夕食後のふたり。
「ごちそうさま。・・・結花 おねえさん、インターネットの設定ありがとう。これから使ってみるね」
「何よ・オネエさんだなんて・・・」
「きょうからお姉さんだよ」
上機嫌な弦太。
「どういたしまして。インターネット、楽しんでね。操作はさっき教えた通りよ。ブックマークの中から、見たいサイトを選んでね。私は自分の部屋で仕事をするから」
独身なのに『叔母』と呼ばれることに違和感を覚えていた結花。
「うん」
夕食を終えた弦太は、ペットボトルに入った冷たいお茶をもって自室に消えた。
結花も自分の部屋へ入ると、パソコンの前に座った。
これから、弦太の秘密を覗き見することに結花は罪悪感を抱きながらも、少なからず興奮も同時におぼえていた。
結花は深呼吸をした後、弦太のノートパソコンのモニターを自分のパソコンに表示させた。
ウェブカメラを最初から使うことには、まだ抵抗がある結花。とりあえず、彼女はカメラのスイッチを入れずにモニターをみていた。
弦太のノートパソコンのモニターには、ニュースサイトが表示されている。
(弦太がインターネットを見てる!)
結花はこれだけで秘密の扉を開けたような気になり異常な興奮を覚えていた。
モニターでは、マウスのポインターが目まぐるしく移動し、次々にブックマーク先が表示されていった。
登録してあるブックマークの上から弦太は順序良く、一個一個のサイトを確認するように閲覧している。
やがて・・・、ブックマークの一番下に登録してある、結花が選定したサイトを弦太は選択している。
ウインドウがパッと開き、ヌード画像のサムネイルが一覧表示された。
結花が固唾を飲み見つめるなか、1枚の画像ファイルがクリックされた。
開いたウインドウに、女性のヌード画像が大きく表示される。
マウスポインターの動きが一瞬止まったが、そのあとは、次から次へと忙しくファイルが開かれていく。
開いては閉じ、開いては閉じが、数回となく繰り返される。
そして、ひと通り画像が表示された後、ある画像が再びクリックされモニターに表示された。
次に、他の画像が開かれることはなく、モニター上のマウスポインターの動きは静止したまま。
(へー・・・・、弦太は、こういうのが好みなのね。そうなんだ・・・。なるほどねぇ・・・。それにしても・・・、もう他のファイルは見ないのかしら?・・・)
そう不思議に思った瞬間に結花は気付いた。
(そっか。きっと今、弦太はしてるんだわ)
弦太が指でペニスを握りオナニーしている姿を結花は想像した。
(ウェブカメラ、どうしよう?。見るなら、今しかない・・・。どうしよう?)
スイッチを結花は迷ったが、結局はスイッチを入れた。
モニターには弦太の上半身だけが表示され、腰あたりから下は入らず、見えない結花は想像するしかなかった。
オナニーをしていると思われる弦太の顔は真剣そのもの。無言でモニターを見つめている。
そして、弦太の右腕の二の腕が不自然に動いていた。
シュルシュル
と何かをこするような音が微かに聞こえてくる。
(ああ、やっぱり、オナニーしてるんだわ!・・・)
モニターに映っていないからこそ、結花は弦太の下半身をことさらにいやらしく想像してしまう。
勃起したペニスを握り、何度も上下にしごいているであろう弦太を見て、結花は自分の顔が少なからず火照っているのを感じていた。
弦太のそんな動きは数分にわたり続いた。
その間、弦太の表情はほとんど変わらず、真剣なまま。そして、弦太の息遣いが徐々に荒くなってくる。
と、その時・・・。
弦太が突然立ち上がった。
「えっ!・・・え?・・・」
つづく