※この作品はR-18です。

性霊幻想記    作:Tokaz

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アニメ化記念投稿。

精霊幻想記のR-18が読みたかったけど無かったので、自分で書きました。
楽しんで貰えたら幸いです。



第1話 セリア先生との初めて

 

 

 ───目が覚めたら子供になっていた。

 

 

 昨夜はお気に入りのラノベを読みながら寝落ちしてしまったと思うんだが、何が起きたのか身体は小さくなり、確実に日本じゃない、粗末な小屋の床に寝かされていた。お陰で身体が痛い。

 

「おや、起きたのかいリオ」

 

 身体を起こした所、見知らぬ女に声を掛けられたがそれ所じゃない。彼女に呼ばれたリオという名前、それは昨夜読んでいたラノベの主人公の名前だ。

 ここに来て自分の身に何が起きたか朧気ながら予測は出来た。どうやら俺は「精霊幻想記」の主人公、リオに転生(いや憑依か?)してしまったらしい。

 

「熱は下がったみたいだね。なら身体を洗ってきな。アンタひどく臭うよ」

 

 そう言われて自分の匂いを嗅ぐと、確かに臭い。俺は立ち上がると、身体を洗いに外へ出た。

 

 

 

 目の前に広がる街並みを呆然と見渡す。

 薄暗く汚れた街並み、いくつも軒を連ねる粗末な木製の家屋、どう見ても日本じゃないが俺はこの光景を知っている。ここはベルトラム王国の王都、その中でも外れに存在する──スラム街だった。

                

(どうやら天川春人(アマカワハルト)クンに代わってリオに転生しちまったみたいだが・・・・どうしよう?)

 

 リオの中身が違うとなると、これから先どうなるのか・・・・

 

(取り敢えず身体を洗ってこよう)

 

 俺はフラつく頭を押さえつつ、身体を洗いに井戸へと向かった。

 

 

 

 冷たい井戸水をかぶってクールダウン出来た。さて、これからどうしようか。

 今の俺には日本で20数年生きて来た記憶と、このスラムで7年間生きて来た記憶が混在していた。

 俺が何故リオになってしまったのか分からないが、折角転生したんだから簡単には死にたくない。とは言えこの世界はかなりハードだ。精霊術が使えればいいんだが、果たして天川春人ではない俺に精霊術が使えるのだろうか? それ次第でこの先の展開が大きく変わるしな・・・・

 そんな風に考え事をしながら元いた所に戻ると、そこには黒ずくめの男が血に塗れた剣を手にしていた。

 

(やべ・・・・原作の展開をすっかり忘れてた)

 

 俺は原作通りベルトラム王国第2王女フローラの誘拐事件にまんまと首を突っ込んでしまった。そして、暗殺者の魔の手が俺に迫る───!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───あれから5年の歳月が流れた。

 

 

 俺は今、ベルトラム王国王立学院に忍び込んでいる。

 

 あの後、刺客に襲われた俺は何とか精霊術に覚醒し刺客を撃退、フローラ王女を救出した。その褒美として貴族の子弟が学ぶ王立学院に入学する事になった。

 平民の俺が王立学院に通うのが気に入らない貴族の子弟の嫌がらせ(誹謗中傷や風評被害)に合いながら努力を続け、学業も武術も好成績を修めるようになると貴族の嫌がらせは更に苛烈になり、俺は孤独な学院生活を送っていた。

 やがて王立学院初等部の最上級生になると、恒例の野外実習が行われ、貴族のバカ子弟が王女の前でカッコつけようとして大失態を犯した。魔物に襲われ混乱する中、フローラ王女を崖から突き飛ばしたのだ。

 原作通りにならないよう防ごうとしたが、パニックの中どうする事も出来ず、転落寸前にフローラ王女を助けるので精一杯だった。代わりに崖下に落下した俺は精霊術を使い無事だったが、貴族のバカ子弟の言い掛かりで、フローラ王女を危険に晒した罪は全て俺になすり付けられてしまった。

