※この作品はR-18です。

転生前は人間のオスだったエルフの聖女、婚約者に嵌められ淫魔になり追放されたらしい   作:芥目たぬき

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+種族特性+お預けセンズリ ☆

「おぴぃっ♡ ま、まっへぇっ♡ 止まって♡ とまってくだしゃっ……♡」

 

 いつも通りの平穏な1日の、いつも通りの2人の夜。時刻は深夜を回って、窓の外はきっと静かなのだろう。

 ギシギシと音を立てるベッドはやかましくて、それ以上にユターシャの燃え上がったケダモノボイスが自分の中の性欲を掻き立ててくる。毎晩同じことをしているはずなのに、夜毎に彼女に引き込まれているのはユターシャが魅力的だからなのだろうか? 

 

「あークッソ、このセックス専用マゾがッ……やっべ気持ちいい……チンポ溶かす気だな!?」

「そごっ、だめでしゅっ♡ ポルチオッ♡ じゃくてんでッ♡ ひぎっ♡ 気持ちよくッ♡ な、ぁっ♡」

「あはっ……いいぜ、好きなだけイっていいからな、止めねーけど」

 

 オレはユターシャの弱点である最奥子宮口に好き放題チンポを押し付けていた。先端部分が柔らかくてプニプニとした穴にキッスされて、たまらなく射精感が込み上げてくる。

 

 彼女の弱点をすっかり知り尽くしたオレは、どうすれば簡単にイくのかを知っているのだ。ゾリゾリとしたカズノコ天井の圧に耐えて、彼女の肩に歯跡を残しながらもいじめ抜いていく。きゅんきゅんと甘えてくる穴からは濃厚な本気汁がたっぷりと溢れていて、部屋には湿気が篭っていた。

 

「お"ぁっ♡ はげしっ♡ だめれしゅっ♡ あ"ッ♡ 気持ちいのダメですっ♡」

「激しいのも酷いのも好きだろォが? なぁ、欲しかったらちゃんと言おうな?」

「はひっ……はっ、ほひっ♡」

 

 ぐっと、彼女の乳を鷲掴みにしながらも身体を起こすように引き寄せた。柔らかな肉に指が埋まって、それをムンニュリと揉み込んでいく。

 オレにはもったいないほど贅沢で、柔らかくて、それを乱暴にすればするほど甘ったるい声で喘ぐのだから堪らなかった。本当なら優しくしてあげたいのに、そんなに悦ばれるのだから余計に酷くしてしまう。

 

「奥ゥ"♡ いっぱい、突いてッ♡ 中出し、をぉおっ♡」

「わかった。好き放題ガン突きして勝手に生中出しするからな、嬉しいか?」

「うれひぃっ♡ うれしいれすっ♡ あ"ッ♡ あっ♡ あっ♡」

 

 ベロを出しておねだりするようにこちらを振り向くユターシャに、舌を絡ませるベロキスで返す。熱い呼吸が混じり合う中、ただ本能のままに下半身を打ち付けていた。

 

 

 

 * * * *

 

 

 

「サキュバスって、魔族の中でもかなり幻想種に近い生き物だと思いませんか?」

「そうなのか?」

 

 ユターシャは得意げに眼鏡をくいくいしながらも、唐突にそんなことを言い出した。

 いつのまにか、いつもの服(ミニスカメイド)からタイトスカートと大きく胸元の開いたシャツに着替えていて、髪の毛をひとつに結いあげている。大きめのバンスクリップは先日土産と称して買ってきてやったもので、どうやら気に入って使ってくれているらしい。

 

 新聞を読んでいたオレは、言葉を返しながらも視線をそちらに向ける。どこで買ってきたのかわからない黒板を指さし棒でぺちぺちと叩きながらも、ユターシャはしたり顔で語り始めた。

 

「エルフも幻想種に近しい生物ではありますが、サキュバスの方がより不思議な生き物ですね。というかそもそも2〜4ml程度の精液だけで肉体を完全復活できるとか、物理法則無視しきってますし? 意外と妖精とかの方がジャンル的に近いのかもしれません」

 

 ユターシャはこんなので、なかなか勉強好きな性格をしている。「語学系はノーセンキューですが、ファンタジーチックの勉強は面白いので結構好きですね!」とは彼女が言っていた言葉だ。

 そのファンタジーがどこからどこまでが範囲なのかは知らないものの、彼女は興味があることだととことん調べられるタチだそうだ。

 

 そして、オレは頷きながらもユターシャの考察を静かに聞く。

 たしかに妖精は幻想種にかなり近い人型の生き物で、飲み食いをせずに自然消滅したり増殖したりを繰り返している。人間の常識では理解ができない、超常現象の上に成り立った生物だ。淫魔と近いというのも、あながち間違いではないのかもしれない。

 

「それで?」

「えぇ、つまりです。私のボディは完全にサキュバスのものですから、もしかしたら新たなる能力———すなわち『種族特性』に目覚めていたりするのかもと、そういう思い立ったのです!」

 

 黒板には『目指せ最強(サイツヨ)への道!』と大きく書かれていて、眼鏡を白く光らせながらもユターシャはニヤリと笑っていた。

 

 ……何を言ってるんだこいつは? 

