今回はご意見募集でいただいたアイデアを参考に「アイドル系の女の子に弟的な男の子がいたらというif物」を書かせていただきました。
果南ちゃんはアニメベースの性格で時空はアプリなどごちゃまぜになっていると思います。
睡姦要素があります。
「おっ、きたきた、きたね! キミが晴海かー。ここまで来るのに疲れたでしょ? よーし、お姉さんとハグしよっか!」
「あ、あのっ……よ、よろっ、ふえっ!?」
少年、
東京でマリンショップを営んでいる両親の元に生まれ育った晴海だったが顔を水に浸けることすら苦手としていてそのことを学校で笑われたばかりの夏。
祖父の兄、つまり果南にとっての祖父が暮らす静岡県にある海辺の町まで母に連られて朝早くから電車に乗り、バスに乗り……少年は初めての長旅を経験した。
正直言って田舎に行くのは億劫で、夏休みの間はずっと家でゲームをしていたい典型的なインドア少年だった晴海はこの夏から見違えることになる。
「くんくん、都会の女の子はいい臭いがするね。髪の毛もさらっさらっだ。シャンプーが違うのかな?」
「うーっ! ぼぐ、おにょこのこ……!」
中学三年生にしてもう十分に女らしさを感じさせる胸の中で不服そうにもがいている息子の姿に晴海の母が思わず笑ってしまう。
そう。この今ハグをしている相手が男の子だということにまったく気付いていない桔梗色の髪をした美少女と出会ってから、少年は変わっていった。
「む、ムリムリ!! ぼく、泳げないの!! あ、足ついてないよ!? おねえちゃ!?」
「大丈夫大丈夫。私が晴海くんを支えてるから何しても溺れたりなんてしないよ。ほら、まず水に顔を浸けてみよっか」
苦手だった海は大好きになり、泳ぐのはクラスで一番上手になった。
「もー! なんでお姉ちゃん曜ちゃんのこと止めてくれないの!? いっしょに写真まで撮って、女の子の格好すっごくイヤだったんだからね!」
「あはは、ごめんね。曜は下の兄弟姉妹がいないから嬉しかったんだよ、きっと。私にとってのチカと曜みたいな感じなんだろうね。でも、結構似合ってたよ」
すごく恥ずかしいこともあったけど、海辺の町で過ごす夏休みは楽しく、あっという間に過ぎた。
「どう? 東京に比べたら何もないかもしれないけど、これで結構いいところだったでしょ? 来年もまた遊びに来たらいいよ。まだまだたくさん楽しいところがあるんだ」
「うん……! 楽しかった、すっごく、んっ!? め、目ぇ、目っ、染みっ……!」
「あー、ごめんね。シャンプーハットはさすがになかったんだよね。ほら、目を洗ってあげるからこっち向いてくれる?」
それから毎年、夏休みになると少年は松浦家に遊びに行って富士山を見て、内浦の海で泳いで、東京では出来ない経験をいくつも積み重ねて内面的にもどんどん活発な男の子らしくなっていった。
ちなみに、果南と一緒にお風呂に入ったのは四年生まで。
五年生の時にはもう、少年は心も身体も少し大人になっていたからだ。
松浦果南、高校三年生の夏。
彼女はスクールアイドルグループAqoursの一員として人生でもっとも忙しく、そして最高に輝いている夏休みを満喫していた。
「ただいまー! ごめん、おじいちゃん。予定していたよりだいぶ遅くなっちゃった」
「おかえりー、遅かったね。スイカ切ってあるけど食べる?」
松浦家の留守を預かっていたのは果南の祖父ではなかった。聞き覚えのある少年の声が居間のほうから聞こえてくる。
「うん、ちょっと話がまとまらなくって……って、ハルか。今日からだっけ小学校の夏休み。おばさんは?」
「今年は母さんは来てないよ。スマホ見ながらならここまで来るのなんて簡単簡単」
「ふーん、よくおじさんもおばさんも許してくれたもんだね。それ聞いてたら私の方からハルを迎えにいってあげてもよかったんだけど」
「また、果南はそうやってすぐ子供扱いすんだから。来年からオレ、中学生なんだぞ」
「はいはい。私にとってはいつまでも千歌も曜もハルもかわいい妹分、弟分なの。心配ぐらいさせてくれたっていいでしょ?」
ぷいっと日向晴海ことハルが顔を背けだしたので果南はダイニングテーブルを回り込んで、ハルの背けた顔のほうにある椅子に座って少年と隣り合う。
「こらっ、去年からそういうことするの増えてるのわかってるんだからねハル。反抗期にはちょっと早いんじゃないの? おじさんやおばさんの言う事はちゃんと聞いてる?」
