魔法少女リリカルなのは 愚王シリーズ R-18 作:ヒアデス
「はぁ、はぁ……健斗君、わたし、そろそろイッちゃう」
俺の上にまたがりながらすずかは訴える。彼女の腰を掴み、注送を繰り返しながら――
「俺も……またいく――」
「うん! じゃあまた二人でイッちゃおう! 健斗君とふたりでいっしょに――ああああんんっ!!!」
彼女の絶叫を合図に俺とすずかは同時に達した。今朝から数えて、俺は6度目、すずかは8度目の絶頂になる。
「ふぅ……」
事が済み、すずかがこれ以上求めてくる様子がないのを確かめてから、俺は一物につけていたコンドームを処理してそのままベッドに倒れ込む。
そんな俺にすずかは水の入ったコップを持ってきてくれた。俺は礼を言いながら数時間ぶりの水分をあおり、その様子を微笑ましげに眺めながらすずかも水を口に含んだ。
「お疲れさま。健斗君のおかげでようやく落ち着いてきたみたい」
「そうか。そろそろ一週間になるし、“発情期”はこれで終わりかな?」
「まだ少しムラムラしてるんだけどね。あと3回くらいできそうなくらい」
……ほんとにサキュバスかこの子は。俺にはもう体力も精力も残ってないぞ。
頬を引きつらせながら身構える俺だったが、すずかはくすくす笑い……。
「大丈夫。ムラムラと言っても、普段健斗君を眺めてる時ぐらいだから。今は隣にいてくれるだけで満足だよ。ただ、発情期の間ずっとコンドーム越しにしかできなかった事が不満かな……そろそろ直接挿れてほしいよ」
そう言って、すずかはわざとらしい不満顔を作りながらひっついてくる。
「仕方ないだろう。発情期が起こってる時は妊娠しやすくなってるっていうんだから。お父さんからも学業に支障がないように言われてるし。……ゴムだって生に近いやつ探してきたんだぞ」
「うん、それはわかってるけど……」
すずかはうなずきながら俺の胸に顔をうずめる。そんな彼女をなだめるように頭を撫でた。
一ヶ月前、すずかと関係を持ってすぐ、俺はリインにあの時のことを正直に話して彼女と別れ、すずかと交際することにした。
リインは悲しげな顔を見せたものの、予想はしていたかのようにそれを受け入れ、俺とすずかの幸せを願ってくれた。もっとも、はやてはそれを知って呆然と固まり、守護騎士たちからは白い目を向けられてしまったが……。
その後、俺はすずかとともに彼女の両親の元へ行き、正式に婚約を認めてもらった。そしてさっき言ったような条件付きだが、すずかの発情を抑えるためにさっきまでのような淫らな行いも黙認してもらっている。
そして一週間前に例の“発情期”が訪れ、俺は泊まり込みですずかを抱き続けて彼女の火照りを鎮めていたというわけだ。幸か不幸か、俊さんと春奈さんは夫婦そろって出張で二週間前から家を留守にしていた。
「しかし、ヴィルや忍さんから聞いてはいたが、本当にすごかったな。まさか7箱用意しても底を尽きかけるとは思わなかった……もう3個しか残ってないぞ」
つい残りのゴムのことをこぼすと、すずかはにんやりと笑って。
「……もう箱から出しちゃったし、今使っちゃおうか?」
その一言に俺はぶんぶん首を横に振る。これ以上は本当に勘弁してもらいたい。もう腰がガクガクで立ち上がる事もできなそうなんだ。
「発情期って俺と付き合う前からあったんだろう? その時はどうしていたんだ? 一人で抑えられるものじゃないと思うが」
ごまかし半分で問いかけると、すずかは笑みを引っ込めながら答えた。
「……健斗君と繋がってから生殖本能も強くなっちゃったみたい。前まではここまでひどくなくて、自分でしたり、“あの子”の助けを借りて何とかやってきたんだけど……」
「あの子?」
その言葉の意味を察し、思わず眉が寄りそうになる。
過去にリインとしたことがある俺に何か言う権利はないし、すずかにとってやむを得ないことだったのは想像がつく。だが、なんだかんだで今はもうすずかに好意を持ってるし、そんな恋人が別の男としていたと思うと正直いい気はしなかった。