 原作通りではあるのだが、連中の身勝手さにはほとほと呆れ果てた。とは言えバカ共は有力貴族の子弟、今出ていけば捕えられ、問答無用で処刑されてしまう。よって俺はこの国を出て行く事にした。そして学院の自室に荷物を取りにいく傍ら、心残りを片付ける為学院に忍び込んだ。

 

 

 

 

 俺の心残りはセリア先生だった。

 セリア先生──セリア・クレールは魔道の名門と云われるクレール伯爵家のご令嬢で本人も天才と呼ばれる魔道士だ。

 飛び級で学院を卒業後、初等部の講師を勤めていて、入学当初読み書きが出来なかった俺に文字を教えてくれたのが切っ掛けで親しくなり、以来研究の助手をしたり、一緒にお茶を飲んだりと孤独な俺にとって先生と過ごす時間が唯一の安らぎだった。

 旅立つにしても先生には真相を話し、きちんとお別れを言いたかった。

 

 研究室を訪れると、俺を見た途端、先生は抱きついて来た。

 小さな肩が震え、涙が滲んでいる。心配かけて悪いと思う反面、先生の思いが伝わって来て素直に嬉しかった。

 暫くして先生が落ち着いたようなので、野外実習で何があったかを説明した。先生は伝え聞いたのと正反対の事実に憤慨したが、国内の政治事情を省みて、このまま姿を消した方がいいという俺の考えに賛成してくれた。

 

 

 

 

 

 

 自分の無力さが悔しい、と抱きつく力を強くするセリアにリオの胸に愛おしさが溢れる。それと同時にセリアの温もりや柔らかさ、甘い匂いも相俟ってリオは自分のモノが大きくなるのを感じていた。

 

「先生・・・・」

 

「リオ・・・・」

 

 セリアの頬に手を当て、至近距離で見つめ合う。セリアは頬を赤く染めつつ、潤んだ青い瞳を閉じた。

 

「ん────」

 

 距離がゼロになり、二人の唇が重なる。甘く柔らかな唇の感触にたっぷり数10秒間酔いしれた。

 

「────あ」

 

 唇を離すと、セリアは蕩けた表情をしながら不満そうに声を洩らす。

 

「───んん、ちゅ・・・あ、リオ・・・・ちゅぷ」

 

 今度は啄むように、唇は勿論、頬や額、首筋にまでキスの雨を降らせる。

 

「!はぁん!・・・・ちゅ、リオ・・ダメ、ダメよ、んん!」

 

 リオはキスしながらセリアの胸に触れる。年齢不相応な幼い容姿の彼女だが、胸はそれなりに育っている。適度な、掌に収まるくらいの柔らかな感触にリオは夢中になり、気づけば机の上にセリアの身体を押し倒し、ブラウスのボタンを外し、胸を露出させていた。

 

「んん!?・・・いけないわリオ、こんな・・ん・・あぁん!」

 

 セリアの白く滑らかな肌とは対照的なピンク色の頂はリオの与える刺激に反応して固くそそり勃ちリオを誘惑する。その誘惑に逆らえず、リオはそこに舌を這わせた。

 

「ひぁぁん!?・・んん、あぁん!・・リオ、ダメ、それダメ、ダ・・・・んああ!」

 

 リオは胸を揉みながら右には舌を、左には指を這わせると、セリアは快楽に身悶えながら甘い吐息を吐く。そして頃合いと見て、リオは完全に勃ち上がった乳首を噛んだ。

 

「!ひやああぁぁぁんん!!」

 

 セリアは身体をビクンと震わせると、全身を弛緩させた。どうやら軽くイッたらしい。

 

「大丈夫ですか、先生?」

 

 まだ息の荒いセリアにリオは訊ねる。

 

「リオ・・・・私、どうしちゃったの?・・・・まるで、雷の魔法を受けたみたいで・・・それで、その・・・・」

 

