辺境領主は銀髪ロリエルフをprprしたい 作:名もなきrlkn
6話の奴隷商の語る忌子の部分の語りを若干修正しました。大きな変更はありませんが、今回そこに触れる箇所があるため気になる方はお手数ですが確認をお願いします。
アルトの街の上空を横切りながら少女の処遇について考える。このまま館に連れ帰ってはすぐにロイドに見つかって、今度は何を拾って来たんですか?ちゃんと元の場所に返して来なさい。とでも言われるのがおちだ。おまえは俺のオカンか、いや実際に言われた覚えはないけど。
そうなると別邸に直接連れて行くのがベターだろう。活動の拠点は本館なのだが、寝起きは未だに別邸でしており実質一人暮らし状態だ。着替えや風呂を誰かに手伝われる等鳥肌が立つし、料理は別に苦にならない。掃除などは執務中にやってくれているようだが、基本的に俺の意向に沿ってもらっている。少女の世話に関しても手伝ってほしい気持ちもあるが、まぁどうしても手が回らなくなったらお願いするとしよう。
別邸へと帰るとそのままリビングへ向かう。この後どうするにせよ一度少女の状態を詳しく確認して置きたかった。これだけ酷い傷があって中身は無事とは考えにくい。空を飛んでいた時も大した反応を示しておらず、すでに視覚がどの程度見えて居るのか怪しい。
それにこれだけ激しい状況の変化にも関わらず、何の質問もしてこようとしない。耳は聞こえているようだが声が不自由だとすると聞き取りもできず面倒だ。ともあれ呼吸不全や発熱はないようなのですぐに命に係わるような病はないと思うが、あまり楽観視すべきではないだろう。
腕の中の少女をそっとソファーへと横たえる。その感覚に少し驚いたのか、あっと吐息のような声が漏れるがなされるがままだ。改めて少女の全身を眺めるが、その汚れっぷりに先に手早く清めてしまおうと思いなおす。
少女に少し目を瞑っているように指示すると、手のひらに産んだ浄火を少女に落とす。薄桃色の炎は瞬く間に少女を覆いつくし、同じだけの速さで虚空に溶け去った。そうして炎の中から現れたのは、凄惨な傷跡を残す少女の裸体だった。どうやら身にまとっていたボロもゴミ判定で燃えてしまったらしい。けしてワザとではない。ないのだ。
そもそも自覚有るロリコンといえど、やせ細り見るに堪えない傷跡を全身に残す少女に興奮する訳が……やばいちょっとちんちんふっくらしてきた。裸の少女に首輪のみとか背徳感がありすぎて性欲持て余して溢れ出さんとしている状態では抗えるものではない。
どうにか気を静め近くのタオルケットで少女を包む。てるてる坊主状態で身動きできないかもしれないが許せ。
改めて少女に向き合い、その額に手を触れる。相手の体内に魔力を流し、その反応で状態を見るのだ。探索魔法の応用であり、人体構造の知識がある程度あれば肉体の不調やその原因を探る事ができる。他人の魔力が流れてくすぐったいのだろう、少女が身をよじるが少しの間我慢してもらうしかない。
魔力を流し始めてすぐにわかったのだがこの少女、保有する潜在魔力量が貴族と比べてすら桁外れだ。いや、桁外れと言う言葉すら生ぬるい、埒外と言ってもいい。ともすれば
潜在魔力とは意思持つもの全てが持つといわれている。だがそれは何処にあるのかはわかっていない。肉体の裏側にあるとも、心に潜むとも、魂に宿るとも、意思に芽生えるとも、それら全てにあるとも。魔力無しと呼ばれる者も、潜在魔力自体は保有しているのだ。ただそのくみ出し方がわからないだけで。翻って魔力持ちというのは生まれながらに、あるいは何かをきっかけとしてその力を自分の身体へと顕在化させる事が出来ている。それは生まれにより、種族により、経験により、様々な要素が混じりあい決して平等なものではない。
そして仮に顕在化させる事が出来たとしても、潜在魔力の全てを扱えるという訳ではない。潜在魔力が多くとも殆ど顕在化させる事が出来なければ、潜在魔力が少なくとも十分に顕在化させる事が出来ている物と同じような魔力量に見える。そして潜在魔力というのは通常の方法で推しはかる事は出来ず、その才能を埋もれさせたまま朽ちる者がほとんどだ。真に自らの力を振るう事ができるのはほんの一握りしかいない。
この少女も、莫大な潜在魔力を持ちながら全くと言って顕在化させる事が出来ていない。あるいは自ら無意識のうちに忌避しているのだろう。仮にこれだけの力を無自覚に使おうものなら、ほんの一端で当たり一面を吹き飛ばして余りある。強靭な肉体を持つとはいえ成長しきらぬうちに顕在化してしまえばそれだけで肉体が弾け飛びかねない。きっとそれを本能的に理解しているのだろう。
もしもかつていた忌子と呼ばれるハーフエルフが同じような存在であるならば、迷信のような伝承も頷ける。最初は自分で押さえつけていて魔法が使えず、肉体の成長につれそれが緩むも力を制御しきれず周りに被害をもたらし、殺されそうになる死の恐怖にさらされ力を暴走させて自爆、というのはありえそうな話ではある。しかし忌子として恐れられ忌避されているのはエルフとダークエルフのハーフのみであり、他種族のハーフは珍しいため奇異の目で見られるが殊更迫害を受けるわけではない。もしかすれば種族としてなにか秘密があるのかもしれないが……光と闇の力がそなわり最強に見える?