 

「エルフの種族特性はあまり目立ったものがありませんでしたが……有名な幻想種であるドラゴンなんかだと『空間浮遊』や『重力無視』といった種族特性が有名です。幻想種としてかなりの神秘に満ちているサキュバスになったのですから、少しくらい調べてみるのも面白いかと思いまして」

「まぁ、自身の肉体を理解することは悪くないと思うが……」

 

 思わず力のない返事をしてしまうものの、調子に乗っているユターシャはノリノリで教鞭を取るふりをしている。

 ぴっちりとケツの形が浮き出たタイトスカートに白シャツを合わせていて、黒板よりもそちらが気になって仕方がない。

 

 ———気を取り直そう。

 

「あー、ごほん。それで?」

「おさらいですよ生徒クン、種族特性とは一体なんでしょうか?」

「それは……」

 

 種族特性、というのは幻想種寄りの生物によく見られる特殊な性質を指す。人間にはあまり発現は見られないものの、エルフや妖精、悪魔やドラゴンといった幻想種寄りの生き物だと比較的備わっている。もちろん、種族特性を持たない幻想種の個体もいるが、そちらはごく稀と言っていいだろう。

 

 最近の研究では、火山地帯に生息すると言われている極めて珍しい宝石亀がマグマのなかで過ごせるのもこの種族特性が作用しているからと言うことが発見されたらしい。数日前の新聞にそんなことが載っていたが……

 

「だがまぁ、珍しい生き物に付随してるちょっとした特性だろ?」

「まぁそうなんですが……もっと根本的な事を言いますと、種族特性とは『物理法則はこうだけど、こっちのほうが生きやすいよね』っていう微小事象改変型の意思と私は考えます。簡単に言えばご都合主義であり、難しく言うと世界運命的オポチュニズムといいますか……ありえない常識をなんとかするために、無理やり繋ぎ合わせるためのルール改定です」

「言ってることがややこしいな。……何が言いたいんだ?」

 

 ややこしい言葉を使わないでくれ、とオレがめんどくさそうに言うと、ユターシャは嬉しそうに黒板に絵を描き始めた。なんともポップなドラゴンやら妖精やらが描かれて、その下に有名な種族特性が挙げられていく。

 

 エルフの下には……美の肉体やらなにやら書かれていた。有名な話で、エルフに美男美女しかいないのはこの種族特性が関係しているからである。

 

「私もね、今までは種族特性を軽視していたんです。なんせエルフの種族特性って、出たところで意味のないものでしたから。……が、よくよく考えたらワンチャンチートになるんじゃないかなって思いまして」

「はぁ」

「幻想種の中でもかなり神秘に近いだろう淫魔であれば、なんらかの特性が見られるかもしれません。それこそ、意外と最強になれるようなトンデモスキルとか!」

 

 ドヤ顔のユターシャは、嬉しそうに胸を張っていた。

 

「それで、どうやって判別するんだ?」

「こちらです!」

 

 そして、彼女が取り出したのはオレが先日買い与えてやった本だった。

 

『漫画でわかる! 悪魔召喚サキュバス編入門』と書かれているソレは、独自のルートで入手した代物である。見た目こそポップでファンシーな教材風ではあるものの、人間の男が中身を下手に発動させてしまうと淫魔有利の契約がされてしまう悪魔の契約本。

 なお、この本は聖教会の手によって効果をなくしており、ただのサキュバスについて詳しく書かれているだけの本となっている。

 

 この本のおかげで、果たして幾人が精気を奪われて死んでいったのだろうか。もちろん、ユターシャにはそんなことを少しも教えていないので、そのいわくつきの本を大事に大事に抱えている。

 

「それで、その本がどうした?」

「ここのページにね、ほら、見てくださいコレ」

 

 ユターシャが付箋を頼りに開いたページには、見開きにデカデカとチャート式の診断が書かれていた。

 矢印がやたらめったら書かれていて、イエスノーで答えて進んでいくタイプのものだ。

 

 1番上には、『的中率100%! あなたのサキュバスは何タイプ? 性格別☆種族特性診断』と、書かれている。

 

「……これは」

「平成初期の少女漫画雑誌の1ページを彷彿とさせるちゃちな診断とお思いでしょう。しかしこの本、書かれていることがやけに信憑性高いので信じられると思うんです。ソレにほら、ヒソカだって天空闘技場でオーラ別性格分析とか披露したじゃないですか」

「誰だよヒソカ」

 

 というか、平成初期っていつだよ。

 オレの質問を無視して、ユターシャは話を続ける。

 

