※この作品はR-18です。

リッチなネクロフィリアン   作:ルーフェ

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地底より

<…ううむ…>

 

 魂が震えたような、男のようなぐぐもった声が洞窟に響く。

 

<…地下にこもっていた身としては、骨にこたえるものだ…や、しかし。>

 

 そういうと、魔法で天井に幽かな光を灯し、ここの明かりとした。

 

 地上の町から離れた、寂れた洞窟。

 深い穴の果てに、六畳間の空間が広がっていて、どうやら出入口が二か所あるようだ。

 

<魔法の研究にも申し分なし、緊急時の出口も確保できている。そして、人間の町から遠い。ここは立地が良さそうだ。>

 

<リッチの種族の所以たる、この骨の体は便利…と言えば便利だが、肉が恋しいものだ。>

 

「リッチ」というアンデッドは、魔法やその他の手段で不死の魂を得た人型の存在で、

 しばらく魂だけで存在できることからアンデッドの系統の中では、とても高い位に位置するアンデッドである。

 本来は骨の体を使用していることが多い。

 

<して…研究室に作り替えるとしよう。>

 


 

 リッチが、洞窟の拡張のために掘削作業をしているところで、いったん作業を止めた後、

 掘削の魔法のけたたましい音の後、その静寂の中に足音が混じっているのに気づいた。

 

<…ふむ。客は招いた覚えはないが…そもそも、越してきたばかりなのに、すぐに気づかれるとは思えん。>

 

 リッチはゆっくりとした足取りで、洞窟から地上へと赴いた。

 

 洞窟の外は、夜のとばりが下りていた。

 北の星が見えるのと、月齢と月の位置から察するに、夜更けすぐぐらいかと思いつつ、

 

 リッチは、洞窟の入口から首を出して確認してみることにした…

 

<む…人間…>

 

 夜目が利くリッチには、こちらに歩いてくる人間が見えた。

 

 高価そうな…白銀の鎧を付けた、何かやんごとない雰囲気を出した…そう、貴族のような。

 

 貴族の男、年若い…皆目麗しい青年だ。

 リッチが感じた印象としては、未熟そうな感じもするので、家長ではなく摘子あたりの立場の人間かに思えてならなかった。

 

 その男の外見は、金髪青眼の優男で白肌の端正な顔立ち。少しは鍛えているのか薄ら筋肉がついているように見える。

 リッチには、今の地上の流行の顔はわからなかったが、しかし、リッチがかつて生きた時代では美しい者に値するほどなのは確かだった。

 

 リッチの心が震え、審美眼に火が付き、瞬く間に肉への欲望が溢れた…

 

 しかし、狡猾なリッチはすぐさまその欲望を抑え、どのようにして人間(エモノ)を絡めとってしまうかを考える。

 

 貴族の男がリッチに気づくと、すぐさま踵を返し、全速力で元来た道を引き返す。

 恐怖に震えたのか、何かを叫びながら。

 

 リッチは浮遊しつつ、高速で飛ぶことにした。

 獣を狩るがごとく剣呑な殺気を放ち、骨を鳴らしながらその貴族の男を追いかけた。

 


 

 貴族の男は、後ろから迫る濃密な死の気配に狂乱し、泣き叫んだ。

 

 その男は、今更ながら冒険者ギルドの依頼を受けたのを後悔した。

 近くに生えている薬草の採取に出かけたついでに、近くの洞窟に寄ろうなんて思った自分を恨んだ。

 まさかこんな空を飛ぶアンデッドなどという、高位のアンデッドが出るなんて思っていなかった。

 

 貴族の男は一家の摘子ではなく、一族の中でも沢山いる継承者の最後から数えられる程の継承順位で、

 当然一家を任されることもなくお払い箱のようなものだった。

 

 そんなことは分かっていた男は、おとなしく自身の体を鍛えて自ら生活できるように、

 冒険者ギルドという団体に属することにした。

 

