※この作品はR-18です。

ヤンデレ化するオペレーターを選択肢で回避してハーレムを作る   作:黒縫

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こんにちは黒縫です。本当はマドロックかズィマーあげようとしましたがロスモンティス書きたくなっちゃった。

今回はヤンデレ…?なのかな。自分でも表現のなさで微妙です。
それと、通常√分岐の話はシーンに決定しました。
甘々にしてかくよ。
とりあえず、伝えたいことはあとがきに書きますのでまずはどうぞ。


ロスモンティスは駄弁りたい

半月に一度、ドクターはロドスアイランドに所属しているオペレーターや職員と面談をする機会が設けられる。

理由は単純、多くの種族,人種が集まる組織で指揮をするとなると始めからある程度の間柄を持たなければならない。

つまりはコミュニケーションをとり仲良くしてくれとのことだった。

これは、ロドスアイランドのCEOとして君臨しているアーミヤが独自の考えにて取り入れたらしい。

 

『ドクターは、ある一件から記憶喪失ですので、それでは指揮に滞りができます。なので、オペレーター方と面談してください。』

 

と実際言われたのだが、基本的に一週間あれば全オペレーター達と話す。むしろ、話しかけられることが多く、彼ら彼女らから好意を向けられているぐらい仲は良いと自負している。

 

はっきり言ってあってもなくても変わらないが、雑談しているだけでお金が発生するそうだ。

ありがたいことこの上ない。

 

まぁ、この話はおいといて。

 

私は今、面談室にてロスモンティスと対談しようとしていた。少し青みがかったような銀髪で、フェリーンの特徴でもある猫耳と尻尾。アーミヤのような重役が着る服装。小柄なため少しタボっとしている。

表情を作るのは苦手ではないらしいが感情の起伏はおとなしく、たまに見せる笑顔が素敵な女性では珍しいエリートオペレーターだ。

 

「ドクター?どうしたの?」スリスリ

 

彼女は、甘えた声で話しかけてくる。

 

「いいや、何でもないよ。ただ、今日も一段と甘えん坊だね。」ナデナデ

 

「にゃ…」スリスリ

 

ロスモンティスは面談前だというのに私のみぞおち付近で頭を擦りつけて甘えようとしている。

それは以前もされたことがあり、このときの対処法としては頭を撫でてあげて彼女が満足するまで待つ、それだけ。

ひたすら撫で続け、数分後。少し満足したように口角が上がっており、目元が柔らかい。

ようやく、話せる状態に落ち着いたので

 

「じゃあロスモンティス、面談しようか。」

 

「…うん。」

 

ロスモンティスは自身の椅子に座る。

少し大きいせいか足がプラプラしているようだが、本人が足を動かしてご機嫌だと動きで表しているので、そっとしておこう。

 

「最近、ロドス内で困ったり改善してほしいことはある?」

 

「ないよ。みんな、ロドスの人たちが困っていたら助けてくれるから、私は大丈夫。」

 

「よく仲良くしているオペレーターはいるのかな?」

 

「みんなとは仲良いよ…?その中でブレイズとグレースロートは一緒にショッピングにもいったよ。」

 

ロスモンティスはそのときのことを思い出しているのか目尻が優しく、自然と広角が上がっている。

彼女の耳もそれと感覚が繋がっているのかピクピクと動いている。

 

「ドクター…も、今度一緒にショッピングいきたいな。」

 

「本当かい?私もロスモンティスと一緒に行きたいよ。君が喜びそうな場所が龍門にあったからそこに連れて行こうかな。」

 

「にゃ。」

 

 

こうして、面談が始まり答えたことに対しまた質問して言葉のキャッチボールをする。

ロスモンティスは流暢に話をしてくれた。

クロージャがロドスアイランド近くに住処を作った猫に隠れて餌をあげているだとか、テンニンカがリーダーになったとき無い胸を張りながら、シルバーアッシュやヘラグに指示をして満足していたなど。

ロスモンティスが身近で起こったことを他愛もなく話してくれた。

 

