転生前は人間のオスだったエルフの聖女、婚約者に嵌められ淫魔になり追放されたらしい 作:芥目たぬき
思考が徐々に、無へと変わっていく。
鎖をもって自縛した
穏やかな死は私をゆっくりと飲み込んでいくようで、しかしまだまだそこに至るまでに時間があった。魂というのは、まるでゲームボーイのようにボロボロでも意外と長持ちするようだ。
故に、まだ死なない私はかつての
「愛しています、愛しています……ご主人様」
「あぁ、オレも……」
私が、私の意思で喋っている。まるで夢の中で鑑賞するようにそれを観測し続ける。私自身に向けられる愛を感じられて、私はそれで幸せだった。
———ご主人様に、共に逃げようと抱きしめられた私。
なにも知らされず、何も教えてもらわず、しかし死にそうな顔で一緒に行こうと言ってくれた彼の手を、私はとっていた。彼は酷い顔で私を抱きしめていて、その提案が彼にとってなんらかの『過ち』だったのだろう。
彼にとっての過ちを犯してでも、私と共にいることを選んだご主人様。
まるで迷子になった子供のように不安げな表情を浮かべながら私を抱きしめるご主人様に、優しくとろけるような甘い愛をもって慰める。
ご主人様は私を抱きしめて、そして私の存在を確かめるように優しくキスをしてくれた。
———それでも、正体を明かさない彼。
彼は何故逃げるのか、どこに逃げるのかは口にしなかった。
私も、聞くことはなかった。
時折ヒトの追手が来て、私の目の前でご主人様が手をかけることもあったが、それでも彼は何も言わなかった。
ただ一言、「許してくれ」と請われて、そんな彼を私は包むように抱きしめた。何も言わず、何も聞かず、それでも私達はただ愛しあえた。
———私も、彼には何も言わない。
私が使用する魔術の属性が変わった。
だが、それをご主人様には隠している。
魔術属性は魂に紐づくものであり、通常ならば後天的に魔術属性を変えることは不可能だ。
しかし、表層に出てくるのが
光の魔術。正義の白から———魔王が扱うにふさわしい、黒の魔術へと。
白魔術をかろうじて使うことも出来たが、その出力は恐ろしく低くなっていた。おそらく、白魔術の属性を持っていた
魔術が使えるようになったのだから喜ばしいことではあるのだが、私はとても言い出せなかった。たとえ変わらずユターシャであると言っても、魔王という運命を背負っていた事を明かしたくなかったのだ。
逃げて逃げて、果たしてどれだけの日にちが過ぎたのだろうか。数日かもしれないし、数十日が過ぎたのかもしれない。
なぜ逃げるのだろう。なにから逃げているのだろう。どこに逃げているのだろう。そんな疑問が浮かんでは消えていく。
ここまでで山を越えた。大きな川も越えて、幻獣やドラゴンを見たりした。この世界はどこまでも広大で、そして残酷な自然界が広がっている。
追手の数は、もはや片手では数えきれなくなっていた。
やってくるのは人間で、そして当たり前のようにご主人様に「何故」「どうして」と問いかけていた。裏切った理由を何故だと問いかける者もいれば、今ならばまだ戻れると説得を試みる者もいた。
彼は、それに答えるよりも早く相手を殺していたけれど。
きっと、私の知らない彼の過去なのだ。
私のせいで彼は裏切り、そしてかつての仲間を無慈悲に殺している。その誰もが洗練された武術を持っているのに、ご主人様は簡単に彼らを殺して退けていた。
「ご主人様……」
「行こう、ユターシャ」
私は何も聞かないし、彼も何も語らない。