 前のことを走馬灯の如く、頭の片隅で考えていても、

 足を必死で動かした貴族の男の目の前に、馬車に乗った別の冒険者パーティという名の、一縷の希望が見えた。

 

 そのまま貴族の男は、別の冒険者パーティの目の前に出て、助けを乞うた。

 

「助けてくれ!アンデッドに追われてしまったんだ!」

 

 その冒険者パーティは目を合わせ、ため息をつきながらも臨戦態勢を整えると、すぐさま馬車から飛び出した。

 

 そして貴族の男は、アンデッドに相対する時がきたのだった。

 


 

 リッチは少し困惑していた。

 

 まさかこの男が逃げた先に味方がいるとは思わなかった。

 

 しかし、狡猾な狩人の心に濡れていたこの時のリッチは、人間が3人増えただけだと考えていた。

 

 宙に浮き、さながら死神の如き骨の体は、月の輝きで妖しくきらめいていた。

 

 リッチを警戒しつつも、パーティの3人は油断なく対処しようとしていた。

 戦士の風貌をした男、魔法使いの風貌をした男、治癒士の風貌をした女…そして恐怖から逃げてきた貴族の男…

 

 リッチが歓喜で、骨を軽く鳴らしていた。

 頭蓋骨の奥のぼんやりとした、青い光が眼孔から覗いた時。

 

 冒険者パーティのうち一人の男、さながら魔法使いの男が、火球を放つ。

 

 燃え盛る火球に正面から当たったリッチは、よろめいてふわりと漂いながら地面に落ちていくのを感じた。

 

 リッチはこう考えた。

 

(…私の霊体に良く効く火球…これは、私程の実力者…ということか?ならば、容赦はするまい…)

 

 リッチは、すぐに身をひるがえすと。とある魔法を浮かべながら発動させる。

 

 次の瞬間、パーティのうち一人の男、戦士の男がリッチに斧を振り下ろす直前で、動きが止まった。

 

 そして、戦士風の驚いた表情のまま、膝から崩れ落ちた。

 リッチは、効いたと確信し、嗤った。

 

<…私と同格と思えば、即死とは…>

 

 魔法使いの男と治癒士の女は、ぎょっとした表情で固まってしまった。

 特に治癒士の女は、すぐにリッチの言うことが真実だと気付いただろう。

 

 戦士の男に治癒魔法をかけても、既に効果はなく、戦士の男はただの死体になっているということが分かってしまった。

 

 満足な狩りができなかったことに、カラカラと呆れた嗤いをしばらくした後、

 そのまま魔法使いの男にも、治癒士の女にも、即死魔法をかけてしまった。

 

 もちろん、魔法使いの男と治癒士の女は膝から崩れ落ち、こと切れた。

 

 残るはと、リッチは貴族の男を探すように右から左へと大きく見回した時、

 貴族の男が既にこの場にいないことに気づいてしまった。

 

<Gurrrrah…逃げたか…>

 

 失策。その二文字が心の中に浮かんだが、この冒険者パーティもまたしかし、

 死霊術の研究に使える素材になったと考えると、なんだかんだ悪くないと考えることもできた。

 

 しかし、本当に逃げたのだろうか?

 そういった問いがリッチの中で浮かんだ。

 

 この場で一度、生命感知の魔法を唱え、もし逃げていなかったのなら、ここで仕留められる。

 生命感知に反応がなければ、安全にあの洞窟に戻ることができる…そう考えたリッチは生命感知の魔法を唱えることにした。

 

 魔法を発動させると、この冒険者パーティの乗っていた馬車の中に何かしら生けるものが存在することが分かった。

 

<ほう…>

 

 そう独り言ちつつも、リッチが馬車の中を覗いてみると。

 

「ひぃ!!!!!!」

 

 甲高い悲鳴が、馬車から聞こえた。

 

