魔法少女リリカルなのは 愚王シリーズ R-18 作:ヒアデス
アリサIF(1) はじめては
リインフォースと守護騎士たちを救い出してから7年後。中学卒業後、正式に管理局入りしてミッドチルダに移住したなのはたちとは別に、俺はもう少しだけ知識を積むために
それからさらに2年が経って、俺は高校三年になり、友達とともに最後の高校生活を過ごしていた。
これは、そんな俺が辿っていたかもしれない“もしもの話”の一つである。
八月の夏休み。照りつくような暑さの中、とある場所にあるプライベートビーチにて……。
「あははっ! こっちよ健斗! 捕まえてみなさい!!」
「おい、待てよアリサ!」
アリサは挑発的な笑みと言葉を向けながら浜辺の上を逃げ回り、俺は返事を返しながら彼女を追いかける。むろん言うまでもなく、俺もアリサも水着姿である。
「おし、もう少し――」
「そうはいかないわ!」
距離を縮めたところでアリサはおもむろにかがみ込み、両手で海水をすくい上げ、俺に向けて投げつけてくる。
俺は体を左に傾けてそれをかわし、そのままアリサに右手を伸ばした。
「捕まえた!」
しかし――
「――かかったわね!!」
わずかな隙を突いてアリサは逆に俺の右手を捕まえ、引っ張りこむ。
その拍子に俺もアリサもバランスを崩して、前に倒れ込んだ。その先には青い海があって――。
「――うわぁっ!」
俺とアリサはもつれ合うように、ザバーンと水音を立てながら海へ倒れ込んだ。
「いてて……アリサ、大丈夫か?」
先に起き上がり、倒れたままの彼女に声をかける。
しかし、間近で倒れている彼女の姿を見て、俺は思わず硬直してしまった。
海に濡れた白い素肌、ビキニでは隠しきれない豊満な胸、エメラルドのような緑色の瞳……それらを間近にして、目を見張らずにはいられなかった。
その視線を前にしながら……
「健斗……キスしよ」
アリサはそう言って目を閉じながら口を開く。俺は彼女に顔を近づけ、そのまま唇を合わせ、口の中に舌を差し入れた。
俺とアリサは一ヶ月半前から付き合っている。
二ヶ月前、あるすれ違いが原因でリインと別れることになり、落ち込んでいたところをアリサに慰められ……。
『好きよ。リインさんやすずかとはやてに遠慮して今まで言えなかったけど、健斗のことがずっと好きだったの。小学校の頃、初めて会った時からずっと…………だ、だから、私でよければ付き合ってみない?』
顔を赤くした彼女にそう言われてから一週間まるまる使って考えた末に、俺は断腸の思いでリインへの未練を断ち切り、アリサと付き合うことにした。
そしてアリサと少しずつ距離を縮めていって、今日は彼女と二人きりでバニングス家の別荘へ来ていた。
しばらくしてからアリサは口を離し、ふぅと息をつきながら起き上がって言った。
「ねえ健斗……そろそろ“キスから先”もしてみない?」
「えっ……?」
思わぬ一言に俺は思わず聞き返す。アリサは顔を赤くしながら言った。
「ほ、ほら、あたしたち付き合って一ヶ月以上になるし、もうキスまでは済ませてるでしょう。こうして二人きりで旅行に来てるし、そろそろいいかなって思うんだけど……健斗だって期待してるからついてきてくれたんじゃない?」
「――それは、まあ……どちらかといえば、期待してなくも、ないけど……」
恥ずかしさのあまりそれ以上言えなくなり、視線をそらしてしまう。二人きりの旅行に誘われて“そういうこと”を期待してないわけがない。昨日はなかなか寝付けなかったほどだ。
「だから、ね……あたし、健斗ならいいって思ってるから……」
そう言ってアリサは胸を覆うトップスに手をかける。そんな仕草を見せる恋人に俺は思わずうなずきを返した。
「ただ、その前にね……あっちの方についてきてほしいんだけど……」
そう言ってアリサはトップスから手を離し、近くの岩場を指差した。
「……ここでするのか? 別荘に戻ってからの方が……」
岩場に着いてすぐそう言ったが、アリサは別荘を見ながら……
「あの家って涼しくなるように作られてる代わりに、壁が薄くて音や声が漏れやすいのよ。今はお手伝いさんたちが夕食を作ってる頃だから。ここの方が気付かれないと思う。それに健斗だったら誰か近づいてもすぐ気が付くでしょう?」
「それは……まあな」
