FEifのカミラさんのショタおねです。
白夜王国ルートベースのifとして書いていますが原作の設定を細かく検証しているわけではないので都合のいい展開としてお読みください。
ショタは戦闘ユニットになれないぐらい非力な村人です。
最後にちょっとだけ孕ませ、妊娠要素あり。
漆黒姫の贖罪(カミラ)
白夜と暗夜。対立する二つの王国のうち暗夜王国の第一王女にして上位の竜騎士、レヴナントナイトでもあるカミラは嵐の夜に一人、飛竜を巧みに操って追っ手を振り切ろうとしていた。
「予想通り……全員が私の方を追ってきたわね。これで……せめて、残りの子たちは無事に帰れるかしら」
カミラ率いるドラゴンナイト部隊は白夜王国領内の砦へ攻撃を仕掛けたが想定以上に厚く敷かれていた敵部隊の前に撤退を強いられた。
撤退を決断するのが遅れてしまったせいで何人ものドラゴンナイトの少女たちが敵軍の弓に倒れ、無事では済んでいないだろう。
仲間意識が非常に強く、身内に対して深い愛情を抱くカミラにとって部下の女性たちの死は筆舌に尽くし難い。
責任を感じて残りの味方たちを確実に撤退させるため第一王女という身分である自身を囮として一人別方向へと向かって飛んでいた。
「ああ、ごめんなさい……! 仇は必ず取ってあげるわ。あいつらはみぃんな殺してあげるんだから……!」
仲間への愛が深いということは敵方に対しては容赦がないということの裏返。
敵であれば皆殺しにしてもいいとすら考えているカミラは視線を背後に迫る白夜の天馬武者たちへと向けて復讐の算段を立てていた。
その憎しみが彼女から注意力を奪い、”もしも”の世界へと誘ってしまったのかもしれない。
「う゛っ!? あっ、矢……そん、な……」
背後に気を取られていたカミラは眼下の丘陵に潜んでいた弓兵への注意がほんの一瞬遅れてしまい右肩に致命的な一矢を加えられてしまう。
この高度から落とされてしまえば。
(私、死ぬのね……あの子にもう一度、会いたかったわ……)
ほどなくして飛竜から落下したカミラは離れ離れになっている最愛の妹の顔を想いながら、自身が墜落していく先にある激流を見つめて意識を手放した。
ほとんどが地下街である暗夜王国領地では数少ない地上にある村に少し前から諸事情で一人暮らしをしている少年、ルクス。
彼は朝早くから水を汲みに11歳の誕生日を迎えたばかりの彼の手には余る大きさの木製の桶を両手に抱えて川へと向かっていた。
その手はまだまだ子供らしい小さなものだが擦り傷、切り傷を手当てした痕があり、この年齢にしてしっかりと家の仕事をこなしているらしい。
「川、やっぱり遠いな。もう慣れてきちゃったけど」
薄暗い中で少年は孤独を抑えるための独り言を呟きながら川辺の小石に足をとられないように気を付けて歩く。
昨晩は嵐だったから運が良ければ使える資材が川辺に流れ着いているかもしれない。ただ、その場合は桶とは同時に持てなくなるからもう一往復が必要になるな、と少年が思考を巡らせている時だった。
「え……? 人……? し、死んでないよね……?」
川辺に流れ着いていたのは人間。頑強そうな黒い鎧を身に着けた人間が、長い紫髪を生やした頭をうつ伏せにして倒れ込んでいた。
もし死んでいたら怖い。しかし、所以あって傷付いている人を助けたいという気持ちを強く持っていたルクスは桶を投げ捨てて一気に走り出す。
「大丈夫ですかー!」
途中、転びそうになりながらも少年が漂流者の元へと素早く駆け寄る。
重厚そうな見た目に違わず相当な重量のある鎧の下へと両手を差し入れ子供の全力を使って仰向けに起こした。
「げふっ! かはっ……! あぁ、うぅ……」
「うっ、お、重い……よかった、まだ生きてる! あっ、女の、人……?」
素顔を露にした黒鎧の漂流者は、悩まし気な声を少年の耳へと届けた。
なんて、美しいんだろう。
息を確認したことで生まれた少年の余裕はあっという間に美しき漂流者、暗夜王国の第一王女であるカミラの妖艶な姿によって吹き飛んだ。
王族の高貴さに加えて全身が”大人の女性の魅力”という言葉で構成されている容姿をしたカミラは、地方の小村という狭い環境で生きているルクスをただ存在しているだけで悩殺する。