人を当たり前のように殺せるご主人様について聞く事はなく、そして私も隠している運命について語らない。
彼は私を愛していたし、私も彼を愛している。
それだけで、よかったのだ。
* * * *
夜もすっかり帷が降りた頃。
暗い森に人はおらず、遠くで獣の声聞こえた。
———ぱちゅっ♡ ぱぢゅんっ♡
「ん"〜〜っ♡ ご主人様……♡ ご、ごめんなさい……っ♡」
「謝るヒマあるならケツ動かしてくれよ」
「お"ッ♡ あ、は、はいっ……♡」
暗い洞穴で、私とご主人様はいつもと同じようにまぐわっていた。空は真っ暗で、遠くから獣の声が聞こえる。
こうして森の中で愛し合っていると、出会った当初の頃を思い出した。あの頃はまだこんな関係になると思ってなくて、ただ優しい人なのか、それとも怖い人なのかを測っていたように思える。
冷たい地面にコートを敷き、そこに寝転がるご主人様の上に跨って私は必死に腰を振りたくる。ご主人様の手を握りながら、自分が快楽に流されないよう我慢して上下に動いていた。
無駄にでかい乳がぶるんっ♡と震えるのをご主人様が味わうように握って、その気持ちよさにおもわず背筋を逸らしてしまう。
「はっ、はぁっ……♡ ぁ……ッ♡ おっ、ぱいっ♡ もっと♡ もっとおっぱいさわってほしいれすっ……♡」
「やらしいなァ……いいぜ、どうして欲しい?」
「んっ♡ ご主人様の♡ 好き放題♡ してほしいれすっ♡」
彼の手を誘導して、両手でたぷたぷと揺れ動くおっぱいを掴んでもらう。揉まれるのも、先端だけを虐められるのも、強く引っ張られるのも、全部好きなのだ。
自分自身で上下に動き1番深いところに当たる瞬間、自身の子宮口がご主人様のチン先にちゅぱちゅぱと吸い付いているのがわかる。濃くておいしい精液が出てくるところに柔らかくムッチリとしたバキューム穴が密着して、そしてちゅぽっと離れていく。
「あ"んっ♡ おふっ♡ んひゅっ♡ ご主人様っ♡ ごめんなさっ♡ ごめんなさいぃっ♡ すきっ♡ すきすきぃっ……♡」
「……ん、キス、してくれ」
ごめんなさいと繰り返す私の口を、ご主人様は引き寄せ塞いでしまう。彼に求められるままに舌を伸ばして歯列を舐めまわし、そして深く舌を絡め合わせた。
ばぢゅっ♡ ぱちゅっ♡ ぱこっ♡ ぱこっ♡
「ちゅむっ……♡ ちゅう♡ れろれろっ♡ はぁっ……ん♡ ご主人様ぁ♡」
日中、彼は私を担ぎ、そして荷物をいくつも背負いながらもかなりのスピードで森の中を縫うように駆けていく。足元が不安定な岩場を軽々と超えて、時に高所の崖をヤギのように器用に飛び降りたり、断崖絶壁のように見える突き出した壁を足だけで登っていく。それを何時間も行なっていて、夜まで全く休憩せずに抜けていくのだ。
いくらご主人様がバケモノ級の肉体センス持ちといえど、きっと疲れているに違いない。
それなのに……淫魔の私は、彼の精液を啜らないとお腹が空いてしまうのだ。
多少ご飯を抜いても我慢できるが、ご主人様は私を気遣ってくれているのか毎晩毎朝しっかりとお情けをくださる。私が我慢できると言っても契約だからと取り合ってくれなくて、それが申し訳なくて仕方なかった。
せめて彼が楽できるようにと、私は騎乗位で腰を振りたくるのだ。
「はっ♡ はふっ♡ んちゅう……♡ ごめんなしゃ……っ♡」
「だから……いい加減、謝るのやめろ……よッ」
「〜〜〜〜〜〜ッ♡ お、お"ぉッ♡」
下からぐんっ、と押し上げられて深いところを抉り上げられた。私の喘ぎ声はご主人様の口の中に吸い込まれて、思わず身体が堪えるように固まってしまう。