 この声がすぐに、貴族の男であることが分かった瞬間に、男の胸倉を骨の腕でつかみ取り、貴族の男を馬車から引きずり出した。

 

「あ………あぁ………」

 

 貴族の男は、絶望に満ちた顔を浮かべていたが、リッチは目にもくれず馬車の中をまさぐる。

 

 すると、馬車からロープが出てきたので、貴族の男を首が締まらないようにかつ、抵抗ができないように縛り上げて、三人分の死体と共に馬車に放り込んだ。

 

 そして、馬車につながれた馬を即死魔法で即死させて、即席の死霊術でゾンビ馬に変えた後、あの洞窟へ馬に馬車を引かせることにし、リッチは馬車の御者台に乗った。

 

 貴族の男は、あんまりな出来事に遂に失禁し、意識を保てなかった。

 


 

 しばらくして、洞窟の前で馬車を止め、リッチが馬車の中の荷物、死体、貴族の男を洞窟の中に運び込んで並べた後。

 

 リッチは生前の癖か、顎を触るように顎骨を触りながら、死体や荷物をどう活用したものかと思いながら、死体から剥いだ持ち物や荷物をまさぐっていた。

 

 出てきたのは簡易テントや、カンテラ、寝袋、ポーション類など。

 男用と女用の替えの下着、替えの斧、ダガー、弓、魔術書…

 リッチが生きていた時代とはあまり変わらない冒険者の装備に、ある意味の感嘆…いや、進歩のしなささに呆れたため息を漏らしつつも、

 さほどリッチが生きた時代とは変わらないのやも、とリッチは考えを巡らしている。

 

<…思ったほど、収穫はない。死体は私の死霊術の研究に用いるほかはないか…>

 

 その時、戦士の男の懐から固い小さな板のようなものを見つけた。

 それには「冒険者ギルドカード」と書かれており、冒険者パーティの戦士の男の顔が肖像画の如く描かれており、名前やら冒険者ランク…魔物の討伐数などが書かれていた。

 

 リッチはこういったものは見たことがないらしく、頭蓋骨のこめかみのあたりを指骨でこすりつつも、どういったものかと思索を広げながら、

 他の…魔法使いの男と治癒士の女が、同じようなものを持っていないか調べる。

 

 リッチは割合すぐに、魔法使いの男と治癒士の女の分の冒険者ギルドカードとやらを見つけることができた。

 

<戦士の男は…カイゼル、魔法使いは…ヘンリー、治癒士は…ナタリア、というのか。この一枚の板で、身分証明を兼ねるとは。私が生きていた時代にはないものだ…>

 

 リッチは内心、地上世界の進歩に感銘を受けつつも、この本命の貴族らしき男はどうしたものかと思っていた。

 

 リッチが運び込んできたときには、無様にも尿を垂れ流していて意識がなかったが、まだ目を覚ます気配がない。

 

<…今思えば、この世界に戻ってきたときに初めて遭遇した人間だったから、美しさを見誤ったのやもしれん…そうだとすれば、反省する必要があるか。>

 

 リッチが自らの魂を震わせ発する声が、次第に貴族の男の意識を揺り起こす。

 

<こやつをどう…殺すべきか。どうすれば、金髪青目の人間に美しく死んでもらえるか…死んだあとはどうする?死んだあとは、剥製にして飾っておくか、ゾンビにするか、剥製にしてからゴーレムにしてやってもいい…>

 

 そうリッチが言った瞬間、ハッと貴族の男が目覚める。

 そして、貴族の男がリッチを視認した瞬間、また絶望に満ちた顔に変わる。

 

「ああ!助けてくれぇ!」

 

 狭い空間だったため、男の叫びは激しくこだまするがリッチは意にも介さない。

 