これ以上嫉妬心が強くなる前に話を打ち切りたくて、そろそろ寝ようと言いかける。だが、その前にすずかが口を開いた。
「健斗君……実はそのことでお話とお願いしたい事があるんだけど……」
「お願い……?」
◆
そして翌日、日曜日の午後。
「すずかー、連れてきたわよー!」
「あっ、どうぞ入ってきて!」
扉の向こうからノックの音とメイドらしからぬぶっきらぼうな声がかかり、すずかは彼女
するとドアが開き、金髪をまとめた見た目通り勝ち気なメイドと、彼女の後をついてくるように長い紫髪の可愛らしいメイドが入ってきた。
先に入ってきた金髪メイドはイレイン。彼女の後に入ってきた紫髪のメイドはファリンである。
ファリンはいつものように無邪気そうな笑顔で俺たちを見、イレインは無愛想な表情のまま口を開いた。
「で、ファリンに用事って何なのよ? すずかなら知ってるでしょうけど、旦那様たちが帰ってくるの今日だから、それまでに支度を済ませときたいんだけど」
「あっ、うん。それはもちろん知ってるけど、もうあらかたの家事は終わらせたって聞いたから、これからちょっとファリンに付き合ってほしいなって思って」
「えっと、私も買い出しや猫ちゃんたちのお世話も終わりましたし、イレインちゃんがいいって言うなら喜んで付き合いますけど」
ファリンは無邪気そうな様子のままそう答える。そんな部下と主にため息をつきながらイレインは口を開いた。
「まっ、確かに仕事はあらかた済ませたし、ファリンはすずかの専属だから別にいいけど、旦那様たちが帰ってくるまでには返してよ。ずっとこの子を遊ばせてたなんて思われたら、メイド長ってことになってるあたしまでどやされるんだから」
「その時は私の方から説明しておくから心配しないで。お父さんたちが帰ってくるのは夜ぐらいだから、イレインもそれまでゆっくりしていいと思うよ」
すずかの言葉にファリンは肩をすくめて、「そうさせてもらうわ」と言いながら部屋を後にする。
それを見守りながらすずかは笑みをこぼした。
「イレインももうすっかり立派なメイド長って感じだね。ついこの間までノエルにびしびししごかれてたのに」
「タメ口とぶっきらぼうな性格は治らなかったみたいだけどな。まっ、あっちの方があいつらしいし、来客が来た時とかは『猫かぶりモード』を使えばいいけど」
そう言って笑みを漏らす俺に、すずかも「そうだね」とうなずいた。
イレインは元々、月村安次郎という、分家の男が所有していた《自動人形》だった。
だが9年前に彼女は
しかし6年前に機体の修復と人格の矯正措置が完了し、月村本家がイレインを引き取ることになった。そしてノエルさんのもとでメイドとして徹底的に教育され、忍さん夫婦とともにノエルさんが屋敷を出た今は、彼女がメイド長を務めている。
ちなみに『猫かぶりモード』とは、イレインの攻撃的な本性を抑える“絶対戒律”というプログラムを改良して作った
「それで、なにをして遊びましょうか? この間買ったゲームはもうクリアしちゃったって言ってましたよね。もしかして新しいゲーム買っちゃったんですか?」
単なる遊びの付き合いと思ったまま、ファリンは無邪気に聞いてくる。そんな従者兼親友に向かってすずかは口を開いた。
「あっ、ううん。残念だけど遊びの誘いじゃないんだ。ファリンにとっては一応仕事になるのかな」
「仕事……?」
仕事という言葉にファリンは不満な様子も見せず、おうむ返しをする。すずかの性格上、大した事は言われないと思っているからだろう。
そんな彼女にすずかは……
「うん。そろそろファリンに健斗君の“
「えっ……」
声を漏らしてからファリンはしばらくの間固まり……
「えええええええーーー!!」
ファリンは部屋中に響くほどの絶叫を上げ、俺はたまらず耳を塞ぐ。片や、すずかは何でもなさそうにファリンが叫び終わるのを待つのみだった。
「よ、よとぎって、えっと――あの夜伽ですか!? 私が健斗君の夜伽を!?」