「それでですね、本人では正確な診断結果が出ないので人に診断してもらいましょうって書かれているので、ぜひご主人様に私の種族特性を確認していただきたいんです」

「まぁ、いいが……こんなお遊びみたいなものを鵜呑みにするんじゃないぞ?」

「はいはい、わかってますよぅ」

 

 きっとユターシャも娯楽に飢えているのだろうと、オレはため息を吐きながらも本を受け取る。スタート地点に目を向けて、そこに書いてある文章を読み———

 

「『命令には全部従ってくれる?』……まぁ、イエスだな」

「それは契約だからじゃないですか」

「ええと次が……『すぐにイっちゃう敏感娘?』か、これもイエスだな」

「ご主人様が遅漏なだけで……アッなんでもないです。すぐイきます、イくイく」

「……それで次が『主導権を握るのはニンゲン様?』これもイエスだな」

「わ、私だってリードしてエッチできますしぃ?」

 

 どんどんと設問に答えていき、そして最後の答えまで向かってから次のページを捲る。全てをイエスで答えていき、確認するのはAの項目なのだそうだ。時間にしてものの5分以内、なんとも簡単な診断である。

 

 そして、診断結果は……

 

「…………うん、あぁ……」

「なんです? 何が書いてあるんです?」

 

 オレは読み上げたくなくて、ユターシャにそのページを開けたまま渡した。

 

「なになに……『あなたのサキュバスは被虐マゾメス♡ いじめられて潮吹きアクメしちゃう雑魚マンコタイプ』……?」

 

 ユターシャは顔を真っ赤にして何故かオレをポコスカと殴り始める。痛くはないが鬱陶しくて、しかしされるがままになっておいた。

 

「はぁ〜〜〜〜〜ッ? ちょっと待ってくださいよ、おかしくないですか! なんでいつの間にくだらないSM診断してるんですか、私がやって欲しかったのは種族特性診断で……!」

「お前がやりたいって言ったんだろ。八つ当たりはやめてくれ、くすぐったい」

「っていうか、種族特性診断はどこいったんですか!」

 

 一応、端っこのほうに『種族特性は被虐体質です☆』と書かれている。すごく小さめの文字で見えにくいものの、一応種族特性診断の名目は保っているらしい。

 

 他の項目には『嗜虐体質』だとかなんだか色々と書かれている。どうやらサキュバスには多数の種族特性があるらしくて、診断外にもいろんな参考例が書かれてあった。

 

「よかったじゃないか、アンタにピッタリの種族特性だな」

「よくないです」

 

 ぶすくれるユターシャは、どうやらその診断に納得がいっていないようで、ぽこぽこと怒りながらも本を棚に仕舞い込んでしまった。

 

「こんなお遊びみたいなものを鵜呑みにしてはいけません。然るべき機関に今度問い合わせて確認しましょう。ちゃんとした特性が現れるはずです!」

「いやいや、被虐体質であってると思うぞ? マゾメスだって……んんっ……正しいじゃないか」

「笑わないでください! 認められるわけないじゃないですかぁ!」

 

 まぁまぁとオレは彼女を宥めるものの、ユターシャは診断結果が不満だったようだ。「これからはご主人様の言うこと全部シカトしてやります!」とまで言い出しているユターシャを、落ち着かせるためにオレは手招きをする。

 

 まるで威嚇する猫のように、オレの手招きを拒んで遠目に睨んでくるが……

 

「落ち着けよ。なぁ、じゃあ試してみるか?」

「なにをですか」

「アンタがいじめられて気持ち良くなるようなヘンタイじゃないって、オレに証明してくれよ? マゾじゃないなら余裕だよな?」

 

 なんなら今からベッド行くか? と、オレが問いかけると、ユターシャは目に見えて尻尾をピンと立たせた。耳も心なしか上に向いて、口元がキュッとつむいでいる。

 

 ユターシャにとってオレからの誘いはご褒美なのだろう。なんてチョロいんだろうか。

 

「で、でもぉ? まだ夜じゃないですし……」

「たまにはいいだろ、そんくらいハメ外したって」

「1日2回までのえっち制限は……?」

「今日はちょっとだけ贅沢してもいい日にしようか」

 

 と、オレが優しく声をかければ、ユターシャはぴょんと飛び上がって満面の笑顔を浮かべた。

 なんてチョロいのだろうか。チョロすぎて少し不安になってしまう。

 

「ムフッ、しかたありませんねぇ? ご主人様に、私がちょっぴりサディストでイケイケなサキュバスだってトコ、見せつけてあげちゃいますから?」

「あぁ、そりゃ楽しみだ」

 

 オレも、随分とユターシャには甘くなってしまったものである。本だって買い与えてやってるし、どんどんとユターシャに甘くなっていくのを日々感じてしまう。

 

 それでも今が楽しくて、オレはユターシャの後に続いてベッドルームへ向かい……

 