正確に言うと去年はもっともじもじとしていて果南と会話をすることそのものを避けるような雰囲気だったのだが、男の子の感情の機微に気付くのは女子高通いの果南にはなかなか難しい。
果南のことが嫌いなわけでもないし、反抗がしたいわけでもない。むしろ、他の誰の事よりも果南のことが好きだという少年の気持ちは彼女本人にはほとんど通じずにいた。
少年は、そういった感情とそれをぶちまけてしまおうとする自身の愚かさを抑え込んで『悪い……』と呟いたことで果南からの当面の許しを得る。
「ほらほら不機嫌な顔しないの。お姉ちゃんがハグッ、してあげるから」
本人にはその自覚はないが体力オバケとして学校で広く知られている果南の抱擁を力付くで解くのは男女の差、年齢の差を考慮してもハルには難しいのでここはおとなしく受け入れるしかない。
初めてのハグを食らわされた中学3年生の時よりも果南の身体は女の子らしく柔らかくなり、胸についている女性の象徴は体感でわかるぐらい大きくなった。
でも、自分だって果南の成長に負けずに背だってだいぶ高くなってきたし、顔はまだ子供っぽいかもしれないけどそういうところに気付いてくれたっていいのに相手だけずるいと。
出会った時からあまり変わっていない男の子の髪型としては少々長めの髪の毛をくしゃくしゃと撫でられながら少年は思った。
「果南ー。風呂沸いたってさ」
「ごめん、もうちょっと。先にハルが入っててもいいよ」
「……? 勉強してんの? 果南が?」
「ちょっと、はぁーる……って、でもこれ勉強じゃないんだよね」
シャツにハーフパンツという装いで畳の上にあぐらをかいて机と向き合っている果南の横から飼い主にちょっかいを出しにきた猫のようにハルが顔を出す。
果南はノートに表とか文字とかを書いていて『タイムスケジュール』とか千歌や曜の名前からハルには何をしているのかすぐ察することが出来た。
「合宿ってやつ?」
「そう。学校は休みなんだけど今年は色々と盛りだくさんなんだよね」
「スクールアイドル……Aqoursってさ。やっぱり忙しいの?」
「2年前に三人でやってた時とは全然違ってね……ふーん、ハルもスクールアイドルに興味がある年頃になったかな?」
「なんだよ、悪いのかよ。いいだろ別にそんぐらい聞いたってさ!」
実際、ハルにとって興味があるのはスクールアイドルでもAqoursでもなく内浦に住んでいる6つ年上の再従姉、松浦果南という個人だけだ。
だが今の果南は世間にとってそんな狭い範囲と関係に収まっているような少女ではなかった。
「東京で果南の写真が売っててびっくりした……そんなに凄いんだよなAqours」
「うわっ! 身内の男の子にその報告されるとなんだかむずかゆいな!」
「オレだってクラスの連中が果南の話してるの聞いたらなんか恥ずかしいんだけど」
「お互い様ってことだね。ちなみにどんな話がされてるの?」
正直に話そうとして、回答に詰まった。
『お前Aqoursで一番好きなの誰だよ』という男子同士のきわめて軽い、そのあとのからかいのほうが本番の話題ですらハルにはいきなり心臓にナイフを向けられたのに等しい。
その場は好きな人の名前の一文字目を出してからすぐに頭に『チ』を付けて言い直して事なきを得たが誰の名前を言おうと自分の気持ちの問題でしかないことに後から気付き、千歌に対して心の中で深く謝った。
という前例があったので。
「あー……女子たちがさ、この中で誰になりたい? みたいなやつ。それで果南が」
今回は手際よく誤魔化すことに成功した。もっともこれもハルの気持ちだけの問題に過ぎない。
自己満足による護身は上手くいったかに見えたのだが。
「小学生が私に? ダイヤや鞠莉ならなんとなくわかるんだけど……すごく意外な感じがするんだよね。ホントなの?」
いつもの調子で茶化してしまえばいいものの、一度好きな人の名前を避けてウソをついたことを後ろめたく思っていたがために。
「いや、果南だってすげえ綺麗であこがれられるに決まってんじゃん。なんだかんだ言って結構やさしいし。ダイヤさん、鞠莉さんと並んでてもオレは果南が一番美人だって思っ」
「……?」
急に饒舌になった少年にどのような思惑があるのかを顔を見てじっくりと判断しようと果南がジト目を向けている。
本当に、もう。どうして本当の気持ちをそのまま口に出すとこういう空気になってしまうんだろうと少年は心の中で嘆くしかない。
