魔法少女リリカルなのは 愚王シリーズ R-18 作:ヒアデス
第75.9話 リヒトとの初夜
「主……んっ……あむ……んんっ」
ベッドに倒れ込むと同時に俺とリヒトは互いの唇を重ね、相手の口内に舌を入れて舌と舌を絡ませる。
やがて息苦しさを感じて俺たちはどちらからともなく口を離した。
呼吸をしながら俺たちは互いの顔を見合わせる。
リヒトはますます顔を赤らめ俺を見上げながら、
「主、もう一度してもいいですか?」
「ああ、俺の方からしようとしていたところだ」
「んっ――ちゅる……はむっ――んんっ! んっ……ちゅっ」
俺たちはまた唇を重ね舌を入れ絡ませ、互いに熱が入ったところでリヒトの胸をわしづかみにする。
リヒトは身をよじらせながらも抵抗せず、身を任せていた。
リヒトの胸は柔らかく、服越しでも柔らかい感触と弾力が心地よい手触りを与えてくれる。リヒトの胸の弾力と手触りを堪能しながら俺とリヒトは口づけを続けていた。
「はむっ……あむる……ちゅ、ちゅるる……ぷはっ」
また息苦しくなって口を離す。そして彼女は顔を赤くしながら、
「そろそろ服を脱ぎましょうか? それとも着たまましますか?」
「いや、すべて脱いでくれ。お前の体を見ないで死ぬなんて嫌だからな」
そう答えると、リヒトはこくりとうなずいて自分の服に手をかける。
服を脱ぎ捨てていくたびに、リヒトの美しい体がだんだんと露わになっていく。
傷一つない白くてきれいな肌、太ってはいないが痩せすぎてもいないふっくらとした肢体。
蝋燭の火によって照らし出されたリヒトの身体を見るだけで気恥ずかしさは消え、今すぐにでもリヒトに飛びかかりたい衝動に駆られる。
俺の視線を受けて、彼女は羞恥のあまり目をそらしてしまうが体を隠すのは思いとどまってくれた。
そんな彼女の身体をいまだに覆っているのは水色のブラとショーツと左右違う長さの黒いソックス、そしてリヒトの右手と両足に巻き付いている赤い
「これも外した方がいいか?」
俺はそう尋ねながら右手の革帯に手を伸ばしかけた。
こんなものを巻き付けていたところでリヒトにとって不快なだけだろう。これからすることを思えば、なおさらこれは邪魔でしかないはずだ。
だが、リヒトは右腕を俺から離しながら言った。
「いえ、この革帯だけは外さないでください。これは魔導書の……防衛プログラムの暴走を抑えるためのものなんです。もしこれを外してしまえば、また防衛プログラムが働いて魔導書が主を……」
「そ、そうか。それならリヒトには悪いがこれはそのままにしておくよ」
俺は慌てて革帯から手を引っ込める。
危なかった。これからという時に《夜天の魔導書》に取り込まれるなんてまっぴらごめんだぞ。せめて終わった後にしてくれ。……いや、もちろんゆりかごと魔導書を何とかするために、事が済んだ後も魔導書に取り込まれるわけにはいかないのだが。
革帯は付けたままにせざるを得ない……だが、これはこれでそそられるものがある。
リヒトに言われた通り、俺は革帯を無視して彼女の背中に右手を回し、ブラのホックに手をかける。ブラの外し方くらいは本で見たことがある。
ホックを外した途端ブラはリヒトの胸から落ちて行き、リヒトの豊満に膨らんだ白い乳房とその中心にぷっくりと突き出た桃色の乳首が露わになった。
リヒトは半ば反射的に乳首だけでも隠そうと左腕を振り上げようとする。
俺はその左腕を右手で掴んで押しとめた。
「もっとよく見せてくれ。リヒトの身体を隅々まで見る機会なんてもうないんだから」
「……そうでしたね」
それを言われるとリヒトも応えざるを得ないのか、リヒトはゆっくりと腕を下ろしきれいな乳首を見せてくれた。
