私にも――――――」
どうしてこうなったんだ…?あの時なぜシーが戦闘中使う技を無意識に口に出していた…?
そして、なぜ小自在がここに大量発生している…?
分からない……、分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からないッ!!!
「分からない…ことはないでしょう?」ハッ…
勝手に口にする、無意識に…いいえ、これは私自身が思ったこと。
あぁ…そうだ、私は炎国の画家で巨匠。
ドクターのことを今宵なく愛している。
自分を画材にしてドクターに付き纏う蝿共を一掃するために、ドクターに化け自己催眠でこのパーティを台無しにしようとした…
私の名前はシー。彼以外を壊してやる。
―――――――――――――――――――――――――――――
グム視点
周りは騒然としていたが、目の前のドクターを見て私は釘付けになった。
彼に、どうしてこんなことをしたのか問いただすために話したが彼自身もわからないような怯えた顔で言葉を出そうとしていた、はずだった。
急に彼は俯き、フラフラと後ろに。
そして、顔を上げたかと思いきや、その口角は上がりこちらを射殺すような目を見開いていた。
誰だ…!こんなの私が知ってるドクターじゃない…!
「あなたは…誰?!ドクターはどうしたの!!」
「誰だっていいじゃない…。私、今物凄く気分がいいの…。」
彼の顔がどんどん液状化して地面に落ちていく。
ゆっくりとドロドロに、衣服もすべて墨のような黒さの液状が落ちて足元には小さな水たまりができていた。
彼の額からは蒼角が飛び出し、髪は女性のような長さで腰まである。衣服は赤いネクタイと黒のジャケットを羽織、胸元は膨らみのある双丘が実っていた。
私はあまり関わりがないオペレーターの方は覚えていないことが多いが、彼女はロドス内でも異質な存在として噂されて知っていた。
「あなたは…、シー…さん…?なんで……、なんで!…ッ…ぁ…」ドンッ
私は頭の中で整理が追いつかないまま、彼女を、シーさんを問い詰める。
しかし、後ろから小自在が私の横腹を攻撃したせいか倒れてしまった。
霞む目は彼女の方を見る。
スタスタと歩いて、地面に撒き散らされたケーキを踏んづけて会場のドアに近づく様子がうつりこむ。
朦朧とする意識の中、
「私と彼以外は画の中の登場人物だから目障りなものはさっさと消えてなくなりなさい」
とだけ最後に聞こえた。
―――――――――――――――――――――――――――――
シー視点
うまくいったわ。これで、ドクターは私だけのモノになった。
誰にも邪魔されない、誰も私達に手も足も出ない。
これほど、愉快な気持ちは久しぶりだわ。
さっそく私とドクターの愛の巣に戻って愛し合いましょう。急にこんなことを話したら精神が壊れちゃうから、ゆっくり時間をかけて話して彼の心を折っていきましょう…。
そう考えながら彼が待つあの扉に急ぐ。
しかし、その道中、通路に一つの人影が見えた。
えぇ、わかっているわ…。
だって見慣れたアイツだもの。見間違えない。
腕を組んでそばには奇怪な武具が揃い構えてあった。近づくたび影が薄くなり、その姿が見える。
「よぉ…、愚妹ちゃんよ。」
「何…?愚姉貴?」
目の前の炎のように聳え立つ彼女は目のハイライトを消して、私を睨みながら話しかける。
「なんでこんなことをしたんだ?理由をお聞かせ願おうか」
ニェンは、怒っている。あたり一面…威圧感のせいか思い空気が流れていた。
しかし、私はそれに臆することなく、むしろ納得の言った表情で答える。
「わたしの邪魔になるようなゴミを処分しただけよ?何が悪いのかしら。」
「はぁぁ…、悪いって自覚あるんなら何で私の逆鱗に触れるのかね、愚妹ちゃんよ。もしかして、構ってほしいのか?私のことがそんなに好きなのか?ん?」
と煽ってくる。
「私が好きなのはドクターだけだわ。愛してる。」
そう煽りを無視して答える。するとニェンの眉はさらに険しくなり、彼女は作り笑いをした。
「はははッ!同感だ……。」
「…………。」
これ以上は時間の無駄だ。一刻も早く戻って彼に会いたいのに。
そこで私は、一触即発の空気に火蓋を落とすため合図が如く言葉にする。
「さっさと退け、愚姉ちゃん。」
「じゃぁ、私を倒せたらな。愚妹ちゃんよ。」
えっと、どうでしたか?まぁ、正直、感想欄に来ていたやつをパクっただけなんで、私的には面白い発想をつまんないものにしちゃったなと後悔してますね。
とりあえず、本題として感想ありがとうございます。
やっぱりある方がモチベ上がって書く意欲わきます。
それでなんですが、感想に前回の後編(r-18)のせいで対処されかねないので対応してくださいとの話が来ました。
しかし、活動報告でも話しましたが、少し手遅れで私自身決めかねれない状況ですのでpixivでアカウント作りそちらでも投稿しました。まぁ、避難用垢です。
ただ、個人的にはハーメルンの方を優先したいので差別化を図るため、pixivで投稿するのはルート選択ありの通常バージョンだけを上げることにしました。
そして、ハーメルン限定で『○○○は駄弁りたい』とのことで別編を制作し投稿することに決めました。別編はストーリーとは関係なく。
キャラ選択に関しても通常verと違い、感想で来るリクエストキャラを来た順で上げていこうと思います。
(例えば、前回はズィマーのリクエストが来たので次の駄弁りたいシリーズは『ズィマーは駄弁りたい』との題名で制作投稿します。)
通常と別編は同時制作なので通常を優先して執筆しますが、来たリクエストには答えていきますのでお待ちください。
以上で話したいことは終わりますね。
感想(キャラリクエスト)と評価よろしくおねがいします。
追記
『駄弁りたいシリーズ』は通常verとは違い選択肢はありません。キャラリクエストのみで構成し、来ない場合は駄弁りたいシリーズは投稿しませんしできません。ぜひ、皆様リクエストしてくださるとたすかります。
次回が終わってからのキャラ候補
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ホルン
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リィン
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ケオベ
-
シュウ