 その叫び声と同期するようにリッチはふと閃いた。リッチは肉の体が欲しかった…私がこの者に成り代われるのでは…と。

 いやいやと、もちろん同じ者になれるわけではない。別の者になる必要があるとも考えた。

 この貴族の男によく似た、別人の誰か。それなら、肉の体を得る意味がある。

 そして、地上世界に記憶喪失の青年として、降り立つことができれば…

 

<面白い。>

 

 リッチは歓喜に身を震わせた。

 

 それと同時に貴族の男の体がこわばった。

 

<殺してしまう前に…一つ、人間で遊んでみるか…>

 リッチは貴族の男の懐からギルドカードを抜き取り、貴族の男の名前を把握した。

 


 

 リッチは、男を強力な麻痺状態にする魔法をかけて呼吸以外で一切動けなくした後、男が着ていた鎧や服を一つ一つ丁寧に脱がせていった。

 

 白銀の全身鎧、汚れたレギンス…手袋、ブーツ。白の上着、黒の汚れた下着。靴下…順々に脱がしていくと、その度次第に男の裸があらわになる。

 

 その肌の露出度が上がるたびに、リッチの審美眼が正しかったことを証明していく。

 

 幽かな光に照らされた、白い肌…この男が生まれ持った肉体。

 金属に例えれば…そう、黄銅。淡い色をした黄銅。しなやかな体に、確かに息づく筋肉の隆起。

 リッチは、これに生命の躍動を見た。人間が美しく思える瞬間…その一つが肌が徐々に空気に晒される、この瞬間。

 

 審美の証明がみるみるうちになされていくと、それと比例するようにリッチはとても興奮していく。

 リッチの心の性欲が呼び覚まされる感覚と共に、全身に恍惚とした感情が広がる。

 リッチは、男の美しい裸体に見とれていたのだ。

 リッチが男を殺してしまう先にある、男が死に絶えた後の肌の色も幻視した上で。

 

 大昔に捨てざるを得なかったものが蘇る感覚に、リッチは死にながらも生を感じた。

 

 裸にされた男は、この辱めに大きく混乱しつつも麻痺の魔法のせいで動けないことから、絶望に身をゆだねるしかなかった。

 

<美しい…やはり、私の眼は間違いはなかった。>

 

 そういいながらリッチは、男の体を寝かせて、まじまじと男の体を観察していた。

 男は、もうあきらめたかのようにリッチから目をそらし、早くこの時間が終わるように祈っていた。

 

 常にさらされている恐怖からか細かく上下する男の胸部を見て、喜悦を感じながら男の股間を観察する。

 そして、リッチは男の逸物に触れ、どのような状態になっているかを詳しく見ることにした。

 

 男の逸物は、皮をかぶっていているようだが、普通程度の大きさ、玉袋も特段巨大というわけでもない。リッチが今見た限りでは汚いところはなさそうだ。

 リッチから漂う死の気配からか男の逸物はいつも以上に萎れているようだと、リッチの目には見えた。

 皮をかぶった部分に恥垢もないことから、この貴族の男は、自分の逸物を丁寧に手入れしていたらしい。

 

 リッチは、意外な収穫に心躍るが、いや時期尚早だと心を落ち着かせた。

 本当の男にとっての地獄は、ここからなのだから…と。

 


 

 リッチは、貴族の男に掛けた麻痺の魔法を解除すると、入れ替わるように男の体にある魔法を極(・)め(・)て(・)強(・)力(・)に掛ける。

 

 男はリッチの魔法で、二つの衝撃を味わうことになる。

 

 一つは麻痺の魔法がとけて、自由に動けるようになったこと。

「…っ!」

 男はさらに混乱しかけつつも、「逃走」という二文字が頭に浮かびかけたが、

 

 もう一つの衝撃、催淫の魔法が男の思考を吹き飛ばす。

「あ…゛っっ゛!…………゛!」

 自身の陰茎を、快楽の果てへと導きたくなる衝動に突き動かされることを余儀なくされた。

 