「・・・・気持ち良かった?」

 

 たどたどしく呟くセリアにそう訊ねると、セリアはただでさえ赤い顔を更に赤くして、恥ずかしそうに俯き、コクンと微かに頷いた。その様は殺人的に可愛かった。

 

「恥ずかしがる事無いですよ。好きな男(ひと)に触れられて気持ち良くなるのは、女として当たり前なんですから」

 

「好きな男(ひと)・・・・そっか・・・やっぱり私、リオの事が好きだったんだ・・・・」

 

 少し前に父からの手紙で結婚を勧められた時、思い悩んでリオに相談した。その時セリアの好みを聞かれ、浮かんだ条件に最も近かったのはリオだった。それ以来リオを意識していたセリアだったが、そう言われて今はっきりとリオへの想いを自覚した。

 

 セリアの小さな呟きはしっかりとリオの耳に届いていた。リオは歓喜に身を震わせ、再びセリアに唇を重ねる。

 

「───先生!」

 

「んん!?リオ・・ちゅ、ちゅぷ・・んあ・・・んふう、ちゅぷ」

 

 今度は重ねるだけでなく、舌をセリアの口内に差し込む。舌で口内を蹂躙し、セリアの唾液を啜る。リオもまたセリアの口内に自分の唾液を送り込んだ。

 

「・・・・ズズ、先生」

 

「───んふう、ちゅ、んあ、レロ、エロ・・・ズズ、ちゅぷ・・・・ああ、リオ」

 

 たっぷり唾液を交換し、唇を離すと二人の間に銀色の橋が掛かる。それはプツリと切れると、セリアの胸に落ちた。

 

「先生・・・・いいですか?」

 

「ダメよリオ・・・私は・・・・」

 

「俺は今夜この国を出ます。次に会えるのは数年先、いや、もしかしたらもう会えないかも知れません。だから・・・・」

 

「そんな、リオ・・・・・」

 

 セリアは貴族の令嬢として、結婚するまで純潔を守るという教育を受けて来た。昨今ではそんな教えを守らず享楽に耽る者もいるが、セリアはそういうタイプではなかった。

 だがリオへの想いを自覚した今、セリアの心は揺れていた。リオともう会えないかも知れないと思うと、彼に純潔を捧げ、思い出になるくらい許されるんじゃないか、と思い始めていた。そして───

 

「先生?」

 

 セリアは覚悟を決め、右手を伸ばしてリオの頬にそっと触れた。そして、

 

「・・・・・・セリアって呼んで。好きよリオ・・・ちゅ」

 

 初めてセリアから唇を重ねた。

 

 

 

 

 二人は研究室にある仮眠用のベッドに場所を移した。

 互いに下着1枚になった二人はベッドの上で見つめ合う。仄暗いランプに照らされたセリアの裸身は幻想的な美しさを放っていた。

 

「綺麗です、セリア・・・・」

 

「ホントに? 私幼児体形だからつまらなくない?」 

 

 自分が年齢不相応な体形なのを密かに気にしていたセリアは、申し訳なさそうにリオに訊ねる。

 確かにセリアは背が低く童顔だが、胸や尻は年齢相応に育っている。自信の無さげなセリアにリオは思わず苦笑した。

 

「まさか!・・・そのスタイルで幼児体形なんて言ったら、世の女性の半分は敵に回しますよ?」

 

「・・・そう、かな?」

 

「ええ、とっても綺麗です」

 

「あう・・・・」

 

 目を反らし、恥ずかしそうにもじもじするセリアの愛らしさにリオはもう我慢出来なかった。

 

「セリア、いいですね」

 

「・・・・うん。でも、その・・・や、優しく、ね?」

 

「はい」

 

 リオはセリアをベッドに押し倒し、覆い被さった。

 

「あ、リオ・・・・」

 

 リオはリラックスさせる様に何度かキスをすると、セリアの裸身に指と舌を這わせる。

 微かに汗の匂いがする首筋から窪んだ鎖骨、丸みを帯びた胸へと舌を這わせる度にセリアは身体を悶えさせる。

 