これでは彼女とのやり取りをなるべく避けていた去年のほうがまだマシだったというものだ。
「何か買ってもらいたいものがあるとか?」
「ちがっ……!? 違わなくは、ない、かも。お願いがあるから……」
「よしっ、当たった! もー、変なごますりなんていらないんだよ。私とハルの仲なんだから。まあ、無理なものは無理って言うからそれは覚悟しといてね」
自分と果南の仲。それがどういう仲を指しているのか、勿論、わかっている。
果南にとって6つも年下の自分はかわいい弟でしかないということを、わかっている。
そうじゃなければ、こちらがその気になれば下着を覗き見ることが出来るぐらいラフな格好に近付くことを許していないだろうから。
「わかってるって……あのさ」
ただこうやって話しているだけなのにとにかく自分だけが損をしている気がしてならない。
これ以上はイヤだ。
ここは子供の、弟の特権を使わせてもらおう。
「ダイビングスポット行きたいんだけど、泊まりで」
(バカみてえだなこれ)
雨が降りだしそうな暗い空を見上げて、少年はまるで今の自分の心のようだなとシンパシーを抱きながら海を漂っていた。
海にいるのはハルだけで、その隣に果南はいない。
彼女はAqoursの合宿で昨日から東京に行っている。東京のスクールアイドルグループと交流があるということらしい。
──まったくこんなひどい話があっていいのだろうか……ありとあらゆるものがオレに果南を諦めさせるために存在しているとしか思えない。
果南に会いたくて東京からここまで来たのに、その果南が入れ違いで東京に行ってしまったなんてこんなのバカそのものだ。
悪い考えが少年の中でぶくぶくと膨れ上がっていく。
(いや、これが正しい形なのかもな……)
歌って、踊って、たくさんの人に愛されている、とんでもなく美少女の松浦果南が東京にいて、自分は地方の海で一人泳いでいる。
それが、相応しい姿だろう。
取り柄もないくせにたまたま親戚だったというだけでみんなの果南を独り占めしようと考えているとはなんて贅沢なガキなんだ。
(あっ、これやばい)
このまま空を見ていると気が滅入るどころでは済みそうにないことを察して、サーフボードを枕にして仰向けに浮かびながら砂浜のほうを見た。
昼過ぎにはたくさんいた海水浴客も天候の変化に合わせてまばらになっていき夕方に差し掛かろうとするころには閑散とした砂浜。
立ち去るタイミングを誤ったのか大学生ぐらいのカップルがまだ残っていて申し訳なさそうにしている彼氏を気の強そうな彼女が怒っていた。
「あーあ、カッコわるー……」
少年の言葉は彼氏の青年に向けたものでもあり、自分の今の状況に対して向けたものでもあった。
もっともカッコ悪さを比べたら一人で海に気の抜けた顔でぷかぷかと浮かんでいるハルが圧倒的な勝利を決めてしまうのだが。
ぽたり。
雨粒が呆けた顔の少年の額へと当たる。
それを切っ掛けに次々と雨の粒が海に降り注ぎ、雷鳴が鳴り響く。
浜辺のカップルのためになんとか天候を支えていた神様もさすがにサービスはここまでということだろうか。
濡れるのを嫌がった男と女が雨を避ける場所を求めて昨シーズンに営業をやめた海の家の廃墟へと駆け込んでいくのが見える。
全身を海に浸からせているハルはといえば焦ることはなにもなくボードを腹の下にいれてゆっくりと砂浜へと泳ぎ出す。
家に帰っても果南は十日間は帰ってこないのだから、ゆっくりで、どれだけゆっくりだっていい。
「はぁ……モラルなさすぎ」
荒れ始めてきた海から上陸してきた少年は持ち主に捨てられ逃げ遅れたレジャーシートを見てクレームをつける。
そのうえ、この土砂降りのなかに財布まで忘れていったらしく不用心にもほどがあった。
親切にしてやる義理は別にないがこれを届けてやればまた彼氏が彼女に文句を言われている光景を見られるかもしれない。
誰も損することはないし、そうしてやろう。
ところが、勝手な嫉妬を発端として少年の悪戯な親切はまったく想定外の結果を招くことになってしまった。
『んああっ……❤ いいのっ、すごっ、すごぃぃ❤』
暗闇の中、少年が自分の性器を手に持った綿の生地を使って扱く。
部屋の主は東京にいて不在だがここには彼女を思わせるものがたくさん置いてある。
彼女を思ってする自慰行為にこれ以上最適な物と場所はない。
(オレ……最低最悪……だけど……!)