「このお姉さん、すごい……」
ごくりと唾を呑む。
髪の毛に隠れて右側しか見えない苦しそうに瞑った眼の長い睫毛も。
何かを呟くように震える柔らかな唇も。
高貴な気品を髪質からたしかに感じさせる紫の髪も。
戦闘の後だというのにほとんど荒れていない透き通るような白い肌も。
なにもかもが美しい。
そのうえ。
触らずとも柔らかな触感を想像させ上半球が晒されている乳房も。
コルセットのように引き締まっている鎧から分かる細い腰も。
ほとんど肌着と見た目が変わらないショーツ状の防具に隠された女そのものも。
なにもかもが性を刺激する。
びくんびくん。
初めての子種を通してからまだ一年も経っていない少年の幼い茎が目の前の無防備な雌の姿に反応して大きく脈打った。
小さくも雄である少年の本能が子供を作るためこの雌に精子を注ぎ込むべきだと勃起を完全にさせていく。
女の肉体は子供を産み育てるために仕上がっていて、あとはお前の種を待つだけだぞと性器を通じて本能が訴える。
しかし。ルクスは本能に逆らいスボンの下で固く勃起したペニスを手で押さえて自らを恥じる。
家庭の事情で医学の一環として性に関する知識を一通り身に付けている少年はこれは生理現象に過ぎないと自身の抱いた劣情を処理した。
「こんな固いの初めて……ご、ごめんなさい!」
「っ……あぁ……!?」
「あっ!」
煩悩に苦しむルクスに平静を取り戻させたのは苦痛に喘ぐ女騎士の声だった。
ぱしゃあ!
邪な考えに支配されつつある自分を制するために川へと顔を付ける。せっかくこの人が生きていて命を救わなければならないのにいったい自分は何をしているのか! 両親にこんな恥ずかしい姿は見せられない。
救護の意思を固くし、冷静に状況を考え直す。子供の自分の体躯では鎧を着たまま運ぶことは当然無理だ。この女騎士には悪いが鎧は後で拾い直すしかない。
そこからはさっきまであった邪念が嘘のようにルクスは手早く事を進めた。
女騎士の鎧を脱がし、もちろん下着に相当する防具は残して、装備は回収できるように投げ捨てた桶とまとめて川辺から少し離れた木々の下に置いておく。
下着同然の姿になったカミラが妖艶な肉体を少年へと見せ付けても、もう救命作業を妨げることはなかった。
「大丈夫ですか? 必ず僕が助けますからね!」
「あぁ……うぅ……」
未だに受け答えが出来ない女騎士を背負いルクスは故郷の村へと歩き出す。
姉と弟どころか母と子にすら見えるぐらい体格差の違う二人。
装備分の重量がなくとも大人の女性は少年には荷が重く、背中に当たる柔らかで大きな二つの球体も精神的な重しになっているはずだが、少年の”医者のたまご”としての意地が一歩一歩を確実に進ませていった。
背負った美しい女性の命を救うことが出来たら、両親もきっと息子の成長を喜んでくれるはずだ。
目を覚ましたカミラは自分が王宮の寝室ではない質素な部屋の中で、二つ並んだベッドの片方の上にいること、矢で射貫かれた右肩の痛みが自身を覚醒させたことに気が付いた。
とはいえ、痛みは刺された瞬間の死を覚悟させたほどの痛みとは程遠くなっており、その代わりに飛竜からの落下によるものだろう痛みと過酷な戦場から逃げ延びた疲労が全身に満遍なく漂っていた。
鎧は、下着のような装備を除いて、身に着けていなかったが暗夜王族であるカミラがまず着ることはないだろう質素な寝間着を、彼女の胸が大きすぎてボタンが閉まらなかったため、はだけた状態で着せられていた。
(悪い状態では……なさそうね)
行き倒れになっていた自分をどこかの誰かがここまで運んできてくれたのだろう。そのうえ右肩には包帯まで巻かれている。
カミラは決して暗夜王族である自分のことを笠に着てはいないが、王族である自分が無防備な姿で見付かればいくらでも悪用される価値があることを正しく理解していた。
戦闘中に自分が墜落した川は白夜王国から暗夜王国に向かって流れていたので、ここはおそらく暗夜王国領内だろう。
地上暮らしは珍しいはずだがなんらかの理由がある場合はその限りではない。
(ありがとうって伝えなくちゃいけないわね)
