※この作品はR-18です。

ヤンデレ化するオペレーターを選択肢で回避してハーレムを作る   作:黒縫

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こんちには、黒縫です。少し長くなりそうだったのでA√も前編後編分けさせてください。

章管理だるい!!!!!!!やめます!!!!



マドロックは守りたい(A√前編)

快晴の空、地面は陽光で輝き反射している。

あの決断(選択肢)から数十時間後、私とマドロックは西南の方角を目指しつつ、道中にあった水辺で水筒に水くみをしていた。

 

あのとき、マドロックは反対していたがその反対を言いくるめた。今では二人で向かっているが少しムスっとしている。

会話は普段通りしているが少しだけ不満を感じている様子だ。

 

あぁー…怒ってるのかな…。

 

「マドロック、大丈夫か?」

 

「……?何に対してなんだ…?」

 

本人はわかっていないような様子を装っているが、さっきビクってしていたよね?

 

「反対を押し切ってまで、あの廃墟を離れたこと。」

 

「…………。」

 

少しだけ眉をひそめた彼女は、また不満そうな顔をしている。

 

「………、そっちじゃない…。」ボソッ

 

「…ん?なにか言ったかな?」

 

正直、聞こえたが知らないふりをした。

それ以上深堀しても彼女の機嫌を損ねるか、ややこしくなって気まずくなるのがオチだろう。

話題を変えよう。

 

「なぁ、マドロック。西南の方角を目指して行ってるんだがロドス自体の方角はわからない。多分、確率的に見知らぬ町や土地に行き着くことが多いと思う。」

 

「あぁ…。」

 

マドロックは静かに私の話を聞いてくれて相槌を打つ。多分、これから話す内容は察しているのだろう。

 

「ブレイズやスカジ達は、もう諦めよう。少なくとも今は自分の命だけを優先しよう。だから、マドロック、君も私もお互いの命が危うくなったときには見捨ててくれ。」

 

「………。」コクッ

 

渋々頷いてくれているように見える。

 

「よし!じゃあ、また歩き出そう。水は十分か?」

 

「そうだな…、大体2、3日は持つ程度はある。」

 

満タンの給水筒を見せてくる彼女はまだ、頬の乾燥具合は酷くない。

これなら、生命活動に支障はないだろう。

鉱石病(オリパシー)研究で人体の構造や性質上の知識は頭の中にある。なので、人の表面上で健康的か見分けることだって可能だ。

マドロックの頬の乾燥は、遭難時以前より良くはないが、活動するのに危険だというところまではない。

マドロックが私を脱水症状から助けてくれたように、私も何かあった際、いざというとき助けれる手立ては考えておきたい。

 

―――――――――これ以上は無くさない為に。

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

歩き始めて2時間後

 

 

真上にあった日は私達が日除けとして使っていたカバンを覗き見るように傾き陽光は差し込む。

依然として気温は下がらず、サウナのような暑さはあるものの乾燥した熱風。乾燥を防ぐように体からは脂汗が、特に額から流れ出てくる。

空気に接している肌からではなく、内側から水分を搾り取られる錯覚を覚えた。

 

暑さに気持ちが沈んでいるときに、側から砂漠の砂をかき分けるような地面を擦る音がこちらに近寄っていることを知る。

 

ガサッ…グッ…サザッ…!!

 

徐々に大きくなっていく音に、私は俯いていた顔を前方を確認するために上げる。

 

その瞬間私は、絶句する。

 

先程まで聞こえていたその音の正体とは、集団で行動するタイリクオオカミ。しかし、文献で見た姿ではない。推定だ。

なぜなら、タイリクオオカミにあるはずのない額に角。そして足が数本多い。歯も鋭く、犬歯が収まりきれていない。口元から私達を食い殺す気なのか涎が溢れて止まることを知らない。

 

 

観察すると体の所々に鉱石病患者にも見られた鉱石が腹部や首元に現れている。

考えるに鉱石病となったタイリクオオカミが繁栄した際に代々、その病を引き継いだ先天的な疾患による奇形種。鉱石病になっただけでこうなる事は先ずないため、徐々に蝕まわれていったのであろう。

 

