転生前は人間のオスだったエルフの聖女、婚約者に嵌められ淫魔になり追放されたらしい 作:芥目たぬき
これは夢かと、明晰夢を穏やかな気持ちで見る。
おそらく今は朝だろう。身体の外の気配を感じつつも、意識は夢まどろみの中にいた。
オレは座ってなにかを見ているようだ。柔らかな椅子と、暗い室内に置いてあるのは足の付いている分厚さがある板。光って動く色のついた写真からは、人の声と音楽が同時に流れている。
それは、『
知らない部屋に狭い部屋でオレは深く腰をかけ、なにやらボタンのついた長細いものを操作していた。目の前のテーブルに広がる紙類には、オレの知らない文字が羅列されている。その横には
服が床に落ちていて、どことなく全体的に黒い家具が多い気がする。散らかり方からして、きっとここは男性の部屋なのだろう。
はたして、オレはどうしてこんな夢を見ているのか?
まったくの異世界に迷い込んでしまったかのようで、自分のいる空間の全てが見慣れない。
しばらくすると、目の前の画面の映像が変わった。
最初に、眩しい朝日の映像とともに大きくエックスの文字が現れる。画面左上にはおそらく
そして、静かで深みのある男の声からそれは始まった。
———サキュバスメイドの朝は早い。
「まぁ、好きで始めた仕事ですから」
早朝にひっそりと起き、男の抱き枕から静かに抜け出して服を着替える。いつものメイド服と眼鏡を装着して、ベッド脇に置いてある水差しとコップを手にロビーへと向かう彼女。
最近では朝食の準備をするおばちゃんとも顔見知りになったと笑顔を覗かせる。
「やっぱり1番嬉しいのはご主人様から搾精できた時ですね。あの顔を見ると、やっててよかったという気持ちになります」
毎日毎日コンディションは変わる。
その日の天候や気温、そして前日の様子から体調までを加味して布団に潜り込むのだ。
目覚めた後、喉が渇いて不快な気分にならないようにひんやりと冷たい水差しを用意する。人間は睡眠時に200〜500mlほどの水分を喪失させているらしいので、それを考慮しての気配りの一つだと彼女は語った。
———プロジェクトseX 〜挑戦者たち〜
今日は、激動の時代とも言えるこの現代においてメイドサキュバスとしての棘の道を歩む聖女の軌跡を辿る。
(オープニングムービー)
(BGM:地上の星)
* * * *
「……?」
ふと眠たいままの目をベッドサイドに向けると、不思議なことに先程の画面の中のユターシャが持っていた水差しが冷えた状態で置かれていた。
そして案の定、横にユターシャがいない。
昨日致してからそのまま抱いて寝ていたはずのユターシャが腕の中におらず、布団の中からはじゅぼじゅぼと何やら水温が聞こえてくるではないか。
下腹部には朝勃ち以上の熱が溜まっているし、よくよく考えてみれば足には不思議な重みがある。布団の中は人肌の温もりがあって、そちらを見ればもぞもぞと蠢いていた。
まさか、と思いながらも布団を捲る。
「んふーっ♡ おふぁようごじゃいまっ、じゅるるっ♡」
「……なにやってんだアンタ」
オレの目に飛び込んできたのは、朝勃ちを咥えて頭を上下させながらも舌でレロレロ舐めまわしているサキュバスであった。
勝手に人のチンポを舐め回さないでもらいたい。
「なにって、朝フェラですよ。ロマンじゃないですか」
と、言いながらも喉奥まで一気に飲み込まれる。長い舌が竿を這いずり回っていて、せまい口膣の中でのたうちまわっている。あまりの刺激に腰ごと持っていかれそうだ。