安全が確保されているならばこのまま休息をとっているべきだろうか。いや、その前に自分を救ってくれた相手にあってお礼を言いたい気持ちがある。
カミラがゆっくりと自分の身体の具合を確かめるように上体を起こす。怪我の影響なのか身を起こすだけでもかなりの苦労を要した。
そこへ。ドアノブの回る音がして小さな人影が部屋へと入ってくる。
「水、持ってきましたよ。あっ!」
独り言のつもりだった少年はベッドの上の女騎士と目が合った。
美しい、と思った後すぐに恥ずかしくなり桶一杯の水を零しそうになりながらなんとか机へと着地させる。
あぶないあぶない、という言葉をなんとか呑み込んで。
「あら、ずいぶんと可愛いお世話係さんなのね」
その様子をカミラは小さな子供を見守る大人の視線でくすっと笑って見ていた。昨晩は仲間を失い、憎しみに燃えていた彼女も幼く純真な子供を前にしてこの時は穏やかな心を取り戻す。
ルクスのほうは蕾の状態でもその魅力にやられていたというのに開花状態になった妖艶な花にすっかりと魅せられてしまいがちがちに緊張してしまった。
「すいません……あ、あのっ、鎧はごめんなさい! 僕じゃ鎧を着たままのお姉さんは運べなくて川に置いてきちゃいました! でも必ず、これから取りに戻りますから、安心して待っていてください! 水も自由に飲んでくださいね! あと、それと僕はここに住んでいるルクスです! それからえっと、えっと……」
声変わりも迎えていない高く澄んだ声で矢継ぎ早に話し始めた少年の言葉からカミラは重要な部分だけを摘まんで情報を組み立てていく。
この少年の名前はルクスで、川辺で倒れていた自分を助けてくれたらしい。
極度の緊張からかいつまでも留まることを知らずに話を続けそうなルクスを、カミラが自身の色気たっぷりの唇に人差し指を当て沈黙を示す動作を取って制する。
「ルクス。いい子だから、私の質問に答えてくれる?」
「は、はい!」
カミラほどの女性に”いい子だから”と言われてしまってはどんな男性でもひとたまりもない。ルクスは命令待ちの犬の様に縮こまって、カミラの質問を受け付ける。
「まず、あなたが私を助けてここまで連れてきたのね。ありがとう。重かったでしょう?」
「はい。い、いや、今の”はい”はお姉さんが重いって言う事じゃなくて!」
可愛い。これまで暗夜王国の第一王女の特権で部下には女の子を侍らせてきたカミラも少年という存在はそれはそれでいいものだなと思わずにっこりしてしまった。もちろん最愛の妹のことは別格で絶対的な存在だが。
それとルクスが自分のことを”お姉さん”と呼んだことでカミラは、暗夜王国の国民の多くに顔が知れているので普段は必要としていない、名乗りをまだ行っていないことに気付く。
「ふふ、かわいい子。そうね、暗夜王国、第一王女カミラとしてあなたにお礼を言わせて頂戴」
「カミラさんですね。え。って、第一王女のカミラ様!?」
この美しい女性が暗夜王国の第一王女、カミラ。名前とウワサは聞いたことがあっても、この村と最寄りの地下街しか人がいるところへと行ったことがない自分に王族の顔なんて分かるはずがない。
たしかにウワサで聞いたカミラ王女の姿と目の前の女性の容姿の特徴は一致していた。
二十代前半の女性。ふんわりとした紫色の長髪。髪に覆われた左目。たわわに実った乳房。
それにしても今の、母の寝間着を羽織っただけの下着同然の姿でベットにいるカミラは川辺に傷付いて倒れていた時よりも当然、魅力的で刺激的で。
びく……
「す、すいませんカミラ様! 気付かずに失礼なことを言ってしまって……王族の人を見るのは初めてで、僕、田舎者なので……」
愚かにも再び勃ち上がろうとした自分自身を大声を出すことで戒め、抑える。
川辺で自分が犯してしまった過ちを思い出し、少年は川までの二往復で浮き上がっていた汗とは別質の冷や汗を肌の上と心の中の両方に流していた。
起こったことを本人に直接言えるはずがないのでこうして別件のついでにでも謝って心の中だけで整理してしまうしかない。
傷付いた美女に対して性器を勃ててしまっただけでも大問題だが、相手が暗夜王国の王女だったなんて。