剣士修行の一環で、俺も幼い頃から《御神流・心》など気配探知の技を身につけている。数キロ以内に誰か近づいてきたらすぐ気付くだろう。
「じゃあ、ここでいいじゃない……それとも、あたしじゃその気になれない?」
「ば、ばか言うな、彼女に誘われてるんだ……したいに決まってるだろう」
恥ずかしさを押し込みながら言うと、彼女は安堵したように微笑み――
「じゃあ、しようか―――んっ」
アリサは顔を近づけ、そのまま唇を押しつける。そして俺たちはどちらからともなく砂のベッドに倒れ込んだ。
「ちゅ、ちゅぱ、はむ。健斗の口、熱くていつもより美味しい――ちゅむ、はぷっ」
「アリサの口だって甘いよ……ちゅく」
息継ぎとともにうっとりした声を漏らしながら、またアリサは舌を絡めてくる。
その間に彼女はゆっくりと右手を俺の下半身の方に伸ばし――海パン越しに屹立した逸物をぎゅっと握った。
「――んっ!?」
いきなりの刺激に眉が上がる。アリサは口を離しながら、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「健斗の、もうこんなに大きくなってる。ほんとにあたしでいいんだ……」
安心したように言って、アリサはもう片方の手で俺の右腕を掴み、自分の胸に導く。
「健斗も触って。自分で言うのもなんだけど、大きさとか結構自信あるんだから――あんっ」
やわらかい感触が伝わった瞬間、思わずそれを握りこむ。アリサは小さな
「おっぱい握った途端健斗のも大きくなって。本当に男の子っておっぱいが好きなのね――ああんっ!」
片胸の感触とかわいい喘ぎ声に理性を崩されて、とうとう俺は自分から手を伸ばし、もう片方の胸をわし掴む。その瞬間、トップスがずれてアリサの乳が露わになるとともに、彼女の口から甲高い声が漏れた。
「こんな胸見たり触ったりすれば、誰だってこうなるさ。柔らかくて、形もきれいだ」
「健斗ばかり見てずるい――あなたのも見せて」
アリサも海パンに手をかけ、それをズリ下ろす。真上に伸びた逸物が露わになった瞬間、彼女の口から「うわぁ」と声が漏れた。
「……想像してたのよりずっとグロい。黒くて太い血管が浮き出ていて、別の生き物みたい……でも、あたしが握ってこうなってるんだと思うと、かわいいような気もするわね……」
アリサは愛おしげな笑みを浮かべながら、再び逸物を握り、剥き出しの亀頭を親指でツンツンつつく。
その刺激で口からかすかなうめきと、亀頭の割れ目からは泡だった汁が漏れ出てきた。
アリサは先走りに塗れた亀頭の上に親指を這わせながら、興味津々そうな声でつぶやく。
「これが先走りってやつね。ふふ、こんなにぬるぬるしたのを出して……そんなに気持ちいいの?」
弱点を見つけたような笑みを向けながら、アリサは亀頭と竿を弄る。その手つきは初めてとは思えないほど巧みで、このままでもすぐに達してしまいそうだ。
しかし――
「俺も、アリサを気持ちよくしてやりたい――」
俺はアリサの乳首をつまみながら、もう片方の手をボトムスに差し入れ、中の秘所に指を突き入れた。
「――あくっ、健斗の指があたしの中を掻き回してる……自分でするより気持ちいい――くふんっ!」
アリサは喘ぎながらも休むことなく逸物をしごいてくる。俺もさらに指の動きを速めた。
「いくっ……健斗、女の子の体弄るのうますぎ。前世でどれだけ経験してたのよ……」
「一回だけだよ……アリサこそ初めてとは思えないくらい上手い」
「想像とか練習したりしたから、ね……でも健斗の指が気持ちよすぎて、テクニックなんて思い出してる余裕なくて……もうイッちゃいそう――」
喘ぎとともにアリサの秘所が湿ってくる。それと同時にアリサは甲高い声を上げた。
「はあっ――くる! 健斗に弄られてるところが熱くなってきて、中から溢れてきそう!」
「……アリサ、 俺ももう――」
「健斗もイクの? じゃあ二人一緒にいきましょう。健斗とあたし、一緒に――」
互いに限界を感じながらも、俺とアリサは夢中で性器を弄り合う。そしてついに――
「も、もう、我慢できない、ああ――」
喘ぎと同時にアリサの背中がビクンと跳ね上がる。同時に俺の逸物もびくりと震えた。
その瞬間――
「うっ――――」
「――はあああああ!!」