こんなの、朝から味わうものではなかった。
「おい、やめっ……」
「気持ちいいでしょう? チンポの事なんて、私ぜーんぶわかってますから♡」
「待てって……せめて水飲んでからでも……」
とりあえず強い刺激から逃れる言い訳として、オレは喉の渇きを訴えた。このままじゃすぐに射精まで導かれてしまいそうだと判断したのだ。
ベッドサイドに置かれた汗のかいている水差しに手を伸ばす。やはり持ってきたばかりのようで、手に感じられるひんやりとした冷たさが心地よかった。
とはいえ、寝転がったまま飲むなんてこぼしてしまいそうで、オレはユターシャに視線を向ける。
「ユターシャ、飲めないからちょっと退いてくれ」
「私が飲ませてあげますよ」
布団から抜け出して颯爽とオレの手から水差しとコップを奪っていった彼女は、オレの腹の上に乗って、あろうことか彼女自身の口にそれを含んだ。
ごくん、と一度自身で水を飲んでからもう一度コップを傾ける。そして今度はそれを飲み込まず、オレの方へと顔を向けて。
「んっ……あぶっ……んぐっ……」
舌を差し込まれて、口を開けられてそこに冷たくて甘い水が流し込まれる。寝起きの乾いた喉にはそれが新鮮で、プルプルと潤う唇がやけに柔らかく感じられた。
もう一杯飲みますか? と笑顔で問いかけられて、思わず頷いてしまう。
すこし照れつつも、でも「好きでしょう?」と言わんばかりの顔で口を近づけるユターシャ。サキュバスの唾液成分を飲み込んだからか、じんわりと身体は熱くなっていった。
「もうすこしおかわりされますか?」
「いや、いい。……ユターシャ」
「はい」
器用に手と尻尾を駆使して、水差しをあった場所に戻したユターシャは、オレの伸ばした腕の中にすっぽりと収まっていく。
そのまま、口移しとは違うゆっくりと優しいキスを絡ませていった。すっかり気に入っているらしい
次第に、ユターシャの手はオレの下腹部へと伸びていった。下生えを超えて、サキュバス唾液でヌルヌルとした勃起を柔らかくて優しい手で包み込まれて。
くちゅっ……♡ しこ、しこしこしこ♡
「んっ……気持ちいいですか?」
「あぁ」
デカい胸を押し付けられながらも、程よい強さで竿を扱かれる。口ではキスをしながら、オレの上にまたがるユターシャは金色の髪をエルフ特有の長い耳にかけてオレを見下ろしていた。
んべ、と赤く色付いた舌はテカテカと光っていて、唾液をまとわりつかせている。
「その、よかったらこちらも……」
身体を起き上がらせたユターシャは、胸元のボタンだけを外して、そのバカでかい乳をもるんっと露出させる。他はしっかり着込んでいるのに、その柔らかな白乳肉だけを露出しているのがなんとも卑猥だった。
手で揉んでもこぼれそうなほど大きくてまろび柔らかいタップタプのおっぱい。その頂点には桃色で美しい形をした乳首が、興奮しているからかぷっくりと硬くなってオレを誘惑してくる。
ユターシャがオレの両手を誘導して、胸に押し当てた。手のひらにとろけそうなほど柔らかな肉があてがわれて、それを好きにしていいと微笑まれる。
ムンニュリと指が沈むその柔らかいおっぱいは、とても大きくて弾力とハリがあり、いくらでも揉んでいられるほど魅力的であった。
「ユターシャッ……」
「あっ、んんっ♡ そんな、強く揉んだらっ♡」
胸を揉まれるだけでも気持ちいいのかくねくねと腰を揺らしながら、オレの唇に何度もキスを落としつつ甘ったるい声をあげているユターシャ。肉竿を扱きながらも、たまらないと言った様子で身体を揺らしているのがなんともいやらしい。