「そんなにかしこまらなくてもいいわよ。あなたは私の命の恩人なんだから」
「い、いえ、僕は小さな村の子供だし、カミラ様に尽くすのはもう当然のことですよ!」
「ふふふ、そう、頼もしいのね」
なんとか一方的な謝罪を終えて、王女様だったことは予想外だったもののルクスはこれまでとこれからの人生で出会う全ての女性の中で最も美しいかもしれないカミラの命を救えたことに得意げになっていた。
王族に対する態度としては不適切だがカミラにとってはこれぐらいの距離感のほうが心地良く感じられるので咎めるようなことはしない。
「ねえ、ルクス。あなた以外の村の人とお会いしたいのだけれど? それとお医者様はいらっしゃるかしら?」
「それは、ですね……」
ルクスの回答はカミラにとってはどれも意外なものだった。
この村は医者たちの集まりであり珍しい種類の薬草を採取するために地上に集落を構えていること。
少年の両親を含む村の大人たちは定期的に地下街へ向かって民衆の診察をしていること。
大人たちは明日には帰ってくる予定であること。
留守の間は少年が村の家畜や畑の世話をしていること。
倒れている自分を発見して運んだだけではなく、治療までもこの少年がしていてくれたこと。
効き目の強い鎮痛薬を服用しているので明日までは身体にほとんど力が入らなくなっていること。
「すごいのね。私の妹のエリーゼよりも小さいのに、あなたは立派にお父さん、お母さんの助けになっている。医者のたまごね」
最後の”医者のたまご”という言葉はルクスにとっては相当恥ずかしいものだったらしく何か食べる物を探してくるといって部屋から出ていってしまった。
大人たちはいないが、あの少年が付いていてくれるなら安心出来そうだ。
どちらにせよ明後日にならないとまともに動けないらしいので王宮への帰還を焦ることはない。
ただ一つだけ彼女には引っ掛かっていることがあった。
白夜王国の砦の攻略に旅立つ前、王宮にて暗夜王国領内で起こる様々な、中には目を疑うような、報告を聞いているときにたしか──
鎮痛剤の影響は思考の方にも若干作用しているのかどうしても思い出せない。
やがて、ルクスが干し肉の入ったシチューを作って持ってきて。
その日はあとは他愛もない話をしたあとに、疲労感からカミラは眠りについてしまった。
翌日、カミラが目を覚ますとベッドの傍の机の上には丁寧な字の書き起きと搾り立ての牛乳の入ったコップが置かれていた。
(カミラ様の鎧を拾ってくるのでしばらく離れています。僕が戻ってくる前に大人たちが帰ってくるかもしれないので、カミラ様のことを家のドアの前に書いておきました)
本当に丁寧で優しい少年だと思う。
昨日よりは少しだけ軽くなった身体をベッドから起こしたカミラは物憂げな表情で部屋を出る。
そんな子に私は暗夜王国の王族の責任として残酷なことを伝えなくてはならないのだ。
軽くなったのは身体だけではなく、頭の回りも取り戻してきた彼女は昨日抱えていたものを解決し、新たなもっと重要な悩みを抱えることになっていた。
少年の両親の寝室の隣の部屋は作業部屋になっていて、自分のために調合してくれたものだろう薬草の匂いが鼻腔をくすぐる。
出来るだけのことはしてあげたい。王族として民に対して。
だが、やはり。カミラの思うようには事は進まない。
何もかもが狂いだしていた。
「そんなこと……信じられません! 信じたくない、だってなんでそんな……」
その日の夜になっても村の大人たちが帰ってくることはなかった。
暗夜王国に属する兵士たちのほとんどははっきり言って悪漢たちだ。カミラのように敵に対してだけ容赦がないという人物がお行儀が良いと言えるぐらい高い攻撃性を持っている。
利益もなく他者に危害を加えるものたちまでおりカミラはそういった報告を見るたびに頭を悩ませてきたが、父である国王ガロンの方針に逆らうことは誰も出来なかった。
「残念だけど、間違いないわ。地上の村なんてそんなにないし、地理も報告の内容も一致しているんだもの……」
ルクスの村の大人たちは地下街へと向かう途中に遭遇した敗残し気が立っていた暗夜王国の雑兵によって皆殺しにされていた。
