※この作品はR-18です。

MOちゃんに癒やされる   作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)

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後半1

 ミオに言われるがまま、ふたりで使っているベッドで彼女を待った。彼女の残り香を感じる場所で待つ時間には、初夜を迎える寸前のようにドキドキとしてしまっていた。

 

 ミオとの情事はもう数えきれないぐらいに経験している。それなのに、いつまでも飽きる気配がないのは、彼女が持っている魅力に他ならないのだろう。

 

 そわそわとしていると、一〇分も立たないうちに寝室のドアが開く。その先には、薄い黒のレースと白いフリルが可愛らしい、ベビードール風のランジェリーに身を包んだミオの姿があった。

 

「お、お待たせ……! あなたが好きそうな……え、えっちな下着をね、ちょっと買ってみたんだけど……! どうかな……似合うかなぁ……?」

 

 恥じらいながら手を置いた胸は、その輪郭がはっきりと見えるほどに透けていた。先端部分の突起がぽっちりと浮いているうえに、レース地から乳輪の薄桃色が覗いている。

 

 思わず喉を鳴らしてしまうほどに艶美な魅力を、たどたどしい言葉で必死に賞賛する。今日以上に、自分の語彙力の無さを呪ったことはなかった。

 

「そっか、そっか……! あなたが喜んでくれたなら……勇気出した甲斐があったな……えへへ……♪」

 

 ミオは足をもじもじとさせながら、顔を真っ赤にしてはにかみ、嬉しそうにしてくれた。

 

 ベビードール姿の恋人はこちらに近寄って、口笛を吹くように浅く唇を尖らせる。

 

 キスを迫られると思って緊張したが、ミオはおでこをこつんと合わせるだけに留まった。

 

「……くすっ……♡ そんなに、うちと……ちゅう、したいの?」

 

 間近で輝くシトリンのような瞳に、魂まで吸い込まれそうになる。何も答えられず、ただドギマギしていると……ミオはにんまりと口を歪めてから、触れるように、こちらの願いを叶えてくれていた。

 

 その、ちょっとした唇同士の接触だけで心がむず痒くなって、身体中の力が抜けてしまった。

 

 ミオは脱力した男の肉体を、そっと仰向けに押し倒す。

 

「んっ……ちゅ、むっ……ふむ、んっ……ちゅうっ……♡」

 

 ミオは覆い被さるようにしてキスの雨を降らせてくる。作業的にならず、一つひとつの触れ合いに愛を込めてくれていた。

 

 胸板に置いた手で、シャツをキュッと握り込んで、捕らえた獲物を逃さないように愛情の鎖を繋いでいる。その拘束は決して振り払えないもので、自分から不自由を望んでしまうほどに嬉しい繋がりだった。

 

「りゅぅ……む、ぅ……くちゅ、ぴちゅっ……んんー……♡」

 

 ぬるり、と。熱い舌が入ってくる。粘膜をビクビクと震わせる官能的な快感が、脳に近い部分でしとやかな水音を響かせる。

 

「んっ……はう……っ……♡ ぅや、はふ……くちゅ、んみゅ……♡ んりゅぅ……るるん……んふぅ……♡」

 

 唾液を躍らせるように舌肉を擦り合わせて、舌先で深いキスを捧げ合う。

 

 曲線美が激しい肉体をケモノのようにくねらせて、ディープキスを重ねていく。

 

「んにゅう……は、あっ……♡ ちょ、っと……や、ぁんっ……くぷ、むぅっ……ふぅう……♡」

 

 熱く燃えていく興奮を我慢できず、身体の動きに合わせて揺れる瑞々しい乳房を触ると、ミオは吐息を色っぽくとろけさせた。

 

 ベビードールの生地は非常に薄くてすべすべしていた。おっぱいを生で触っているときのように、指先に肉感が絡み付く。

 

「ちゅ……は、あん……♡ もうっ……すけべ、なんだから……♡ 我慢しなきゃ、めっ、だよ……?♡」

 

 キスに夢中になっていたミオは、むっとした表情――実際には口元がによによとしており、可愛さしかなかったのだが――を見せて、ぴちりと額を小突いてきた。

 

 しかし、ミオの豊満に実った胸がぷるぷると腹面に当たってきていたのだ。甘い果実の誘引を受けて、触るのを我慢できる男など、この世にいるはずがない。

 

「うふふっ……♡ 我儘な駄々っ子ちゃん、なんだから……♡ それじゃあね、そろそろ……お着替え、しよっかねぇ♡」

 

 ミオは手慣れた様子でこちらの衣服を脱がせて、あっという間にパンツ以外を剥ぎ取った。

 

 その手際の良さは、識者が世の常識を語るようになめらかだった。

 

 赤ん坊が母親に甘えることも、お洋服を脱がせてもらうことも、何もおかしくない。そう、言って聞かせるように。

 

 ミオの迷いの無さと慈愛で満ちた微笑みが、こちらに気恥ずかしさを忘れさせて「これが普通のこと」だと思わせてくれる。

 

 初めてエッチをしたときは、ギリギリながらもリードしていた側だったというのに……今では、ここまで骨抜きにされてしまった。

 

 自分の心身が赤ん坊まで遡り、慈愛の微笑を浮かべる母を見上げる。口が勝手に、その少女を、ママと呼んでいた。

 

「ママがわかるんだねぇ……♪ そうだよ、うちがあなたのママだから……いーっぱい甘えていいんだよー……♡」

 

 ミオの母性は完璧だった。一瞬の隙も、現実味も見せない。何も気にせず甘えられる、理想の時間を作ってくれていた。 

 

 顔を近づけてくれたミオを、本能のままに抱き寄せる。セクシーランジェリーから覗く谷間に顔を埋め、安心できる母の香りで鼻腔を満たす。

 

「ホントに、おっぱいが好きなんだねぇ……♡ いいよ……もっと、うちのおっぱい、欲しがってねぇ♡」

 

 ミオの言葉が耳から入り、欠片のように残っていた理性をドロドロにとろけさせていく。もはや、赤ん坊に戻ることへの抵抗は一切なくなっていた。

 

 ごろごろと乳房に甘えられる。怒られないどころか、「かわいいねぇ」と褒めてくれる。

 

 甘すぎる夢にしか思えないのに、そのおっぱいの温もりも、上質なレース生地のすべすべ感も、確かに現実のものだった。

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