あぁ……だめなのに。
せめて私が、彼にたっぷりご奉仕して、気持ちよく射精してもらわなくてはならないのに……
「おぉっ♡ や"ァッ♡ ご主人様ッ♡ だめ、だめれしゅっ♡」
「あ"? なんだよ……寂しいこと言うんじゃねぇよ。嫌なのか?」
「嫌ッ、じゃっ、ないけどぉっ♡ だめぇっ♡ わたし、わたしがぁっ……♡」
ばぢゅんっ♡ ぱこっ♡ ずちゅずちゅずちゅっ♡
ダメなのに、ご主人様が容赦なく私を絶頂に追いやろうといじわるする。気持ちよくて、目の奥がぱちぱちと光ってて、だけどご主人様に気持ちよくなってほしい私にとっては耐えなくてはならないものだった。
私はご主人様にしてもらってばかりだ。せめてまぐわいだけは私がご主人様にご奉仕できる事だから、ご満足いただきたいのに……
「んぉ"ッ♡ やらぁっ♡ だめ♡ ついちゃらめれしゅっ♡ んぎっ♡ わたしが、うごくからっ……♡」
「うるせェ」
「あぁぁっ♡ あっ♡ やァ♡ だっ……めぇっ♡ イ、く♡ イく♡ あ、あ、あっ♡ あああああっ〜〜〜ッ♡」
乳首を強く摘まれながらも下からズン♡ ズン♡ なんて突かれたら、もうダメだった。気持ちよくて思わずのけぞりアクメをしてしまう私を、ご主人様はどんな目で見ているのだろうか。
ビクビク震えながらイっている最中にも、ご主人様は突き上げをやめてくれない。乳首をぐりぐり潰しながらイキ痙攣で伸縮する中を蹂躙するように穿ってくる。
「お"ほぉっ……♡ や、やでしゅっ♡ だめ、ま、まだ、イッでるからぁっ……♡ お"んッ♡」
「いいぞ、好きなだけイっちまえよ。逃げずにちゃんとまんこ全部で味わってくれ」
ごちゅんっと子宮口に亀頭がぶつかる感覚がして、その度に甘イキを繰り返してしまう。彼と濃厚なベロキッスを交わしながら、私は中を蹂躙されるたびに太ももを震わせて絶頂を味わってしまっていた。
ダメなのに……私が、ちゃんとご主人様を気持ちよくしてあげなきゃいけないのに……
「あ"ぁ〜〜〜……クソ、痙攣まんこ気持ちいいなァ? そんなにオレのチンポに媚び売るなよ……酷いことしたくなっちまうだろうが」
「おッ♡ あんッ♡ や、ごめんなしゃっ……はふぅっ……♡ 」
ぱちゅん♡ ぱこっ♡ ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡
イってる中で、さらに重ねてアクメさせられる私はもう自分で動くどころではなかった。彼の笑う口元にむしゃぶりついて、下半身はご主人様の無慈悲な突き上げピストンを享受する。乳首は引っ張りつねられて、下品にガニ股でチンポを咥え込みながらも絶頂を繰り返していた。
「あ"ぁ〜〜〜ッ♡ だめ♡ またイぐ♡ だめなのにっ♡ ご主人様ぁっ♡ ご、ごめんなさっ♡」
まだご主人様をきもちよくしてあげれていないのに、私は何回目かのアクメを迎えてしまう。
……私って、本当にダメだなぁ。
「あ"ッ♡ あっ♡ あっ……♡ ごしゅ、じ、さまぁ……んちゅうっ……♡ はぁっ♡ はぁ……♡」
「よし、ちょっと姿勢変えるからな?」
イきすぎて耐えるように身体がこわばってしまった私を、ご主人様は優しく抱き上げてしまう。そのまま地面にごろんと転がされて、そして彼が私の上に覆いかぶさった。
正常位、というやつだ。
彼は私の中に怒張をハメこんだまま、再度私の唇にキスを落とす。
「あぁ……ご、ごめんなさいぃっ……私、わたし……ッ♡」
「謝るなよ……いいから、集中してくれ」