しかも、”戦利品”として傷薬、特効薬を持ち帰ってきた彼らには何の罰も与えられることはなかった。
暗夜軍によるこのような理不尽な行いの報告を聞くのは残念ながら特別珍しくもないが、一人の被害者を前にすると改めて心が沈む。
しかし、もっと辛いのは両親を、大人たちを永遠に失ってしまったルクスのほうだ。
俯いた顔で棒立ちになっているルクスを、ベッドの上で半身だけを起こしているカミラが慈愛の表情で見つめる。
彼女は王族として大人として少年の悲しみを正面から抱き締めようとしたが。
「どうしてそんなひどいことするの……」
「あっ……?」
少年の強い憎しみの籠った声を聞いて、自分が甘えた、理想的な大人を演じようと驕っていたことにカミラは気付かされた。
自分だって仲間を殺された時に、敵に対して激しい怒りと憎しみを向けてきた。
今、その憎悪を向けられるのは。当然、目の前の暗夜王族である自分にだ。
「父さんたちはみんなは命を救うために頑張ってるのにどうして殺したの? ねえ教えてよ! 王女様なんでしょ、偉いんでしょ!」
「ルクス、ごめんなさい……本当にごめんなさい」
泣きだしたら慰めてあげればいい。そんな考えしかなかったから少年の怒声に彼女は返す言葉が何もなかった。
自分のせいではないということを伝えても火に油を注ぐだけ。そもそも、王族なのに父に逆らえず放置しているのは事実なのだから無責任なんて言い逃れは出来ない。
こうなればただ謝り続ける以上のことは何も出来ないのだが、彼女の王族としての責任感が余計な言葉を紡いでしまう。
「明日、私の身体の具合が戻ったら一緒に王宮に行きましょう。そこであなたの今後を……」
「……っ!!」
埋め合わせをしなくてはいけないという思いでカミラが言った言葉は、ルクスの憎悪の段階を上げてしまった。
「そんなこといいよ!」
「あぅ……!? あ、ああ…… ごめんなさい、私、なんてことを……」
ルクスの片手がカミラを突き飛ばし、まだまだ力の入らぬ身であるカミラは体格差があるにも関わらず簡単にベッドへと押し倒されてしまう。
医者を目指す彼に患者への暴力まで振るわせてしまった。自分のせいで。
紫髪の美女の心が吐き出す場所のない苦しみと悲しみに締め付けられていく。
一方、少年は。
あんなに重量のある鎧を着て戦う女騎士をちっぽけな子供である自分の手で簡単に押し倒すことが出来た。この憎い相手を。
薬が効いている明日までなら自分はこの女をどうすることでも出来るのだ。
寝間着の腰ひもも解けて、まるで夫の訪れを待つ妻のような姿で寝そべっている、この雌を。
強い憎悪、復讐心が幼い少年の性欲と互いに共鳴し、強く大きく取り返しがつかないほどに膨れ上がっていった。
憎悪が性欲を、性欲が憎悪を肯定し、少年に妖艶な花を今ここで手折ることを決断させる。
「うっ!? ル、ルクスどうしたの! 何を、ひゃっ!?」
「うるさいよ!」
ぢゅるるる。くちくち。ぢゅるぅ……
カミラの胸を覆う下着のような防具を乱暴に剥ぎ取り、仰向けに寝ていても形が崩れない豊かな双乳。
一つだけで少年の頭よりも大きい豊満がすぎる胸の頂点にある、敏感なピンクの突起の一つを少年は口に含んで力強く吸い立てた。
この雌を徹底的に蹂躙する。乳輪全体に吸い付き、乳首を舌で転がし、時には歯で軽く噛む。
口で左胸の乳首を攻め立てながら、もう一つの乳には手を回して本能全開で揉みしだく。
「だ、ダメよ、こんなの!? 子供がしていいことじゃ……んんっ……!」
戦場では飛竜を駆り、大斧を振るって戦うカミラも今は11歳の少年にすら抵抗できない力しか発揮できず、少年の全力の憎悪と性欲を無防備なまま浴びせられる。
強く美しい姫騎士を思うが儘に出来る現状は少年をより興奮させていった。
上位の竜騎士であるレヴナントナイトの女性が、ただの村人の少年に組み敷かれている。
今度こそ交配を果たそうと少年の性器がズボンの下で固く勃ち上がっていく。
ぢゅる。ちゅぱ……
「あっ❤ えっ?」
(何、今の声? 何、この感じは……? そんな、まさか私が、こんな子供を相手に?)