「ケルシー先生はよく私に一口サイズのチョコをくれるんだ。それでお返しにアーミヤに手伝ってもらいながらチョコレートでケーキを作って――――――」

 

そうか…、私と似て記憶喪失なのに短いスパンでしてしまう。私より症状は重く辛いはず。しかし彼女は喜々として過去のことを話す。その姿は、まるで覚えていられることが嬉しいみたいに見えた。

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

ロスモンティス視点

 

私はドクターから質問されたことを話し返す。

ドクターは笑顔で身の回りのことを聞いてくれる。

柔らかな微笑みは彼の人柄を表していて、私を覗き込む瞳は光で綺麗に輝く宝石のようだ。

 

私は、ドクターのことが好き。

なぜ好きになったのはわからない。

しかし、彼を見ていると胸が暖かくなる。

それだけでドクターへの想いが積み重なって愛として溢れ出るのは自然だった。

 

 

「そうなのか、私も―――――――――」

 

 

声が好き。私のことを安心させてくれるその声は、まるで太陽の光のように。

身振り手振りで教えてくれるその手が好き。

いつも甘えたら頭を撫でてくれて、その柔らかいのにゴツゴツした骨が出た手は父性を求めてしまうほど魅力的で。

 

彼と一緒にいたい。

 

近くにかけてある時計は、あと少しの時間しか面談できないよと告げてくる。

カチカチと時計の針は時間を進めていく。

 

もう少しだけ、あと少しだけドクターと一緒にいられるように甘えたらあなたは許してくれるのかな…?

 

きっと優しいドクターなら許してくれる。 

 

そういえば私以外の誰かと一緒にいる様子に心がモヤモヤと晴れない気持ちになったのはいつからだろう。

ブレイズがドクターに会話している最中スキンシップで抱きついたり肩に腕をのせて寄せたり。

アーミヤがドクターの隣で持たれかかりながらうたた寝しているときだって。

これがケルシー先生が言っていた『嫉妬』っていう感情なのかな。

 

けど、この『嫉妬』はドクターと一緒なら心地よくて。

好き…。大好き。抱きしめたい。

 

 

 

ドクター、あなたを―――――――――――――――………そういえば……ドクター…って…誰だっけ…?

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

ドクター視点

 

「そうだ。実はさ―――――」

 

ガタッ‼

 

ロスモンティスが勢いよく立ち上がり座っていた椅子がガタガタと彼女の後ろで倒れてしまう。

その様子に違和感を持った私はすぐに安否を確認した。

 

「大丈夫か…?ロスモンテi…」

 

「だ、だれ…?あれ…なんでわたしはここにいるの…!?」ガタガタ

 

目の前にいる彼女は酷く動揺し、体を小刻みに震えさせる。瞳は恐怖に染まっており、私以外にも面談室内をキョロキョロと目線を移動させていることから彼女は私に恐怖心を抱いているわけではなく、見知らぬ場所で、そして個室のような狭い場所にいるのが耐えきれないらしい。

 

私は急いで立ち上がって彼女を落ち着かせるべく、抱きしめた。

 

しかし、今思えばこれは悪手だった。

不安定な心を落ち着かせるのに、私のことが記憶にない時点で彼女から見れば私は不審者も同然。

そんなやつに抱きしめられて不快感しかなかったのだろう。

 

すぐに私の体を突っぱねて、自身の腕で体を抱きしめながらハァ…ハァ…っと息が荒くなっていた。

よく見ると彼女のアーツは精神と共に乱れていき暴走しようと面談室の家具や壁が小刻みに震えだしているではないか。

 

「大丈夫だからっ!!ゆっくり呼吸してくれ!」

 

ロスモンティスに先ず落ち着かせることを催促したが彼女は恐怖に身を任せ、叫んだ。

 

「あ…あぁ…っ…!!あぁ"あああ"あ''ッッ!!!!」

 

瞬間、彼女は青光するアーツを暴走させて意識を失って倒れ込む。目尻には涙をいっぱい抱え込んでいて目を閉じたときに溢れ出た。

そして、それと同時に建物は崩壊する。

私は無防備になった彼女を守るべく覆いかぶさって瓦礫が頭や体に直撃したとき意識を手放した。

 