しばらく俺はリヒトの乳房をじっくり眺めてから、両手で乳房を掴み揉みしだく。
「――ひあっ! んん……ああん!」
乳房を握る手に力を込めるたびに乳はぐにゃりと形を変え、リヒトはたまらず喘ぎ声を上げる。
リヒトの嬌声に耳を傾けながら乳房への愛撫を続けた。
そして……
「はあ、ああ……うう――ひゃん!」
愛撫に乗じてふいに乳首を摘まんだ瞬間、リヒトは甲高い悲鳴を上げた。
片方の手の指で乳首を弄りまわしながらもう片手で胸を揉み、リヒトは声を抑えようとするものの違う刺激を与えるたびにこらえきれずに喘ぐ。
しばらくの間愛撫と責めを続けてから俺は不意に右手を胸から離す。リヒトは俺が手を休めるものと思ったのかほっと息をついた。
しかし、リヒトの胸を離れ下へと下ろされた俺の手が彼女のショーツにかかった瞬間、リヒトは顔を蒼白にして「えっ?」と声を上げる。そんな彼女に、
「下げるよ。ちょっと足を閉じて」
俺がそう言うと、リヒトは驚きながらも言葉につられるように素直に足を閉じた。
俺はショーツをずり下げて、ソックスともどもリヒトの体を隠すものを抜き取る。
そしてついにリヒトの下腹部にある赤い秘所が露わになった。
今まで不可抗力で
ふと視線を上げると秘所を眺められていることに耐えられなくなったのか、リヒトは今までにないほど赤い顔をしながら視線を宙に泳がせている。これを逃す手はないな。
そう思い立った俺はすかさず右手をリヒトの秘所の方へと持って行き、ちろりと割れ目をなぞる。
その瞬間――
「――きゃっ! 主ダメ……そんな、ところ――あああっ!」
秘所に触れられた刺激にリヒトは喘ぎ声を上げながら何かを言おうとするが、それを邪魔するように秘所の中にある豆をいじり彼女に刺激を与え続ける。
リヒトが大きく背をのけぞらせ悲鳴のような甲高い声を上げたのを見計らって、俺は手を止めて責めを中断して彼女に聞いた。
「何がダメなんだ? 聞き取れなかったからもう一度言ってくれないか」
「で、ですから……んっ、そこは……おっ、お手洗いの際に汚れる汚い場所ですから……んんっ、触っちゃダメ――やんっ!」
リヒトは先ほど言いかけたことをもう一度口にしようとするが、彼女が口を開いたところで彼女の秘所に指を入れ嬌声を上げさせる。それでもリヒトは挫けずに途切れ途切れに声を絞り出し、なんとか最後まで言い切った。……律儀な奴だな。リヒトが何を言いたいかなんて最初から分かっていたのに。それなら俺も答えてやるのがせめてもの筋か。
「さっき湯をもらったって言っていただろう。だったら大丈夫だ。それにこうやって刺激に慣らしておかないと、あれを入れる時に痛い思いをするんじゃないのか?」
「そ、それは……確かにそうですね」
リヒトは俺の下腹部を見ながら不安のこもった声で返事をする。……不安と恐れが浮かんでいる表情、俺の言い訳に対する素直な態度……まさかリヒトって……。
ある予感を抱きながら俺は胸や秘所への愛撫を繰り返していく。その嬌声を聞く度に俺が抱いている予感はどんどん強くなっていった。
「あん……ひぅっ……主、もうそろそろ……ん……いいんじゃないでしょうか? うっ――あああああん!」
リヒトが甲高い嬌声を上げると秘所から愛液が流れ出てくる。確かにこれだけ濡れていれば十分かもしれない。多分だが。
「そうだな……じゃあそろそろ」
俺は愛撫をやめて自らが着ていた服を脱ぎ捨てていく。
リヒトは最初こそ何でもないような顔でそれを眺めていたものの、履物を下ろし始めたところで顔を赤くして視線をあちこちにさまよわせながら、ちらちらと俺の下半身を盗み見ていた。