ぢゅぷ。ぢゅぷぅぅ。がりぃ……
「ひゃぁぁぁん、ああっ❤」
(興奮……しているの? どうしたのカミラ、相手は小さな子供なのよ……!)
ルクスは左乳首から口を離すとすぐに右乳首へと吸い付き、今度は右手を自身の唾液に塗れ妖しく固く勃ちあがってきた左乳首を摘まんで、唾液で磨くように指でシコシコと攻める。
罪悪感のある相手、しかも子供に胸を愛撫をされているというのにどんどんと昂っていってしまう身体にカミラは自身にこういう趣味が隠されていたことを疑ってしまう。
実際はカミラが上位の竜騎士としての才を持っているように、ルクスには”性技”に関しては天才的だったという偶然による産物なのだが。
(嫌がっているのとは違う声……この人は気持ちよくなっている)
行ける。雄としてこの雌を屈服させることが自分には出来る。
カミラの悩ましい声にルクスは自信をつけて、両胸への攻めを続けながら左手でズボンを下ろしていく。
性に関する才能に恵まれている少年が完全に勃起をさせた男性器は、自分では比較したことがないので知らないものの、大人の男のそれと比べても遜色がなかった。
肌と同じ色をしていて毛も生え揃っていないのに包皮はしっかりと剥きあがっていてえぐいほどのカリ高の性器の姿を見ると、少年が大人しい性格に比べて性欲が強いのも納得できる逸品だ。
ぢゅぱ。ぐっ、ぎゅっ!
「ふぅぅぅぅんっ❤ あ、ひっ……!?」
右乳首へのマーキングも済ませたルクスは歯形の付いた乳輪を口から解放してやり、両手でぎゅっと掴んだ双乳を支点にして自身の腰を前に突き出す。
優秀な雄の象徴である逞しい男性器が優秀な雌の象徴である豊かな双乳の間へと通され、その長大な切っ先は雌の口元にまで迫っていた。
怖い。
おちんちんなどという可愛らしい言葉では決して表せない。カミラが振るう大斧より遥かに凶暴な武器を11歳の少年は持っている。
こんな強い雄のモノで自分の奥底を抉られてしまったら一生眠ったままにしておいたほうがいい本性を掘り起こされてしまうかもしれない。
「や、やめましょう、ルクス。今ならまだ……」
「カミラ様……」
自分を守るためではない。これ以上を許してしまえば、純真無垢だった少年にまで取り返しのつかない過ちをさせてしまう。
王族という立場以前に、子供を見守る大人として自分が少年の性衝動を制御してあげなくてはならない。暴走を止めなくてはならない。
「んっ❤❤ あっ、あっ……❤❤❤」
ルクスがカミラの顔から目を離さないまま右手を背中にやって女の薄い布に覆われている筋目をゆっくりと指でなぞった。
少年の指に自分の唾液とは別の粘着性のある液体が付着し、姫騎士が自分を押し倒している少年との交配を求めていることを伝える。
「欲しいんですね、僕のおちんちんが。子供がこんなことをしてはいけないと言いながら、カミラ様は僕とセックスがしたいんだ!」
「ち、違うの! 私はほんとうに本気であなたのことをっ❤ はっ、はぁ、はっ❤」
両方の胸に左右から手を当ててルクスが自分のぺニスをカミラのおっぱいを使って扱かせる。このエロい体が誰のものなのかを示すために。
柔らかく豊かな乳の間に男性器を通すこれをこのあとにするつもりのセックスの予行練習として少年は更に腰も振って姫騎士の乳を上下左右に揺れ動かして支配をする。
「このおっぱいは僕のものだ……おっぱいだけじゃない、カミラ様のすべてが僕に捧げられているんだ。カミラ様は罰を受けるために僕のところに来たんだよ!」
「そ、そんな、わけないのぉ❤ あぁぁ、あァァああああッッ❤❤❤」
少年の留まることの知らない性欲はやがて憎悪を支配欲へと変質させ、カミラの存在そのものを自分にとって都合のいいものへと認識させていっていた。
あれだけ悪いことをしたんだから、この最高級の雌は、僕の物にならなけれないけない。
口と手を使った愛撫で女の弱いところをほんの少しの時間で知り尽くした少年による左右の乳首への同時の攻めにカミラが絶頂し、快楽に溺れる情けない雌の表情を晒した。
(なんてひどい顔……カミラ様も僕の物になりがたっているんだね……!)
