最大順位が日間6位。
評価バーも赤く色が着きました。
予想外の高評価に驚いています。
これも読んでくれた皆さんのおかげです。
ありがとうございました。
という訳で、暫く続けたいと思います。
それでは第2話をご覧下さい。
ベルトラム王国を出奔して3日、俺は東の隣国、ガルアーク王国の交易都市アマンドに到着していた。
精霊術を駆使して、通常馬車で1週間掛かる行程を3日で走破したからか、俺の手配書はまだ出回っていなかった。ホッとしつつも長居は出来ないと長期間の旅支度を整える為、俺はリッカ商会へ向かった。
リッカ商会ではロッテと名乗る、水色の髪の俺と同じ年頃の可愛らしい少女が案内してくれた。メイド服を着ているから従業員かと思いきや、実は彼女がこの商会の主、リーゼロッテ・クレティアなのだ。
リーゼロッテはクレティア公爵家のご令嬢で、わずか10歳でガルアーク王立学院を卒業した才媛。卒業後アマンドの代官に就任すると様々な改革に着手、その結果、旅の中継地点であったアマンドは王国屈指の交易都市へと急速に発展した。また、リッカ商会を立ち上げ、自ら会頭も務めるやり手の商人でもある。
そんな彼女の正体は俺と同じ転生者。だが、リオの中身が俺になった様に彼女の中身もまた変わってるかもしれない。今は商会の客として接するに
ハルトと名乗り、食糧を始めとした旅の荷物を大量購入した俺は、セリアへの手紙を書いて彼女へ預けた。すると荷物を用意する間、商会内を見学しないかとリーゼロッテに勧められた。
急成長を続ける商会の内側に興味を持った俺は、彼女に案内されて商会を見学する事にした。施設のあちこちを回り、最後に倉庫を見学している時、
棚の上段で山積みになっていた麻袋が突然崩れたのだ。このままではリーゼロッテを直撃すると思った俺は、咄嗟に彼女の身体を引っ張った。
「危ない!!」
「え? きゃああっ!?」
ドサドサと重い音を立てて麻袋が落下する。危なかった。あと少し遅れたら、リーゼロッテが下敷きになる所だった。
「大丈夫ですか、ロッテさん?」
危ない所を逃れ、俺はリーゼロッテに尋ねる。
「あ、はい。大丈夫ですハルト様。ですが、その・・・・」
気まずそうに口ごもるリーゼロッテを怪訝に思い、俺は再度尋ねた。
「ロッテさん? どうかしましたか?」
「えっと、その・・・・ハルト様、手を・・・・」
「手?・・・・・・あ」
気付かなかったが、俺は今、リーゼロッテを後ろから抱き締めるような形で壁に寄り掛かっていた。そしてその両手はリーゼロッテの微かに膨らんだ胸の上に置かれていた。
(おお・・・・これはなかなか・・・・)
リーゼロッテの胸は掌に収まるくらいに膨らんでいて、その絶妙な感触が楽しくて、俺はついつい指を動かしてしまった。
「んん・・・ハ、ハルト様・・・・あの、そんなに動かされると・・・・んふ、んんん・・・・」
「すいません・・・わざとじゃないんですが、ロッテさんの胸が気持ち良くて・・・・」
俺のしている事は、はっきり言ってどさくさ紛れの痴漢行為だ。嫌がるようならすぐやめようと思ってたんだが・・・あれ? ひょっとしてこの娘、感じてる?
「き、気持ちいいからって、私の胸をも、揉まないで・・・・・・ひぃん!?」
胸を揉まないよう懇願するリーゼロッテだったが、懇願する声に段々艶が混じって来る。揉んでる内に中心が固くなって来たので、そこを摘まむと、甲高い嬌声を上げた。
「・・・・ロッテさんは気持ち良くありませんか?」
俺は固くなった乳首をメイド服の上からクリクリと転がしながら尋ねる。
「んああ!・・・き、気持ちいいなんてそんな・・・・そんな事、無いからあ! んんん!・・・だから・・・・乳首クリクリするのは・・・・ふぅん、だ、ダメぇっ!!」
乳首を捻り上げると、リーゼロッテの身体がビクンと跳ねた。どうやらかなり敏感らしい。
「すいません。でも男の前でそんなに可愛い反応をするロッテさんも悪いんですよ?」
身体が熱くなって来たからか、リーゼロッテの首筋から仄かな汗の臭いが漂う。甘い臭いに誘われるように、俺はリーゼロッテのうなじに舌を這わす。
「あぁん! やめてハルト様・・・・そんな所舐めちゃ・・・・あぁ、ひぃん! んん・・・感じちゃうからぁ!!」
リーゼロッテのうなじを舐め、膨らみかけの胸を揉み、乳首をクリクリと刺激する。
リーゼロッテはすっかり感じているようで、甘い喘ぎ声を漏らしながら身体を震わせていた。
「あぁ、はぁ、んん・・・あぁ、もう、もう・・・・!」
「イキそう?」