 

 

 

 * * * *

 

 

 

 

「それで? アンタのどこがサディストでイケイケなんだっけ?」

「んぶぅっ♡ はふっ♡ わ、私っ……♡」

 

 ユターシャの口を喰みながら、唾液を流し込んで舌を深く絡ませる。すっかりと夢中になってせがむように吸い付いてくる彼女に、何度も何度もキスを繰り返していく。

 

 ベッドに座り、彼女を後ろから抱きしめたオレはただただ彼女の身体を弄んでいた。

 

「まったく、これで聖女サマだったなんて信じられねぇな……簡単にアヘってんじゃねぇよ」

「はひぃっ♡ あ"っ手マンやばっ♡ またイぐっ♡」

 

 角ばった指は彼女の肉壺を何往復も出入りして、指の腹で弱点のひとつであるGスポをコンコンと優しくノックし続けている。何度目かの潮吹きで、床はすっかり濡れていた。

 

「なぁ、マゾでいいよな? 虐められて気持ちよくなっちゃうマゾメスなんだよな?」

「は、はふっ……しょんなぁっ……♡」

「認めようぜ? な?」

「そんな、私はっ……んきゅっ♡ ぁあっ♡」

 

 オレに背中を預けながらも大股開きをしているユターシャは、太ももを震わせながらも盛大にアクメを繰り返している。みっともない姿で、顔をドロドロに蕩かせながらもユターシャは力なく首を振っていた。

 

「な? ユターシャはマゾでドスケベな変態聖女サマなんだよな? 認めてくれよ、なぁ?」

「違っ……♡ 私♡ そんな、変態じゃなくてっ♡ サキュバスだから、仕方なくってッ♡」

 

 なんて言い訳がましいユターシャを叱るように、乳首を捻り上げた。敏感になっている身体はビグンッと跳ね返って、ユターシャの口からは嬌声が溢れでる。

 

 可愛らしい舌を舐めて、絡ませて……ふと目を開けると、すっかり感じ入って気持ちよさそうにしているユターシャの顔があった。

 

「乳首、酷くされるの好きなんだろ?」

「あ、あぁぁっ……♡ す、すきですっ……乳首、すきでっ……♡」

「乳首好きのマゾメス淫乱聖女サマだな? あーくそ、チンポイラつかせやがって……」

 

 ズボン越しに硬くなっているそれをわざとユターシャの尻に押し付けて、強く意識させるように擦り付けてやった。

 

「……チンポ欲しいか?」

「はっ♡ ほひっ♡ ほひぃれすっ♡ ちんぽっ♡」

 

 卑しくも極上のマゾ女は、そういいながらも媚びて膣肉をきゅっと締め付ける。手マンですっかりふやかされたオレの指は、ユターシャのえげつない構造した肉ヒダによって吸いつかれていた。

 

 チンポを意識してしまったが故にオレの指をチンポと勘違いしてしまったのか、まるで求愛するような肉のひしめいた動きは、ますますオレの股間を熱くさせる。

 

 あぁ……これチンポハメたら、絶対ヤベェんだろうなぁ……

 

「でもなぁ、すぐにハメたいけど、酷いこともいっぱいしたいんだ……なぁ、なんでだろうなぁ? オレ、もうおかしいよな? アンタのせいだぞ?」

「はひゅっ♡ ごしゅ、じんさまっ? わたし、なにも、してなっ……♡」

 

 ゆっくりと、愛し合いたい。

 だけど酷く乱暴に、自分勝手に愛を押し付けてしまいたい。

 

 怒りと愛おしさがぐちゃぐちゃになった中で、その口を食らう。頭の中がユターシャのことしか考えられなくなって、まるで麻薬のような幸福感がゆっくりと頭を支配していった。

 

「ユターシャ、あぁ……ごめんなぁ?」

「はふっ……♡ んぅっ♡ あ、ご主人様っ♡」

 

 オレは、ユターシャのマゾ肉穴から指を引き抜く。そうして彼女の口にたっぷりとマン汁のついた指をしゃぶらせると、子供のようにちゅぱちゅぱと吸い付いてきた。

 なんとまぁ、美味しそうに幸せそうに舐めるもんだ。

 

「自分のマン汁うまいかよ、甘えん坊だな」

「んっ♡ ぷはっ♡ んちゅ♡ ごしゅ、じんしゃまっ……♡」

 

 ちゅるちゅると指を吸われて、長い舌が硬い皮膚を撫でていくのが気持ちいい。

 

「ほら、ユターシャ……もう口放せよ」

 

 まるで赤ん坊のように吸い付くユターシャから指を引き抜き、彼女の身体を床に下ろした。すっかり服を脱がせてやって、全裸のユターシャはぼんやりとオレを見上げている。

 