「はぁ、はぁ! 出るッ、出るッ、うッッ!」
ビュルッ!
初めてみる女が快楽に染まった瞬間に反応して、少年のカミラの爆乳に挟まれていても顔を見せるほどのペニスが大きく脈動する。
自慰以外でする初めての射精は勢いよく大量の精子を吐き出してカミラの胸と顔を真っ白に染め上げていく。
幼い少年の精巣で作られた精子を含んだ精液は極めて濃厚で顔や髪に粘りついて離れず、彼がもう精通済みなことを匂いと質感でカミラに教える。
(す、すごい匂い…… こんな濃い、ゼリーみたいな精液……)
「んっ……」
柔らかな唇の上に乗っている白い樹液にカミラは自然と舌を伸ばして口に含んでしまう。
僅かな量なのに口中に広がっていく雄の味。喉を通せば胃を通して身体中に行き渡りそうな雄臭の塊を彼女はトロンとした目をして吞んでしまった。
彼女が身に着けている最後の一枚になった、淫液塗れでびしょびしょになったショーツ状の防具を少年にずりさげられながら。
「ふぅ、ふぅーっ……ううっ❤」
カミラの少し濃い目の紫色の茂みに隠された亀裂を少年の肉槍が何度か撫でるように突っつき回す。
何度も絶頂を重ね顔と胸に付着してまだまだ乾きそうにもない精液の匂いに当てられ彼女にはもう物理的な抵抗については何も出来なかった。
「ねえ、言ってよカミラ様。僕の物になるって」
「ごめん、なさい。それだけは言えないの、おおッ❤」
乳首同様に早くも雌の亀裂の弱点を探り当てていたルクスの亀頭がカミラの陰核を突く。
もう何時でもペニスを挿入して、膣内で射精して、精子を卵子に受精させ、この雌に罪の償いとして子供を作らせることが出来る。
だが雄としては。雌のほうから子種をねだらせて仕込んでみたい。
そう思ってカミラを生殺してにしてしばらく攻めてみたが、さすがに暗夜の王女としての最後のプライドまでは砕くことは出来ないとルクスは悟った。
「じゃあ、挿れるよ」
「ああっ……アっ、アアっ❤ かはぁ、あぁぁぁぁ❤❤❤」
横たわったカミラの左脚を持ち上げて側位でのセックスだが、体格差があるために彼女の左太ももに抱き着くようにしてルクスは挿入を完成させる。
22歳の高貴な王女のオマンコを11歳の平民の少年のチンポが貫いた瞬間だった。
ズンと音が鳴ったような一回目の力強い突き込みでカミラがまた絶頂に導かれる。
処女膜は何の抵抗もなく貫通され、鮮血が既に大量に分泌されていた愛液によって薄められていく。
(す、ご、い……❤ これが、おちんちん……❤ 男の人のチンポ……❤)
(なんて、なんて気持ちいいんだ……これが女の人の中、これがセックス……)
事前にパイズリで一度射精していなかったら挿れた瞬間に射精してしまったかもしれない。それぐらい第一王女、カミラの膣内は名器だった。処女だというのに初めて受け入れた巨根をよく呑み込み、潤いのある性器全体で奉仕をしている。
そこからはもう、少年の一方的なセックスだった。
ぱんぱんぱんぱん!
「どう! 僕のチンポいいんでしょ! イイっていいなよ!」
「あぁぁ❤ あっ、ああぁッ❤ イ、イイっっ❤」
側位で何度も何度もカミラの奥底にある雌を叩いて呼び起こし。
ぱんぱん! ぱしん! ぱしん!
「どう! これでも気持ちいいんだね! おっきなおっぱい揺らして子供にセックスされて悔しくないの!」
「うぅぅ! ん゛っ❤ ち、違うのぉ❤ いやぁ、お尻ぶたないでぇ❤」
壁に手を付かせたカミラを後ろから攻めて、スパンキングも加えながら被虐にも目覚めさせ。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱん! ぱんっぱんっ……!