オレは唾液を流し込まれながらも、夢中になってふわふわの乳肉を揉みしだいていた。
そして、揉むだけでは飽き足らず先端の乳首をぎゅっと引っ張り上げたり、指先で弾きこねくりまわす。次第にキスよりも甘ったるい嬌声をあげる方が多くなっていき、それに合わせてチンポを扱く手もどんどん容赦のないものになっていった。
ちゅこっ♡ しゅこしゅこしゅこ♡
彼女の手の中で、サキュバスローションにまみれたオレの肉棒が先ほどよりも早いスピードで上下に手コキされている。
「んふぅ〜♡ ソコ♡ あんまりいじめないでくだしゃいぃっ♡」
乳首に感じ入ってしまうのか、思わず口を離して呼吸を繰り返すユターシャ。口に与えられる刺激が疎かになるのがもどかしくて、オレはせっつくように舌を差し出す。
「キスしないのかよ?」
「んんぅ♡ しましゅ♡ キス好きです♡ ご主人様♡ 好きです♡ んちゅっ♡」
乳首をこねくり回されて、鼻息荒くも舌を絡ませてくるユターシャ。口を離すたびに「好きです」と繰り返しながらも、必死にオレを気持ちよくさせようと手を動かしながらも口を蹂躙してくるのだ。
「んぷぅ♡ ご主人しゃま♡ あっ……♡ んん"ぅ♡ んへぇ♡」
室内には、ちゅぱちゅぱと彼女がオレの舌を舐め回す卑猥なキス音が響いていた。
彼女の羽がピクピクと揺れ動いている。尻尾はオレの足に巻きついてきていて、すがるようにギュッと締め付けてくる。
すっかり顔を赤くして、とろけた目でオレを見つめてくるサキュバス。そろそろ限界が近付いていて、オレは彼女の太ももにそっと腕を伸ばした。
「ユターシャ、もう……」
「あっ……はい♡」
ユターシャは上体を起こして、オレにまたがるように足を左右に大きく開き腰を下ろそうとしていた。尻尾で肉竿を支えているらしく、手はオレの腹の上にある。蕩けきった目はオレを見つめていて、視線がかち合うとにこりと笑いかけられた。
かつての清楚さとはかけ離れた下品な姿勢で、彼女はチンポの上に跨っている。しかし、今から男を咥え込もうとしているメス穴は着込んでいる
オレからすれば、いつ挿入出来るのかわからない刺激が、もどかしくてたまらなくなる。
ユターシャが徐々に腰を下ろすと、亀頭が柔らかくヌルヌルに濡れそぼっている穴に触れた。
ぞくりと、肌が粟立つ。
———ぴとっ♡ じゅっ……ぷ♡ ぷ♡ ぬぷぅ〜〜〜っ♡
見えないけれど、それがじわじわと肉に埋まっていくのがわかる。ぬるぬるとして柔らかくも、ギュンギュン締め付けてくる膣肉がまとわりついてくるのだ。ちゅぷ、ちゅぷ、と食われていく。
「あっ♡ あっ♡ あぁっ♡ すごいぃっ……♡ ご主人様ぁっ♡ きもちい♡ きもちいいですぅっ……♡」
はふはふと呼吸を繰り返しながらも、彼女は気持ちよさそうに腰をおろしていく。いつしかオレの手は彼女の指先に絡め取られて、ぎゅっと貝殻のように繋がれてベッドに繋ぎ止められてしまった。
ぬぷぷぷ〜〜〜……♡ ちゅッ…………ぷん♡
「ふっ、ふぅう〜〜♡ はぁっ……は、はいりましたっ♡ ご主人様ぁ……♡」
しっかりと、根元までハメこんだユターシャ。
中に収まった肉棒を馴染ませるように、動きを止めて浅く呼吸をしている。顔は蕩けきっていて、口角は薄くつり上がっていた。
膣内では肉襞の粒がひとつひとつ蠢いていて、容赦なく食い付きバキュームをされているようだ。包み込まれる感触は優しく、それなのに容赦のない締め付けと凹凸の激しい膣内構造がえげつない。そこに埋められている様子がスカートに隠されて見えないのが、なんとももどかしかった。