俺が耳元で囁くと、リーゼロッテはきつく目を閉じ、快感を堪えながら、コクコクと頷く。
「いいですよ。頑張ったご褒美に派手にイカせてあげます」
俺はそう言ってうなじに唇を押し付けて強く吸い、乳首を強く摘まみ上げた。
「むふうぅぅんんっっ!!」
リーゼロッテは絶叫が漏れないように、両手で口を覆い堪える。だがピンと伸びた足とブルブルと震える身体が彼女が
「ハア、ハア・・・・・・あぁ、私ぃ・・・・」
リーゼロッテは激しい快楽に、釣り上げられた魚のようにビクンビクンと身体を震わせていた。
彼女のそんな様子を見て、これならもっと先までイケるかも・・・・?と思い、右手をスカートの中に入れようとしたその時、
「うわっ! 何これ!? ちょっと、誰かいるの!?」
従業員らしき女性の声がして、これ以上は諦めざるを得なかった。
「すいません。ロッテさんの反応が可愛くて、つい・・・・・・悪ふざけが過ぎましたね」
俺は両手を彼女の肩に置いて、リーゼロッテの耳元で囁く。
「ふぇっ!? い、いえ・・・・その・・・助けて下さって、ありがとうございました」
そう言ってリーゼロッテは立ち上がり、そっと胸をかき抱くと、ペコリと頭を下げ、やって来た従業員の元へと走って行った。
恥ずかしそうに頬を染めて走り去るリーゼロッテ。彼女のスカートの中から、綺麗な足に沿って透明な雫が零れたのが俺にははっきりと見えた。
そんなトラブルの後、リッカ商会を後にした俺は、その日の宿を決めて宿泊した。
夕食を食べているとならず者に絡まれたので、原作と違ってボコボコにした。勿論治療もしない。ああいう連中は前世から大嫌いだったので容赦しなかった。
宿の娘には怖がられたが、こればかりは仕方がない。俺はならず者達の財布から有り金を取り上げると、迷惑料として女将さんに渡して部屋に戻った。
私──リーゼロッテ・クレティアは寝室のベッドで今日担当したお客様の事を思い出していた。
ハルトと名乗ったその少年は私と同じ年頃のこの辺では珍しい黒髪黒瞳の持ち主で、柔らかい物腰と巧みな話術、計算の速さや紅茶に対する知識などからそれなりの教育を受けた人間だと推測出来る。
依頼された手紙の配達先がベルトラム王国王立学院のセリア・クレールだった事から、貴族の子弟のお忍びだったのかも知れない。
黒髪黒瞳という日本人と似通った容貌もあり、かなり印象に残っていた。それに、
(うう・・・さ、触られちゃった・・・・それだけじゃなくイカされるなんて・・・・もうやだ、恥ずかしい───!)
初めて男の子に胸を触られてしまった。
最初に触れたのは本当に偶然だったのだろう。でもその後で揉まれ、首筋を舐められ、イクまで乳首を弄られたのは完全に故意だ。
特に首筋にキスマークを付けられたのは、文字通り彼に唾を付けられたような気がして何故か胸がドキドキした。お風呂に入った時、侍女長のアリアに見つかって「虫刺され」だって咄嗟に誤魔化したけど、バレてないわよね?
あんな事許すつもりは無かったのに、あれよあれよという間に胸を揉まれ、未知の快楽に戸惑ってる内にイカされてしまった。
私にも自慰の経験はあるけど、他人の、それも男の子に触られるのがあんなに気持ちいいだなんて思わなかった。
胸を玩ばれたのは恥ずかしかったけど、こうなった切っ掛けは私を助けてくれたからだし、イかされた弱味もあってか彼を責める気にはなれなかった。
(彼、随分手慣れてたわよね・・・・・・私と同い年くらいなのに、もう経験してるのかな?)
不意に彼に抱かれてる自分の姿が脳裏に浮かんだ。裸になって絡み合い、私は蕩けた表情で彼に身を委せて───
(って何を考えてるのよ私は───!?)
私は布団を頭から被って身悶える。
(うう、恥ずかしい───! でも何故だろう? 彼とはまた会える気がする・・・・)
彼は長旅の支度をしていたから、すぐには無理だろう。でも、彼とは不思議な縁を感じる。彼の日本人のような黒髪黒瞳がそんな気にさせるのかな?
珍しく乙女チックな自分に頬を染めつつ、彼のキスマークが残る首筋を押さえながら、私は眠ろうと目を瞑った。
結局その日はよく眠れず、翌朝寝不足で目を覚ました私は、股間がグッショリと濡れていた事に愕然とし、頭を抱えた。
読んでいただきありがとうございます。
リーゼロッテが妙にチョロインっぽくなってしまいました。
現時点でリオとの絡ませようとしたら、こうなってしまい、彼女のファンの方々から「こんなのリーゼロッテじゃない」と怒られそうですが、ご容赦下さい。
次回はその頃のセリア先生をお送りします。