「出すよ! カミラ様の中に! 僕の精子でカミラ様の卵子、受精させるよ!」
「いやぁぁ❤ ダメ、それはダメなの、うっぅぅぅぅうぅぅッ❤❤❤」
ビュッ! ビュルル!! ビュルルルルル!!
屈辱的なまんぐり返しの姿勢で少年の小さな体に押し潰されての膣内射精。
口では平民の幼い子供の精子を拒んでも女の身体をしている限り中に射精されれば妊娠してしまう。
(これが種付け、なんて最高なんだ!)
一度目の膣内射精を終えた後もルクスは何度も何度も、自分の身体が蓄えている全ての精液をカミラの膣内へと注ぎ込んでいった。
前からも後ろからも。恋人のように正面から抱き合っての中出しもした。
カミラの王女としての尊厳は少年のこの女に赤ちゃんを産ませたいという雄としての強い意思に屈服していく。
「あぁ❤ ルクス、もっと、おちんちん、欲しっ❤ んんっ❤」
途中から明らかに声色が変わったカミラの反応にルクスは白濁した遺伝子を大量に注ぎ込むことで本物の受精よりも先にカミラの心のめしべを受精させたことを確信した。
「カミラ様はもう、僕のものだ……僕の子供を、孕めっ!」
「うっうううっ❤」
ビュルルルルル!!
好き放題にセックスをされ子供を作ることを求められている。自分は少年にとってなんなのだろう。
その答えをカミラは一晩中続いた性交の中に見付けていた。
私は、カミラは。暗夜王国の第一王女などではなく、小さな村の少年の奴隷妻なのだと。
ぱんぱんぱんぱん!
「あんっ❤ ルクス様❤ 朝からとっても激しくって……❤ ちょ、朝食の準備もまだ、なんですよ❤」
「カミラがエッチすぎるのがいけないんだよ♪」
昨晩も疲れ果てて眠るまで愛し合ったというのに、朝勃ちを妻、カミラの中で鎮めたいと夫、ルクスが早朝から交尾を始める。
「でも、ミルクだけは先にいただこうかな……」
「あぁー❤ もう、ダメですからね! 産まれてくる赤ちゃんの分は取っておいてください❤」
ルクスが妻を屈服させたあの時のように乳輪全体を口に含んで強く吸い込むと、母乳が染み出してきて少年の喉を潤わせる。
カミラはルクスの子供を妊娠していた。
今度、夫婦で一緒に暗夜王国に一度顔を見せに戻ろうと思っている。
同伴している小さな子供が夫だとはさすがに明かせないが、お腹の中に彼の赤ちゃんがいる状態でかつての部下たちや義弟に会うのはすごく興奮することに違いない。
人々からその美貌を羨まれてきた暗夜王国の第一王女が、少年の妻となり子を成していることを他の誰も知らないのだ。
「えぇー、やだなー。カミラのおっぱいは僕だけのものにしたいのにぃ」
「もう、ワガママなんですから……でも、そこも大好きですから……いっぱい奴隷妻、カミラに子作りミルクを飲ませてくださいね……❤ ああンっ❤」
「このっ、調子にのるなよメス騎士カミラ♪ 奴隷王女カミラ♪ 僕の子作りミルクで、赤ちゃんをたくさん産んでもらうからな!」
「はひぃぃぃ❤ カミラ、ルクス様の赤ちゃんいっぱい作りましゅぅぅぅ❤❤❤」
ドピュ❤ ビュルルルルルル❤
白夜王国と暗夜王国の戦争は終わり、平和条約が締結された。
事実上、白夜王国の勝利であったが新たな白夜王となったリョウマの計らいで暗夜王国への罰則は与えられず、新しい平和な時代を迎えたのだ。
暗夜王国は第二王子、レオン以外の王族を喪っていたため彼が即位するはずだったが驚くことに行方不明になっていた第一王女、カミラが帰還。
しかし、カミラは命を救ってもらった相手の元で暮らしたいと王位継承権を放棄し、いくつかの私物を王宮から回収して歴史から姿を消したのであった。
その時のカミラは”命の恩人の子供”だという少年を連れており姉弟と母子以上、夫婦にも見えるような仲の良さを周囲に感じさせたという記録が残っている。
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