少女の力について考察しつつも検査は続けていく。予想通りと言うべきか、以上にと言うべきか、体の中身もずたぼろだった。臓器が軒並み弱っているのは当然として、右足の骨折ばかりに目が行っていたが主要な骨と言う骨に折れたような跡が見られる。くっついてはいるが歪になってしまっている所も多い。幸い頭の怪我がほとんどなかったせいか脳に異常はないようだが、神経系の動きがだいぶ鈍いように感じられる。何かしらの毒でも使っていたのかもしれない。
そして少女の下腹部、おそらく子宮だと思うがその機能が完全に死んでいる。少女の肉体のおかげで形は保っているが、そうでなければ腐り落ちていても不思議はない。加えて更にその下、少女のまたのあたりに違和感を感じる。
流す魔力が微弱なためか、流れを阻害されよくわからない。少し申し訳なさを感じつつも、これは診察のためだからと心の中で言い訳しつつ直接少女の股間へと手を伸ばす。傷つけることのないように優しく陰唇の奥、膣口の入口へと触れる。しかしそこに柔らかい肉の感触はなく、硬質でありながらザラリと質感が帰ってきた。細いが糸ではない、針金よりも細い、鋼糸の類か?触れた瞬間に一瞬はじかれるよな反発を感じたので、念入りに聖別されたもののようだ。
なんだ、これは?
「…………神父様が、万が一にも悪魔が子を孕まぬよう必要な事だと仰っていました」
俺が思わず漏らした呟きに、自分が質問されたと思ったのか少女が口を開いた。
その言葉を聞いた瞬間、自分の中に様々な感情が弾け意識が白熱するのを感じた。まだ子を産む準備もできていない少女の子宮を殺した上でそこまでするのかという怒り。周到にして絶対の意思を持った行いに対する賛同。自分が何をされたのかすら理解していないだろう少女への哀れみ。擦れているにも関わらず心を震わせるような響きを放つ少女の声に対する喜び。そのどれもが自分の意思で、相反しながら矛盾しない感情の爆発だった。気付けばすでに指先に不快な感触は感じていない。どうやら無意識に塵も残さず消滅させていたらしい。股から手を引き少女を見つめる。
久しく感じていなかった、心からの情動を感じさせるこの少女。果たしてこの少女は自分の何なのだろうか。そうして初めて、あるいは改めてこの少女を強く欲しいと思う。
しかし、口から出たのは全く別の言葉だった。
お前、喋れたんだな
「はい、許可されていない時以外は喋るなと言われていました」
……そうか
なんというかもう、そうかとしか言えなかった。先ほど診た少女の状態と相まって、壮絶な地獄を見てきたのだろうこの子に、俺はかける言葉を持たなかった。これもう(何言えばいいか)わかんねぇな。
これからは、俺が君の主人となる。よって何をしても、喋っても構わない
「はい、わかりました。……よろしくお願いします、ご主人様」
相変わらず少女の表情には、悲壮感も諦めもなく、ただぼうとこちらを見つめるだけだ。しかし、そのご主人様という言葉の響きに若干の喜色が含まれていたように感じたのは、果たして俺の気のせいだろうか。その光を失った紅い瞳からは何も読み取ることはできなかった。
感想、評価、および誤字報告ありがとうございます。
詳しく感想書いていただけるとしっかり楽しんで頂けてるのだなと感じて嬉しくなりますね。日間ランキングも上の方に出てこられたおかげかUAやお気に入りが一気に伸びてびっくりしました。
さて、今回はだいぶ短い感じになってしまいました。1話あたり5千文字程度でまとめたいと考えてはいるのですが、今回は切りがよかったので。自分のモチベーション維持のためにも週に2~3回は投稿したい(儚い希望)
ところでぇここら辺に抵抗できないロリの股間をまさぐる主人公がいるらしっすよ?