 

 

 

次に意識が戻ったときは瓦礫の上でロスモンティスは空を見上げていたときだった。

その目には恐怖に滲んだものではなく、くぐもったような濁っていた。

こちらに気づいたらしく、彼女は駆け寄ってきて

 

「あなた…大丈夫…?痛くない…?」

 

ロスモンティスは先程起こったことを覚えていないかのように私に話しかけてくる。

 

「ロスモンティスこそ…怪我はしてないか…?」

 

「うん…、大丈夫…。それよりもあなたは大丈夫なの…?」

 

衣服には血だらけで腹部から異常な痛みが走る。

 

「あぁ"…っ……。」

 

「すぐに、医務室に運ぶからがんばってね。」

 

彼女は瓦礫の下敷きにいる私の上に乗っかかっている砕けたコンクリートブロックをアーツを使ってどかして、彼女の武器でもある大きなユニットを担架のようにその上に私を乗せた。 

彼女の頭上から見る彼女は、崩壊前の様子とは雰囲気から違う。

 

彼女は別人のように感じた。

 

 

意識は突然とだえる。

 

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ロドスアイランド  医務室にて

 

 

いつの間にか意識を失っていたらしい。

目を開けたときに映った景色は見覚えのある場所。

白を基調にした無機質な壁。体を上げると、最新の機械と透明な電子黒板に様々なカルテがみえる。

パソコン台に手術台、ここは医務室。

ロドス内で医療オペレーターが作業としてここで研究をおこなっている場所。

 

「こんにちは、ドクター。顔色から危険な病状がないと検知。腹部には穴が空いているため安静になさってくださいと報告。ご注意ください。」

 

すぐ横で聞こえた声は特徴的な話し方、透き通るような声音は彼女しかいない。

 

「あぁ、分かったよ…。フィリオプシス」

 

白髪でアフリカオオコノハズクのような耳と綺麗な橙色の瞳。腕にはライン生命のマークをつけている。

普段の彼女は眠っているか、その特徴的な機械のような話し方をするが時折冗談を交えるほどユニークな人材だ。

 

イッッ……。

 

動かそうとしたとき痛みが生じた。自分の体を見ると腕やお腹には包帯がグルグルと巻かれており、腕は骨折していたのか吊るされている。

 

いや、今はそんな事はどうでもいい。

知りたいことがあるんだ。

 

「なぁ、フィリオプシス。」

 

「はい、なんでしょう。」

 

「私を抱えてきていたロスモンティスはどうした…?」

 

フィリオプシスは、機械のようにフリーズした。

口を閉じてただひたすら一点を見ている彼女の瞳は無機質なビー玉のように、目の乾きすら感じていない。

 

数分経ったとき、彼女は口を開けて話す。

 

「……、ロスモンティスさんはドクターの事を認識、…否定。ドクターを用務員さんとおっしゃっていました。何があったかは分かりませんが記憶障害を発症。ここを出ていく際もなぜここに訪れたかを認識しておりませんでした。」

 

そうか。

 

「…………。」

 

「…フィリオプシスはスリープモードに移行。意識をシャットダウンします。」

 

「えっ…、えっっ…!?」

 

「では、おやすみなさい…グウ…zzzzz」

 

急に目を閉じて2秒もたたずにフィリオプシスは寝た。会話の途中だっため、驚きとまだ聞きたいことを聞けなくて残念な気持ちでいっぱいだった。

 

だが、幸せそうに…、いや、無表情だな。これは。

それでも、彼女を起こすのは気が引けたのでそっとしておいた。もしかしたらロスモンティスに対して折り合いがつけていないことに気づいて察してくれたのであろう。 

 

 

すやすやと寝息が聞こえてくる。

そして、医務室の窓からはロドス内の風景と青くて雲一つすらない晴天。陽光は眩しく入ってきた。

 

特に何もすることがない、いや、何もできないためその風景をみながらロスモンティスのことを思う。

 