「あっ……あぁ、ごめんなさいっ……♡ みたい、ですよね?」
オレの視線に気が付いたのか、彼女は尻尾でゆっくりとスカートをめくりあげる。白い太ももが晒されて、そこから足の付け根と秘部がじわじわと見えていく。
ユターシャのテラテラと光っている淫靡で麗しいおまんこの中に、オレの肉棒はすっかり埋まっていた。パイパンの元聖女無毛おまんこが、オレを咥え込んでいるのだ。
日に晒されていない真っ白な箱入り娘肌と、その奥にあるピンク色の卑猥な肉壺。元聖女のおまんこは、チンポをハメてダラダラとすけべ汁をこぼしていた。
サービス精神なのか、お下品にも左右に大きく開いたガニ股騎乗位のおかげでその接合部がしっかり見せつけられる。
「んっ……ご主人様♡ それでは、動きますねっ?」
そうして、ユターシャはゆっくりと動き始めた。
ずるずるととても緩慢な動きで腰が上がり、肉竿がすけべな愛汁でテカリ光っている様を見せつけられる。粘っこい本気汁が多量にまとわりついていて、それを視覚で見る事により一層気持ちよさを理解させられるのだ。
亀頭のギリギリまでゆっくりゆっくり抜けかけて、オレが思わず後を追うように腰を浮かそうとした瞬間に、音を立てながら膣肉の中に収められてしまう。
ゆっくりと抜かれて、そして中に沈むときは一瞬。その緩急差が激しくてたまらない。
ぬぅっ……ぷぅ〜〜〜〜……♡ ぱちゅんっ♡ ぬぷぷ〜〜〜〜……♡ ぱッちゅん♡
「あぁっ……♡ あんっ♡ んっ♡」
焦らされる、味わうようなねっとり騎乗位。腰を下ろす瞬間だけぶるんと揺れ動く生乳や、奥で味わうかのように埋めた瞬間に気持ちよさそうに目を細める彼女の顔はあまりにも毒だ。
ユターシャの尻尾によってめくりあげられたスカートの中では、彼女の中に竿が出たり入ったりを繰り返していて、それを繰り返されるたびにじわじわと絶頂に近付けられているのを感じる。
「あっ♡ あんっ♡ 奥、奥ぅ♡ あ"っ♡ しゅきぃ……っ♡」
「あぁっ……」
言葉を返す余裕も徐々に失われていき、オレは歯を食いしばりながらも目の前の絶景をただただ見つめるしかなかった。
ねっとりとオレを受け入れる生膣は熱くヌルヌルの液で満たされていて、それでいて肉壁のヒダがゾリゾリと勃起を擦り上げていく。肉の粒がひしめき、オレの竿をしゃぶり尽くしていくのだ。
こんこんと湧き続ける愛液は柔らかい果実のように甘い匂いで、ねっとりとして粘性が高い。おそらくこれはサキュバス独自の特性なのだろう。
「はぁっ♡ あ"んっ♡ んぅっ♡ ご主人様ぁ♡ チンポ♡ しゅごっ♡ 硬くてッ♡ きもちいですっ♡」
ぱちゅんっ……ぬっぷっ♡ ぱちゅっ♡ ぱちゅんっ♡ ずぷッぱちゅんっ♡
少しずつ、抽送が早く激しくなっていく。
スパイダー騎乗位で、最初はゆっくりだったのにいつのまにか杭を打ち付けるかのように腰を上下に動かしていて、彼女は夢中になってオレを味わっていた。
「すきっ♡ すきですっ♡ おまんこっ♡ 中ぁ♡ あっ♡ あぁぁあっ♡」
室内に、柔らかい尻が太ももにうちあてられる激しい音が響く。
オレももう限界が近付いていて、しかしまだイきたくなくて、そのギリギリを耐えていた。
中に出したら気持ちいいことなんてわかりきっている。それでも、ユターシャの乱れた姿が尚見たくて我慢してしまうのだ。握られている手を強く握り返して、耐えるように腹に力を込める。
竿が膣肉で擦りあげられるたびに、突き抜けるような気持ちよさがチカチカと目の前で光る。