「ん・・ああ!リオ、そこは・・・あん! ダメ、ダメよ・・・んんっ!」

 

 じっとりとリオの唾液と汗に濡れたセリアの裸身は、17歳の少女特有の色香を放っていた。やがてリオはセリアの下着の上に指を這わせた。

 

「はぁぁん!!」

 

 セリアは自分でも触れた事の無い秘部を下着の上から触られ、初めての感覚に身体を震わせる。

 リオはセリアの反応を見て、唾液にまみれた胸から滑らかなお腹や小さな臍へゆっくりと舌を移動させる。

 

「んん、リオ、そこは・・・ふぅん!」

 

「くすぐったいですか?」

 

「それもあるんだけど・・・・・その、あの・・・」

 

「もしかして感じる?」

 

 リオに感じてる事を見抜かれ、セリアは恥ずかしそうに俯いた。セリアの反応に気を良くしたリオは、最後に隠された秘部に狙いを定めた。そして───

 

「んああぁぁんん! リ、リオ!? そこは──あぁん!」

 

 リオは下着の上から割れ目に沿って舌を這わせる。指での愛撫により湿り気を帯びていたそこはリオの唾液も加わり、うっすらと透けてゆく。リオはお尻に手を回して下着を一気に引き抜いた。

 

「────ああ!?」

 

 最後の砦を剥ぎ取られ、羞恥のあまり秘部を隠そうとしたセリアだったが、一足早くリオがむしゃぶりつき、リオの頭を太股で挟む形になってしまう。

 

「あぁん! リ、リオ!?ダメよそんな所・・・き、汚ないから・・・だからヤメ・・んん、はぁん!」

 

「そんな事ないです・・・セリアのここ、甘い匂いがして美味しいですよ・・・ジュル」

 

「ウソ、ウソ・・・そんな訳、ないのに・・・・んんっ!? なんで?・・なんでこんなに、き、気持ちいいの!? あぁぁん!!」

 

 考えてみれば、セリアはリオを心配するあまり今日は勿論、昨日も風呂に入ってない。2日の間に当然何回もトイレに行き汚れている。そんな汚れた所の匂いを嗅がれ、舐められる事に羞恥とそれ以上の快楽を感じてセリアは小さな裸身を震わせた。 

 

「ダメえ! もう、もう許して──お願いリオ!!」

 

「ダメです。観念して気持ち良くなって下さい」

 

 固く閉じていた秘穴はこれまでの愛撫で解れ、小さな口を開いている。開いた秘穴は甘い蜜を滴らせ、リオを迎える準備を調えていた。セリアの反応に気を良くしたリオは更なる快楽を与えようと秘芯の皮を剥き、そこにしゃぶりついた。

 

「! んはあぁぁぁんんっ!!」

 

 その途端、セリアは身体を大きく震わせ、絶頂した。

 

「セリア!?」

 

 あまりの反応に驚き、リオはセリアの様子を窺う。セリアは愛らしい顔を涙と涎に塗れされ、初めての快楽に蕩け、失神していた。

 リオはセリアの顔を拭い、刺激が強すぎたかと反省し、セリアが目を覚ますのを待った。

 

「───ん、あれ? 私・・・・」

 

 1分もしない内にセリアは目を覚ました。 

 

「大丈夫ですか、セリア?」

 

「リオ?・・・・私・・・・・そっか、失神しちゃったんだ・・・うわ、恥ずかしい・・・・」

 

「すいません。少し刺激が強すぎましたね」

 

「ううん!いいの!・・・・・・その、とても気持ち良かったし・・・・・」

 

 セリアは俯いて、恥ずかしそうに呟く。リオはその艶かしさにゴクリと唾を飲み込むと、最後の許しを求めた。

 

「・・・・・セリア、いいですか?」

 

「・・・・・うん。来て、リオ」

 