そして今、俺は一糸まとわぬ姿でリヒトと向かい合っている。リヒトの身体を見たり触ったりしているうちに大きく膨れ上がった逸物をさらしながら。
リヒトは視線をさまよわせるのをやめて開き直ったように逸物を眺める。
彼女に向かって……
「リヒト……いいか?」
俺がそう尋ねるとリヒトはこくりとうなずき、手を広げ笑顔を浮かべて言った。
「ええ……来てください。我が主」
その言葉に俺もうなずきを返しリヒトの上に覆いかぶさる。リヒトも俺を迎えるように、広げていた両手を俺の首の後ろに回してきた。
俺たちは自然と互いに眼前まで顔を近づけた形になり、俺とリヒトはそのまま唇を重ねて相手の口へ舌を入れ舌と舌を絡ませる。
「あむっ……んっ……はふっ」
しばらくの間、互いに口内を貪っているとリヒトは俺の首に回している手の力を緩め、それを合図に俺はリヒトから顔を離す。
そろそろ入れていいということか。
「いくぞ!」
俺がそう言うとリヒトは何も言わずに首を縦に振り、両手を俺の背中に回した。
俺はそれに応えてリヒトの秘所に狙いを定め、いきり立つ逸物を彼女の秘所へ一気に突き挿れる。
「――あああああああっ!」
途端にリヒトはつんざくような絶叫を上げ、秘所から破瓜の血が流れてくる。
想像以上の絶叫と乱れように俺は動きを止め、秘所から逸物を抜くために起き上がろうとするが、彼女は俺の背中に回した手に力を入れて俺の動きを止めた。
「大丈夫です。そのままもっと
リヒトにそう言われて俺は少しの間迷うものの、彼女と繋がれる機会はもう今夜しかない。
それにリヒトの痛がりように反して、彼女の膣内は俺の逸物をくわえこんで離そうとしない。
リヒトには悪いがこのまま続けさせてもらおう。
「――くっ……んんっ――ああん!」
少しでも膣内からの刺激を和らげようと、今まで空いていた手でリヒトの乳房を掴み存分に揉みしだきながら腰を振って抽送を続ける。
「あっ、そこ……もっと奥に――もっと!」
逸物が膣内の奥深くへ進んでいくうちに苦痛の他に快楽を感じ始めたのか、リヒトは更なる刺激を求めてくる。
俺は彼女に応えて、そして自身もより強い快楽を得るために腰を振り続ける。いつしか胸を揉むのもやめて俺とリヒトは強く手を握り合っていた。
やがて逸物は膣奥へと達し、パンパンと音を立てながら逸物は膣奥の壁と衝突を繰り返す。
膣壁との衝突を重ねるうちに逸物から電流のような刺激が伝わってくる。そろそろ限界が近そうだ。それはリヒトも同じようで――
「――あっ! もうイク、もうイッちゃいます! 主そこ、そこに出して――あっ――あああああああっ!!」
リヒトの絶叫とともに膣内で逸物が熱いものを吐き出し、膣内からも熱い体液が流れてきた。
挿入した時とは違い逸物はあっさりと膣内から抜け、膣内からは大量の精液と愛液と破瓜の血が流れ出ていた。
リヒトは仰向けになりながらとろんとした目で俺を見上げる。
「……主、お情けをかけてくださりありがとうございます……おかげで今夜はよく眠ることが出来そうです」
「礼を言うのはこっちの方だよ」
心の底からそう思う。リヒトのおかげで最後の最後で恋人と繋がる幸福を感じることができた。これが最初で最後なのが本当に残念だ。
◆
あの後、俺たちは脱ぎ散らかした服をベッドからどかすなどできる限りの後始末をしてから、毛布をかぶり隣り合ってベッドに横になっていた。
「悪い、ちょっと強引過ぎたか」
隣にいるリヒトにそう言葉をかけると、彼女は首を横に振って……
「いいえ、思っていたよりずっと優しかったです。もっと強引にされるものだと思ってましたから」
「そうか、下の方はもう大丈夫か? 初めてだと何日か痛みが続くらしいが……」