ご主人様の首に抱きついて、そのまま角度を変えて何度もキスをする。私の足はご主人様の腰に巻きついて、ぴっとりと密着するように身体を彼に押し付けた。
そのままご主人様が開けてくださる口に舌を差し込み、いやらしいベロキスを繰り返した。私から積極的なキスをすると、ご主人様は嬉しそうに目を細めるのだ。
「ユターシャ……もっと、もっとだ」
「はいぃっ……♡ はひゅっ♡ ご主人様ぁっ♡ あっ好きぃっ♡ すき、すきぃっ♡」
ご主人様は私を抱きしめたまま、ゆっくりと腰を動かし始めた。
ぱぢゅんっ♡ ぢゅぱんっ♡ じゅっぽ♡ バヂュッ♡
「んぉ"おっ……♡ はひゅぅ♡ むちゅっ♡ れろれろれろ♡ ご主人様ぁっ♡ はふっ♡」
彼の太い腕が、私の身体を抱き込んで離さない。
ご主人様の勃起が私の奥深くまで入り込んで、カリ高で極悪なそれが膣壁をゴリゴリと削り取るように刺激してくる。
ばぢゅんっ♡ ばちゅんっ♡ ばぢゅんっ♡ ばぢゅんっ♡ ばぢゅんっ♡ ばぢゅんっ♡ ばぢゅんっ♡
ご主人様に、ご奉仕したいのに。
こんな風に私だけが気持ちよくなってばかりで……
「んぅうっ♡ ご主人様ぁっ、ご、ごめんなしゃっ……ぁあ"♡ 好き♡ またイぐっ♡ 勝手にイって、ごめ、なさっ……♡ ごめんなさいっ♡」
「いいぜ、イっていいから……イき顔見せてくれよ? オレだけのかわいいアクメ顔見せて?」
ぱぢゅっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡
至近距離で、ご主人様が楽しげに私を見ている。
こんなに気持ちよくてとろけただらしない顔なんてみれたものじゃないのに、彼はそれが楽しいらしい。
暗い洞窟には、私の嬌声が響いていた。
「あ"ぁ〜〜〜っ♡ ご主人様ぁっ♡イぐ♡ イっぢゃうぅぅっ♡」
「く、ぅ……あぁ、オレも、もう……んっ」
ご主人様と口を重ねて、そしてキスを繰り返しながら強く抱き合った私達は、その熱を互いに押し付け合うように相手の身体をむさぼりあう。
向かい合って、互いの顔を見つめ合って、下半身からはぐちゃぐちゃといやらしい音が聞こえていた。
もう限界とばかりに射精しようとしているご主人様が、私の子宮口に亀頭を押し付けている。
「ユターシャ……っ♡」
「ご主人様っ、わたしの、なかっ♡ ザーメン、いっぱい、くだっ♡」
そして、ご主人様の熱い精液が、子宮に叩きつけられる。
「あぁ"〜〜〜〜〜ッ♡ イ、んぎぃっ♡ ごひゅ♡ んぅうっ♡ ちゅう♡ ちゅぱっ♡」
「ッ……! ぐ、ぅっ……は、ぁ……」
ご主人様の唇に吸いつきながらも、私達は同時に果てていた。胎の中にじんわりと広がる熱い精子を味わいながらも、まだまだ搾り取るかのように膣肉がギュンギュンと彼のチンポを締め付けている。
幸せだった。気持ちよくて、暖かくて、自分が溶け出してしまうかのように幸福に包まれる。
「はぁ……っ、く、ぅ……」
「ふっ、ふっ……はぁっ……♡ ご主人様、ありがとう、ございますっ……♡」
私の首元で息を整えている男の頭を優しく撫でる。彼の銀色の髪は指に引っかからず、私はそれを何度も繰り返した。
ご主人様も疲れているだろうに、こんなにも動かせてしまったのが申し訳なかった。せめて心地よく休んでほしいと、私は彼の抱き枕になるかのように腕を伸ばす。
「お疲れでしょう? ごめんなさい、無理させてしまって……」
「別に、無理なんかしてねぇよ」
「それでも……私に付き合わせてしまって、ごめんなさい」
彼が、そっと上体を起こす。
顔には不満げな様子がありありと浮かんでいた。