 セリアはリオを迎え入れる様に両手を広げた。リオは下着を脱いで、大きくなった肉棒をセリアの膣口に当て、割れ目に沿って擦る。溢れる愛蜜を肉棒に塗ると再び膣口に狙いを定める。

 

「───行きます」

 

「うん。───ん、んんっ!?・・・い、いた、・・・んん、あああ!」

 

 よく解したせいか、セリアの膣内はリオを奥へ導こうと、たっぷりの蜜を溢れさせる。リオはゆっくり奥へ奥へと未踏の秘穴を掘削していく。

 ある程度掘り進むと、柔らかな壁に遮られ進めなくなる。リオはセリアの様子を見つつ、一気にいく方が痛みも少ないだろうと判断して、腰に力を込めた。そして───

 

「んぎぃ!? んああぁぁぁんんっ!!」

 

 ブチッという音がして、リオの肉棒はセリアの処女膜を貫き、膣内へと達する。と同時に肉棒を締め付けるキツさと、それ以上の悦楽を感じて暴発しないよう必死に堪える。

 

「うっ! ああぁ・・・・・入りましたよ、セリア」

 

「ハア、ハア・・・・・・うん、分かるわ・・・リオが私の膣内(なか)にいるのが」

 

 破瓜の痛みに激しく息を吐きつつも、セリアは自分の中にリオがいるのを感じて幸せそうに微笑んだ。

 膣口からは淫蜜と共にセリアの純潔の証が一筋零れる。セリアの身体を慮ってリオはそのまま静止した。

 

「リオ?・・・・動かないの?」

 

 リオが動かない事を不思議に思い、セリアは訊ねる。

 

「でも、今動いたらセリアは痛いでしょう?」

 

「そりゃあ、まあ・・・・でも、耐えられない程じゃないし、何よりリオにも気持ち良くなって欲しいの・・・・・・」

 

「セリア・・・・・・」

 

「私は大丈夫。だからリオ、あなたを私に刻み付けて。絶対に忘れられないくらいに強く・・・・・・」

 

「セリア・・・・・・動きますね」

 

「うん。・・・・く、ううぅん!・・・ああ!!」 

 

 リオは最初はゆっくりとセリアの膣内で動き始める。始めは苦悶の表情を浮かべていたセリアだったが、次第に力が抜けたのか、少しずつ表情が和らいで、キツかった締め付けが程好く、絶妙な物に変化して来た。

 

(うわ、スゲ・・・・無茶苦茶気持ちいい!)

 

 熱い淫蜜に塗れ、膣壁の蠕動を感じる度にリオは達しそうになるのを歯を食い縛り、耐える。

 

「はあ、ああ、んん、ああ、あん、あん!」

 

 段々早く、リズミカルに腰を動かすと、セリアから嬌声が洩れる。その可愛らしい声に押される様に、リオは益々動きを早める。

 

「ああ、あん・・・んん、はぁん!・・・・んん、リオ、リオ! 私、どうなっちゃたの!?・・・あんなに痛かったのに・・・・んんっ、私・・・あん、わたしぃっ!!」

 

 最初は痛かった筈なのに、リオの肉棒で膣内を擦られる度に快楽がどんどん脹れ上がっていく。未知の感覚にセリアは怖れと戸惑いを感じて声を上げる。 

 

「リオ・・・リオ! 怖いわ、んん、わ、私どうなっちゃうの、あぁん!」

 

 セリアの手が助けを求める様に宙をさ迷う。リオはその手を取ると、恋人同士がする様に指をしっかりと絡めた。

 

「大丈夫、俺が一緒です。だからセリアはそのまま、俺を感じて・・・・!」

 

「はぁん、あん、う、うん、リオ・・・・一緒、一緒に・・・・あぁん!!」

 

 リオの荒い息とセリアの喘ぎ声、リズミカルな肉を打ち合う音と二人の性器が絡み合う湿った音が淫らな四重奏を奏でて、薄暗い室内に響く。そして二人は限界に達しようとしていた。

 

「くう!・・・セリア、俺はもう・・・・・・!」

 

「あああ!リオ、リオ・・・・来て!そのまま、私の膣内(なか)に・・・・!!」

 

「くっ・・・・! セリア!!」

 

 ガムシャラに膣内を掘り続けるリオの肉棒がセリアのGスポットを直撃した。その衝撃にセリアの膣内は収縮し、リオはその急激な締め付けに限界を迎えた。

 

 ドビュルルル!ビュル!ビュルルッ!!