慌てふためきながら聞き返すファリンに、すずかは「うん」とうなずき。
「あっ、まだお昼だから夜伽じゃないのかな? ……
「俺は半日休んだから大丈夫だと思うが……本気なのか? 俺とファリンを……させるというのは?」
俺の問いにすずかはうなずきを返し――
「うん。昨日話したでしょう。健斗君と付き合う前まで発情した時は自分でしたり、
その話を聞いて、俺は昨日聞いた時と同じようにまた唸る。理屈が通ってるようなそうでもないような……。まあ、ファリンと致したらすずかを責められなくなるのは確かだが。
腕を組みながら悩んでいる間にすずかは続ける。
「それに、ファリンにも他の自動人形のように夜伽用の機能があるみたいだし、工学者の卵としてちょっと確かめてみたいとも思ってたりして。ファリンも健斗君とならしてもいいって言ってたよね?」
「えっと、確かに……健斗君、会ったばかりの頃は今よりずっとちっちゃかったのに、いつの間にか私より大きくなって、かっこよくなったなぁとも思ってて…………すずかちゃんと健斗君さえよければ、してみたいって思ってました……」
ファリンは顔を赤くしながら、俺の方をちらちら見て話す。
その様子は好きな男におそるおそる告白する女の子のようで、とてもかわいらしい。正直、応えられるなら応えてやりたいが……。
「すずかの両親や忍さんたちに知られたらどうするんだ? あの人たちにバレたら一発で婚約取り消しになりかねないと思うが……」
俊さんたちが帰ってくるという話を思い出して、そう口にする。しかし、すずかはあっけらかんと笑いながら言った。
「あ、それは大丈夫。お父さんも
「…………」
まさかの事実に俺は唖然とする。恭也さんたちがそんな爛れた事をしていたとは。しかも今の話だと俊さんも自動人形と……。
「というわけでどうかな? さっき聞いた通りファリンも健斗君のこと好きみたいだし、ファリンの機能がちゃんと働いてるか確かめるためにも……お願いできないかな?」
そう言ってすずかは頼むように手を合わせる。そこまで押されると突っぱねるのも二人にひどい気がして……。
「すずかと、ファリンがいいなら…………相手をしてもらってもいいかな?」
俺がそう言うとすずかはぱあっと顔を輝かせ、ファリンも両手を持ち上げながら――
「お、男の人とするのは初めてなので、粗相をしてしまうかもしれませんが――せいいっぱい頑張ります!」
自分のことながら、だんだん貞操観念が王族時代に戻りつつあるな。“あの夢”でも、こんなふうになし崩し的に複数の女性と関係を持つようになっていったんだ。
◆
「じゃあ、健斗く……じゃなくて、ご主人様、ベッドに座ってください」
「ああ……」
ファリンに言われるまま、彼女の目の前でベッドに腰かける。
部屋の隅ではすずかが立っていて、食い入るように俺とファリンの様子を眺めていた。
「じゃあこれからご奉仕しますから、ご主人様はそのままじっとしててください……」
そう言ってファリンは俺が履いているズボンのホックをはずし、ズボンに手をかけそのまま下ろしていく。そうして俺のモノが彼女の前に晒された。
「これが健斗君の……すずかちゃんに聞いたとおり大きい……」
期待感から膨らみ始めていた俺の逸物を見ながら、ファリンはそうつぶやく。そこで部屋の隅から――
「“ご主人様”だよファリン! 友達だから普段はいいけど、ご奉仕の時くらい健斗君のことをご主人様って呼ばなきゃ!」
「あっ、ごめんなさい! じゃあご主人様……ご奉仕しますね」
すずかに謝りながらファリンは逸物に目を戻し、おずおずとそれに顔を近づける。そして――
「ちゅ……はむっ、くちゅ、ぺろ……んっ……」
口づけするように唇を逸物にくっつけてから、小さな口を開き、剥き出しの亀頭に舌を這わせる。その口から唾液を模した液体が流れ、亀頭をぬるぬる濡らした。
「ちゅる、はふ……んむっ…………どうですかご主人様? 痛くはありませんか?」
「ああ、大丈夫、気持ちいいよ。そのまま続けてくれ」