俺の問いにリヒトはおかしそうに笑う。
「お忘れですか? 私も騎士たちと同じ再生機能があるプログラムです。あの程度の傷すでに治っていますよ。主があれを抜いてからすぐに。……ところで主、なぜ私が初めてだとわかったんですか?」
笑みを消して尋ねるリヒトに俺は答える。
「あれを挿入されることを恐れていたことと、実際に挿れた時の反応からなんとなくな。確信したのはあそこから破瓜の血を流れてるのを見た時だ。まあ、破瓜の方は再生機能とやらで治ってしまうのかもしれないが……それとも、やっぱりお前も守護騎士たちも歴代の主の誰かに抱かれていたのか?」
俺の問いにリヒトはいかにも気分を害したといったように口をとがらせ、むすっとしながら答えた。
「あの方たちに私たちのような疑似生物を抱く趣味はありません。最初はシグナムやシャマル、女性だったらザフィーラに、幼い主やその……幼い子供が好きな主がヴィータに見惚れることはよくありますが、騎士たちや夜天の魔導書の力で富や権力を手にするうちに異性には不自由しなくなっていって、私たちは見向きもされなくなります」
「ということはシグナムやシャマル、ザフィーラも経験がないのか? それは見る目がない奴らだ」
心の底からそう思って俺は笑う。リヒトといいシグナムたちといい、あんないい女たちはそうそういないだろうに。もちろんザフィーラのようないい男もな。
ヴィータぐらいは無事であってほしいと思っていたから、そっちの意味では安心したが。
「ええ、みんな清いままですよ。……ただ、今回の事で私たちのようなプログラムに欲情する方も出てくるということが分かりましたし、今後はどうなるかわかりませんが。そうなる前に騎士たちを呼び戻して抱いてみられますか? できればヴィータだけはお目こぼしいただきたいのですが……」
その言葉を俺はリヒトなりの冗談か俺を試しているものかと捉えたが、彼女の柔らかな笑みにそんな気配はない。リヒトの貞操観念は俺たちとはまったく異なるのかもしれない。歴代の主たちは
「俺はお前を抱けただけで充分だよ……もう充分だ。おかげで心置きなく《ゆりかご》と《夜天の魔導書》に挑める」
まあ、できれば後二三回はリヒトとしたかったが、それすらもう叶わないか。そう考えたらどっと疲れが出てきた。
「……悪い、もう寝ていいか。知っての通り二日間寝てないんだ。そろそろ眠くなってきた」
「ええ。ごゆっくりお休みください。今夜の行為も元々は主を適度に疲れさせて眠っていただくためのものだったんですから」
「ああ、そう言えばそうだったな。すっかり忘れてた」
そうか、リヒトはそんなことのために俺に抱かれたのか。……やっぱり不満だな。心の底から俺を好きになってもらったうえで心身ともに繋がり合いたい。
「主、よろしければこちらへ」
リヒトは毛布を掴んで上にあげ自分の隣を空ける。そっちに来いということだろう。
俺はおとなしく言われた通りリヒトの側近くに寄る。リヒトはそんな俺を自身の胸の中に抱き寄せた。
「おやすみなさい我が主。最後の夜くらいはどうかいい夢が見られますように」
リヒトの柔らかい肌が気持ちいい。それだけで眠ってしまいそうに…………。
◇
リヒトに抱かれた途端、糸が切れたように深い眠りについたケントに毛布を掛けてやり、彼の寝顔を眺めながらリヒトは微笑む。
「可愛い寝顔ですね我が主……明日、愚王の汚名をかぶって死んでしまう人にはとても見えません。……あなたに抱かれて幸せでしたよ主ケント。あなたを眠らせるなんて目的、私もすっかり忘れてしまうくらいに」
そう言ってからケントの唇に軽い口づけをし、リヒトもまた眠りについた。