「今のオレが、義務や情けからアンタを抱いてるように思うのか?」
「……?」
ずるりと、下半身からご主人様が引き抜かれる。体を引き寄せられ、まだ私の愛液がたっぷりとまとわりついたそれを、顔の前に差し出された。
「しゃぶれよ、丹念にな」
「……え? ぁ、はい……」
久々のお掃除フェラ。私は口を窄めて、できる限り優しく迎え入れてゆく。
口の中に自身の甘ったるいマン汁の味と、微かにザーメンの濃厚な苦味が広がった。しっかりとカリ首に舌を這わせて、綺麗になるようにと丁寧に液を舐め取る。くぽ、くぽ、とゆっくりと口から音を立てて、たまにチラリとご主人様の方を見た。
どうやら少し怒っているようで、顔には無表情が浮かんでいる。
「ふぅっ……んちゅ、……えっと、綺麗に、なりました、よ?」
「あ? ちげェだろ」
唐突に、彼の手が私の頭に伸びる。
ご主人様は私のツノを掴んで、勢いよく引き寄せた。
口からもう離していたモノが再度ぶち込まれて、そして根元までしっかりと押しつけられる。喉奥にチンポがグチュリとぶち当たり、思わず喉をぎゅっと狭めてしまった。
「おぶぅっ!?」
「しゃぶれっつってんだよ……誰が飴みてぇに舐めろっつった?」
陰毛に顔を押しつけて、喉いっぱいにチンポを押し込まれて、そのまま私の頭をオナホールにするかのように彼が乱雑に腰を振り始めてしまった。
硬く、大きくなった怒張が口の中で暴れ回る。
喉奥を子宮と勘違いしたかのようにガンガンと突かれて、私は歯を立てないよう必死に口を開いていた。
「ふも"〜〜〜ッ! ぐ、ぅ、うっ……!」
「喉奥、気持ちいなぁ……? 口マンコ柔らかくて……もっと舌這いずり回らせてくれ……」
ご主人様が腰を押しつけて喉奥グリグリをしてくるので、私は長い舌を竿にねっとり巻きつかせて舐め回すように奉仕するしかなかった。
頬裏のとろとろの場所はバキュームで吸い付き、舌はガチガチになった竿をじゅるじゅると舐めまわし、そして喉の奥の方で敏感な亀頭を甘く締め付けたり……
多少の苦しさはあれど、サキュバスとしての肉体はこういうのに関して特に特化している。喉奥を容赦なく犯されているのに、私は少しだけ気持ちよくなりつつあった。
だんだん頭がボーッとしてきて思考能力が低下してくる。鼻から息をする度にオス臭い匂いが入り込んできて脳みそを犯していくようだった。
「んぷッ〜〜〜〜、じゅるるるるっ♡ ふ、ぐぅッ、う、ぅ♡」
「はぁ……ユターシャ、オレのチンポそんなにうまいかよォ……」
そして、十分堪能したのかご主人様が口から引き抜いた頃には、私もすっかりその気になってしまっていて。
「ん、ふぅ……あぁ、だめ、だめですよぅ……もう夜も、遅いん、ですから……はふっ……♡」
「ほら、ケツこっちに向けて壁に手ェつけとけ」
ご主人様にそのように姿勢を変えさせられて、私は彼のチンポを待ち受けるような姿勢となった。狭い洞窟、私は下品なガニ股で壁に手をつけてお尻をご主人様に向けていて。
あぁ、ダメなのに。
疲れてるご主人様を労りたいのに、これじゃあ……
「はっ♡ はっ♡ あぅ……ご主人様ぁ……♡」
「少しも動くんじゃねェぞ? オレのチンポ受け入れて、ただオレの事だけ考えとけ……よッ、と」
ご主人様の怒張が、後ろからいきなり挿入された。壁に付いている手に手を重ねられて、覆いかぶるように後ろから犯される。
腰をガンガンと押しつけられて、容赦なく奥の方を蹂躙されて、私はただ受け入れることしかできない。
いきなり、こんなふうに犯されたら、私ッ……!