去年の夏休み前、少年は果南と一緒にお風呂に入っていた時のことを夢に見て、目が覚めるとパンツの中はどろどろになっていた。
学校で恥ずかしがりながら聞いたやつだとすぐにわかった。
これが射精。好きな人に赤ちゃんを産ませて、自分のものにしたいという気持ち。果南のこと、そう思っていたんだ。
『ふんっ、ふっ! お前、いつもこんぐらい可愛くしてろ、よ……!』
よくない行為だなんてわかっているのに、そのあとも自分の意思で海で遊んでいるときの水着や風呂上がりのタオル一枚の時やお風呂で見た裸の果南を頭の中に浮かべながら少年は何度も精を通した。
自分のことを弟だと思って親身になってくれてるからこそさらけ出してくれた姿だというのに。少年は裏切り行為を働いたのだ。
果南で精通射精をして以降、果南のことを考えずに射精したことなんて一度もなかった。
すべての精子が果南のために作られたものだと少年は思っていたから。
『やぁぁ❤ もっと、やさしくっ❤ はげしっ……❤❤』
毎日、毎晩、ハルは妄想の中で自分に向けて微笑んでいる果南に向けて精を吐き出しながらも夏休みが来るのを恐れていた。
この調子で会ったらいよいよどうなってしまうのだろう……そういった恐れから去年は果南のことを不自然と避けてしまい、彼女からはそれが姉離れをしようとする反抗期の弟に映ったのかもしれない。
本人を目の前にすると幼い性欲よりも義理の姉のような女性への申し訳なさが上回り、果南とのお風呂は断り、松浦の家にいる間は一度もハルが自慰に励むことはなかった。
もっと大人になって落ち着いて果南と向き合うことが出来るようになるという希望的な観測を持って、来年を待つ。
『こっちのほうが好きなんだろっ! オラッ、ほらっ! これはさっきの分だからな!』
けれど少年に訪れた未来は想像とは違うものになっていった。
果南は二年前の不完全燃焼に終わったスクールアイドルをやり直すことに成功して、Aqoursの一員として人々から羨望の眼差しを向けられている。
今や、果南に対して自分と同じような好意を抱き、行為をしている男性など珍しくもなんともないに違いない。
専門店に行けば誰でも果南の写真を手に入れられるし、スマートフォンを触れば誰でも動いている果南の姿を見ることが出来るのだ。
スリーサイズなんてものに興味はなかったが、自分が知らなかった果南の情報が平然とネットに流れているのもすごく不愉快だった。
生で会ったことがある? 泳ぎ方を教えてもらったことがある? 一緒にお風呂に入ったことがある?
そんなの弟としてだ。自慢にもならない。男として果南に対してリードしていることなんて何にもない。
だから今年こそ自分の気持ちにも彼女にも真剣に向き合おうと思ってやってきたのに。
『もうっ……だめっ!! だめっ❤️ イクッ、いくからッ、ゆ、ゆっぐり、○○っ❤️ あ゛あっ❤️』
そういった少年の青い思いは海の家の廃墟の中で行われていた大学生の男女の濃密な交わりを目撃したことで粉々になった。
財布を届けて冷やかそうと思って覗き込んだ中でカップルが、いや雄が雌を屈服させるための儀式が執り行われていたのだ。
思わず声をあげそうになった口と、海パンの下に血が集まり勃ち上がってきたペニスを抑えながら少年は生まれて初めて見る男女のセックスを見学した。
あんなに彼女に対して弱気でやられたい放題だったはずの彼氏が別人のようになって彼女を背中から押さえ付けて犯している。
別人のようなのは彼女のほうもだ。砂浜でのやり取りはこのときのためのお膳立てだったのかというぐらい男に支配されることを悦んで受け入れている。
あまりにも衝撃的で、刺激的だった。
『まだだっ! まだだろっ! 一緒にイクんだから我慢しろ! ●●!』
果南でオナニーをするとき少年の妄想力では、性交にまでは至っていなかった。
好きな人の顔と身体と声と匂いを思い浮かべればセックスなんて必要がなかった。これまでは。
「はぁ、はっはっ……!」
今は違う。今はもうそんなお行儀のいいオナニーになんて戻れない。戻れるはずがない!
セックス。果南とセックスがしたい!