そんな考察をしているときに、後ろから着いてきていたマドロックが、

 

「ドクター、その場から離れろッ!私の後ろに回れ…!!」

 

と大きな声を上げて片手に鎚が握りしめられており、彼女の表情は眉間にシワを寄せ、敵意が宿った目をしていた。

 

「大丈夫だ…。絶対にドクター、貴方だけは助ける。隙をつくるから、その瞬間を見計らって逃げてくれ。」

 

「マドロック…?!何を言って…!っ…!」

 

目の前の奇形種は12匹。2対12の戦況では分が悪い。

ましては、戦闘訓練など無い素人が一人。

せいぜい1~2匹程度倒せるか…、いや一匹仕留めるだけで苦労するはず。

そうなればマドロックに負担がかかる。

明らかに死ぬか生きるが重傷を負うことになる。

なのに、彼女は一人で解決しようと私のことを逃がすため自身より後方に行かせようとしていた。

 

 

……、舐めんなよ…。

 

 

心の中でそう呟く。

圧倒的な人数で勝ち誇っているような顔している犬コロ共も、無力だと決めつけ数時間前の誓った約束を破って私のことを助けようとして逃げれたはずのマドロックに腹が立つ。

 

「ふっ…ざけんな!」ザッ

 

頭に血が上り口調が荒くなる。

それに驚いたのかマドロックは後方にいた私を見るために振り返る。

瞬間、隙を作った彼女に一番前にいた狼は襲い掛かった。その場から彼女めがけて跳躍し乗りがかかろうとしていた。

 

私は、マドロックの側に行くまで全力疾走しつつカバンに以前Wから『もしものときにでも使いなさい。せいぜい死なないようにね。』と借りていたサバイバルナイフを引き抜いて、飛びかかろうとしていた狼の腹部に突きたてた。

 

 

キャインッ!!!

 

 

と大きな断末魔をあげる狼はその溜め込んでいた血を広大な砂漠にあたり一面、撒き散らしながらサバイバルナイフが刺さった状態でもがき苦しんでいる。

しかし、もがくことで突き刺さったナイフは皮を裂き臓器を傷つけながら深く深くにはいる。

 

ついには痙攣してゆっくりとその動きを止め、二度と動くことはなくなっていた。

 

「なにが…大丈夫だ…!!?約束さえ破ってまで私を助けようなんて舐めんな!!……なら、この際約束なんてどうだっていい!言うよ!!私は!君一人が犠牲になってまで生き延びたいわけじゃないんだよ!」

 

死骸からナイフを抜いて滴る血を空中できって飛ばす。

そして、彼女の方に目線をおくる。

 

「私は非力だけれど、それでも自分に降りかかる火の粉程度は始末できる。マドロックはマドロックだけのことを考えてくれればいいんだから、自己犠牲の精神を押し付けないでくれ。だって」

 

それを聞いている彼女は申し訳なさそうに目を伏せている。

 

そりゃぁ…きつく言ったからね。

でも後悔はない。マドロックの守ろうとした気持ちを踏みにじってまで否定しなければならない。

だって、

 

「私はマドロックと一緒にロドスに帰りたい」

 

から。

 

その言葉を聞いた彼女は顔を上げて目を見開いてこちらを見ている。少し瞳が潤っていて目元が光で反射しているのは見間違いだろうか。

いや、今はそんなことを考えてる暇はない。

周りを囲む犬コロは警戒しながら今か今かとその鋭い牙で襲いかかろうと躍起している。

 

あぁ、貧乏籤だ。強がったのはいいもののさっきみたいに油断しているところに刺せるほど相手は甘くない。

 

だけど――――勝って二人で戻るんだ。

 

「マドロック、いくぞ!」バッ

 

「……ッ…、……あぁッ!!」

 

一斉に動く。奇形種も、同時に。

勝機は限りなく少なくて打開できる考えだって、今もこう走り出しているときだって考えてる。

勝てる見込みなんてすくない。

犬はその噛めば何でも引きちぎりそうな強靭な顎を開きながら突進してきた。

 

「うおオォぉ"ぉ"ぁぁ"ッッ!!!」

 