「あ"〜〜〜ッ??? ♡ あ"♡ あ"♡ ぉん"♡ ごしゅじ、さまぁ♡ おぢんぽぉっ♡ 中ァ、好きぃ♡」
がちゅっ♡ ぱんっ♡ ぱんっぱんっ♡
「ごしゅ、じっ、さまぁっ……♡ ごめ、なさっ……私、ああ"〜〜〜っ♡」
「謝るなって、言ってんだろ馬鹿ッ……」
ご主人様だって寝不足がたたってる筈なのに、ガツガツと腰を振りたくって私の中にザーメンを吐き出そうとしている。
性処理なら、私が動くのに。彼には、少しでも休んでほしいのに。
カリ首がゴリゴリとGスポを刺激して、子宮口にゴツゴツと先が当たって、容赦なく犯されて頭がおかしくなりそうだった。それでも、私は彼のチンポを離さないようにギュウっと締め付けることをやめなかった。せめて彼が気持ちよく射精できるように、それだけを考えていた。
「お"んッ♡ お"んッ♡ お"んッ♡ ごしゅ、あ、あぁぁあっ♡ ごめ、なしゃっ……♡ わたし、あなたの役に、たてなくてッ……あなたから、もらッて、ば、か、りぃいッ、んぁぁあッ♡」
「ユターシャッ、勘違いするなよッ……」
後ろから犯されてて、彼の顔は見えない。
でも、声色だけで彼がどんな表情をしているのかはなんとなく想像がついた。
かぷりと、首筋に歯を立てられた。
自分のものだと主張するかのように、彼は私の身体に愛を刻む。
「オレの勝手で、抱いてるんだッ……勘違いするなよ、勝手に飯だと思ってんじゃねぇぞ!? 気合でガキ孕めやァ……!」
無理なのに、しかしご主人様は私の身体を貪りながらも胎の中に精を吐き出して私を孕ませようとしてくる。
めちゃくちゃに犯されて、本気で種付けされているのだ。
「好きだ、好きだユターシャッ……ごめんな、不便な思いさせてごめんなァ、愛してる……だから、お前を抱かせてくれ。好きなんだ……」
「ご、しゅ、じっ……さまっ……♡ わた、しっ……あぁぁ……っ♡ わたし、もッ……あかちゃん、ほしい……♡ うぅ、うあぁぁっ……♡」
ぐちゅっ♡ ぐちゃっぐっちゃっ♡ ぐっちょっぐっぽっ♡
激しいピストン運動で、結合部からは水音が絶え間無く鳴り響く。彼が腰を振れば振るほど、私の子宮口は彼の亀頭にキスをして、そして子宮は精液を欲して降りてきてしまう。
ただただこの人が好きで、どうしようもなくて、私は獣のように喘ぎながら彼を受け止め続けた。
「んっ♡ あっ♡ あ"ぁ、ッ♡ ごしゅ、きしゅ、キスしたいれしゅっ♡」
「あぁ、こっち向いて……」
ばぢゅんっ♡ ばぢゅっ♡ ぱんぱんぱんッ♡
ごさ主人様に許されたように、後ろを振り返って必死に舌を伸ばす。彼の唇からにゅるりと侵入して、下半身をめちゃくちゃに犯されながらも彼の口膣内を舐め回した。
「んぢゅ♡ ぢゅる♡ れろぉ♡ ごしゅじ、さま♡ しゅきぃ"ッ♡」
「あぁ、オレもッ……♡」
舌を絡めて、唾液を混ぜ合わせて、そしてお互いの口の中を貪り合う。
もう限界だった。子宮が疼いて仕方がない。早く、中に出してほしい。私はご主人様のモノなのだと何度でも叩きつけられたかった。
ご主人様の腰の動きがさらに激しくなる。
私は必死に彼の舌に吸い付いて、そして……
「出す、出すからなァ、ユターシャッ……!」