獣欲に染まった交尾を見てから少年の価値観は丸っきり変わってしまっていた。
果南の家の、果南の部屋で、果南の下着を使って、果南とセックスする妄想をしながら、毎日自慰をしている。
『や゛っ❤️ やだっ❤️ はっ早くッ、きてっ《ハル》ッ❤️』
「っ……!」
他人の性交を自分と果南へとコラージュする。
『出すぞっ! 《果南》ッッ! ううッ……!』
妄想の中の《ハル》が《果南》の中に精液をぶちまけるのと同時に現実のハルが果南の飾り気のないショーツに向けて射精を開始する。
「果南……!」
誰にも聞かれないように小さくとも確実に果南の名前を叫んでの射精。
今までのように虚無へと放つわけではなく、果南の子宮に向けて吐精しているような感覚。
彼女のショーツの秘裂を守っている箇所に亀頭を押し付けて思う存分に精を打ち込んだ。
世界中で何人が松浦果南をオカズにオナニーをしているか知らないが、世界でもっとも最高の自慰行為をしているのは自分だと自負する。
「明日だ……明日になったら、果南と……」
しかし、ひとたび火がついたその獣の性欲はどれだけ気持ちがよかろうと擬似的な性交などでは満たされることは決してない。
むしろ果南と本物の性交をしたいという気持ちが高まるばかりで、少年は彼女が合宿で己を磨いている裏で一つの計画を練っていた。
日向晴海が松浦果南と交配を果たすための、計画を。
「へー、想像していたよりも綺麗じゃない。別荘って言っても通用しそうなところだね」
東京で今しか体験できない素敵な時間を過ごしてきた果南は内浦に帰ってきた翌日から疲れた様子もなく少年と出掛けていた。
海が近いところに建てられている一軒家。ここは日向少年の祖父が過去に過ごしていた家で、今も思い出した時にたまに使われている。
夏休みに入る前、ダイビングスポットが近い場所にこれがあることを母から聞かされて今年は果南とここに行ってみたいと用意していたのだ。
現在は別の目的までも追加されてしまっているのだが……
「とりあえず荷物置いたらすぐ海に行こーぜ! オレもう待ちくたびれてるんだからさ」
「そうだね! ハルの肌が黒くなるぐらいだいぶお待たせしちゃったし。たっぷり楽しんでこよっか」
それから。少年は再従姉と過ごす四年目の夏の海を思う存分に楽しんだ。
一年目の時と同じか、それ以上に子供らしく果南と、海を遊び尽くしたと思う。
それは、たとえどういう結果が待っているとしても二人の関係が今夜変わってしまうのは間違いがなく、最後の時間を大切にしたかったからだ。
「結構よかったよな、ここ」
「うんうん。ハルが誘ってくれてよかったよ。今度はもっとたくさんで来てみてもいいかもね」
果南はウェットスーツのジッパーを降ろして中に着ているビキニを覗かせながら岩場に座り、少年と背中を合わせていた。
「あのさ、ありがとな。忙しいのに無理言っちゃって」
「あまり気にしないでよね。前もってあなたに言ってなかった私が悪いところもあるんだから」
背中を合わせてみると、やっぱり果南のほうが大きい。
「オレたちってどう見えてんだろ」
せっかくいい気分で遊び終わったのに。少年のミス。
「うん? 仲のいい姉弟じゃない?」
その答えが返ってきてしまうのだから。
波の音が聞こえてくるぐらい静まり返った、暑い夜。
和室に敷かれた布団から這いずり出した少年が少し間隔を空けて敷かれているもう一つの布団のほうへと忍び寄っていく。
そして、遠慮も迷いもない動作で少女の抜群のプロポーションを隠している一枚の薄布を剥ぎ取る。
シャツとハーフパンツだけのいつもの果南の姿が露になったが、今夜はこの格好がとてもいやらしいものにしか見えなかった。
「油断したな、果南。男と同じ部屋で眠るなんてさ」
深い眠りに落ちてすやすやと静かな寝息を立てている十七歳の美少女の頬を撫でながら十一歳の少年が勝ち誇ったように囁く。
寝付きの悪さに悩んでいる果南の祖父が服用している薬をこっそり持ち出して盛ってやった。入眠からしばらくは目を覚ますことはない。
身長は162cm、スリーサイズは上から83、58、84の美少女の身体は下腹部にある内蔵も含めてすべて、性欲の虜となった少年へと何の障害もなく差し出されていた。
「んっ……」
下着以外の服を身に着けることを許されなくなり、少しひんやりとした夜の風が肌に触れたためなのか果南が声を漏らしたが、それは覚醒を予感させるには程遠い。