 唾液で塗れた指を、ユターシャの乳首にそわせていく。

 その勃起した頂点をぬるぬるになった指が掠っただけで、身体を強張らせてビグンと反応を返してくるユターシャ。蕩けきった目は、オレから与えられる刺激に飢えて物欲しそうにしている。

 

「乳首、気持ちいいんだよな?」

「気持ちいですっ……♡ もっと、もっとぉっ……♡」

 

 指先で、カリカリとそれを弾いてこねくりまわす。ほんの少しの面積しか触っていないと言うのに、ユターシャは敏感に身体をひくつかせて感じ入っていた。

 

 だが、そう簡単にユターシャをただ甘やかしたくなかったオレは、彼女の乳首から手を離してしまう。

 

「なぁユターシャ、乳首で気持ちよくなれるか?」

「は、はふっ……なれますっ……♡ きもちくて、ちくび、私っ……♡」

「いい子だ。じゃあ、()()()()できるよな?」

 

 床に座り込んでいる彼女は、理解していないような顔でオレを見上げている。

 そんな彼女を頬を撫で、頭を撫でて……気持ちよさそうに目を細めながらも、次に与えられる刺激を待ち望んでいるようだった。

 

 だから

 

「乳首1人で触って、イけたらハメてやるから、な?」

「え、ぁ……乳首? 1人で?」

「あぁ、ほら」

 

 自分でも、なんともまぁ酷いもんだと思ってしまう。ただセックスするだけならハメればいいだけなのに、自分の中のいろいろな感情を満たすためだけにユターシャを突き放してしまうのだ。

 

 そうしてオレは彼女の腕を取って、その胸に近付けてやった。完全勃起しているぷりゅんとピンク色の瑞々しい乳首は、馬鹿でかい乳の先で健気に震えている。

 

「イくまで触ってやらないからな。さ、頑張れ」

「はふっ、そんなっ……あ、あぁっ……」

 

 ユターシャはオレの方に手を伸ばすが、それを払い落とす。

 

 あぁ、なんて顔をしてくれるのだろうか。

 痛くはないだろうが、せっかく伸ばした手が振り払われたのだ。切なそうに発情しきった顔が、見捨てられたと言わんばかりに悲しげに眉を困らせている。

 

 そんな表情をして縋るから酷くされてしまうということがわからないのだろうか? 

 

「あぁ、や、やだ、ご主人様の手がいい、焦らさないでください……」

「そんな顔するなよ、ごめんな? アンタが頑張ってイったら優しくしてやるから、ほら」

「んっ……ぅうっ♡ あっ♡ ごひゅじんしゃまぁ♡」

 

 ユターシャの唇にキスを落としながら、再度彼女の手を柔らかな乳肉に運んでやる。いくら待ってもオレが優しくしてくれないと察したのか、ユターシャは顔を赤らめながらもオレと目線を合わせないように必死に目をつぶって、そして乳首を虐め始めた。

 

 おずおずと不慣れな手つきで自身の乳首を捏ね、そしてオレにせがむように唇を尖らせて無防備なキス顔を向けている。

 

「気持ちいいか?」

「はいっ……あぁ、でも、こんなのってあんまりですっ……」

 

 ベッド縁に座るオレは身体を曲げて目の前のユターシャの唇を味わいながらも、目の前で広がる痴態をゆっくりと堪能していた。自身の中でズクズクと熱が疼くのを意識しながらも、それをおくびにださないようにただ穏やかに笑顔を浮かべる。

 

 目の前で発情する極上のメスサキュバスがいて、それをグッと堪えてただ眺めるだけの優越感がたまらなかった。鼻腔から脳髄を犯してくるサキュバスの淫香で、とっくに沸騰している頭が更に熱くなっていく。

 

「ユターシャ、もっと顔を」

「う、ァ……はい、ご主人様……♡」

 

 彼女の顔を上向きに固定して、じっくりと発情しきったソレを眺める。きゅっと目を瞑っているのは、必死に感じて早く気持ち良くなろうとしているからなのか、それともなけなしの羞恥心なのだろうか。

 

 親指と人差し指が硬くなっている濃いピンク色の乳首の先っちょをつねり、そして引っ張り上げていく。グニグニと容赦なく潰して、爪先でカリカリと虐めていて、そのたびに鼻から甘ったるい吐息が溢れていた。

 

「んっ♡ はふっ……ごしゅ、じん、さまっ、乳首ぃっ……無理です、イけないですぅっ……」

「出来るだろ? がんばれ」

「う"ぅ……ひどいっ、ご主人様にしてほしいんですっ……お願いですからっ……♡」

 

 可愛らしいおねだりを繰り返すユターシャに、頑張れと言いながらも甘やかすようにキスを落とす。しかし彼女が本当に欲しがっているものを与えるつもりは毛頭なくて、ただ優しく頭を撫でてやることしかしてやらない。

 

 乳首を触って欲しいとばかりに乳を持ち上げているユターシャ。あまりにも素直で可愛くて可哀想で、オレの下半身の熱はたまらなく苦しかった。

 