口淫の途中で顔を上げて聞いてくるファリンに、俺はそう答えながら続きを促す。
今までドジなところをよく見てきたので内心身構えていたが、ファリンは歯を立てることもなく、絶妙な舌使いで逸物に刺激を与えてくる。その刺激で亀頭の割れ目から先走りが漏れ出てきた。
ファリンは先走りを躊躇なく口に含む。
「あむっ……しょっぱい。ご主人様、本当に気持ちよくなってるんですね。じゃあここはどうです?」
「――んっ!」
ふいに玉袋を握られ、くぐもった声を出してしまう。その一方でファリンは再び舌を突き出し、裏筋から下の方に竿をなぞった。
「ちゅるる……んふっ。ご主人様のまた大きくなった。そろそろイッちゃいそうですか?」
「ああ……そろそろイキそうだ」
「そうですか、じゃあ――あむっ!」
警告のつもりで発した言葉を聞いて、むしろ逆にファリンは亀頭を口に咥える。まさかと思ったところで、下半身の奥から射精感が湧いてきた。
「いいのか、このまま出すぞ」
「はひ――そのままらひて!! ――んんんんんっ!!」
ファリンが吸い上げた瞬間、腰の奥から快感が走り、逸物から勢いよく精液が吹き出す。ファリンはそのすべてを喉の奥に流し込んでいった。
「ふぅ…………これがご主人様の味。ねばねばしてすごく苦い。けどご主人様のだと思うと、ちょっとおいしく感じます」
そう言って彼女は口元についた精液をペロリと舐めとる。その姿はとても煽情的だが……。
「大丈夫なのか? 飲んだりしても」
そう聞くと、隅にいるすずかが声を上げた。
「うん。ほとんどの自動人形には貯蔵機能や排出機能があるから。よほど大量に飲ませたりしない限り問題はないはずだよ」
その説明にファリンもこくこくうなずく。
貯蔵機能に排出機能……お茶の練習などのために作った機能かもしれないが、《一族》の特性を考えると最初から夜伽のためにつけたのかもしれない。この先もできるらしいしな……。
「健斗君のおっきなまま。本当に大丈夫そうだね。じゃあファリン、服を脱いでベッドに上がってくれる」
「あっ、はい!」
膨らんだままの逸物を見ながら、すずかはファリンに本番の準備を命じる。ファリンは素直に返事を返しながら、メイド服を脱いでいく。それを眺めながら俺も上着を脱ぎ捨てた。
「ご主人様……いつでも大丈夫です。ファリンにお情けをください」
ベッドの上で身体を広げながら、ファリンはおねだりの言葉を口にする。それに応えるように俺は彼女に覆いかぶさる。
そして……
「ファリン……いいな」
「あ、待って。ご主人様の飲んだばかり――んっ」
ファリンの言葉を無視し、彼女の口を自らの口で塞ぐ。そして彼女の口内に舌を差し入れた。
「くちゅ、はむ、ちゅぷ……りゅむ……ご主人様のお口、とっても甘い味がします――はぷっ、ちゅる」
俺とファリンは舌を絡め合い、互いの口の中を味わう。ファリンの口こそ
彼女の口を味わいながら、俺は手を持ち上げ、彼女のなだらかな胸を掴む。途端にファリンは口を塞がれたまま、くぐもった声を漏らした。
「んんっ! しょこは――あむっ!!」
舌を絡めて彼女の言葉を止めながら、胸を揉み続ける。その感触も人間のものとまったく変わらず、この子が自動人形なんてすずかたちの作り話としか思えない。
しばらくすると体が酸素を求めて、俺の方から口を離す。それに合わせるようにファリンも大きく息を吐いた。
「ふう……ご主人様、キスと愛撫激しい。まだおっぱい触ったままですし――んあんっ」
「嫌か?」
強く胸を揉みながら尋ねると、ファリンは喘ぎながら首を横に振る。その様子を眺めながらもう片方の手を彼女の股の間――秘所へと伸ばし、そこに指を突き入れた。
「ああっ! ご主人様の指が私の中に――いやんっ!」
ファリンの喘ぎを耳にしながら、彼女の
「本当に人間みたいだな……正直に言えよ。自動人形なんて嘘で、本当はただの人間なんだろう」