いつでも果南の身体を使うことが出来るこの圧倒的に有利な状況は却って少年を冷静にさせ、少しずつ彼女を楽しんでいくことを選択させた。
「もっと可愛いの着て来いよ……」
自慰のオカズを選ぶためにタンスを探したときには女の子らしさを感じさせる下着もいくつかあったのに、今は上下ともに小学生の精液塗れにされた物に似たスポーツ用のアンダーウェアだった。
レジャーが目的で出掛けているのだから妥当なものなのだが、少年は弟と一緒ならこの程度でいいということかと不満げに覆う面積が広いブラジャーの上から、その胸を揉みしだく。
柔らかい。彼女のクセであるハグで顔を押し当てられた時と己が楽しむために手を使っても揉むのでは全然違う。
触っているだけで気持ちいい。
「すっげ……なんだこれ」
両手を使って夢中になって揉み続ける。精神的な高揚もたしかにあったがそれだけじゃない。
強く揉むと指が沈み込んで指の腹の横側にまで元の形に戻ろうとする乳房の反発を感じられる。心地がいい。
男の身体にはついていない、これが。
「おっぱい、果南のおっぱい。揉んでるのオレだからな」
今度は手をブラの下に入れて直接、生のおっぱいを触る。
果南の体温はハルより低いので、手の平全体がひやりとしたと同時により甘美な感触が腕を通して脳にまで伝わってきた。
もっと、もっともっと揉みたい。
緩急を付けながら小さな凌辱者が果南の大きさと美しさの両方を備えたバストを征服していく。
──動画のコメントに出てくる果南のファンだとかいう奴ら、ざまあみろ。動画を見て揺れているのを見るだけじゃオレは満足しないぞ。
指先からの感覚で普通の肌とは違うところも見付けた。果南の乳輪。今はもう記憶の中に薄っすらとだけ残っているあのピンク色をしたいやらしい部位がこの下には眠っているのだ。
乳輪の中心にあるものは当然、乳頭。
それを、乳首を少年の両方の親指と人差し指が同時に捕らえ、そうするのが正しいことを本能的に分かっているように扱いた。
「ううん、んっ……❤」
「うわっ……」
女もまた、本能的な動きをとった。
寝返りを打ち、その口から聞こえた声はハルのこれまでの果南との思い出の中では出てきたことがない音色だった。
だが最近、別の口から聞いた音色とそっくりだ。
あの海の家の跡地で表向きには完全に尻に敷いているはずの彼氏に完全に屈服してあげていた、あの甘えた声に。
いける。
暗闇に目が慣れてきたので、果南の顔を見る。
安らかな眠りの顔とは違う。しかし、苦しんでいるのとも違う悩まし気な表情。
口の端からは唾液を零していた。
いける。
果南の顔から目を離さずにショーツのほうへと手をやって、秘裂に沿って何度も何度も指を往復させる。
そのたびに。果南の口がぱくぱくと動いて男を欲する甘い甘い声を漏らす。
少年の指先には汗とは違う、ヴァギナから分泌された粘性のある液体が付着していた。
いける。
六つも年下の肉体的にはまだまだ未熟な少年を女の肉体はセックスを、子作りをする相手だと認め始めている。
少年は果南の心よりも先に肉体のほうへ自分のことを刻み込んでしまうつもりなのだ。
「濡らしたな果南。オレが脱がしてやるよ」
女の足を真っ直ぐに伸ばさせてショーツを下ろす。
「ううん、あ、あっ……❤」
直に果南のまだ誰の性器の侵入も許したことのないクレバスをなぞってやると、より甘い声を響かせた。
胸はともかく、ここを他人の手で触られたことはほとんどないだろう。性的な意味合いならばなおのことだ。
ここも、徹底的にやっておかなくてはならない。
「あぁっ、うぅ、あっ……❤」
躊躇うことなく少年が女の股間へとしゃぶりつき、クレバスを舌でゆっくりと味合うように舐めあげた。
汚いとかそんなことはまったく思わない。果南の全部が欲しいから。
大陰唇から小陰唇までを満遍なく舐め回す。
このとき、もう既に。
果南は覚醒し、大きな過ちを犯している少年を制する最後のタイミングを本人には気付けるはずもないまま逃していた。
まず最初に感じたのは瞼に蛍光灯の明かりが当たっていることだった。
「んああっ……❤️ あっ、ああっ、あっ……!?」
(あれ……私なんで服を脱いで……)
窓を開けておいたから海風が吹き抜ける部屋の中で裸になって眠っていたら体に悪い。
早く、服を着なくては、と。
(んっ……❤️ なにっ、これっ……!?)