「辛いんですっ……! 身体が昂ってるのに、じれったくって……」

「あぁ、そりゃ大変だ。イけないのか?」

「イけません、こんなの、気持ちよくなれないッ……つらいんです、助けて……」

 

 堪らなかった。

 切なそうに下品なおねだりをするユターシャに、どうしても胸が高鳴ってしまう。

 

 好きで好きで愛おしくて、そんな風に愛している彼女がオレのことを求めている様を眺めるのはとても心が満たされていくのだ。

 

「あぁもう、じゃあ、少しだけだぞ……?」

 

 オレは自身のズボンをくつろげていく。

 随分と我慢してすっかり勃起しているソレをユターシャの目の前に見せつけると、彼女の視線はそちらに釘付けになっていた。

 

「は、ぁ……っ♡ ちんぽ♡ ご主人様、ちんぽぉっ……♡」

「ダメだぞ、まだ味わうんじゃねぇよ……ほら、乳首イきしたらハメてやるから、頑張れ」

「はふっ、はーっ……♡ なめ、少しだけ♡ 味見だけ♡ はぁぁあっ……♡」

 

 ユターシャの唇にあたるか当たらないかのところで亀頭を向けていると、彼女が口を開いてその長くて悪質な舌で舐めようとしてくる。

 竿に触れる寸前にそれを指で掴んで、咎めるように引っ張り持ち上げた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「チンポ欲しくねぇのか? ちゃんと言うこと聞いてくれよ」

「ほひっ♡ ほひーれひゅっ♡ ああああ、へほふはふほはへへっ! (ベロ掴むのやめてっ)

「んー? わかんねーな、ちゃんと公用語使おうぜ?」

 

 掴んだ舌がぴろぴろと動いて、唾液に塗れたソレはとても掴みにくいものの……元の口の中に戻ろうとする舌を摘み続ける。ベロを長く出したユターシャの顔はあまりにも間抜けで、大きく開けたその口にチンポの先を向ける。

 

 空いている方の手で竿をしごいて、それと合わせるようにユターシャの呼吸はどんどん荒くなっていった。

 

「あ"〜……吐息熱いなァ? な、センズリ目の前で見せられる気持ちはどうだ? このまま顔に出していいか?」

「ひはっ、ひはへふっ!」

「だから何言ってるかわかんねって……ん、濃いやつナカダシして欲しいならさっさと乳首アクメしとけよ、なぁ」

 

 引っ張っている舌にチンポの先を少しだけ当てて、ユターシャの情けない姿を見ながらのお預けセンズリ。ピロピロと舌先だけがひくつくように動いて、オレのチンポを舐めしゃぶろうと必死になっている。

 

 ハメてもらおうと必死に自身の乳首を高速でいじくりまわしているユターシャは、困ったように眉を八の字にしながらもオレのチンポを凝視していた。はぁはぁと繰り返される呼吸が熱くて、それがまたたまらない。

 

「わりぃなユターシャ。このままじゃ顔にかけちまうけど……?」

「ふぐぅううううっ! はふっ♡ ひ、ひふひっ♡ ひふはらっ♡」

「ん? 乳首でイけるのか? 頑張れ頑張れ、オレより先に乳首アクメできたらハメてやってもいいからな」

 

 たまに舌先にチョンとチンポの先っちょが当たると、目に見えて大袈裟に身体を揺らし反応するユターシャ。少しだけの先走り汁でも嬉しいらしくて、その度にどんどんと身体が強張っていく。

 

「ひんぽっ♡ ひんぽっ、ほひっ、ほひーへふっ♡」

「下ッ品な乳首オナニーだなぁ? はは、伸ばしながら爪で掻くのが好きなんだな」

「ふぅ〜〜〜……♡ ひんぽぉっ♡ はひっ、ひひゅっ♡ ひっ、ぃっ♡」

 

 夢中になって乳首を扱き、そしてもうすぐでイけそうなのだろう。開けっ放しにならざるを得ない口からは唾液がポタリとこぼれ落ちて、オレの指を唾液でぬるぬるにしていた。

 

 自身の息子を扱く手も自然と早くなってしまって、だいぶ限界が近づいているのがわかる。ずっしりと濃いのがきっと装填されて、今吐き出したらとても気持ちがいいことだろう。

 

 ここで無駄打ちして、それが顔を伝って床に溢れたらユターシャはどんな顔をするのだろうか、なんて考えると背筋が粟立つ。そんな勿体無いことをするつもりはなかったけれど、床に落ちた精液を舐めとるユターシャを考えただけでも堪らなく興奮した。

 

 まったく……ユターシャのせいで、オレはどんどんおかしくなってしまう。

 

「さ、早くイけよ。早くしねぇと無駄打ちしちまうからさァ、がんばれがんばれ」

「ひっ、はふっ、ほふっ♡ ひぎゅっ♡」

 