「あんっ! いいえ、私は月村家とクオンに造られた自動人形、アンドロイドなんです――ひうっ! その証拠に、腕の中には電磁波を撃てるバズーカだって付いてます――あああんっ!!」
秘所と胸を責められながらも、ファリンは悲痛そうに訴える。少し意地が悪かったかな。
そう思いながら俺は秘所から指を引き抜く。そこはもうどろどろの液にまみれていて、すぐに挿れられそうだ。
「はあはあ……ご主人様、意地悪です。エッチの最中にあんなこと言わせるなんて……」
解放された途端、ファリンはぷんぷんという擬音が付きそうな顔を向ける。そんな彼女に思わず吹き出してしまった。
「ごめんごめん、どうしても聞かずにいられなくってさ。……じゃあそろそろ、いいか?」
謝りながら、俺は彼女に己のモノを向ける。彼女の痴態と感触を楽しんでいるうちに、逸物はまたギンギンに膨れあがっていた。
それを見て彼女は怒りなど忘れたような笑みを浮かべて……
「はい。私の中をご主人様……健斗様で満たしてください」
脚を広げ、秘所を開きながらファリンは求めてくる。
俺は一度大きくうなずいてからファリンの背中に手を回す。彼女も俺の背に手を回してきた。
「……いくぞ」
彼女の入り口にモノを近づけながら言う。彼女は硬いうなずきを返す。
そして俺は彼女の入り口に狙いを定め――一気に突き入れた!
「――あんんんっ!」
彼女の中に入れた途端、甲高い喘ぎ声が上がる。
自動人形だからだろう、ファリンの入り口には膜がなく、すんなりと俺を受け入れた。
「ご主人様の太いのが私の中に――い、いい……とても気持ちいいです! もっと、もっと奥まで入れて――ああんっ!!」
彼女の求めに応じて俺はさらに強く腰を突き動かし、彼女の中へ侵入する。同時に片手を彼女の前に戻し、再びなだらかな胸を揉みしだいた。
「ううんっ! 健斗君、私の中を突きながら胸揉んで……私の胸と中で健斗君も気持ちよくなって――あっ!」
俺の呼び方が戻っていることに気付き、ファリンは頓狂な声を上げる。俺は苦笑しながら……
「いいよ、健斗君で。正直さっきからずっとむずがゆかったんだ。ファリンには健斗君と呼ばれた方がしっくりくる。イレインもずっとタメ口だし、ファリンも好きなように呼んでくれればいい」
「健斗君――ふやああんっ!!」
彼女が俺の名を呼んだと同時に、逸物が一番奥の壁を突き、ファリンは大きな喘ぎ声をあげた。
「きて健斗君! 私の一番奥、健斗君の大きいので何度も突いて!! ――いひああっ!」
いつも通りの呼び名で呼んでくれる彼女に応えて、逸物を抜き差し、何度もファリンの奥を突く。
そうしているうちに彼女に限界が訪れたようで……
「健斗君、わたし、イク、健斗君のおちんちんに中を何度も突かれてイッちゃうよ!!」
「ああ、イケよ。俺ももうイキそうだから」
「じゃあ一緒に! 健斗君も一緒にイって!!」
叫びながらファリンは腰の動きを速める。その刺激で彼女の奥と俺のモノが激しくぶつかり、射精感が急激に早まってくる。
「あっ、くる――中からあふれて、もう我慢できない。んく――ふあああああっ!!!」
ファリンの膣内が震えると同時に、彼女の中から大量の愛液が吹き出してくる。その直後、俺の逸物もブルリと震え、大量の精液を彼女の中に注ぎ込んだ。
「健斗君の精子、私の中にいっぱい……ずっとお腹の中に入れておけば、いつか妊娠できるかな……」
とろけそうな声でそんなことをつぶやきながらファリンはお腹をさする。そんな彼女がいとおしくなって俺は彼女の肩を抱き、こちらを振り向かせた。
ファリンもその意味に気付き、唇を少し開けて……
「はぁ……はぁ……」
その時、部屋の隅から荒い息遣いが聞こえ、俺もファリンも我に返ってそちらを振り向く。そういえばあそこにはずっと……。
「健斗君とファリンのエッチ見てたら我慢できなくなってきちゃった。ゴム、たしかまだ3個残ってたよね?」
すずかは豊満な乳房を晒したまま、秘所をいじりながら俺に尋ねてくる。
まさか、俺たちの営みを見て発情期がぶり返してしまったのか!?