俺のうめきを掻き消すほどの音量でアリサの喘ぎ声が響く。そして、俺の逸物からドロドロとした白濁液が、アリサの水着から透明な雫が染み出てくる。
アリサは逸物から噴き出た精液を眺め……
「これが健斗の精子……先走りよりずっと濃くて、ネバネバしてる――ちゅる」
アリサは腕を持ち上げ、手先についた液を舐め取る。そして「にがっ」と苦笑しながら逸物に目を戻した。
「これだけ出したのにまだ大きいままね…………じゃあ、そろそろ本番する?」
そう言ってアリサは脚を拡げてボトムスに手をかける。
思わず凝視しながらも、俺は懸命に理性を引き出しながら口を開いた。
「いいのか? このまま挿れても……」
一応
「今日は安全な日だから大丈夫よ。それにできても健斗の赤ちゃんなら後悔なんてしない……だから、今日は直接健斗を感じさせて」
言いながらアリサは割れ目を拡げ、真っ赤な秘所を見せつけてくる。そこからはとろとろの愛液が垂れていた。
それを目に焼き付けた瞬間残っていた理性ははじけ飛び、アリサに抱きついていた。
「アリサ、好きだ……今の俺にとって、誰よりもアリサのことが――」
自然に口から好意が漏れる。それを聞くとアリサも背中に手を回してきた。
「……あたしもよ。健斗のことが世界で一番大好き――んっ」
返事を返してくれるアリサの口を奪い、舌を絡めあう。その下では俺の逸物と彼女の秘所も浅く触れ合っていた。
「……アリサ、いくぞ」
逸物を秘所に押し当てたままアリサに告げる。アリサは顔を固くしながらも首を縦に揺らし……
「きて……あたしのはじめてもこれからも、全部健斗のものよ」
俺はその言葉にうなずきを返し、一度大きく息を吸って腰を落とし――アリサの
「――ん、あああああああっ!!」
秘所を貫いた瞬間、アリサの喉からつんざくような悲鳴が上がる。その痛みを示すように、彼女の秘所からは真っ赤な鮮血が噴き出ている。
しかし、アリサは俺を強く抱きしめながら――
「やめないで! 痛いけど気持ちよさも混ざってるの! もっと奥まで、もっと健斗を感じさせて――はああああっ!」
彼女が望むまま、俺自身が求めるまま、腰を打ち付けてアリサの奥を拡げ突き進む。その刺激と感触にアリサは甲高い喘ぎ声を上げた。
その嬌声に情欲を刺激されて、腰を突き動かしながら所在なさげにぶら下がってる乳房を揉んだ。
「ふああっ――また胸揉んで……胸と中をせめられて、また体の奥が熱くなってくるっ――んうううっ!!」
ちょうどそこで逸物の先端が子宮を塞ぐ壁にぶつかり、アリサは苦悶と快楽が入り混じった声を上げた。
――ここがアリサの一番奥。
そう思った瞬間、俺は本能のままに竿をわずかに引き、再び奥の壁を突いた。
「はああっ――健斗のペニス、奥にあたって。突かれるたびにお腹がビリビリして、気持ちよすぎ――ああんっっ!!」
快楽のあまり、アリサは今まで口にしなかった卑語をこぼしながら喘ぐ。
彼女の奥を突きながら――
「アリサ、本当にこのまま出しても――」
俺からの問いに、アリサは首を縦に振りながら返事を返した。
「いいよ、出して。今日は本当に妊娠しない日だから、健斗の精子あたしの中にいっぱい出して!!」
アリサに懇願された瞬間、俺はさらに腰を強く動かし、アリサも激しく体を揺らす。
注送を速めるごとに下半身に熱が集まっていき、彼女の膣は逸物を咥えこむように強く締まる。
その中で逸物が膣壁にごつんとぶつかった瞬間、強烈な射精感が込み上がり――
「アリサ、いくぞ――」
「あ、あたしももうイッちゃう! 健斗と一緒にい――くううううぅぅんっっっ!!!」
俺の逸物は膣内に収まったまま大量の精子を吹き出し、アリサの奥からも愛液があふれ出てくる。
俺はすぐに逸物を抜いて朦朧としているアリサの肩をつかみ、「大丈夫か?」と尋ねる。
アリサは答えず、おもむろに俺を抱きついてきた。
「…………あたし、もう一生健斗から離れない。バニングス家を出ていく事になっても、違う世界に住む事になったとしても、あなたと一緒にいるわ」
「……いや、俺はもうミッドチルダに行かない。
そう誓いあってから、俺とアリサは深い口づけを交わした。
◆
その後、俺たちは水着を着直しながらも別荘には戻らず、砂浜で身を寄せ合う。