 もうすぐで絶頂を迎えるのだろう。ユターシャの呼吸は浅く早いものになっていき、乳首を捏ねる手も早くなっていく。ガクガクと揺れる太ももは肉が揺れ動いて、贅沢な生肉はたぷんたぷんとオレを誘っていた。

 

 あの太ももに指を食い込ませてガンガン突くのだと考えると、思わず生唾を飲み込んでしまう。早く生ハメしたくて、オレはユターシャを急かしてしまう。

 

「あーくっそ、もうイくのか? イけよ、イけっ……」

「あぁ、っ♡ あ"っ♡ おっ♡ んぉおおおっ♡」

 

 ———ビッッックンッ♡

 

 そして、ユターシャは体をエビのようにのけぞらせた。

 

 無防備な首筋を晒し、体を逸らして大きく痙攣する。愛液がたっぷりと床にこぼれ落ちて、そしてその上にペタンと尻をつけて座り込んでしまう。

 オレは舌を掴んでいた指を離して、褒めるようにその頭を撫でてやった。

 

「はーっ……はーっ……ごしゅ、じん、しゃまっ…….♡」

「よく頑張ったな、偉いぞ」

「んぅっ♡ ごしゅじんさま、わたしっ……乳首で、イきっ……♡」

 

 オレはユターシャの身体を持ち上げて後ろを向かせ、自身の肉棒にヌルヌルになりすぎているおまんこをあてがう。

 

 ようやく待ち望んでいたのだろうモノをハメてもらえるのだ。ユターシャは嬉しそうに興奮しながらも、オレがハメやすいようにケツを差し出してきた。

 

「はふっ……ちんぽ♡ くだしゃいっ♡ 生ハメ♡ 中出し♡」

「あぁっ、挿れるからな……」

 

 床に足をつけ、ガニ股でなんとも下品な姿勢でチンポを受け入れようとするマゾサキュバス。腰を掴んで、そのまま引き寄せるように膣肉のなかに怒張を埋め込んでいく。

 

 先っちょがそこに当たっただけでも気持ち良すぎて、そのドロドロできゅんきゅんと締め付けてくる穴が亀頭を優しく包み込んできた。ゆっくりとハメこんでいくと、竿がゾリゾリの肉粒に吸いつかれて、そして根元まで埋まってしまう。

 先っちょは子宮口に当たっているのか、プルプルとした肉がバキュームしてきやがる。地獄のような快感の肉壺は、オレのザーメンを吸い上げようと必死になっていた。

 

「んはぁーっ……♡ あーくそ、ふざけんなよっ……ユターシャ、気持ちいいな……?」

「はいっ♡ きもひぃれすっ♡ ご主人様っ♡ ちんぽっ♡」

「ん、アンタが動いてくれよ……♡ エッロいケツブルブルさせて、下品にピストンしてくれよ」

「は、はいっ……♡ せぇいっぱいっ♡ ケツ振り♡ ピストンッ♡ させていただきますっ♡」

 

 無防備にもアナルをガン見せしたような姿勢で、ユターシャはゆっくりと腰を上下に動かし始めた。座っているオレのチンポでオナニーでもしているかのような下品な腰振りは、見ていて気分がいい。

 

 こんなにも下品なセックスをする女が、エルフ国の第一聖女だったなんて……高貴なケツが、ブリュンブリュンと肉を震わせてオレのチンポにスタンプを押している。あまりにも贅沢で、オレはその尻肉をペチンと叩いてやった。

 

「あーくっそ、チンポ溶けるっ……♡ ふざけんなよぉっ……」

「ぉっ♡ ご主人様っ♡ ざーめんっ♡ いつっでもっ♡ 中に♡ くださいねっ♡」

 

 ぱちゅんっ♡ ぱちゅっ♡ どちゅっ♡ ばこっ♡

 

 ユターシャのケツ振りに合わせて思わず腰が浮いてしまい、それを我慢するようにケツ肉に指を食い込ませる。もうだいぶ限界は近づいていて、オレは静かに立ち上がった。

 

「はえっ……? ご主人様っ?」

「んっ、ユターシャッ♡」

 

 そして、背面立ちバック。

 彼女の肩を腕で押さえ込み、腹を掴んで、思いっきり腰を押し付ける。

 

「あ"ッ……これ、これダメっ……♡」

「うるせぇッ」

 

 バチュンッ♡ ぢゅぼっ♡ ドヂュッ♡ バヂュッ♡

 

「あ、あ、ぁぁぁあっ♡ ああああああっ♡」

「あ"〜……キくなコレッ♡ 深くまで挿入る……わかるか? わかるよな?」

 

 ユターシャの体重で先ほどよりもずっと深く刺さっているのだろう。子宮口にチン先を押し込んで、生意気な快楽地獄にオレを捩じ込んでいく。きゅんきゅんと優しくも容赦なく締め付けて吸い付いてくる肉壁は、ガン突きされて嬉しいのかぎゅっと絞り込んできやがった。