「――あった、3つのゴムゴムくん! 3個だけじゃ足りないかもしれないけど――健斗くーん、今度は私を抱いてーー♡」
「ま、待てすずか! 今はちょっと――」
「すずかちゃん、正気に戻って!!」
俺とファリンの制止も空しく、すずかは服を脱ぎ捨て、取り出したコンドームを手にしながら俺たちにとびかかった。
その後、俺とファリンの二人がかりですずかの発情を抑え、なんとかコンドーム3個消費するだけで済んだ。
◆
情事を終えてからしばらくの間、俺たちは服も着ないまま、三人でベッドで横になる。
そこでふとすずかが口を開いた。
「ねえ健斗君、高校卒業したら一緒に暮らそうか。どこかのマンションでも借りて」
「えっ……」
「マンションって――まさかすずかちゃん、お屋敷を出ていっちゃうんですか?」
ファリンの問いにすずかは「うん」とうなずいてから――
「あっ、もちろんファリンも一緒だよ。お姉ちゃんもノエルを連れていったんだから、私がファリンを連れてっても問題ないでしょう。うちにはイレインや他の使用人さんもいるし。……健斗君もいいよね? ファリンと一緒でも」
「それぐらい構わないが、急にどうしたんだ? たしか以前、大学院まで進むつもりだからそれまで実家にいるつもりだ、とか言ってなかったか?」
今年に入ったばかりの頃だが、確かにそう言ってたはず。だが、すずかは笑いながら片手を振って――
「そのつもりだったんだけど、進路変更することにしました♪ この前、聖祥大学を訪ねてきた有名なエンジニアさんに出会って、そのエンジニアさんに色々相談したら『大学を出たら私のもとで経験を積んでみないか』って誘われちゃって。大学院に進まず、その人のところで働きながら勉強するのもありかなって思ったの。――その方が早く健斗君と家庭を作れそうだしね♪」
そう言ってすずかはウインクする。
まぁ、結婚や子作りを考えるならいつまでも学生続けるわけにもいかないし、現場に飛び込んで学んでみるのもありだろう。……発情期も子供を生むごとに収まるという話だからな、正直そっちの方が俺としてもありがたい。
「でも、どうして高校卒業後に引っ越すんですか? 大学を出るつもりならその後の方がいいと思いますけど」
ファリンの問いにすずかは俺やファリンを見ながら……
「……だって、この家だとお父さんたちや使用人さんの目が気になるんだもん。早く家を離れて健斗君たちとイチャイチャしたいと思って……」
「……」
その言葉に俺とファリンはああと同意する。発情期の間は四六時中やってるような状態で、とにかくまわりの目が痛い。できればこの三人だけで過ごせる場所が欲しいところだ。
今だって少し油断すれば……。
「すずかー! 旦那様から空港で偶然会った友達を連れてくるって連絡がきたから、食材を買い足すためにそろそろファリンを返してほしいんだけど…………」
ふいに開いた扉からイレインが顔をのぞかせる。そして、全裸のままベッドに寝転がってる俺たちと目が合った。
彼女は露骨に目を吊り上げながら俺たちを眺めたのち……。
「ごめん、何でもないわ」
「待てイレイン! これには訳が――」
言い終える間もなく扉は閉まり、イレインは足早に部屋を離れていく。
手を伸ばしたままの俺に向かって、すずかは「ほらね」とこぼし、ファリンは恥ずかしさのあまり毛布をかぶる。
……やっぱり、すぐにでもすずかたちを連れて出たいな。
その翌年、俺は月村家を出たすずかとファリンとともに市内のマンションで同棲をはじめ、大学での勉強とバイトに勤しむ生活を送り、さらに数年後からは、ファリンに4人の子供や猫たちの面倒を見てもらいながら、夫婦そろって月村グループで働く生活を送っている。