身体が自分の思ったように動いてくれない。金縛りにでもあったみたいに。
全身が麻痺したみたいで、すごく怖い。
隣で眠っているあの子に助けを求めなければ。
「はっ、ルゥ……」
「やっと目が覚めてきたか。ずっと待ってたんだぞ」
「へっ……ひゃうんっ……!? んっ……なに、してるのぉ❤️」
隣の布団から聞こえてくると思った返事はすぐ近く、右半身を下にして横になっている果南の背中側から帰ってきた。
ハルは果南の背中にぴったりとくっついて、背後から両手を乳房へと回し乳首を摘まんでいじめながら女の覚醒を待ち構えていた。
固くなり限界まで勃起している果南の乳頭は彼女の身体が性的興奮の真っ只中にあることのサインになっている。
「なにって、わかるだろ。自分が何をされてるのかぐらいさ」
「いやぁ……だめっ、なんでこんなことする、の……!? だめっ、だよっ、んんっ……❤️」
「ダメだったらなんで男と同じ部屋で寝てるんだよ!」
強い言葉と共に少年が果南の乳首をつねりあげて反抗的な態度を制する。
運動の天才でスクールアイドル屈指の体力の持ち主である果南といえども、その身体に快楽を染み込まされていては小学生の手で思うようにされてしまう。
もっと早く起きなかった時点で果南には抵抗する手段はなく、起きることを封じられていたのだから彼女は詰んでいるのだ。
視線を下に向けると乳首が自分でも見たことがないぐらい固く勃ち上がっていて、心臓の鼓動は激しい運動をしたあとよりずっと高鳴っている。
明らかに異常。眠っている間にこの子に何をされていたのか。
「どう、感覚戻ってきた?」
「ハル……ほんとに、ほんとにやめようよ……」
一度、乳首と乳房を解放してぎゅっと抱きついてやる。
果南の背中にドクンドクンと脈動する子供の、まだ成長しきっていない心臓のリズムが響く。
そして、胸への強い刺激が抑えられたことでもっと下のほうで別の何かが脈打っていることに果南はようやく気が付いた。
「う、ウソ……!?」
恐る恐る、それを確認するためにもっと下のほうを覗きこもうすると、その動きを察してハルは見えやすいように果南の胸を左右に広げてやった。
股の間から、男性のものが伸びている。
女を悦ばせ、服従させ、雄の遺伝子を雌に打ち込むための機能を完全に備えている凶暴なペニスがそこにはあった。
二年前にお風呂で見たかわいいこどもおちんちんとは全然違う。
それは、精通を迎えてから果南とセックスすることだけを考えて磨き抜かれてきた性器。
(男の子ってこんなにすごいの……? 背だって私よりまだ低いのに……)
続いて、嗅覚が戻ってくると鼻をつんと刺さってきたのは果南にとって初めての雄の臭い。
布団の端のあたりに乱雑に丸められて置いてある自分が着ていたはずの下着からその臭いは放たれていた。
それにたっぷりとこびりつけられた少年の若い精液から。
「ひっ……❤️」
(これハルが出したの……? ハルってもう……)
ずっと近くにいた男の子が既に女を孕ませる能力を獲得した雄だったことに気付き、過去に遡って思考を巡らせていく。
いつから。いつ、
昨日、今日の話ではないはずだ。
去年に一緒にお風呂に入るのを避けられたときにはきっともう。
それからずっとこの子は自制をしながら自分の傍にいたということ。
全然、気が付かなかった。姉ではなく女として見ていたなんて気が付いてあげられなかった。
白濁液に染められた下着は本当に彼がしたいことがなんなのか彼女にはっきりとわからせる。
「果南」
「な、に……」
本当にしたいことは。
「オレとセックスしろ」
「だめぇ、お゛お゛ぅお゛お゛っ!? ❤️❤️❤️」
果南の同意など求めていない。
少年は腰を一度引いて散々舐め回されて唾液と膣分泌液で潤いきった膣口に矛先を定めると情けも容赦もなく貫いた。果南の雌の象徴を。
処女だったが過剰な量の運動をこなしてきたことで膜はほとんど残っていなく、呆気ないほど簡単に少年主催の除膜式が終わる。
(ハルの、奥まで……私の、はじめて……❤️)
熱い。膣内の襞が火傷してしまいそうだ。
背中に当たれられている少年のまだ未熟でうっすらと浮かび上がっているだけの腹筋、胸筋から伝わる熱量よりも遥かに熱いものが挿し込まれている。
持ち主はまだ果南よりも六つ下の子供だというのに、立派な大人の形をした男根は突き入れた膣内に我が物顔で居座り果南に降伏を求めた。
「はぁァ……❤️ ハルぅ……あっ、んんッッ❤️」
「悪い……」
──果南のオマンコ、気持ちよすぎるから、我慢できない。
募らせてきた思いの全ての雌の最深部へと叩きつける。緩急もやさしさもなにもあったものではない暴力的で野性的な交尾。
背後から左手で左脚を持ち上げ、右手で乳房を荒々しく揉みしだきながら、雌尻に向けてひたすら腰を打ち込んで屈服を促していく。
ぱんぱんぱん!! ぱんっぱんっ!
「うう゛っ❤ もっど、やさしくっ、ゆっぐり、やさしくしてぇ❤」
「するわけないだろ! 今までずっとそうしてきて、こっちを見なかったくせに!」
男として一度も見たことがなかった小学生の少年に身体を固められ、されるがままに交配を受け入れ、あまつさえ制止を求めるのではなく泣き言を言っている。
果南はもう毎年、夏休みを一緒に過ごしてきた少年の雌と化していた。
こつんこつん!