そんな雰囲気の中、アリサはおもむろにつぶやくような声を発した。
「ねえ健斗、高校卒業したら、あたしと一緒に暮らさない?」
「えっ……」
彼女の提案に俺は頓狂な声を返す。アリサは俺に顔を向けながら続けた。
「あたし、大学に上がったら実家を出て、市内のマンションで暮らそうと思っているのよ。健斗だって、高校に上がった頃からほとんど一人暮らしみたいなもんでしょう。それならもう一緒に住んだ方がいいと思うんだけど……どう?」
「それはそうだけど、アリサの両親が許してくれるかな?」
聞き返すと、アリサは何でもなさそうに笑った。
「大丈夫よ。パパもママももう健斗の事は認めてるんだから。でなきゃ二人きりで旅行なんて認めるわけないでしょ。ママなんて昨日安全日か聞いてきたぐらいなんだから」
「そ、そうだったのか……」
最後の一言に引きつった声が漏れる。確かに、娘と彼氏の旅行と聞いて、まず危惧するところはそこだろう。ジョディさんはともかく、デビッドさんはよく許してくれたもんだ。
そんな内心が顔に出たのか――
「パパだって許してくれるわよ。元々健斗を婿に欲しがってたし、むしろ早く孫を作ってくれって言いだすんじゃないかしら。一緒にサッカーができる男の子の孫が欲しいって、よく言ってたから」
その言葉に「なるほど」という返事が漏れる。
デビッドさんは昔から男の子を欲しがっていて、休みの日に息子とサッカーをして過ごすのが夢だったと言っていた。それは残念ながら叶わなかったものの、今度は孫に期待を寄せているというわけだ。
「まぁパパたちはいいとして、問題は
アリサは腕を組みながら考える。
彼女のおじいさんか……かなり厳しい人で、そのうえアリサを溺愛しているらしいな。今日のことをその人が知ったらどうなるか……。
その時を想像して俺は肩を震わせるが……
「まあ、健斗なら大丈夫だと思うけどね。プログラムの腕や管理局での経験は高く買ってるみたいだし、まずうちの会社に入れて力量を見て判断するって言ってたみたいだから。……いざとなったら駆け落ちって手もあるしね♪」
「――えっ!? 駆け落ちって……冗談だよな」
俺の問いに、アリサは不服そうな顔になりながら首を横に振った。
「バカね。あと半年ぐらいで家を出るつもりなのよ。駆け落ちする覚悟ぐらいできてるわよ。こっそり家事の練習だってしてるし、仕事先のあてもあるんだから」
「仕事先? そんなのいつの間に?」
怪訝な声で尋ねると、アリサは得意げな笑みを浮かべる。アリサは大学に進学する予定で、就職活動などしていないはずだが……。
「クオングループ……あんたも知ってるでしょう。そこのCEOとパーティーで会った事があってね、その時に誘われたのよ。実家を継ぐ前にうちで社会勉強していかないか、って。そういうわけで大学に入ったらそこでバイトするつもりだから、いざとなったらそのまま就職しちゃいましょう。もちろん健斗の紹介も済ませてあるわ」
「…………」
アリサの口から出てくる事実に、俺は唖然とする。
付き合って二ヶ月もしないうちに、もうそこまで準備を進めていたとは。
我ながら、大した彼女を持ったものだ。
「とりあえず、駆け落ちなんてせずにすむよう努力するよ。お義父さんたちから娘を奪うような真似はしたくないし、孫も見せてやりたいしな」
そう言うとアリサは満面の笑みを浮かべ……
「――そうね。どうせならグランパの方から婿に来てくれって頼んでくるように頑張りましょう! あたしも手伝ってあげるから!」
おじいさんが頼んでくるようにか……。
一筋縄ではいかないだろうが、アリサの笑顔を守るためならやってやろうと思う。
「健斗、幸せになりましょう。異世界なんかに行っちゃったなのはやはやてたち、リインさんが羨ましがるくらい」
「ああ、俺が絶対アリサを……いや、アリサたちを幸せにしてやる!」
互いに決意を明かしあってから、俺とアリサは再び抱擁と口づけを交わした。
その数年後、大学生活とクオンでのバイトを経て、俺とアリサはバニングスグループに入社し、アリサの両親やおじいさんに認められて婚約と結婚を果たした。
その後は互いにバニングス社の要職につきながら、男二人女一人の子供と愛犬たちとの家庭を築き、忙しくも幸福な人生を過ごすことになる。