 

 腰を夢中で振りたくって、ユターシャに欲を吐き出そうという考えだけで頭の中が占められる。抱きしめた身体は細くも健康的で、そしてどこを掴んでも柔らかかった。

 

「イぐっ♡ イっぢゃうっ♡ おまんイッ♡ イッ♡ ぁあああっ♡」

「あは、イけよぉっ……今日イった回数全部数えとけよ!? 雑魚弱イきマンコごめんなさいしろッ♡」

 

 バヂュッ♡ ドヂュッバゴっ♡ ぢゅぶぶぶっ♡

 

「従順なマゾメスのクセに、生ハメ大好きドスケベ聖女サマのクセに、お前のせいでッ……!」

「あ、あぁぁぁあっ♡ イっでるっ♡ ぉぉおおおっ♡ イぎまんご♡ 優しくッじでぇっ♡」

「うっせぇぞこのマゾがよぉ……!」

 

 ユターシャのせいだ。

 女なんてハメて出すためだけの、性処理でしかなかったのに。

 

 こんな風に無茶苦茶な感情を押し付けるような、暴虐的で溺れるような情事を知りたくなかった。オレは普通なはずなのに、ユターシャを抱いていると不思議と感情がおかしくなってしまう。

 

「ユターシャこっち向けッ……♡ 口、キスッ……♡」

「んぶっ♡ んちゅっ♡ はふぅっ♡ あっ、しゅきぃっ♡ ご主人様っ♡」

 

 どうしようもなく好きで好きで仕方がない。

 こんなにも想っていて、そしてこの感情をどうにもできないから、ただ怒りに任せて彼女の身体を抱いてしまう。

 

 ユターシャにマゾだと認めさせないと、オレだけがおかしいことになってしまう。それだけは嫌だった。

 

 全てユターシャが悪いのだ。ユターシャがどうしようもないマゾメスで、変態で、スケベなサキュバスだから仕方なくオレも同じ穴に身を埋めているだけなのだ。

 

 オレがおかしいんじゃなくて、ユターシャが悪い。こんなにもオレを溺れさせるユターシャが、全て悪いのだ。

 

「お前のことを好きになっちまったのもッ、セックスがこんなに気持ちいいってのも、なぁ、全部全部テメェのせいなんだぞ!? お前が、お前がいなくなったら、オレはッ……!」

「ひぎぃっ!? は、はげしっ♡ ごしゅじんしゃまっ♡ ぁあ"あ"ああッ♡」

「極上のサキュバスと毎晩毎晩セックスしてッ、テメェのせいでもうオレ普通の生活できねぇだろクソがよッ……! あー責任取れや、オレの人生の責任とってッ……」

 

 ———でも、いつかは

 

「責任も取れないクセにッ……ふざけるな、オレはぁっ……」

「ご主人様ッ……♡」

 

 室内には、卑猥な水音が響いている。

 肉がぶつかる音と、男女の荒い息遣いと、そして舌を絡ませる音だけが空間を占めていた。

 

「あ"〜クソ、出すぞッ? 全部飲めよ? なぁ、好きだッ……」

「んぶぅ〜〜ッ♡ わらっ、わらしもれしゅっ♡ しゅきっ♡ ごしゅじんさまっ♡ すき♡ すッ……ぁぁっ♡ ぁあああっ♡」

 

 

 

 

 * * * *

 

 

 

 いつかは。

 

 いつかは、ユターシャを裏切らなきゃいけない日がくるのだろう。それが怖くて、毎日の時間が過ぎなければいいのにと月に願ってばかりいる。

 オレは眠っているユターシャの体を抱き寄せて、その暖かさを腕の中に感じていた。どこもかしこも柔らかい身体で、きっとこれ以上の女はこの世にいないかもしれない。

 

 どうしようもなく、好きなのだ。

 オレは彼女を愛してしまっていた。

 

 彼女と触れ合えなくなってしまうのが恐ろしくて、しかし未来はそうなることが確定している。もうすぐで、きっとくる。

 最近、どうやら世界情勢がやけに静かだった。嵐の前の静けさというのは誰もがわかっているのだろう。

 

「ユターシャ……」

 

 いっそオレとユターシャは、出会わなければ幸せだった。ここまで多くの命を奪いに奪ってきたオレへの、神からの罰なのだろう。

 拷問の訓練は、慣れていた。痛いのは嫌だが怖くなくて、いずれ死ぬのも仕方ないと諦めていた。

 家族もなく、愛も知らず、オレには今まで何もなかった。

 

 だけど、一度知ってしまった幸せを手放すことが酷く恐ろしい。

 だからこそ、神様はオレにユターシャを与えたのだろう。

 

 

 

 オレの罪は、あまりにも重くて。

 その罰は、あまりにも残酷だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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