(ぱっつん)ヘアと彼シャツとはだし 作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)
夕陽が差し込む部屋の中。デジタルな時代ならではの無音な空気が、甘酸っぱいばかりの緊張を誘う。
吐息が触れ合う音。シーツと衣服が擦れる音。意識すれば鼓動の音すら聞こえそうなほどに、雰囲気が張り詰めていた。
隣に横座って、ジッとこちらを見ているおかゆ。その視線に応えるように身体が疼いて、本能と衝動で恋人を求める。
震える利き手を伸ばして、ワイシャツをパツパツに張っている果実に、そっと指を触れた。
ぷにゅり、ふにゅり。温かさに触れた指先が、熟れた桃を侵すように沈み込んでいく。柔らかくて、触れたところから、とろけていくかのように繊細な感触だった。
力を加えた分だけ指が乳房に食い込み、指先に乳肉が吸い付いてくる。それなのに、瑞々しさを感じさせるおだやかな弾力がわがままに押し返してきた。
「んっ……あははっ……♡ そこまでゆっくりだと、逆にくすぐったいよ……♡」
やや硬い質感の繊維の向こうで、健康的なハリがある片乳を撫で回す。
すりすり、ぷにぷにと。触れる指を増やして、ネットで吊られた食べ頃のフルーツを弄ぶように。
打ち合いの奥でチラつく谷間が波打って、丸みのラインを変えているのがとてもエロティックだった。
「ふふ……♡ もっと、好きにしていいんだよ……♡ いつもみたいに……あっ、んっ……♡」
おかゆにリードされるように、乳房の表層で遊んでいた手に力を込める。
むにゅり、と。弱く握った手から少しこぼれる、贅沢サイズのおっぱいが手の平に幸せを満たした。
「はぁ……はぁ……♡ どう……? 僕のおっぱい、気持ちいい……?」
許されるなら、いつまでも触っていたいぐらいに気持ちがよくて、心地良い。そう答えると、おかゆは照れくさそうに苦笑した。
手指を開閉させると、そのかたちに合わせて乳肉が変形する。見た目よりも重たく、肉厚な感触と体温が、乳房に触れている悦びを自覚させた。
おっぱいの肉感で火が付いた情欲は、片乳だけで満足できるはずがなかった。空いていた手をおかゆの脇に差し込んで、両方の乳房を手中に収める。
「あ、はぁんっ……♡ いきなり、両方なんて……んっ……♡ もう……きみも、食いしん坊だね……♡」
どちらかを選べと言われて、どちらもを取る。それはこの世に存在する最高の贅沢で、両方のおっぱいなら『最高』の限界を簡単に突き破れるのだ。
むにゅむにゅ、ぷりゅりゅん。むにゅにゅんっ。
両の手に至福が溢れる。一〇本の指に歓喜が漏れる。この快感を表すのに、語彙力など必要ない。ただ、最高だった。
「もー……♡ きみって、おっぱいを触るときと見てるとき、ホントに嬉しそうな顔をしてくれるよね……♡」
実際に嬉しいのだから仕方がないだろう。おかゆもそれを嫌がらず、喜んでくれるという前提があるから、こうしてセクハラ三昧を仕掛けているのだが。
おかゆのおっぱいを両手で堪能しながら、快感を与えるように揉みしだく。内側を刺激するように乳肉をたわませた。
引っ張られるボタンが小さな悲鳴を上げるが、もう、その尊い犠牲をいとわなくなっていた。今は、おかゆのおっぱいのことだけを考えていたかった。
「ふぅ……はぁ……ふぅ……♡ そんなに、がっつかないでよ……♡ くすぐったいのと……ちょっと、恥ずかしくて……火照ってきちゃうからぁっ……♡」
乳房を揉みしだく手に情熱がこもりすぎたのかもしれない。おかゆは首筋と胸元に汗を滲ませ、声を甘めに温かく潤わせていく。
その官能の目覚めを手助けするために、乳房を揉む動作に激しさを増させた。乳肉をたわませるだけでなく、ボールを弾ませるようにタップする。
「やーんっ……♡ はぁ……うふ、あははっ……♡ 僕のおっぱい、好きに遊ばれちゃってるよー……♡ はずかしーい……♡」
シャツの内側でおっぱいを思う存分に暴れさせていると、その刺激で、先端で寂しそうにしていた乳首がピクピクと開花の準備を始めていた。
「あっ、やぁっ……♡ こすれて、先っぽが……浮いてきちゃった……♡ やだぁ……♡」
腋を閉めて恥じらおうとするおかゆだったが、その両乳房は既にこちらが手中に収めている。
シャツのシワではごまかせないほどに、ハッキリとした陰影が浮き出ていた。乳房のマッサージで汗ばんだせいで、浮かんだぽっちの薄桃色が透けて見えている。
乳房を掴んだ手の動きは続けながら、人差し指で乳首を捉える。指先で乳輪を円形に撫でて、少しずつ硬くしこっていく乳首をさすった。
しゅりしゅり。くりくり、くにゅ、くりゅんっ♡
「うくぅんっ♡ はぁっ……はふ、ぅっ……んんっ……♡ あぁっ、はぁっ……ちくび、すりすりされるの……きもちい、かもっ……♡」
乳首の性感育成で、震えていた蕾が花開く。衣服を介在しても、表面のわずかな凹凸を指先で感じられる大きさまで興奮が育っていた。
首筋に汗が滴り、おかゆの体臭が濃厚な甘さに変わっている。乳輪も膨らむほどに快感が本格化し、おかゆは「あっ♡あっ♡はぁっ♡」と小さな喘ぎを繰り返していた。
透け具合が増していくシャツの上からつまめるほどに勃起した乳首を、ピンピンと跳ね上げるように刺激する。
「ふぁああっ……♡ やっ、ひゃぁっ……♡ もう、そこ、ばっかりはっ……にゃぁんっ……♡」
乳首だけを責められるのはあまり得意ではないのか、おかゆが身体を揺らして抵抗した。
その要望に応え、おかゆの張り出た乳房を揉みながら、何もしなくてもツンと上向いて物欲しそうに自己主張をする乳首を刺激していく。
指で乳首をこねくり回し、乳肉をほぐすようにまったりと全体を揉んでいった。
「あ、ああっ……♡ これ、すきぃっ……♡ おっぱい、どんどん熱くなって……あっ、ああっ……ふにゃぁ……♡」
スローペースな愛撫がお気に召したのだろう。切ない声を漏らしたおかゆが、身体をこちらに預けて息を切らせる。
もどかしそうに擦り合わさっていた太ももの奥から、くちゅり♡といやらしい蜜音が聞こえていた。