オスに媚びた肉壁はチンポに強くしゃぶりついていて、そのみっちりと肉の詰まった狭い柔穴が絡み付いて肉棒を搾り上げていく。
「あ"〜〜〜〜っ♡ も♡ イきたいっ♡ アクメ♡ イきたいですっ♡ ご主人様ぁッ♡ あ"ぁっ♡ おまんこ♡ イきたいぃ♡」
「ッくぅ……オレ、もッ……ユターシャ、ユターシャッ」
「ご主人様ぁっ♡」
彼女が手を離して、オレに抱きついてキスをしてくる。激しい勢いで口内に艶かしい舌が侵入してきて、オレの口の中を無遠慮に舐め回していく。ぎゅっと抱きついた姿勢で、濃厚なキスをしながらも、それでも尚腰を振りたくるのをやめない。舌を差し出しながらも、くぐもった声音で嬌声を漏らしていた。
それに応えるように、オレも彼女の細いウエストに手を回す。柔らかい腰を手全体でしっかりと掴み、彼女の杭打ちピストンに合わせて下から腰を突き上げて、尚もっと深いところで射精しようと好きに腰を打ちつけるのだ。
「ッ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡ ッ♡ ッッ♡ おふぅ♡ んはっ♡ はっ♡ んちゅ♡」
ばちゅんッ♡ ばちゅんッ♡ ずこッ♡ ばぢゅんッ♡
室内の湿度は高まり、互いに荒い呼吸を交換しながらも抱き合って身体を密着させて、ケダモノのように身体を貪り合う。
「ごしゅ、じんっ♡ ぅあ♡ ごしゅじんしゃまっ♡ あああっ♡ んちゅう♡ すき♡ すきぃ♡」
自身で腰を打ち付けると、さらに絶頂が目前に近付いていた。あまりにも気持ちよすぎて、何度もイきそうになっているのを耐えている。彼女が夢中になってオレを求めるその淫乱で可愛らしい姿が、たまらなく
「はぁっ♡ ご主人様ぁっ♡ も♡ もうイぎますぅっ♡ イぐっ♡ 一緒に♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡」
「あぁ……ッ」
そうして、オレは彼女が強く膣内を痙攣させたところで、限界の糸がほどけた。
どぷっ、びゅるるるるるっ♡ びゅぷっ……♡
視界が真っ白になる程強い射精感を味わいながら、思考が一切出来ない状態へと放り投げられる。出した精液は全て彼女の子宮口に吸い上げられながらも、中に少しも残さないとばかりに一気に膣内が締めついてきて絞り出されていく。
射精してもなお容赦のないサキュバスまんこ。射精しているのに、さらに射精が重ねられるようだ。
「はっ、ぅ、ぐぅ……ユターシャッ」
「あ"……気持ちいい……♡」
すっかり感じ入ってるのか、彼女は目をつぶって中出しを感受していた。小刻みに身体が揺れて、仰向けに寝転がるオレの首元に頭を埋めている。耳元から聞こえる、事後特有の荒い呼吸がなんとも色づいていた。
目の前に彼女の細い首筋があって、そこには昨夜の跡がついている。昨日口付けてから吸い上げたそこは赤く鬱血していて、それが体の至る所についているのだ。
重ねるようにしてそこにキスマークを落としていく。白い彼女の身体には、それがよく映えていた。
「んっ、ぁはっ……♡ ロマンチック、ですねぇ」
「いいだろ、別に」
力を抜いた彼女の心地いい重みが身体に預けられて、その身体をオレは抱きしめる。もう少し力を入れたら簡単に折れてしまいそうな身体で、ほっそりとしていて柔らかかった。
甘えるように頭を押し付けてくる頭を撫でれば、彼女の背中に生えたコウモリのような黒い羽根はご機嫌なようで小刻みに揺れていた。
* * * *