彼女と似た境遇が私の心に仲間意識を勝手に植え付けていた。

しかし、それはとんだ勘違いで蓋を開ければすべてを飲みこんでしまうブラックホールのように記憶さえ飲み込まれた彼女に、私は激しく虚無感を覚える。

 

病状は和らぐか悪化するかの二択。

それが悪化して、たまたまこんなことが起きてしまっただけ。誰も悪くない、私も彼女も。

そう自分の心に折り合いをつけるため頭の中で反復したが

 

「……ロスモンティス。」

 

と心の端ではそれを否定しようと彼女の名前が無意識に出てしまった。

そして、同情心で彼女をどこかで同じだと思っていたことが今となっては罪悪感を生み出した。

 

「ごめんな。」

 

誰に謝るわけでもなく、私は自身の心を潰さぬために、守るために償いの言葉を吐くのだった。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

ロスモンティス視点

 

えっ…と、私はこれからどこに行かないと行けないんだっけ…。

 

頭が靄がかかったようにうまく思考が定まらない。

ただひたすら通路を歩き回っている。

いつかは目的の場所につくと信じて歩みを止めない。

 

確か…、いや、思い出せない。体は自然と動くのに…。

 

パトン

 

背後から何かが落ちた音が聞こえた。後ろを振り向く。すると、先程まで通った道に一冊の手帳があった。花柄を基調とした手帳にすぐそばには勿忘草の栞。

手帳には私の名前が拙い字とともに書いてあった。

つまり、これは私が落としたのだろうとわかり、拾い上げる。

落ちた拍子で手帳が開かれていてビッシリと上から下まで色の違うペンで書いたのか彩られていた。

私は気になってしまい手帳内をみてしまう。

 

 

色々と書いてある。アーミヤやケルシー先生のことも。

 

 

ページをめくる。だんだんと頭の中でボヤケていた感覚が消えていった。

鮮明に過去の記憶が頭の中で溢れ出る。

そして文章を書くためのページ最後に

 

『黒のフードをかぶった男の人がドクター。いつも撫でてくれて甘えたくなる、私の好きな人。』

 

と書いてある。

 

 

瞬間、心の中でジンワリと胸が暖かくなった。

頬が上気して熱くなる。恥ずかしさとなんとも言えないじれったい気持ちが心の中でかき混ぜられたような不思議な感覚。

 

「にゃ…///」

 

無意識に声が出てしまった。

 

ページをめくる、日課の予定表欄が出た。

○月 1、2、3、4―――――――と日にちが並んでブレイズとショッピングやテンニンカとお食事など書いてあった。

 

そして10/2、今日の予定表欄に『ドクターとお話』と書いてある。幸い場所も記入されており、私は先程までの歩いてきた道を引き返して目的の場所まで走り出す。

息が切れてハァ…ハァ…と肺は呼吸しようと荒くなるがそれでも関係ない。

 

『ドクター』に興味を惹かれてた。

『ドクター』という言葉でさえ気持ちが高ぶって愛しいと何故か思ってしまう。

 

私はその存在に会うために、確かめるためにその場所へ向かい足を止めない。

 

「待っててね。『ドクター』」

 

口にしたその言葉は虚空に消えていったが、私の心の想いは徐々に増えていった。

 

 




いかがでしたでしょうか。
ほんとうは、愛を忘れてもまた愛に執着するって言うやつしたかったのだけれど、私には文才はないのでごめんね。

次の投稿順は、マドロックA√→ズィマーは駄弁りたい→シーンA√です。もしかしたら今回みたいに急に変なの作るかもしれないけど。
章わけしたので、投稿されたのにアレ?ないな?っなったら日にち見て確認してください。

駄弁りたいシリーズ、リクエスト募集!
感想欄にキャラ名を言ってくだされば順番ごとで書きます。

※通常√分岐はアンケート調査
駄弁りたいシリーズは感想欄にてキャラ募集。

評価と感想おねがいします。最近感想見てニマニマして頑張ってるので。ではまた。

次回が終わってからのキャラ候補

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