頭の中がハイになりながら雄叫びをあげる。

そのとき近くでザッザッザッと足音が聞こえるが私は気に求めなかった。

しかし、その足音とチェンソーのエンジン音は懐かしく聞き覚えのある音だった。

 

 

 

「いいね!ドクター!さいっこうッッにッッ!!ハイッってやつだよ!!」ヴォンヴォン

 

 

直後飛びかかってきた犬は激しく血を撒き散らしながら目の前で切断されて、禍々しくも無機質なその大きな得物が私の視界をふせぐ。顔には先程までなかった生暖かい血がついてしまった。

しかし、それに気を止めず、その声の正体に釘付けになった。

 

「戦うなら私も頭数に入れといてよね、ドクター。」ニッ

 

笑顔で片手にはその図体に似合わないチェンソーを持ちながらこちらにダブルピースをしてくるそいつは

 

「ブレイズッ!?」

 

「うん、私はブレイズ…。ロドスのオペレーターだよ。」

 

ブレイズはすぐに体を私に近づけて周りに警戒するために身構える。

だが、私は驚きとブレイズ自身の異様な熱で思考が定まらない。 

 

彼女は、普段来ている服を破れたのか上半身は胸元以外ビリビリに破れかけている。

 

何で此処にいるのか…いや、ブレイズの破れている服装はなんだ…!?熱を帯びていて、このままだと彼女のキャパオーバーに達するんじゃないのか…?!

 

「なぁ!ブレイズ、その熱はどうしたんだ!?このままだと自身の神経が焼ききれて死ぬぞ!」

 

「あぁー、これはまぁ追々後で話すからさ。手持ちに水とかないかな!クールダウンしないとちょっと不味いかも。」 

 

 

私はすぐにカバンに汲んでいた水を彼女に渡す。

すると、彼女は蓋を口で器用に開けなかの水を頭から勢いよく被った。

バシャバシャと彼女の艷やかで綺麗な髪の間を水が抜けていき額からは頬、口近くまで滴り落ちる。

体は濡れているが、すぐに蒸気のなって空中に消え乾く。ジュゥ…と蒸発する音が聞こえてきたことにより彼女が抱えている熱がどれだけのものだったのかを想像するに容易かった。

 

「はぁぁ…、あとちょっとは持ちそうだね。じゃあ、片っ端から倒そうか。」

 

「ま、待ってくれ。スカジはどうしたんだ…。」

 

「ん?スカジなら、もうほら、後ろでマドロックの助太刀に来てるよ。」クイックイッ

 

後ろを親指で指している。私は首だけを動かしチラッと見ると、後ろでは閃光のように鋭く異次元の速さで多くの首を跳ね飛ばしているバウンティハンターがそこに居た。緩急をつけた足捌きと下段からの一閃はまるで舞踊のように美しく見えた。

私の視線に気がついたのか、スカジは私を見て

 

「深海の舞をお見せしましょう、ドクター。」

 

とだけ言葉にし、すぐさままた近くの犬の首を飛ばしていた。犬はマズいと思ったのか仲間呼ぶための遠吠えをする。

このままではもっと多くの奇形種が来てしまう。

だけれど、何故かこの二人が来たことで恐怖や焦りは消えていた。

 

隣から肩を軽い衝撃がくる。ブレイズが

 

「ほら!早くしないとスカジに獲物全部取られちゃうでしょ!私達も行かなきゃ!!」

 

そう私に対して喋るとブレイズはすぐさま犬に向かって走り出してその自慢のチェンソーで真っ二つにする。彼女は高揚しているのか

 

「私が振り撒く血で、大盛り上がり間違いなし!」

 

とだけ叫んで周りの犬を蹂躙していくのであった。

 

 

 

 

 




続きます。
投稿は来週のどこかで。

追記 やはり投稿からお気に入り登録者数が減ったのでメンタルブレイクされました。しばらく、投稿しません。_(┐「ε:)_

感想と評価をお待ちしております。ではまた。

『駄弁りたいシリーズ』のキャラリクエスト募集中。
感想欄にてキャラ名を言ってくだされば順番ごとに書かせていただきます。
(短編、分岐なしのストーリー構成です)

次回が終わってからのキャラ候補

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