 男は体を突然の快楽によじりながら、自らの両手をいきり立つ肉欲の権化へと伸ばし、しっかりと掴んだ。

 そうすると体にそそのかされるまま、男は両手を前後に動かしてしまう。

 

 するとこれまでにないほどの快楽が、男の陰茎から背筋を通って脳内に響き渡った。

 その後は快楽に任せるままに激しく、陰茎を手に擦り付けるように動かしていく。

「あ゛ぁ゛゛゛゛っ!!゛゛゛…゛なぁぁ゛んっ゛だこ゛ぉ゛れっ゛!ぇ…゛゛…゛っ!゛…゛゛゛!」

 するとみるみるうちに、陰茎の裏から熱い肉汁が流れるような…感覚が男に襲い掛かった。

 同時に、男の顔が微かに蕩けだし、快楽を受け入れるか拒否するかどうかの、そのまさに境目の表情を浮かべていた。

 

「あっっあぁあっ!っ゛゛゛っ゛!」

 そして、男はリッチの目の前で無様に射精してしまうのだった。

 

 リッチは、男の射精劇を見て、とても下品だが…とても官能的だと思っていた。

<気持ちいいか…そうか、死ぬときはお前の生きの良い精液をすべて吐き出した後、殺すことにする。>

 

 リッチはそう宣言した後、しばらく観察することにした。

 


 

 男が6回絶頂を迎えたころ、男が身体すらよじらなくなり、

 静かに、しかし確かに震える両手で未だにいきり立つ陰茎を擦って、未だに快楽を求めていた。

 呼吸は絶え絶えに、震える唇に言葉を放つような余裕すらない程、男は壊れてしまった。

 

<もうすでに限界か…ふふっ、まこと面白かったぞ。見ている私もとても興奮してしまった。>

 

 リッチは男に即死魔法を掛けると、男は一抹空気を吸った後、力なく吐き出して、陰茎を握っていた手を床に落とす。

 

 しばらくそそり立っていた精液濡れの男の逸物を見て、リッチはやはりこの男は美しくなった。と満足げに骨を鳴らした。

 

 男の瞳がこの部屋の魔法の明かりを反射しなくなるほど、深い闇に包まれるまでそう時間はかからなかった。

 

 リッチは、しばらく男の死体を見つめていた。

 

 次第にしおれていく逸物、淡い黄銅から白銅へと変わる肌の色や、顔の表情、瞳の暗さ。

 生気を失うその姿も、失った後も、段々と愛おしく思えていた。

 

 しばらく見た後、男の死体を自らの体とするため、少々複雑な魔術に挑むことにした。

 


 

 魔法陣の上に、貴族の男の死体が置かれている。その他の素材も置かれているが、リッチがもともと持っていたものだろう。

 

<これでいいだろう。>

 

 リッチがそう独り言ちると、たった一節唱える。

 

<汝が亡骸を、我が所有物、我が体とする。>

 

 するとどうだろう、リッチの骨の体がバラバラになり、貴族の男の身体の内部に入り込む。

 

 リッチの骨が全て、男の死体に入り込むころには。

 男はリッチになり果てる。

 

「あぁ…懐かしい…懐かしい、肉体の感覚!」

 リッチは少しばかり興奮した。

 

「そうだ…私の新たな名前を、考えねば」

 そう言ってリッチは、右手で顎をさすると何かを思いついたのか、近くの羊皮紙に何か記しながら、しばらく唸った。

 

 そして閃いたように、目を輝かせた。

「そうだ!これでいい!よくある名前だ」

 

 その羊皮紙には最終的にはこう書かれていた。

 

男の名前:ローレンス・サジタリオ

 

 組み換え→ロサリオン・ジーレス  

 名前のみ→ロサリオン       

 数文字削るとどうなる→リオン   

 

「私の新たな名前は、リオン。…まぁ人間の前には今のところはなるべく姿を現さないようにするから、しばらくはこの名前も持ち腐れそうだ」

 

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