「これ゛っ❤ へんっ、そこだめッ、ハルっ❤ んんっ、イクっ……❤❤」
「このっ……イったな果南! まだオレはイってないのに、お前……!」
何も考えずに抜き挿しを繰り返している少年の剛直が偶然二回連続で性感帯を突いたことで果南は瞳を収縮させて甘イキした。
果南を完全に掌握したいという欲望を持っている少年にとってはそれは許しがたいことだったので、罰としてより強く交合を完成させるために男根を挿入したまま果南を仰向けにして体位を変える。
「やらぁぁ……❤ 乳首、噛まないで、よぉ❤」
両脚を大きく押し広げて間に入り、果南の身体全体を敷き布団のように贅沢に使って圧し掛かり、乳輪全体を口に含む。
寝ている間に色々と触ってみてわかったが果南はここが弱い。
ここさえ握っておけばいつでも自分の好きなタイミングで絶頂させることが出来る自信が少年にはあった。
ぱん……! ぱん……ずん……!
「ひぅぅ❤ うぅぅん……❤ あんっ……は、ハル……?」
(イキそうなの……? 私の中で……)
膣内からの感触を通して果南は自分に突き立てられている男根が限界を迎えようとしていることを感じ取った。
このまま、射精されれば小学六年生のわんぱくな精子が高校三年生の子宮のプールの中を泳ぎまわることになる。
それは、マズイ。
かりっ。ぎゅうぅぅぅ。
「あっ」
乳首を甘噛みされ、つねりあげられた。
ここでイケという雄からの命令。
それを受けて、だらしなく開いていた両脚を交差させて少年の背中を引き寄せる。
より深く繋がるために。より卵子に近いところで精子を出してもらうために。
口に乳房を含んだまま低くうめいて少年が射精を開始する。
びゅるっ!! びゅっ!! びゅっ!!
「んあっ、ああっ……❤️ お゛お゛ぉぉっ……❤️ あお゛っ❤️」
脈打つごとに果南の子宮壁へと新鮮な精子が込められた精液が粘りつき理性の壁をも溶かしていく。
どこまでもわがままな侵略行為を身体も心も受け入れてしまう。
びゅぅぅぅ……!!
「うぅん……❤️」
「はぁ……はぁ、ううっ……!!」
いかに性欲は強くともまだ子供の体力。
人生初めての種付け射精を終えた少年は、疲れからか果南の双乳の間を枕のようにして休息をとっていた。
脈動は少しずつ弱くなり、排出される精液が止まってもハルは果南に抱きついたまま動かない。
しばし、静かな時間が訪れる。
ごぽぽっ……
低く呻きながら少年が上体を起こし、柔らかくなった性器を雌穴から引き抜くと、その間には白濁の橋が繋がっていた。
果南とセックスをした。果南に種付けをした。それだけでもう十分すぎる。
いつもと同じ夏休みが二度と訪れなくなったとしても後悔はしないと思う。
果南の顔を、そっと見た。
どくん。
そこには、怒りも悲しみもない。
惚けた雌の本能を露にした、果南の顔。
どくん。
少年の雄が再び、燃え上がる。
「ハル……ハグっ、しょっ? もっとハルと子作りハグがしたい……❤️」
両脚と両手を広げる。パートナーである雄を誘うために。
あんなにたくさん射精したのに若く幼い肉茎はまだまだ出したりないと再び勃起を始めていく。
あの果南が自分のことを雄と認めて屈服した。
そんなの、何度だって射精したくなるに決まっている!
果南という海を、何億もの少年の精子が泳ぐ。
ぱちゅんぱちゅん。
「今回のライブさ、すげえよかったよ。衣装もオレ好みだし」
「はぁん❤ うん、おちんちんの感じですっごくよくわかるよ❤ ハル、こーいうの好きなんだね……❤」
東京でのライブイベントの後、果南は再従弟の少年のところへと向かい、男女の交わりをしていた。
ステージで着ていた衣装を身に着けて、対面座位でイチャつくように愛し合っている。
「ああ、最高♪ この恰好の果南とセックス出来るのはオレだけっていうのがさ!」
「んもうぅ。今回はいいけど、結構大変なんだぞ。んんっ❤ ちゅぅぅっ……❤」
あの夏休みから二人の関係は変わった。
表向きにははとこのまま振る舞うことにしているが、こうやって会うたびに隠れてセックスをしている。
もう、戻りたいとは思わない。
「ぷはっ……よし、横になれよ果南。あの時と同じように犯してやる」
「あっ……❤ またあの感じ、もう一生忘れられないかも、んお゛お゛んっ……❤❤❤」
子供のころから知っている小さな男の子に屈し、雌にされる悦びを知ってしまったから。
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