 

「! あああぁぁんんっっ!!」

 

 セリアは自分が熱いモノで満たされる未知の感覚に身体を震わせた。

 

「ハア、ハア・・・・セ、セリア・・・」

 

「ハア、ハア・・・・リ、リオ・・・・ん───」

 

 汗まみれの二人は至近距離で見つめ合うと、引き寄せ合う様に自然に唇を重ねた。

 

 

 

 

 

 

 まだ情事の熱も冷めやらぬベッドから下りて、学院の制服ではなく、目立たない旅装に着替えていると、セリアの声がした。

 

「・・・・・・・行っちゃうの?」

 

「はい。俺はお尋ね者ですからね、長居は出来ませんよ」

 

 さっきまでの情交の痕もそのままに、セリアはベッドから身を起こし、胸元をシーツで隠す。その表情は寂しさに曇っていた。

 

「ねえ、やっぱり私も着いて行こうか? リオはしっかりしてるけど、でも・・・・」 

 

「大丈夫。お金なら以前貰った褒賞金がありますし、俺一人なら何とでもなります。第一セリアを連れて行ったらそれこそ大騒ぎになりますよ」

 

 苦笑を浮かべつつ、身支度を整えていると、不意にセリアが裸のまま俺の胸に飛び込んで来た。

 

「それはそう何だけど、やっぱり心配だよ・・・・・・」

 

「セリア・・・・心配しないで、と言っても無理か・・・・なら道中手紙を書きます、勿論偽名で。それなら安心でしょう?」

 

「偽名?」

 

「偽名は・・・・そう、『ハルト』と」

 

「ハルト・・・・」

 

 俺は偽名を『ハルト』とした。原作通りに付けた訳じゃない。実は転生前の俺の名もハルトと言い、俺にとっても馴染み深い名前なのだ。もしかしたら名前が同じだからリオに転生したのかも・・・? 

 そんな事を考えながらも、俺はセリアを抱きしめ、本心を吐露した。

 

「リ、リオ!?」

 

「本当はこのままあなたを連れて行きたい。でも、今の俺は弱くって、自分の身を守るので精一杯なんです。だから今は連れて行けません。ごめん、セリア」

 

 突然のリオの告白にセリアは驚いていたが、ふと柔らかく微笑むと、優しく俺を抱きしめてくれた。

 

「分かったわ・・・・・・でも約束して? いつか必ず迎えに来てくれるって」

 

「・・・・はい、必ず。必ず迎えに行きます」

 

「うん。待ってるわ」

 

 そうして俺達は別れの、いや誓いのキスを交わした。

 

 

「それと、一つお願いがあるの。もう敬語は止めて。あなたの立場上仕方がないとは思うけど、距離を置かれてるみたいで結構寂しかったの・・・・」

 

「セリア・・・・」

 

「そ、それに最後までしちゃった仲なんだし、それなのに敬語というのも、ねえ・・・・」

 

「クスッ 分かりました。いや、分かったよ、セリア」

 

「うん。それでよろしい!」

 

 そう言うセリアと顔を見合わせ、俺達は笑い合った。

 

「じゃあ、行くよ」

 

「・・・うん、行ってらっしゃい。気を付けてね」

 

 セリアは最後まで笑顔で見送ってくれた。彼女との思い出を胸に、俺は学院を、いやベルトラム王国を後にした。 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。

評判が良かったら続けます。
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