「んぅうっ♡ きてぇ♡ んちゅっ♡ しゅきれす♡ ごしゅじ、さまっ♡ しゅきぃっ……♡」
荒々しく腰を抱き寄せられて、そのまま1番奥の深いところにご主人様の勃起が押し込まれた。ガニ股になっていた私の足は快感にがくがくと揺れ、それをご主人様が支えてくれている。
子宮口が、ご主人様の亀頭にすっかり吸い付いて、中出しを全部飲み込む準備が出来ていた。
そして彼の腰が震えて、びくんと跳ねる。
「あ"……イ、ぎッ」
「ああぁぁぁっ♡ ごしゅ、中ァッ♡ いっぱい♡ すき♡ ごしゅじ、さまぁっ♡ すきぃっ♡」
ご主人様に抱き締められながら、私は盛大に潮を吹き出して絶頂を迎えた。熱いザーメンがたっぷりと注がれていく感覚。腹の中に広がる幸福感に笑みを浮かべつつも、もはや自分で立っていられなくてご主人様にもたれかかる。
しっかりと私の身体を抱きしめたご主人様は、何度も何度も私の唇に優しいキスを落としながらも、最後の一滴まで私の中へ注ぎ込もうとしていた。
あぁ、なんて、愛おしいのだろうか。
ご主人様が満足するまで、私達はずっと繋がったままで———
* * * *
たっぷりとまぐわった私はご主人様に言われた通りに眠りにつく。これも、ここ最近の毎日の繰り返しだった。
冷たい地面、彼の硬い太腿を枕にして夢の中へと落ちていく。
いくら私も寝ずに番をすると言っても、彼は「寝ているオレと起きている
起きていても邪魔だと冷たく言われるだけなので、私は仕方なくそれに従っていた。
「ごめんなぁ……」
そして、ご主人様の声が聞こえてくる。
夢の中のいつもの自室、いつの間にか机の上には
最近では1人でいることが多いここで、私はスピーカーから流れる外の音に耳を傾けていた。
私が彼の独り言を聞いているとは思っていないのだろう。いつもよりずっとか細い声で、彼は囁いている。
「無理させちまって……ごめんな」
スピーカーから聞こえる声は、ひどく優しかった。
「
ご主人様は、私に謝っていた。
私に負担をかけてしまっていることに対して、申し訳なさそうに謝ってくれる。
そんなことないのに。
私だって、貴方と一緒にいられて幸せなのに。
「……エルフの国で1番大事な聖女様を、オレだけのものにしたいっていうのは……許されないんだろうな」
彼の独白は甘くて、夜の中に溶けるように消えていく。本来なら誰も聞くことのない言葉は、ただ私だけが受け止めていた。
今、彼はどんな表情なのだろうか。
きっと私の思う通りの表情をしているのだろう。
「誰にも、何にも渡したくないんだ……優しいお前は、きっと、全てを救いたいなんて思うから……オレだけのお前にしたいんだ……ごめんな……ごめん……」
私も彼も、ただ欲しいのは同じなのだ。
この人さえいればいいと思っていて、それすら叶わないのだから逃げ出すしかない。
ずっと、ずっとこの日々が続いても構わなかった。
彼と一緒にいれば、そこが地獄だったとしても私にとっての楽園になるのだから。
だから、私にとってここが———
「謝るくらいなら、最初から事務的になればよかったじゃない」
ご主人様の声とは、別の声が聞こえた。